【SS】千歌「皆からの友好度がそんなに高くない件について」【ラブライブ！サンシャイン!!】

太く短く。ラブライブサンシャインキャラ崩壊SSです


梨子「……友好度？」


曜「それって、どのくらい仲が良いかってこと？」


梨子「それなら別にそんなことないと思うけど……」


曜「そうだよ。1年生からは好かれてると思うし、私だって……その、千歌ちゃんのこと好きだよ？」


千歌「……りないんだよ……」


曜「……千歌ちゃん？」


千歌「足りないんだよ！全然！！」

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梨子「ど、どうしたの急に。朝から全開して」


千歌「そんな『千歌さん？ やさしい先輩ずらよー。ずらずらずら』みたいな！誰にでも使えるクソみたいな好感度じゃ嫌なの！」


曜「なんでサンプルに花丸ちゃん使ったの！？」


千歌「私は！私が壁ドンしたら！腰砕けになってヨダレ垂らしてキュンキュンアヘアヘしちゃうくらいの好感度が欲しいの！」


曜「千歌ちゃん！千歌ちゃん！それもうサキュバスの域だよ！」


千歌「私が顎クイしたら！目を閉じたまま1時間だって待ってられるくらいの好感度が欲しいの！」


梨子「顎クイしたくせにキスしないで待たせるのね……」

千歌「うぅ……欲しい……欲しいんだよぉ……」


曜「ホント、どうしたのさ？レズに目覚めた？大丈夫？おっ〇〇揉む？」


梨子「どさくさに紛れないの。紛れてないけど」


千歌「同じサイズの自前のがあるからいい」


梨子「いや、その理屈はおかしい


曜「そっか……じゃあ自分で揉もうかな」


梨子「なんでそうなるの？……ほら、この通り千歌ちゃんを求めてやまない子ならいるじゃない？」


千歌「だぁーかぁーらぁー、足りないの！」


梨子「んんん？イマイチ分からないんだけど……」

千歌「μ’s、いるでしょ？私の憧れ」


梨子「うん。伝説のアイドルのでしょ？」


千歌「高坂穂乃果さんをリーダーに、全部で9人で構成されてるグループなんだけど……」


梨子「うんうん」


千歌「見て。これ見て？」


梨子「何この雑誌。ええと、μ’s特集？」


千歌「この雑誌によると！μ’sのメンバーは全員穂乃果さんの愛人だったらしいんだよ！」


梨子「千歌ちゃんその雑誌捨てなさい」

◇◇◇


ーー今回、我々はμ’sの内情に詳しいとされる人物との接触に成功した。彼女によると、μ’sメンバーは全員がリーダーの高坂氏と愛人関係にあったという。


ーーでは、高坂氏は全員と恋愛関係にあったと？


？？？「恋愛関係……とは違いますね。ほとんどが勝手な思い込みです」


ーー思い込み、ですか？


？？？「はい。彼女は誰にでも優しいので仕方のない事ではあるのですが……」


ーーなるほど。


？？？「ですが、1人だけ」


ーー1人だけ？


U氏「わた、園田海未さんだけは、本当の恋人であったと伺っています」

◇◇◇



梨子「この人園田海未さんじゃないかなぁ！？」


千歌「えー？」


梨子「伏せてるけど伏せきれてないよ！」


千歌「そうかなぁ？」


梨子「いやいやいや、絶対そうだよ！」


千歌「でもでも、他の人も証言してるよ？」


梨子「他の人！？まだこの頭おかしい空間続くの！？」

◇◇◇



ーー我々が接触したもう1人の人物。彼女は語る。如何に高坂穂乃果が魅力的であったか。そして、先ほどのU氏が語った事を否定した。


ーーつまり、海未さんも妄想に取り付かれている、と？


？？？「そう、ですね。可哀想に。下手に幼馴染であったが為に、彼女の寵愛を受けていると思い込んでしまったのです」


ーーでは、貴女は誰こそが高坂さんに好かれていたと？


？？？「やっぱり……」


ーーやはり？


(・8・)「やっぱり“ことほの”なんだよちゅんなぁ……」

◇◇◇



梨子「顔文字！？」


千歌「やだなぁ梨子ちゃん。この顔文字は南ことりさんを表す顔文字だよ。ファンの間じゃ常識だよ？」


梨子「んんん……もうどこから突っ込んで良いのか！ていうか怖っ！μ’s怖っ！」


千歌「あ！梨子ちゃんと言えども聞き逃せないよ！μ’sのどこが怖いのさ！？」


梨子「解散から4年くらい経ってるのに雑誌インタビューで正妻争いしてることがよ」


千歌「大丈夫だよ！大好きだったら大丈夫！」


梨子「曜ちゃん！曜ちゃんはどう思う！？」


曜「んっ……千歌ちゃん……千歌ちゃん……」


梨子「しまった盛ってる」

千歌「とにかく！μ’sは私の憧れ！穂乃果さんは私の目標！だから私も、同じようにメンバー全員を愛人にするの！」


梨子「わかった、わかったからとりあえずその愛人って言うの止めよう？」


千歌「じゃあセフレ」


梨子「千歌ちゃん」


千歌「カキタレ」


梨子「千歌ちゃん！！」


千歌「ぶー。じゃあ梨子ちゃんも考えてよ。私がメンバー全員を堕とす方法」


梨子「えぇ……。第一、私がそもそも非協力的な程度な好感度の時点でなぁ……」


千歌「ううううう！どーしてー！？梨子ちゃんはバスで寝てる私を野獣の目付きで見るレズじゃなかったのー！？」


梨子「そんな私はいません」

千歌「おかしいよ！昔はみんな千歌ちゃんが千歌さんが千歌がって、私の事ばっかり言ってたのに！」


梨子「昔？昔っていつの話？」


千歌「果南ちゃんなんて私がやるってだけで即決で入部してくれるはずだったのに！」


梨子「おいやめろ」


千歌「そういえば最近果南ちゃんと話してないなぁ」


梨子「やめてあげて」

千歌「マァルィーさんは敵なんだか味方なんだか。少なくとも私と絡む未来が見えない」


梨子「ダイヤさんとは仲良さそうだけどね」


千歌「そのダイヤさんは……チョロそうだけど、やっぱり3年生とばっかりだよね」


梨子「まぁ、3年生はね……もう世界が完成されてるから」


千歌「1年生もだよ！ルビまるは分かってたけど、まさかよしまるをメインに据えてくるなんて！1年生も完成しちゃってるじゃん！」


梨子「確かに……あんまり入り込む余地ないよね」


千歌「そしたらさ、もう私は2年生を堕とすしかないじゃん！」


梨子「同級生を何だと思ってるの」


千歌「なのに曜ちゃんは善子ちゃんと絡み出すし」


梨子「うーん、そこまででもない気が」


千歌「梨子ちゃんはしいたけに背後に忍び寄られるスリルが堪らなくなって……」


梨子「やめて。ホントにやめて」

千歌「……ねぇ、梨子ちゃんは、私に何が足りないんだと思う？」


梨子「カリスマ？」


千歌「即答！？」


梨子「全部って言われないだけ感謝してよ」


千歌「……やっぱり、私じゃあ穂乃果さんみたいになれないのかなぁ……」


梨子「うーん。目的が違ったらそんな事ないよって言えるのに」


曜「そんなことないよ！」


千歌「曜ちゃん！？」


曜「千歌ちゃんは……千歌ちゃんは魅力的だよ！」


梨子「あぁっ、曜ちゃん、やけに肌がツヤツヤして……」


曜「それがチカニーの力だよ」


梨子「変な言葉を作らないで」


千歌「っ！ それは、『チカニー』の『千歌』と、『ちから』の『ちか』が……」


梨子「千歌ちゃん黙って」

曜「千歌ちゃん。千歌ちゃんは皆を愛人にしてどうしたいの……？」


千歌「え？愛人にさえすればそれでいいんじゃないの？」


梨子「うわぁ、千歌ちゃんナチュラルサディスト」


曜「それじゃ駄目だよ。その後もちゃんと構ってあげて、愛してあげないと愛人は怒っちゃうんだよ？」


千歌「えー？なんか……面倒くさそう」


曜「じゃあ、やめる？」


千歌「やめないっ！」


曜「だよね」


梨子「うーん、まるでこのセリフを言う為だけに用意されたような流れね」


曜「よし、じゃあ私が千歌ちゃんに愛人への接し方を教えてあげよう！」


千歌「本当！？ありがとう曜ちゃん！」


曜「よーし、まず服を脱ぎます」


梨子「私帰るねー」



おしまい

おまけ

◆◆◆


穂乃果「いや……だから私言ったよね？ああいうこと雑誌で話すの止めてって」


海未「で、ですが穂乃果！」


ことり「ハノケチュン！」


穂乃果「ですがもヘチマもないよっ！」


海未「す、すみません……」


ことり「ハノケチャァン……」


穂乃果「ことりちゃんは日本語で話そうか」


ことり「ごめん」

穂乃果「言ったよね？穂乃果は1人でーー皆は8人もいるんだから、相手に出来ない日が1週間あっても仕方ないよ？って。2人とも、それでもいいって言ったじゃん！」


ことり「で、でもね？やっぱり寂しいものは寂しくて……」


海未「そ、それに先週は絵里が2日も独占したじゃないですか！ズルいです！」


穂乃果「それは絵里ちゃんがロシアに帰って会えなかったからで……ていうか、ふぅん……口ごたえするんだぁ」


ことうみ「っ！」


穂乃果「これは……オシオキ、だね♥」


ことうみ「は、はいぃ……♥」


穂乃果「それにしても愛人だなんて失礼しちゃうなぁ……」


穂乃果「私は皆本命で……皆大好きなだけなのにねー？」



今度こそ終わり

さぁ、もうすぐ9話だ。html依頼出してきやす