【SS】花丸「ルビィちゃんが犬に襲われてる」【ラブライブ！サンシャイン！！】

帰り道


花丸（ルビィちゃん、今日は大事な用事があるとかで一人で帰っちゃった）

花丸（それに今日はルビィちゃん家の周りには近づかない方がいいって）

花丸（気になって後を付けてきちゃったずら♪）

―

犬「ガウ！ガウガウ！」

ルビィ「……」



花丸（大変！ルビィちゃんが犬に襲われてる！助けなきゃ！！）

ルビィ「……」ｼﾞｰ

犬「がうが……」

犬「くぅーん」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

ルビィ「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



花丸（犬がお腹を見せてるずら……あれは絶対服従のポーズ……）

花丸（なんだかいつものルビィちゃんじゃない……犬苦手なはずなのに……）

モブ男「」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

ルビィ「」ｺｸｯ



花丸（大変！ルビィちゃんが男の人に絡まれてる！）

花丸（ルビィちゃんはお父さん以外の男の人が大の苦手ずら！！助けなきゃ！）

ルビィ「」ﾕﾋﾞｻｼｰ

モブ男「」ﾍﾟｺﾘ

ルビィ「」ﾆｯｺﾘ



花丸（ずらぁ！？一体どういうことずら！？）

花丸「あの！さっきの女の子と何話してたんですか！？」

モブ男「えっ、あ～ただ道を聞いてただけですよ？」ﾁｽﾞﾋﾟﾗｰ

花丸「そ、そうですか」

モブ男「とっても親切な子で感謝していますよ。お友達ですか？」

花丸「はい……どうもすみません」

モブ男「いえいえ、友達思いなんですね」

花丸（おかしいずら……ルビィちゃんが男の人と話すなんて……）

花丸（ルビィちゃんはいつも話しかけられただけでﾋﾟｷﾞｨ！とか言って騒いでうるさいのに……）

花丸（今日の用事と何か関係が……？）

花丸（ますます気になる！）

黒澤家近く


花丸（結局家まで付いてきちゃった……）

花丸（バレたら怒られちゃうかな……）

花丸（でも気になる……ごめんルビィちゃん）

ｺｿｺｿ　ｻｯ

花丸（ここからならよく見え……）

花丸（！？）

花丸（ルビィちゃん家の前に黒服の怖い人がいっぱいいるずら！！）

花丸(どうしよう……さっきの男の人は優しそうな人だったけど)

花丸(この人達は見るからに悪そうずら！)

花丸(と、止めなきゃ！！)


黒服達「ルビィ姐さん！お勤めご苦労様です！！！」ﾋﾞｼｯ

ルビィ「……」


花丸(！！！！！)

ルビィ「それやめてっていつも言ってるじゃん」

黒服「すいません！しかしこれはお決まりみたいなものでして……」

ルビィ「ならせめてもう少し小さい声で……あとルビィ姐さんはやめてね」

黒服「はい！承知しました！！」

ルビィ「だから声大きいってもう……」



花丸(あわわわわわわわ)

新人「あんな子供が本当にあの方の……？」

黒服「おい馬鹿野郎！？死にてぇのか！！」

黒服「お前にはあの見事な"赤髪"が見えなかったのか！？」

新人「すんません！」

黒服「ダイヤの姐御はあねさんの血が濃く、ルビィ姐さんはおやっさんの血が濃い」

黒服「そんな常識も知らずにここへ来たのか！？あぁ！＿？」



花丸(ずらぁ……)ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

新人B「お前！ここでなにしてる！！」

花丸「！？」

花丸(逃げなきゃ……死！)ﾀｯ

新人B「おい待て！」


捕まりました

新人B「兄貴、どうしますか？」

黒服「制服からしてルビィ姐さんの同級生だろう……」

黒服「今回の所は大人しく帰ってもらおう。だが次はない。いいな？」

花丸「」ｺｸｺｸ

黒服「よし、解放してやれ」


ルビィ「あれ？花丸ちゃん？」

「！！！？？？」

ルビィ「私の友達に何してるの？」

黒服「いえ！これは……」

ルビィ「いいから早く解け！！」

黒服「ﾋﾟｷﾞｨ！」

ｽﾙｽﾙ

花丸「ずらぁ～ルビィちゃん怖かったよぉ～～」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ルビィ「どうして花丸ちゃんがここに……よしよし」

黒服「どうやら姐さんの跡をつけていたみたいで……」

ルビィ「だからってここまでする必要ないでしょ！制服見たらわかるじゃん！」

黒服「ごもっともであります！」

ルビィ「次はないから」

黒服「肝に銘じておきます！！」

ルビィの部屋

花丸「ルビィちゃんありがとう……後、ごめんなさい！」

花丸「まる、注意されたのに……」

ルビィ「そうだね。私、言ったよね？」

花丸「う……うん」(なんかいつもと違うずら……)

ルビィ「花丸ちゃんにだけは知られたくなかったなぁ～」

ルビィ「跡をつけてきたってことは私のキャラ作りも全部バレちゃったんでしょ？」

花丸「キャラ作り……？はっ」

犬苦手 人見知り 男性恐怖症

花丸「まる……誰にも言わないよ？」

ルビィ「それはもちろん。でもお仕置きが必要だよね？」ﾆｺｯ

花丸「ヒエッ」

花丸「誰か助けてずらぁぁぁぁああああああ」

隣の部屋


ダイヤ「花丸さん……助かった……それは間違いですわ」

ダイヤ「あのまま見つからず開放されていればどれだけ幸せだったか……」

ダイヤ「ルビィはお父様の血を色濃く継いだ……」

ダイヤ「ドＳですから……」



ダイヤ「わたくしのプリンがまたないですわ……」


おわり

乙
ルビィちゃんかっけぇ

ドＳルビィは流行っていい

ダイヤさんはドM（確信）

このルビィとマル好き