1: 2018/07/06(金) 12:27:45.13 ID:pJN3x2WH
果南「いや、前々から思っていたんだけどさ」
善子「は、はいぃ……」ガタガタ
果南「堕天使って何?」
善子「は、はいぃ……」ガタガタ
果南「堕天使って何?」
2: 2018/07/06(金) 12:28:19.75 ID:pJN3x2WH
善子「え、えっとですね。堕天使というのはですね」
果南「あ!わかった!そういうキャラか!」
善子「キャラじゃない!ヨハネは天界から追放された天使……」
善子「故に私の周りでは常に不幸な事が起きてしまう……」
果南「へー」
善子「神に愛され過ぎたのよ……」グスン
果南「そういう設定?」
善子「設定て言うな!!」
果南「あ!わかった!そういうキャラか!」
善子「キャラじゃない!ヨハネは天界から追放された天使……」
善子「故に私の周りでは常に不幸な事が起きてしまう……」
果南「へー」
善子「神に愛され過ぎたのよ……」グスン
果南「そういう設定?」
善子「設定て言うな!!」
3: 2018/07/06(金) 12:29:01.50 ID:pJN3x2WH
果南「あはは、ごめんごめん」
善子「全く……いい?私は堕天使ヨハネなの!」
果南「でも、不幸な事って何かあったの?」
善子「うっ……そこを聞いてくる?」
果南「まあ、割と気になるし」
善子「いいわ。説明してあげる!」
善子「全く……いい?私は堕天使ヨハネなの!」
果南「でも、不幸な事って何かあったの?」
善子「うっ……そこを聞いてくる?」
果南「まあ、割と気になるし」
善子「いいわ。説明してあげる!」
5: 2018/07/06(金) 12:30:34.82 ID:pJN3x2WH
善子「そうね……遠足とかそういう行事ってあるじゃない?」
果南「ああ!あるね!」
善子「そういう時は決まって雨が降るのよ……もしくは熱が出て休む」
果南「あーダイヤがいつもなってたね」
善子「ダイヤが?」
果南「ああ!あるね!」
善子「そういう時は決まって雨が降るのよ……もしくは熱が出て休む」
果南「あーダイヤがいつもなってたね」
善子「ダイヤが?」
8: 2018/07/06(金) 12:32:15.31 ID:pJN3x2WH
果南「小さい頃だけどね?」
果南「よく鞠莉と遊びに行くときにダイヤが熱を出して休んじゃったりしたんだ」
善子「あのダイヤが……」
果南「しっかり者に見えて実は抜けてたりするんだよ」
果南「だからそれはみんなにもある事だから不幸じゃないよ」
善子「な!ま、まだあるわよ!」
果南「よく鞠莉と遊びに行くときにダイヤが熱を出して休んじゃったりしたんだ」
善子「あのダイヤが……」
果南「しっかり者に見えて実は抜けてたりするんだよ」
果南「だからそれはみんなにもある事だから不幸じゃないよ」
善子「な!ま、まだあるわよ!」
9: 2018/07/06(金) 12:33:21.64 ID:pJN3x2WH
善子「雨の後道を歩いてると横を通る車に水を掛けられるし!」
果南「あー、私もよくあるよー」
善子「ま、まだ!あ、歩いてたら何もないとこでつまづくし!」
果南「ルビィちゃんがよくやるよね」
善子「ぐぬぬ!!」
果南「あー、私もよくあるよー」
善子「ま、まだ!あ、歩いてたら何もないとこでつまづくし!」
果南「ルビィちゃんがよくやるよね」
善子「ぐぬぬ!!」
14: 2018/07/06(金) 12:38:42.45 ID:pJN3x2WH
果南「んーじゃあさ、善子が幸運だと思う事はないの?」
善子「え?幸運?」
果南「いつも不幸だーなんて言うけどさ、その中には小さな幸運だってあるはずだよ」
善子「幸運……そ、そうね……」
善子「 みんなと出会えた事、Aqoursを始めた事」
果南「ほら、やっぱりあったじゃん」ニコッ
善子「え?幸運?」
果南「いつも不幸だーなんて言うけどさ、その中には小さな幸運だってあるはずだよ」
善子「幸運……そ、そうね……」
善子「 みんなと出会えた事、Aqoursを始めた事」
果南「ほら、やっぱりあったじゃん」ニコッ
15: 2018/07/06(金) 12:39:48.52 ID:pJN3x2WH
果南「善子は美人さんなんだから暗い顔しないで!」
善子「なっ!?」
果南「なーんてね。よし!善子とこれで仲良くなれたね!」
善子「へ?」
果南「いや、なんか鞠莉とダイヤには話すのにさ……わたしには声掛けてくれないし……」
善子「そうだったかしら……」
果南「うん……」
善子(な、なるほど……)
善子「なっ!?」
果南「なーんてね。よし!善子とこれで仲良くなれたね!」
善子「へ?」
果南「いや、なんか鞠莉とダイヤには話すのにさ……わたしには声掛けてくれないし……」
善子「そうだったかしら……」
果南「うん……」
善子(な、なるほど……)
17: 2018/07/06(金) 12:43:01.15 ID:pJN3x2WH
善子「別に嫌いだから話さなかった訳じゃないのよ?」
善子「何を話していいかわからないし」
善子「鞠莉みたいに自分から話には来ないでしょ?」
善子「んで、ダイヤみたいにイジれないし……」
果南「はは、ダイヤが聞いたら怒りそうだ」
善子「何を話していいかわからないし」
善子「鞠莉みたいに自分から話には来ないでしょ?」
善子「んで、ダイヤみたいにイジれないし……」
果南「はは、ダイヤが聞いたら怒りそうだ」
18: 2018/07/06(金) 12:43:58.25 ID:pJN3x2WH
善子「んじゃこれで満足したわけ?」
果南「満足?」
善子「いや、だから私と話がしたかったんでしょ?」
果南「うん」
善子「だから、これで満足したでしょ?って事」
果南「いやいや!違う!全然違うよ!」
善子「へ?」
果南「私は善子と友達になりたいの!」
善子「あ、 Aqoursの仲間じゃない!」
果南「 Aqoursで、じゃなくて私は善子と友達になりたいの!」
善子「えぇ…」
果南「なってくれるまで帰さないよ…」
善子「えぇぇ……」
善子(ふ、不幸ね……)
果南「満足?」
善子「いや、だから私と話がしたかったんでしょ?」
果南「うん」
善子「だから、これで満足したでしょ?って事」
果南「いやいや!違う!全然違うよ!」
善子「へ?」
果南「私は善子と友達になりたいの!」
善子「あ、 Aqoursの仲間じゃない!」
果南「 Aqoursで、じゃなくて私は善子と友達になりたいの!」
善子「えぇ…」
果南「なってくれるまで帰さないよ…」
善子「えぇぇ……」
善子(ふ、不幸ね……)
21: 2018/07/06(金) 12:46:45.62 ID:pJN3x2WH
ダイヤ「ふう、これでお終いですわ」トントン
ダイヤ「思ったより仕事が長引いてしまいましたわ」
ダイヤ「鞠莉さんはしっかり理事長の仕事をしてましたでしょうか……」
ダイヤ「まあ鞠莉さんの事ですから心配はいらないですわよね」
ダダダダッ!
ダイヤ「ん?こんな時間に廊下を走る人がいるなんて…… Aqoursのメンバーくらいしか思いつかないですわ……」ハァ
ダイヤ「こら!廊下を走らない!」ガラッ
善子「ダイヤ!助けて!!」
ダイヤ「ピギャ!?な、なんですの!?」ビクッ
善子「いいから!!」
ダイヤ「は、はい?」
果南「善子ー!何処ー!」
善子「ひいー!きたー!!」ブルブル
ダイヤ「思ったより仕事が長引いてしまいましたわ」
ダイヤ「鞠莉さんはしっかり理事長の仕事をしてましたでしょうか……」
ダイヤ「まあ鞠莉さんの事ですから心配はいらないですわよね」
ダダダダッ!
ダイヤ「ん?こんな時間に廊下を走る人がいるなんて…… Aqoursのメンバーくらいしか思いつかないですわ……」ハァ
ダイヤ「こら!廊下を走らない!」ガラッ
善子「ダイヤ!助けて!!」
ダイヤ「ピギャ!?な、なんですの!?」ビクッ
善子「いいから!!」
ダイヤ「は、はい?」
果南「善子ー!何処ー!」
善子「ひいー!きたー!!」ブルブル
23: 2018/07/06(金) 12:50:06.93 ID:pJN3x2WH
ダイヤ「果南さん?」
果南「ダイヤ!」ガラッ
ダイヤ「なんですの?騒々しい」
果南「えっとさ、善子見なかった?」
ダイヤ「残念ながら。私は一歩も外に出ていないので分かりませんわ」
果南「……」ジー
ダイヤ「な、なんですの?人の顔をジロジロ見て」
果南「ダイヤ、私に隠し事してない?」
ダイヤ「な!わ、私がそんな事する筈がありませんわ!!」
果南「ふーん……なら、いいや」
ダイヤ「ほっ」
果南「じゃあ、善子を見つけたら教えてね!」
ダイヤ「分かりましたわ」
果南「ダイヤ!」ガラッ
ダイヤ「なんですの?騒々しい」
果南「えっとさ、善子見なかった?」
ダイヤ「残念ながら。私は一歩も外に出ていないので分かりませんわ」
果南「……」ジー
ダイヤ「な、なんですの?人の顔をジロジロ見て」
果南「ダイヤ、私に隠し事してない?」
ダイヤ「な!わ、私がそんな事する筈がありませんわ!!」
果南「ふーん……なら、いいや」
ダイヤ「ほっ」
果南「じゃあ、善子を見つけたら教えてね!」
ダイヤ「分かりましたわ」
24: 2018/07/06(金) 12:55:12.73 ID:pJN3x2WH
ダイヤ「で、何をしたんですの……あなたは?」
善子「何にもしてないわよ!」
ダイヤ「何もしていなくてあなたにあそこまでしつこくなる訳ないでしょ?」
善子「ただ説教と友達になりたいって言われただけなのよ!」
ダイヤ「なればいいじゃない」
善子「 Aqoursのみんなは……その……」
ダイヤ「なんですの?いいから言ってご覧なさい」
善子「……家族みたいな感じで……えっと……友達以上と言うか……」
ダイヤ「果南さん!!いましたわよー!!」
善子「ちょ!!」
善子「何にもしてないわよ!」
ダイヤ「何もしていなくてあなたにあそこまでしつこくなる訳ないでしょ?」
善子「ただ説教と友達になりたいって言われただけなのよ!」
ダイヤ「なればいいじゃない」
善子「 Aqoursのみんなは……その……」
ダイヤ「なんですの?いいから言ってご覧なさい」
善子「……家族みたいな感じで……えっと……友達以上と言うか……」
ダイヤ「果南さん!!いましたわよー!!」
善子「ちょ!!」
25: 2018/07/06(金) 12:57:21.62 ID:pJN3x2WH
ダイヤ「ほら、善子さん」
善子「な、何よ……」
ダイヤ「果南さんに先程の言葉を言ってあげなさい」
善子「い、嫌よ!恥ずかしい!」
ダイヤ「何を今更恥ずかしがっているのですか」
善子「ち、違うのよ!あれは私の中に眠るヨハネとは違う人格……」
ダイヤ「だからそれが善子なんでしょうが」
善子「だから!ちがーう!」
果南「善子は私と友達になりたくないの?」
善子「え?」
果南「いや、そこまで嫌なら……ごめん」
善子「あ、違うのよ……その……」
善子「えっと……」
善子「な、何よ……」
ダイヤ「果南さんに先程の言葉を言ってあげなさい」
善子「い、嫌よ!恥ずかしい!」
ダイヤ「何を今更恥ずかしがっているのですか」
善子「ち、違うのよ!あれは私の中に眠るヨハネとは違う人格……」
ダイヤ「だからそれが善子なんでしょうが」
善子「だから!ちがーう!」
果南「善子は私と友達になりたくないの?」
善子「え?」
果南「いや、そこまで嫌なら……ごめん」
善子「あ、違うのよ……その……」
善子「えっと……」
26: 2018/07/06(金) 13:00:06.18 ID:pJN3x2WH
善子「……」
善子「ふ」
善子「ふふふふ、ハアーハッハッハッハ!!」
ダイヤ「ピギィ!?」
果南「よ、善子!?」
善子「善子?いいえ、私は堕天使ヨハネ!」
善子「松浦果南。あなたは私と友達になりたいと言うの?」
果南「そうだよ!」
善子「愚かな……私の横に立とうなど身の程を知りなさい!」
ダイヤ「よ、善子さん!」
善子「だから、果南。あなたは特別に私のリトルデーモンにしてあげるわ」
果南「リトルデーモン?」
善子「そう……あなたも私と一緒に堕天しましょ?」ドヤァ
ダイヤ(意味がわからないですわ)
善子「ふ」
善子「ふふふふ、ハアーハッハッハッハ!!」
ダイヤ「ピギィ!?」
果南「よ、善子!?」
善子「善子?いいえ、私は堕天使ヨハネ!」
善子「松浦果南。あなたは私と友達になりたいと言うの?」
果南「そうだよ!」
善子「愚かな……私の横に立とうなど身の程を知りなさい!」
ダイヤ「よ、善子さん!」
善子「だから、果南。あなたは特別に私のリトルデーモンにしてあげるわ」
果南「リトルデーモン?」
善子「そう……あなたも私と一緒に堕天しましょ?」ドヤァ
ダイヤ(意味がわからないですわ)
27: 2018/07/06(金) 13:07:16.97 ID:pJN3x2WH
果南「だ、ダイヤ」オロオロ
ダイヤ「多分、善子さんなりのよろしくの意味だと思いますわ」
善子「さあ、どうするの?一緒に堕天して私に仕えるか。それともやめるか」
果南「じゃあ!私もリトルデーモンになるよ!」
果南(よくわからないけど!)
善子「ふふふ、今!ここで!契約は成立したわ!!」
ダイヤ「簡単な契約ですわね……」
ダイヤ「多分、善子さんなりのよろしくの意味だと思いますわ」
善子「さあ、どうするの?一緒に堕天して私に仕えるか。それともやめるか」
果南「じゃあ!私もリトルデーモンになるよ!」
果南(よくわからないけど!)
善子「ふふふ、今!ここで!契約は成立したわ!!」
ダイヤ「簡単な契約ですわね……」
28: 2018/07/06(金) 13:12:28.83 ID:pJN3x2WH
果南「じゃあ、これからは私も頼ってよ!友達なんだから!」
善子「いや、だからあなたはリトルデーモンであって友達じゃないの!」
果南「照れ隠し?」
善子「な!?て、照れ隠し違うんもん!」
果南「あはは、赤くなってるよ」
善子「いや、だからあなたはリトルデーモンであって友達じゃないの!」
果南「照れ隠し?」
善子「な!?て、照れ隠し違うんもん!」
果南「あはは、赤くなってるよ」
29: 2018/07/06(金) 13:13:43.11 ID:pJN3x2WH
ダイヤ「まあ、これで Aqoursがより良くなるならいいんですけど」
ダイヤ「善子さんも少しずつ Aqoursに……いえ、私達に打ち解けて来ましたわね」
ダイヤ「さて、私ももう少し皆さんと仲良くならなくてはいけませんね!」
ダイヤ「善子さんも少しずつ Aqoursに……いえ、私達に打ち解けて来ましたわね」
ダイヤ「さて、私ももう少し皆さんと仲良くならなくてはいけませんね!」
30: 2018/07/06(金) 13:14:56.15 ID:pJN3x2WH
後日、果南さんはあれから善子さんにべったりくっついています。
その度に鞠莉さんが嫉妬したり、千歌さんがちょっかい出したりと色々ありましたわ。
仲良くなり過ぎるのも考え物ですわね…。
終わりですわ。
その度に鞠莉さんが嫉妬したり、千歌さんがちょっかい出したりと色々ありましたわ。
仲良くなり過ぎるのも考え物ですわね…。
終わりですわ。
31: 2018/07/06(金) 13:16:35.49 ID:x02Ny4OE
∫∫( c||^ヮ^||
`¶cリ˘ヮ˚)|
`¶cリ˘ヮ˚)|
33: 2018/07/06(金) 13:19:39.72 ID:4NxX9s7v
かなよしはなかよし
34: 2018/07/06(金) 13:20:52.60 ID:xtXJcPVA
|c||^.- ^|| めでたしめでたし
41: 2018/07/06(金) 15:19:27.62 ID:IWtCkQDC
38: 2018/07/06(金) 13:43:19.32 ID:gbquO32p
|c||^.- ^||よいですわね
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1530847665/