2: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:11:22.09 ID:Wz+mj78A
きな子「すみれ先輩とホットココア飲んでたっすか・・・」
夏美「え? あ、はい。飲んでたですの」
きな子「そんなぁ・・・ひどいっす!」ポロポロ
夏美「!!?」
きな子「ふたりでデートだなんて・・・。ふたりはお付き合いしてたんすね!?」
夏美「ココア飲んだだけですのよ!?」
きな子「夏美ちゃんなんて、もう知らないっす!」ダッ
夏美「ちょっ、きな子!?」
夏美「え? あ、はい。飲んでたですの」
きな子「そんなぁ・・・ひどいっす!」ポロポロ
夏美「!!?」
きな子「ふたりでデートだなんて・・・。ふたりはお付き合いしてたんすね!?」
夏美「ココア飲んだだけですのよ!?」
きな子「夏美ちゃんなんて、もう知らないっす!」ダッ
夏美「ちょっ、きな子!?」
3: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:12:28.55 ID:Wz+mj78A
恋「はわわ……」
恋「きな子さんと夏美さんがケンカしていました・・・!」
恋「聞こえてきたのは夏美さんがココアを・・・、つまり可可さんを・・・!」
恋「しかもホットな可可さんを!!」
恋「き、禁断のセカイですこれは!」
かのん「どうしたの恋ちゃん?」
恋「か、かのんさん! 聞いてください! 夏美さんと可可さんが・・・」
かのん「ええ!? 夏美ちゃんと可可ちゃんが!?」
かのん「みんなに言いふらさないと!」
恋「きな子さんと夏美さんがケンカしていました・・・!」
恋「聞こえてきたのは夏美さんがココアを・・・、つまり可可さんを・・・!」
恋「しかもホットな可可さんを!!」
恋「き、禁断のセカイですこれは!」
かのん「どうしたの恋ちゃん?」
恋「か、かのんさん! 聞いてください! 夏美さんと可可さんが・・・」
かのん「ええ!? 夏美ちゃんと可可ちゃんが!?」
かのん「みんなに言いふらさないと!」
4: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:13:13.06 ID:Wz+mj78A
かのん「すみれちゃーん!」
すみれ「慌ててどうしたのよ、かのん」
かのん「夏美ちゃんと可可ちゃんが付き合ってるって!」
すみれ「・・・え?」
すみれ「慌ててどうしたのよ、かのん」
かのん「夏美ちゃんと可可ちゃんが付き合ってるって!」
すみれ「・・・え?」
5: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:14:32.82 ID:Wz+mj78A
可可「あや? きなきなー、こんにちはーデス」
きな子「あ・・・、可可先輩・・・」グスッ
可可「!? な、泣いてるのデスか!? いったいどうしたのデス!?」
きな子「実は・・・、夏美ちゃんとすみれ先輩がお付き合いしてたっす・・・」
可可「・・・へ?」
きな子「あ・・・、可可先輩・・・」グスッ
可可「!? な、泣いてるのデスか!? いったいどうしたのデス!?」
きな子「実は・・・、夏美ちゃんとすみれ先輩がお付き合いしてたっす・・・」
可可「・・・へ?」
8: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:18:33.80 ID:Wz+mj78A
すみれ「はぁ・・・」
四季「すみれ先輩?」
すみれ「あら、四季」
四季「こんなベンチでたそがれて、どうしたんですか?」
すみれ「別に。なんでもないわよ」
四季「・・・・・」
すみれ「・・・なんで隣に座ってるのよ」
四季「別に。すみれ先輩が話してくれるまでどかないわけではありません」
すみれ「・・・はいはい。わかったわよ」
すみれ「・・・あんた知ってた?」
四季「なにをですか?」
すみれ「夏美と可可が付き合ってるって」
四季「・・・え」
四季「すみれ先輩?」
すみれ「あら、四季」
四季「こんなベンチでたそがれて、どうしたんですか?」
すみれ「別に。なんでもないわよ」
四季「・・・・・」
すみれ「・・・なんで隣に座ってるのよ」
四季「別に。すみれ先輩が話してくれるまでどかないわけではありません」
すみれ「・・・はいはい。わかったわよ」
すみれ「・・・あんた知ってた?」
四季「なにをですか?」
すみれ「夏美と可可が付き合ってるって」
四季「・・・え」
9: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:21:58.47 ID:Wz+mj78A
可可「すみれはゼッタイにククのことが好きだと思ってマシタ・・・」
可可「すみれが、ナッツと・・・」
可可「ナッツのことも大好きデス・・・、でも」
可可「イヤデス・・・。すみれ・・・」
可可「グスン・・・しゅみれぇ・・・」
可可「うえぇ~~ん!」
メイ「く、可可先輩!? どうしたんだ!?」
可可「あぅ、メーメー・・・。実は・・・」ポロポロ
メイ「ええ~~!? すみれ先輩と夏美が付き合ってる~!?」
メイ「え、えらいこっちゃあ!」
可可「すみれが、ナッツと・・・」
可可「ナッツのことも大好きデス・・・、でも」
可可「イヤデス・・・。すみれ・・・」
可可「グスン・・・しゅみれぇ・・・」
可可「うえぇ~~ん!」
メイ「く、可可先輩!? どうしたんだ!?」
可可「あぅ、メーメー・・・。実は・・・」ポロポロ
メイ「ええ~~!? すみれ先輩と夏美が付き合ってる~!?」
メイ「え、えらいこっちゃあ!」
10: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:24:46.43 ID:Wz+mj78A
メイ「四季!」
四季「メイ・・・! ちょうど探してた」
メイ「私もだ!」
四季「・・・じゃあメイから先に言って」
メイ「ああ! 夏美がすみれ先輩と付き合ってるらしくて・・・」
四季「!? ちょっと待って。夏美ちゃんは可可先輩と付き合ってるって・・・」
メイ「なに!? ま、まさか・・・、夏美のヤツ・・・」
四季「二股・・・!?」
メイ「うそだろ!? いくら夏美でもそんなことするなんて・・・」
四季「でもすみれ先輩、本当に深刻そうだった」
メイ「可可先輩なんてギャン泣きしてたぞ・・・。てことは本当なのか」
メイ「あ、あいつ~!! 今すぐ捕まえてとっちめてやる!」
四季「待ってメイ! どう考えても私たちの手にあまる。ここは誰か、1期生の先輩に相談したほうがいい」
メイ「う・・・。そ、それもそうだな。誰か先輩を見つけよう!」
四季「うん」
四季「メイ・・・! ちょうど探してた」
メイ「私もだ!」
四季「・・・じゃあメイから先に言って」
メイ「ああ! 夏美がすみれ先輩と付き合ってるらしくて・・・」
四季「!? ちょっと待って。夏美ちゃんは可可先輩と付き合ってるって・・・」
メイ「なに!? ま、まさか・・・、夏美のヤツ・・・」
四季「二股・・・!?」
メイ「うそだろ!? いくら夏美でもそんなことするなんて・・・」
四季「でもすみれ先輩、本当に深刻そうだった」
メイ「可可先輩なんてギャン泣きしてたぞ・・・。てことは本当なのか」
メイ「あ、あいつ~!! 今すぐ捕まえてとっちめてやる!」
四季「待ってメイ! どう考えても私たちの手にあまる。ここは誰か、1期生の先輩に相談したほうがいい」
メイ「う・・・。そ、それもそうだな。誰か先輩を見つけよう!」
四季「うん」
11: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:30:56.13 ID:Wz+mj78A
夏美「きな子・・・いったいなんなんですの」
千砂都「夏美ちゃん? 暗い顔してどうしたの?」
夏美「あ・・・千砂都先輩・・・」
千砂都「何か悩みがあるなら聞くよ?」
夏美(千砂都先輩はすごく頼りになる。この人なら言っても大丈夫ですの)
夏美「実は・・・」
千砂都「夏美ちゃん? 暗い顔してどうしたの?」
夏美「あ・・・千砂都先輩・・・」
千砂都「何か悩みがあるなら聞くよ?」
夏美(千砂都先輩はすごく頼りになる。この人なら言っても大丈夫ですの)
夏美「実は・・・」
12: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:33:07.22 ID:Wz+mj78A
千砂都「なるほどね~。きな子ちゃんに誤解されちゃったのか」
夏美「あの、千砂都先輩、もしよろしければ千砂都先輩からも何とか言ってもらないですの?」
夏美「今のきな子、私の言葉を聞いてくれない気がして・・・」
千砂都「もろちん、いいよ。大事な後輩たちが困ってるならほっとけないしね」
夏美「だいたいきな子の言ってることもおかしいですの!」バン
夏美「すみれ先輩と1回デートしただけで恋人扱いは心外ですの!」
千砂都「ま、まあまあ。確かに大げさだけど、きな子ちゃんも不安だったんだよ」
ガタ
千砂都(ん? 今誰かいた? 気のせいかな・・・)
夏美「あの、千砂都先輩、もしよろしければ千砂都先輩からも何とか言ってもらないですの?」
夏美「今のきな子、私の言葉を聞いてくれない気がして・・・」
千砂都「もろちん、いいよ。大事な後輩たちが困ってるならほっとけないしね」
夏美「だいたいきな子の言ってることもおかしいですの!」バン
夏美「すみれ先輩と1回デートしただけで恋人扱いは心外ですの!」
千砂都「ま、まあまあ。確かに大げさだけど、きな子ちゃんも不安だったんだよ」
ガタ
千砂都(ん? 今誰かいた? 気のせいかな・・・)
13: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:34:52.63 ID:Wz+mj78A
マルガレーテ「・・・・・」ガタガタ
マルガレーテ(と、とんでもないことを聞いてしまったわ!!)
マルガレーテ(夏美先輩と千砂都先輩が何か話をしていた。内容はわからなかったけれど、最後の夏美先輩の大声だけはハッキリと聞こえた)
マルガレーテ(あれってつまり「1回すみれ先輩とデートをしただけで恋人面しないでほしい」ってことよね!?)
マルガレーテ(夏美先輩ってそういう人だったの!?)
冬毬「マルガレーテ? どうしたのですか?」
マルガレーテ「あ・・・、冬毬」
マルガレーテ(と、とんでもないことを聞いてしまったわ!!)
マルガレーテ(夏美先輩と千砂都先輩が何か話をしていた。内容はわからなかったけれど、最後の夏美先輩の大声だけはハッキリと聞こえた)
マルガレーテ(あれってつまり「1回すみれ先輩とデートをしただけで恋人面しないでほしい」ってことよね!?)
マルガレーテ(夏美先輩ってそういう人だったの!?)
冬毬「マルガレーテ? どうしたのですか?」
マルガレーテ「あ・・・、冬毬」
14: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:43:13.85 ID:Wz+mj78A
マル「と、冬毬!」
冬毬「はい?」
マル「・・・っ」
マル(い、言えない・・・! 妹に向かって「あなたのお姉さんってすみれ先輩を弄んでるの?」なんて・・・!)
マル(いや、そもそも冬毬は夏美先輩とすみれ先輩が付き合ってることを知ってるの? スクールアイドルフ部でも、これまでそんな素振りまったくなかったのに・・・)
マル(それとなく聞いてみるしかないわね・・・)
マル「あの・・・、夏美先輩とすみれ先輩のことどう思う?」
冬毬「姉者とすみれ先輩、ですか」
冬毬(すみれ先輩は、どことなく姉者と同じニオイを感じたことがあります。そのせいか何となーく、似ている気も・・・)
冬毬「そうですね、あのふたりは相性抜群かと」
マル(こ、これは、付き合ってると知ってるわね。そして、すみれ先輩が弄ばれてることを知らない・・・!)
冬毬「はい?」
マル「・・・っ」
マル(い、言えない・・・! 妹に向かって「あなたのお姉さんってすみれ先輩を弄んでるの?」なんて・・・!)
マル(いや、そもそも冬毬は夏美先輩とすみれ先輩が付き合ってることを知ってるの? スクールアイドルフ部でも、これまでそんな素振りまったくなかったのに・・・)
マル(それとなく聞いてみるしかないわね・・・)
マル「あの・・・、夏美先輩とすみれ先輩のことどう思う?」
冬毬「姉者とすみれ先輩、ですか」
冬毬(すみれ先輩は、どことなく姉者と同じニオイを感じたことがあります。そのせいか何となーく、似ている気も・・・)
冬毬「そうですね、あのふたりは相性抜群かと」
マル(こ、これは、付き合ってると知ってるわね。そして、すみれ先輩が弄ばれてることを知らない・・・!)
15: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:50:20.00 ID:Wz+mj78A
冬毬「なぜそのような事を?」
マル「あ、いえ・・・なんでもないわよ」
マル(言えない・・・! お姉さんのことが大好きな冬毬に向かって、姉がとんでもないクズだなんて・・・!)
マル(というか可可先輩は大丈夫なの? 確かあの人、すみれ先輩のことを・・・)
マル「あ、いえ・・・なんでもないわよ」
マル(言えない・・・! お姉さんのことが大好きな冬毬に向かって、姉がとんでもないクズだなんて・・・!)
マル(というか可可先輩は大丈夫なの? 確かあの人、すみれ先輩のことを・・・)
16: (たこやき) 2023/12/20(水) 23:56:45.83 ID:Wz+mj78A
可可「ぁぁ~・・・」フラフラ
冬毬「あ、可可先輩」
マルガレーテ「あっ・・・」
可可「はれ・・・、マルマルー、冬毬ー」ボー
マルガレーテ(く、可可先輩・・・、目の焦点が合ってない、うつろな表情をしている・・・!)
マルガレーテ(どう考えてもすみれ先輩のことよね!?)
可可「ふふ・・・ナッツの妹デス・・・」
冬毬「はい。鬼塚夏美の妹の冬毬です」
冬毬「今ちょうど姉者とすみれ先輩の話をしていたのです。可可先輩から見てふたりはどうですか?」
可可「しゅ、み、れ・・・」ヒク
マル「・・・ぁぁぁ」
可可「フフ・・・、トッテモ、オニ、オニアイダト思イマス・・・」
冬毬「ですよね!? 私もあのふたりは似ていると思います」
冬毬「まるで、もうひとりの姉者のような・・・」
可可「もうひとりの、義姉者・・・!?」
マル「 」
可可「あばばばばば」
マル「可可先輩!? ・・・走り去っていった」
冬毬「あそこまで狂喜乱舞していただけるとは、私も嬉しいです」
冬毬「あ、可可先輩」
マルガレーテ「あっ・・・」
可可「はれ・・・、マルマルー、冬毬ー」ボー
マルガレーテ(く、可可先輩・・・、目の焦点が合ってない、うつろな表情をしている・・・!)
マルガレーテ(どう考えてもすみれ先輩のことよね!?)
可可「ふふ・・・ナッツの妹デス・・・」
冬毬「はい。鬼塚夏美の妹の冬毬です」
冬毬「今ちょうど姉者とすみれ先輩の話をしていたのです。可可先輩から見てふたりはどうですか?」
可可「しゅ、み、れ・・・」ヒク
マル「・・・ぁぁぁ」
可可「フフ・・・、トッテモ、オニ、オニアイダト思イマス・・・」
冬毬「ですよね!? 私もあのふたりは似ていると思います」
冬毬「まるで、もうひとりの姉者のような・・・」
可可「もうひとりの、義姉者・・・!?」
マル「 」
可可「あばばばばば」
マル「可可先輩!? ・・・走り去っていった」
冬毬「あそこまで狂喜乱舞していただけるとは、私も嬉しいです」
18: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:00:03.85 ID:bQya8M/X
きな子「はぁ・・・」トボトボ
すみれ「あら、きな子?」
きな子「あっ・・・、す、すみれ先輩・・・」
きな子(今は会いたくなかったっす・・・)
すみれ「・・・どうしたの? この世の終わりみたいな顔して」
きな子(すみれ先輩は、きな子が夏美ちゃんとすみれ先輩の関係に気づいてないと思ってるっす)
きな子(きな子は、夏美ちゃんのことも、すみれ先輩のことも好きっす・・・。だからこそ、この気持ちをどうすればいいかわからないっす・・・)
きな子「・・・なんでもないっす」
すみれ(・・・とても何もなさそうには見えないけど)
すみれ「あら、きな子?」
きな子「あっ・・・、す、すみれ先輩・・・」
きな子(今は会いたくなかったっす・・・)
すみれ「・・・どうしたの? この世の終わりみたいな顔して」
きな子(すみれ先輩は、きな子が夏美ちゃんとすみれ先輩の関係に気づいてないと思ってるっす)
きな子(きな子は、夏美ちゃんのことも、すみれ先輩のことも好きっす・・・。だからこそ、この気持ちをどうすればいいかわからないっす・・・)
きな子「・・・なんでもないっす」
すみれ(・・・とても何もなさそうには見えないけど)
19: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:04:49.60 ID:bQya8M/X
すみれ(そういえば、きな子って夏美のことが好きだったわよね?)
すみれ(・・・そっか。きな子も知っちゃったんだ。夏美と可可が付き合ってるって)
きな子「・・・すみれ先輩こそ、なんだか元気がないっすよ」
すみれ「えぇ? 顔に出てたかしら・・・。女優失格ね」
すみれ「・・・うん。たぶんあんたと同じよ」
きな子「同じ?」
すみれ「私、失恋したの」
きな子「・・・え?」
すみれ「あー、失恋っておかしいわね。別に付き合ってもなかったんだし」
きな子(ど、どういうことっすか? すみれ先輩と夏美ちゃんが付き合ってない・・・? でもふたりでデートしてたっす)
すみれ「ふたりだけで出かけることも何回かあったんだけどね」
すみれ「それでもあの子の心は私には向いてなかった。私がひとりで勝手に舞い上がってただけ」
きな子(夏美ちゃんはすみれ先輩のことが好きだったわけじゃない? ・・・てことは)
きな子(きな子にもまだチャンスはある・・・?)
すみれ「あの子、他に好きな人がいたみたい」
きな子「・・・・・」
きな子「・・・へ?」
すみれ(・・・そっか。きな子も知っちゃったんだ。夏美と可可が付き合ってるって)
きな子「・・・すみれ先輩こそ、なんだか元気がないっすよ」
すみれ「えぇ? 顔に出てたかしら・・・。女優失格ね」
すみれ「・・・うん。たぶんあんたと同じよ」
きな子「同じ?」
すみれ「私、失恋したの」
きな子「・・・え?」
すみれ「あー、失恋っておかしいわね。別に付き合ってもなかったんだし」
きな子(ど、どういうことっすか? すみれ先輩と夏美ちゃんが付き合ってない・・・? でもふたりでデートしてたっす)
すみれ「ふたりだけで出かけることも何回かあったんだけどね」
すみれ「それでもあの子の心は私には向いてなかった。私がひとりで勝手に舞い上がってただけ」
きな子(夏美ちゃんはすみれ先輩のことが好きだったわけじゃない? ・・・てことは)
きな子(きな子にもまだチャンスはある・・・?)
すみれ「あの子、他に好きな人がいたみたい」
きな子「・・・・・」
きな子「・・・へ?」
20: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:10:46.59 ID:bQya8M/X
きな子(ど、どういうことっすか? きな子でもなく、すみれ先輩でもなく、他の誰かを・・・?)
きな子(一体誰なんすか・・・!?)
きな子(・・・夏美ちゃんに直接聞かないと・・・)ダッ
すみれ「あ、きな子・・・!」
すみれ「・・・はぁ。さすがに追いかける気力もないわ」
すみれ「後輩が苦しんでるっていうのに・・・」
きな子(一体誰なんすか・・・!?)
きな子(・・・夏美ちゃんに直接聞かないと・・・)ダッ
すみれ「あ、きな子・・・!」
すみれ「・・・はぁ。さすがに追いかける気力もないわ」
すみれ「後輩が苦しんでるっていうのに・・・」
21: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:13:49.03 ID:bQya8M/X
かのん「いやー、とんでもないことになってきちゃったね」
恋「はい。まさか夏美さんと可可さんがそういう関係でしたとは」
メイ「あ、あそこにいるの!」
四季「かのん先輩と恋先輩・・・」
かのん「あれ、どうしたの、ふたりとも」
メイ「た、大変なんだ! 聞いてくれ! 夏美が可可先輩と付き合ってるって・・・」
かのん「あーうん。知ってるよ」
メイ「え? そうなのか・・・」
かのん「ていうかもうそんなに広まったんだ」
四季「じゃあ、夏美ちゃんが二股かけてることも・・・?」
かのん恋「・・・・え?」
恋「はい。まさか夏美さんと可可さんがそういう関係でしたとは」
メイ「あ、あそこにいるの!」
四季「かのん先輩と恋先輩・・・」
かのん「あれ、どうしたの、ふたりとも」
メイ「た、大変なんだ! 聞いてくれ! 夏美が可可先輩と付き合ってるって・・・」
かのん「あーうん。知ってるよ」
メイ「え? そうなのか・・・」
かのん「ていうかもうそんなに広まったんだ」
四季「じゃあ、夏美ちゃんが二股かけてることも・・・?」
かのん恋「・・・・え?」
22: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:18:36.07 ID:bQya8M/X
きな子(夏美ちゃん・・・。夏美ちゃん・・・!)タッタッタッ
きな子(きな子、わからないっす。夏美ちゃんの気持ちが全然わからないっす)
きな子(会って確かめないと!)
千砂都「きな子ちゃん!」
きな子「! 千砂都先輩!」
夏美「きな子!」
きな子「!? 夏美ちゃん・・・?」
きな子(え? なんでふたりが一緒に・・・?)
千砂都「よかったぁ。きな子ちゃん探してたんだよ」
きな子「きな子を、っすか・・・?」
千砂都「うん。私たちね、きな子ちゃんに大事な話があったから・・・」
きな子「大事な話・・・?」
夏美「千砂都先輩。ちゃんと私の口から言いますの」
きな子(きな子、わからないっす。夏美ちゃんの気持ちが全然わからないっす)
きな子(会って確かめないと!)
千砂都「きな子ちゃん!」
きな子「! 千砂都先輩!」
夏美「きな子!」
きな子「!? 夏美ちゃん・・・?」
きな子(え? なんでふたりが一緒に・・・?)
千砂都「よかったぁ。きな子ちゃん探してたんだよ」
きな子「きな子を、っすか・・・?」
千砂都「うん。私たちね、きな子ちゃんに大事な話があったから・・・」
きな子「大事な話・・・?」
夏美「千砂都先輩。ちゃんと私の口から言いますの」
23: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:20:31.43 ID:bQya8M/X
すみれ「あの子、他に好きな人がいたみたい」
24: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:20:42.26 ID:bQya8M/X
きな子「・・・うそ」
夏美「きな子。私が好きなのはすみれ先輩じゃないですの」
きな子「・・・ゃ。・・・ぃゃ」
夏美「私が本当に好きなのは・・・」
きな子「いやっす!」ダッ
夏美「きな子!?」
夏美「きな子。私が好きなのはすみれ先輩じゃないですの」
きな子「・・・ゃ。・・・ぃゃ」
夏美「私が本当に好きなのは・・・」
きな子「いやっす!」ダッ
夏美「きな子!?」
26: (たこやき) 2023/12/21(木) 00:22:03.77 ID:bQya8M/X
マルガレーテ「・・・・・」ガタガタ
マルガレーテ(え、えげつないものを見てしまったわ・・・!)
マル(この状況、もはや言うに及ばない! 完全にそういうことじゃないの!)
マル(夏美先輩、すみれ先輩と遊びながら千砂都先輩と付き合ってたのね!?)
マルガレーテ(え、えげつないものを見てしまったわ・・・!)
マル(この状況、もはや言うに及ばない! 完全にそういうことじゃないの!)
マル(夏美先輩、すみれ先輩と遊びながら千砂都先輩と付き合ってたのね!?)
33: (たこやき) 2023/12/21(木) 23:36:33.13 ID:bQya8M/X
かのん「う、うそでしょ・・・。夏美ちゃんが二股・・・!?」
恋「禁断のセカイってそういう意味ではないのですが・・・」
かのん「ど、どうしよう! これ誰に言いふらせばいいの!?」
メイ「言いふらしちゃダメだろ!?」
恋「こんなことが知れ渡ったらLiella!の評判はガタ落ちですよ!」
四季「グループ内でのscandal...」
恋「禁断のセカイってそういう意味ではないのですが・・・」
かのん「ど、どうしよう! これ誰に言いふらせばいいの!?」
メイ「言いふらしちゃダメだろ!?」
恋「こんなことが知れ渡ったらLiella!の評判はガタ落ちですよ!」
四季「グループ内でのscandal...」
34: (たこやき) 2023/12/21(木) 23:43:00.69 ID:bQya8M/X
きな子「ひぐっ・・・えっぐ・・・」
メイ「き、きな子!?」
きな子「あ・・・、メイちゃん・・・」
きな子「四季ちゃん、かのん先輩、恋先輩も・・・」
きな子「うぅ・・・」ポロポロ
メイ「きな子・・・」ギュッ
メイ「辛いよな・・・」
きな子「うえぇ~~ん!」
きな子「夏美ちゃんがぁ・・・夏美ちゃんがぁ・・・」
メイ「あぁ、知ってるよ。夏美が二股を・・・」
きな子「夏美ちゃんが千砂都先輩とお付き合いしてたっすうぅ!!」
メイ「・・・・・」
四季「・・・・・」
恋「・・・・・」
かのん「・・・え?」
メイ「き、きな子!?」
きな子「あ・・・、メイちゃん・・・」
きな子「四季ちゃん、かのん先輩、恋先輩も・・・」
きな子「うぅ・・・」ポロポロ
メイ「きな子・・・」ギュッ
メイ「辛いよな・・・」
きな子「うえぇ~~ん!」
きな子「夏美ちゃんがぁ・・・夏美ちゃんがぁ・・・」
メイ「あぁ、知ってるよ。夏美が二股を・・・」
きな子「夏美ちゃんが千砂都先輩とお付き合いしてたっすうぅ!!」
メイ「・・・・・」
四季「・・・・・」
恋「・・・・・」
かのん「・・・え?」
36: (たこやき) 2023/12/21(木) 23:53:08.95 ID:bQya8M/X
メイ「すみれ先輩でもなく、可可先輩でもなく・・・」
恋「千砂都さんと・・・?」
四季「さ、三股・・・!?」
かのん「ちぃちゃんと・・・?」
かのん「うそだよね・・・、ちぃちゃんと、夏美ちゃんが・・・」
かのん「そそそそんなわけ・・・」
かのん「だって! ちぃちゃんはずっと私の隣にいてくれるって・・・!」
恋「かのんさん! お気を確かに!」
恋「千砂都さんと・・・?」
四季「さ、三股・・・!?」
かのん「ちぃちゃんと・・・?」
かのん「うそだよね・・・、ちぃちゃんと、夏美ちゃんが・・・」
かのん「そそそそんなわけ・・・」
かのん「だって! ちぃちゃんはずっと私の隣にいてくれるって・・・!」
恋「かのんさん! お気を確かに!」
37: (たこやき) 2023/12/21(木) 23:59:06.00 ID:bQya8M/X
メイ「・・・きな子、それ本当なのか? 夏美と千砂都先輩が・・・」
マルガレーテ「本当よ!! 私もこの眼と耳で確認したわ」
メイ「マルガレーテ!?」
冬毬「マ、マルガレーテ! 血相変えて走り出してどうしたのですか!」
冬毬「あ、みなさん。・・・これはどういう状況なのですか?」
マル(夏美先輩の狼藉はすでに知られてる。ならこれ以上、冬毬に隠すこともできない)
マル「よく聞いて冬毬。あなたのお姉さんは、千砂都先輩と付き合いながら、他の先輩とも遊びで付き合っていたのよ」
冬毬「・・・はい?」
冬毬「・・・急になにを言い出すのですか。姉者がそのようなことをするはずが。いくらマルガレーテでも姉者を悪く言うのは・・・」
マル「見て、みんなの表情を」
冬毬「・・・・・」
冬毬「・・・ま、待ってください。何かの間違いかと・・・」
冬毬「姉者は人の心を弄ぶような人ではありません」
マルガレーテ「本当よ!! 私もこの眼と耳で確認したわ」
メイ「マルガレーテ!?」
冬毬「マ、マルガレーテ! 血相変えて走り出してどうしたのですか!」
冬毬「あ、みなさん。・・・これはどういう状況なのですか?」
マル(夏美先輩の狼藉はすでに知られてる。ならこれ以上、冬毬に隠すこともできない)
マル「よく聞いて冬毬。あなたのお姉さんは、千砂都先輩と付き合いながら、他の先輩とも遊びで付き合っていたのよ」
冬毬「・・・はい?」
冬毬「・・・急になにを言い出すのですか。姉者がそのようなことをするはずが。いくらマルガレーテでも姉者を悪く言うのは・・・」
マル「見て、みんなの表情を」
冬毬「・・・・・」
冬毬「・・・ま、待ってください。何かの間違いかと・・・」
冬毬「姉者は人の心を弄ぶような人ではありません」
38: (たこやき) 2023/12/22(金) 00:11:33.79 ID:nVGDJTvF
冬毬「みなさんもそう思いますよね?」
メイ「・・・・・」
恋「・・・えーと」
マル「冬毬・・・。残念だけど・・・」
冬毬「姉者、が・・・!? い、いやぁ・・・!」
冬毬「嘘です嘘です嘘です嘘です嘘です・・・」
マル「冬毬が壊れた・・・!? しっかりしなさい!」
かのん「ちぃちゃんがどこかへ行っちゃう! 待ってちぃちゃん!」
恋「ああ! かのんさんまで!」
可可「しゅみれぇ・・・しゅみれ・・・」フラフラ
四季「しれっと可可先輩も混ざってきた」
きな子「夏美ちゃああああん。きな子の何が悪かったんすかああああ」ビエエエエ
メイ(地獄だ・・・)
メイ(もうLiella!は終わりだ・・・)
メイ「・・・・・」
恋「・・・えーと」
マル「冬毬・・・。残念だけど・・・」
冬毬「姉者、が・・・!? い、いやぁ・・・!」
冬毬「嘘です嘘です嘘です嘘です嘘です・・・」
マル「冬毬が壊れた・・・!? しっかりしなさい!」
かのん「ちぃちゃんがどこかへ行っちゃう! 待ってちぃちゃん!」
恋「ああ! かのんさんまで!」
可可「しゅみれぇ・・・しゅみれ・・・」フラフラ
四季「しれっと可可先輩も混ざってきた」
きな子「夏美ちゃああああん。きな子の何が悪かったんすかああああ」ビエエエエ
メイ(地獄だ・・・)
メイ(もうLiella!は終わりだ・・・)
39: (たこやき) 2023/12/22(金) 00:22:14.13 ID:nVGDJTvF
かのん「駆け抜けるしゅーてぃんすたー」
可可「追いつけず地ーに落ーちーるー」
かのん可可「くーたーばれーー」
恋「うっ、うっ・・・。もうおふたりの心は治らないのですね・・・」
きな子「冬毬ちゃん・・・。冬毬ちゃんには夏美ちゃんと同じ遺伝子が半分くらい宿ってるんすよね・・・? きな子と結婚しないっすか?」
冬毬「私は今、姉者の罪を合理的かつ効率よく清算する方法を考えるのに忙しいのです。・・・まずは私が全ての罪を背負い謝罪動画を出します・・・。そして・・・」
メイ「許せねえ・・・。夏美のヤツ、捕まえたらお尻ペンペンじゃすまねえぞ」
四季「拷問君2号も完成した・・・。あとは夏美ちゃんを見つけるだけ・・・」
四季「・・・ん。メイ、あれ」
メイ「千砂都先輩と・・・、夏美!?」
可可「追いつけず地ーに落ーちーるー」
かのん可可「くーたーばれーー」
恋「うっ、うっ・・・。もうおふたりの心は治らないのですね・・・」
きな子「冬毬ちゃん・・・。冬毬ちゃんには夏美ちゃんと同じ遺伝子が半分くらい宿ってるんすよね・・・? きな子と結婚しないっすか?」
冬毬「私は今、姉者の罪を合理的かつ効率よく清算する方法を考えるのに忙しいのです。・・・まずは私が全ての罪を背負い謝罪動画を出します・・・。そして・・・」
メイ「許せねえ・・・。夏美のヤツ、捕まえたらお尻ペンペンじゃすまねえぞ」
四季「拷問君2号も完成した・・・。あとは夏美ちゃんを見つけるだけ・・・」
四季「・・・ん。メイ、あれ」
メイ「千砂都先輩と・・・、夏美!?」
40: (たこやき) 2023/12/22(金) 00:35:53.73 ID:nVGDJTvF
千砂都「はぁ、はぁ・・・。やっと、見つけた・・・、きな子ちゃん・・・」ハアハア
夏美「話を・・・聞いて欲しいですの・・・」ゼエゼエ
メイ「うおおおおお! 確保おおおおおお!」
夏美「にゃああああああ!?」
四季「まずは磔の刑・・・」
千砂都「夏美ちゃんがつるし上げられたぁ!?」
夏美「何ですのこれ!? お、降ろしてほしいですのおお!!」
メイ「よくもまあノコノコと出てきやがったな!」
四季「このままくすぐり拷問開始・・・」
夏美「にゃはははは!! ひぃぃ!! 死ぬぅ! 死にますのぉ!!」
冬毬「ま、待ってください! 折檻をするなら私に! 姉者にはどうか慈悲を!」
マル「ダメよ! あなたは何も悪くないじゃない!」
かのん「ちぃちゃん! 私頑張るから! ちぃちゃんに認めてもらえるように頑張るから!」
千砂都「かのんちゃん!? な、何のは話? それより夏美ちゃんを・・・」
かのん「だめー! 夏美ちゃんのところへ行かないでぇ!」
千砂都「・・・? なんで私が夏美ちゃんを・・・」
千砂都「ていうか、みんな一体どうしたの・・・!?」
夏美「話を・・・聞いて欲しいですの・・・」ゼエゼエ
メイ「うおおおおお! 確保おおおおおお!」
夏美「にゃああああああ!?」
四季「まずは磔の刑・・・」
千砂都「夏美ちゃんがつるし上げられたぁ!?」
夏美「何ですのこれ!? お、降ろしてほしいですのおお!!」
メイ「よくもまあノコノコと出てきやがったな!」
四季「このままくすぐり拷問開始・・・」
夏美「にゃはははは!! ひぃぃ!! 死ぬぅ! 死にますのぉ!!」
冬毬「ま、待ってください! 折檻をするなら私に! 姉者にはどうか慈悲を!」
マル「ダメよ! あなたは何も悪くないじゃない!」
かのん「ちぃちゃん! 私頑張るから! ちぃちゃんに認めてもらえるように頑張るから!」
千砂都「かのんちゃん!? な、何のは話? それより夏美ちゃんを・・・」
かのん「だめー! 夏美ちゃんのところへ行かないでぇ!」
千砂都「・・・? なんで私が夏美ちゃんを・・・」
千砂都「ていうか、みんな一体どうしたの・・・!?」
47: (たこやき) 2023/12/22(金) 23:19:56.32 ID:nVGDJTvF
恋「千砂都さん! 無礼を承知で申し上げますが、夏美さんとのお付き合いはやめておいたほうがよいかと・・・」
恋「さすがに三股するような人とは・・・」
千砂都「私と夏美ちゃんが付き合ってる・・・?」
千砂都「夏美ちゃんが三股・・・?」
千砂都「・・・あー、あー?」
千砂都「あーー、うーん」
千砂都「え? そういうことなの? 待って、すっごい話こじれてない?」
恋「さすがに三股するような人とは・・・」
千砂都「私と夏美ちゃんが付き合ってる・・・?」
千砂都「夏美ちゃんが三股・・・?」
千砂都「・・・あー、あー?」
千砂都「あーー、うーん」
千砂都「え? そういうことなの? 待って、すっごい話こじれてない?」
48: (たこやき) 2023/12/22(金) 23:38:40.64 ID:nVGDJTvF
夏美「あひゃひゃひゃひゃ! きいぃぃきな子ぉ! 助けてほしいんですのぉ!」
夏美「マジで助けてぇ!!」
きな子「夏美ちゃんがきな子を求めてるっす・・・」
きな子「あの夏美ちゃんが、きな子のことを見てるっす・・・。他の誰でもない、きな子のことを・・・」
きな子「ああ、そういうことだったんすね・・・。きな子、やっと理解したっす。どうして夏美ちゃんがあんなことをしたのか」
夏美「き、きな子!? 何言ってるですの・・・!? は、はやく・・・!」
夏美「マジで助けてぇ!!」
きな子「夏美ちゃんがきな子を求めてるっす・・・」
きな子「あの夏美ちゃんが、きな子のことを見てるっす・・・。他の誰でもない、きな子のことを・・・」
きな子「ああ、そういうことだったんすね・・・。きな子、やっと理解したっす。どうして夏美ちゃんがあんなことをしたのか」
夏美「き、きな子!? 何言ってるですの・・・!? は、はやく・・・!」
49: (たこやき) 2023/12/22(金) 23:46:36.00 ID:nVGDJTvF
きな子「きな子のことが好きだから、きな子を苦しめてたんすね」
きな子「だって、きな子は苦しんでいる間、絶対に夏美ちゃんのことを忘れることはないっすから・・・」
きな子「それが夏美ちゃんの愛のカタチだったんすね」
きな子「だから、きな子も夏美ちゃんに同じことしてあげるっす・・・。そうすれば夏美ちゃんも、ずっときな子を見てくれるっすよね?」ユラ...
夏美「き、きな子!? なにを・・・」
きな子「こちょこちょこちょこちょ」
夏美「あ"あああああああああ!!」
きな子「だって、きな子は苦しんでいる間、絶対に夏美ちゃんのことを忘れることはないっすから・・・」
きな子「それが夏美ちゃんの愛のカタチだったんすね」
きな子「だから、きな子も夏美ちゃんに同じことしてあげるっす・・・。そうすれば夏美ちゃんも、ずっときな子を見てくれるっすよね?」ユラ...
夏美「き、きな子!? なにを・・・」
きな子「こちょこちょこちょこちょ」
夏美「あ"あああああああああ!!」
50: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:06:32.84 ID:uwHBJeTT
千砂都「あああ・・・なんという惨状・・・」
かのん「ぢぃぢゃあ"あ"ん!」
千砂都「落ち着いてかのんちゃん! は、鼻水つけないで! 私と夏美ちゃんはそういう関係じゃないから!」
千砂都「みんなも落ち着いて!」
四季「次はこのハケ水車に跨ってもらう・・・」
メイ「全部動画に撮ってやる。安心しろ、バラまいたりはしない。私の今夜のオカズだ」
かのん「ぢぃぢゃあ"あ"ん!」
千砂都「落ち着いてかのんちゃん! は、鼻水つけないで! 私と夏美ちゃんはそういう関係じゃないから!」
千砂都「みんなも落ち着いて!」
四季「次はこのハケ水車に跨ってもらう・・・」
メイ「全部動画に撮ってやる。安心しろ、バラまいたりはしない。私の今夜のオカズだ」
51: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:14:08.94 ID:uwHBJeTT
千砂都「ちょっとみんな・・・!」
冬毬「このハケ水車・・・! ハケが11個あります・・・!」
四季「名付けてTwinkle Triangle」
マルガレーテ「サイッテーね・・・」
冬毬「私が乗ります! やらせてください!」
マル「いいから!」
千砂都「・・・・・」イラッ
千砂都「聞きなさーーーーい!!!」
シーン...
千砂都「全員そこに正座!」
冬毬「このハケ水車・・・! ハケが11個あります・・・!」
四季「名付けてTwinkle Triangle」
マルガレーテ「サイッテーね・・・」
冬毬「私が乗ります! やらせてください!」
マル「いいから!」
千砂都「・・・・・」イラッ
千砂都「聞きなさーーーーい!!!」
シーン...
千砂都「全員そこに正座!」
52: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:20:02.51 ID:uwHBJeTT
すみれ「・・・はぁ。いい加減、私も踏ん切りつけないとね。いつまでも引きずってるわけにはいかないし」
すみれ「あら?」
千砂都「さて、誤解が解けたところで・・・」
千砂都「みんな、言う事は?」
「「申し訳ありませんでした!」」
夏美「あの~、はやく降ろしてくださいませんの?」
すみれ「あら?」
千砂都「さて、誤解が解けたところで・・・」
千砂都「みんな、言う事は?」
「「申し訳ありませんでした!」」
夏美「あの~、はやく降ろしてくださいませんの?」
53: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:25:06.42 ID:uwHBJeTT
きな子(夏美ちゃん・・・。すべて誤解だったんすね・・・)
きな子(きな子が悪いっすね・・・。きな子が夏美ちゃんを疑っちゃったから・・・)
きな子(夏美ちゃんはちゃんときな子を好きでいてくれたのに)
きな子(ちゃんと謝るっす。そして、ちゃんと告白するっす!)
きな子(きな子が悪いっすね・・・。きな子が夏美ちゃんを疑っちゃったから・・・)
きな子(夏美ちゃんはちゃんときな子を好きでいてくれたのに)
きな子(ちゃんと謝るっす。そして、ちゃんと告白するっす!)
54: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:26:26.60 ID:uwHBJeTT
すみれ「え、なにこの状況」
すみれ「夏美が磔にされてて、千砂都の前で全員が土下座してる・・・。何かの儀式?」
すみれ「ハッ!? まさか、これから夏美の処刑でも始めるっていうの!?」
すみれ「いったいなんで? 思い当たるのは、夏美が可可と付き合ってたことくらいしかないけど・・・」
すみれ「スクールアイドルが恋人を作るなんてタブーを犯したから!?」
すみれ「はやく止めないと!」
すみれ「夏美が磔にされてて、千砂都の前で全員が土下座してる・・・。何かの儀式?」
すみれ「ハッ!? まさか、これから夏美の処刑でも始めるっていうの!?」
すみれ「いったいなんで? 思い当たるのは、夏美が可可と付き合ってたことくらいしかないけど・・・」
すみれ「スクールアイドルが恋人を作るなんてタブーを犯したから!?」
すみれ「はやく止めないと!」
55: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:27:09.77 ID:uwHBJeTT
すみれ「待ちなさい千砂都!」
千砂都「あ、すみれちゃん」
可可「あ! しゅみれ~!」
すみれ「あんた何でこんなことを・・・」
千砂都「安心してすみれちゃん」
すみれ「な、何が・・・?」
千砂都「すみれちゃんを悩ませてたモノはこれで全部なくなったよ」
すみれ「そ、それって・・・」
すみれ(私の恋敵の夏美を消すってこと・・・!? いくらなんでも横暴すぎるわよ!)
すみれ「だめぇ!」バッ
夏美「にょわぁ!?」ドサッ
千砂都「あ、すみれちゃん」
可可「あ! しゅみれ~!」
すみれ「あんた何でこんなことを・・・」
千砂都「安心してすみれちゃん」
すみれ「な、何が・・・?」
千砂都「すみれちゃんを悩ませてたモノはこれで全部なくなったよ」
すみれ「そ、それって・・・」
すみれ(私の恋敵の夏美を消すってこと・・・!? いくらなんでも横暴すぎるわよ!)
すみれ「だめぇ!」バッ
夏美「にょわぁ!?」ドサッ
56: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:27:44.13 ID:uwHBJeTT
すみれ「夏美! 一緒に逃げるわよ!」
夏美「は、はいぃ!?」
可可「しゅみれ!? どこへ行くのデスか!?」
かのん「すみれちゃんが夏美ちゃんの手を引いて走ってっちゃったよ!?」
恋「これですこれ! こういうのが見たかったのです!」
メイ「言ってる場合かよ!? 追いかけないと!」
四季「大丈夫。夏美ちゃんの身体に発信機を付けてる。地獄の果てまで追える」
マルガレーテ「なんかあれね。ラブロマンス的な逃避行が始まったわね」
冬毬「姉者・・・。すみれ先輩とお幸せに・・・」グス
きな子「・・・・・」
きな子「・・・なんで」
きな子「・・・なんでこうなるんすかあああああ!!」
夏美「は、はいぃ!?」
可可「しゅみれ!? どこへ行くのデスか!?」
かのん「すみれちゃんが夏美ちゃんの手を引いて走ってっちゃったよ!?」
恋「これですこれ! こういうのが見たかったのです!」
メイ「言ってる場合かよ!? 追いかけないと!」
四季「大丈夫。夏美ちゃんの身体に発信機を付けてる。地獄の果てまで追える」
マルガレーテ「なんかあれね。ラブロマンス的な逃避行が始まったわね」
冬毬「姉者・・・。すみれ先輩とお幸せに・・・」グス
きな子「・・・・・」
きな子「・・・なんで」
きな子「・・・なんでこうなるんすかあああああ!!」
57: (たこやき) 2023/12/23(土) 00:28:11.88 ID:uwHBJeTT
end
58: (茸) 2023/12/23(土) 00:30:13.25 ID:62W1ShoB
どさくさにまぎれて恋メイが最低の事言ってて草
面白かった乙
面白かった乙
60: (やわらか銀行) 2023/12/23(土) 04:44:10.33 ID:gekhQJLk
反省する気あんのか葉月ィ!
59: (茸) 2023/12/23(土) 00:49:41.30 ID:4lZdZA76
面白い群像劇だった
おつ!
おつ!
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1703081378/