【SS】果南「何読んでるの?」ルビィ「…!?」【ラブライブ!サンシャイン!!】

SS


1: 2016/10/23(日) 20:58:13.89 ID:JOsuahLS.net
ルビィ「か…果南さん…!?なんでうちに…!?」

果南「ダイヤに会いに来たんだ」

ルビィ「お姉ちゃんは今お出かけしてて…」

果南「うん、おばさんから聞いたよ。まあせっかく来たんだしルビィに挨拶しようと思ってね」

ルビィ「そ…そうなんですか…」

果南「…」ジー

ルビィ「…」

ルビィ(えぇ…)

5: 2016/10/23(日) 21:00:28.50 ID:JOsuahLS.net
果南「アイドル雑誌?」

ルビィ「は…はい…今日発売された雑誌なんです…」 

果南「なるほど、それであんなに夢中だったんだ」

ルビィ「すいません…」

果南「ほんとに好きなんだね、アイドル」

ルビィ「はい…」

果南「…」ジー

ルビィ(なんだろうこの状況…)

11: 2016/10/23(日) 21:03:48.64 ID:JOsuahLS.net
ルビィ(いつまで居るんだろう…)

果南「ルビィってさ」

ルビィ「?」

果南「家だと結構大胆な服着てるんだね」

ルビィ「…///これは…部屋着で…」

果南「ダイヤが見たら破廉恥ですわ!とかいいそうだね」

ルビィ「はい…だからお姉ちゃんがいない日にこの服でくつろぎながらアイドル雑誌読むのが至福の時間なんです」

果南「あはは」

果南「もしかして邪魔しちゃった?」

18: 2016/10/23(日) 21:08:05.89 ID:JOsuahLS.net
ルビィ「そ…そんなことないです!」

果南「なら良かった…もう少しここにいてもいい?」

ルビィ「構いませんよ。あっ…今お茶とお菓子用意してきますね」タッタッタ

果南「ほんと気が利くねえルビィは」

………

ルビィ「お待たせしました」

果南「ありがとう、ルビィ」

ルビィ「いえ…」

果南「いただきまーす」ポリポリ

ルビィ(…)

果南「おいしい」ポリポリ

ルビィ(良かった)

24: 2016/10/23(日) 21:12:05.64 ID:JOsuahLS.net
ルビィ(果南さんと二人きり…何年ぶりだろう…すごく緊張するなぁ…)

ルビィ(自然に振る舞えてるかな…変なこと言ってないかな…)

果南「こうしてるとさ」

ルビィ「!?」

果南「小さい頃を思い出すなぁ」

ルビィ「小さい頃…」

果南「昔も今日みたいにここに来たらダイヤが留守の日があってさ、その度にルビィ連れ出して遊んでたんだ。ルビィはまだ小さかったしもう覚えてないかな…?」

ルビィ「る…ルビィも覚えてます!」

32: 2016/10/23(日) 21:17:33.17 ID:JOsuahLS.net
果南「ルビィ」

ルビィ「あの頃はお母さんとお姉ちゃんが過保護すぎてあまり外で遊ばせてもらえなかったから…果南さんと遊びに行った日はすごく楽しかったんです」

果南「そっか…」

ルビィ「その度にお姉ちゃんにバレて二人でこっぴどく叱られてましたけどね…」

果南「あはは…ダイヤは今も昔も変わらず過保護だよね」

ルビィ「でもそれも含めてあの日々はルビィの中ですごく大切な思い出なんです…」

果南「…」

果南「ルビィ!」ハグッ

ルビィ「か…果南さん!?」

43: 2016/10/23(日) 21:31:55.77 ID:JOsuahLS.net
果南「ごめんね」
 
ルビィ「え?ど…どうしたんですか急に…?」

果南「2年間…寂しかったよね…辛かったよね…」

ルビィ「…!」

果南「私のせいでルビィに2年間も辛い思いさせて…」

ルビィ「そんな…果南さんのせいじゃ…」

果南「私のせいだよ…優しいダイヤを奪ったのも…ルビィからスクールアイドルを遠ざけたのも…全部私のせい…」

ルビィ「果南さん…」

果南「ほんとは真っ先に謝るべきだったんだけどね…こんなに遅くなっちゃった…」

46: 2016/10/23(日) 21:36:12.54 ID:JOsuahLS.net
果南「さっきあんな思い出話しといてなんだけど、実はダイヤが今日留守なのも知ってたんだ…」

ルビィ「え!?」

果南「ダイヤが留守の日を狙ってルビィに会いに行こうってずっと思ってた」

果南「それで今日ダイヤが鞠莉と出かけるって聞いてここに来たんだ…私も誘われたけど断っちゃった」

ルビィ「ルビィのために…」

果南「許してなんて都合のいいこと言わない…でもこうしてちゃんと謝りたかった…」

ルビィ「果南さん…でもやっぱり果南さんは悪くないです!」

果南「ルビィ…」

ルビィ「それに…」

52: 2016/10/23(日) 21:46:13.85 ID:JOsuahLS.net
ルビィ「私…ずっと果南さんに憧れてました」

果南「ルビィ…」

ルビィ「優しくて、かっこよくて、臆病な私の手を引っ張ってくれた果南さんに…」

ルビィ「そんな果南さんとこうして一緒に大好きなスクールアイドルができるなんてほんとに夢みたいで…それだけで充分なんです…2年間なんか忘れるくらいに…」

果南「ルビィ…ほんとにおっきくなったね…」ナデナデ

ルビィ「ぅ…///」

果南「私なんかよりルビィのほうがずっと強いくて優しいよ…」

ルビィ「そんなこと…」

果南「そんなことあるよ」

ルビィ「…あ…ありがとうございます…」

果南「じゃあ改めて、これからもよろしく、ルビィ!」

ルビィ「こちらこそよろしくお願いします、果南さん!」

54: 2016/10/23(日) 21:48:11.43 ID:JOsuahLS.net
果南「ルビィは今日これから暇?」

ルビィ「はい」

果南「じゃあ一緒に遊びに行こうか!」

ルビィ「今からですか!?」

果南「うん。ほら早く早く」グイグイ

ルビィ「ちょ…引っ張らないで下さい!」

果南「早くしないとダイヤ達帰って来ちゃうよ?」

ルビィ「分かってます…でもせめて着替えてから…」

果南「あぁ…流石にそれで外出るのはまずいね…」

ルビィ「うぅ…///」

58: 2016/10/23(日) 21:53:10.74 ID:JOsuahLS.net
果南「着替え、手伝おうか?」

ルビィ「一人でできます!」

果南「そう?」

ルビィ「子供扱いしないでください…」

果南「ごめんごめん…冗談だって…」

ルビィ「着替えたら行くんで外で待っててください」バタン

果南「…」

62: 2016/10/23(日) 21:59:09.39 ID:JOsuahLS.net
果南「うんうん。やっぱりルビィにはかわいい系の服だね」

ルビィ「服のことはもういいですから早く行きましょう」

果南「そうだね。じゃあ行こうか」

ルビィ「はい!」

終わり

80: 2016/10/24(月) 00:44:32.93 ID:e5A8LgPS.net
乙です!
かなルビと言っていいのかな? この二人のSSは初めて読んだかも

82: 2016/10/24(月) 08:50:52.83 ID:OKwM9Gs/.net
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引用元:

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