侑「私もしずくちゃんが大好きだから！！」しずく「！？///」【SS】

前回の虹ヶ咲！！！ﾁｬﾝ!

侑「ときめいちゃう～！！」遥「！？///」彼方「っ！？」ｶﾞﾀｯ

http://itest.2ch.net/fate/test/read.cgi/lovelive/1606313110



侑「遥ちゃん！ほんっとうに最高だったよ！！！もう私、ときめいちゃう～！！//」ｷﾞｭｯ

遥「！？///」

彼方「っ！？」ｶﾞﾀｯ


ーー彼方ちゃん、遥ちゃんが侑ちゃんのこと好きなんだと勘違いしちゃって…だからその恋を応援しようと思ってたんだけど･･･


遥（お姉ちゃん！お姉ちゃんの恋、私が叶えてみせるからね！）

彼方（遥ちゃん！遥ちゃんの恋、彼方ちゃんが叶えてみせるから！）


ーーどうやら遥ちゃんも同じ様に思ってたみたいで何故か姉妹同士でお互いに恋を応援するという形に…あはは〜

ーーでも、そんないざこざを続けてるうちに･･･


侑「彼方お姉ちゃん、大好きだよ♪」ﾆｺｯ

彼方「！？//」ﾄﾞｷｯ

侑「褒め足りないくらいだよ！私、そんな頑張り屋さんな彼方さんが大好きだもん♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

彼方「～～～！///」ｶｧｧｧ


ーー何故か彼方ちゃんの方がドキドキさせられちゃって･･･//

ーーその後、遥ちゃんの恋は彼方ちゃんの勘違いだったってことが分かって･･･


彼方「え？遥ちゃんは侑ちゃんのことが好きなんでしょ？」

遥「えええぇ！？違うよ！？」


ーーだから彼方ちゃんなりの大好きを、侑ちゃんに伝えたんだ


彼方「彼方ちゃん、侑ちゃんのこと大好き！…スクールアイドルも遥ちゃんも大好き！」

彼方「彼方ちゃん、欲張りさんなのはわかってる…分かってるから…！」

彼方「今は恋人になってなんて言わないよ？だからこれからも、こんなワガママな彼方ちゃんの傍に一緒にいてくれるかな･･･？」

侑「うん！こちらこそ！これからも、大好きな彼方さんを、1番傍で応援させてね？」


ーーそして、2つのトキメキを叶える為に頑張り続ける彼方ちゃんと9人の物語は、今日も続いていくよ〜♪

ーーアニメ8話、1年生組のシーンから抜粋ーー


かすみ「私たち応援するし！」

かすみ「それにもし、しず子が落ち込んでるなら話を聞くぐらい･･･」


しずく「大丈夫！心配しないで？私は平気だから、2人ともありがとう」ﾆｺｯ


璃奈「しずくちゃん･･･」


しずく「今日はもう帰らなくちゃ、じゃあね？」ｽﾀｽﾀ


璃奈・かすみ「・・・」


ー
ーー


しずく「・・・」ｽﾀｽﾀ


しずく（出来ないよ、さらけ出すなんて･･･）

しずく（嫌い…こんな私･･･）


侑「しずくちゃん！！」


しずく「！？」ﾋﾞｸｯ!

しずく「ゆ、侑さん！？どうしてここに･･･？」

侑「はぁ…はぁ…かすみちゃんからしずくちゃんがなんか変だったって連絡が来て･･･」

侑「ヴィーナスフォートの近くって聞いたから、その近くかな〜って」


しずく「そんな…わざわざ走ってまで･･･」


かすみ「しず子！見つけた！！」


しずく「かすみさん･･･」


かすみ「って！侑先輩！？わざわざここまで来てくれたんですか！？」


侑「あはは…いても立ってもいられなくなっちゃって」

侑「しずくちゃん！何か心配なことでもあるの？私もかすみちゃんも相談に乗るよ？なんでも言って？」


かすみ「そうだよしず子！さっきも言ったけど、話してくれたらかすみん達も･･･」


しずく「えっと…私は･･･」

かすみ「もう〜！しず子の頑固者！！悩んでるならハッキリ言ってよ！」


侑「まあまあ、かすみちゃん落ち着いて･･･ｱﾊﾊ」

侑「言いたくないなら別に無理にとは言わないよ？でも私、しずくちゃんの力になりたい！」

侑「悩みや相談したいことがあるならいつでも言ってね？今日はそれだけ伝えられたらいいかなって」


しずく「侑さん…はい、ありがとうございます」


かすみ「むむむ･･･あっ！そうだ！！」ﾋﾟｺｰﾝ!

かすみ「しず子も侑先輩も！明日かすみんと一緒にお出かけしませんか？」


しずく・侑「え？」


かすみ「また今日みたいに楽しいことすれば、気分も晴れるだろうし、そしたらしず子も相談する気になるんじゃない？」


しずく「かすみさん･･･」


かすみ「くふふ〜♪そしてしず子を励ます体で、かすみんは侑先輩と一緒にイチャイチャ…まさに一石二鳥！かすみんってば天才〜♪」


しずく「･･･聞こえてるんだけど」


侑「あはは･･･」

〜〜次の日〜〜

かすみ「侑せんぱ〜い♪お待たせしましたぁ♪」

かすみ「どうですか？今日のかすみんは♪可愛いですよね？褒めてもいいんですよ〜♪」


侑「うん！可愛いよ〜！かすみちゃん！」


かすみ「えへへ〜♪」


しずく「えぇ…自分から褒められにくる普通･･･？」


かすみ「だって事実だもん！しず子もかすみんの次ぐらいに可愛いんだから、侑先輩に褒めてもらえば？」


しずく「えっ！？べ、別に私は･･･//」


侑「うん！しずくちゃんも可愛いよ♪」


しずく「あ、ありがとうございます･･･//」ｶｧｧｧ


かすみ「ほらっ♪可愛いって言われると嬉しいでしょ？」

かすみ「だから、かすみんにもほらほら♪」


しずく「むぅ…//もう行きましょう侑さん！」ｽﾀｽﾀ


かすみ「ちょっと！！無視しないでよ〜！！」


侑「ふふふっ♪」

侑「かすみちゃんってしずくちゃんといる時は、少し雰囲気違うんだね♪」


かすみ「ふぇっ！？//そ、そうですかね･･･？//」

しずく「ふふっ♪」


かすみ「ん？何笑ってんのしず子？」


しずく「いや、私も侑さんと一緒にいる時のかすみさん、私と璃奈さんとお出かけした時とちょっと違うかもって思ってて♪」


侑「え？そうなのしずくちゃん？」


しずく「はい♪かすみさん、いつもに増してなんだか甘えたがり？かな♪」


かすみ「っ！？//あ、当たり前じゃん！//…侑先輩にはより一層可愛いかすみんを見てもらいたい…から･･･//」


侑「そっか〜♪かすみちゃんは私に甘えたかったんだね〜」ﾆﾔﾆﾔ


かすみ「違いますぅ！！//甘えたいんじゃなくて、可愛いかすみんを見せたいんです！！//」


侑「えぇ〜♪甘えてくるかすみちゃん、可愛いから大好きなんだけどな〜♪」


かすみ「〜〜！///侑先輩はすぐそうやって〜〜//」ｶｧｧｧ

かすみ「もう！//それじゃあ、そんな可愛いかすみんの頭、なでなでしてもいいんですよ…？」ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ


侑「っ！//」ﾄﾞｷｯ

侑「よしよし♪可愛いよ〜かすみちゃん〜♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


かすみ「うぇへへへ〜〜♪//」


しずく（かすみさん、すっごくだらしない顔してる♪）


侑「ほら、しずくちゃんもおいで♪」


しずく「えっ！//わ、私は別に大丈夫ですよ！//」

しずく「あれ？ここって…もしかして！」ﾋﾟﾀｯ


侑「どうかしたのしずくちゃん？」


しずく「えっと…少し、あそこに行ってもいいですか？」ｽﾀｽﾀ


侑「あれ？ここって･･･」


しずく「うわーー！やっぱり！！ここ、この前見た映画の舞台となった場所です！」


侑「あー！そっか！どうりで見たことあると思った！」


しずく「え？侑さん、知ってるんですか？」


侑「うん♪この前しずくちゃんが話してたから、私もその後映画見たんだ♪ここってヒロインが気持ちを打ち明けるシーンの場所だよね？」


しずく「･･･！そうなんですそうなんです！侑さんも見ててくれて嬉しいです！！私、あのシーンが1番好きで何回も見直してしまって！セリフから表情仕草まで完璧に覚えてしまうくらいで！特にあのヒロインが過去のトラウマを乗り越えて主人公へと思いを告げる…」ｸﾞｲｸﾞｲ


侑「し、しずくちゃん//近い･･･//」

かすみ「しず子…？」


しずく「あっ///」

しずく「ご、ごめんなさい！！//私、演劇のことになると止まらなくて…変、でしたよね･･･？」

しずく（また私やっちゃった…変って思われ･･･）


侑「別に変じゃないよ！」ｷﾞｭｯ（手を握る）


しずく「っ！？///」ﾋﾞｸｯ

侑「私もスクールアイドルのことになると、周り見えなくなって止まらなくなっちゃうし･･･//」

侑「だからしずくちゃんと一緒だね♪なんだか嬉しい♪」

侑「それに自分の大好きな事を語るしずくちゃん、キラキラした顔してて私、大好きだよ♪」ﾆｺｯ


しずく「侑さん･･･//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


かすみ「っ！？なぁ〜にいい雰囲気になってるんですかぁ！！」


しずく「へっ！？//別にそんな訳じゃ･･･//」


かすみ「ちょっと来てしず子！！」ｸﾞｲｯ


しずく「えっ？えっ？」


侑「かすみちゃん！？」


かすみ「侑先輩はそこで待っててください！！」

しずく「えっと…かすみさん？」


かすみ「しず子、侑先輩にドキドキしてたでしょ？」ｽﾞｲｯ


しずく「へっ？//そ、そんなこと…ないよ？//」ﾒｿﾗｼ


かすみ「ほんとうに〜〜？？」


しずく「…うん」


かすみ「…侑先輩の言葉にときめいてたでしょ？」


しずく「…うん//」


かすみ「やっぱり！！」

かすみ「ぐぬぬ…次はしず子ですかぁ･･･！」


しずく「…えっと//」


かすみ「言っておくけど！！」ﾋﾞｼｯ!

かすみ「侑先輩の1番になるのはかすみんなんだからね！！」

かすみ「しず子には負けないから！！」


しずく「･･･！それなら私だって･･･！」


かすみ「ふーん？じゃあ証明して見せてよ」


しずく「証明･･･？」


かすみ「うん、じゃあ…今日のお出かけ中にしず子の悩みを先輩に相談すること」


しずく「･･･！」


かすみ「それくらい出来なきゃかすみんのライバルには到底なれないから♪」

かすみ「まぁ〜？かすみんはもう先輩に告白してるくらいだし？人に相談事も出来ないような頑固者のしず子には、どう頑張っても侑先輩を振り向かせるなんて無理だと思うけどね〜♪」


しずく「･･･」ﾑｶｯ

しずく「･･･じゃない」


かすみ「え？」


しずく「やってやろうじゃない！」

しずく「今日のお出かけで、侑さんを振り向かせてみせるから！！」

しずく「かすみさんに負けない、理想のヒロインを演じて思いを伝えてみせるから！！」

しずく（なんだったら相談だけじゃなくて、告白までしてみせるから！）ﾒﾗﾒﾗ


かすみ「な、なんか変なスイッチ入れちゃった･･･？」

ー
ーー

かすみ「侑先輩〜お待たせしました♪」


侑「２人ともどこいってたの？」


しずく「なんでもありません先輩♪さあ、お出かけの続きをしましょう？」ｷﾞｭｯ♡（侑と手を繋ぐ）


かすみ「っ！？」


侑「えっ？//しずくちゃんその呼び方…それにどうして手を･･･？//」


しずく「あっ//さっき話した映画のヒロインを思い出してしまってつい…//」

しずく「ダメ…だったでしょうか？」ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ


侑「えっと…//ダメじゃないよ？」


しずく「えへへ♪ありがとうごさいます、先輩♪」


かすみ「ぐぬぬ！しず子だけずるいですよ！！かすみんも繋ぎます！」ｷﾞｭｯ♡


侑「あはは･･･//」

侑「なんだかこうやって3人で手を繋いでると･･･」


かすみ「っ！//繋いでると、何ですか？」


侑「私も仲の良い1年生に見られちゃいそうだね、あはは♪」


かすみ・しずく「・・・」


侑「あれ？なんで黙るの…？」


ーーぎゅうっ♡（腕にしがみつく）


侑「えっ？//かすみちゃん…？//」ﾄﾞｷｯ


かすみ「むぅ〜//かすみんは侑先輩と恋人同士に見られたいんですけど･･･//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


侑「っ！？//えっと…それは･･･//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


しずく「・・・」

しずく「えいっ♡」


ーーぎゅっ♡（恋人繋ぎ）


侑「っ！？//」ﾄﾞｷｯ


侑「し、しずくちゃん//その繋ぎ方は･･･//｣


しずく「はいっ♡恋人繋ぎです♪」

しずく「かすみさんだけずるいじゃないですか･･･//」

しずく「私も、これなら恋人同士に見えるんじゃないかって･･･//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


侑「ぇっと…//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

侑（あ、あれ〜？なんだか前にもこんな事あったような…//あはは･･･//）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

侑・かすみ・しずく「・・・///」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

侑「え、なんで黙るの2人とも！？//」


かすみ「だ、だって…//なんだか視線を感じますし･･･//」

しずく「ま、まさかこんなに恥ずかしいとは思わなくて･･･//」

～～カフェ～～


しずく「先輩、何頼むんですか？」


侑「うーん…どれも美味しそうで悩んじゃうなぁ･･･かすみちゃんはどれにするか決めた？」


かすみ「かすみんはこのいちごのショートケーキです！可愛いかすみんにぴったりです♪」


侑「うーん…じゃあ私もそれにしようかな」


かすみ「えへへ♪お揃いですね♪やっぱりかすみんと侑先輩は運命で繋がってるんですよ〜♪」


しずく「じゃあ私はチーズケーキにしようかな」


かすみ「あれ〜？しず子だけ違うものでいいの？」


しずく「うん、違う方がいいの♪」

しずく「先輩！私のもあげるので、ショートケーキ1口貰ってもいいですか？」


かすみ「っ！？」


侑「うん、いいよ〜」


しずく「あーん･･･」


侑「えっと…？しずくちゃん？」


しずく「食べさせて…くれないんですか？」ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ


侑「っ！//なんか、今日のしずくちゃんはやけに甘えてくるね･･･//」ｱｰﾝ


しずく「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…えへへ♪先輩と一緒ですから♪」

しずく（うわぁ…//結構あーんって恥ずかしい･･･//というか先輩は全然照れてないのずるい･･･//）


かすみ「ぐぬぬ！！かすみんも先輩の食べたいですぅ！！」


侑「え？でもかすみちゃんと私、同じケーキだよね？」


かすみ「ﾊｯ！･･･ぬぅ〜〜//かすみんも侑先輩とあーんしたいんですぅ！！//」

かすみ「だからください！ｱｰｰ」（口を開ける）


侑「あはは･･･//甘えん坊さんが2人だね//」ｱｰﾝ


かすみ「あーん…//ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･///」

しずく「もう、かすみさん？先輩のケーキが無くなっちゃうよ？」

しずく「先輩♪少なくなった分、私のをどうぞ♪」ｱｰﾝ


侑「あーん･･･ﾓｸﾞﾓｸﾞ…うん！チーズケーキも美味しいね！」


しずく「えへへ♪先輩に喜んで貰えて良かったです♪」


かすみ「む〜〜！しず子だけずるい！かすみんのもどうぞ！」ｱｰﾝ


しずく「あーん♪」

しずく「うん、美味しいよかすみさん♪」


かすみ「そう、良かった〜♪って！！なんでしず子が食べるの！！先輩にあげたんだけど！！」


しずく「かすみさん怒らない怒らない、どうどう」


かすみ「かすみん馬じゃないもん！！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ


侑「あはは♪2人とも仲良しで微笑ましいな～♪」

～～公園～～

しずく「ここの紫陽花、とっても綺麗ですね」


侑「そうだね〜しずくちゃんの家にも紫陽花咲いてるんだっけ？」


しずく「はい♪家に咲いてる紫陽花も、とっても可愛いんですよ♪」


かすみ「ふーん…でも紫陽花より、かすみんの方が可愛いくないですか？」


しずく「紫陽花の方が可愛いかな」

侑「紫陽花かなー？」


かすみ「っ！？そんなぁ！？侑先輩まで！！？」ｶﾞｰﾝ


侑「あははっ♪ごめんね？しずくちゃんとかすみちゃんのやり取り見てたら、私もからかいたくなっちゃって♪」


かすみ「むぅ〜//しず子のせいで侑先輩が意地悪になっちゃいましたぁ･･･」


侑「ごめんごめんって♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


かすみ「あっ//ほわぁ･･･//」

かすみ「えへへ…//もっと撫でてもいいんですよ♪」


しずく「・・・」ｼﾞｰｰｰｰ

しずく（先輩に撫でられてるかすみさん…本当に気持ちよさそう･･･）

しずく「あ、あの…//先輩…？」


侑「ん？」


しずく「出来れば私も…//撫でて貰いたいです･･･//」


侑「っ！//」

侑「よしよし♪本当に今日のしずくちゃんは甘えん坊さんだね♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


しずく「っ！…えへへ♪ありがとうございます♪」


しずく「・・・///」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

しずく（うぁぁぁ…！///すっごいドキドキした//何あのなでなで！//なんで撫でられただけでこんなに気持ちいいの！？//胸がドキドキするの！？//）

しずく（何とか顔には出ないようにしたけど…//あんなこと何回もやられたら･･･//）


かすみ「しず子、ちょっとだらしない顔してるよ〜？」ﾆﾔﾆﾔ


しずく「っ！？///」

ーーポツリ


侑「ん？雨･･･？」


かすみ「わわっ！結構降ってきましたよ！？」


しずく「とりあえず、そこの屋根付きベンチで雨宿りしましょうか」


～間～


侑「まさかこんなに降ってくるなんてね〜」


しずく「そうですね…傘もってくれば良かったかも･･･」


侑・しずく・かすみ「・・・」

かすみ「・・・」

かすみ「かすみん、何か温かい飲み物買ってきますね、先輩達は待っててください」


かすみ「しず子…」ﾎﾞｿｯ

しずく「…？」

かすみ「しず子の悩み、相談するんでしょ？」ﾎﾞｿｯ


しずく「っ！」

しずく（かすみさん…ありがとう）


侑・しずく「・・・」


しずく「なんだか、映画のシーンを思い出しますね」


侑「そうだね、確かこんな雨の降るシーンだったよね」


しずく・侑「・・・」


ーーピトッ（侑の肩に頭を乗せる）


侑「っ！？し、しずくちゃん…？//」


しずく「先輩…私、先輩に伝えたいことがあります･･･//」

しずく「先輩…私は･･･」

選択肢.1
悩みを相談をする


選択肢.2
侑に告白をする

>>31まで 1 or 2 で投票多数決

しずく「先輩、私は･･･」

しずく「・・・」


侑「･･･？しずくちゃん？」


しずく（ダメだ…やっぱり怖いよ･･･）

しずく（相談して…弱い私を見せて…嫌われたら･･･）


しずく「･･･ごめんなさい先輩、やっぱりなんでもないです。ちょっとかすみさんの所に行ってきますね？」


侑「え…？うん･･･」

しずく「・・・」ﾄｺﾄｺ


かすみ「しず子…？」


しずく「ごめん、かすみさん…伝えられなかった」


かすみ「っ！」


しずく「あんなに強気でかすみさんに負けないって言った癖に…せっかくかすみさんが気を利かせてくれたのに･･･」

しずく「情けないよね…でもやっぱり怖いんだ、自分をさらけ出すのが…嫌われたらどうしようって考えちゃって･･･」

しずく「ごめん･･･私は役者にも、スクールアイドルにも、恋のライバルにも何にもなれないのかも･･･」


かすみ「・・・」

かすみ「な〜に…」

かすみ「あまっちょろい事言ってんだぁ！！！」


しずく「！？」ﾋﾞｸｯ!


かすみ「しず子はさぁ！！」

かすみ「侑先輩の事本当に好きなの！？」


しずく「そ、それは･･･」


かすみ「ハッキリしてよ！！」

かすみ「私は、侑先輩の事が大好きだから！！」

かすみ「スクールアイドルと同じくらい大切に想ってて！誰にも負けたくないっていつも思ってる！！」

かすみ「しず子言ったよねぇ！？かすみんに負けないって！」

かすみ「嫌われるのが怖いから何も伝えられない？そんな中途半端な気持ちでかすみんと恋のライバルになろうとするなぁ！！」

かすみ「それとも何！？好きって気持ちもどれも演技で嘘だったの！！？」


しずく「っ！違う！！」

しずく「私だって侑先輩の事が好きだよ！！」

しずく「あんなに優しくて、私の嫌な所も好きって言ってくれて！そして、心がこんなにもドキドキするんだもん…//好きに決まってるよ！！」


かすみ「じゃあそれを侑先輩に伝えなよ！！」


しずく「っ！！」

かすみ「侑先輩はそんな事で人を嫌ったりしない！！」

かすみ「私が大好きな侑先輩を甘く見るな！！」

かすみ「しず子は自分の事も甘く見すぎ！しず子は自分の事、好きじゃないかもしれないけど！」

かすみ「私は、桜坂しずくが大好きだから！！」


しずく「かすみさん･･･」


かすみ「･･･//あぁもうっ！！//早く告白してしず子なんて振られて来ればいいんだから！//」

かすみ「ふんっ！//」ﾌﾟｲｯ


しずく「かすみさん…ありがとう」

しずく「ふふっ♪普通、恋敵の応援なんて出来ないよ？」


かすみ「ふんっ！別に応援とかじゃないし？しず子が侑先輩に告白しようがライバルになろうが、かすみんが勝つだけだし？」


しずく「…じゃあ、行ってくるね？」


かすみ（･･･頑張れ、しず子！）

しずく「先輩！」ﾀｯﾀｯﾀｯ


侑「しずくちゃん･･･」


しずく「ごめんなさい！！」


侑「えっ？」


しずく「私、ずっと先輩に相談したかったんですけど…なかなか言い出せなくて･･･」


侑「しずくちゃん…いいんだよ、やっと話してくれるんだね？」


しずく「はい…私怖かったんです、自分をさらけ出すのが･･･」

しずく「小さい頃からずっと昔の映画や小説が好きで周りから変なのって顔されて、嫌われたらどうしようって思って」

しずく「そのうち、他のことでも人から違うなって思われることが怖くなって」

しずく「ずっと演じてきたんです、みんなから好かれるいい子の私を･･･」

しずく「だから、本当の私はみんなから好かれるようないい子じゃなくて…」

しずく「でも、そんな自分をさらけ出すことが役者にもスクールアイドルにも必要って言われて･･･」

しずく「それなら、私は！役者にもスクールアイドルにもなれない！！」

しずく「本当の自分を見られて、誰かに嫌われるのが怖い･･･」

しずく「なによりそんな自分の事が嫌いなんです･･･」


侑「しずくちゃん･･･」


しずく「でも、そんな私を大好きって言ってくれる人がいました」


侑「っ！」

しずく「だから私は前に進みたい、もう少し自分の事が好きになってみたい･･･！」

しずく「こんな臆病な私を、理想のヒロインじゃない私でも、先輩は…応援してくれますか･･･？」


ーーギュッ


侑「応援するに決まってるよ！！」

侑「私もしずくちゃんが大好きだから！！」


しずく「！？///」


侑「ありがとう･･･本当の気持ち、やっと話してくれたんだね」

侑「私はどんなしずくちゃんでもいいと思うよ？」

侑「演劇のことになると夢中になるしずくちゃんも、ちょっと頑固で想いを打ち明けられないしずくちゃんも」

侑「しずくちゃんは、そんな自分が好きじゃないのかもしれないけど、大好きって言ってくれる人がいるんでしょ？私だってそうだよ」

侑「しずくちゃんが自分の事好きになれないなら、私がその分好きになるよ！嫌いって思う分だけ大好きを伝えるよ！」

侑「だからもっと自信もって欲しい！私が好きなしずくちゃんを、もう少し見てあげて欲しい！」


しずく「･･･！」

しずく「先輩…ありがとうございます･･･！」

しずく「先輩に相談してよかった！」

しずく「私、これからも役者として、スクールアイドルとして頑張ります！」


侑「うん！私も精一杯応援するよ♪」ﾆｺｯ


しずく「あと…//先輩にとっての理想のヒロインにもなれるようにも頑張ります…//」


侑「･･･え？//それって…//」

しずく「先輩！私、侑先輩の事が大好きです！//」


侑「っ！？///」ﾄﾞｷｯ


しずく「いつか、私自身が桜坂しずくを自信を持って好きになれたら、その時には･･･！」

しずく「本当の私の言葉で、演技じゃなく、先輩に思いを告げたいと思います！」

しずく「なので、これからも傍で応援していてください！」


侑「しずくちゃん･･･！」


しずく「それから…」ﾄｺﾄｺ

しずく「かすみさん？ありがとう、見守っててくれて♪」


かすみ「っ！ふん！//別にしず子が振られるところを見に来ただけだし！//」


しずく「でも、かすみさん？」ｸﾞｲｯ


侑「わぁっ！//」


かすみ「っ！？」


しずく「これからは、恋でもライバルだからね？かすみさんには悪いけど、先輩は私が貰っちゃうから♪」ｷﾞｭｰ♡


かすみ「はぁっ！？しず子、かすみんの恩を仇で返すのー！？侑先輩から離れてーー！！」


しずく「それとこれとは話が別♪」

しずく「先輩♡これからは色んな私をさらけ出していくので、見ていてくださいね？」

ーーこうして、少しだけ自分をさらけ出せるようになった私は無事主演にも戻り、舞台でも大成功をおさめました。
まだまだ未熟な私ですが、役者としても、スクールアイドルとして、そして、1人の恋をするヒロインとしても頑張っていきますので！
是非、これからの本当の私を見ていてください！

おまけ


〜〜部室〜〜


しずく「先輩♡この後時間ありますか？是非一緒に見たい映画があって･･･」


侑「映画？うん、いいけど最近よく誘ってくれるね？」


しずく「はい♪以前は1人で見る事が多かったのですが･･･」

しずく「今は、出来れば先輩と一緒に見たい…//です//」


侑「っ！//なんか、しずくちゃん最近やけに甘えてくるようになったね…//」


しずく「先輩には色んな私を見てもらいたくて･･･//」

しずく「あっ…//迷惑･･･でしたか？」


侑「ううん！迷惑なんて思ってないよ！」

侑「しずくちゃん1年生なのにしっかりしてて、たまに頑張り過ぎって思うから甘えてきてくれて嬉しいし」

侑「なにより甘えてくるしずくちゃん、可愛くて私大好きだから♪」ﾆｺｯ


しずく「〜〜！///」ｶｧｧｧ

しずく「もう…//先輩のそういう所…本当ずるいと思います･･･///」


かすみ「あの〜〜！！かすみん居るんですけど！！無視してイチャイチャしないでください！！」


しずく「あ、かすみさんいたんだ」

かすみ「いたよ！ずっと目の前で見てたじゃん！！」

かすみ「だいたい侑先輩に甘えるポジションはかすみんだけで十分なの！」


かすみ「侑先輩♪だから今日はしず子の事は忘れて、かすみんと映画見に行きましょうよ〜♪」ｷﾞｭｯ♡


しずく「む〜！先に約束したのは私の方だよ？そうですよね？先輩♪」ｷﾞｭｯ♡

侑「え、えーと…//それなら3人で映画見に行けばいいんじゃ･･･//」


かすみ「そうじゃなくて！今日はかすみんと2人きりで映画に行って欲しいんですぅ〜！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

しずく「だから先に約束したのは私の方だよ？順番ちゃんと守ってよ！」ｸﾞｲｸﾞｲ


侑「えぇっと…//身動きが取れないんだけど･･･//」


ーーｶﾞﾁｬｯ（ドアを開ける音


果林「こんにち…あら？」


侑「あ、あはは…//」（しずくとかすみに引っ張られてる状態）


果林「・・・」ｶｼｬｯ!


侑「え！？なんで写真を･･･？」


果林「ん〜？この写真を歩夢にでも送ってあげようと思って♪」


侑「ちょっ！？そんなことしたらまた歩夢に質問攻めされるからやめて〜〜！//」


果林「さぁ〜て、どうしましょうかね〜♪」

果林（歩夢だけじゃなくて愛や彼方、璃奈ちゃんに送ってもいいかもね♪）

果林（･･･そういえば最近、せつ菜もエマも侑の話ばっかりしてるような？）

果林（あら？もしかして同好会のみんな全員、侑の事が･･･？）

果林（まさか･･･ね？）

これで本当におしまい。
攻略ラストとなる次回の果林さん回でまたお会いしましょう！

お前が来るのを待っていたよ

おつ
こういうのでいいんだよ

ありがとうございます！！！
侑しずのアレンジ面白かったです...

あんた最高だ！次回も期待してるよ
でもいつか侑ちゃんエラいことになりそう（笑）

果林回楽しみに待ってます...
ほんとありがとうございました

後輩属性のしずくちゃんかわいい

後輩属性しずくちゃん、ゆうしずとしずかすリスペクトのハイブリッドとか、あなたが神か？

甘えん坊しずく良いね

このシリーズ好き
果林回も楽しみに待ってる