【SS】栞子「ポッキーゲームってなんですか?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

しおりこ SS


1: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 01:15:40.17 ID:4yZ/7GgN
しずく「え?」

栞子「ポッキーゲームです」

かすみ「し、しお子がその話題を出すなんて…」

しずく「ね びっくりだよ」

栞子「…やはり、いかがわしい事を指す言葉なのでしょうか」

しずく「え?」

かすみ「別にいかがわしくはなくない?なんでそう思ったの?」

しずく「知りたいなら教えるけど」

栞子「実は、歩夢さんにも聞いたんです ポッキーの日はポッキーゲーム!みたいな話題を朝から耳にしてたので」

しずく「うん」

栞子「それで、気になってはいたのですけど、自分で調べて変なのが出てきたら嫌なので歩夢さんに聞いてみたんです」

3: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 01:21:25.85 ID:4yZ/7GgN
かすみ「教えてもらえなかったの?」

栞子「はい わたしは知らなくていいって」

しずく「ええ…」

かすみ「過保護だなぁ」

栞子「それで、歩夢さんの言うことに間違いなどないのでわたしも考えるのはやめようと思ったのです」

かすみ「こっちはこっちでなんか…」

しずく「でも、それならどうしてわたしたちに聞いてきたの?」

栞子「あの方が歩夢さんとポッキーゲームするって言ってたんです!」

しずく「先輩が?」

栞子「そうです!わたしが知らなくていい事を、あの方は歩夢さんにやると言ってたのです!このままだと歩夢さんの身に危険が及んでしまいます!」

かすみ「及ばないと思うけどなぁ…」

栞子「なので、あの方が歩夢さんにポッキーゲームなるものをしようとするのをやめさせるため、お2人に協力してほしいのです!」

かすみ「嫌だなぁ」

4: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 01:26:45.41 ID:4yZ/7GgN
しずく「待って、かすみさん」コソッ

かすみ「うん?」

しずく「このままだと、先輩が歩夢さんとポッキーゲームしちゃうよ」

かすみ「!」

しずく「そんなことは許しちゃいけないよ するなら、まずはわたしが最初だよね」

かすみ「かすみんですけど!」

しずく「…でも、先輩と歩夢さんにポッキーゲームしてもらいたくない気持ちは一緒だよ」

かすみ「そうだね」

しずく「なら、栞子さんに協力してあげるべきだよ」

かすみ「わかった」

栞子「あ、あの?」

しずく「協力するよ」

かすみ「うん」

栞子「本当ですか!?」

6: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 01:31:09.27 ID:4yZ/7GgN
しずく「絶対に先輩と歩夢さんにポッキーゲームをさせちゃだめ」

栞子「その通りです」

かすみ「じゃあ同盟成立だね!」

しずく「おー!」

栞子「お、おー!!」

9: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 01:38:59.44 ID:4yZ/7GgN
栞子「それで、ポッキーゲームとはなんなのでしょうか」

かすみ「あー!そこからだった~!」

しずく「…目的は一致したんだし、ポッキーゲームが何かは別に知らなくても問題なくない?」

栞子「いえ、どのようなことを阻止するのかで、作戦の幅も広がると思います」

しずく「いやいや、作戦はわたしとかすみさんで考えるから、栞子さんはゆっくりしててよ」

栞子「わたしが頼んでるのにそういう訳にはいきません」

しずく「…だ、大丈夫だよ!この前栞子さんに数学教えてもらった恩g」

栞子「そんなにいかがわしいことなのですか?」

しずく「え?」

かすみ「そ、そういうわけじゃないけど…」

栞子「では、何故頑なに教えることを拒むのですか?」シュン

10: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 01:43:59.57 ID:4yZ/7GgN
かすみ「だって…」コソッ

しずく「歩夢さんが栞子さんに教える必要はないと判断したことを、わたしたちが教えたら…」コソッ

かすみ「絶対〇されるよ」ヒェー

しずく「間違いないよ」ゾワッ

かすみ「…じゃ、じゃあさ!嘘を教えようよ!」

しずく「嘘?」

かすみ「例えば、ポッキーを2本同時に食べていいゲーム~!とか、ポッキーでチャンバラとか」

しずく「なるほど…でも、それなら別に良くない?って栞子さんがなったら、同盟崩壊だよ?」

かすみ「確かに…」

しずく「はぁ…やっぱり本当のことを教えてあげてもいいと思う」

かすみ「でも!歩夢先輩は絶対黙ってないよ!?」

しずく「先輩とポッキーゲームが出来るなら…この命果ててまで…ッ!!!」

かすみ「ほんとにそれでいいの!?」

12: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 01:56:34.77 ID:4yZ/7GgN
しずく「いいよ 先輩とポッキーゲーム出来るなら、わたしは歩夢さんと正面からぶつかるよ」

かすみ「…」

しずく「…はぁ じゃあかすみさんはやる気がないってことで、この作戦が成功して、わたしと先輩がイチャイチャしてるのを離れて見てるといいよ」

かすみ「は、はあ?!そんなこと許されるわけないじゃん!」

しずく「でも歩夢さんが怖くて乗り気じゃないんでしょ?」

かすみ「べ、別に怖くないし!!かすみんはただ、しず子が無理してそうだな~!って思っただけだし!!」

しずく「無理なんてしてないよ」

かすみ「それがわかったからかすみんももう遠慮しないよ!」

しずく「それでこそかすみさんだよ」

かすみ「うるさい!ほら、しお子!ポッキーゲームっていうのはね!!……あれ?しお子?」

しずく「…あっ!」


栞子「…」ズーン

13: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:00:45.37 ID:4yZ/7GgN
かすみ「ちょっ、そんな端っこで体育座りしてどうしたの?!」

栞子「…かすみさんとしずくさんが、話に入れてくれません…」ズーン

しずく「い、いや、違うんだよ!?」

栞子「違くないですよぉ…!さっきからずっと2人で喋ってわたしは蚊帳の外じゃないですか!」

かすみ「さ、作戦を考えてたの!!」

栞子「わたしも一緒に考えるって言いました…」ズーン

しずく「ああ…」

かすみ「し、しお子…」

栞子「…」ズーン

しずく「……ほ、ほら!わたしとかすみさんはね、ポッキーゲームの認識が合ってるか確認してただけだよ!」

栞子「…ほんとですか…?」

かすみ「…ほ、ほんとだよ!しお子に嘘教えちゃったら申し訳ないから!」

栞子「本当ですね…?わたしを省こうとしてたわけではないんですね…?」

かすみ「うん!」

しずく「当たり前だよ!!」

14: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:04:54.63 ID:4yZ/7GgN
栞子「…わかりました…取り乱してすみません」

かすみ「う、ううん かすみんたちもごめんね」

しずく「うん…」

かすみ(よかったぁ…)

しずく(栞子さんを泣かせたら、歩夢さんに何されるかわからないし…)

栞子「それで、ポッキーゲームとはなんなのですか?」

かすみ「うん ポッキーゲームというのはね、ポッキーゲームの端と端を2人で咥えて」

しずく「そのまま2人で食べ進めて、先に口を離した方が負けってゲームだよ」

栞子「は?」

かすみ「…」

しずく「…」

15: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:07:56.34 ID:4yZ/7GgN
栞子「本当にそれがポッキーゲームなのですか…?」

かすみ「うん」

しずく「そうだよ」

栞子「…く、口を離したら負け…つまり、き、キスをすれば勝ち…ということですか…?」

かすみ「そうなるね」

しずく「そうだよ」

栞子「……」

かすみ「…」

しずく「…」

栞子「……そんなことさせていいわけないでしょう!!!」

かすみ「ひいっ!?」

栞子「たかがゲームなんかで、歩夢さんの唇が奪われていいわけありません!!わたしは歩夢さんとあの方がポッキーゲームするのを断固拒否します!!!」

しずく「お、落ち着いて!」

16: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:09:44.67 ID:4yZ/7GgN
栞子「今すぐ2人を探しますよ!!ことが過ぎてからでは遅いのです!!!」

かすみ「ちょっ、ちょっと待ってよしお子!作戦は!?」

栞子「正面突破です!!」

かすみ「ええ…」

しずく「栞子さん…かっこいい!」

かすみ「ええ……」

栞子「行きますよお2人とも!!」

かすみ「ま、待ってよ~!」

しずく「先輩!今行きますからね!」


──────────

17: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:12:32.75 ID:4yZ/7GgN
あなた「歩夢ちゃん~ ポッキーゲームやろうよ~」

歩夢「え、え~?///」

あなた「いいでしょ!いいでしょ!」

歩夢「も、も~ 仕方ないなぁ」

あなた「やったー!さっそくポッキー開けるね!」ガサガサ


栞子「あっ!あの方がポッキーの袋を開けようとしてます!」

しずく「このままじゃ先輩の唇が歩夢さんに!!」

かすみ「うわぁ…歩夢先輩いるし…絶対死ぬよこれ…」

19: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:15:52.03 ID:4yZ/7GgN
あなた「よし!開けれた!それじゃ咥えるね!」

歩夢「う、うん」

歩夢(…栞子ちゃんに教えなかったことをするのはちょっと罪悪感あるなぁ…)

あなた「ほら!歩夢ちゃんも咥えて!」

歩夢「うん」


栞子「待てえええええええええ!!!!!!」ズダダダダダッ


あなた「うわああああああああ!!!?????」

歩夢「し、栞子ちゃん!?」


栞子「歩夢さんに触らないでください!!!!!!」トッシン

あなた「ぎゃああああああっ!!!」ドッカーーーーーン

歩夢「あなたあああああああああ!!!!!!」

20: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:18:40.00 ID:4yZ/7GgN
栞子「歩夢さん!あの方に変なことはされませんでしたか!?」

歩夢「変なこと?!」

栞子「ポッキーゲームです!!あの方は歩夢さんにポッキーゲームをしようとしてたのですよね!!?」

歩夢「え?」

歩夢(…栞子ちゃんにポッキーゲームを教えた子がいるんだ)ニコニコ

歩夢(誰かな誰かな♪)ニコニコ



かすみ「ちょっと先輩?!結構吹っ飛びましたけど大丈夫ですか!?」

あなた「せ、背中が…」

しずく「大丈夫ですか先輩!今キスしてあげますね!!」

かすみ「ちょお!何言っちゃってんのしず子ぉ!!」


歩夢(…ふうん♪)

21: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:20:46.06 ID:4yZ/7GgN
しずく「人工呼吸なの!」

かすみ「そこまでする必要なさそうだけどね!」

しずく「ある!」

かすみ「ない!」

あなた「ふ、2人とも…喧嘩してないで起こして……」グタッ

かすみ「あああっ!」

しずく「先輩!!」


歩夢「ふふっ♪」


かすみ「…っ!!?」

しずく「!」

23: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:24:59.68 ID:4yZ/7GgN
かすみ「あ、ああああ…歩夢先輩…?!」

歩夢「何してるのかな?…いや、何したのかな?」ニッコリ

しずく「ち、違うんです!わたしはただ、栞子さんに不当な暴力を受けた先輩を助けようと…!」

歩夢「栞子ちゃんは2人に唆されたんじゃないの?」

かすみ「ち、違いますよ!!かすみんたちは何も知らないです!!」

しずく「そうです!!」

歩夢「でも、栞子ちゃんは2人に教えてもらったって言ってるよ?」

かすみ「はぁ?!」

しずく(間違ってはないけど、今の状況だとわたしたちが唆したって理不尽な疑いを肯定するだけの材料にしかならない…つまり…)

歩夢「ちょっとあっちでお話しよっか♡」

かすみ「ひいっ…」

しずく「あはは…」

24: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:26:25.06 ID:4yZ/7GgN
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!


──────────

25: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:31:13.28 ID:4yZ/7GgN
栞子「ごめんなさい…」

歩夢「ううん いいのいいの 悪いのはかすみちゃんとしずくちゃんだから」

歩夢「でも、あの子にもちゃんとあとで謝るんだよ?」

栞子「はい…」

歩夢「…わたしが栞子ちゃんにポッキーゲームが何か教えなかった理由はね」

栞子「!」

歩夢「栞子ちゃんが苦手な話題かな~って思ったからなんだよね」

栞子「まあ…その通りですね…」

歩夢「…あとね」

栞子「?」

歩夢「わたしが教えたことで、もし栞子ちゃんが誰かとポッキーゲームしたら…って考えたら、すごく嫌だったからなのもあるんだ」

栞子「あ、歩夢さん…」

歩夢「…ふふっ あの子の家についたら、3人でポッキーゲームしてみる?」

栞子「は、はい!歩夢さんと一緒ならやります!」

歩夢「も~ 栞子ちゃんは可愛いなぁ~」

栞子「///」


─────────

26: (えびふりゃー) 2021/12/10(金) 02:32:21.40 ID:4yZ/7GgN
終わり
勢いだけで書いたSSでした

28: (もんじゃ) 2021/12/10(金) 02:37:33.38 ID:w53rArXx
3人でポッキーゲームとか想像すると特殊なシチュだな

33: (SB-iPhone) 2021/12/10(金) 02:50:19.72 ID:8qe8JvuX
順番にするのか三角になって同時にするのか

29: (しうまい) 2021/12/10(金) 02:38:35.10 ID:pQ20Fr5y
乙乙
面白かったです

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1639066540/

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