【SS】侑「歩夢が幼くなっちゃった！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

璃奈「はい、歩夢さん、これ例の」

歩夢「璃奈ちゃんありがとう。お礼は後でちゃんとするね」

璃奈「わかった。伝説のクソゲー10本ただで譲ってくれるなんて夢みたい」

璃奈「デスクリムゾンする日が待ち遠しい」

歩夢「この事侑ちゃんには秘密ね」

璃奈「うん、わかってる」

歩夢「じゃあね！」

歩夢「ふふっ、これが例の...」

歩夢「侑ちゃん、いつも璃奈ちゃんに変な薬作らせてるから、仕返し」

歩夢「そのせいで碌でもない目に遭ってきたから、たまには人の気持ちを知る事も大切だと思うの」

歩夢「自分が同じ目に合えば、それをわかってくれるよね」

歩夢「よし、家に着いた！」

歩夢「後は侑ちゃん家に行って、コーヒーでも淹れて、この薬を混ぜれば...」

歩夢「ふふふ...」

ピーンポーン

歩夢「侑ちゃん、いるー？」

侑「いるいる～」

侑「今開けるから入って」ガチャ

歩夢「お邪魔します」

侑「今日も遊びに来たの？」

歩夢「うん、後、侑ちゃん疲れてるかなって思って」

侑「労いにきたって訳ね」

侑「さっ、入って入って」

歩夢「うん！」

侑「ふわぁ～」ノビー

歩夢「さっきから見てたけど、大分疲れてるね。コーヒー淹れてあげる」

侑「じゃあ甘々なカフェラテをお願いします！」

歩夢「はーい！」

歩夢(チャンスが巡って来た！)

歩夢(まずカップにコーヒーを牛乳をなみなみと淹れて)

歩夢(次に砂糖...そして)

歩夢(今のうちに、そーっと、そーっと)サーっ

歩夢(薬を入れて...)

歩夢(ととと、カフェラテが溢れちゃう。飲んじゃえ)ごくり

歩夢「ふふ、美味しいな...って！」

歩夢「あっ！」

歩夢「いつもの癖で飲んじゃった！薬も一緒に飲んじゃった！」

歩夢「あーっ！」

ぐにゃん

歩夢「わっ...しかいが歪む...」ポトリ

ガッシャーン！

歩夢「マグカップ、落としちゃった...」

歩夢「体が、おかしい...」

侑「あ、歩夢ー！？大丈夫！？」

歩夢「暗くなってく...ぼやぼやする...」


プツン


侑「おーい、歩夢...？」

あゆむ「...すぅ...すぅ」

侑「！？！？！？」

あゆむ「...すぅ...すぅ」

侑「...あ、歩夢が幼くなっちゃった！？」

侑「どうして...？何で...？」

侑「あっ、マグカップ落としたんだ、だからさっき音がして...」

侑「歩夢の服にもシミがついてる」

侑「片付けてなきゃ」

侑「その前に歩夢を」

侑「あ、歩夢？歩夢だよね？」つんつん

あゆむ「...なぁに？」

あゆむ「ねむいのにぃ...」モゾモゾ

侑「歩夢だよね？私の事わかる？」

あゆむ「...？」

侑「私だよ、侑だよ！」

あゆむ「ゆうちゃん？」

あゆむ「ゆうちゃん、おっきくなってる」

あゆむ「何で...？」

侑(様子を見るに、なんらかの原因で歩夢が幼くなっちゃったんだ)

侑(それで、今の記憶も全然ないっぽい)

侑(なんて受け答えしようかな...)

侑(歩夢って昔からSF好きだって言ってたし、火星火星って言ってたから、そうだ！)

侑(きっとこれなら信じてくれる！)

侑「未来の私なの！」

あゆむ「？？？」

侑「今の歩夢は未来に来ちゃったんだ。だからおっきな私に出会ったんだよ」

あゆむ「未来？」

侑「うん、未来」

侑(どうか信じて...！お願い！)

あゆむ「みらい！！」キラキラ

侑(わっ、すっごく目が輝き始めた！)

侑「とりあえず信じてくれたみたいでよかったぁ」ほっ

侑「歩夢、こっち来て。そこ割れたマグカップあるから」

侑「コーヒーも片付けないと」ふぅ

あゆむ「ここがみらいなの？？」

あゆむ「みらいすごい！」

侑「あっ、ほら動き回らないで、服も汚れてるんだから脱がないと！」

あゆむ「みらいの♪みらい♪」

侑「ふぅ...マグカップは片付けられたから、次に着替えさせないと」

侑「歩夢ー、ちょっとこっち来て」

あゆむ「みらいのテレビは薄いんだね！」

あゆむ「わーっ！ベランダからみえる景色もぜんぜんちがう！」

あゆむ「ほんとにみらいに来たんだ！」

あゆむ「すごいすごい！」

侑「こらこら、あんまり走り回らないの」

侑「服洗濯しないといけないから早くこっちおいで」

あゆむ「はーい」

プチプチ

侑「なんかいけない事してる気がする...」

あゆむ「？」

侑「いやっ、なんでもないよ、気にしちゃダメだよ」

あゆむ「そっっか！」

侑「さてと、脱がせて」

侑「歩夢、バンザーイ」?

あゆむ「わーい?」

侑「よし、脱げたね。後は洗濯機に入れて」ジェルボールぽん

あゆむ「なにそれ？」

侑「これはね、洗剤だよ。未来の洗剤は四角なの」

あゆむ「ぷにぷにしてる～」

侑「歩夢のほっぺたみたいだね」ぷにぷに

あゆむ「やー！」

侑「で、歩夢、なに着ようか...」

侑「私のお古のワイシャツでいいかな？」

あゆむ「ゆうちゃん見てみて！」

あゆむ「サスケのまね！」

侑「って、パンツ一丁で走り回らないで!」

あゆむ「あははは！」

侑「だめーっ！」

侑「はぁ...捕まえた！」

侑「何でこんなにテンション高いんだろう？」

侑「未来だって聞いたら誰でもそうなっちゃうのかな？」

あゆむ「...」モゾモゾ

侑「肩の辺りは大き過ぎるけど、ワイシャツ入ったみたいでよかった」

侑「でも長いからワンピースみたいになってる」

あゆむ「くるくるくる」

侑「可愛いよ」

あゆむ「ほんと？」

侑「ほんとほんと」

あゆむ「ねえゆうちゃん」

侑「？」

あゆむ「あゆむのお母さんとお母さんは今何してるの？」

侑「あっ、それはぁ...」

侑「普通に暮らしてるよ」

あゆむ「会いたい！」

侑「えぇ...どうしよう...」

侑「い、今の時間はまだ帰って来てないからいないんだ！」

侑「今は会えないよ！」

あゆむ「じゃあもうすこししたら会える？」

侑「た、多分そうかな」

ただいま～

侑「ひっ！」

侑母「侑、今帰ったわよ～」

侑母「あら、歩夢ちゃ来てるのね」

侑「わっ！お母さん来ちゃダメ！！」

侑母「へ？」

あゆむ「？」

侑母「わーっ！侑が女の子誘拐して来た！侑だけに！」

侑「あーっ！ちがうって！違うって！」

侑母「この子どこから連れて来たの！？！？」

侑「やっ、その...誘拐じゃなくて！」

あゆむ「ゆうちゃんのお母さん！」

侑母「ねえ、ちょっと待って、この子歩夢ちゃん！？」

侑「...認めたくないけど、そうみたいで...」

侑母「えー！？あんたまた歩夢ちゃんに変な薬飲ませたんでしょ！」

侑「ち、ちがう！」

侑「今回は、よくわかんないうちに歩夢が小さくなってて！」

侑「だから！」

侑母「なんだかわからないけど、歩夢ちゃんのお母さんに謝りに行くよ」

侑母「まだ帰って来ない時間帯だから、もうちょっと待ってて」

侑「う、うん」

侑「しばらく待ってる様に言われたけど何しようか？」

侑「お母さんは夕飯作ってるみたいで、話しかけられないし」

あゆむ「みらいのゆうちゃんのおへや♪おへや」

あゆむ「ゆうちゃん、おへやで遊ぼ！」

侑「うん、そうだね。お部屋で遊ぼうか」

侑「おもちゃとかは持ってないけど、暇つぶしにはなるでしょう」

侑「歩夢、こっち来て」

あゆむ「はーい」

あゆむ「ゆうちゃんのみらいのおへや！」

あゆむ「うん....！」

あゆむ「あんまり変わってないね！」

侑「そうだね...〇風景なのは変わってないかも...」あはは

あゆむ「でも何かおいてある。これなあに？」

侑「それはキーボードって言うんだよ。ピアノだったり、音を出してくれる機械なの」

あゆむ「へー」

あゆむ「ゆうちゃんはこれ、使えるの？」

侑「もちろん弾けるよ。椅子に座って...どれどれ」

侑「何の曲がいい？」

あゆむ「じゃあたけしの挑戦状のゲームオーバーのＢＧＭ！」

侑「は？」

侑「ちょ、ちょっとわからないかなぁ」

侑「他のがいいな。カエルの歌とかチューリップが咲いたとか！」

あゆむ「じゃあカエルの歌！」

侑「わかった！一緒に歌おうね」ポロンポロン

あゆむ「げろげろげろげろぐわぐわっぐわ！」

侑「ぐわぐわっぐわ」

侑「ふぅ、こんな感じかな？」

あゆむ「ゆうちゃんすご～い！」

あゆむ「ほんとにピアノ弾けるんだ！」

侑「今はほんのちょっとだけどね。最近じゃ曲も作ってるんだよ」

侑「聞く？」

あゆむ「ききたい！ききたい！」

侑「それじゃあどの曲がいいかなぁ...じゃあこれ！」ポロンポロン

侑「果てしな～い道でも一歩一歩♪」

あゆむ「♪♪」

侑母「侑～先にご飯できたわよ～」

侑「はーい」

侑「あゆむ、ご飯出来たって。食べに行こうか」

あゆむ「夜ご飯食べれるの？」

侑「今日はお母さん早く帰ってきたから...」

侑「ほら、小さい頃からどっちかの家でご飯ご馳走になってたでしょ？それとおんなじ」

侑「歩夢も一緒に食べるでしょ？」

あゆむ「たべる！」

侑「じゃあ決まり！」

侑「手洗いに行こう」

あゆむ「うん！」

侑母「今日はハンバーグなんだけど、歩夢ちゃん食べれるかしら？」

あゆむ「ハンバーグ！ハンバーグ！」

侑母「元気でなりよりだわ」

侑母「侑、お椀とお茶碗取ってあげて」

侑母「それで少しだけよそってあげて」

侑「はーい」もりもり

侑「歩夢、はいどーぞ」

あゆむ「ありがとう！」よじよじ

侑「歩夢が椅子に座ったんだけど、胸の高さに机がある...」

侑「ってお母さん、歩夢ちっちゃいんだから、椅子も大き過ぎるみたい」

侑「どうしようか」

侑母「じゃあ奥からクッション持ってきてあげて」

侑「はーい」

侑「これを敷けば...歩夢、座ってみて」

歩夢「高くなった！」

侑「大丈夫そうだね」

侑「それじゃあいただきます！」

あゆむ「いただきます！」

あゆむ「もぐもぐ、ごっくん」

あゆむ「美味しい！」

侑母「あらよかったわ～」

侑母「それで、侑、そろそろ歩夢ちゃんのお母さんが帰ってくる時間だけど」

侑「...ぎくり」

侑「で、でも本当だって！何か悪い薬も飲ませてないんだから！」

侑母「本当にぃ？」

侑「本当！神に誓う！」

侑母「はぁ...そこまで言うなら本当なんだろうけど、なんて説明すればいいのかしらね？」

侑「歩夢が幼くなっちゃった...しか言いようがないよ」

侑母「あっ、スマホに連絡来てる」

侑母「今東雲着いたって。あんた覚悟しときなさいよ」

侑「う、うん...」

侑「本当によくわかんないんですけど、すみませんでした！」頭下げる

歩夢母「でも理由はよくわからないんでしょ？」

歩夢母「それなら謝る必要はないんじゃないかしら？」

侑母「でも！」

歩夢母「薬の件は...高校生だからそんな事もたまにあるでしょう」

歩夢母「それに、歩夢のことだし、自分で薬を用意して、自分で飲んじゃったとかありそうだし」

歩夢母「だから謝るのはよして」

侑「うぅ...」

あゆむ「お母さん...？」

歩夢母「あら、こんなに小さくなっちゃったのね」

あゆむ「お母さん！お母さん！」ぎゅっ

あゆむ「みらいのお母さん！」

あゆむ「ちょっと老けた？」

歩夢母「いきなり会ってなんて事言うのこの子...」

あゆむ「みらいのお母さんはお母さん(父)と仲良し？」

歩夢母「ずーっと仲良しよ」

あゆむ「そっか！なら安心した！」

歩夢母「さて、晩ご飯のお礼も言って帰りましょ」

歩夢母「ありがとうございましたは？」

あゆむ「え～やだ、帰りたくない！」

歩夢母「さっきは私たちに会いたいって言ってたのに何で？」

あゆむ「だってお母さん(父)はいっつもあゆむの事わしゃわしゃするんだもん！」

あゆむ「あゆむそれ嫌いなのに！」

あゆむ「やられるの思い出したから帰りたくない！」

あゆむ「やだ！」

歩夢母「んもー」

歩夢母「でもそうねぇ...」

歩夢母「侑ちゃん」

侑「は、はい！」

歩夢母「今日は歩夢と一緒にいてあげて」

侑「へ？」

歩夢母「侑ちゃん、今日の夜はよろしくね」

侑「は、はい！」

あゆむ「お母さんバイバイ！」バタン

歩夢母「バイバイ」

侑母「侑、戦場になるわよ。覚悟しなさい」

侑「へ？それどう言う意味？」

侑母「子供の面倒を見るものの定めよ」

侑父(母)「ただいま～」

侑父(母)「おー、歩夢ちゃんの靴がある。今日は泊まりに来てるのか...って！」

あゆむ「キャハハははは！」ドタバタ

侑「ほらっ、歩夢走り回らないで！危ない！」

あゆむ「みて、サスケのまね！」

侑「きゃっ！いきなり止まらないで！」ドンガラガッシャン

あゆむ「ゆうちゃん転んだ！」

侑父(母)「えー！？歩夢ちゃん！？ちっちゃくなってる！」

侑母「おかえりなさい」

侑母「実はカクカクシカジカでちっちゃくなったのを預かってるの」

侑父(母)「なんだかよくわからないけど、まるまるウマウマなんだな...」

侑父「そういえば歩夢ちゃん、今何歳なの？」

侑母「そうねぇ、気にした事なかったわ」

侑母「歩夢ちゃん、今何歳？」

あゆむ「5歳！」

侑父「一番お転婆な頃だねぇ。侑にもそんな時期があったのは懐かしいなぁ...」

侑父「昔は侑の方が身長おっきかったのに、いつの間にか抜かされて...感慨深いなぁ」

侑「はぁ...はぁ...ようやく捕まえた...」

侑「歩夢、ちょこまかとそこら中走り回らないで！」

あゆむ「やだ！」

侑母「侑、だから言ったでしょ『戦場』って」

侑「ちょっと意味がわかった気がします...」

侑母「侑、お風呂どうする？」

侑「お風呂って誰の？」

侑母「当然歩夢ちゃんのに決まってるじゃない」

侑「わ、忘れてた」

あゆむ「お風呂やだ！」

侑「こんな事言ってるのに、どうしよう...」

侑母「歩夢ちゃん、お風呂毎日入らないと臭くなっちゃうよ」

あゆむ「くさくなっちゃう...それもやだ！」

侑父「じゃあ私と一緒に入る？」

あゆむ「...？？？」

侑「それはやだ！」

侑「歩夢、私と一緒にお風呂入ろう！」

あゆむ「ゆうちゃんといっしょなら入る！」

侑父「がびーん」

侑父「私お風呂に入れるの上手なのに！」

侑母「ふふっ」

侑母「それじゃあ決まりね、侑任せたわよ」

侑「はい歩夢、ばんざーい」

あゆむ「ばんざーい」

侑「まさか歩夢の服を脱がせる日が来るとは...」

侑「逆はこの前服汚した時にやって貰ったけどさ」

侑「そういや歩夢、元に戻ったらどうなるんだろう...」

あゆむ「ゆうちゃんくすぐったいよぉ！」

侑「ごめんごめん」

侑「さて、私も脱いで」ぱさっ

侑「さて、お風呂入ろっか！」

あゆむ「うん！」

あゆむ「ぽかぽかするね！」

侑「そうだね...歩夢、ちゃんと肩まで浸かるんだよ」

あゆむ「はーい」ちゃぽん

あゆむ「....」

侑「...ふふふん」

あゆむ「...」うずうず

あゆむ「もう出る！」

侑「へ？まだ一分も経ってないよ！体も洗ってないから！」

あゆむ「...うぅ」

侑「歩夢はまだ小さいからじっとしてられないんだね」

侑「じゃあ、お歌でも歌って気を紛らわそう」

侑「何歌う？」

歩夢「ディ●ニー エピックミッキー2のテーマ！」

侑「へ？」

侑「って著作権がやばいよやばいよ！」

侑「他のにして！」

歩夢「じゃあどんぐりコロコロ！」

あゆむ「うきゃ！きゃっ！」

侑(あれからお風呂に数分留めておく事に成功して、今は体洗えてるけど...)

侑(次頭...大丈夫かな？嫌がらないかな？」

侑「歩夢、次頭洗いますよ～」シャカシャカ

あゆむ「おめめ痛くならないよね？大丈夫だよね？」

侑「大丈夫、大丈夫。未来のシャンプーは低刺激だから」

侑「はーい、お湯かけますよ。下向いて」

あゆむ「...！」おめめぎゅ～！

侑「あはは、目瞑ろうとして全身ギュッとしてる。かわいい」

侑「シャンプーしますよ～」シャカシャカ

あゆむ「ねえゆうちゃん、かみのけピーンてするのやって！」

侑「いいけど...歩夢は猫みたいに髪質が柔らかいからなぁ...ピーンてなるかな？」

侑「それ！」ピーン

あゆむ「おぉ...！」

あゆむ「ゆうちゃん、おててにあわちょうだい」

侑「うん、いいよ」

あゆむ「ゆうちゃんみてて」

あゆむ「丑　卯　申」シュシュシュ

あゆむ「千鳥！！」

あゆむ「サスケのまね！」

侑「...ぷっ！」

侑「サスケってそっち！？」

侑「飼ってる蛇じゃなくてそっち！？」

侑「なら私も！」

侑「亥　戌　酉　申！」シュシュシュ

侑「口寄せの術！」泡ポワポワ

あゆむ「...！」

あゆむ「かっこいい！」

あゆむ「じゃあ次らせんがんやりたい！」

侑「ふふっ、その前に泡流しちゃおう！」

あゆむ「うん！」

あゆむ「きもちよかった！さっぱりした！」

侑「歩夢、よかったね」

侑「服着ちゃおう。湯冷めしないうちに」

あゆむ「はーい！」

侑「あれ、この服、歩夢ぴったりだ」

侑「お母さん私の昔の服とって置いたのかなぁ？」

侑「おかーさーん」

侑「...返事ないなぁ、何してるんだろう？」

侑「あゆむ、とりあえず水飲みにリビング行こうか」

あゆむ「うん！」

侑母「懐かしいわねぇ...」ペラペラ

侑父「そうだなぁ...」ペラペラ

侑父「侑が歩夢ちゃんより大きかったのは、小三の夏ぐらいまでか...」

侑母「中二ぐらいから全く身長伸びてないわね侑は」

侑母「中二の頃、授業参加での目標発表覚えてる？身長だったわよね」

侑父「うんうん、あの時は笑っちゃったよ」

侑「おかーさーん？おとーさん、何してるの？」テクテク

あゆむ「ほんよんでるの？」

侑父「はじめてのお風呂はうまくいったみたいだね」

侑父「これは侑のアルバム見返してたんだよ」

あゆむ「あっ、あゆむがいるー！」

侑「歩夢はいつもお団子してるからすぐにわかるね」

侑母「歩夢ちゃんね...すっかり大人になったわよね」

侑父「もう2人とも泥んこ遊びで服を汚すこともなくなったんだなぁ」

あゆむ「ねえ！」

あゆむ「みらいのあゆむってどんな人！」

侑「どんな人かぁ...」

侑「可愛くって、お淑やかで...それでいて芯のある、素敵な人だよ！」

あゆむ「すてきなひと！かわいいひと！」

時計「ボーンボーン」

侑母「あら、もうこんな時間」

侑母「歩夢ちゃんにはおやすみの時間ね」

あゆむ「侑ちゃんのベッド？？？」

侑「ベッドじゃなくて、布団になっちゃうけど」

侑「誰か来た時様に布団持ってたんだよね」

侑「よいしょっと...」

あゆむ「あゆむも手伝う！」

侑「本当？じゃあシーツ広げて」

歩夢「しゃらーん」

侑「はい完成！」

侑「歩夢こっちおいで～」

あゆむ「キャハハ！」

侑「ほら、そっち歩き回らないの！寝るよ」

あゆむ「ふふふ」

侑「さて、電気も消して」

あゆむ「ぜんぶけさないで」

あゆむ「ゆうやけでんきにして」

侑「夕焼け電気....？薄暗いの一つつければいいんだね」

あゆむ「うん」

侑「さて、寝ましょう」

あゆむ「...寝れない！ゆうちゃん、お話して」

侑「え～...」

侑「なんの話がいい？」

あゆむ「みらいのあゆむとゆうちゃんについて！」

侑「未来の歩夢かぁ...」

侑「未来でも、私と歩夢はずーっと仲良しなんだよ」

侑「歩夢はスクールアイドルっていうのをやっててね」

侑「学校のアイドルって言えばわかるかなぁ...」

あゆむ「アイドル....」

侑「色んな仲間がいて、夢をみて...」

侑「すっごく楽しい事になってるよ！」

あゆむ「すっごくわくわくしてきた！」

あゆむ「早く大きくなりたいなぁ」

あゆむ「ねえ、みらいのくそげーはどうなってるの？」うとうと

あゆむ「あゆむも四十はち...した」スヤスヤ

侑「ふふっ、寝ちゃった...」

侑「おやすみ、歩夢」

ちゅんちゅん

歩夢「ふわぁ～」

歩夢「ちょっと胸が苦しいなぁ...」

歩夢「んっ...？ここ侑ちゃんのお部屋？」

侑「すぅ...すぅ...」

侑「むにゃむにゃ...なんだあゆむかぁ...」

侑「まだ早いよ、もうちょっと布団で寝ようか...」ぎゅっ

歩夢「侑ちゃん、起きて！起きて！」

侑「へ...あゆ、む？」

侑「あゆむ！？おっきくなってる！元に戻ったんだ！」

歩夢「ご迷惑をお掛けしました」ぺこり

侑父「いやぁ、気にしないで」

侑母「そんな事も偶にはあるわよ♡」

侑母「それよりも歩夢ちゃん、そんなパツパツの服着て帰ろうとしてない？」

歩夢「そ、そういえば、体は大きくなったのに、服は小さいままで、パツパツで...」

侑母「ちゃんと着替えてらっしゃい」

歩夢「は、はい！」

侑「歩夢、待ったよ！」

歩夢「侑ちゃん、待たせちゃったね」

侑「あっ、ちょうどバス来た」プワン

侑「一時期どうなるやらって思ったけど、元に戻ってよかったよ」

歩夢「ごめんごめん」

歩夢「この薬は璃奈ちゃんに返さないと...」

侑「やっぱり薬のせいだったんだ」

歩夢「っと、その前に...さっきお腹が痛くなったから整腸剤飲まないと」ペットボトルキュルキュル

歩夢「ごくごく」

侑「歩夢、ちょっと待って！そのラベル小さくなる薬じゃない！？」

歩夢「へ！？飲んじゃった！！」

歩夢「わっ...視界が..」

POM！

あゆむ「すやぁ...すやぁ...」

侑「うわーん！歩夢がまた幼くなっちゃったよぉ！」


おしまい

おまけ

愛「ねえ、歩夢だよね？」

あゆむ「なんだクッセーのは？お前か？」

愛「へ？！」


おまけ2

璃奈「あわわわわ」

あゆむ「えい！」水バシャ

璃奈「あわわわわわわ！」

おつでした。学校ではしゃいだりみんなに可愛がられるのが想像できていいな。と思ったら悪霊にとり憑かれてるじゃないかｗ

おつ。エマさんや彼方ちゃんは甘やかすの上手そう

₍₍ @cﾒง*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘว ⁾⁾
@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵三*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

@cﾒ*˶- ᴗ -˵ﾘ