2: (あら) 2022/10/13(木) 19:54:26.22 ID:T29Y9vM/
パリーーーーーン
恋「あ、ああ…」バタバタ
恋「どうしましょう、どうしましょう…!」バタバタ
ゴソゴソ
恋「―――っ!!」
恋「…」
千砂都「何? 今の音…!」バタバタ
恋「あ…」
千砂都「ありゃー…割れちゃってる」
千砂都「Liella!のトロフィーは無事、だけど…」
千砂都「私のダンス大会のトロフィー…倒れちゃってる…」
恋「あ、ああ…」バタバタ
恋「どうしましょう、どうしましょう…!」バタバタ
ゴソゴソ
恋「―――っ!!」
恋「…」
千砂都「何? 今の音…!」バタバタ
恋「あ…」
千砂都「ありゃー…割れちゃってる」
千砂都「Liella!のトロフィーは無事、だけど…」
千砂都「私のダンス大会のトロフィー…倒れちゃってる…」
5: (あら) 2022/10/13(木) 20:00:03.37 ID:T29Y9vM/
恋「ごめんなさい! 私が…私がやったんです!」ペッコリン
千砂都「え!? 恋ちゃんが?」
恋「っ~~…」ブルブル
千砂都「…」
千砂都「…大丈夫? 怪我とかしてない?」
恋「えっ…?」
千砂都「ほら、そこガラスの破片が散ってて危ないよ?」
恋「は、はい…」ヒョイッ
恋「…」
恋「怒って…いますよね…?」
千砂都「え?」
千砂都「別に私が怒ることはないよ。トロフィーだって見た感じ傷がついたわけじゃないしね」
千砂都「そんなことより恋ちゃんが怪我してないかの方が大事だよ」
恋「千砂都さん…!」
千砂都「え!? 恋ちゃんが?」
恋「っ~~…」ブルブル
千砂都「…」
千砂都「…大丈夫? 怪我とかしてない?」
恋「えっ…?」
千砂都「ほら、そこガラスの破片が散ってて危ないよ?」
恋「は、はい…」ヒョイッ
恋「…」
恋「怒って…いますよね…?」
千砂都「え?」
千砂都「別に私が怒ることはないよ。トロフィーだって見た感じ傷がついたわけじゃないしね」
千砂都「そんなことより恋ちゃんが怪我してないかの方が大事だよ」
恋「千砂都さん…!」
8: (あら) 2022/10/13(木) 20:07:05.21 ID:T29Y9vM/
理事長「そうかな?」ヌッ
恋「ひっ!?」
千砂都「理事長先生!?」
理事長「ガラスが割れたような音がしたから来てみれば…これは一体どういうことなの?」
理事長「この教室の鍵を渡したのは葉月さんにだったわね」
理事長「だけど…ガラス棚を割れとは言ってないわよ?」
恋「うぅ…」
理事長「何があったか説明してもらいましょうか」ズズズ
恋「うぅ…あぁ…!」
千砂都「恋ちゃん…?」
恋「っ…」スゥ…
恋「実は…」
恋「ひっ!?」
千砂都「理事長先生!?」
理事長「ガラスが割れたような音がしたから来てみれば…これは一体どういうことなの?」
理事長「この教室の鍵を渡したのは葉月さんにだったわね」
理事長「だけど…ガラス棚を割れとは言ってないわよ?」
恋「うぅ…」
理事長「何があったか説明してもらいましょうか」ズズズ
恋「うぅ…あぁ…!」
千砂都「恋ちゃん…?」
恋「っ…」スゥ…
恋「実は…」
10: (あら) 2022/10/13(木) 20:12:03.67 ID:T29Y9vM/
恋「ここで野球をしていたからなんです!」パッパカパーン
恋「はい、しゃかもと!」グイッ
理事長「…」
千砂都「…」
理事長「…」
千砂都「…」
恋「…」グスン
理事長「葉月さん、貴女…」
理事長「意外と坂本のフォーム上手いわね…」
千砂都「そっち!?」
12: (あら) 2022/10/13(木) 20:18:26.44 ID:T29Y9vM/
理事長「冗談はさておき」ズイッ
恋「ひっ!」
理事長「葉月さんは生徒会長。だからこそ信頼を置いて鍵を預けたんです」
理事長「ここには結ヶ丘の2年間の栄誉が詰まっている」
理事長「スクールアイドル部が得た最高の栄誉とその軌跡…嵐さん個人のものや他の頑張っている生徒のものもある」
理事長「それが分かっていて野球をしていたと言うのですか?」
恋「っ…!!」フルフル
恋「~~っ…!」ブルブルブルブル
理事長「どうなの? 葉月さん」
理事長「第一貴女、一人で野球って…」
千砂都「先生…」
千砂都「私も共犯です」
恋「えっ!?」
恋「ひっ!」
理事長「葉月さんは生徒会長。だからこそ信頼を置いて鍵を預けたんです」
理事長「ここには結ヶ丘の2年間の栄誉が詰まっている」
理事長「スクールアイドル部が得た最高の栄誉とその軌跡…嵐さん個人のものや他の頑張っている生徒のものもある」
理事長「それが分かっていて野球をしていたと言うのですか?」
恋「っ…!!」フルフル
恋「~~っ…!」ブルブルブルブル
理事長「どうなの? 葉月さん」
理事長「第一貴女、一人で野球って…」
千砂都「先生…」
千砂都「私も共犯です」
恋「えっ!?」
15: (あら) 2022/10/13(木) 20:23:47.99 ID:T29Y9vM/
千砂都「はい! アリエル・マルティネス!」クイッ
理事長「上手いわ嵐さん!! 退団になるのは残念よね」パチパチ
恋「えぇ…?」
千砂都「…」
理事長「…」
理事長「冗談はさておき」
千砂都「はい…」
恋「ですよね…」
17: (あら) 2022/10/13(木) 20:30:12.36 ID:T29Y9vM/
理事長「嵐さんはダンス大会優勝、さらに全国制覇したスクールアイドル部の部長」
理事長「澁谷さんの留学の話と同様、既に大学やプロのダンスチームからも推薦の話が来ています」
恋「え…」
千砂都「…」
理事長「こんなところで内申点を下げたら貴女の人生を大きく左右するかもしれないのよ?」
理事長「それが分かっていて、葉月さんの味方をすると…野球をしていたと言うのね?」
恋「いえ! それはち」
千砂都「その通りです」
恋「!?」
千砂都「…」
理事長「…」
理事長「澁谷さんの留学の話と同様、既に大学やプロのダンスチームからも推薦の話が来ています」
恋「え…」
千砂都「…」
理事長「こんなところで内申点を下げたら貴女の人生を大きく左右するかもしれないのよ?」
理事長「それが分かっていて、葉月さんの味方をすると…野球をしていたと言うのね?」
恋「いえ! それはち」
千砂都「その通りです」
恋「!?」
千砂都「…」
理事長「…」
18: (あら) 2022/10/13(木) 20:35:20.48 ID:T29Y9vM/
理事長「はぁ…」
理事長「とりあえずガラスの破片の掃除。残ったガラスも外して捨てましょう」
理事長「それが終わったら反省文。週明けまでに私のところに提出して下さい」
千砂都「はい、分かりました」
恋「えっ? ええっ!?」
千砂都「恋ちゃん、私、新聞紙と手袋貰ってくるね?」
恋「は、はい!」
理事長「…」
恋「…掃除、全部やりますよ?」
理事長「こんなところで野球やるような子たちに任せられるわけないでしょう?」
理事長「しかも、どういうわけか知らないけど他の先生たちにも言えない要件のようだし?」
理事長「はー、面倒くさいわねぇ。よいしょっと」
恋「…! ありがとうございます!」
理事長「とりあえずガラスの破片の掃除。残ったガラスも外して捨てましょう」
理事長「それが終わったら反省文。週明けまでに私のところに提出して下さい」
千砂都「はい、分かりました」
恋「えっ? ええっ!?」
千砂都「恋ちゃん、私、新聞紙と手袋貰ってくるね?」
恋「は、はい!」
理事長「…」
恋「…掃除、全部やりますよ?」
理事長「こんなところで野球やるような子たちに任せられるわけないでしょう?」
理事長「しかも、どういうわけか知らないけど他の先生たちにも言えない要件のようだし?」
理事長「はー、面倒くさいわねぇ。よいしょっと」
恋「…! ありがとうございます!」
19: (あら) 2022/10/13(木) 20:41:29.07 ID:T29Y9vM/
…………
恋「あの…千砂都さん」
千砂都「なぁに? 恋ちゃん」
恋「今日は本当に申し訳ありませんでした!!」ペッコリン
千砂都「…」
恋「私…私…!」
千砂都「いいんだよ。恋ちゃんあの時ものすっごーく言いづらそうだったし」
千砂都「きっと何か理由があるんだよね?」
恋「ですが…! 私のせいで…!」
恋「千砂都さんの進路が…! 失われるかもしれないなんて…!」
恋「どうして私の味方をしてくれたんですか!?」
恋「こんなこと…私は望んでいません…!」
千砂都「ごめんね。恋ちゃん…」
千砂都「でも…」
恋「あの…千砂都さん」
千砂都「なぁに? 恋ちゃん」
恋「今日は本当に申し訳ありませんでした!!」ペッコリン
千砂都「…」
恋「私…私…!」
千砂都「いいんだよ。恋ちゃんあの時ものすっごーく言いづらそうだったし」
千砂都「きっと何か理由があるんだよね?」
恋「ですが…! 私のせいで…!」
恋「千砂都さんの進路が…! 失われるかもしれないなんて…!」
恋「どうして私の味方をしてくれたんですか!?」
恋「こんなこと…私は望んでいません…!」
千砂都「ごめんね。恋ちゃん…」
千砂都「でも…」
20: (あら) 2022/10/13(木) 20:46:39.34 ID:T29Y9vM/
千砂都「恋ちゃんは、私の親友だから」
恋「え…?」
千砂都「親友が困ってるなら放っとけないよ」
千砂都「そりゃあ進路が狭まるのは嫌だけど…親友の為なら惜しくない」
千砂都「親友が困っているなら往復何時間もかかるような海の果てまで走っていく」
千砂都「そんな人に私はなりたいんだ」
恋「千砂都、さん…!」
千砂都「だから恋ちゃんがそこまで気にしなくていい。そんな風に泣かなくていいんだよ」
千砂都「ね?」
恋「っ…ぁぁぁ…千砂都さんっ…! 千砂都さん……!」ギュウッ…
21: (あら) 2022/10/13(木) 20:51:21.25 ID:T29Y9vM/
恋「千砂都さん…」ギュッ…
千砂都「うん?」
恋「もう少しだけ…こうしていてもいいですか…?」
千砂都「もちろんだよ」
恋「それに…みなさんには内緒で…」
千砂都「言わないよ。みんなにバレたら『禁断の世界だ!』って言われちゃうよ」
恋「『禁断のセカイ』ですか!?」
恋「あれは…もっとこう…///」ポッ
千砂都「え、恋ちゃん今どんな世界想像してるの…」
恋「い、言えません///!」
恋「…///」カアアア
千砂都「ふふ、恋ちゃん可愛い♪」
恋「はうぅ…///」
千砂都「うん?」
恋「もう少しだけ…こうしていてもいいですか…?」
千砂都「もちろんだよ」
恋「それに…みなさんには内緒で…」
千砂都「言わないよ。みんなにバレたら『禁断の世界だ!』って言われちゃうよ」
恋「『禁断のセカイ』ですか!?」
恋「あれは…もっとこう…///」ポッ
千砂都「え、恋ちゃん今どんな世界想像してるの…」
恋「い、言えません///!」
恋「…///」カアアア
千砂都「ふふ、恋ちゃん可愛い♪」
恋「はうぅ…///」
22: (あら) 2022/10/13(木) 20:56:14.69 ID:T29Y9vM/
恋「はぁ…」
恋「ふぅ。有難うございました」
千砂都「もういいの?」
恋「大丈夫です」
恋「それで…」
千砂都「?」
恋「私も、千砂都さんのことを親友だと思っています」
千砂都「うん…。ありがと♪」
恋「親友に隠し事は出来ません。少し重い話になりますが…聞いてもらえますか?」
千砂都「えっ…!?」ゴクリ
恋「あのガラス棚を割ってしまったのは野球をしていたからではないのです…」
千砂都「うん…そりゃあそうだろうね?」
恋「あれは…!」
恋「ふぅ。有難うございました」
千砂都「もういいの?」
恋「大丈夫です」
恋「それで…」
千砂都「?」
恋「私も、千砂都さんのことを親友だと思っています」
千砂都「うん…。ありがと♪」
恋「親友に隠し事は出来ません。少し重い話になりますが…聞いてもらえますか?」
千砂都「えっ…!?」ゴクリ
恋「あのガラス棚を割ってしまったのは野球をしていたからではないのです…」
千砂都「うん…そりゃあそうだろうね?」
恋「あれは…!」
23: (あら) 2022/10/13(木) 21:02:13.50 ID:T29Y9vM/
恋「ウィーン・マルガレーテさんが割ったんです…」
千砂都「ええっ!?」
千砂都「…」
千砂都「マルガレーテちゃんと野球してたの?」
恋「違います」
恋「あれは…」モワモワモワーン
…
ウィーン「…ここが、私がこれから通う学校」ボソッ
恋「あれは…?」
恋「もしかして…ウィーン・マルガレーテさん?」スススー
ウィーン「!?」ビクッ
ウィーン「貴女…!」
ウィーン「どこかでお会いしたかしら?」
恋「Liella!の葉月恋です…」
千砂都「ええっ!?」
千砂都「…」
千砂都「マルガレーテちゃんと野球してたの?」
恋「違います」
恋「あれは…」モワモワモワーン
…
ウィーン「…ここが、私がこれから通う学校」ボソッ
恋「あれは…?」
恋「もしかして…ウィーン・マルガレーテさん?」スススー
ウィーン「!?」ビクッ
ウィーン「貴女…!」
ウィーン「どこかでお会いしたかしら?」
恋「Liella!の葉月恋です…」
25: (あら) 2022/10/13(木) 21:07:21.08 ID:T29Y9vM/
ウィーン「葉月恋…葉月恋…?」
ウィーン「葉月恋…」スマスマ
ウィーン「葉月恋! Liella!の!」ポン
恋「だからそう言っているではないですか…」
ウィーン「それで? Liella!の葉月恋が私に何の用?」
恋「マルガレーテさんが結女の方をずっと見ていたので気になって…」
ウィーン「そう…」
恋「結女に興味があるのですか?」
ウィーン「…」
ウィーン「多少はね…」
恋「本当ですか!?」ズイッ
ウィーン「!?」
ウィーン「葉月恋…」スマスマ
ウィーン「葉月恋! Liella!の!」ポン
恋「だからそう言っているではないですか…」
ウィーン「それで? Liella!の葉月恋が私に何の用?」
恋「マルガレーテさんが結女の方をずっと見ていたので気になって…」
ウィーン「そう…」
恋「結女に興味があるのですか?」
ウィーン「…」
ウィーン「多少はね…」
恋「本当ですか!?」ズイッ
ウィーン「!?」
26: (あら) 2022/10/13(木) 21:12:29.26 ID:T29Y9vM/
恋「それはとても嬉しいです~。私、この学校の生徒会長でもあるんです」
恋「ぜひぜひ中を見ていってください~」キュッ
ウィーン「ちょ、ちょっと!」ズイズイ
…
恋「ここが音楽科のレッスン室…下校時間目前でもう誰もいませんが」
恋「ここが生徒会室…」
恋「あの階段の先に私たちスクールアイドル部の部室と、練習場所の屋上があるんですよ」
ウィーン「あの先に…」
恋「今は千砂都さんが書類を作っていると思うので入れることは出来ませんが」
ウィーン「へぇ…。嵐千砂都…彼女が」
ウィーン「そう…」
恋「…」
恋「他にはこんな教室もあるんですよ」
恋「ぜひぜひ中を見ていってください~」キュッ
ウィーン「ちょ、ちょっと!」ズイズイ
…
恋「ここが音楽科のレッスン室…下校時間目前でもう誰もいませんが」
恋「ここが生徒会室…」
恋「あの階段の先に私たちスクールアイドル部の部室と、練習場所の屋上があるんですよ」
ウィーン「あの先に…」
恋「今は千砂都さんが書類を作っていると思うので入れることは出来ませんが」
ウィーン「へぇ…。嵐千砂都…彼女が」
ウィーン「そう…」
恋「…」
恋「他にはこんな教室もあるんですよ」
27: (あら) 2022/10/13(木) 21:17:24.40 ID:T29Y9vM/
ウィーン「これは…?」
恋「結ヶ丘女子高校の生徒がこれまでに手にした栄誉を保管する場所です」
ウィーン「少ないわね…」
恋「それは…新設校ですから仕方ありません」
ウィーン「けど…」
ウィーン(ラブライブ優勝、Liella!…)
恋「これが私たちの誇り。これを得るために、私たちは日々頑張っているのです」
ウィーン「…」
ウィーン「私は…こんな学校に入学すると言うの…?」プルプル
恋「えっ…!?」
ウィーン「こんな…こんな…歴史も実績もない学校に…!」
パリーンッ…!!
ウィーン「これは私が取るはずだったトロフィーよ…! これを手にして…帰るハズだったのに…!!」
恋「結ヶ丘女子高校の生徒がこれまでに手にした栄誉を保管する場所です」
ウィーン「少ないわね…」
恋「それは…新設校ですから仕方ありません」
ウィーン「けど…」
ウィーン(ラブライブ優勝、Liella!…)
恋「これが私たちの誇り。これを得るために、私たちは日々頑張っているのです」
ウィーン「…」
ウィーン「私は…こんな学校に入学すると言うの…?」プルプル
恋「えっ…!?」
ウィーン「こんな…こんな…歴史も実績もない学校に…!」
パリーンッ…!!
ウィーン「これは私が取るはずだったトロフィーよ…! これを手にして…帰るハズだったのに…!!」
29: (あら) 2022/10/13(木) 21:24:36.31 ID:T29Y9vM/
ウィーン「…」ハッ
恋「マルガレーテ、さん…?」
ウィーン「私…今…! このガラスを…!? なんてことを…」
バタバタ
恋「…逃げて下さい!」
ウィーン「!?」
恋「窓から逃げられます…! ここは私に任せて大丈夫ですから」
ウィーン「えっ…!? そういうわけにはいかないわ!」
恋「いいですから!」
恋「この学校に…入学するのではないのですか?」
ウィーン「…!!!」
ウィーン「っ…」ダッ
千砂都「何? 今の音…」バタバタ
恋「マルガレーテ、さん…?」
ウィーン「私…今…! このガラスを…!? なんてことを…」
バタバタ
恋「…逃げて下さい!」
ウィーン「!?」
恋「窓から逃げられます…! ここは私に任せて大丈夫ですから」
ウィーン「えっ…!? そういうわけにはいかないわ!」
恋「いいですから!」
恋「この学校に…入学するのではないのですか?」
ウィーン「…!!!」
ウィーン「っ…」ダッ
千砂都「何? 今の音…」バタバタ
31: (あら) 2022/10/13(木) 21:30:01.49 ID:T29Y9vM/
恋「そして千砂都さんが来たんです」
千砂都「じゃあ…」
千砂都「恋ちゃんは、この学校に入学するかもしれないマルガレーテちゃんを庇う為に…」
恋「はい…」
千砂都「そっかぁ…」
千砂都「マルガレーテちゃんがこの学校に入学するかもって話が一番ビックリなんだけど…」
恋「それは私もです…。生徒会長とはいえ、受験者の名前は知りませんから」
千砂都「うーん、オーストリアで何かあってるのかな? 例の感染症で帰国出来ないとか?」
千砂都「それとも、プライドの問題でかのんちゃんにおんぶに抱っこで帰れないってこと?」
恋「それは分かりません…」
千砂都「そして…」
千砂都「なんで恋ちゃん野球してたとかすぐ分かる嘘ついたの…」
恋「私にも分かりません…」シクシク
千砂都「じゃあ…」
千砂都「恋ちゃんは、この学校に入学するかもしれないマルガレーテちゃんを庇う為に…」
恋「はい…」
千砂都「そっかぁ…」
千砂都「マルガレーテちゃんがこの学校に入学するかもって話が一番ビックリなんだけど…」
恋「それは私もです…。生徒会長とはいえ、受験者の名前は知りませんから」
千砂都「うーん、オーストリアで何かあってるのかな? 例の感染症で帰国出来ないとか?」
千砂都「それとも、プライドの問題でかのんちゃんにおんぶに抱っこで帰れないってこと?」
恋「それは分かりません…」
千砂都「そして…」
千砂都「なんで恋ちゃん野球してたとかすぐ分かる嘘ついたの…」
恋「私にも分かりません…」シクシク
32: (あら) 2022/10/13(木) 21:35:39.54 ID:T29Y9vM/
千砂都「トロフィー見せたのも良くなかったね…」
恋「はい…」
恋「彼女なりに、とても悔しい思いをしたことは間違いないのに…」
恋「私…結ヶ丘の良いところを見せたいと興奮していました…!」
恋「なんて無神経なことをしてしまったんでしょう…!」
千砂都「…」
千砂都「うん。分かった」
千砂都「話してくれてありがとう、恋ちゃん」
恋「いえ…この件に巻き込んでしまったのは私なので」
千砂都「いいんだって、親友なんだからね!」ニッ
恋「はい! 千砂都さんと私は親友です!」ニコッ
恋「はい…」
恋「彼女なりに、とても悔しい思いをしたことは間違いないのに…」
恋「私…結ヶ丘の良いところを見せたいと興奮していました…!」
恋「なんて無神経なことをしてしまったんでしょう…!」
千砂都「…」
千砂都「うん。分かった」
千砂都「話してくれてありがとう、恋ちゃん」
恋「いえ…この件に巻き込んでしまったのは私なので」
千砂都「いいんだって、親友なんだからね!」ニッ
恋「はい! 千砂都さんと私は親友です!」ニコッ
34: (あら) 2022/10/13(木) 21:41:19.17 ID:T29Y9vM/
恋「それで…これからどうしましょうか。先生にどこまで話したものか」
千砂都「それなんだけどさ。…まずは彼女と話してみようよ」
恋「えっ…」
…
千砂都「はい、まずは少し小高い場所に移動します」シュタタッ
恋「見晴らしの良い場所ですねー」
千砂都「たこ焼きをセットします」ホカホカ
恋「美味しそうな匂いがします…」
千砂都「隠れます」コッソリ
恋「そろーりそろーり…」
千砂都「…」スゥ
千砂都「かのんちゃんの歌は世界一だなー! 世界に響く歌だなー!」
ウィーン「はぁ!? あの子の歌が世界一? 私の方が上よ!」シュババッ
千砂都「それなんだけどさ。…まずは彼女と話してみようよ」
恋「えっ…」
…
千砂都「はい、まずは少し小高い場所に移動します」シュタタッ
恋「見晴らしの良い場所ですねー」
千砂都「たこ焼きをセットします」ホカホカ
恋「美味しそうな匂いがします…」
千砂都「隠れます」コッソリ
恋「そろーりそろーり…」
千砂都「…」スゥ
千砂都「かのんちゃんの歌は世界一だなー! 世界に響く歌だなー!」
ウィーン「はぁ!? あの子の歌が世界一? 私の方が上よ!」シュババッ
35: (あら) 2022/10/13(木) 21:47:28.16 ID:T29Y9vM/
ウィーン「気に入らないワードが聞こえたから来てみたけど誰もいない…」
ウィーン「はっ!? こんなところに美味しそうなタコ焼きが…!?」パアアアア
ウィーン「…」キョロキョロ
ウィーン「わー、美味しそー☆ 捨てられるのもなんだし食べてあげるわ」アーン
千砂都「はい捕まえた」ギュッ
ウィーン「嵐千砂都!?」ガーン
恋「味方になるとポンコツになる現象というやつですか…。心に刺さりますね」グサリ
ウィーン「味方になってないしポンコツにもなってないわよ!?」
恋「…」
ウィーン「哀れみの目で見ないで!?」
千砂都「『マル』ガレーテちゃん、人の学校のガラス割っといて逃げたりしないよね?」ズイッ
ウィーン「っ!?」
千砂都「おはなし、しよっか?」
ウィーン「はっ!? こんなところに美味しそうなタコ焼きが…!?」パアアアア
ウィーン「…」キョロキョロ
ウィーン「わー、美味しそー☆ 捨てられるのもなんだし食べてあげるわ」アーン
千砂都「はい捕まえた」ギュッ
ウィーン「嵐千砂都!?」ガーン
恋「味方になるとポンコツになる現象というやつですか…。心に刺さりますね」グサリ
ウィーン「味方になってないしポンコツにもなってないわよ!?」
恋「…」
ウィーン「哀れみの目で見ないで!?」
千砂都「『マル』ガレーテちゃん、人の学校のガラス割っといて逃げたりしないよね?」ズイッ
ウィーン「っ!?」
千砂都「おはなし、しよっか?」
37: (あら) 2022/10/13(木) 21:52:41.30 ID:T29Y9vM/
ウィーン「その件についてはとても反省しているわ…」
ウィーン「衝動的にやったことよ…。ごめんなさい…」
ウィーン「…これでいいのかしら? もう行ってもいい?」
千砂都「いいわけないでしょ? 学校の先生にちゃんと謝らないと」
ウィーン「…」
恋「ちょ、千砂都さん…。私が良いと言って逃げて頂いたんですから…」
千砂都「それに…」
ウィーン「ちょ!? 何…?」
千砂都「うん、手は大丈夫みたいだね!」
ウィーン「え…?」
千砂都「ガラスを割ったんだから怪我してないかなって、心配だったんだ」
ウィーン「嵐千砂都…」ポッ
ウィーン「衝動的にやったことよ…。ごめんなさい…」
ウィーン「…これでいいのかしら? もう行ってもいい?」
千砂都「いいわけないでしょ? 学校の先生にちゃんと謝らないと」
ウィーン「…」
恋「ちょ、千砂都さん…。私が良いと言って逃げて頂いたんですから…」
千砂都「それに…」
ウィーン「ちょ!? 何…?」
千砂都「うん、手は大丈夫みたいだね!」
ウィーン「え…?」
千砂都「ガラスを割ったんだから怪我してないかなって、心配だったんだ」
ウィーン「嵐千砂都…」ポッ
38: (あら) 2022/10/13(木) 21:58:20.43 ID:T29Y9vM/
ウィーン「明日…」
千砂都「?」
ウィーン「明日なら空いているわ…明日、謝罪しに行く」
恋「マルガレーテさん…」
千砂都「うん。そうしようよ」
千砂都「私たちも一緒に謝るからさ」
恋「はい! 生徒会長として先輩として!」
恋「謝るのは得意です!」
ウィーン「嵐千砂都…葉月恋…!」
恋「生徒会長自ら謝罪するのです! 貴女の入学に関して問題になるようなことにはさせません!」
千砂都「そんな権限あるの?」
恋「ありませんけど…千砂都さん~! ここはマルガレーテさんを安心させる為に~」
千砂都「あはは、ゴメンゴメン~」
ウィーン「…不思議な人たちね」
千砂都「?」
ウィーン「明日なら空いているわ…明日、謝罪しに行く」
恋「マルガレーテさん…」
千砂都「うん。そうしようよ」
千砂都「私たちも一緒に謝るからさ」
恋「はい! 生徒会長として先輩として!」
恋「謝るのは得意です!」
ウィーン「嵐千砂都…葉月恋…!」
恋「生徒会長自ら謝罪するのです! 貴女の入学に関して問題になるようなことにはさせません!」
千砂都「そんな権限あるの?」
恋「ありませんけど…千砂都さん~! ここはマルガレーテさんを安心させる為に~」
千砂都「あはは、ゴメンゴメン~」
ウィーン「…不思議な人たちね」
39: (あら) 2022/10/13(木) 22:03:25.77 ID:T29Y9vM/
恋・千砂都・ウィーン「本当に、申し訳ありませんでした!」
理事長「…」
恋「…」
理事長「え? このガラス棚は貴女たちが野球して壊したんでしょう?」
千砂都「え」
恋「ですからそれは…」
理事長「そういうことにしておくから。…まぁ、実はそういうことにすらなってないんだけどね」
理事長「とにかくそういうことだから、ウィーン・マルガレーテさん」
ウィーン「はい…」
理事長「貴女はこの件に何も関与していない。それでいいわよ」
ウィーン「え…」
理事長「よく謝りに来てくれたわね。手とか怪我はしてない?」ニコッ…
ウィーン「っ…!!」
恋「理事長…!」ウルウル
理事長「…」
恋「…」
理事長「え? このガラス棚は貴女たちが野球して壊したんでしょう?」
千砂都「え」
恋「ですからそれは…」
理事長「そういうことにしておくから。…まぁ、実はそういうことにすらなってないんだけどね」
理事長「とにかくそういうことだから、ウィーン・マルガレーテさん」
ウィーン「はい…」
理事長「貴女はこの件に何も関与していない。それでいいわよ」
ウィーン「え…」
理事長「よく謝りに来てくれたわね。手とか怪我はしてない?」ニコッ…
ウィーン「っ…!!」
恋「理事長…!」ウルウル
40: (あら) 2022/10/13(木) 22:08:05.74 ID:T29Y9vM/
ウィーン「この学校は良い学校ね…」
ウィーン「活気があり、才能を持った生徒が集い…」
千砂都「…」
ウィーン「個性を理解した良い教師陣がいて…」
理事長「…」
ウィーン「風情のある校舎…それでして何でも揃う立地…」
恋「…」
ウィーン「ずっと極東の大したことのない学校だと思っていた」
ウィーン「けど…評価を改めるわ」
ウィーン「また、会いましょう…嵐千砂都」
ウィーン「と…そう、葉月恋」スマスマ
千砂都「マルガレーテちゃん…!」
恋「はい! もちろんです!」
ウィーン「活気があり、才能を持った生徒が集い…」
千砂都「…」
ウィーン「個性を理解した良い教師陣がいて…」
理事長「…」
ウィーン「風情のある校舎…それでして何でも揃う立地…」
恋「…」
ウィーン「ずっと極東の大したことのない学校だと思っていた」
ウィーン「けど…評価を改めるわ」
ウィーン「また、会いましょう…嵐千砂都」
ウィーン「と…そう、葉月恋」スマスマ
千砂都「マルガレーテちゃん…!」
恋「はい! もちろんです!」
41: (あら) 2022/10/13(木) 22:13:08.17 ID:T29Y9vM/
理事長「…と、良い話で終わりたいとこなんだけど貴女たちは残りなさいね」
千砂都「え」
恋「へ?」
理事長「事情は分かったし、あの子がラブライブや帰国の件で色々あったことも聞いてるわ」
理事長「今日の謝罪で彼女のことは不問にしましょう。けど…」
理事長「貴女たちは別よ?」
恋「っ…!!」
理事長「貴女たちは野球をしてガラス棚を割った…ことになってるのよ?」
理事長「生徒会長として鍵を預かる身でありながら。学校の期待を一身に預かるスクールアイドル部の部長でありながら」
理事長「しかも嘘までついてたんだから許されることではないわよね?」
千砂都「う…」
理事長「葉月さんは…まぁ成績もいいし自分の実力で大学に行けるでしょう」
理事長「けど嵐さん、分かってるわね?」
恋「!!」
千砂都「え」
恋「へ?」
理事長「事情は分かったし、あの子がラブライブや帰国の件で色々あったことも聞いてるわ」
理事長「今日の謝罪で彼女のことは不問にしましょう。けど…」
理事長「貴女たちは別よ?」
恋「っ…!!」
理事長「貴女たちは野球をしてガラス棚を割った…ことになってるのよ?」
理事長「生徒会長として鍵を預かる身でありながら。学校の期待を一身に預かるスクールアイドル部の部長でありながら」
理事長「しかも嘘までついてたんだから許されることではないわよね?」
千砂都「う…」
理事長「葉月さんは…まぁ成績もいいし自分の実力で大学に行けるでしょう」
理事長「けど嵐さん、分かってるわね?」
恋「!!」
42: (あら) 2022/10/13(木) 22:18:35.25 ID:T29Y9vM/
千砂都「はい…わかっ」
恋「待ってくださいっ!!」
理事長「…」
千砂都「恋ちゃん!?」
恋「千砂都さんは私の為に嘘をついてくれたのです! 私のことが心配だから…親友だから!」
恋「全て私のせいなのです! 何が野球ですか! 意味が分かりません!」
理事長「いや何逆ギレしてるの貴女…」
恋「すみません!」
恋「けど…」
恋「どうか千砂都さんだけは許して下さいっ…」ペコリ…
千砂都「恋、ちゃん…私は」
理事長「あー、もういいっていいって分かってるから」
恋・千砂都「え?」
恋「待ってくださいっ!!」
理事長「…」
千砂都「恋ちゃん!?」
恋「千砂都さんは私の為に嘘をついてくれたのです! 私のことが心配だから…親友だから!」
恋「全て私のせいなのです! 何が野球ですか! 意味が分かりません!」
理事長「いや何逆ギレしてるの貴女…」
恋「すみません!」
恋「けど…」
恋「どうか千砂都さんだけは許して下さいっ…」ペコリ…
千砂都「恋、ちゃん…私は」
理事長「あー、もういいっていいって分かってるから」
恋・千砂都「え?」
43: (あら) 2022/10/13(木) 22:23:09.32 ID:T29Y9vM/
理事長「あー、背中がかゆいったらかゆい。若いって良いわねぇ…」
千砂都「理事長先生? なんだかキャラが…」
恋「そういえばこういう方なのでした…」
理事長「…大人の話。絶対内緒よ?」
理事長「ガラス棚は私が割ったことになってるの。残業疲れでムシャクシャしてね」
理事長「この件は他の教師陣には誰にも言ってない。新しい棚は私の自腹で買うわ」
千砂都「えっ…!?」
恋「はぁっ…!?」
理事長「昨日も言った通り、嵐さんや葉月さんの進路にはみんな期待してる。この新設校の希望と言っていい」
理事長「だから内申点をこんなしょーもないことで下げたら却って私の面子にも傷がつくってのよ」
理事長「…分かるわね?」
千砂都「理事長、先生…!」
千砂都「理事長先生? なんだかキャラが…」
恋「そういえばこういう方なのでした…」
理事長「…大人の話。絶対内緒よ?」
理事長「ガラス棚は私が割ったことになってるの。残業疲れでムシャクシャしてね」
理事長「この件は他の教師陣には誰にも言ってない。新しい棚は私の自腹で買うわ」
千砂都「えっ…!?」
恋「はぁっ…!?」
理事長「昨日も言った通り、嵐さんや葉月さんの進路にはみんな期待してる。この新設校の希望と言っていい」
理事長「だから内申点をこんなしょーもないことで下げたら却って私の面子にも傷がつくってのよ」
理事長「…分かるわね?」
千砂都「理事長、先生…!」
44: (あら) 2022/10/13(木) 22:28:31.45 ID:T29Y9vM/
理事長「葉月さん」
恋「は、はい!」
理事長「貴女のことは小さい頃から知ってるけど…立派になったわね」
恋「っっ…!!」
理事長「そして…良い親友を持ったわ」
千砂都「っっ…!!」
理事長「貴女たちは、こんな面子を気にして嘘ばっかりつく大人になったらダメよ?」
恋「~~~~っ」
千砂都「~~~~っ!」ギュッ
理事長「あらあら」
千砂都「理事長先生…! 私…」
恋「この学校に来て…」
恋「良かったですっ…!!!」
恋「は、はい!」
理事長「貴女のことは小さい頃から知ってるけど…立派になったわね」
恋「っっ…!!」
理事長「そして…良い親友を持ったわ」
千砂都「っっ…!!」
理事長「貴女たちは、こんな面子を気にして嘘ばっかりつく大人になったらダメよ?」
恋「~~~~っ」
千砂都「~~~~っ!」ギュッ
理事長「あらあら」
千砂都「理事長先生…! 私…」
恋「この学校に来て…」
恋「良かったですっ…!!!」
45: (あら) 2022/10/13(木) 22:34:37.01 ID:T29Y9vM/
千砂都「みんなー! 新しいまるまるな練習メニューが出来たよー!」
夏美「(白目)」
きな子「(白目)」
四季「いや、これ結構良くない…? キツいけど」
メイ「キツい…けど、すっごい上達しそうな感じだな」
千砂都「でしょー? 恋ちゃんと相談して作ったんだ」
すみれ「なーんか千砂都、最近テンション高いわよね。かのんの留学目前だし無理してるのかしら…」
可可「きっとそれだけではないデスよ。レンレンも同じ感じデス」
千砂都(かのんちゃん。私ね、新しい目標が出来たんだ)
千砂都(それはこの学校をもっともーーと、盛り上げること! 何? それじゃあ変わってないじゃんって?)
千砂都(もっともーっと、もーーーーーっとだよ! 日本一の学校じゃない、世界一の学校にするんだ!)
千砂都(だから…心配しないで留学して?)
千砂都(ここを卒業するまで全力で頑張る! マルガレーテちゃんの面倒みるって理事長先生と約束したしね!)
夏美「(白目)」
きな子「(白目)」
四季「いや、これ結構良くない…? キツいけど」
メイ「キツい…けど、すっごい上達しそうな感じだな」
千砂都「でしょー? 恋ちゃんと相談して作ったんだ」
すみれ「なーんか千砂都、最近テンション高いわよね。かのんの留学目前だし無理してるのかしら…」
可可「きっとそれだけではないデスよ。レンレンも同じ感じデス」
千砂都(かのんちゃん。私ね、新しい目標が出来たんだ)
千砂都(それはこの学校をもっともーーと、盛り上げること! 何? それじゃあ変わってないじゃんって?)
千砂都(もっともーっと、もーーーーーっとだよ! 日本一の学校じゃない、世界一の学校にするんだ!)
千砂都(だから…心配しないで留学して?)
千砂都(ここを卒業するまで全力で頑張る! マルガレーテちゃんの面倒みるって理事長先生と約束したしね!)
47: (あら) 2022/10/13(木) 22:40:16.49 ID:T29Y9vM/
恋(私も、新しい目標が出来ました)
恋(お母さまが設立した学校を盛り上げること)
恋(そしてゆくゆくは…私がこの学校の理事になりたいと思っています)
恋(時々キャラが変わりますが…私たちを大事に見守ってくれるあの方のように立派な人になりたいです)
恋「このトロフィーは私たちみんなで掴んだ栄誉」
恋「大好きな仲間…親友たちとの思い出を…ずっと守っていきたいです」
恋「そして、未来へと紡ぎ結んでいきます!!」
完
恋(お母さまが設立した学校を盛り上げること)
恋(そしてゆくゆくは…私がこの学校の理事になりたいと思っています)
恋(時々キャラが変わりますが…私たちを大事に見守ってくれるあの方のように立派な人になりたいです)
恋「このトロフィーは私たちみんなで掴んだ栄誉」
恋「大好きな仲間…親友たちとの思い出を…ずっと守っていきたいです」
恋「そして、未来へと紡ぎ結んでいきます!!」
完
50: (あら) 2022/10/13(木) 22:47:29.31 ID:T29Y9vM/
ex.
理事長「…」
理事長「教育者としては失格ね…」
理事長「なーにが『大人の話』よ。中途半端な嘘をついて」
理事長「…」
理事長「嵐さんはこれで、部を抜けたり退学したりなんかはもうしないかしら…?」
理事長「澁谷さんともう一つ、この学校との確固とした繋がりを増やして欲しかった」
理事長「葉月さんがそれになってくれた…。この一件は渡りに船。葉月さんの天然ぶりに感謝ね」
理事長「あの子たちの進路はこの学校の今後にとっての希望なんだもの…」
理事長「去年だって、信じて送り出した音楽科のエースがマル顔で退学届持ってきたときは泣いたってのよ」
理事長「…」
理事長「花…」
理事長「私…立派に理事長やれてるのかしら…?」
完
理事長「…」
理事長「教育者としては失格ね…」
理事長「なーにが『大人の話』よ。中途半端な嘘をついて」
理事長「…」
理事長「嵐さんはこれで、部を抜けたり退学したりなんかはもうしないかしら…?」
理事長「澁谷さんともう一つ、この学校との確固とした繋がりを増やして欲しかった」
理事長「葉月さんがそれになってくれた…。この一件は渡りに船。葉月さんの天然ぶりに感謝ね」
理事長「あの子たちの進路はこの学校の今後にとっての希望なんだもの…」
理事長「去年だって、信じて送り出した音楽科のエースがマル顔で退学届持ってきたときは泣いたってのよ」
理事長「…」
理事長「花…」
理事長「私…立派に理事長やれてるのかしら…?」
完
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1665658323/