【SS】しずく「かすみさん、次の家庭科は調理室ですよ。」かすみ「あ、そうだった。」【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


1: 2020/01/12(日) 21:10:08.72 ID:TOVLXjjb
先生「今日はクレープを作って貰うぞ~」

先生「適当に班作って始めてくれ。」

しずく(この先生雑すぎないかな…)

かすみ「しず子~一緒に作ろ~」

しずく「あ、はい!」

璃奈「やっぱりこの3人になるね。」

かすみ「じゃあ早速…」

栞子「…んっん!」

しずかすりな「…………」

2: 2020/01/12(日) 21:12:19.90 ID:TOVLXjjb
かすみ「し、しず子はなんかフルーツ持ってきた~?」

しずく「わ、私は無難にイチゴですね~!」

璃奈「私はブルーベリー持ってきたよ!」

栞子「………」ソワソワ

しずかすりな「…………」

かすみ「ねぇ、もしかしてあの人1人なの…?」ボソッ

しずく「私が見る限りそう見えますね…」ボソッ

栞子「…………」チラッチラッ

璃奈「なんかすごい見てくるよ…?」ボソッ

しずく「どうします?誘いますか?」ボソッ

かすみ「え~?でもかすみん達の敵だよ~?」ボソッ

5: 2020/01/12(日) 21:14:34.05 ID:TOVLXjjb
栞子「あ~、班人数が少ないです~!」

栞子「3人ぐらい来てくれませんかね~?」チラッチラッ

かすみ「………これ絶対かすみん達のことだよね。」ボソッ

しずく「…誘われ待ちということでは?」

璃奈「じ、時間もあれだしそろそろ私たちも取り掛からないと!」

かすみ「げっ!本当だ!」

栞子「あ~!本当に班人数少ない~!」ウルウル

しずかすりな「…………」

6: 2020/01/12(日) 21:16:51.16 ID:TOVLXjjb
しずく「なんか涙目になってません!?」ボソッ

璃奈「どうしても自分からは行かないんだね…」ボソッ

かすみ「素直に入れて~って言えば入れるのに…」ボソッ

栞子「…………」ジーッ

しずかすりな(すっごいガン見!!)

しずく「本当にどうしますか!このままだと時間が…!」ボソッ

かすみ「え~…」チラッ

栞子「………グスッ」ウルウル

かすみ「あ~もうわかった!!なんかちょうど4人でやりたい気分だから誰か入ってくんないかな~!!!」

栞子「…………」パアァ!

栞子「中須さん、声が大きいですよ。」キリッ

かすみ「…………」イラァ

璃奈「かすみちゃん!冷静に!」

しずく(一瞬すっごい笑顔になってた…)

7: 2020/01/12(日) 21:19:16.11 ID:TOVLXjjb
栞子「それで、どうやら中須さん達は4人でやりたいと言ってましたよね?」

栞子「では利害の一致ということで私が仕方がないからあなた達を私の班にいれてあげます。仕方なくですからね!!」

かすみ「あ、やっぱり3人でやりたい気分なので大丈夫で~す。」イライラ

栞子「…………グスッ」ウルウル

しずく「かすみさん!!!」

璃奈「かすみちゃん!!!」

かすみ「あ~もう!わかったから!!早くクレープ作るよ!!」

栞子「で、ではさっさと準備にとりかかってください。」ウルウル

かすみ「はいは~い…」ブスッ

8: 2020/01/12(日) 21:21:20.94 ID:TOVLXjjb
しずく「えっと…まずホットケーキミックスと水300mlをボウルに入れる…ですって。」

栞子「ですって。」

かすみ「……」イラッ

かすみ「じゃあかすみん水の量計るのであなたはホットケーキミックスの袋開けてください。」

栞子「…そうですか。」

栞子「………」ググググッ

しずく「…三船さん?」

10: 2020/01/12(日) 21:23:08.97 ID:TOVLXjjb
栞子「これ…結構力が必要なんですね。」

しずく「えっ……?」

栞子「………」ググググッ

璃奈「あ、はさみ!はさみ持ってきたから!」

栞子「ふんっ!」グイッ!

パァン…!

しずく「……」(真っ白)

璃奈「……けほっ」(真っ白)

栞子「……」(真っ白)

かすみ「…え?なにがあったの?」(真っ白)

栞子「…知らないです。」プイッ

先生「三船ぇ~」

栞子「…すいません。」

11: 2020/01/12(日) 21:25:05.81 ID:TOVLXjjb
新しいの用意した

しずく「物語の進行上粉はとれました。」

璃奈「しずくちゃん?」

しずく「さっ!私たちは持ってきた具材を切りましょうか!!」

璃奈「う、うん!」

しずく「さて、あっちは…」チラッ

13: 2020/01/12(日) 21:27:12.79 ID:TOVLXjjb
かすみ「も~!なんでこんなに卵の殻入ってるの~!」

栞子「知りませんよ!殻が勝手に入ってるだけです!」

かすみ「そんなバカみたいな話ないでしょーが!」

栞子「大体なんで中須さんが私に指図してるんですか!」

かすみ「あんたがお料理下手だからでしょ!!」

栞子「へ、下手なわけないじゃないですか!!この低脳タヌキ!」

かすみ「はぁ~!?せっかく教えてるのになにその態度!」

かすみ「ガリ勉ぼっち!」

栞子「………」

栞子「グスッ……」

かすみ「思ったより打たれ弱い!!」

りなしず「………はぁ」

16: 2020/01/12(日) 21:28:51.80 ID:TOVLXjjb
しずく「犬と猿、水と油、かすみさんと三船さん…って所でしょうか……」

璃奈「わ、私かすみちゃんと変わるよ!」

璃奈「そうすればなんとかなる……はず!」

しずく「ですが…三船さんは性格に難があるようなので…行った所で最悪の出来になると思います…」

しずく「この班で1番料理が上手なのはかすみさですし…この組み合わせが最適かと……」

璃奈「そ、それもそうかもしれない…」

しずく「もし喧嘩とかになったら全力で止めましょう。」

璃奈「う、うん!」

18: 2020/01/12(日) 21:29:52.20 ID:TOVLXjjb
かすみ「ふぅ…なんとか生地は出来た……」

栞子「…これ食べられそうにないですけど?」

かすみ「…焼けばクレープになるから。」ブスッ

栞子「……焼く?」

かすみ「うん、フライパンで。出来るでしょ?」

栞子「…当然です。」キリッ

19: 2020/01/12(日) 21:30:57.83 ID:TOVLXjjb
かすみ「はい、じゃあ生地流し込むからタイミング見てひっくり返して。」

栞子「………」

ジュー…

栞子「………」

ジュー…

栞子「………」

かすみ「ちょっと?」

ジュー…

かすみ「焦げてるんですけど!?」

栞子「今です!!」ブンッ!

かすみ「!?」

21: 2020/01/12(日) 21:32:15.33 ID:TOVLXjjb
かすみ(へぇ~…クレープってあんな高く飛ぶんだ~)

かすみ(すっごい綺麗なアーチを描いてる…まるでアキバドームの屋根みたい……)

かすみ(あ、そろそろ落ちる。)

先生「あっつ!!」ベチャ

しおかす「げっ……」

22: 2020/01/12(日) 21:34:05.77 ID:TOVLXjjb
しずく「先生大丈夫ですか!?」ダッ!

先生「…なにこれ?ボロ雑巾?」ベローン

しずく「あ、いえクレープだったもの…です。」

先生「…これお前らの班?」

しずく「あ、はい…」

先生「そっか……頑張れよ。」

しずく(あっちは大丈夫かな……)チラッ

24: 2020/01/12(日) 21:35:02.33 ID:TOVLXjjb
栞子「………」ウルウル

かすみ「あ~…やり直す?」

璃奈「ふ、2人とも…」

栞子「もういいですよ気にしないでください。」ブスッ

璃奈(いじけちゃった…)

栞子「最初からわかってましたから。あなた方が無理してるのを。」

璃奈「だ、大丈夫だよ!また作ろ!まだたくさんあるから!」

栞子「ですから励まさなくてもいいですって。」イラッ

璃奈「あうぅ…」

27: 2020/01/12(日) 21:36:23.02 ID:TOVLXjjb
かすみ「…だってさ。じゃあそこに座ってて。」

栞子「……言われなくてもわかってます。」プイッ

璃奈「かすみちゃん…」

かすみ「行こっりな子。」

璃奈「で、でも…」

かすみ「いいから。」

28: 2020/01/12(日) 21:38:09.03 ID:TOVLXjjb
栞子「………」

かすみ「しず子はクリーム多めにする?」

しずく「あ、じゃあお願いします。」

かすみ「OK☆」

かすみ「かすみんはチョコをた~っぷりと♡」

栞子「……はぁ」

栞子「……もう少し優しく出来たらなぁ」ボソッ

栞子「………」ソワソワ

かすみ「……じゃあ最初からそうしてよ。」

栞子「…え?」

29: 2020/01/12(日) 21:39:52.90 ID:TOVLXjjb
かすみ「……ん。」スッ

栞子「…な、なんですか?」

かすみ「だからあんたの分クレープ作ったの!」

栞子「……え?」

しずく「これかすみさんが作ったやつなんですよ?」

璃奈「仲直りしたいんだって!」

かすみ「そ、そこまで言わなくていいでしょ!!」

かすみ「と、とにかく食べて!!」

栞子「あ、はい……」モグッ

かすみ「………どう?美味しいでしょ?」

栞子「…甘すぎませんか?」

かすみ「……」イラッ

かすみ「うがーっ!!」

しずりな「かすみちゃん!!」

33: 2020/01/12(日) 21:41:47.36 ID:TOVLXjjb
かすみ「しず子も食べよっ♡」

栞子「……」

しずく「はい!」

かすみ「りな子が持って来たブルーベリー美味しいね!」

栞子「……」

かすみ「………あんたも「栞子です。」

かすみ「え?」

34: 2020/01/12(日) 21:44:30.58 ID:TOVLXjjb
栞子「栞子です。」ブスッ

かすみ「……はい?」

しずく「どうやらあだ名で呼ばれたいそうですよっ。」ニコッ

栞子「んなっ…!そ、そんなこと言ってませんが…?」

栞子「ただ気になっただけです…口を開けばあんたとかそう言った呼ばれ方で……」

かすみ「……はぁ」

かすみ「栞子も美味しいでしょ?」

栞子「……」パアァ!

栞子「ま、まぁ不味くはないです…」

かすみ「…あっそ。」

かすみ「………」クスッ

璃奈「よかったねかすみちゃん♡」

かすみ「なっ…!別に良くなんかないし!!」

かすみ「……」モグモグ

しおかす「…美味しい。」

璃奈「よかったね、仲良くなって。」

しずく「そうですね!」

しずく(私たちと仲良くなるのも時間の問題かな…?)

37: 2020/01/12(日) 21:45:48.23 ID:TOVLXjjb
生徒会室

栞子「………」カリカリ

栞子「………」カリカリ

栞子「ふふっ…美味しかったなぁ……」クスッ

おわり。




おまけ
璃奈「…美味しい♡」モグモグ

栞子「…天王寺さんは一体どうやって食べてるんですか?」

璃奈「…なにか変かな?」

栞子「え、いやだから…」

璃奈「なにか変かな?」

栞子「…なんでもないです。」

45: 2020/01/12(日) 22:01:50.44 ID:TO1LLSbW
いろんな内容がみてみたいから設定通りもいいけどこういうのも良き

46: 2020/01/12(日) 22:03:56.51 ID:4dK0NPH3
乙、皆キャラが立っていていい話でした

49: 2020/01/12(日) 22:44:22.52 ID:KUwHPo8N
栞子の一年生絡みが見たかったからめっちゃ嬉しい

55: 2020/01/12(日) 23:00:44.95 ID:uvOZ9D6m
おつおつ、良かったで

61: 2020/01/13(月) 00:27:39.00 ID:T/fgXT3S
しず子のさん付けだけど「~だよ?」ってくだけた口調になるのがよいのだ

62: 2020/01/13(月) 00:43:02.45 ID:G5qfEco5
一年生組SS好き
これからもよろしくお願いします

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1578831008/

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