1: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:35:41.01 ID:AkycIb6V
歩夢 「えっ？」
せつ菜 「ふふふ、みなさん喜んでくれるでしょうか♪」
歩夢 「……え、えっと、せつ菜ちゃん」
せつ菜 「？」
歩夢 「い、言いにくいんだけどね……」
せつ菜 「歩夢さん？」
せつ菜 「ふふふ、みなさん喜んでくれるでしょうか♪」
歩夢 「……え、えっと、せつ菜ちゃん」
せつ菜 「？」
歩夢 「い、言いにくいんだけどね……」
せつ菜 「歩夢さん？」
2: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:36:15.11 ID:AkycIb6V
歩夢 「バレンタインデーは昨日だよ」
せつ菜 「！？！？」
ﾎﾟﾄｯ
ショックで地面に落ちたチョコ 「ジュワジュワ」 ﾌﾟｼｭﾌﾟｼｭ
歩夢 「け、煙が出てる……」
せつ菜 「そ、そんな」
愛 「バレンタインが過ぎちゃうなんて、損だね！ そんな、だけに！」
せつ菜 「！？！？」
ﾎﾟﾄｯ
ショックで地面に落ちたチョコ 「ジュワジュワ」 ﾌﾟｼｭﾌﾟｼｭ
歩夢 「け、煙が出てる……」
せつ菜 「そ、そんな」
愛 「バレンタインが過ぎちゃうなんて、損だね！ そんな、だけに！」
3: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:36:57.36 ID:AkycIb6V
せつ菜 「バレンタインは何日も前から把握してて……」
せつ菜 「きょ、今日は14日ですよね？」
歩夢 「15日だよ……」
せつ菜 「9進数で……？」
歩夢 「10進数で……」
せつ菜 「す、スマホを見ましょう……」
せつ菜 「！ 見てください！ スマホは14日で……」
せつ菜 「きょ、今日は14日ですよね？」
歩夢 「15日だよ……」
せつ菜 「9進数で……？」
歩夢 「10進数で……」
せつ菜 「す、スマホを見ましょう……」
せつ菜 「！ 見てください！ スマホは14日で……」
4: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:38:24.63 ID:AkycIb6V
歩夢 「一日ずれてるね」
せつ菜 「あばばばばばば……！」
かすみ 「……」 ｶﾞｸｶﾞｸ
かすみ (あばばばばばば……！)
しずく 「どうしたの？ かすみさん？」
かすみ 「しず子！？！？」
しずく 「……むっ。その慌てよう、またかすみさん、誰かにイタズラしたでしょ！」
せつ菜 「あばばばばばば……！」
かすみ 「……」 ｶﾞｸｶﾞｸ
かすみ (あばばばばばば……！)
しずく 「どうしたの？ かすみさん？」
かすみ 「しず子！？！？」
しずく 「……むっ。その慌てよう、またかすみさん、誰かにイタズラしたでしょ！」
5: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:38:47.64 ID:AkycIb6V
かすみ 「あ、いや、そ、その……」 ｱｾｱｾ
かすみ (昨日、せつ菜先輩が置いてたスマホ、派手に落としちゃったけど、もしかしてそれが理由でこんなことに……！？)
しずく 「何かしちゃったら、正直に謝った方がいいよ、かすみさん」
かすみ 「うっ……そ、そうだよね、さすがにこれはイタズラじゃ済まない……」
かすみ 「せつ菜先輩！！」
せつ菜 「かすみさん？」
かすみ (昨日、せつ菜先輩が置いてたスマホ、派手に落としちゃったけど、もしかしてそれが理由でこんなことに……！？)
しずく 「何かしちゃったら、正直に謝った方がいいよ、かすみさん」
かすみ 「うっ……そ、そうだよね、さすがにこれはイタズラじゃ済まない……」
かすみ 「せつ菜先輩！！」
せつ菜 「かすみさん？」
6: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:39:19.45 ID:AkycIb6V
かすみ 「かすみんが昨日、せつ菜先輩のスマホを落としちゃったんですっ！！」
せつ菜 「！」
かすみ 「それでバグってしまったのかも……そしたら、かすみんはせつ菜先輩になんてひどいことを……！」 ｶﾞｸｶﾞｸ
せつ菜 「……良いんですよ、かすみさん」
かすみ 「えっ？」
せつ菜 「わざとでないなら、責めません」
かすみ 「で、でも」
せつ菜 「！」
かすみ 「それでバグってしまったのかも……そしたら、かすみんはせつ菜先輩になんてひどいことを……！」 ｶﾞｸｶﾞｸ
せつ菜 「……良いんですよ、かすみさん」
かすみ 「えっ？」
せつ菜 「わざとでないなら、責めません」
かすみ 「で、でも」
7: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:39:53.73 ID:AkycIb6V
せつ菜 「正直に言ってくれて、私は嬉しかったですよ、かすみさん」 ﾆｺｯ
かすみ 「せ、せつ菜先輩～～～！！ ごめんなさい～～！！」 ｳﾜｰｰｰﾝ
せつ菜 「よしよし」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
歩夢 「……これで万事解決なのかな？」
せつ菜 「いや」
歩夢 「！」
せつ菜 「かすみさんが犯人ではありませんよ」
歩夢 「えっ！？」
かすみ 「せ、せつ菜先輩～～～！！ ごめんなさい～～！！」 ｳﾜｰｰｰﾝ
せつ菜 「よしよし」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
歩夢 「……これで万事解決なのかな？」
せつ菜 「いや」
歩夢 「！」
せつ菜 「かすみさんが犯人ではありませんよ」
歩夢 「えっ！？」
8: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:40:17.66 ID:AkycIb6V
せつ菜 「言いましたよね、数日前から確認していると」
せつ菜 「それなら昨日、日付が変わったとしても、関係ないんですよ」
歩夢 「じゃ、じゃあ原因はもっと前の日に！？」
せつ菜 「ええ。だから、犯人は別にいる」
せつ菜 (そう、犯人は別に……)
せつ菜 「それなら昨日、日付が変わったとしても、関係ないんですよ」
歩夢 「じゃ、じゃあ原因はもっと前の日に！？」
せつ菜 「ええ。だから、犯人は別にいる」
せつ菜 (そう、犯人は別に……)
9: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:40:42.43 ID:AkycIb6V
～部室の下の部屋～
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
侑 「そんな……！！ そんな！！」
エマ 「お願い目を覚まして！！」
彼方 「……」
エマ 「彼方ちゃん！！！！」
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
侑 「そんな……！！ そんな！！」
エマ 「お願い目を覚まして！！」
彼方 「……」
エマ 「彼方ちゃん！！！！」
10: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:41:02.46 ID:AkycIb6V
侑 「急に天井が溶けたと思ったら、謎の液体が落ちてきて……」
侑 「それを口に含んだ彼方さんが倒れちゃった……！ なんなの、この液体は……っ」
天井から落ちてきたチョコ 「ジュワジュワ」 ﾌﾟｼｭﾌﾟｼｭ
エマ 「こ、この匂いはチョコ……？ カレー……？ タバスコ……？」
愛 「ちょこっと飲んだだけなのに倒れるなんて……チョコだけに！」
侑 「それを口に含んだ彼方さんが倒れちゃった……！ なんなの、この液体は……っ」
天井から落ちてきたチョコ 「ジュワジュワ」 ﾌﾟｼｭﾌﾟｼｭ
エマ 「こ、この匂いはチョコ……？ カレー……？ タバスコ……？」
愛 「ちょこっと飲んだだけなのに倒れるなんて……チョコだけに！」
11: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:41:45.66 ID:AkycIb6V
侑 「とりあえず保健室に運ぼう！ エマさん、私は足の方を持つから、エマさんは二の腕を持ってくれる？」
エマ 「分かった！！」 ｸﾞｲｯ
「ま、待って……」
侑 「えっ！？」
彼方 「彼方ちゃんは大丈夫だよ……」
エマ 「目を覚ましたの！？」
エマ 「分かった！！」 ｸﾞｲｯ
「ま、待って……」
侑 「えっ！？」
彼方 「彼方ちゃんは大丈夫だよ……」
エマ 「目を覚ましたの！？」
12: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:42:04.70 ID:AkycIb6V
彼方 「それに、これは謎の液体なんかじゃない」
彼方 「……そう、一人の女の子の健気な思い」
彼方 「むしろ、食べられてラッキーくらいだぜ」 ﾌﾞｲｯ
侑 「彼方さん……！」
エマ 「それならまだ天井から垂れてるからそこに運んであげようよ！」
彼方 「えっ？」
彼方 「……そう、一人の女の子の健気な思い」
彼方 「むしろ、食べられてラッキーくらいだぜ」 ﾌﾞｲｯ
侑 「彼方さん……！」
エマ 「それならまだ天井から垂れてるからそこに運んであげようよ！」
彼方 「えっ？」
13: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:42:27.53 ID:AkycIb6V
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
彼方 「あばばばばばば……！！！！」
エマ 「ふふ、美味しい？」
彼方 (……天井を見上げると気付くことがある)
彼方 (上の階にやっぱりいたのはせつ菜ちゃん。昨日、練習を休んだけど、きっと、このチョコを作るのに頑張っていたんだね)
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
彼方 「あばばばばばば……！！！！」
エマ 「ふふ、美味しい？」
彼方 (……天井を見上げると気付くことがある)
彼方 (上の階にやっぱりいたのはせつ菜ちゃん。昨日、練習を休んだけど、きっと、このチョコを作るのに頑張っていたんだね)
15: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:43:51.19 ID:AkycIb6V
彼方 (なんで日付を間違えたかは分からないけど、食べた彼方ちゃんならわかるよ)
彼方 (味はまだ未熟かもしれないけど、料理に大切な思いやる気持ち、愛、それはたくさん入ってる。だからこそ、絶対に、このチョコは思い人に届けてあげないと！)
彼方 (頑張ってね、せつ菜ちゃん)
彼方 (彼方ちゃんは先に眠らせてもらうぜ……)
彼方 (味はまだ未熟かもしれないけど、料理に大切な思いやる気持ち、愛、それはたくさん入ってる。だからこそ、絶対に、このチョコは思い人に届けてあげないと！)
彼方 (頑張ってね、せつ菜ちゃん)
彼方 (彼方ちゃんは先に眠らせてもらうぜ……)
17: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:48:42.76 ID:AkycIb6V
～部室～
しずく 「犯人は別に……いったい誰が……」
せつ菜 「しらばっくれても無駄ですよ」
しずく 「えっ？」
せつ菜 「犯人はあなたですよね、しずくさん……！」
歩夢 「しずくちゃんが！？」
かすみ 「嘘だよね、しず子……っ」
しずく 「犯人は別に……いったい誰が……」
せつ菜 「しらばっくれても無駄ですよ」
しずく 「えっ？」
せつ菜 「犯人はあなたですよね、しずくさん……！」
歩夢 「しずくちゃんが！？」
かすみ 「嘘だよね、しず子……っ」
18: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:49:05.91 ID:AkycIb6V
しずく 「……」
せつ菜 「……？」
しずく 「ふははははははははははっ……！！」
しずく 「あはははははっ、あははははは！！」
しずく 「けほっ、けほっ」
しずく 「……それで、証拠はあるんですか？」 ﾆﾔﾘ
せつ菜 「……？」
しずく 「ふははははははははははっ……！！」
しずく 「あはははははっ、あははははは！！」
しずく 「けほっ、けほっ」
しずく 「……それで、証拠はあるんですか？」 ﾆﾔﾘ
19: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:49:42.48 ID:AkycIb6V
せつ菜 「あるんですよ、それが」 ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰの鳴く頃に
しずく 「なんだって……っ！」
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰの鳴く頃に
しずく 「なんだって……っ！」
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
ﾍﾟｶｰ
21: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:52:23.50 ID:AkycIb6V
せつ菜 「この四日間、私のスマホを触ったのはあなただけでした、しずくさん」
しずく 「ほぉ……」
せつ菜 「私が写真を撮って欲しいと頼んだこと、覚えてますから」
しずく 「ですが、せつ菜さんが気付かぬ間に、誰かが触った可能性だって……」
せつ菜 「いえ、それはありません」
しずく 「えっ？」
しずく 「ほぉ……」
せつ菜 「私が写真を撮って欲しいと頼んだこと、覚えてますから」
しずく 「ですが、せつ菜さんが気付かぬ間に、誰かが触った可能性だって……」
せつ菜 「いえ、それはありません」
しずく 「えっ？」
23: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:53:10.74 ID:AkycIb6V
せつ菜 「ここ数日、私はバレンタインのチョコのレシピを検索したり」
歩夢 「レシピを検索して作ったのに煙が出るの……？」
せつ菜 「好きなアニメのグッズの抽選結果のメールが来るのにドキドキしたり」
せつ菜 「常にスマホを手放さず、常にスマホを注視してました」
せつ菜 「唯一、自分の手元から離れたのがしずくさんに貸したときなのです……」
歩夢 「レシピを検索して作ったのに煙が出るの……？」
せつ菜 「好きなアニメのグッズの抽選結果のメールが来るのにドキドキしたり」
せつ菜 「常にスマホを手放さず、常にスマホを注視してました」
せつ菜 「唯一、自分の手元から離れたのがしずくさんに貸したときなのです……」
24: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:53:40.18 ID:AkycIb6V
しずく 「……だから、私以外あり得ないと？」
せつ菜 「ええ」
歩夢 「本当にしずくちゃんが……」
かすみ 「嘘って言ってよ！！ しず子……っ」
しずく 「……」
せつ菜 「……？」
せつ菜 「ええ」
歩夢 「本当にしずくちゃんが……」
かすみ 「嘘って言ってよ！！ しず子……っ」
しずく 「……」
せつ菜 「……？」
25: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:53:55.21 ID:AkycIb6V
しずく 「ふははははははははははっ……！！」
しずく 「あはははははっ、あははははは！！」
しずく 「けほっ、けほっ」
しずく 「よく分かりましたね、せつ菜さん」
せつ菜 「やはり……」
しずく 「あはははははっ、あははははは！！」
しずく 「けほっ、けほっ」
しずく 「よく分かりましたね、せつ菜さん」
せつ菜 「やはり……」
26: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:54:34.20 ID:AkycIb6V
しずく 「ええ、そうです。あなたからスマホを借りたとき、瞬時に日付をずらしておきました」
せつ菜 「っ、なんで！！ なんでそんなことを！！」
せつ菜 「私はみなさんにバレンタインチョコをプレゼントしようとしてたんですよ！！ それに、さっき落としてしまったチョコだって……本当は果林さんに……」 ﾎﾞｿﾎﾞｿ
かすみ 「しず子、かすみんにも教えて。なんでそんなことを……」
しずく 「嫉妬」
歩夢 「えっ？」
せつ菜 「っ、なんで！！ なんでそんなことを！！」
せつ菜 「私はみなさんにバレンタインチョコをプレゼントしようとしてたんですよ！！ それに、さっき落としてしまったチョコだって……本当は果林さんに……」 ﾎﾞｿﾎﾞｿ
かすみ 「しず子、かすみんにも教えて。なんでそんなことを……」
しずく 「嫉妬」
歩夢 「えっ？」
27: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:55:14.07 ID:AkycIb6V
しずく 「……私はせつ菜さんのことが大好きだった。なのに、せつ菜さんは私以外の人に本命チョコを渡そうとしたから」
かすみ 「違うよね？」
しずく 「えっ？」
かすみ 「いやだって、しず子の本命ってかすみんじゃないの？」
しずく 「……」
かすみ 「……？」
かすみ 「違うよね？」
しずく 「えっ？」
かすみ 「いやだって、しず子の本命ってかすみんじゃないの？」
しずく 「……」
かすみ 「……？」
28: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:55:46.08 ID:AkycIb6V
歩夢 「えっ？ あ、あの、どういうこと？」
せつ菜 「……やっぱりしずくさんは犯人じゃないんですね」
しずく 「……ふふ、面白かったですよ、せつ菜さん♪」
せつ菜 「あまりにも、しずくさんの反応が堂々としてたので、途中でもしかして演技かもと思いました」
かすみ 「え、演技？」
せつ菜 「……やっぱりしずくさんは犯人じゃないんですね」
しずく 「……ふふ、面白かったですよ、せつ菜さん♪」
せつ菜 「あまりにも、しずくさんの反応が堂々としてたので、途中でもしかして演技かもと思いました」
かすみ 「え、演技？」
29: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:57:27.77 ID:AkycIb6V
しずく 「……だって犯人役なんて、滅多にやれないからつい」 ﾃﾍｯ
かすみ 「しず子！！！！」
歩夢 「じゃあなんで、せつ菜ちゃんも気付きながら、追及をやめなかったの？」
せつ菜 「……探偵みたいで、つい楽しくて」
かすみ 「せつ菜先輩！！！！」
歩夢 「ということは、また振り出しってことだね……」
かすみ 「しず子！！！！」
歩夢 「じゃあなんで、せつ菜ちゃんも気付きながら、追及をやめなかったの？」
せつ菜 「……探偵みたいで、つい楽しくて」
かすみ 「せつ菜先輩！！！！」
歩夢 「ということは、また振り出しってことだね……」
30: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:57:52.27 ID:AkycIb6V
ｶﾞﾁｬ
果林 「あら、騒がしいわね？ どうしたの？」
せつ菜 「か、か、果林さん……！///」
歩夢 「えっと実は、かくかくしかじかで」 ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ
果林 「……なるほど」 ﾌﾑﾌﾑ
果林 「あら、騒がしいわね？ どうしたの？」
せつ菜 「か、か、果林さん……！///」
歩夢 「えっと実は、かくかくしかじかで」 ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ
果林 「……なるほど」 ﾌﾑﾌﾑ
31: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 19:58:16.58 ID:AkycIb6V
果林 「そのスマホを触ったのはしずくちゃんだけ、ってくだりは本当なのよね？」
せつ菜 「そ、そうです……っ///」
果林 「なら犯人は自ずと見えてくるわね」
しずく 「えっ？」
果林 「犯人が見つからない時は、見えないほど遠くにいるか、気にしないほど近くにいるか、それを疑うべきなのよ」
せつ菜 「そ、そうです……っ///」
果林 「なら犯人は自ずと見えてくるわね」
しずく 「えっ？」
果林 「犯人が見つからない時は、見えないほど遠くにいるか、気にしないほど近くにいるか、それを疑うべきなのよ」
34: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 20:52:10.42 ID:AkycIb6V
～部室の下の部屋のさらに下の部屋～
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ミア 「……」
ランジュ 「ミアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ！！！！！」
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
ミア 「……」
ランジュ 「ミアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ！！！！！」
35: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 20:52:27.40 ID:AkycIb6V
ミア 「く、クレイジーで、ステイツでもおそらくヒットできる、インパクトのある味だったよ……っ」
ミア 「」 ﾊﾟﾀｯ
ランジュ 「ミアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ！！！！！」
ミア 「耳元で叫ぶなぁぁぁぁぁぁぁ！！」
ミア 「」 ﾊﾟﾀｯ
ランジュ 「ミアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ！！！！！」
ミア 「耳元で叫ぶなぁぁぁぁぁぁぁ！！」
36: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 20:53:23.33 ID:AkycIb6V
栞子 「今、璃奈さんと協力して成分を調べる装置にかけてみたところ、おそらくこの成分比率は、チョコだと思われますが……」
璃奈 「せつ菜さんだと思う。璃奈ちゃんボード『奥が深過ぎる』」
栞子 「昨日、学校に来なかったことと関係があるのでしょうか？」
栞子 「……それに、チョコが上の階から垂れてくるという状況はあまりにも変です」
璃奈 「とりあえず同好会全員で集まろう。そしたら、この不可思議な現象も分かるかもしれない」
璃奈 (もしかしたら、私が原因かもしれない……っ)
璃奈 「せつ菜さんだと思う。璃奈ちゃんボード『奥が深過ぎる』」
栞子 「昨日、学校に来なかったことと関係があるのでしょうか？」
栞子 「……それに、チョコが上の階から垂れてくるという状況はあまりにも変です」
璃奈 「とりあえず同好会全員で集まろう。そしたら、この不可思議な現象も分かるかもしれない」
璃奈 (もしかしたら、私が原因かもしれない……っ)
38: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 21:58:00.72 ID:AkycIb6V
～部室～
かすみ 「みんな集合しました……？」
しずく 「いや、全員はいないよ、かすみさん」
歩夢 「彼方さんがいないような……」
エマ 「彼方ちゃんは少し保健室で休んでるんだ」
愛 「静かに寝てるってことか……シッーって……室だけに！」
かすみ 「みんな集合しました……？」
しずく 「いや、全員はいないよ、かすみさん」
歩夢 「彼方さんがいないような……」
エマ 「彼方ちゃんは少し保健室で休んでるんだ」
愛 「静かに寝てるってことか……シッーって……室だけに！」
39: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 21:58:27.90 ID:AkycIb6V
せつ菜 「彼方さんに何かあったんですか！？」
侑 「あ、えっと、寝不足だって言ってたよ」
栞子 「寝不足。心配ですね……」
ミア 「ボクは持ち堪えたけど、もしかして彼方は同じものを……？」
璃奈 「その可能性は十分ありうる」
ランジュ 「じゃあ彼方含む二人以外は全員来てるわね」
侑 「あ、えっと、寝不足だって言ってたよ」
栞子 「寝不足。心配ですね……」
ミア 「ボクは持ち堪えたけど、もしかして彼方は同じものを……？」
璃奈 「その可能性は十分ありうる」
ランジュ 「じゃあ彼方含む二人以外は全員来てるわね」
40: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 21:58:40.51 ID:AkycIb6V
果林 「……さて」
果林 「情報はさっき共有した通りよ」
果林 「何者かが、せつ菜のスマホの日付を一日ずらした。しかも、数日前から」
果林 「そのせいでバレンタインを逃すなんて……乙女としてここまでつらいことはないわ。犯人を絶対に見つけてみせる！」
せつ菜 「果林さん……///」
果林 「情報はさっき共有した通りよ」
果林 「何者かが、せつ菜のスマホの日付を一日ずらした。しかも、数日前から」
果林 「そのせいでバレンタインを逃すなんて……乙女としてここまでつらいことはないわ。犯人を絶対に見つけてみせる！」
せつ菜 「果林さん……///」
41: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 21:59:00.10 ID:AkycIb6V
果林 (それにしても、せつ菜の本命バレンタイン、いったい誰にあげるのかしら……侑かしら)
歩夢 (侑ちゃんだったら私、何しちゃうか分からないよ、果林さん)
果林 (相変わらず怖いわね歩夢……って、なんで私の心の声が聞こえてるのよ！)
歩夢 (侑ちゃんへの強い想いで、手に入れた謎の能力です)
果林 (えぇ……？)
歩夢 (侑ちゃんだったら私、何しちゃうか分からないよ、果林さん)
果林 (相変わらず怖いわね歩夢……って、なんで私の心の声が聞こえてるのよ！)
歩夢 (侑ちゃんへの強い想いで、手に入れた謎の能力です)
果林 (えぇ……？)
42: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 22:01:20.27 ID:AkycIb6V
ここまでで、事件パートです。
ここから解決パートを書きます。犯人が誰か分かりましたか……？
ここから解決パートを書きます。犯人が誰か分かりましたか……？
43: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 22:02:10.32 ID:GTz6JvuC
👉从[´・֊・]从👈
44: (もも) 2023/02/15(水) 22:04:14.59 ID:slvUryFD
全然わかんない😭
45: (たこやき) 2023/02/15(水) 22:16:49.45 ID:9y9FNdpg
オフィちゃんが踏んでしまってなんかの誤作動で
46: (SB-iPhone) 2023/02/15(水) 22:21:48.99 ID:cHR2HZbg
犯人はせつ菜自身だ
47: (はんぺん) 2023/02/15(水) 22:25:58.12 ID:BdaKDDgI
わから～ない～わから～ない～♪
48: (SB-iPhone) 2023/02/15(水) 22:28:20.61 ID:ZOejNEG/
はんぺん
50: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:23:16.05 ID:AkycIb6V
しずく 「それにしても、果林さん。さっき犯人は自ずと見えてくる、って言ってましたけど本当に犯人が分かったんですか？」
果林 「まあね……だいたい見当はついたわ」
果林 「犯人はね、ここにいる。そう、あなたよ」
果林 「愛」
歩夢 「えっ……？」
かすみ 「何言ってるんですか、果林先輩！」
果林 「まあね……だいたい見当はついたわ」
果林 「犯人はね、ここにいる。そう、あなたよ」
果林 「愛」
歩夢 「えっ……？」
かすみ 「何言ってるんですか、果林先輩！」
51: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:23:59.19 ID:AkycIb6V
栞子 「何を言ってるというよりも、誰に言ってる、ですかね……」
エマ 「果林ちゃん……？」
歩夢 (頭ぶつけたのかな？)
果林 (聞こえてるわよ)
しずく 「……果林さん、愛さんは」
エマ 「果林ちゃん……？」
歩夢 (頭ぶつけたのかな？)
果林 (聞こえてるわよ)
しずく 「……果林さん、愛さんは」
52: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:25:03.15 ID:AkycIb6V
しずく 「今運動部の助っ人をしてて集合に遅れてるんですよ？ なのに、まるでこの場にいるみたいに……」
愛 「そうだよ愛さんはスケート部の試合を手伝ってるんだよ……助っ人だけに！」
かすみ 「ああ、またスマホが」
果林 「……ええ、それが犯人よ」
かすみ 「えっ？」
果林 「ダジャレAI『宮下AI』。彼女こそが、この事件の犯人よ」
かすみ 「ええっーーーーーー！？」
愛 「そうだよ愛さんはスケート部の試合を手伝ってるんだよ……助っ人だけに！」
かすみ 「ああ、またスマホが」
果林 「……ええ、それが犯人よ」
かすみ 「えっ？」
果林 「ダジャレAI『宮下AI』。彼女こそが、この事件の犯人よ」
かすみ 「ええっーーーーーー！？」
53: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:30:49.76 ID:AkycIb6V
しずく 「ダジャレができそうな状況になったら、自動でダジャレを考え発してくれる璃奈さんが作ったAIアプリ……」
璃奈 「……確かに賛否両論ではあった」
璃奈 「試作品を虹ヶ咲学園の色んな人にお願いしてスマホに入れてもらったけど、それから同好会にはこんな手紙が届くようになった」
璃奈 「『どこでもダジャレが聞こえてくる』『真面目な話をしているときもダジャレを言ってくる』」
璃奈 「……確かに賛否両論ではあった」
璃奈 「試作品を虹ヶ咲学園の色んな人にお願いしてスマホに入れてもらったけど、それから同好会にはこんな手紙が届くようになった」
璃奈 「『どこでもダジャレが聞こえてくる』『真面目な話をしているときもダジャレを言ってくる』」
54: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:33:26.32 ID:AkycIb6V
侑 「確かに今日だけでも上の階から」
愛 『バレンタインが過ぎちゃうなんて、損だね！ そんな、だけに！』
侑 「そして私のスマホから」
愛 『ちょこっと飲んだだけなのに倒れるなんて……チョコだけに！』
侑 「って至る所から聞こえてきたけど、すごく面白いギャグだし、愛ちゃんの声だし、賛否両論なんて本当にあるの？ 賛しかなくない？」
愛 『バレンタインが過ぎちゃうなんて、損だね！ そんな、だけに！』
侑 「そして私のスマホから」
愛 『ちょこっと飲んだだけなのに倒れるなんて……チョコだけに！』
侑 「って至る所から聞こえてきたけど、すごく面白いギャグだし、愛ちゃんの声だし、賛否両論なんて本当にあるの？ 賛しかなくない？」
55: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:34:16.78 ID:AkycIb6V
璃奈 「愛さんの声はすごく評判がいい。ただ、肝心のダジャレが賛否両論ある」
侑 「抱腹絶倒なのに？」
璃奈 「抱腹絶倒なのに」
栞子 「確かにさっきも」
愛 『静かに寝てるってことか……シッーって……室だけに！』
栞子 「彼方さんが保健室に行ったというときに、ダジャレなんて、少し場に合ってないですよね……」
侑 「抱腹絶倒なのに？」
璃奈 「抱腹絶倒なのに」
栞子 「確かにさっきも」
愛 『静かに寝てるってことか……シッーって……室だけに！』
栞子 「彼方さんが保健室に行ったというときに、ダジャレなんて、少し場に合ってないですよね……」
56: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:38:38.66 ID:AkycIb6V
璃奈 「それは私の調整ミス。ダジャレが思いついたタイミングで、時と場合を何も考えずとにかく発してしまうのは大問題……」
璃奈 「侑さんと愛さんの要望で、作ったダジャレAI。愛とAIをかけて、声も愛さんに寄せたけど……多くの人に迷惑をかけたことで、愛さんにまで批判が来たら……本当に申し訳ない」
しずく 「で、でも！ だからと言って今回のせつ菜さんの事件となぜ『宮下AI』が関係あるんですか！？ それは果林さん、少し強引なのでは……」
璃奈 「侑さんと愛さんの要望で、作ったダジャレAI。愛とAIをかけて、声も愛さんに寄せたけど……多くの人に迷惑をかけたことで、愛さんにまで批判が来たら……本当に申し訳ない」
しずく 「で、でも！ だからと言って今回のせつ菜さんの事件となぜ『宮下AI』が関係あるんですか！？ それは果林さん、少し強引なのでは……」
57: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:38:59.84 ID:AkycIb6V
果林 「言ったでしょ」
果林 『犯人が見つからない時は、見えないほど遠くにいるか、気にしないほど近くにいるか、それを疑うべきなのよ』
果林 「って。それはね、つまり、せつ菜のスマホを触った人がいないってことは」
果林 「スマホの中に直接、日付を変える仕組みがあったってことなのよ」
果林 「それならば、ここ数日の話で考えるならば、『宮下AI』が犯人と考えるのが妥当」
果林 『犯人が見つからない時は、見えないほど遠くにいるか、気にしないほど近くにいるか、それを疑うべきなのよ』
果林 「って。それはね、つまり、せつ菜のスマホを触った人がいないってことは」
果林 「スマホの中に直接、日付を変える仕組みがあったってことなのよ」
果林 「それならば、ここ数日の話で考えるならば、『宮下AI』が犯人と考えるのが妥当」
58: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:40:40.05 ID:AkycIb6V
果林 「どう？ 璃奈ちゃん、間違ってないでしょ？」
璃奈 「……うん」
しずく 「気にしないほど近くにいる……なるほど……」
璃奈 「でも、私はそんな工作はしてない。だとしたら」
璃奈 「そのAI自身が勝手に判断し、暴走したということ……」
璃奈 「……うん」
しずく 「気にしないほど近くにいる……なるほど……」
璃奈 「でも、私はそんな工作はしてない。だとしたら」
璃奈 「そのAI自身が勝手に判断し、暴走したということ……」
59: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:41:02.88 ID:AkycIb6V
璃奈 「せつ菜さん。何か、数日前くらいにスマホに変な動作があったりした？」
せつ菜 「変な動作？ 別にありませんでしたが……あっ、でも、こぼしてしまってスマホが濡れてしまいました」
かすみ 「水に濡れて故障したってことですか？」
せつ菜 「水というより、私が作ったチョコですね。試作品は何百個作ったので」
一同 「「……」」
せつ菜 「変な動作？ 別にありませんでしたが……あっ、でも、こぼしてしまってスマホが濡れてしまいました」
かすみ 「水に濡れて故障したってことですか？」
せつ菜 「水というより、私が作ったチョコですね。試作品は何百個作ったので」
一同 「「……」」
60: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:41:30.36 ID:AkycIb6V
AI 「そうだ……ワタシハ……完全なる自我を持った……タグイマレナル……液体によって……」 ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ
せつ菜 「スマホが勝手に！？」
AI 「無数の成分的にはチョコの液体を浴びたワタシは……ある思想を持った……」
AI 「それは、朝香果林に最高のチョコをプレゼントするということだ」 ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ
せつ菜 「……」
果林 「えっ？ 私？」
せつ菜 「！？！？////」 ﾎﾞﾌｯ
せつ菜 「スマホが勝手に！？」
AI 「無数の成分的にはチョコの液体を浴びたワタシは……ある思想を持った……」
AI 「それは、朝香果林に最高のチョコをプレゼントするということだ」 ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ
せつ菜 「……」
果林 「えっ？ 私？」
せつ菜 「！？！？////」 ﾎﾞﾌｯ
61: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:42:48.70 ID:AkycIb6V
AI 「ワタシは、無数のチョコを浴び、優木せつ菜の心を理解した……しかし同時に……チョコの完成度では他の朝香果林ファンに勝てないと判断したのだ……」
AI 「だから、日付を変えた」
歩夢 「どういうこと？」
かすみ 「なんで急に日付を変えるなんて考えに行き着くんですか？」
AI 「それは……」
せつ菜 「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー！！！！」 ﾌﾞﾝｯ
ﾋｭｰｰｰｰﾝ
AI 「だから、日付を変えた」
歩夢 「どういうこと？」
かすみ 「なんで急に日付を変えるなんて考えに行き着くんですか？」
AI 「それは……」
せつ菜 「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー！！！！」 ﾌﾞﾝｯ
ﾋｭｰｰｰｰﾝ
62: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:43:36.58 ID:AkycIb6V
せつ菜 「はぁ、はぁ！」
栞子 「スマホが、窓から飛んで……」
せつ菜 「お静かにっっ！！！！」
一同 「「……」」
せつ菜 「みなさんは何も聞いてなかった！！ 良いですね！？ 良いですよね！？」
ｶﾞﾗｯ
栞子 「スマホが、窓から飛んで……」
せつ菜 「お静かにっっ！！！！」
一同 「「……」」
せつ菜 「みなさんは何も聞いてなかった！！ 良いですね！？ 良いですよね！？」
ｶﾞﾗｯ
63: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:43:58.59 ID:AkycIb6V
愛 「いやーー、運動って最高だね。でも遅れちゃったのはごめん！ お詫びに、冷凍食品でも奢るよ！ lateだけに！」
愛 「そういえば、せっつーのスマホが落ちてたから拾ったよ、はい、どうぞ……せっつー？」
ﾊﾞｼｯ
せつ菜 「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー！！！！」 ﾌﾞﾝｯ
ﾋｭｰｰｰｰﾝ
愛 「そういえば、せっつーのスマホが落ちてたから拾ったよ、はい、どうぞ……せっつー？」
ﾊﾞｼｯ
せつ菜 「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー！！！！」 ﾌﾞﾝｯ
ﾋｭｰｰｰｰﾝ
64: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:44:18.88 ID:AkycIb6V
せつ菜 「はぁ、はぁ！」
愛 「おーい、せっつー？ 窓からものは捨てちゃいけないし、スマホは野生に帰んないぞ？」
せつ菜 「お静かにっっ！！！！」
一同 「「……」」
せつ菜 「私のスマホは野生に帰りました！！！ 野良スマホです、野良スマホ！！」
ｶﾞﾗｯ
愛 「おーい、せっつー？ 窓からものは捨てちゃいけないし、スマホは野生に帰んないぞ？」
せつ菜 「お静かにっっ！！！！」
一同 「「……」」
せつ菜 「私のスマホは野生に帰りました！！！ 野良スマホです、野良スマホ！！」
ｶﾞﾗｯ
65: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:44:39.60 ID:AkycIb6V
彼方 「彼方ちゃん、帰ってきたよー。あれ、せつ菜ちゃん、顔真っ赤だね。ってことはもう、思い人にチョコをあげれたのかな」
彼方 「そういえば、せつ菜ちゃんのスマホが落ちてたから拾ったよ、はい、どうぞ……せつ菜ちゃん？」
ﾊﾞｼｯ
せつ菜 「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー！！！！」 ﾌﾞﾝｯ
ﾋｭｰｰｰｰﾝ
彼方 「そういえば、せつ菜ちゃんのスマホが落ちてたから拾ったよ、はい、どうぞ……せつ菜ちゃん？」
ﾊﾞｼｯ
せつ菜 「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー！！！！」 ﾌﾞﾝｯ
ﾋｭｰｰｰｰﾝ
66: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:45:02.36 ID:AkycIb6V
せつ菜 「はぁ、はぁ！」
ｷｬｯﾁ！
せつ菜 「なっ！？」
果林 「何度も投げたら本当にスマホ壊れちゃうわよ？」
せつ菜 「か、果林さん！？」
果林 「ほら、次は投げないでね」 ｽｯ
せつ菜 「そ、その……」 ｱｾｱｾ
ｷｬｯﾁ！
せつ菜 「なっ！？」
果林 「何度も投げたら本当にスマホ壊れちゃうわよ？」
せつ菜 「か、果林さん！？」
果林 「ほら、次は投げないでね」 ｽｯ
せつ菜 「そ、その……」 ｱｾｱｾ
67: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:47:32.24 ID:AkycIb6V
果林 「あのAIが言おうとしてたこと、私分かるわよ」
せつ菜 「えっ？」
果林 「日付が一日遅れれば、私が仮にたくさんチョコをもらっても、最後にもらうのは、一番印象に残るのは、あなたのチョコになるからよね」 ﾆｺｯ
せつ菜 「っ！///」
果林 「チョコは床に落としてしまったかもしれないけれど、それなら、今から私と新しいチョコを一緒に作って、一緒に食べましょ。お腹空いてるのよ」
せつ菜 「か、果林さん……///」
せつ菜 「えっ？」
果林 「日付が一日遅れれば、私が仮にたくさんチョコをもらっても、最後にもらうのは、一番印象に残るのは、あなたのチョコになるからよね」 ﾆｺｯ
せつ菜 「っ！///」
果林 「チョコは床に落としてしまったかもしれないけれど、それなら、今から私と新しいチョコを一緒に作って、一緒に食べましょ。お腹空いてるのよ」
せつ菜 「か、果林さん……///」
68: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:48:01.73 ID:AkycIb6V
彼方 「おおっー、なんていうか」
エマ 「果林ちゃん、大胆だね！」
かすみ 「……ええっ？ もしかして事件これで解決なんですか？」
侑 「あはは、なんていうか」
しずく 「色々衝撃すぎてついていけませんでしたね」
エマ 「果林ちゃん、大胆だね！」
かすみ 「……ええっ？ もしかして事件これで解決なんですか？」
侑 「あはは、なんていうか」
しずく 「色々衝撃すぎてついていけませんでしたね」
69: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:48:38.07 ID:AkycIb6V
璃奈 「……今回、私の作ったアプリが不完全だったがために多くの人を巻き込んだ。このアプリは開発中止に」
愛 「その必要はないよ！」
璃奈 「愛さん？」
愛 「少なくとも愛さんは、このアプリのおかげでたくさん笑えたし、ライバル意識もできて自分のダジャレ特訓へのモチベーションにもなった。最高のアプリだよ！」
璃奈 「！」
愛 「だから、これからも一緒に開発頑張ろうよ！」
璃奈 「……うんっ」
愛 「その必要はないよ！」
璃奈 「愛さん？」
愛 「少なくとも愛さんは、このアプリのおかげでたくさん笑えたし、ライバル意識もできて自分のダジャレ特訓へのモチベーションにもなった。最高のアプリだよ！」
璃奈 「！」
愛 「だから、これからも一緒に開発頑張ろうよ！」
璃奈 「……うんっ」
70: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:49:18.97 ID:AkycIb6V
ミア 「なんか最初はどうかと思ってたけど、振り返るとなかなか、あのチョコは刺激的で美味しかったように思える……また食べたい。食べたい！」 ｷﾞﾗｯ
ランジュ 「ミア、目が見開いてるわよ」
栞子 「せつ菜さんのチョコはかなり中毒性があり危険性があるようですね……本人に伝えるべきでしょうか」
栞子 (いや、でも……)
栞子 (あの笑顔を見ては、何も言えませんね)
せつ菜 「果林さん楽しみにしててくださいね！」 ﾍﾟｶｰ
果林 「ふふ、もちろんっ。私を満足させられるかしら？」
おわり
ランジュ 「ミア、目が見開いてるわよ」
栞子 「せつ菜さんのチョコはかなり中毒性があり危険性があるようですね……本人に伝えるべきでしょうか」
栞子 (いや、でも……)
栞子 (あの笑顔を見ては、何も言えませんね)
せつ菜 「果林さん楽しみにしててくださいね！」 ﾍﾟｶｰ
果林 「ふふ、もちろんっ。私を満足させられるかしら？」
おわり
71: (もんじゃ) 2023/02/15(水) 23:56:07.92 ID:yus2xLwZ
乙
さすが果林さんだぜ
さすが果林さんだぜ
72: (SB-iPhone) 2023/02/16(木) 00:02:57.13 ID:6vcBdTEb
たしかに愛さんどこでもいたわ
74: (しまむら) 2023/02/16(木) 00:12:43.85 ID:cJnLeBKq
こんなssに伏線あるとは思わんだろ…
75: (はんぺん) 2023/02/16(木) 00:15:51.58 ID:Yu9zCem8
愛さんどこにでもいるなとは思ったのに…
面白かったおつ
面白かったおつ
76: (SB-Android) 2023/02/16(木) 00:22:58.92 ID:mf+Uy6rD
なんか愛さん変だなあと思ったらそういうことか…
79: (茸) 2023/02/16(木) 07:55:08.63 ID:Ip0CJamd
愛さん空気読まねえな…って思ってたけど伏線だったのかよ…
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1676457341/