【SS】流れ星だけが知ってること【ラブライブ！スーパースター!!】

短めのクーカーです
　

可可「かのん、コーヒー持ってきマシタ」

かのん「うん。ありがと、可可ちゃん」

可可「ゴメンナサイ。急に、一緒に過ごしたいだなんてワガママ言って…」

かのん「全然大丈夫だよ。気にしないで？」

二人「……」

可可「東京大会、残念デシタね…」

かのん「しょうが、ないよ…見せて貰ったけど、サニパのパフォーマンス凄かったもん…」
　

可可「しょうがなくなんかありません！かのんの歌はスバラシかったデス！！かのんの歌は、可可にとって特別なんデス！それが…その歌が…」

かのん「く、可可ちゃん…特別って？」

可可「かのんの歌は、可可がアナタと一緒にスクールアイドルを始めたいと思ったキッカケなんデス。だから…」

かのん「うん…ありがと。えへへ、なんだか照れくさいな///でもね…私にとって、可可ちゃんと一緒にステージに立てる事だって、特別なんだよ？」

可可「ふぇ？かのんにとって、可可が…？」
　

かのん「もちろん。あ、他の三人がどうこうってわけじゃなくって…あの時…二人でステージに立った時。可可ちゃんがいたから…一人じゃなかったから。私は今歌えてるんだ。あのステージで、みんなと一緒に歌えたんだ…だから、ありがとう。可可ちゃん」

可可「かのん…えっへへ、なんだか心がポカポカして来ちゃったです」

かのん「ホントだ。外はあんなに寒かったのにね」ｸｽｸｽ

可可「ねぇ、かのん！今夜は流星群が見れるそうデスよ！外行きましょ！！」

かのん「流れ星…うん、私も見てみたい！」
　

―――――
可可「うぅぅ…やはり外は寒いデス。ガクブル…」

かのん「そうだね…体が冷えないウチに見れるかな」

可可「やデス！かのんと一緒に流れ星を見るまで中には…あ！！今キラッて！！」

かのん「えっ、どこどこ！？私、見えなかったよ～！」

可可「すぐに次のが来る筈デス！

かのん「あっ…今見えた！私も見れたよ可可ちゃん！」
　

可可「うわぁ…凄いデス。街の中でもこんな綺麗に…」

かのん「…駆け抜けるシューティングスター♪」

可可「…追いかけて星になる♪」

かのん「止まらない♪」可可「止まれないよまだ♪」

二人「小さくても♪」

二人「…」ｼﾞｨｰｯ

二人「えへへ」
　

かのん「ね、可可ちゃん。折角だしお願いごともしよっか」

可可「ハイ！信じてるだけじゃ、叶わないけど…」

かのん「私達は、叶うまで、走り続けるから…！ほらほら、はやくしないと流星群終わっちゃうよ」

可可「えぇっと、これからもかのん達とスクールアイドルができマスように！」

かのん「これからも結女の歌で、みんなが繋がって…ラブライブで、勝てますように」

二人（それから…隣にいる大好きな人に、いつか想いを伝えられますように）


おしまい