【SS】かすみ「はぁ~もうクタクタですぅ……」ことり「元気が出る方法あるよ~」

kotoriことり1414134 SS


1: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 20:09:12.01 ID:HDfB6sYW
かすみ「誰かと思えばことり先輩ですか……」

ことり「なんだか疲れた顔してるねぇ、なにかあったの?」

かすみ「期末テストで頭を使い過ぎてヘロヘロなんですよ」

かすみ「だからことり先輩に構ってあげる元気もありません、どっか行ってください」

ことり「あぁ~そう言えば期末テストなんてあったね」

ことり「赤点は回避出来たのかな?」

かすみ「うぐっ……!!と、当然じゃないですかぁかすみんが赤点を取るなんて」カクシ

ことり「どれどれ~」パッ

ことり「あらら、数学22点。赤点だねぇ」

かすみ「うわっ、勝手に見ないでください!!」

ことり「お~ゾロ目だねぇ─あっ♪」

ことり「─22点でにゃんにゃん♪かわいいじゃん♪」

かすみ「なに煽ってるんですか!!しず子と同じ事言わないでください!!」
 
2: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 20:19:21.68 ID:HDfB6sYW
かすみ「はぅ……大声出したら更に疲れが」グッタリ

ことり「それならことりが元気が出る方法教えてあげるよ」

かすみ「なにやら最初にそんな事言ってましたね……いいですよ別に、帰って寝ますから放っておいてください」

ことり「まぁまぁそう言わずに、騙されたと思って」

かすみ「私を騙すつもりですか」

ことり「言葉のあやだよ~」

かすみ「あぁ言えばこう言うんだから……はあぁ~~」

かすみ「わかりました、そこまで言うなら元気が出る方法を教えてください」

ことり「よし、言質取れた」ボソッ

かすみ「は?言質ぅ?」

ことり「なんでもないない、こっちの話♪」

かすみ「─やっぱり私帰ります」

ことり「おっと、逃がさないよ~」ガシッ

かすみ「ぬあぁ~~怖い怖い怖い!!離してくださ~い!!」ジタバタ
 
7: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 20:30:07.26 ID:HDfB6sYW
ことり「暴れたって無駄だよ、今のかすみちゃんはクタクタのヘロヘロなんだから。ことりにだって簡単に押さえられるの」ガッチリ

かすみ「なにをするつもりですかぁ~~!!嫌ぁ~~!!」

ことり「おとなしくしなさ~い」ムンギュー

かすみ「うむっ!?ちょ、苦しい~!!」

かすみ(ことり先輩の柔らかい体と甘い香りががが……!!なにこれぇ~////)クラクラ

ことり「─かすみちゃんの疲れた顔、これ以上見たくないよ」

かすみ「こ、ことり先輩……?」

ことり「だから、ことりがかすみちゃんを元気にしてあげる」ズイッ

かすみ「ひっ!?なっ、なにを……!?」ビクッ

ことり「ちゅーしてあげる♡ちゅっちゅっちゅ~♡」チュパチャパチュパパパ

かすみ「ひえぇぇ~~やめてくださ~~い!!////」
 
11: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 20:50:13.75 ID:HDfB6sYW
ことり「ふぅ~ごちそうさまでした♪」ツヤツヤ

かすみ「」ピクピク

ことり「どぉ?元気出た?」

かすみ「……元気が出るどころか逆に生気を吸い取られたんですが」ゲッソリ

ことり「あれれ~おかしいぞ~?そんなつもりじゃなかったんだけどなぁ」

かすみ「白々しい……最初からこれが目的だったんですね」ジロリ

かすみ「私が弱ってるのをいい事にこんな事して……ことり先輩のけだもの~!!」

ことり「でもその割には抵抗しなかったよね、かすみちゃんも本当は嬉しかったんでしょ~?」

かすみ「抵抗出来なかったんですよ!!今の私の状態わかってて言ってますよね!?」

ことり「お~怒る元気が出たみたいだねぇ、よかったよかった」

かすみ「なんですかこの荒療治は!?」
 
12: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 21:05:38.08 ID:HDfB6sYW
かすみ「うぅ……かすみんの唇がぁ~まさかファーストキスがことり先輩とだなんて~」

ことり「ことりのファーストキスもかすみちゃんだったんだよ」

ことり「責任……取ってよね♡」

かすみ「それはこっちのセリフですぅ!!なにしてくれてるんですか!!」

ことり「そうだね、確かに私からちゅーしたんだから責任取らないとね~」

ことり「かすみちゃんが元気になるまで責任を持って協力するからね♪」ニコッ

かすみ「うぇっ!?いやもういいですって、─ホラホラ、カスミンゲンキイッパイデスゥ」

ことり「─ちゅっ、この感触はウソをついてる感触だ」チュッ

かすみ「んなっ!?なにどさくさに紛れてちゅーしてるんですか!!////」

ことり「空元気じゃダメだよ、ちゃんと元気になってもらわないと」

かすみ「ちっ……そう言うところは無駄に鋭いんだから」
 
16: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 21:17:14.36 ID:HDfB6sYW
かすみ「あ、痛たたた……」

ことり「どうしたの?ぎっくり腰?」

かすみ「お年寄り扱いしないでください、集中してペンを握っていたので体中痛いんですよ……」

ことり「へぇ~それじゃ、私がマッサージしてあげるよ」

かすみ「遠慮します、絶対ロクなマッサージじゃないんだから」

ことり「まぁまぁそう言わずに、元気が出るよ」

ことり「まずは肩からやってみようか」ギュッ

かすみ「んっ……!!あれ?気持ちいい……?」

ことり「でしょ~?海未ちゃんによくやってあげてるからね」モミモミ

かすみ「い、意外……まともな肩揉みだ」

ことり「ここ凝ってるねぇ、どぉ?」ギュムッ

かすみ「おぉ~痛気持ちいい……!!力加減が絶妙な塩梅で……うぇへへ♪」

かすみ(ことり先輩にこんな才能があったなんて、なんだか悔しい……でも気持ちいい~♪)トローン
 
17: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 21:34:16.94 ID:HDfB6sYW
ことり「さて、お次は~ここ♪」モミュン

かすみ「ひゃあんっ!?////どっ、どこ触ってるんですかぁ!?////」

ことり「どこって、お胸だけど」

かすみ「流れるような動きで自然にセクハラしないでください!!」

ことり「セクハラだなんて、これだって立派なマッサージなんだよ」

かすみ「えぇ~ほんとですかぁ~?」ジローッ

ことり「ほんとほんと、これでかわいいお胸も大きく」フニフニ

かすみ「余計なお世話ですぅ!!」

ことり「あ、ちょっと太った?最近おやつ食べ過ぎなんじゃない?」プニプニ

かすみ「とっても余計なお世話ですぅ~!!お腹をつままないでください!!」

ことり「よーし、最後の仕上げ。えいえいえーい」サワサワナデナデ

かすみ「きゃんっ!?////お尻と太ももまで~////いやあぁ~~ん!!」
 
19: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 21:44:14.30 ID:HDfB6sYW
ことり「あぁスッキリした♪」テカテカ

かすみ「あなたがスッキリしてどうするんですか、顔テカテカさせて」

かすみ「まともだったのは最初の肩揉みだけで結局弄ばれて終わり……はぁ」

かすみ「唇だけじゃなく胸やお尻まで触られるなんて……私もうお嫁に行けません……」グスッ

ことり「大丈夫、ことりのお嫁さんにしてあげるから心配しないで」

かすみ「ことり先輩のお嫁さんになるくらいなら一生独身を貫きますよ」

ことり「またまたそんな事言っちゃって~」

かすみ「はぁ、あなたにはなにを言っても無駄でしたね」

ことり「うーん、まだ元気にならないね~どうしてだろう」

かすみ「自分が原因だという自覚はないんですか」
 
21: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 21:59:11.82 ID:HDfB6sYW
ことり「と言う訳で次の元気が出る方法は~」ガサゴソ

かすみ「まだやるんですかぁ~?ことり先輩が来てから一層疲れてるんですが」

ことり「ふっふっふ~これを見てもそんな事が言えるかな」

ことり「─じゃあ~ん♪この衣装が目に入らぬかぁ~」バサッ

かすみ「あ……かわいい」

ことり「でしょ~かすみちゃんに似合うと思って作ったんだぁ」

かすみ「へ、へぇ~ことり先輩にしてはいい所もあるじゃないですか」

ことり「かわいいかすみちゃんにはかわいい衣装、これで元気出るよね。さっそく着てみよっか」

かすみ「仕方ありませんねぇ、でへへ♪」

かすみ(よかった、やっとまともに元気付けてくれる気になってくれた)

かすみ(─と、思っていました……その時までは)
 
22: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 22:10:35.21 ID:HDfB6sYW
かすみ「─よいしょ、どぉですかぁ」

ことり「やぁ~ん♪ことりの思った通り、すっごく似合ってるよ♪」

かすみ「ふふーん♪まぁかすみんならどんな衣装でも着こなしてしまいますけど♪」ドヤァ

ことり「いーねいーね、それじゃ次はこれを」スッ

かすみ「わ、今度はセクシー系……////こういうのは果林先輩あたりが着た方が」

ことり「どんな衣装でも着こなすんじゃなかったの~?」

かすみ「むっ、わかりましたよ。セクシー系もイケるって事教えてあげます」

かすみ「─ほ、ほぉら////どんなもんです?////」プルプル

ことり「ほぅほぅ、かすみちゃん意外と色気があるねぇ、マッサージの効果が出たかな」

かすみ「意外とは余計ですぅ!!」

かすみ「て言うかこの衣装布面積がやけに小さいような……////恥ずかしいですぅ////」モジモジ

ことり「うふっ、ことりの趣味なの」

かすみ「しれっと性癖を暴露しないでください」
 
24: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 22:16:53.09 ID:HDfB6sYW
かすみ(な、なんだかこれ以上はいけない気が……に、逃げないと!!)

ことり「─まだ逃げようだなんて思ってるの?」

かすみ「なっ……!?どうして……!?」

かすみ(まさか私の心が読める?まずい……!!)

ことり「なにがまずいの?言ってみて」

かすみ「ひぇっ!?なんなんですかあなたは!?─あ、いや……やめて……脱がさないで」

ことり「─知らないの……?」ヌガシヌガシ

かすみ「な、なにをですか?」

ことり「ことりからは……逃げられないよ♡」ニコッ

かすみ「ひっ……!!」ゾクッ

かすみ「あ、あ、あああ……」ガクッ

ことり「あらら、力抜けちゃった?」

ことり「それじゃ、私が着させてあげるね♪」

かすみ「……モウ、スキニシテクダサイ」

かすみ(それから私はことり先輩にさせるがまま色々な衣装を着た、もちろん元気なんて出なかった)

ことり「あぁ~ん♪かすみちゃんかわいい~ん♪」ホクホク

かすみ「キサセテ……キサセテ……アハ……アハハハ」
 
25: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 22:23:16.92 ID:HDfB6sYW
かすみ「」

かすみ「……はっ!?私は一体……!?」

かすみ「─にょわー!?なんかすんごい格好させられてる~!!////」

ことり「いや~私が用意した衣装を全部着こなすなんて流石はかすみちゃんだねぇ」

かすみ「私は何も覚えてませんが、そんな事になっていたんですね……」

ことり「かわいいかすみちゃんがいっぱい見られてことり幸せ~♪」ペカーッ

かすみ「ことり先輩がどんどん元気になってる……これじゃ私じゃなくてことり先輩が元気を出す方法じゃないですか」

ことり「うん、そうだよ」

かすみ「ついに本性を現しましたね、いっそ清々しいです」
 
26: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 22:32:02.62 ID:HDfB6sYW
ことり「もちろん、1番はかすみちゃんが元気になるのが目的だよ」

かすみ「そうやって何度上げて落とされてきた事か……信用出来ませんね」

かすみ「ことり先輩のせいでかすみんの心は深く傷付いているんで、もはやそんな簡単には元気出ませんけどぉ……」

ことり「そっかぁ、なら奥の手を出すしかないかぁ」

かすみ「ま、まだなにかするつもりですか」アトズサリー

ことり「とっておきの元気が出る方法がまだあるんだ……」ゴソゴソ

ことり「─はい、これ」スッ

かすみ「これは、パフェ?」

ことり「そう、疲れには甘い物を食べるのが1番♪かすみちゃんの大好きな物を沢山入れてみたよ」

かすみ「アイスにフルーツにチョコにクリーム……」

かすみ(なにこれ超おいしそう……最後の最後にこんなの出して来るなんて……!!)ジュルリ

ことり「ね?おいしそうでしょ~?」ニヤニヤ

かすみ「こっ、心を読むの禁止ですぅ!!////」
 
27: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 22:41:24.05 ID:HDfB6sYW
かすみ「一応確認ですがこのパフェには笑いが止まらなくなる薬や痺れ薬は入っていませんね?」

ことり「本当は入れたい気持ちをぐっと堪えて代わりにことりの愛情をたっぷり込めたよ」

かすみ「なるほど、本当は入れるつもりだったんですね。逆に説得力があります」

かすみ「ごくり……で、では……いただきます」

ことり「かすみちゃんお疲れだから私が食べさせてあげる、はいあーん」スッ

かすみ「じ、自分で食べられますよぉ////」

ことり「身も心も許して将来を誓い合った仲じゃないの~今更恥ずかしがらなくても」

かすみ「勝手にねつ造しないでください!!」

ことり「早く食べないと口移ししちゃうよ」

かすみ「うわっ!?それだけは嫌です食べますぅ!!」パクッ

かすみ「─うっ……!?」ビクンッ
 
28: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 22:52:58.15 ID:HDfB6sYW
かすみ「─あ、甘ぁ~い♡おいしいぃ~~♡」パァァ

かすみ(甘ったるい味が疲れた体に染み渡る……これは……これは……!!)

かすみ「悔しいけど……悔しいですけどぉ……!!」

かすみ「元気出ましたーー!!」ペカーッ

ことり「あは♪やったぁ、大成功♪」

ことり「さ、どんどん食べてね」スッ

かすみ「はむっ、─あむあむ……はぁ、これはやめられませんね」

ことり「やだぁも~かすみちゃんてばほっぺにクリーム付けて、がっつきすぎ」ペロン

かすみ「今ならほっぺを舐められても許せる……それくらいこのパフェは最高です!!」

ことり「うふふ、よかった。かすみちゃんが元気になって」

かすみ「もう、最初からこのパフェを出せばよかったんですよ」

ことり「それじゃつまらないじゃない」

かすみ「まったく、ほんとにブレませんねあなたは」
 
29: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 23:03:05.90 ID:HDfB6sYW
その後

ことり「ふぅ……」

かすみ「ん?ことり先輩どうしたんですかぁ?」

ことり「ことり、なんだか疲れちゃって」

かすみ「そうですか、早く帰って寝てください」

ことり「冷たいなぁ、私はあれだけ元気付けてあげたのに。パフェのお礼はしてくれないの~?」

かすみ「うっ……!!他の事はともかくパフェの話を持ち出すとは……」

ことり「ねぇかすみちゃん、おやつ食べない?」

かすみ「おやつですか?私コッペパンしか持ってませんよ」

ことり「コッペパンよりもおいしそうなおやつがあるじゃな~い」ジーッ

かすみ「はぁ?」

ことり「いただきま~す」ガバッ

かすみ「ひゃあっ!?おやつってまさか私ぃ!?////」

ことり「そう、ことりのおやつにしちゃうぞ~♡」ムンギュー

かすみ「ちょ、離してください!!」

ことり「だ~め♪ことりが元気出るまで付き合ってね♡」ブッチューモミモミサワサワナデナデ

かすみ「ああああ~!!早く!!早く元気になってくださ~い!!////」ビクリンビクリン
 
30: (こんにゃく) 2022/07/15(金) 23:03:39.25 ID:HDfB6sYW
終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1657883352/

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