【SS】歩夢「しずくちゃん、最近侑ちゃんと仲いいよね」【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


1: (もも) 2022/04/27(水) 12:22:39.34 ID:zBDzLvSw
しずく「え?そうですか?」

歩夢「そうだよ、最近よく一緒にいるし」

歩夢「侑ちゃんから聞いたよ、この前2人でお芝居見に行ったんだって?」

しずく「まぁ、侑先輩たらおしゃべりですね」

歩夢「─2人でばっかりずるい……」

しずく「ご、ごめんなさい。侑先輩を独占するつもりは」アタフタ

歩夢「ずるいよ……」

歩夢「私も、しずくちゃんと仲よくなりたいのに……」

しずく「へ?」
 
6: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:30:05.42 ID:Xjutcdna
しずく「私と、ですか?侑先輩じゃなくて?」

歩夢「侑ちゃんとは長い付き合いで仲いいし」

歩夢「しずくちゃんとはあまりお話した事ないから、仲よくなりたいなって思ってさ」

しずく「そ、そうですか……」

しずく(てっきり私と侑先輩が仲よくしてるのにヤキモチを妬いてるのかと思っちゃったよ)

しずく(あ、『ずるいよ』って言ってたからヤキモチ妬いてたか)

しずく「改めて仲よく、なんて言われるとなんだか変な感じですね」

しずく「こういう時はどうしたらいいんでしょうか」

歩夢「ん……そうだなぁ、しずくちゃんと色々お話したいし」

歩夢「とりあえず一緒に帰ろっか」

歩夢「しずくちゃんは電車通学だよね、駅まで付き合うよ」

しずく「はぁ、ではよろしくお願いします」

しずく(なんだかむずむずする……歩夢さん、一体なにを考えているんだろう?)
 
8: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:33:10.91 ID:Xjutcdna
帰り道

歩夢「しずくちゃん、朝は早いの?」

しずく「えぇ、朝5時には起きています」

歩夢「随分早起きだねぇ、大変じゃない?」

しずく「いえ、もう慣れましたから。電車通学の宿命みたいなものです」

しずく「それに電車の中には色々な人達がいて演劇を志す身としてはいい人間観察が出来ます」

歩夢「通学中にまでお芝居の事を考えてるなんて、よっぽど好きなんだね」

しずく「はい!!私お芝居の事を考え始めると止まらなくて」

しずく「電車の中でも目の前の人の人生模様を妄想するのがまた楽しくてたまに降りる駅を乗り過ごすなんて事もあったり」ベラベラ

歩夢「うんうん」ニコニコ
 
10: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:37:17.85 ID:Xjutcdna
しずく「生きる事は演じる事、人生の全ては演劇に通じるんだなぁってつくづく思って」

しずく「─って、はっ!?ご、ごめんなさい!!私ったらまた止まらなくなっちゃって……////」

歩夢「ううん、いいんだよ。しずくちゃんのお芝居に対する熱い気持ちが伝わってきた」

歩夢「さっきまで表情が硬かったけどいい顔になったね」

しずく「あ……」

しずく(言われてみれば帰る前のむずむずがなくなったような)

しずく(少しは歩夢さんと打ち解けられたの……かな?)

歩夢「もっとしずくちゃんのお話、聞きたいな」

歩夢「おすすめのお芝居、なにかない?」

しずく「おすすめですか!?それならこんなのはいかがでしょうか」ベラベラ
 
13: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:41:27.66 ID:Xjutcdna
駅前

しずく「なんだか私ばかりしゃべってしまいましたね、ごめんなさい」

歩夢「いいのいいの、しずくちゃんのお話面白かったから」

歩夢「今度は私も一緒にお芝居を観に連れて行ってほしいな」

しずく「はい、その時はぜひともよろしくお願いします」

しずく「─それと……次は歩夢さんのお話も聞いてみたいです」

歩夢「そうだね、私の話でよければ」

しずく「楽しみにしてます」

しずく「では、ここまでお付き合いくださりありがとうございました。帰り道お気をつけて」

歩夢「うん、しずくちゃんも気をつけて。さよなら」フリフリ





歩夢「─少しはしずくちゃんと仲よくなれたかな」

歩夢「ううん、まだまだ。もっともっと仲よくならないと。侑ちゃんには負けていられない、うふふっ」
 
17: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:45:07.88 ID:Xjutcdna
お昼休み 教室

コンコン

歩夢「こんにちは、しずくちゃんいますか?」ガラッ

しずく「まぁ歩夢さん、どうしたんですか?」

歩夢「よかったら一緒にお昼どうかなって」

しずく「それでわざわざこちらまで来てくれたんですか、言ってくれれば私が行ったのに」

歩夢「ふふっ、いいんだよ。私が会いたくて来たんだから」

歩夢「せっかくだから外のテラスに行こうよ、天気がよくて気持ちいいよ」

しずく「そうですね、ではご一緒させてもらいます」
 
19: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:49:18.50 ID:Xjutcdna
歩夢「ここ、空いてるね。座ろう」

しずく「よいしょ、歩夢さんとお弁当食べるの初めてだなぁ」

歩夢「しずくちゃんにも私の卵焼き食べさせてあげるね」パカッ

しずく「わぁ、歩夢さんの卵焼き。侑先輩がとてもおいしいと絶賛していて私も食べてみたかったんですよね」

歩夢「へぇ、侑ちゃん私の前じゃそんな事言わないのにな」

歩夢「しずくちゃんのお弁当も自分で作ってるの?」

しずく「はい、自分で出来ることはなるべくやろうと思って」

歩夢「偉いねぇ~早起きしてお弁当まで自分で作って」

しずく「そ、そんな……大した事ありませんよ////」
 
20: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:54:08.38 ID:Xjutcdna
歩夢「それじゃ食べようか」

しずく「はい、いただきます」

歩夢「はいしずくちゃん、卵焼きどうぞ」スッ

しずく「あ、ありがとうございます
。─って、え?」

歩夢「ほら、口を開けないと食べられないよ」ズイッ

しずく「あの……自分で食べますよ?」

歩夢「遠慮しなくてもいいよ、いつも侑ちゃんにだってやってるから」

しずく「いや、その、そういう訳じゃなくて……参ったな////」

しずく(お母さんにも食べさせてもらった事ないのに……歩夢さんはこういう事に抵抗ないのかな)

歩夢「しずくちゃん?」

しずく「あ、いや、その」

しずく「じゃ、お言葉に甘えて……あ、あーん」パクッ

しずく「─お、おいしい~♪」パァァ
 
23: (なっとう) 2022/04/27(水) 12:58:08.16 ID:Xjutcdna
歩夢「おいしい?よかったぁ」

しずく「─はい……卵はふわふわでほんのり甘くて、ちょっぴり辛くて、変わった味付けですね」モグモグ

歩夢「ふふっ、しずくちゃん辛い物が好きだって聞いたからちょっとスパイスを加えてみたの」

しずく「覚えていたんですか、大分前に話したのに……嬉しいです」

しずく「私としてはもっと辛くてもいいくらいですが」

歩夢「へぇ、どのくらいまで食べられるかな」

しずく「ちょうどお弁当に手作りのエビチリがありますが、食べてみます?」

歩夢「いいの?」

しずく「卵焼きのお礼です、はい、あーん」スッ

歩夢「じ、自分がやられると結構恥ずかしいねそれ……////」

しずく「ふふ、私の気持ちわかりましたか?」

歩夢「あ……む」モグモグ

歩夢「─!!」

歩夢「かっ、辛ぁ~い!!」

しずく「だっ、大丈夫ですか歩夢さ~ん!?」
 
25: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:12:41.84 ID:Xjutcdna
しずく「ほら、お水」スッ

歩夢「んくんく……─ふぅ~これはかなり上級者向けのお味」ナミダメ

しずく「ごめんなさい、自分好みに味付けしたので誰かに食べさせる事まで考えていませんでした」

歩夢「ううん、辛い味付けも中々クセになるね。しずくちゃんの好みがわかってよかったよ」

歩夢「このエビチリを参考にまた作ってみるね」

しずく「それなら一緒に料理しませんか?歩夢さんに卵焼きの作り方教えて欲しいです」

歩夢「あぁ、それいいねぇ。一緒に作って一緒に食べよっか」ニコッ

しずく「はい、ご指導よろしくお願いします」ニコッ
 
26: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:17:29.27 ID:Xjutcdna
歩夢「しずくちゃん、今度のお休み、なにか予定ある?」

しずく「予定ですか?特になにもありませんが」

歩夢「よかったぁ、あのね、もしよかったら今度家に遊びに来ない?」

しずく「歩夢さんの家に?」

歩夢「うん。ほら、お昼休みに話したじゃない。一緒に料理作ろうって」

しずく「あぁ、さっそく教えてもらえるんですね。嬉しい」

歩夢「ふふっ、私にも辛い料理教えてね」

しずく「もちろんです、とっておきのレシピを披露しますね」

しずく(まさか歩夢さんの家に行く事になるなんて)

しずく(でも、楽しみだなぁ。うふふ♪)
 
28: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:21:17.32 ID:Xjutcdna
日曜日 歩夢の家

しずく「ここで合ってるかな」チラッ

しずく「隣の部屋、侑先輩の家だ。本当に隣同士の幼なじみなんだ」

しずく「─おっと、間違えて侑先輩の家に入らないようにしないと」ピンポーン

しずく「あの、こんにちは~」

歩夢「はーい」ガチャ

歩夢「いらっしゃいしずくちゃん、待ってたよ」

歩夢「疲れたでしょ。さ、あがってあがって」

しずく「なに言ってるんですか、毎日こっちの方まで通学してるんですよ」

歩夢「あぁ、それもそうだね」

歩夢「ともかく、中にどうぞ」

しずく「はい、お邪魔します」
 
30: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:25:20.33 ID:Xjutcdna
しずく「わぁ……歩夢さんの家、たくさん写真が飾ってありますね」

歩夢「ふふ、アルバムもあるんだけどお気に入りはこうやって飾っているんだ」

しずく「へぇ~」

しずく「─やっぱり、侑先輩と撮った写真が多いんですね」

歩夢「侑ちゃんとは小さい頃から家族ぐるみの付き合いだったからね、どこへ行くのもなにをするのも一緒だったよ」

歩夢「これは幼稚園の頃花火をした写真、これは小学生の頃キャンプに行った写真」

歩夢「これは中学生の時海に行った時の写真」

しずく「すごい、幼なじみというよりもう家族ですね」

歩夢「うふ、よく言われるよ。姉妹みたいだって」

しずく「幼なじみって素敵な関係ですね」

しずく「─そうだ、今度幼なじみを題材にしたお芝居でもやってみようかな」

歩夢「あはは、さっそく観察してるね」
 
31: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:29:51.17 ID:Xjutcdna
歩夢「しずくちゃんは幼なじみのお友達いるの?」

しずく「残念ながら、幼なじみと呼べるような娘はいません。友達はそれなりにいるんですが」

しずく「この写真を見ていると幼なじみっていいなって思いますね」

歩夢「しずくちゃん……」

歩夢「ごめんね、変な事聞いちゃって」

しずく「いえ、大丈夫ですよ。歩夢さんの思い出話とても面白かったです」

歩夢「そう、ならよかった」

歩夢「じゃ、そろそろお料理始めよっか」

しずく「はい、よろしくお願いします」

しずく(歩夢さんは思い出を大切にする人なんだなぁ)

しずく(幼なじみとの思い出、かぁ……こんなにたくさんの思い出)

しずく(いいな……侑先輩がちょっと羨ましい、かも)
 
33: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:34:18.30 ID:Xjutcdna
歩夢「私の卵焼きなんだけど」

歩夢「作り方はとても簡単、ちょっとしたコツさえ掴めば誰でも出来るんだよ」

歩夢「ボウルに卵、お砂糖、お醤油、それしてお水を入れるの」

しずく「お水、ですか?意外ですね」

歩夢「お水は卵と馴染みやすいからふわふわになりやすいの」カチャカチャカチャ

しずく「へぇ~」

歩夢「卵を焼く前にフライ返しと卵焼き器に油を塗って、こうすると楽にひっくり返せるんだ」ヌリヌリ

しずく「ほうほう、たこ焼きみたいですね」

歩夢「いよいよ卵を焼くんだけど」

歩夢「卵焼き器を温めたら濡れた布巾を置いて冷ますの」ファサ

歩夢「こうすれば焼きムラがなくなって上手に出来るの」

歩夢「あとは卵を3回に分けて入れて……焼く」トローッジューッ

歩夢「ほら見て、油を塗ったから簡単にひっくり返せる」コロン

しずく「本当だ、私もやっていいですか?」

歩夢「ふふ、いいよ。頑張って」
 
34: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:39:03.74 ID:Xjutcdna
しずく「えっと……そろそろいいかな」

歩夢「そうだね、今だよしずくちゃん」

しずく「─それっ!!」コロン ジューッ

しずく「わぁ、キレイな焼き色。見てください歩夢さん♪」

歩夢「うんうん、上手に焼けたねぇ。しずくちゃんは飲み込みがいいな」

しずく「ふふっ、歩夢さんの指導の賜物ですよ」




しずく「では、この作り方を踏まえて私なりにアレンジしてみます」

歩夢「お、辛い味付けにするの?」

しずく「卵焼きはもう完成してるのでこれに辛味のあるあんをかけてみましょう」

歩夢「あんかけ……天津飯みたいだね」

しずく「どちらかと言うとかに玉に近いですね、かには入ってないけど」

しずく「既存のレシピに加えて……これを入れます」スッ

歩夢「なにそれ?赤いお味噌?」

しずく「コチュジャンとテンメンジャンです、これを入れる事により刺激的かつコクのあるあんになります」

しずく「ちなみにこれ、私の手作りです」

歩夢「へぇ、しずくちゃんって凝り性なんだね。すごい……」
 
36: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:43:32.98 ID:Xjutcdna
しずく「大分とろみが付いてきましたね」グツグツ

歩夢「う~ん、なんだか食欲をそそられる匂い」ヒクヒク

しずく「お腹空いてきましたね~もうすぐ出来ますよ」

しずく「─ちょっと味見……」ペロッ

しずく「うん!!ちょうどいい辛さ、さっそく卵焼きにかけましょう」

歩夢「わぁ~一気に中華料理みたいになった、おいしそう」

しずく「歩夢さんの卵焼きと私の中華あん……まさに夢の共演ですね」

歩夢「どんな味がするんだろうねぇ、楽しみ~」ワクワク
 
37: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:47:30.00 ID:Xjutcdna
歩夢「ね、ね、せっかくだから写真撮ろうよ」スチャッ

しずく「いつの間にカメラを……─では、どうぞ」スッ

歩夢「なに離れてるの、しずくちゃんも一緒に撮るんだよ」

しずく「わ、私も?料理の写真じゃないんですか?」

歩夢「料理と私達、だよ。初めての共同作業って事で」

歩夢「私としずくちゃんの思い出を残しておかないと」

しずく「私も……歩夢さんの思い出にしてくれるんですか?」

歩夢「もちろん♪撮ったらまた部屋に飾るね」

歩夢「ほらもっとこっちおいで」グイッ

しずく「ひゃっ!?////歩夢さん!?////」

歩夢「撮るよ~はい、チーズ♪」

しずく「─えへへ////チーズ♪」カシャッ
 
38: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:51:51.55 ID:Xjutcdna
歩夢「これでよし、と。冷めないうちに食べようか」

しずく「はい、卵にあんをたっぷり絡めて……」

歩夢・しずく「いただきま~す」パクッ

しずく「─う~ん!!卵はふわふわ、あんはピリリと辛くて最高♪」モグモグ

歩夢「─これ、ピリリじゃないよぅ……」ヒリヒリ

歩夢「でも不思議、辛いってわかってるのにまた食べたくなる。つい手がのびちゃう」

しずく「ですよね!?これこそが辛さの魅力なんですよ~」

しずく「はぁ~汗が止まらないや、あはは」

歩夢「拭いてあげる、口元にあんも付いてるよ」フキフキ

しずく「やだっ、私ったら////」

歩夢「うふふ、かわいいねしずくちゃん♪」

歩夢「こんな一面も見られるなんて、今日は一緒にお料理出来てよかったぁ」ニコッ

しずく「……あ」
 
41: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:55:48.68 ID:Xjutcdna
歩夢「ん?どうかしたしずくちゃん?」

しずく「あ、いえ……その」

しずく「なんだか一瞬歩夢さんが本当のお姉さんのように見えてしまって」

しずく「一緒に料理を作ったり写真を撮ったりして、侑先輩と同じような扱いをしてもらってるように感じて」

しずく「歩夢さんと侑先輩もこんな風に過ごしたのかと思うと」

しずく「私も……幼なじみみたいだなって……勝手に、思っちゃいました////」カァァ

しずく「おかしいですよね!?まだまだそんな関係じゃないのに////」

しずく「あ、あぁ~私一体なにを言って……今の話は忘れてくださいっ!!」

歩夢「しずくちゃん……」
 
43: (なっとう) 2022/04/27(水) 13:59:41.31 ID:Xjutcdna
歩夢「─嬉しい」

しずく「え?」

歩夢「私はしずくちゃんとそんな関係になりたかったんだよ」

歩夢「確かにまだまだ思い出は足りないけど、少しづつでいい。もっとしずくちゃんとの思い出を作っていきたい」

歩夢「今日はその為の第一歩、しずくちゃんも私と同じ気持ちになってくれて嬉しいよ」

しずく「歩夢さん……」

しずく「─ごめんなさい」

歩夢「どうして謝るの?」

しずく「あの日、歩夢さんに仲よくなりたいと言われた時は正直歩夢さんの考えがわかりませんでした」

しずく「だけど色々とお話する内に、一緒に過ごす内に」

歩夢「歩夢さんのまっすぐな気持ちが伝わって」

しずく「私も歩夢さんと仲よくなりたいと思うようになりました」

歩夢「ふふっ、そんな事考えていたんだ。仲よくなりたいと思う事に理由なんてないんだよ」

しずく「はい、もうそれがそのまま答えになってますね」
 
44: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:04:26.47 ID:Xjutcdna
しずく「私も、今日は歩夢さんの家に来てよかったです」

しずく「歩夢さんの思い出を見せてもらって、歩夢さんの気持ちを知る事が出来て」

しずく「歩夢さんと仲よくなれて……私も嬉しいです」

しずく「─そうだ、今度は私の家に遊びに来ませんか?」

しずく「うちで飼ってるオフィーリア、とてもかわいいんですよ」

しずく「あ、あとお芝居!!近々歩夢さんにおすすめしたお芝居が公演されるんです」

歩夢「本当?行きたい行きたい♪」

歩夢「それじゃ、カメラを持って行かないと。また一緒に思い出作ろうね」ニコッ

しずく「はい、侑先輩に負けないくらいたくさん作りましょう」ニコッ
 
45: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:08:30.27 ID:Xjutcdna
数日後 しずくの家

ピンポーン

歩夢「こんにちは~」

しずく「いらっしゃいませ歩夢さん」ガチャッ

しずく「お待ちしてました」

オフィーリア「わんっ」スリスリ

歩夢「あ、この子がオフィーリアだね。─うふふっ、くすぐったいよ~」ナデナデ

しずく「オフィーリアも歩夢さんの事を気に入ったみたい」

歩夢「かわいいねぇ、私もペット飼おうかな……あ、でもうちマンションだからダメか」

しずく「ならばぜひうちに来てください」

歩夢「そうだね、これからもしずくちゃんの家に行くいい口実になる」

歩夢「さっそく、オフィーリアも一緒に皆で写真撮ろっか」スチャッ

しずく「オフィーリアも思い出になれるよ、よかったね」

オフィーリア「わんわんっ♪」
 
46: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:12:45.93 ID:Xjutcdna
劇場

歩夢「わぁ、すごい人~」キョロキョロ

しずく「大人気の劇団の初公演なのでファンの人達がいっぱいいるんですよ」

歩夢「私、お芝居見るの初めて。今日は楽しみにして来たよ」

しずく「それはなにより、きっと歩夢さんも楽しんでもらえるはずです」

歩夢「ね、はぐれないように手繋ごう」スッ

しずく「そうですね、しっかり掴まっててください」ギュッ



「私とあの人とではあなたとの距離に大きな開きがある」

「でも、私はその距離を越える自信がある」

「あなたを知りたいという気持ち、そばにいたいという気持ち」

「どちらもあの人には負けない、私はあなたと生きて行くと決めたのだから」

「だから、どうか私についてきてくれ」

歩夢(なんかこのお芝居……私としずくちゃんみたいだな)

歩夢(こんなに大げさじゃないけど、私もしずくちゃんともっと距離を縮めたい)チラッ

しずく「?」

歩夢「─ふふっ、なんでもないよ」ニコッ
 
48: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:17:00.89 ID:Xjutcdna
歩夢「いいお芝居だったね、あぁ~面白かったぁ」

しずく「今回のお話は私達と似た状況でしたね」

歩夢「あ、しずくちゃんもそう思った?私もだよ」

歩夢「主人公のセリフが私の気持ちを代弁してるみたいで何度も頷いちゃった」

しずく「確かに、私もまるで自分がそう言ってるような言われているような不思議な感覚でした」

歩夢「私達もあんな風になりたいね」

しずく「えぇ、少しでも侑先輩に近付けるように」

歩夢「さっそく距離を縮めちゃおっかな♪」ギュッ

しずく「ひゃっ!?////もう歩夢さんたら~♪」デレ~
 
50: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:21:26.49 ID:Xjutcdna
しずく「歩夢さん、お腹空きませんか?」

歩夢「そう言えばもうお昼ご飯の時間だね」

しずく「私行きつけのラーメン屋さんがあるんです、よければ食べに行きませんか?」

歩夢「しずくちゃんがラーメン屋……また意外な一面が」



歩夢「─この担々麺、辛ぁ~い……!!」ハフハフ

しずく「ふふっ、まだまだですね歩夢さん」

しずく「見ててください、担々麺はこう食べるんです」

しずく「ずるずる……はふっ、ごくごく……」ズオォォォ

しずく「─ふっっっ!!ごちそう様でした」パンッ

歩夢「しずくちゃん、かっこいい……だけど私には真似出来ないよそれ……」
 
51: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:26:07.00 ID:Xjutcdna
歩夢「お口直しになにか甘い物食べたいな」

しずく「ではあのお店のパフェなんていかがです?」

歩夢「ぱ、パフェ……いいねいいね♪」パァァ



しずく「ほら歩夢さん、あーん♪」スッ

歩夢「あーん」パクッ

歩夢「─はぁ~甘~い!!辛い物を食べた後だと余計に甘く感じるよ」

歩夢「私からもお返し、どうぞ」スッ

しずく「なんだかこうするのも慣れちゃいましたねぇ、あーん」パクッ

しずく「─う~ん、歩夢さんに食べさせてもらうと一層おいしさが増しますね♪」

歩夢「ね、自分で食べるよりこうやった方が絶対いいよ」

歩夢「と言う訳で」スッ

しずく「はい、どうぞ」スッ

歩夢「はむっ─んん~♪」ホワ~ン

しずく「あむっ─おいっしい~♪」トローン

歩夢「しずくちゃん、いい表情だね。えいっ」カシャッ

しずく「ちょっ!?撮るなら撮るって言ってくださいよ~変な顔しちゃった~」
 
52: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:30:08.96 ID:Xjutcdna
歩夢「はぁ~お腹いっぱい」

歩夢「しずくちゃんとの写真も撮れたし、満足満足」

しずく「2人して口元にクリームを付けて……恥ずかしかったですね////」

歩夢「それもいい思い出になるよ」

歩夢「この写真も家に」

しずく「そ、それはやめてください~////」

歩夢「かわいいと思うけどな、うふふ♪」




歩夢「今日はしずくちゃんがリードしてくれて頼もしかったよ、ありがとう」

しずく「うまくエスコート出来たのならよかったです」

しずく「……」

しずく「─まさか歩夢さんとここまで仲よくなるとは思いませんでした」

しずく「あの日、声をかけてくれてありがとうございました」

歩夢「ううん、お礼を言うのは私の方。私もしずくちゃんと仲よくなれてよかった」

歩夢「これからもっと仲よくなろうね、よろしく♪」

しずく「はい、末永くお付き合いよろしくお願いします♪」
 
53: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:34:58.54 ID:Xjutcdna
その後 歩夢の家

侑「お邪魔しま~す」

侑「歩夢の家、なんだか久し振りだなぁ」チラッ

侑「─あれぇ?写真増えた?しずくちゃんとのツーショットがたくさん」

歩夢「うん、最近仲よくなってね。よく遊んでるんだ」

侑「ははぁ、だから学校でもよく一緒にいるんだね」

侑「2人でばかりズルい~私の事も忘れないでよ歩夢」

歩夢「もちろん、今度は3人でお出かけしようよ」

侑「いいね~どこに行こうか」

歩夢「しずくちゃんにいい所ないか相談してみよっか」

歩夢「しずくちゃんも大事な幼なじみだからね」

侑「へ?幼なじみ?しずくちゃんが?」

歩夢「そうだよ、私にとって侑ちゃんと同じくらい大好きな幼なじみ」

侑「なるほどそうきたか~うまいね歩夢」

歩夢「でしょ?ふふふっ」ニコッ

歩夢(次はこの部屋に私と侑ちゃんとしずくちゃんの3人の写真が……)

歩夢(これからどんな思い出が増えていくのか、楽しみだな♪)
 
54: (なっとう) 2022/04/27(水) 14:36:13.06 ID:Xjutcdna
終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1651029759/

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