【SS】善子「テレビ電話！なんてリア充な響き！」花丸「未来ずら～」【ラブライブ！サンシャイン!!】

ルビィ「うん、今度の私たち3人曲の時用の衣装の原案ができたんだけど」

花丸「ルビィちゃんいつもありがとう」

善子「褒めてつかわすぞ、リトルデーモンよ！」

ルビィ「で、花丸ちゃんの詞のイメージと合うかなぁって思って確認してもらいたくって」

花丸「写真送ってくれるの？」

善子「私の堕天使の部分はちゃんと出てるんでしょうね？」

ルビィ「ううん、写真よりも今見ながら感想聞きたいなーと思って」

ルビィ「花丸ちゃんも善子ちゃんの顔もあんまり見れてないし」

花丸「？？今外出たらダメなんだよルビィちゃん？」

善子「こらー！無視すなー！」

ルビィ「ごめんごめん、絵見せるからここに入れて欲しいとかの意見が欲しいんだぁ」

善子「あー、テレビ電話でもしようっての？」

ルビィ「そうそう、この前お姉ちゃん達もやってたみたい」

ルビィ「時々叫んでるような声聞こえたからよっぽど楽しんでたみたい！」

善子「それって本当に驚かされてるんじゃ…鞠莉と果南だし…」

花丸「テレビで電話ができるずらか？」

ルビィ「ううん、テレビではないけど、テレビみたいに顔を映しながら電話できるの」

善子「ずら丸、今電話はスピーカーにしてる？」

花丸「すぴーかー？」

善子「あー、耳に当てて電話してる？」

花丸「もちろん！電話だもん」

ルビィ「耳に当てなくても、スマホから音出して、離れてても話せるようにできるんだよ？」

ルビィ「一旦離してメガホンみたいなマーク押してみて？」

花丸「おぉ！離れてもルビィちゃんの声が聞こえるずら！」

花丸「マルの声もちゃんと聞こえてる？」

ルビィ「うん、バッチリだよ！」

ルビィ「そしたら、ビデオカメラみたいなマーク押してみて？」

ルビィ「そしたら、カメラに花丸ちゃんが映るから」

花丸「こうかな？」

ルビィ「花丸ちゃん久しぶり！」

花丸「ルビィちゃん！ルビィちゃんがいるずら！」

ルビィ「善子ちゃん静かだけどなにしてるの？」

善子「なんでもないわ！すぐ、すぐにやるから」

善子（いつもの配信と一緒…でも…ルビィと花丸が見える…）

善子（落ち着いて…顔を保て…リア充っぽい…）ﾆﾍﾗ

ルビィ「善子ちゃん？」

ルビィ「なんでカメラ切ってるの？」

善子「だって！だって！こんなリア充なイベント！」

ルビィ「気が向いたらカメラオンにしてね？」

ルビィ「花丸ちゃんはなにしてるの？」

花丸「ルビィちゃん！未来ずら！未来ずらよ！ルビィちゃん！」

花丸「あれ？でもルビィちゃんには触れられないずら…」

ルビィ「そりゃね…で、衣装なんだけど…」

善子「リア充…ヨハネ、あなたはリア充になるのよ…」

花丸「文明の利器がこんなところまで進んでたなんて…未来ずら」

ルビィ「二人とも…？」

ルビィ「はぁ…早く落ち着いてね」

ルビィ「…」ﾇｲﾇｲ

善子「えーい！ままよ！」ﾎﾟﾁ

花丸「すごい！マルの家もそのまま映るずら！」

善子・花丸「あれ？ルビィ(ちゃん)は？」

ルビィ「あ、二人とも久しぶり」

善子「…ルビィさん、もしかして怒ってらっしゃる…？」

ルビィ「善子ちゃん？ルビィ怒ってるように見える？」

善子「あ、いや…その」

ルビィ「ルビィ、お休みの間に変わっちゃったのかな、花丸ちゃん？」

花丸「いえ、いつもどおりのルビィちゃんずら…です」

ルビィ「そ、よかった」

ルビィ「それで？1時間の葛藤と感動があった訳だけど…」

善子・花丸「面目ないです」

ルビィ「はぁ…まぁいいや、ある程度予想はしていたし」

花丸「ルビィちゃんごめんね？マル舞い上がってしまったずら…」

ルビィ「ううん、気にしてないよ」

善子「このヨハネ下界のイベントには不慣れな…」

ルビィ「ヨハネさんはリア充になれましたか？ずいぶんと短いリア充期間になりそうですが…」

善子「ごめんなさい」

ルビィ「よろしい」

ルビィ「で、衣装なんだけど…あ！」

ルビィ「ごめん、充電が少なくなってきちゃったから、ケーブル取ってくる！」

ルビィ「ごめんね？」

花丸「気にしなくていいずら…だって」

善子「私たちが無駄に騒いだせいだし…」

ルビィ「あはは、そんなに気にしなくていいよ？」

ルビィ「すぐ戻るね？」


善子「ねぇ、花丸」

花丸「うん、善子ちゃん」

善子「Aqoursで一番怒らせてはいけない人が今はっきり分かったわね」

花丸「そうだね、ダイヤさんでも梨子ちゃんでもなく…」

善子・花丸「ルビィ(ちゃん)だけは怒らせてはいけない」

ルビィ「ただいまー」

花丸「おかえり、ルビィちゃん」

善子「無事充電できてる？」

ルビィ「うん、バッチリだよ！」

ルビィ「あれ？善子ちゃん…」

善子「なによ？」

ルビィ「もしかしてだけど…」

ルビィ「太った？」

善子「んぐぅっ！」

花丸「図星ずらね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

善子「うっさいわね！てか、ずら丸何食べてんのよ！」

ルビィ「花丸ちゃんは変わらないよね」

善子「おかしい…どうせ食べてばっかりいるくせに！」

花丸「善子ちゃんの方が食べてるんじゃない？」

善子「それだけはない！運動もできないんだからしょうがないじゃない！」

ルビィ「まぁ…ルビィも体力落ちちゃってるかも…」

花丸「ルビィちゃん、ダイヤさんに報告ずら」

善子「ダメよ！お願い！それだけは！」

ルビィ「でも、体調に変化があるものはお姉ちゃんに連絡することって…」

善子「お願い！すぐ元に戻すから！」

花丸「どうしてそんなに嫌がるずら？」

善子「地獄が見えるからよ…」

花丸「地獄は善子ちゃんの得意ずら」

善子「ヨハネにかかれば、地獄なぞ大したことはない…ないんだけど…」

善子「これだけは…ダイヤに伝われば…」

善子「まずダイヤからの説教！追い討ちでリリーからも小言を言われ！」

善子「鞠莉に茶化され！千歌と曜に憐んだ目で見られながら！」

善子「果南の自主トレに付き合わされる！」

ルビィ「あぁ…」

花丸「なるほど…」

善子「だから！お願い！」

善子「1週間後には元に戻すから！」

ルビィ「善子ちゃんごめんね？」

善子「ルビィ！裏切るのね！」

ルビィ「いや、そこにお姉ちゃんが…」

善子「もしかして…キカレテタ？」

ルビィ「うゅ…」

花丸「ご愁傷様…ずら」

ルビィ「1週間待ってくれるって！」

善子「ホントに！？なんとか命は繋がったわね…」

花丸「大袈裟ずら」

ルビィ「あはは…頑張ってね？」

善子「…っと、そうだルビィ、本題の衣装ってどんな感じなの？」

ルビィ「そうそう！こんな感じなんだけどね？」

花丸「可愛い！」

善子「だけど、この画面じゃ、少し小さくて細部まで見えないわね」

ルビィ「これデータでも保存してあるから、その画面共有するね？」

ルビィ「で、そのまま、気になるところ言ってくれれば拡大とかするから！」

花丸「画面共有？」

ルビィ「うん！この衣装のデータを画面上に表示させるね？」

ルビィ「ちょっとみんなの顔は小さくなっちゃうけど…」

ルビィ「いっぱい感想聞かせてくれると嬉しいな！」

善子「画面共有…？それって…」

善子（みんなで同じものを見る！なんてリア充イベント！）

ルビィ「じゃあ、表示するね？」

花丸「わぁ、さっきの絵が画面いっぱいに出てきたずら！」

善子「なんだか崇高な会議をしている気分ね…」

ルビィ「で、ルビィはこことかがちょっと気になるんだけど…

花丸「未来じゅら～！！」

善子「これぞリア充！！」

ルビィ「…二人とも…？」

善子・花丸「はい！！すみませんでしたー！！」

おしまい！