【SS】かすみ「ねー、しずかす厨ってなんだろ？」 しずく「私とかすみさんにちゅーして欲しいって意味だよ」【ラブライブ！虹ヶ咲】

かすみ「ちゅ、ちゅー？！」

しずく「そう、呪いを受けた人はスクールアイドル板にしずかす厨と書き込んで私達に助けてもらいたがってるの」

かすみ「なんでそんな呪いが？ しかもかすみんとしず子に…」

しずく「え、えっと…」

しずく（からかう為に適当に言ったのに普通に質問されちゃった…）

しずく「そ、その昔百合好きの神様がいたの。その名はメノノリ」

メノノリ神は女性同士の恋愛を好みました

ある日、百合好きな親友の金剛神からドージンシと呼ばれる本を借りたんだって

表紙には可愛い女の子二人が

しかしそれが呪いを生み出す結果となった

なんと本の内容は百合カップルの間に男が混ざるというもの

メノノリはあまりのショックに2年間寝込みました

メノノリは誓いました

いずれ世界を女だけのものにしてみせると

だから私達の世界に男性は存在してもあまり見かけないよね

それはこのことが原因だとされているの

そして現代に『メノノリの呪い』というものが出るように

今回は私達を対象としその周りに呪いが振りまかれるようになった


ちなみに金剛神は海の鬼（オーガ）にボコボコにされたという

中身見ずに渡したことが分かって許されたらしいけど

表紙買いには気をつけましょうね

かすみ「そんなことがあったなんて…」

しずく「悲しい事件だね…」

しずく（私何言ってるんだろ……）

かすみ「それじゃ呪いが解けないとどうなっちゃうの？」

しずく「…」

かすみ「しず子？」

しずく「それは、…言わせないでほしいな」

かすみ「ご、ごめん！」

しずく（もう思いつかないというかそろそろこの話なかったことにしたい）

しずく（ちがう、ちがうの！ かすみさんに照れさせてうふふ嘘だよ♡ってやりたかっただけなのに）

しずく（なんかこれじゃ私、必死になってるみたい）

かすみ「ねぇしず子」ﾎﾞｿｯ

しずく「ん、なにかすみさ」


ﾁｭｯ

しずく「？！　か、か、か、かすみさん///」

かすみ「えへへ、チューしちゃったね♡」

しずく「あわわわ///」

かすみ「ところでしず子さぁ、この掲示板調べてみたんだけど」

かすみ「しずかす厨って書き込みが2832件あったんだぁ」

しずく（かすみさん本当に信じて…、いやこの顔は）

かすみ「あと2831回しないとダメだね♡」ﾆｺｯ

しずく（私の話に合わせて仕掛けてきた！！）

かすみ「…しず子はいや？」

しずく「いやじゃ……ないよ///」

かすみ「よかったぁ！」

しずこぉ、恥ずかしがらずにこっち向いて

う、うん///

ﾁｭｯ

かすみ「しぃずぅこぉ♡」

しずく「だめだよかすみさん、ここ部室だからね」

かすみ「えぇ～、あれから書き込みが500件も増えてるからもっといっぱいしないとぉ！」

かすみ「それにここにはそこで寝ている彼方先輩しかいないから大丈夫だって」

しずく「で、でもぉ///」

かすみ「だーいじょ～ぶっ」ﾁｶｽﾞｷｰ


ﾁｭｯ

ﾆｭ…ﾚﾛ


しずく「！！！？？？？ い、いま///」

かすみ「へへ、あれからメノノリの呪いについて調べてみたんだけど」

ﾍﾞﾛﾁｭｰだと2回分にカウントされるんだって！

かすみ「こうでもしないと残りの4458人の呪いが解けなくなっちゃうよ？」

しずく「いや増え方がおかしくない？」

かすみ「おかしくないよ、しず子♡」ｷﾞｭｯ

しずく「あっ///」


ﾁｭｯ

ﾝ///

ｶｽﾐｻｧﾝ///


彼方「すやぁ/// すやぁ///」

遥「お姉ちゃんおかえりなさーい、…顔色悪いけど大丈夫？」

彼方「ちょっと疲れただけぇ、でも遥ちゃんの顔を見たら元気が出てきたよぉ～」

遥「そう言ってくれると嬉しいな、でも無理はしちゃだめだよ？」

彼方「もちろ～ん」

遥「ところでお姉ちゃん…、こんなうわさ話聞いたことある？」

『メノノリの呪い』　解除するには

彼方「チューしないといけないんだよねぇ」

遥「！？ 知ってたんだ…、それでね調べてみたらはるかな厨って書き込みがあったの///」

遥「あっ、でもただの噂話だし無視しても平「遥ちゃん」


ﾁｭｯ


遥「お、お姉ちゃん///」

彼方「ふふ、遥ちゃんはこんなうわさ話も知ってるかなぁ？」

ﾍﾞﾛﾁｭｰは二回分って事

ここずっと、かすみさんと顔を合わせるたびにキスしている気がする

でもしずかす厨との書き込みは減ってきたせいか最近見られなくなってきた

もしも全くなくなったらどうなっちゃうんだろ

私は何を期待しているんだろうね



しずく「ねぇかすみさん、話があるんだけど」

かすみ「あー、しず子からかすみんとちゅーしたくなっちゃった？」ﾆﾔﾆﾔ

しずく「ううんもうかすみさんとはキスしないって決めたの…、だって……」

かすみ「ん？ ははーん、しずかす厨って書き込みがなくなってもちゅーはやめないよ？ だから安心して」

しずく「……そうなの？」

かすみ「ふっふっふ！ そんなに心配しなくていいよ。かすみんはしず子のことなら何でもわかるんだから♡」

本当に？

かすみ「あれれぇ？ しず子はこんなうわさ話聞いたことないんですかぁ？」

全ての呪いがなくなった後にちゅーするとその回数分だけ予防になるってこと

事前に呪いを打ち消すことができるんだよ！


しずく「そうなんだ…」


かすみさん、ごめんねわがままで

それは、違うの…欲しかった言葉じゃないの

でも…受け入れれば、またかすみさんとキスを


しずく「うん、やっぱりもうしない」

かすみ「…」

しずく「何でって思ってる？」

かすみ「ううん思わないよ、さっきも言ったよね」


しず子のことは何でもわかってるって


かすみ「ごめんね、かすみんのわがままにつき合わせちゃって」

しずく「ふふ、それはお互い様かな」ｸｽｯ

かすみ「あーあ、このままじゃいけないってわかってたけどこのままでもいいって思ってた」

かすみ「最初のちゅーはしず子が思ってるよりも勇気出したんだよ、間違えた方向にだけどね」

しずく「……知ってた」

かすみ「…そっかぁ、知ってたかぁ」

しずく「かすみさんはずるいよね、私も人のこと言えないけど」

かすみ「そりゃかすみんは小悪魔ですからね♡」

かすみ「でもそうも言ってられないか。 ねぇしず子」

しずく「なぁに？」

かすみ「かすみんありったけの勇気を振り絞るから」


もう泣かなくていいんだよ


しずく「……うん」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

かすみ「かすみんはこれからもしず子とキスするような仲でいたい」

かすみ「でも今までのような関係でじゃなくてね」

かすみ「だって私は、桜坂しずくの事を…」

ねぇこんなうわさ聞いたことある？

〇○厨って書き込みがあるとちゅーしなきゃ解けない呪いがあるって

あははなにそれ

あー聞いたことある、それで中須さんと桜坂さんがキスしてたって

うっそー！ 確かにそういうことしてそうだけど

まぁでもただのうわさでしょ、そんなものがなくてもあの二人の仲なら。だって

虹学最高のカップルって言われてるくらいだしね



おわり

ﾒﾉ＾ﾉ。＾ﾘハッピーエンドね♡

|c||^.- ^||　乙ですわ

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ ゆうぽむ厨！ゆうぽむ厨！

以上しずかすSSでした
もう一つのほうもいつか立てようかなと思いましたが面倒くさいのでここに書いていきます
見てるかたいますかねぇ…


スレタイ的な



せつ菜「かすみさんとしずくさんをエ　チしないと出られない部屋に入れてみました！！！！！！！！」

せつ菜「…」

かすみ「…」

せつ菜「あの…かすみさん」

かすみ「なんです？」ｷﾞﾛｯ

せつ菜「私、いつまで正座していればいいんですかね？」

かすみ「誰かが来るまでそうしていてください。かすみんはそろそろ行きますので」

せつ菜「なっ！！ この時間部室に来る人なんかいませんよ！！！」

かすみ「一晩してろってことですよ！！」

せつ菜「そもそもこんな事をさせられる程の…」

かすみ「はい？」

せつ菜「…いえ、少しは心当たりがありますけど……」

かすみ「少しどころじゃありませんよ！ なんですかあの部屋！！」

せつ菜「璃奈さんがウキウキボードで完成したぁ！と言ってたので使わせてもらったんです」

かすみ「いえそれについてはたいして気にしていません。どうせりな子だと思っていたので」

かすみ「それに少し興味はありましたから」ﾎﾞｿｯ

せつ菜「え、気にしていないんですか？ ならばなぜ」

かすみ「しず子と気まずくなっちゃったじゃないですか！！」

せつ菜「気まずく…？ そういえばなぜしずくさんと一緒ではないのですか？」

かすみ「ドアが開いた後逃げるようにどっか行っちゃったんですよ」

かすみ「かすみんも気まずさあってすぐに追いかけられずに…」

せつ菜「で、憂さ晴らしに私を正座させに来たと」

かすみ「いやいやせつ菜先輩は主犯でしょうが！！」

せつ菜「確かに原因の一端という自覚はあります」

せつ菜「でもその分関係は深まったのでは？ その後イチャイチャして帰るものだと」

かすみ「あんな状況でできるわけないじゃないですか！！」

せつ菜「なぜです！？ お二人はお付き合いされてる仲でもありいずれそういうことする予定だったのでは？」

かすみ「確かにしず子は存在そのものがエ　チのなので我慢できずにいずれはしていましたよ」

かすみ「そもそもあの部屋に入った時はチャンスだと思ってたくらいですから」

せつ菜「あれ？ あの部屋に入れたことにたいして怒ってるわけではないんですね」

かすみ「むしろ出したことに怒ってるんですよ…」

せつ菜「？！ それってそのままエ　チな事をし続けたかったってことですか///」

かすみ「いやそうなんですけどそうじゃないんです！！」

かすみ「そもそもなんでよりにもよってせつ菜先輩なんですか！？」

せつ菜「ん？ 部屋に入れるのが私じゃないほうがよかったって事ですか？」

かすみ「そうですよ！ ようやく本題に入りますけどエ　耐性ないならやめてくださいよ！！」

せつ菜「え、エ　耐性って…。よく創作物で目にするのでやってみたかったんですもん！！」

かすみ「ですもんじゃありません！ せつな先輩はどのタイミングでドアを開けたかちゃんとわかってますか！？」

せつ菜「どのって…、それは二人がエ　チな事を…///」

かすみ「ブラ外そうとしただけじゃないですか！！！！」

せつ菜「十分エ　チじゃないですか！！！！！！！！///」

かすみ「そういうところがダメだって言ってるんですよ！」

かすみ「この後しず子のかわいい所を直接かわいがってあげる所だったのに」

せつ菜「はわわ///」

かすみ「ホック外した瞬間に『エ　チな事をしたのでドア開けました！！！！！』ってアナウンスが鳴り響いたんですよ」

かすみ「かすみんもしず子もそれまでのことがなかったかのように真顔で見つめあいましたからね」

かすみ「そして正気に戻ったしず子はすぐ服を着てその場を…」

せつ菜「何故すぐ追いかけなかったんですか！！！」

かすみ「大きなお世話です！ かすみんだってしばらく呆然としてたんですから！」

かすみ「とりあえず声の持ち主をとっちめてやろうと思って今こんな感じです」

せつ菜「なるほどわかりました。かすみさんは思ったよりもハレンチだったというわけですね」

かすみ「いえ普通ですけど。付き合ってたらいずれは通る道じゃないですか？」

せつ菜「でも言わせてください。下着姿のしずくさんはエ　チではないと？」

かすみ「……エ　チです」

せつ菜「舌を絡めあうたびに小さく声を漏らすしずくさんは？」

かすみ「……めちゃくちゃエ　チです」

せつ菜「ふとももを擦るたびにぴくっと躰を震わせるしずくさんは？」

かすみ「……超ドスケベです」

せつ菜「ほらやっぱりエ　チじゃないですか！！！！！！」

かすみ「だからそうじゃないんですってば！！」

かすみ「はーなんか言いたいこと言ってたら少し落ち着いてきました」

せつ菜「それはよかったです！！！」

かすみ「…せつな先輩はそこで土下座しててくださいね、かすみんはしず子を探しに行くので」ｲﾗｯ

せつ菜「わかりました！！！！」



せつ菜「…行ったようですね。ふふふ、私もそう馬鹿じゃありませんよ」ﾀﾁｱｶﾞﾘｰ

せつ菜「さて帰りますか。はて、何か忘れてるような…」

侑「あーせつ菜ちゃんいた！ ずっと探してたんだからね！！」

せつ菜「あれ侑さん、私に何か用ですか？」

侑「用かじゃないよ！ あの部屋は何だったの！？」

せつ菜「そういえば歩夢さんと一緒に」

侑「何でドア開くの！！ 歩夢のときめく所を下着の上からなぞっただけじゃん！！！」

せつ菜「だからそれはエ　チでしょ！！！！！！！///」

勢いであの部屋から出てきたのはいいけど定期券は鞄の中に入れっぱなしだったなぁ

結局置いてある教室に戻ってくることになっちゃった

かすみさんに会わないようにしなくちゃ…

ｶﾞﾗﾗ

かすみ「待ってたよーしず子ぉ」

しずく「か、かすみさん！」


一瞬身が固まる、ドアを閉めて走り出さなきゃと思考を巡らす

だけど行動を起こす前に


かすみ「えへへ、しず子かくほぉ」ﾆｺｯ


かすみさんに抱きしめられていた

しずく「かすみさん、強く抱きしめすぎ」

かすみ「むー、だって今またどっかにいこうとしてたじゃん」ｷﾞｭｰ

しずく「ふふ、行かないよ。本当は行こうとしてたしかすみさんとも会いたくなかったけど」

しずく「こうやって抱きしめられてすぐ考え変わっちゃった、今は会えて嬉しい気持ちでいっぱいだよ」

かすみ「えへへ、じゃ優しくぎゅってするね」

しずく「うん、しばらくこのままでいいかな…」

かすみ「ねぇしず子ごめんね…」

しずく「えーとかすみさんが謝るところある？」

かすみ「うん、しず子をすぐに引き止められなかったこと」

しずく「ううん、あそこはあそこで引き止められてても隙を見て逃げ出しちゃったかもしれない」

しずく「今は少し冷静だからわかるけどせつ菜さんが悪いんだろうしね」ｸｽｸｽ

しずく「だからかすみさんは悪くないよ。今こうして私を支えてくれてるんだから」

かすみ「うん、…ありがと」

しずく「どういたしまして」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


ありがとうは、私のほうこそだよ

かすみ「しず子ぉ、駅まででいいの？」

しずく「うん、送ってくれてありがとう」

かすみ「まぁ、しず子はかすみんの大切な彼女だからね」

しずく「私も、……かすみさんみたいな優しい彼女がいて幸せだよ///」

かすみ「えへへ///」ｸｽｸｽ


本当は手を放したくない、このままかすみんの部屋に連れていきたい

なんて思う気持ちはあるけれどちょっと欲が出すぎたかな？

でも私たちは焦らなくてもいいよね、まぁ今回は色々はしょりすぎたし

これからもずっとしず子と、幸せな時間を過ごしていくのだから

いずれ、いずれね？

後日

菜々「副会長、生徒から開かない扉があるとの報告があります」

菜々「確認をしたいので私と一緒に来てくれませんか？」

副会長「わかりました、どちらですか？」


ふっふっふ、すべてはこの為に！！！

実験して申し訳なかったのですがどういうからくりか知る必要がありましたからね！！


菜々「こちらですね。…あれ簡単に開きましたね？」ｶﾞﾗﾗ

副会長「ここではないのでは？」

菜々「少し入ってみましょうか？」

ﾊﾞﾀﾝ

副会長「ど、ドアが？！」

菜々「くっ、開かない！ もしかして閉じ込められましたか？」

副会長「か、会長見てください。あ、あれ…」


『会長と副会長がエ　チをしないと出られない部屋』

菜々「ナ、ナンデスッテー！ タイヘンダー！！」

副会長「わ、私と会長が/// え、え、え、エ　チを///」

菜々「仕方ないですね、私は全く気にしていないのですが副会長のために、副会長のために！」ｼｭﾊﾞﾊﾞ


ｶﾍﾞﾄﾞﾝｱｺﾞｸｲ!!!


副会長「か、かいちょ…う？」

菜々「副会長、…私ではダメですか？」

副会長「あの…その……いえ、会長がよろしければ///」

菜々「クス、かわいいですよ副会長」


唇を重ねようとしたその時


『パンパカパーン！！ エ　チな事をしたのでドアを開けたYO！！！！』ｶﾞﾗﾗ


菜々・副会長「…」

副会長「……戻って報告しますか」ｻｯ

菜々「な、なぁ！」


全然エ　チじゃないでしょ！！！！
まだキスもしてないのになんで開くんですかああああああ！！！！！！


歩夢「……、お返し♡」


おわり

会長そのためだったのか
面白かったおつ

乙、素晴らしい
こういうのでいいんだよ