【SS】|c||^.- ^||っ||テレビ|| | 「部室に家電を置きましたわ」【ラブライブ!サンシャイン!!】

diaだいや SS


1: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:33:40.83 ID:d0rJRQrT.net
放課後 部室


ガラガラッ

| ||σ.-σ||  ||テレビ|| | <次のニュースです。本日未明、〇〇市で火災があり~


Jノ(qイ σノ_σリっ┃扉 「おっ」


| ||^.- ^||ノ 「あら、果南さん」

Jノ(qイ σノヮσリ 「さっそく見てるね?テレビ」

| ||^.- ^|| 「練習前のヒマツブシに丁度いいですわぁ」

Jノ(qイ σノ。σリ 「どれどれ、どんなテレビなの?」


テクテク ((( Jノ(qイ σノ。σリ  | ||^.- ^||  ||テレビ|| |


「ふむふむ」Jノ(qイ σノ_σリっ||^.- ^ || |「?」 ||テレビ|| |
 
2: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:35:07.83 ID:d0rJRQrT.net
||テレビ|| | <木造二階建ての空家が全焼…


Jノ(qイ σノ_σリ 「19インチくらいかな」

| ||;^.- ^|| 「ええと、17インチですわ」

Jノ(qイ σノヮσリ 「今時のやつと違って分厚いね」

| ||;^.ロ ^|| 「それはまあ、学校の倉庫にあったブラウン管ですから」

||^.ロ ^||b 「ちなみに、地デジチューナーに接続して使っていますのよ」

Jノ(qイ σノ。σリ 「えーと、どこ押せばチャンネル変わるの?」

| ||^.- ^||ノ 「リモコンでしたらそこに…


「ここを押すのかな?」Jノ(qイ σノ。σリっ.ロ ≦||「ひぇ!」
 
3: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:36:02.10 ID:d0rJRQrT.net
|| ゚.ロ ゚;|| | 「いきなり何をなさるんですの!」

Jノ(qイ σノヮσリ 「おっ、変わった。これ何チャンネルだろ」

| ||;´.ロ `|| 「変わったのは私の表情ですわよ、まったく…」

Jノ(qイ σノ_σリっ 「ようし、次はボリュームを

||テレビ|| | <同署は出火の原因を調べるとともに~

Jノ(qイ σノ。σリ 「あれ?まだ火事のニュースが聞こえる」

Jノ(qイ σノoσリ 「ダイヤ~?」

Jノ(qイ σノ0σリ 「チャンネル変えたのに音声そのまんまだよ?」

「ねえダイヤ~」Jノ(qイ σノ。σリっ||テレビ|| | <現場はJR〇〇駅から西に約1km…
 
4: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:36:45.06 ID:d0rJRQrT.net
| ||;^.ロ ^|| 「果南さん、わたくしはこちらですわ」

「ダイヤってば~」Jノ(qイ´σノ。σリっ||||テレビ|| ||| ユサユサ

p||≧.ロ ≦||q 「もう!こっちですったら!」

Jノ(qイ´σノ_σリ 「動かないけど、返事はするんだね」

Jノ(qイ σノ。σリ 「まぁいいや。それでテレビの音声なんだけど…」

| ||;´.- `|| 「そりゃあチャンネルが変わらないと音声も変わりませんよ」
 
6: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:37:35.59 ID:d0rJRQrT.net
Jノ(qイ´σノ_σリ 「あれ?おかしいな。さっき変えたはずなのに」

ツカツカ ((( Jノ(qイ σノ_σリ  ||^.ロ ^;|| | 「な、なんですの…?」

「とりゃ」Jノ(qイ σノ。σリっ.ロ ≦|| |「ちょっ…またぁ!?」

||テレビ|| | <ニュースを終わります…

||テレビ|| | <たらこ たらこ たっぷり たらこ

「うん。今度こそ変わった」Jノ(qイ ^ノ_ ^リ p||≧.ロ ≦;||q|「CMに入っただけですわ、もう!」
 
7: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:38:43.28 ID:d0rJRQrT.net
ガラガラッ 「チャオ~♪」

Jノ(qイ σノヮσリ ノ 「あ、鞠莉。今日もつば広の帽子が似合ってるね」

( ノξイ∂ ヮ∂) ) 「そう?これは>>1が輪っかの表現を諦めた結果で…

( ノξイ∂ _∂) ) 「…と、そんなことより、噂のテレビってこれかしら?」


| || ゚.- ゚|| (嫌な予感!)

( ノξイ∂ 。∂) ) 「どれどれ~」

ジリジリ (((( ノξイ∂ ヮ∂) )っ ((( || ゚.- ゚;|| | アトズサリ

|| ゚.- ゚;|| | (鞠莉さんまで、いったいなんなんですの!)

Σ|| ゚.ロ ゚;|| | (はっ、ひょっとして二人とも、私をテレビだと思って…!?)
 
8: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:39:20.36 ID:d0rJRQrT.net
|| ゚.ロ ゚;|| | 「ストップ鞠莉さん!」

( ノξイ∂ _∂) )っ 「?」 

( ノξイ∂ 。∂) ) 「なあに?ダイヤ」→ ||テレビ|| |

||σ.ロσ;|| | 「果南さんも聞いてください」

||σ.-σ;|| | 「あなたたちが今、私だと思っているものですが」

||σ.ロσ;|| | 「それはテレビであって、テレビの方が私ですわ!」
 
9: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:39:47.15 ID:d0rJRQrT.net
Jノ(qイ σノ_σリ ( ノξイ∂ _∂) ) 「…」

( ノξイ´∂ 。∂) ) 「本当なの?ダイヤ」 ||テレビ|| |

ヽ|| ゚.ロ ゚;||ノ| 「ですから、そっちはテレビだと言ってるじゃありませんか!」

Jノ(qイ´‘ノд‘リ?? ( ノξイ´‘ ω‘) )?? ||`.ロ ´;|| |

p|| ゚.皿 ゚;||q| 「キーッ、この分からず屋さんども!いい加減にs


||テレビ|| | ザーッ

||テレビ|| | <騙されてはなりません
 
10: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:40:35.90 ID:d0rJRQrT.net
Jノ(qイ σノ。σリ ( ノξイ∂ 。∂) ) || ゚.ロ ゚|| |! ||テレビ|| |


||テレビ|| | <彼女…いえ、そこの物体は

||テレビ|| | <先刻、わたくしとひょんなことから立場が入れ替わり

||テレビ|| | <その後自我を持ち、己のことを黒澤ダイヤだと思い込んでいる存在

||≡≡≡|| | ザ-ッ <逆に私の方は、今まで自分がテレビだと思い込まされていました

||^.- ^|| | パッ「しかし、お二人が話しかけてくれたお陰で自己を取り戻せましたわ」

||^.ロ ^ ||э| 「ここまでです。この偽物め」
 
11: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:41:14.65 ID:d0rJRQrT.net
| ||; ゚.- ゚|| 「…」 ||^.- ^ ||э|


| ||; ゚.ロ ゚|| 「なな、なにを言ってるんですか!」

||^.- ^ ||э| 「おかしなことなど何も言ってませんが」

( ノξイ;∂ _∂) ) 「偽物…?」

Jノ(qイ;σノ_σリ 「いったい、どういうことなの?」

| ||; ゚.ロ ゚|| 「こんな戯言、聞く耳を持つ必要ありません」

| ||; ゚.ロ ゚||σ「あいつが偽物ですわ!」 || ゚.- ゚||э|
 
12: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:41:42.99 ID:d0rJRQrT.net
|| ゚.- ゚||э| 「大人しくなさい。あなたに勝ち目はありません」

|| ゚.ロ ゚||э| 「偽物と証明することは容易いのですから」

| ||; ゚.- ゚|| 「たわごとを…」

|| ゚.ロ ゚||э| 「証拠は耳!あなたの耳はどこへ行ったのですか?」

Σ| || ゚.ロ ゚|| 「…!?」

( ノξイ ∂ 。∂) ) 「Ah、そういえば」

Jノ(qイ σノ_σリ 「テレビの方はついてないね」
 
13: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:42:11.60 ID:d0rJRQrT.net
|p|| ゚.ロ ゚||q 「が…っ」

||| || ゚.ロ ゚|||| 「ぐぁ、あぁ、私は、黒澤、黒澤ダイヤ、くろさわダ、ぐぁあ、あっ」

|| ゚.- ゚||э| 「いいえ。テレビです。シャーブ製のブラウン管型で大きさは17インチ」

||| || >.ロ< |||| 「黒澤、くろさわ…黒澤ダイヤ…だいや」

||^.ロ ^ ||э| 「相当自我が揺らいでいますね。そろそろ夢から覚めるときですよ?」

||| || “.ロ “ |||| 「わわわわ、わたくしは、くろささ、くくくて、ててて、てれれれ」

||| ||*;☆”;;||| ばひゅーん 
 
14: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:43:34.74 ID:d0rJRQrT.net
||////|| |  「…」


Jノ(qイ;σノ。σリっ||////|| | ツンツン 「こ、これは…どうなっちゃったんだ…」

( ノξイ;∂ _∂) ) 「壊れたのかしら?」

|c||^.ロ ^|| 「いいえ」

|c||^.- ^||っー ピッ  ||////|| |

||テレビ|| | <クリアアサヒが♪家で冷えてる~♪

|c||^.0^|| 「今の時代、テレビはリモコンで操るものでしてよ」

Jノ(qイ ^ノヮ^リ ( ノξイ ^ ヮ^) ) ♪

|c||τ_τ|| 「例え厚型であろうとも」

Jノ(qイ;∂ノヮ∂リ ( ノξイ;∂ ヮ∂) ) 「…さっきは乱暴な扱いしてごめん」
 
15: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:44:13.36 ID:d0rJRQrT.net
それから


|c||^.- ^|| Jノ(qイ ^ノ_ ^リ ( ノξイ ^ _ ^) )  ||テレビ|| | <明日の降水確率は…


|c||σ.-σ|| 「二人とも、今日は感謝しますわ」

Jノ(qイ σノ。σリ ( ノξイ∂ _∂) ) 「なにゆえ?」

|c||^.ロ ^|| 「あなた方が本物の私に気づいてくれなければ」

|c||^.- ^|| 「私はきっとあのまま、テレビに存在を乗っ取られていたでしょうから…」

|c||^.- ^|| 「これもやはり、幼馴染の絆のなせるワザなのでしょうか」
 
16: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:44:45.24 ID:d0rJRQrT.net
Jノ(qイ´σノ。σリ 「いや、気づくもなにも」

Jノ(qイ´σノ_σリ 「そもそもテレビの方をダイヤだなんて一瞬も思わなかったし」

( ノξイ∂ ヮ∂) ) 「そうね。ごく自然にダイヤのことをダイヤだと思ったわ」

|c||^.ロ ^|| 「まっ!うれしいことおっしゃいますのね?」

Jノ(qイ σノヮσリ 「正直な気持ちだよ」
 
17: (もこりん)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 21:45:15.45 ID:d0rJRQrT.net
( ノξイ`ー ヮー) )b 「つまり、我々の真なるフレンドシップの勝利ってとこかしら」

Jノ(qイ´^ノヮ^リ 「あはは。友情パワーも大したもんだね」

Jノ(qイ`^ノ_ ^リ 「やっぱり、今まで培ってきた信頼がものを言ったのかな?」

( ノξイ∂ ヮ∂) )q 「ええ。きっと絆の深さが力になったのよ」

Jノ(qイ σノヮσリ 「だったら、いつか他のAqoursのみんなともさ…」

( ノξイ > ヮ∂) ) 「私たち三人の仲と同じくらい、かた~い絆を結べたらいいわね♪」

Jノ(qイ ^ノ_ ^リ ( ノξイ ^ ヮ^) ) 「ねっ、ダーイヤ?」 


|c||σ.-σ|| Jノ(qイ ^ノ_ ^リ ( ノξイ ^ ヮ^) )  |[レンジ]| |


|c||´.- `|| 「えぇ、そうですわね…」



 

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1482410020/

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