【SS】 善子「いつもずら丸が叩いてきて困る」【ラブライブ!サンシャイン!!】

yoshimaruよしまるjpg SS


1: 2016/10/07(金) 20:28:08.20 ID:PIFEsdyZ.net
善子「なによぉ……そりゃあ、止めてって頼んだのは私だけど、いっつも叩いてばっかりじゃない」

善子「そんなに痛くないとは言っても、気分良く堕天使してる時に止められたらちょっと悔しいっていうか」

善子「ねえ、どう思うルビィ」

ルビィ「えーと……」

善子「うんうん」

ルビィ「ご、ごちそうさま……?」

善子「なんでよ!」


みたいなね

7: 2016/10/07(金) 21:44:08.67 ID:PIFEsdyZ.net
ルビィ「だって、善子ちゃんと花丸ちゃん、いつも仲良しだもん」

善子「善子言うな! ……仲良しっていうか、ただの腐れ縁なだけでしょ? 幼稚園が一緒ってだけの」

ルビィ「私も小学校からずっと一緒だけど、善子ちゃんみたいに気軽に冗談を言い合ったりしないよ?」

善子「全然気軽なんかじゃないわよ。私はただ堕天使として……」

ルビィ「ふふ、素直じゃないんだね♪」

善子「……ルビィってそんなキャラだっけ」

ルビィ「あははっ! 善子ちゃん、がんばルビィ♡」

善子「だから何を!」

ルビィ「えー……」

8: 2016/10/07(金) 21:51:07.95 ID:PIFEsdyZ.net
ルビィ「善子ちゃんは花丸ちゃんが好きなんじゃないの?」

善子「はあっ!? なんでずら丸なんかを!」

ルビィ「だって、そういうことなんじゃないの?」

善子「だからなんでよ」

ルビィ「花丸ちゃんと仲良くしたいってことでしょ?」

善子「だから……」

ルビィ「善子ちゃん、花丸ちゃんに構ってほしいんでしょ? だからいつも」

善子「いつも、なによ……」

ルビィ「ふふ……♪」

善子「なによぉ……」

9: 2016/10/07(金) 21:55:42.18 ID:PIFEsdyZ.net
~放課後~

善子「結局なんなのよ、ルビィったら……」

善子(別に私はずら丸が好きとか、別にそんなんじゃないんだけど)

善子(そりゃあ……まあ、友達としては好きなんだけど)

善子(それがなんなのよ……?)

花丸「善子ちゃん?」

善子「善子言うな! ……なんだ、ずら丸か」

善子(あんなこと考えてたから、ちょっとびっくりしたじゃない……)

花丸「部室、行くずらよ」

善子「……ええ、そうね」

善子(……)

12: 2016/10/07(金) 22:14:07.48 ID:PIFEsdyZ.net
花丸「ルビィちゃんは用事があるから、先にダイヤさんのところに行くって」

善子「ふうん」

善子(ずら丸……)チラッ

花丸「~♪」

善子(にこにこしてぇ……)

善子(ルビィもルビィよ……変なこと言うから、なんか妙に意識しちゃって……)

善子(……あれ、いつもなに話してたっけ……)

花丸「善子ちゃん?」

善子「へぁっ!?」

花丸「?」

善子(声裏返った~!!!!)

善子「ん、んん……なに?」

花丸「そろそろ秋だね」

善子「えっ……あ、えぇ……そうね」

花丸「秋……秋かぁ、えへへ……♪」

善子「どうしたのよニヤニヤして。気持ち悪い」

花丸「あはは。だって秋だよ? 読書の季節ずら~♪」

善子「あんたはどっちかって言うと食欲の秋なんじゃないの?」

花丸「そ、そんなことない! ……ないよ? ほんとずらよ?」

善子「ふん、どーだか」

善子(……話振ってくれて助かった)

13: 2016/10/07(金) 22:21:42.34 ID:PIFEsdyZ.net
花丸「でも、秋はサンマが美味しい季節……♡ 他には新米も忘れちゃいけないずら! それに新米と一緒に栗ごはんも……えへへ♡」

善子「そんなずら丸にはスポーツの秋ね。食べてばっかりのあんたにはちょうど良い」

花丸「う……運動はあんまり得意じゃないから……」

善子「フッ! そんな様子では、あなたの未来は悪魔の家畜に違いないでしょうね」

花丸「や、やめるずらー!」ポコポコ

善子「いた、いたい、いたい……」

花丸「もう……女の子に向かって、そんな言い方は良くないです……」

善子(……こうやってみると、ずら丸のやつ……結構気が効くし私の言うこと……ちゃんと守ってくれてるのよね)

善子(三年生の話を聞いてる時、私が耐えかねて堕天使になりそうになった時もちゃんと止めてくれたし)

善子(……それがあるから、安心して暴走できる自分がいる)

善子(くっ……なんか負けた気分……)

17: 2016/10/07(金) 23:01:31.08 ID:PIFEsdyZ.net
~別の日~

ルビィ「それって、やっぱり……」

善子「やっぱりってなによ」

ルビィ「善子ちゃん、もう花丸ちゃんに甘えちゃってるってことでしょ?」

善子「私がぁ!?」

ルビィ「うんっ♪ 変に突っ張っちゃってるだけで、本当は花丸ちゃんといるのが楽しいってことだと思うなぁ」

善子「楽しくなんか! ……………ない、わけじゃないけど」

ルビィ「ねっ♪」

ルビィ「ルビィは善子ちゃんの今までを知らないけど……花丸ちゃんは、堕天使の善子ちゃんと向き合ってくれてるでしょ?」

ルビィ「だから楽しいんじゃないかな?」

善子「善子じゃなくてヨハネ!」

善子「……まあ、それは……」

善子「……今までいなかったわよ、確かに」

ルビィ「なら甘えちゃって良いと思うなぁ。善子ちゃんと花丸ちゃんが仲良くしてるところ、ルビィは見てて楽しいもん」

善子「ルビィが楽しいだけなんじゃ……」

ルビィ「ぴぎっ!? そ、そんなことないよ~!?」

善子「ふーん……」

善子(甘えるって…………それを言えば、もう十分甘えきってるのよね……)

19: 2016/10/07(金) 23:17:02.81 ID:PIFEsdyZ.net
ルビィ「それじゃあちょっとトイレ行ってくるね」ガタンッ

善子「ああ、うん」

善子(…………そもそも何でこんな話になったんだっけ)

善子(見切り列車で始めたからどうすればいいのかわかんないわ……)

21: 2016/10/07(金) 23:27:34.41 ID:PIFEsdyZ.net
善子(あ゛~~~~…………)

善子(ルビィのせいでよく分かんなくなっちゃったわよもう……!)

善子(ルビィは私とずら丸をどうしたいの!?)

善子(なんなの……)

善子(わっかんないわよ、もう……)

善子(私がどうしたいか……なんて、特にないし)

善子(今までと変わらず、じゃれ合うだけで……)

善子(……いいでしょ? 全然、普通じゃない)

善子(今まで友達いなかったんだから、それだけで十分なくらい幸福よ)

善子(不運な生まれのヨハネも、それだけは自信を持って幸せって言える……かな)

花丸「なにしてるの?」

善子「いや……ずら丸とどうしたいかなぁ、って」

花丸「おらと?」

善子「そうよ、あんたと――――って、なんでここにいるのよ!!?」

花丸「ここはまるの教室ずら」

善子「そ、それはそうだけど! と、図書委員は!?」

花丸「もう昼休みも終わりだから戻ってきたんです」

善子「ぁ……ほんとだ」

善子(くっ……不意打ち食らった……!)

善子(私変なこと言ってなかったわよね……!?)

花丸「それで、善子ちゃんはまると何かしたいんですか?」

善子(言ってたーーー!!)

22: 2016/10/07(金) 23:38:05.98 ID:PIFEsdyZ.net
善子「そ、それは……べ、別になんでもないわよ!」

花丸「本当?」

善子「ほんと!」

花丸「でも普通はあんなこと言ったりはしないような……」

善子「ぐっ……!」

花丸「さあ善子ちゃん、観念するずら!」

善子「そ、それはー……」

花丸「早く言うずら~」

善子「……あんたと、仲良くしたい」

花丸「……ほぇ?」

善子「だ、っ……だから! その……花丸は、私のこと色々見ててくれるし……それに私も甘えてる」

善子「だから……お返しっていうか、じゃあ私も花丸のことちゃんと見て見たいな……なんて」

善子(……たぶん、ルビィの言ってること……って、こういうことよね)

善子(堕天使の私に向き合ってくれる花丸に、善子として向き合え……みたいな)

23: 2016/10/07(金) 23:45:40.75 ID:PIFEsdyZ.net
花丸「……おらと仲良く、ずらか?」

善子「そ、そうよ……だめ?」

花丸「だめっていうか……もう、まると善子ちゃんは仲良しでしょ?」

善子「へっ……?」

花丸「だって善子ちゃん、幼稚園以来なのに……全くそれを感じないくらい仲良くしてるずら」

善子「……」

花丸「ね♪」

善子「……ふむ」

花丸「だから、なにを悩んでるのか分からないけど……安心するずらよ」ナデナデ

善子「な、撫でるなっ」

花丸「ふふ、善子ちゃんは素直じゃないんだから」

善子「くぅぅ……」

善子(やっぱり、悔しい……!)

善子(まるで私のことみんな知ってるみたいにぃ……! つい最近まで離れ離れだったのに……)

善子(…………ありがと)

24: 2016/10/07(金) 23:50:18.73 ID:PIFEsdyZ.net
うん
よくわからなくなってきた
また練って出直します

30: 2016/10/08(土) 01:40:36.48 ID:qh2+rbgb.net


ガラガラ

花丸「ただいま~」トテトテ

善子「おおおぉぉじゃまします……!」

花丸「ふふ、緊張しなくても大丈夫だよ。あがって?」

善子「え、ええ……」

善子(なっ……なんでずら丸の家に来てるのよー!!)


~数分前~


花丸「そうだ! じゃあ今日の部活が終わったら、うちにおいでよ」

善子「はぇっ!?」

花丸「おらと仲良くしたいんなら、お泊まりが一番ずら♪ ルビィちゃんもよく来てるから大丈夫だよ」


・・・

善子(って……なんかよく分からないうちに連れてこられた……)

善子(……けど…………懐かしいわね、この家)

善子(幼稚園の頃……何度か来たことがあるの、覚えてるわ)

善子(お寺はちょっと不気味で、あんまり近寄らなかったけど……代わりに、よくこの家の庭で遊んだっけ)

花丸「なにしてるのー? 早くおいでおいで♪」チョイチョイ

善子「あっ……ぁ、うん……!」トテトテ

31: 2016/10/08(土) 01:56:02.61 ID:qh2+rbgb.net
花丸「お母さんたち、まだお寺の方みたい」

善子「そ、そう……」

花丸「扇風機……っと」カチ

ブーン

花丸「は~……気持ちいいずら~……」

花丸「まだまだ暑いね~……」

善子「え、ええ……まだ、夏だし」

善子(……なんかドキドキするんだけど)

善子(汗で張り付いた髪とか、扇風機にあたる花丸…………///)

善子(……って、なんで女の私が同じ女にドキドキしてるのよ!)

善子(ああもう調子狂う……)

花丸「もう少し涼んだらお茶いれるからね~……」

善子「ぁ……え、ええ、お構いなく……」

47: 2016/10/09(日) 00:46:06.06 ID:hw1Aievz.net
花丸「お待たせずら~」

善子「ん……なに、それ? どこかで見た覚えがあるけど」

花丸「千歌ちゃんがたくさんくれたんだ~」

善子「ああ、あの旅館のお饅頭ね……」

花丸「おいひぃよ?」モグモグ

善子「もう食べてる!?」

花丸「はやく……もぐもぐ、食べないと、むぐ」

花丸「んぐ、もぐもぐ……なくなっちゃうずらよ?」

善子「私の分を残すとか考えないわけ!?」

花丸「あっ……そっか! えへへ、美味しくてつい……」

善子「ったく……」

48: 2016/10/09(日) 00:57:21.48 ID:hw1Aievz.net
善子「もぐ……」

善子(ん……意外と美味しい)

善子「それで……何するの?」

花丸「?」

善子「…………何も考えずに呼んだの?」

花丸「んー……何もしなくてもいいんじゃない?」

善子「なにそれ? せっかく来たのに何もしないってアレじゃない?」

花丸「そんなことないよ! ……ルビィちゃんとお泊まりするときは、ずっとおしゃべりしてるけど……」

善子「……私じゃ会話にならないってこと?」

花丸「ち、ちがうよ! そう意味じゃなくて……やっぱり、ルビィちゃんはお泊まり慣れしてるから」

善子「お泊まり慣れってなに……」

花丸「ええと、ええとぉ……うーんと……」

善子「……まあ、私とあんたが二人きりって初めてよね」

花丸「……うん、だから……」

善子(だから…………緊張する……)

善子(せっかくずら丸が誘ってくれたのに……このまま適当に時間つぶしたら、ずら丸にも良くないわよね)

花丸「もぐもぐ……♪」

善子(のんきな顔して)

花丸「おいしいずら♡」

善子(私が、どうやってあんたを楽しませようと悩んでるのか知らないで……)

善子(……ほんと、のんきなずら丸ね)

49: 2016/10/09(日) 01:20:34.88 ID:hw1Aievz.net
善子「うーん……」

花丸「どうしたずら? そんなに唸って」

善子「んー……なにしようかな、ってね」

善子「私の家ならゲームとか色々あるから遊べるけど、ずら丸、持ってないでしょ?」

花丸「まるのお部屋にはそんな未来なものはありません……」

善子「全然未来でもなんでもないんだけどね……」

善子「だから、まあ……せっかく二人なんだし、なにか遊べることでも、なんて」

花丸「遊べることかぁ……かくれんぼとか?」

善子「……なんでかくれんぼ?」

花丸「かくれんぼ、楽しいよ? まるのおうちは隠れるところいっぱいだから!」

善子「いや、そういう意味じゃなくてどうしてそんな子供みたいなことしなきゃいけないのよ……」

花丸「子供みたいな……? たまにルビィちゃんとするけど……」

善子(なんでそんなことしてるのよ!?)

花丸「あとは鬼ごっことか……」

善子「そういう系の遊びしかないわけね!?」

花丸「だって……おらは『げーむ』もないし」

善子「ぐぬぬ……」

50: 2016/10/09(日) 01:29:28.71 ID:hw1Aievz.net
善子「いーち……にーい……さーん……」

善子(結局かくれんぼになった……)

善子(……っていうか、これって本末転倒じゃない?)

善子(仲良くなるためにお泊まりって言ってたくせに……かくれんぼって)

善子(これなら適当にお菓子つまみながら駄弁ってたほうが良かったんじゃ……)

善子(……やっぱ変なやつね、ずら丸)

善子(まあ……いい奴だけどね)

善子「ひゃーく……っと」

善子「もういーかーい!」


シーン


善子「……100まで数えたら探しに来ていいって言ってたけど……」

善子「……どこにいるのよ」

51: 2016/10/09(日) 01:40:05.59 ID:hw1Aievz.net
善子「ずらまるー……」テクテク

善子「……どこにいるのよー」

善子「この家広すぎ……どこよ、まったく」

善子「……いいわ、この堕天使ヨハネに勝負を挑んだこと、後悔させてあげる」

善子「あなたの身体からわずかに漏れる闇の気配を辿れば、こんなもの……!」


~台所~

善子「台所……」

善子「食卓の下……は、いない」

善子「冷蔵庫の中もいない……って、なんでよ……」


~お風呂場~

善子「お風呂ね」

ガタ

善子「浴槽の中にもいない……」

善子「……不発か」


~空き部屋?~

善子「ずらまるー?」

善子「……ここは客室かしら」

善子「この家具の少なさじゃ隠れるのも無理そうよね……」


~花丸の部屋~

ガチャッ

善子「ずらま……っと」

善子「……ここ、ずら丸の部屋?」

善子「ふうん……本棚ばっかりと思ってたけど、意外と女の子らしい部屋じゃない」

善子「まあ……本棚が3つもあるのは充分多い気もするけど」

善子「あ、花丸の匂い…………って、なんで匂い嗅いでるのよ私!?///」

善子「しかも人の部屋を勝手に……い、ぃやいゃいや! これは、そう! かくれんぼだからよ! 探しに来ただけ!」

善子「探しに来ただけよ……!」コソコソ

善子「……おじゃましまーす」

55: 2016/10/09(日) 02:18:37.56 ID:hw1Aievz.net
善子「……ふーん……」キョロキョロ

善子「あ、ぬいぐるみ」

善子「へえ……ずら丸ってこういうの好きなんだ」

善子(似たようなやつ、確かゲームセンターにもあったっけ)

善子(今度連れてってあげたら喜ぶかも……)

善子「……って、なんで私がずら丸のご機嫌取りしなくちゃいけないのよ!」

善子(ふん……クレーンゲームで苦戦するずら丸が見たいだけなんだから!)

善子(……そうよ、そうなんだから)

58: 2016/10/09(日) 02:23:29.27 ID:hw1Aievz.net
善子「……あ、ずらまるの着替え……かしら」

善子「ふぅん……結構おしゃれな私服。じっみーで芋くっさーい服着てるのかと思ってたけど」

善子「なんだ、ちょっと意外」

善子「……休みの日、遊びに誘ったら着てくるのかな……こういうの」

善子「んー……押入れ」ガラッ

善子「布団が入ってるだけ……か」

善子「やっぱりベッドって柄じゃないわよね……ずら丸は」

善子「今日泊まるってことは、私も布団? ……まさか一緒の布団なわけないわよね、うん」

善子「さて、と……だいたい探せたし、次の部屋に行きましょうか」ガチャッ

パタン


ガタガタ

ノソノソ


花丸「~~~~っ……///」

59: 2016/10/09(日) 02:29:19.79 ID:hw1Aievz.net
~居間~

善子「こういうのは灯台下暗しって言うし、実は居間に隠れてたりするかもよね」

善子「ずらまるー? どこー」

善子「ずーらーまーるー?」

善子「ずーらー――――」


ヒュッ


善子「まるふぎゅぅぅっ!?!」ゴスッ

善子「いっ……たーーーー!!!」ゴロゴロ

善子「な、っ……なにすんのよこらぁ!」

花丸「……///」

善子「って……ずらまる? なんで出てきたのよ……?」

花丸「よっ……よしこちゃんのぉっ……」ノシッ

善子「マウント!?」

花丸「善子ちゃんのすけべー!」ポコポコ

善子「い、いたい! いたっ……ちょ、やめっ……なに!?」

花丸「まっ……まるの部屋、あんなにじろじろ見て……っ/// 善子ちゃんはすけべずらー!」ポコポコ

善子「わ、悪かったわよ……! だからやめっ……ていうか、あんた自分の部屋にいたの!?どこ!」

花丸「善子ちゃんのすけべー!」ポコポコ

善子「話を聞きなさいよ!?」

61: 2016/10/09(日) 02:39:38.80 ID:hw1Aievz.net
・・・

花丸「もぐもぐ……」

善子(おまんじゅう与えたら落ち着いた……犬みたい)

善子「はぐ……むぐむぐ」

善子(私も少し休憩……疲れちゃった)

花丸「善子ちゃんはおらの私服が気になるずら?」

善子「ぶっ!?」

花丸「うわぁっ!? もー……汚いよぉ……」

善子「あ、あんたが変なこと言うからでしょうが!」

花丸「そんなに変だったかなぁ……?」

善子「だ、だって私服が気になるかって……!」

花丸「だって……さっき、おらの部屋で、まるの服を見ながら何か言ってたから」

善子「あ、っ……あ、あれは……」

善子(可愛い服だと思った、なんて言ったらどうなることやら……)

善子「ぁ……あれは、ただ……堕天使的にはもっとゴシックで口りータな服がいいなぁ……と」

花丸「まるは堕天使じゃないずらよ~?」

善子「じゃあリトルデーモンとして」

花丸「リトルデーモンでもないです」

善子「じゃあなによ」

花丸「まるはまるずら」

善子「……間違ってはないけど」

花丸「えへへ♪」

62: 2016/10/09(日) 02:46:42.32 ID:hw1Aievz.net
花丸「……ね、善子ちゃん?」

善子「善子じゃなくて……」

花丸「まるは善子ちゃんに聞いてるずらよ」

善子「むっ……なによ?」

花丸「善子ちゃんは……まるの服……ど、どうだった?///」

善子「えっ……///」ドキ

花丸「へ、変じゃなかったかなあ……? おら、こんな地味な感じだから……自信なくって」

善子「べっ……べ、別にいいんじゃない? 実際着てるとこ見たわけじゃないから、あんまり大層には言えないけど」

花丸「……じゃあ、見るずら?」

善子「へっ!?」

花丸「……着替えてくる!」タッタッタッ

善子「……」

善子(この展開は予想外です……)

91: 2016/10/10(月) 05:43:48.94 ID:/43X7L6R.net
ネタ考えながら寝てしまったずら……

95: 2016/10/10(月) 21:55:03.06 ID:/43X7L6R.net
善子(……なにがなにやら)

善子(ええと……私はたしか、ずら丸の家に泊まることになって……なぜかかくれんぼして、ずら丸の私服を見てあげることに……)

善子「……なんで?」

花丸『よ、よしこちゃ~ん……?』

善子「は……はい!」

花丸『き、着替えてきたけど……入ってもいい……?』

善子「え……ええ、どうぞ?」

善子(なんか緊張してきた~……)


ガラッ


花丸 |ω・`)チラッ

善子「……なにしてんの?」

花丸「なんだか、恥ずかしくて」

善子「こ、ここまで来たんだからもう見せなさいよ!」

花丸「う、うん……」パッ

善子「!」

no title


花丸「ど、っ……どうずら……?///」

花丸「へ……変じゃない? やっぱりおら、地味かな……」

善子「……」

花丸「その……ワンピースとか、苦手なんだけど……ルビィちゃんが可愛いって言ってくれたから買ってみたんだ」

花丸「やっぱり似合ってなかったかな……」

善子「……かわいい」

花丸「えっ!?///」

96: 2016/10/10(月) 22:18:42.05 ID:/43X7L6R.net
善子「いいんじゃない? その、清楚な感じだし……ちょっと大人っぽく見えるかも」

花丸「ぁ、ぁっ……えへ、へへ……///」

善子「でも」

花丸「ずら?」

善子「やっぱり堕天使的には、清楚よりダークでシリアスな雰囲気に染め上げたいわね……」

花丸「そ、それはちょっと……」

善子「一度着てみれば分かるわ!さあ私がいつも持ち歩いてるマントを羽織るのよ!ばさっと!」

花丸「い、嫌だよ~! つっ……次の服、着替えてくるずら!」

善子「あっ! …………闇の眷属を増やすのは簡単ではないわね」

97: 2016/10/10(月) 22:31:28.49 ID:/43X7L6R.net
花丸 |ω・`)チラッ

善子「ん、着替えてきたのね」

花丸「……いい?」

善子「ええ」

花丸「……えいっ!」バッ

no title


善子「!!?///」

花丸「ど、どうかな……? こ、これ……結構恥ずかしいんだ……///」

善子「な、なっ……ななななっ……///」ガタガタ

花丸「やっぱりおかしい…………善子ちゃん?」

善子「なっ……なんでそんな短いスカートなのよ!!」

花丸「えぇ~っ!?」

善子「あ、あんたには貞操観念ってものがないの!? 寺の娘のくせに! そんなパ〇〇見せるギリギリ……恥ずかしくないの!?」

花丸「恥ずかしいって今言ったずら!? そ、そb黷ノそんなにギャ潟Mリじゃないb諱Aここくらいbワでならあげてb煬ゥえないし…=c!」ピラッ

善子「ひゃぁあっ!? す、スカートをあげるな!///」

花丸「な、なんなの~……!?」

善子(ま……まさかずら丸がこんな対堕天使用決戦兵器を用意していたなんて……!)

善子(さっきの服もかなりやばかったけど、これはもう堕天使も敗北を認めざるをえない……っ)

98: 2016/10/10(月) 22:45:56.03 ID:/43X7L6R.net
花丸「そ、そんなに似合ってなかった……ずら?」

善子「えっ」

花丸「おらの服……だめだったかな……」

善子(……や、やってしまった!)

善子(なんか恥ずかしいとか緊張とからいろんな気持ちがぐちゃぐちゃになって、きつい言い方をしてしまった!)

善子「ち、ちがうわ! ダメなんかじゃない!」

花丸「でも、善子ちゃん……」

善子「その……あんたの、服……可愛くて、似合ってる」

善子「けど! けど……その、そんな短いスカートの花丸は、見たことなくて……びっくりしたっていうか」

花丸「……」

善子「恥ずかしいっていうか……街中であんたの下着とか、見えちゃったらどうしようとか……///」

善子「花丸の下着を、誰かに見せるのは嫌だな~……とか……///」

花丸「よしこちゃんのすけべ……///」

善子「うっ……///」

花丸「…………他の人に見せるのが嫌なら、善子ちゃんは見たいんですか?」

善子「はっ!?///」

101: 2016/10/10(月) 23:03:02.12 ID:/43X7L6R.net
花丸「……善子ちゃんは、おらの……見たい?」ピラッ

善子「な、なななななんでそ、そそうなるのよぉぉ……!///」

花丸「だって目がそう言ってるんだもん♡ すけべな善子ちゃんの目が……おらのパ〇〇を見たいって」

善子「ぱ、ぱっ……ぅあぅぁぅ……///」

花丸「……ねえ、どうする?」ズイッ

善子「そ、れはっ……その……///」

善子「わっ……私たち、女同士なのよ? それなのにぱん……パ〇〇、とか……見せて何が楽しいの……///」

花丸「それはまるの質問です♪ 善子ちゃんはおらのパ〇〇を見て何が楽しいずら?」ジリジリ

善子「ゃっ……だ、だからその……あの、えっと……///」

花丸「…………ふっ、ふ……ふふふ……」

善子「……へっ?」

花丸「あははっ、冗談ずらよ♪ 善子ちゃんったら本当にすけべさんだね♡」

善子「……は?」

花丸「ふふん! まるの演技力、思い知ったずらか!」

善子「……」

花丸「善子ちゃん?」

善子「こっ………………………このずら丸ーーーーっ!!!」

花丸「ひゃあっ!?」

善子「人を馬鹿にして! もう怒ったわ、今すぐ闇の眷属にしちゃうんだから!」ガバッ

花丸「きゃっ……///」

善子「なっ……へ、変な声を出すなー!」ベチッ

花丸「きゃふっ……!」

103: 2016/10/10(月) 23:16:04.75 ID:/43X7L6R.net
花丸「うぅ……ひどいずら」ズキズキ

善子「あんたが悪い!」

花丸「元はと言えば善子ちゃんがおらの服の匂いを嗅いだりするから……」

善子「ぁっ……あ、あれは違うし!? 嗅いでなんかないし!?///」

花丸「……やっぱり善子ちゃんはすけべずら」

善子「わ、私がすけべならあんたもそうでしょ! 何よさっきの……ま、まるで誘惑してるみたいに!///」

花丸「ゆ、ゆうわくぅ!?/// ち、ちがうずら、あれは……その、善子ちゃんをからかったの!」

善子「からかうでも、あんな方法を選ぶなんてずら丸はホントすけべよねぇ~!」

花丸「うぅぅ……!」

105: 2016/10/10(月) 23:35:41.30 ID:/43X7L6R.net
善子「どうしたのよ? 何か言い返せないのー?」

花丸「ぐぬぬ…………ていっ!」ヒュッ

善子「せいっ!」ガシッ

花丸「ずらっ!?」

善子「そう何度もなんども……食らうかー!」ガバッ

花丸「ひゃあっ!?」

善子「今まで何度も叩かれたお礼……堕天使ヨハネの名の下に、今ここで返してあげるわ!」コチョコチョ

花丸「ふ、ぁっ……は、あははっ! ひゃめ、っ……ははははっ!」ジタバタ

善子「それそれそれー! 観念しなさいよ、今まで叩かれた分、まだまだこんなもんじゃないんだから!」コチョコチョコチョコチョ

花丸「や、っ……だめ、わきよわっ……ひぃ、あははははっ!」

善子「わっ……ちょ、暴れないでよ!」

花丸「やめっ……ひゃめて、ひゃめてぇっははは!」ヨタヨタ

善子「ぅ、わっ……ちょ、ぁっ!!」グラッ

花丸「きゃあっ!?」


ドタドタッ


善子「いっ……た……!」

善子「ごめんずらまる、ちょっとやりすぎた…………」ムニィ

善子「……?」モニュモニュ

花丸「ぁ……ぁ、ぁ……///」

善子「あぁぁ……///」モミモミ

花丸「善子ちゃんのすけべ……///」

善子「言い返す言葉もありません……」モミモミ

106: 2016/10/10(月) 23:41:05.45 ID:/43X7L6R.net
花丸「そ、それはそれとして、よしこちゃん……いつまで、触ってるのぉ……っ///」

善子「……///」モミモミ

善子(ず、ずらまるの……む、胸……///)

善子(やっば……! なによこれ、大きいし、柔らかいし……///)

善子(やめなきゃ、なのに……手が離れない……///)

花丸「はぁ、んぅう……っ///」

善子「!?」

花丸「よし、こ……ちゃん……///」

善子「ぁっ……ご、ごめっ……!」バッ

花丸「……///」

善子「ごめん……///」

花丸「こ、こういうのは……だ、大好きな人にしか触らせちゃだめだし、見せちゃだめなんだよ」

花丸「……ばあちゃんが言ってた」

善子「ぅ、うん……ごめんなさい……」

花丸「……善子ちゃんのすけべ」

善子「本当に返す言葉もありません……」

花丸「…………おらの胸、おかしくなかった?」

善子「えっ!?///」

花丸「そっ……そ、その……だから、変なところなかったかって聞いてるずら……///」

善子「え、えぇと……す、すごくいいおっ〇〇だったわ!」

善子(なに言ってんの私!? また叩かれる!)

花丸「…………そ、そっか……///」

善子(……あれ……?)

118: 2016/10/12(水) 01:46:10.49 ID:0yxhgm33.net
・・・。

善子「……」バリ

花丸「……」モグモグ

善子(あれから恥ずかしくてまともに話せない……)

善子(ずら丸は……)チラッ

花丸「……///」モグモグモグモグ

善子(真っ赤になってお饅頭食べまくってる……)

善子「……///」

善子(……私まで恥ずかしくなってきた)

善子(…………これで仲良くなれてるのかな)

善子(こんなので……花丸と仲良くなれるのかな)

善子(結局いつものやり取り……私がバカやって、花丸に叩かれるだけで)

善子(……まあ、まだお泊まりイベントはこれからだし、少しずつ進めていけばいいのかな)

善子(くっ……! さすがは幼き頃より知りたる最大の強敵!)

善子(この堕天使ヨハネを苦しめるなんて……)

124: 2016/10/13(木) 00:35:19.25 ID://Aox2dk.net
タダイマー

花丸「あ、お母さん帰ってきた」

善子「!!」

花丸「ちょっと待ってて? お母さんに言ってくるから」タタタッ

善子「あっ……」

善子(や、やばっ……! そういえばなんで挨拶すれば……)

善子(ど、どうしよ……泊まる時ってどんな挨拶するの!?)

善子(いままでお泊まりするような友達なんていなかったから分かんない!)

善子(幼稚園の時は……ずら丸とはよく遊んだけど、何年前の話よっ!)

花丸「よしこちゃーん?」

善子「はひっ!?」

花丸「……どうしたの?」

善子「な、ななななんでも……っ!?」

花丸「……」ジー

善子「な、なによぉ!」

花丸「まあ、いっか! お母さん、お泊まり良いって言ってたずら!」

善子「あ、うん……えと、挨拶とか……」

花丸「善子ちゃんのことはよく知ってるし、いいと思うけど……」

善子「いや、そんなわけにはいかないでしょ……」

125: 2016/10/13(木) 00:38:41.80 ID://Aox2dk.net
~頑張って挨拶した~


善子(緊張しすぎて死ぬかと思った……)

まるママ「おっきくなったね~! こんな美人になって……ますますお母さんに似てきたんじゃない?」

善子「そ、そんなことないです……///」

まるママ「まるもいい子見つけたね?」

花丸「何のことずら?」

善子「……?」


~まるママは意外とノリが軽かった~

126: 2016/10/13(木) 00:55:46.20 ID://Aox2dk.net
花丸「お父さんとばあちゃんは?」

まるママ「もうちょっと寺にいるんじゃない?」

花丸「そっかー」

善子「……」

善子(お父さんとおばあちゃんもいる……!!?)

善子(まだ挨拶する人が2人も……!)

善子(緊張しすぎて死ぬんじゃないの、私…………いや、堕天使に死という概念はないのよヨハネ!)

前途多難な善子である

127: 2016/10/13(木) 01:10:11.82 ID://Aox2dk.net
花丸「善子ちゃん、今日は何が食べたい?」

善子「え? ……もしかして、あんたが作るの?」

花丸「ううん、お母さんずらよ?」

善子「………あそう」ガックリ

花丸「?」

善子「なんでもないわよ……」

善子(なんだ……花丸が作るのかと思って少し期待したじゃない、ったく)

花丸「善子ちゃんが来てくれて嬉しいみたいで、言ってくれたものなんでも作るって言ってるずら」

善子「なんでも!?」

善子「なら、そうね……では堕天使ヨハネの名の下に命じます」

善子「今夜のメインディッシュは牛の血肉を挽いたものに、神の肉と血を捧げて丸めt」ベチッ

花丸「普通にハンバーグって言えばいいのに……」

善子「いいじゃない別に!」

善子(っていうか通じてる!?)

129: 2016/10/13(木) 01:36:24.59 ID://Aox2dk.net
花丸「もぐもぐ……」

善子「ちょっと……夕食前におかし食べたらダメじゃない」

花丸「大丈夫! 夕飯は別腹だから」

善子「聞いたことないわよそんな別腹……」

花丸「まるは、美味しいものならなんでも食べられるずら~♡」モグモグ

善子「ったく……はい、あとも饅頭は没収!」ヒョイ

花丸「あ~っ! 善子ちゃん、返して! おらのおまんじゅう……」

善子「これはおばさんに渡してくるわ」

花丸「!?」

善子「ごはんは美味しくいただかないと」

花丸「うぅ……」

善子「……」

花丸「……お願い……」

善子「……」

花丸「あとひとつだけ……!」

善子「……はぁ」

花丸「ずら~♡」

131: 2016/10/13(木) 01:52:05.07 ID://Aox2dk.net
善子「……はい」ポイッ

花丸「っと」パシ

花丸「えへへ……」モグモグ

善子(幸せそうなやつ……)

花丸「……?」

善子「?」

花丸「半分食べる?」

善子「は?!」

花丸「おいしいよ?」

善子「いや、さっき食べたし……」

花丸「善子ちゃんはおらのおまんじゅうが食べられないずらか……」

善子「な、なによそのノリはー……」

花丸「む……」

花丸「い、いいから……ほらっ! 食べて!」グイッ

善子「もごっ!? んぐ、むぐぐ……もぐもぐ」

善子「ごく……ったく、なによいきなり!」

花丸「えへへ、おいしいでしょ?」

善子「ま、まあ……おいしいけど」

善子(……あれ? 今のって間接…………!!?///)

133: 2016/10/13(木) 02:05:04.88 ID://Aox2dk.net
~夕食後~

善子「……///」

善子(夕飯の味わかんなかった……)

善子(全部ずら丸が食べさせた饅頭のせいよ……///)

花丸「善子ちゃん、お風呂いこ?」

善子「……え?」

花丸「おーふーろ! うち、おっきいから一緒に入れるずら!」

善子「…………え!?」

150: 2016/10/14(金) 23:33:38.40 ID:dA/Cq4Zp.net
~風呂~

カポーン


善子「……」チャプ

花丸「ふー……」

善子「……はぁ……」

善子(確かに大きい……)

善子(家族みんなで入れるくらい大きい……)

善子(こんなに大きいと端から端まで行くのに大変ねー……)

花丸「……善子ちゃん?」

善子「へっ!?」

花丸「……なんでそんな端っこに行ってるの?」

善子(なんか恥ずかしいからよ!!///)

175: 2016/10/16(日) 23:10:07.19 ID:4xV5jMiG.net
花丸「もっとこっちおいで~」チャプチャプ

善子「い、いや」

花丸「一緒に入ってるのに端っこ同士は楽しくないずら……」

善子「し、しらない」

花丸「じゃあ、おらがそっち行くね~」ザバッ

善子「立ち上がるなぁぁーー!!」

善子(なんか色々見えちゃうから!)

花丸「? 立たないとそっち行けないよ?」

善子「だ、だから来なくていいんだってば!」

花丸「もー……善子ちゃん恥ずかしいずら?」ザバザバ

善子「だ……誰が恥ずかしいもんですか」

花丸「となり失礼しまーす」チャプ

善子「うぅ……///」

花丸「……恥ずかしいんだ?」

善子「は、恥ずかしくないってば! むしろそっちが恥ずかしいんじゃないの?」

花丸「……うん」

善子「……え?」

花丸「恥ずかしい、よ? 善子ちゃんのとなりに……裸で、いること」

善子「な、っ……///」

180: 2016/10/16(日) 23:55:46.78 ID:4xV5jMiG.net
花丸「……///」

善子「……ずらまる」

花丸「いいでしょ? ……お互い、恥ずかしいから」コツン

善子「……そう、ね……なら、いっか

善子「それで……な、なんで肩に頭を乗せるの……?」

花丸「……善子ちゃんのあほ」

善子「!?」

花丸「なんにもわかってないずらね」

善子「なによそれぇ!」

花丸「善子ちゃんのあほ……」

善子「なんなのよぉ……」

182: 2016/10/17(月) 00:33:38.50 ID:j9LRDM+K.net
花丸「善子ちゃんは……おらとお風呂に入るのは嫌?」

善子「……い、嫌なら、ここまで来ないじゃない」

花丸「えへへ……そっか♡」

善子「…………恥ずかしい」

花丸「……まるも」

善子「も、もう少し離れよう!ね!?」

花丸「えー!?」

善子「あんまり引っ付いてると……ほら、なんかこう……」

花丸「女の子同士なんだから……」

善子「くぅ……///」

花丸「……えいっ!」ムギュー

善子「ひゃぁっ!?」

花丸「こ、こうすれば逃げられないよね……!」ムニムニ

善子(な……なんか柔らかくてあたたかいものがぁぁ……!!///)

196: 2016/10/18(火) 01:30:16.12 ID:rXWzdJjq.net
花丸「……どう?」

善子「ど、どうって……?」

花丸「こうやってくっついてると……ね///」

善子「ぁ、あぅぅ……///」

花丸「恥ずかしいけど……その分、あったかいずら♡」

善子「そっ……それは、そうだけどぉ……///」

花丸「ふふ、あんまりくっついてると逆上せちゃいそうだね。身体洗おっか」ザバッ

善子「ぁっ……」

花丸「あ、そうだ! 洗いっこしよっか!」

善子「い、いいわよそんなの!」

花丸「えー……」

197: 2016/10/18(火) 02:54:53.45 ID:rXWzdJjq.net
で、

善子「痛くない?」ゴシゴシ

花丸「ううん、いい気持ちずら~♡」

善子(結局洗いっこすることになっちゃった……)

花丸「善子ちゃん上手だねー」

善子「そう? 普通にやってるだけよ」

花丸「それなら上手なんだよ♪」

善子「ふうん……」

善子(……小さい背中)

善子(こんなのがさっきまで私にくっついて……///)

善子(って、なに考えてるのよヨハネ! さっさと終わらせてあがるのよ!)ゴシゴシ

花丸「よ、善子ちゃん? ちょっと痛い……あの、ねえ善子ちゃん? 善子ちゃーん!?」

235: 2016/10/25(火) 01:25:11.60 ID:84Aa8Gty.net
善子(やばいわ、こんなデカイのが……っていうか本当なに!? こんな……見ないうちに!)ゴシゴシ

善子(ありえないでしょ……この塊、よくよく考えたらこの身長でこの大きさ……)ゴシゴシゴシゴシ

善子(うらめしい……帰ったら黒魔術の儀式をひらくしかないわね……)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ

花丸「もーー!!やめるずらー!!」ベシ

善子「ほぎゃっ!?」

花丸「むすっ……」

善子「あ……ご、ごめん……痛かった?」

花丸「痛くはないずら。けど……ちょっと」

善子「ぅ……や、優しくするわ……」

花丸「…………うん」

237: 2016/10/25(火) 01:39:31.08 ID:84Aa8Gty.net
善子「……どう?」ゴシゴシ

花丸「うん……いい気持ちずら」

善子「今度こそ、ちゃんと洗ってあげる」ゴシゴシ

花丸「ほんとかな~?」

善子「ええ、背中だけじゃなく腋も……」

花丸「やめるずら」ペチッ

善子「ふぎゅっ……」

239: 2016/10/25(火) 01:46:53.79 ID:84Aa8Gty.net
・・・

花丸「次はおらが洗ってあげる」

善子「……変なことしない?」

花丸「善子ちゃんでしょー……それ」

善子「いやぁ……あはは」

花丸「目を見て言うずら……」

善子「……はい」

花丸「分かったら前向いてっ!」

善子「んっ!」

花丸「……それっ!」ゴシゴシ

241: 2016/10/25(火) 02:05:45.04 ID:84Aa8Gty.net
花丸「どう?」

善子「んぅ……いいわ、気持ちいい」

花丸「ふふ、ねえ善子ちゃん?」

善子「んー……?」

花丸「さっき…………」ゴシゴシ

善子「なに?」

花丸「な、なんでもない……///」

善子「なによ、気になるわね」

花丸「…………まるのむね、みてたでしょ」

善子「!!?///」ガタッ

250: 2016/10/27(木) 00:46:35.21 ID:ZWZx0yQY.net
善子「や、その別にそんな全然見てないっていうかそもそもそう言うの全然私ほらあれあの」

花丸「見てたよね?」

善子「はい」

花丸「……善子ちゃんのえ ち」

善子「ぶっ……」

善子(やばっ……なに、今のめちゃくちゃ可愛い……)

花丸「いいもん、善子ちゃんがそんなに見るなら……」

善子「へっ!?」

花丸「おらも善子ちゃんの見るずら!」

善子「は……え?」

花丸「見るもん……///」

善子「……えええ!?」

252: 2016/10/27(木) 01:05:47.34 ID:ZWZx0yQY.net
花丸「ほら、早くこっち向いて!」グイッグイッ

善子「や、ちょっ……やめ、やめなさいよ!」グググーッ

花丸「善子ちゃんが先に見たずら! おらはそのお返しだもん!」

善子「いや、ほんと見ても意味ないでしょうが! あんたと違って見て徳のあるもんじゃないんだから!」

花丸「そんなの知らないずら! いいから早く!」

善子「ゎぶっ……やめっ……! 泡ついたスポンジ持ちながら暴れないで!」

花丸「むむぅぅ……」

善子「ったく……」ヤレヤレ

花丸「隙ありっ!」ムギュッ

善子「ひゃあっ!///」

花丸「じゃあ胸は諦める……けど、もう見られないようにくっついちゃうずら♪」

ムニュムニュ

善子「は、ぁひ……ゃ、あぁあ……///」

善子(せっ……せなか、せなかに胸が……柔らかいのが……っ///)

花丸「あ、これ……抱きついたまま動いたら一緒に洗えるかも!」

善子(アホーーーーーー!!!///)

266: 2016/10/30(日) 22:33:37.30 ID:rUsVlcZl.net
花丸「んしょ、んしょっ」ムニュムニュ

善子(やばいやばいやばいやばいやばいやばい)

花丸「よ、善子ちゃん……どう? 気持ちいい?」ムニッムニッ

善子(そんな質問するなーーーーー!!!)

269: 2016/10/30(日) 23:53:25.96 ID:rUsVlcZl.net
善子「や、やめなさいずら丸!」

花丸「……?」

善子「あん……あんた、それはダメでしょ!?」

花丸「……え?」


善子説明中……


花丸「よ、よっ……よよよ……善子ちゃんのえ ち!!///」

善子「どっちがよ!!

272: 2016/10/31(月) 20:21:13.97 ID:dJISWlmz.net
・・・

カポーン

花丸「……///」ブクブク

善子(なによこの緊張しまくりのお風呂……)

善子(花丸は酷い天然かましてくるし……)

善子(……やわらかかった)

善子(って! なに考えてんのよ私! あああ忘れろ忘れろ忘れろー!)バシャバシャ

279: 2016/11/01(火) 22:37:31.42 ID:3f/+dZbR.net
~花丸の部屋~

善子「お、お邪魔します……」

花丸「……ど、どうぞ」

善子「……」

善子(やっぱりずら丸の部屋で寝るのね……)キョロキョロ

花丸「……」

善子「……ずらまる?」

花丸「あ……ぅん」

善子「……まだ気にしてんの?」

花丸「そ、それは……」

善子「……ほら、女の子同士なんだから」

花丸「……うん」

善子「もう……」

280: 2016/11/02(水) 00:02:55.62 ID:Xq9/LPIE.net
善子「しっかりなさい、花丸! あなたは私のリトルデーモンなのですから」

花丸「善子ちゃん……」

善子「ヨハネ! ……ヨハネはリトルデーモンの罪はすべて許す。それが眷族の主人としてあるべき姿」

善子「良いですか花丸。私はあなたに怒ってもいませんしあれくらいで嫌いになるようなことはない」

善子「……だから、そんな顔しないでよ」

花丸「……善子ちゃん……」

善子「ね……?」

花丸「……ありがとう」

善子「うんっ」

花丸「でもちょっとかっこつけすぎずらよ?」

善子「なによぅっ!?」

295: 2016/11/04(金) 22:09:36.94 ID:agJqA/FO.net
善子「だ、だいたいあんたが変なことするから!」

花丸「うぅ……」

善子「私は……別に、嫌じゃなかったから」

花丸「……へ?」

善子「なによっ! いいじゃない、お風呂はくっついて入るもんなんでしょ!?」

花丸「それは……そうずら」

善子「ならいいじゃない。……それに、あんたがその……いきなりくっついて来ても嫌じゃないし」

花丸「善子ちゃん……」

善子「……ね?」

花丸「ほんとかっこつけてばっかりずら」

善子「ぐっ……!」

花丸「でも、おらはそんな善子ちゃんのこと好きだから♡」

善子「……………………えっ!?///」

花丸「やり返したずらっ」

善子「ず、っ……ずずずずずらまるぅぅっ!!」

花丸「なあに、善子ちゃん?」

296: 2016/11/04(金) 23:25:18.63 ID:agJqA/FO.net
善子「あ、あっ……あんたいきなりなにいってんの!」

花丸「ほんとのことだよ? おらは善子ちゃんが大好きずらっ」

善子「ひゃっ……ぅぅう……///」

花丸「だからこれからもよろしくね?」

善子「っ……わ、わかってるっ!」

花丸「善子ちゃんは?」

善子「え……っ」

花丸「善子ちゃんは、おらのこと好き?」

善子「そ、それは…………///」

花丸「善子ちゃーん?」

善子「うぅ……///

花丸「……?」

298: 2016/11/04(金) 23:40:10.92 ID:agJqA/FO.net
善子「も、もう寝る!ねるからっ!」

花丸「!」

善子「……だから、続きは……」

花丸「ほぇ……?」

善子「……続きは布団の中で、ね///」

花丸「ずらっ!///」

善子「ほ、ほら!はやくしなさいよ!」

花丸「う、うん……///」

善子(仲良くなれた、よね……?)

善子(……えへへっ♡)

299: 2016/11/04(金) 23:41:33.36 ID:agJqA/FO.net
おわる

300: 2016/11/04(金) 23:42:09.53 ID:agJqA/FO.net
今度はもっと良質なよしまるをちゃんと考えて書きたい……
長い間本当に申し訳なかった

301: 2016/11/04(金) 23:48:42.22 ID:Eif4ZbeJ.net
いやいや
お疲れ様

305: 2016/11/05(土) 05:38:56.71 ID:xkN+Y40s.net
とても良かった

304: 2016/11/05(土) 04:39:31.63 ID:PH7xWD6T.net
良かったよ
乙ずら

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1475839688/

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