【SS】穂乃果(27)「μ'sヤバいなぁ…」

SS


1: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:34:21.45 ID:eMyQ6HNo.net
―都内・某居酒屋―

穂乃果「どうしてこうなっちゃったのかなぁ…」

凛「仕事ぉ?そんなもんした事ないにゃwwwww」ピアスジャラジャラ

花陽「凛ちゃんと一緒に住んでるんだけど、私も今は無職…」

希「仕事なんてしたってええ事ないで~wwww」

凛「アハハハハやっぱりμ'sはサイコーだニャーッハッハヒッヒフッハヒィ~↑↑」バタバタ

花陽「り、凛ちゃん、お店で大声出しちゃいけないよぉ…」

2: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:35:51.24 ID:eMyQ6HNo.net
希「ええやん別に ウチら以外一人しかおらんしウチはカードばら撒くわこんなモン何も当てにならんゴミやゴミwwww」シュパパパパ!

凛「ギエェェェェェカード目に入ったにゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」バタバタ

希「え!」

花陽「り、凛ちゃぁんッ!?大丈夫!?」

凛「なんてウッソにゃ~ぁん」レロレロ

花陽「も、もう 顔舐めるのやめて~…」ダラダラ

希「本気で焦ったやんシバくでワレ」

3: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:37:02.35 ID:eMyQ6HNo.net
凛「やれるもんならやってみろにゃぁ!」ゴロゴロ!

凛「にゃんっ にゃんにゃん!」ネコパンチ

希「おっ〇〇にパンチすなダボ」

にこ「静゛か゛に゛」

希「はい」

凛「ごめんなさい」

にこ「お゛り゛こ゛う゛」

5: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:38:19.76 ID:eMyQ6HNo.net
花陽「ふぃ…」フキフキ

穂乃果「流石にこちゃん?だね」

にこ「何゛で゛疑゛問゛系゛な゛の゛」

穂乃果「あの、今更だけど本当ににこちゃんですか?」

にこ「は゛?」

希「にこっち?暫く見ぃひん間に随分と背伸びたなぁ…って言うかほんま誰」

花陽「にこちゃんのお母さん…じゃないですよね?」

にこ「ウ゛チ゛の゛マ゛マ゛は゛魔゛女゛か゛何゛か゛か゛」

7: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:39:41.13 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「声゛で゛解゛る゛で゛し゛ょ゛?」

希「いや解らんけど」

凛「見た目は綺麗なのに声ガラッガラにゃ」

にこ「酒゛焼゛け゛」

穂乃果「新日本プロレスの人?」

にこ「違゛う゛」

花陽「って言うか、にこちゃ…にこさん」

にこ「に゛こ゛ち゛ゃ゛ん゛で゛い゛い゛か゛ら゛」

9: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:42:08.53 ID:eMyQ6HNo.net
花陽「にこちゃん、働いてるんじゃないの?」

にこ「何゛で゛?」

花陽「だってスーツ…」

穂乃果「それってにこちゃんママの?」

にこ「そ゛う゛ 形゛見゛」

穂乃果「え…?」

花陽「 」

11: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:43:01.30 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「気゛に゛し゛な゛い゛で゛」

にこ「毎゛日゛話゛し゛て゛る゛し゛」

凛「…?」

にこ「こ゛れ゛着゛れ゛ば゛鏡゛の゛前゛で゛会゛え゛る゛か゛ら゛」

希「…にこっち…」

穂乃果「…そうなんだ」

花陽「ご、ごごめんなさい…っ」

12: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:44:03.13 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「別゛に゛い゛い゛」

絵里「にこ…」

にこ「…?」

にこ「誰゛」

絵里「…絵里よ…」

希「一人知らん人おると思ったらえりちやったん 会うの久々やからわからんかったわ」

絵里「親友の顔を忘れるなんてあんまりだわ…」

穂乃果「え 絵里ちゃんなの?今日来てないのかと思った」

絵里「一番に来てたわよ……」

14: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:45:18.01 ID:eMyQ6HNo.net
凛「誰にゃコイツ髪の毛真っ黒にゃ それにボッサボサ 本物の絵里ちゃんに名誉毀損で訴えられろれろ」レロレロ

花陽「ひゃぁ~…」ダラダラ

絵里「あんな色してたら目立って仕方無いから染めただけよ…」

花陽「え、絵里ちゃん久し振りだね…」フキフキ

絵里「花陽…髪伸びたわね…それに痩せた…?まぁそんな事より希、酷いじゃない…」

凛「そんな事だとコルァ?」

花陽「凛ちゃん」

15: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:46:46.12 ID:eMyQ6HNo.net
希「何が?」

絵里「聞いてたわよ…さっきまでの話…」

絵里「どうして私がニー…無職になった事…皆に言っちゃうのよ…」

絵里「二人だけの秘密って…電話で言ったじゃない…」

希「ごめんやで♪」テヘペロ

希「まぁええやん真姫ちゃん以外全員無職なんやから」

絵里「そうね…一緒に地獄へ落ちましょう…ふふっ…ふふふっ…」

17: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:49:00.69 ID:eMyQ6HNo.net
希「零 ~濡鴉ノ巫女~にこんなザコ巫女おったわ」

凛「ネタがいちいち古いにゃ…」

穂乃果「巫女は希ちゃんじゃん いや元巫女か」

希「ストーカー死ね」

絵里「あの役立たず共死ね…」

凛「凛たち以外全員死ね」レロレロ

花陽「ひゃぃ~」ダラダラ

20: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:50:16.88 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「プ゛ロ゛デ゛ュ゛ー゛サ゛ー゛死゛ね゛・・・」

希「怖…」

穂乃果「特に無し」

花陽「…」ダラダラ

にこ「花゛陽゛、 本゛当゛に゛気゛に゛し゛な゛い゛で゛い゛い゛か゛ら゛」

花陽「うん ごめんね…」フキフキ

穂乃果「ねぇね、海未ちゃんもそろそろ話そうよ」

海未「…」

21: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:51:15.74 ID:eMyQ6HNo.net
穂乃果「おーい?」

にこ「正゛座゛し゛て゛固゛ま゛っ゛て゛る゛け゛と゛」

花陽「海未ちゃん?」トントン

海未「はっ!」ビシッ

花陽「ぴゃっ!?」ビクッ

海未「異端っ」バッ!

希「異端?」

22: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:52:13.06 ID:eMyQ6HNo.net
海未「正直!」

海未「生還したるは揺れる正座を香り齢幾年!この吹き荒れ大義を早々に拝借っ!」

海未「肌身離さず些細な身分でこちらですっ!」

にこ「…は゛い゛?」

凛「何言ってんの?」

海未「…」

海未「今度の中に色とりどりで宜しいですか?」

希「いや宜しいですかと聞かれましてもやな」

23: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:53:40.43 ID:eMyQ6HNo.net
絵里「う、海未…?貴女…何を言ってるの…?」

穂乃果「あはは…海未ちゃんストレスと過労で壊れちゃったんだよね ココが」

海未「スネ夫こそ平地で満載…」

穂乃果「言葉が上手く紡げなくなっちゃったんだ」

凛「スネ夫とか言っちゃってる…」

穂乃果「まぁ生きててくれるだけで有り難いよ」

希「えらいこっちゃ」

25: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:55:14.49 ID:eMyQ6HNo.net
凛「かよちん生きててくれてありがとにゃぁ」レロレロチュッチュ

花陽「う、うん凛ちゃんも ちなみに穂乃果ちゃん、何て言ってるか解ったりする?」ダラダラ

穂乃果「ちょっとだけならねぇ。」

穂乃果「多分『ええい!ままよ! 皆さんお久しぶりです 驚かせてしまってすみません』」

穂乃果「『私の喋り方、やっぱりおかしいですよね? すみません』」

穂乃果「的な事言いたいんだと思う」

27: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:56:48.38 ID:eMyQ6HNo.net
海未「魚託す!」ウンウン!

希「めっちゃ頷いとるで」

凛「魚託す!キィィィッッッwwwwwwww」バンバン

絵里「頭の中ではきちんと考えられるのね…辛そう…」

花陽「筆談とかは出来ないの?」

穂乃果「いや、頭の中でニュアンスを言語化する時に変な変換しちゃうみたいで」

穂乃果「紙に買いて貰っても意味不明なんだよね 言いたい事は何となーく解るけど」

30: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 15:58:48.64 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「流゛石゛は゛幼゛な゛じ゛み゛ね゛」

にこ「…で゛、あ゛ん゛た゛は゛ど゛う゛な゛の゛よ゛…」

にこ「こ゛と゛り゛…」

ことり「…」ボー

絵里「ねぇ穂乃果…、ことり大丈夫なの?人形みたいになってるけど…」

希「マネキンに服着せる仕事してたんがマネキンになってちゃ世話無いわwwww」ゲラゲラ

凛「ここ来た時も穂乃果ちゃんにおんぶされてたし…生きてんの?」チョンチョン

花陽「凛ちゃんっ!」

34: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:00:10.26 ID:eMyQ6HNo.net
穂乃果「息してるから生きてるよ」

希「はえー…ほんま人形さんみたいやんなぁ」

絵里「年もとっていない様に見えるわね…」ジロジロ

穂乃果「それもクスリの副作用なのかなぁ よく分かんない」

穂乃果「背は伸びたけどね」ナデナデ

ことり「…」

凛「海外は怖いにゃぁ」

35: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:02:28.41 ID:eMyQ6HNo.net
花陽「とっても綺麗なんだけど…穂乃果ちゃんがお世話を?」

穂乃果「うん。でも殆どやる事無いけどね 生命維持機能がほぼ機能してないから…。」

穂乃果「真姫ちゃんが言うにはほぼ死んでるって」アハハ…

凛「穂乃果ちゃんも相当キてるにゃ…」

花陽「そりゃぁそうだよ… 真姫ちゃん、ことりちゃんを元気にする事は出来ないのかなぁ…」

希「真姫ちゃんもこっち来ぃさ」

真姫「はいはい。」

36: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:03:38.74 ID:eMyQ6HNo.net
凛「かよちんの質問にさっさと答えるにゃ真姫ちゃん」

真姫「手は尽くしたわ 私でもこれが限界」

絵里「…こんなんでことりは生きてて楽しいのかしらね…いっそ何もしない方が良かったんじゃないの…ふふっ…」

花陽「そんな言い方…っ」バッ

希「ごめんなぁ花陽ちゃん許してあげてや」ドゲザ

海未「内容物バッハ今世紀…!」

凛「は?wwwwww」

39: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:05:52.48 ID:eMyQ6HNo.net
穂乃果「…私がお願いしたんだよ もう真姫ちゃん以外に助けて貰えなさそうだったから」

真姫「まぁ並の医者じゃ何も出来ず死ぬのを待つだけでしょうね 実際その方がことりも楽だったでしょうし」

絵里「でしょ…?でしょ…?」

希「えりち静かにし」

真姫「でも本人が死にたくないって言ったから 私は出来る事をしたまでよ」カチン シュボッ

穂乃果「手術前にことりちゃんと話せたの?」

真姫「いいえ。脳波を読んだだけ」フー

穂乃果「そっか…」

40: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:07:13.75 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「…あ゛ん゛た゛、そ゛の゛為゛に゛全゛財゛産゛売゛っ゛払゛っ゛た゛訳゛?」

穂乃果「まぁ…真姫ちゃん見つけるまでの世界中病院巡りで使い切っちゃって当の真姫ちゃんには一円も払えてないけどね」

真姫「プラプラしてた私が悪いし、出世払いで構わないわよ」プハー

穂乃果「必ず払うからね」

海未「昆虫も流石に豆知識…!」

穂乃果「ありがとう海未ちゃん…二人で頑張ろうね」

42: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:08:19.64 ID:eMyQ6HNo.net
凛「穂乃果ちゃんも真姫ちゃんもやるにゃぁ」

花陽「何か…腰痛でお仕事辞めちゃった自分が情けなくなってきた…」

凛「かよちんは悪くないにゃ」レロレロ

にこ「壮゛絶゛過゛ぎ゛る゛わ゛ね゛…」

絵里「私は本当に辛かったんだから…仕方無いんだから…ふふっ…」

希「せ、せやね… 穂乃果ちゃん、借金と真姫ちゃんに返す額は幾らなん?」

希「ウチも世迷い言言ってられんわ 返済手伝うで」

43: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:09:49.93 ID:eMyQ6HNo.net
花陽「私も!!」グキッ

花陽「ぅ…」

凛「しゃーないにゃ 凛もかよちんの為にまた働くよ」

にこ「私゛も゛3゛百゛万゛な゛ら゛蓄゛え゛あ゛る゛か゛ら゛出゛す゛わ゛」

海未「即日もぐら…!」

凛「ブッw笑かすなww」

穂乃果「あ、ありがとう皆…!」

絵里「え、私も出す流れ…?」

47: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:13:05.42 ID:eMyQ6HNo.net
穂乃果「えっと…世界中飛び回って嵩んだ借金が3千万で」

真姫「私のオペ料が13億ね」スパー

にこ「な゛っ゛…」

凛「高過ぎにゃ!!凛の貯金でも足りないにゃ!!」

花陽「そ、そんな…13億だなんて…って言うか凛ちゃん働いた事も貯金も無いよね…」

希「まけたりぃさ!友達やろ!」

真姫「まけにまけた半額料金よ」フー

49: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:15:09.28 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「…そ゛れ゛だ゛け゛の゛状゛態゛だ゛っ゛た゛っ゛て゛事゛ね゛」

穂乃果「う、うん…だからこれは私と海未ちゃんで…」

にこ「い゛い゛え゛」

にこ「い゛い゛わ゛ 腹゛括゛っ゛て゛や゛っ゛て゛や゛ろ゛う゛じゃ゛な゛い゛」

花陽「…うん!!私もやる!!」

凛「ぶっちゃけ凛がどうこうできる額じゃないけど月2万くらいなら出すにゃ」

希「ウチは…まぁちょっとどうにかするわ 本気出せば当ては無くもないし」

絵里「…」ダンマリ

51: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:17:02.88 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「そ゛の゛代゛わ゛り゛完゛済゛し゛た゛あ゛か゛つ゛き゛に゛は゛…」

にこ「こ゛と゛り゛、あ゛ん゛た゛」

にこ「穂゛乃゛果゛と゛真゛姫゛に゛礼゛く゛ら゛い゛言゛い゛な゛さ゛い゛よ゛?」

ことり「…」

穂乃果「…ありがとう、皆…」ウルウル

海未「ソバ粉に粘土…」

凛「だハッ!!!!!wwwダメだッ…wwwwwww」

53: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:18:06.62 ID:eMyQ6HNo.net
穂乃果「ことりちゃん…ことりちゃん。」

ことり「…」

穂乃果「皆、一緒だからね また一緒に遊ぼうね…っ」ポロポロ

穂乃果「海未ちゃんと、私と、μ'sでまた、笑って…っ」ギュッ

穂乃果「ことりちゃん…っ」ポロポロ

ことり「…」

花陽「…っ」グスッ

55: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:19:22.61 ID:eMyQ6HNo.net
希「ことりちゃんはホンマええ友達もったなぁ…一生もんやで…」ボロボロ

海未「こだま師匠…」ポロポロ

凛「ンブッww…海未ちゃんもう黙ってろにゃ…www」

真姫「…ふー」モクモク

真姫「まぁ頑張りなさい。 契約は契約。きっちり耳揃えて持って来なさい」

真姫「その際は完璧に治してみせるから…今度こそ…。」

穂乃果「うん…っ」ポロポロ

56: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:20:47.92 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「こ゛っ゛ち゛は゛こ゛っ゛ち゛で゛や゛る゛だ゛け゛や゛る゛か゛ら゛」

にこ「頼゛む゛わ゛よ゛」

真姫「ええ。任せて。」

真姫「じゃぁ私は忙しいからこれで。貴女達もこれから…とその前に」ジュッ

花陽「?」

真姫「全員一度診るわ。 そんな状態じゃ就職活動も出来ないでしょ」

真姫「特に凛と絵里 貴女達はことりと同類…苦労するわよ」

57: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:22:55.11 ID:eMyQ6HNo.net
真姫「今日の飲み代と診察費はツケといてあげるからついて来なさい」スタスタ

穂乃果「…うん ことりちゃんも行くよ。…よっと」グッ

海未「短めに参りました…」スッ

凛「はぁ…凛は別に普通だにゃぁ」レロレロ

花陽「そう言わずに診て貰おう?…っあいたたた…」ヨタヨタ

凛「だいじょぶ?」レロレロレロレロ

花陽「ちょ、ちょっと離れてくれると助かるなぁ…」ダラダラ

59: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 16:26:46.61 ID:eMyQ6HNo.net
絵里「ふふっ…皆ボロボロね…でもね…私が一番辛かったのよ…ふふっ…」

希「せやね せやからいっぺん観て貰おうねえりち…」

にこ「闇゛医゛者゛に゛掛゛か゛る゛日゛が゛来゛る゛と゛は゛思゛わ゛な゛か゛っ゛た゛わ゛…゛」

ことり「…」ボー

ことり「…」

ことり「…」ポロ…

~ことり救出編へ続く~

96: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 18:59:40.17 ID:eMyQ6HNo.net


―某会場・舞台裏―

プロデューサー「お前ら…ちょっと集合」

アイドルs「「はいっ!」」

プロデューサー「…社長から、挨拶がある」スタスタ

にこ「…ふん。」

アイドルs「「!」」バッ

にこ「…皆!」

にこ「今日まで本当によく頑張ってきたわ 貴女達は私の誇りよ!」

97: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:01:14.26 ID:eMyQ6HNo.net
にこ「でもいい?アイドルはね、笑顔を見せる仕事じゃない ファンを、友達を、家族を、大切な人を笑顔にする仕事なの!」

にこ「それはどんな場所、会場でも同じ事!」

にこ「100人も入らない小さな箱でも、今日のアリーナでもよ!」

アイドルs「「はい!!」」

にこ「それには貴女達自身が誰よりも楽しむ事 良いわね!」

アイドルs「「はい!!」」

にこ「宇宙No.1アイドル事務所社長の言葉、有り難く受け取りなさい!それじゃ笑顔で行くわよ!!せーの!!」

アイドルs「「「にっこにっこにー!!!」」」

99: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:03:31.15 ID:eMyQ6HNo.net
―某巨大農場―

花陽「ふぅ…いい汗かいた。」

凛「はいかよちん、タオル」

花陽「ありがとう凛ちゃん。凛ちゃんも休憩してね」フキフキ

凛「うん 風が気持ちいいーっ」ノビー

花陽「凛ちゃんとまたこうして一緒にお仕事出来て嬉しいな」

花陽「苦労ばかりかけちゃってごめんね…。」

凛「もう その話は無しって言ったでしょ?苦労かけたの凛の方だし…」

101: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:04:16.25 ID:eMyQ6HNo.net
凛「それにしても豊作だね 体は大丈夫?」

花陽「うん この通りだよ」ピンピン

凛「それだけで私は頑張れるよ」

花陽「凛ちゃん…」

凛「さ、もう一仕事いくにゃー///」

花陽「うん♪」

103: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:05:34.19 ID:eMyQ6HNo.net
―某カジノ―

絵里「…やるじゃない希」

希「ありがとさん」

絵里「でも最後にギャンブルって貴女…」ハァ

希「巫女と占いだけじゃとても足りんかってん」

希「金儲けに使うのは外道やけどしゃーない 背に腹は代えられんわ」

希「地獄行くんは一人やないしな」

絵里「…ええ。何処までも一緒よ」

104: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:06:14.18 ID:eMyQ6HNo.net
絵里「私のお金も綺麗な物じゃないしね」

絵里「二人で地獄巡りを楽しみましょ」

希「結局えりちの金髪拝めないのが残念や」

絵里「目立つから仕方ないわよ わざわざ案内してあげたんだからそれだけで満足して貰える?」

希「えりちのお陰でここも今日で店仕舞いやんな」

希「時間が無い 次行こ」

105: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:07:06.29 ID:eMyQ6HNo.net
―某テレビ局―

アナウンサー「本日お越し頂いたのはこちらのお方です」

アナウンサー「400年に渡る日本舞踊の伝統を受け継ぎ、若くして師範を勤められ、発表会をなさる劇場は常に満員」

アナウンサー「その熟練された舞いと圧倒的な美貌は日本国内のみならず世界中の人々をも虜にしておられました」

アナウンサー「園田流御本家・園田海未さんです」

パチパチパチ

海未「宜しくお願い致します」

アナウンサー「宜しくお願いします」

106: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:07:56.06 ID:eMyQ6HNo.net
アナウンサー「今や人間国宝として知られ、我が国を代表する日本舞踊の達人であらせられる園田海未さんですが…ど、どうされました?」

海未「ふふっ…失礼」

海未「余りに大仰な紹介に戸惑ってしまいました。」

海未「私などその様な大した人間では御座いませんよ」

アナウンサー「そ、そんなっ…そんな事は…っ」

海未「私は、一つの願いに向かい突き進んだ ただそれだけなのです」

108: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:08:54.84 ID:eMyQ6HNo.net
アナウンサー「…と、言いますと…やはり日本舞踊での頂点へと登り詰める一心で…?」

海未「…そうですね そしてもう一度、振り向いて貰いたかったのです」

海未「肩先に在りながら見失い、今や遥か霞みの先に見るものに、振り向いて欲しい」

海未「その一心で今日まで参りました」

アナウンサー「…ふ、深いですね…!」

海未「ふふっ…申し訳御座いません 私とした事が詭弁が過ぎましたね」

109: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:09:45.13 ID:eMyQ6HNo.net
―某和菓子メーカー―

穂乃果「…雪穂、今までありがとう」

雪穂「何言ってるのさ、まだまだこれからだって」

雪穂「ノルマ達成したからって辞めるとか言わないでよ?」

穂乃果「や、辞めないよー」

穂乃果「…でも、雪穂が居なかったら私一人じゃとても…」

穂乃果「本当にありがとう…っ」

雪穂「か、勘違いしないでよ お姉ちゃんの為じゃないんだから」

穂乃果「…ふふっ 変わらないね、雪穂」

110: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:10:58.39 ID:eMyQ6HNo.net
穂乃果「この妹とこの会社は宝物だよ…なんて」アハハ

雪穂「もう一つ有るでしょ」

穂乃果「…うん…」

雪穂「その為に頑張って来たんだもんね 凄いよ、お姉ちゃん」

雪穂「自慢のお姉ちゃんだよ」

穂乃果「…雪穂…」ウルウル

雪穂「…さ、私も忙しいんだから行った行った!約束の時間に遅れるよ!」トンッ

穂乃果「うわわっ うん、行ってくる!」

雪穂「行ってらっしゃい!」

111: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:11:35.87 ID:eMyQ6HNo.net
―某所―

真姫「…」

真姫「…」

真姫「…」スッ

ことり「…」サラー

真姫「…ことり。いよいよね。」

ことり「…」

真姫「…」

112: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:12:14.85 ID:eMyQ6HNo.net
真姫「…これで私もやっと煙草が吸える」

真姫「…長かったわ…」

ことり「…」

真姫「…このまま禁煙しようかしら」

ことり「…」

真姫「…体にもいいしね」

ことり「…」

真姫「そう言う物よ」

113: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:13:10.08 ID:eMyQ6HNo.net
ことり「…」

真姫「貴女の為であり自分の為でもあるんじゃない」

真姫「自分の為であり貴女の為でもあるんだから」

真姫「そう言う物よ…ってさっき言ったかしら」

ことり「…」

真姫「…」

114: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:14:51.12 ID:eMyQ6HNo.net
真姫「どうも独り言が増えるわね」

真姫「独り言じゃないでしょ?」

真姫「貴女と話してるんだかr…」

バババババ

真姫「…来たわよ」

真姫「一人頭13億積んでるアホ共が…」ハァ

115: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:15:31.74 ID:eMyQ6HNo.net


怖くしないから

痛くしないから

安心して

眠りなさい

大丈夫

もう大丈夫

朝が来たら起こしてあげる

それまでお休み


116: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:16:06.59 ID:eMyQ6HNo.net


長い夢を見てた
とても長い夢
夢の世界に閉じこもって
何もかも投げ出して
臆病で、ずるっ子な私は
長い長い夢を見ていたの

でもね

そんな私を照らしてくれた
そんな私を救ってくれた
そんな私を暖めてくれた

みんなのもとへ

117: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:16:57.42 ID:eMyQ6HNo.net
眠りから覚めるの
みんなのお陰で
みんなのもとへ
夢から覚めるの

目を開くとそこには
八つの、太陽……!


ことり「…」パチ

ことり「…」

121: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:18:45.12 ID:eMyQ6HNo.net
穂乃果(85)「あぁぁぁぁぁことりちゃん起きたぁあああああああ!!!」
海未(85)「ことりぃぃいいいいいいいいいいい!!!!!」
凛(84)「起きたにゃ!ことりちゃんが起きたにゃぁぁああああああ!!!!」
花陽(84)「ことりちゃぁぁあああああああああぁぁん!!!!」
にこ(86)「にごおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
希(86)「あばばばばぁぁああああああああああ!!!!!!」
絵里(86)「ちぇぇェェェェェェエエエエエエエエエエエ!!!!!」

ことり「…」

ことり(24)「…ピッ・・・」バタン

ピ――――――――――――――


真姫(84)「ショック死ね。もう無理。」

122: (しうまい)@\(^o^)/ 2016/10/12(水) 19:19:16.10 ID:eMyQ6HNo.net
THE・遠藤

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1476254061/

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