【SS】璃奈「流れ星に3回お願い事を言ったら願いが叶うらしい 」【ラブライブ！虹ヶ咲】

超短め即興です

 

 

 

璃奈「今日の流星群は東京でも見れる…って書いてあるけど…」

璃奈「うぅ…流石に寒すぎる…」

☆彡

璃奈「！」

一瞬すぎる…この一瞬で3回…？？

璃奈「無理すぎるかも…」
　

でも今日は1時間に40個くらい流れるらしいからチャンスはたくさん。

☆彡

璃奈「！あぃs…」

璃奈「早い！」

まだ何十回もあるから…

☆彡
☆彡

璃奈「あいさ…」

☆彡彡彡

璃奈「あいさん」

璃奈「もう…」

普通に無理な気がする。いわゆる無理ゲーっていうものかも。
　

そもそも一瞬すぎる。いじわる。

地平線と地平線が繋がるくらいの流れ星じゃないと言えない気がする。

璃奈「わざわざ寒いのに外出てるのに何も持って帰らないのは」

☆彡
☆彡
☆彡
☆彡

璃奈「…………」

璃奈「…ダメ、だから」

流れ星さんずるい。絶対言うからね。
　

☆彡彡彡彡彡彡彡

璃奈「！愛さんといっ…」

璃奈「ちゃんと長い流れ星もくる」

言える気がしてきた。

璃奈「がんばろう」

☆彡彡彡

璃奈「あいさ」

璃奈「むぅ…」

☆彡

璃奈「あい」

むむむむ。

もうちょっとお空に描いてくれてもいいのに…
　

☆彡彡

璃奈「あい…」

うーん…

璃奈「首、疲れる」

ちょっと休憩。

この公園、誰もいないし大の字になって寝ながら観ようかな。

璃奈「うわぁ…」

璃奈「流れ星、なくても綺麗…」
　

星座には疎いからわからないけど、つぶらな瞳のようなお星様たち、見てるだけで引き込まれる。

青い星はしずくちゃん星、赤い星はせつ菜さん星、白い星は私の星。

お星様にお友達の名前つけるの、ちょっと楽しい。

璃奈「あ、あの星は…」

あのオレンジの星、あの人の瞳みたい。

ずっと見守られてるみたいで、なんだか暖かい。

もちろんみんなを見ている間に、たくさんの流れ星が流れていく。

それもずっとずっときれい。
　

璃奈「あ、まずいまずい」

夢の世界に連れてかれそうになっちゃった。体を起こさなきゃね。

☆彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡

！

璃奈「愛さんとずっと一緒にいたい、あぃ…」

璃奈「…この長さで一回…………」

でも一回言えた。すごい進歩。

流れ星さんも優しくしてくれたのかな。

璃奈「ありがとう、でももう少しだけ長くして欲しい」

私も頑張るから、流れ星さんも頑張って。
　

☆彡

璃奈「！あ」

はあ…。

璃奈「絶対私で遊んでる」

ちょっと怒ったかも。めげないからね。

璃奈「でも流石に寒い…」

サンタさんも凍えそうな寒さ。マフラー持ってくればよかった。

流石にもう少ししたら帰ろうかな。

璃奈「どうせ自己満足だし…」

結局願掛けと一緒。神社にお参りしても自分がその後に行動しなきゃだめだし。

璃奈「ラスト一個にし…！！」

そう言いかけた時、突然現れた。
　

☆彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡

璃奈「愛さんとずっと一緒にいたい愛さんとずっと一緒にいたい愛さんとずっと一緒にいたい！」

璃奈「…！！言えた！」

夢をのせた奇跡は地平線の向こう側へと駆けていった。

すごい。本当にやってきた。

あの流れ星を見れたこと、お願いが言えたこと、寒いことなんて忘れてしまうくらいの感情が私をぐちゃぐちゃにする。

璃奈「すぅーー…ふぅー…」

冷たい空気を吸って心を落ち着かせる。
　

改めて本当にすごい数秒だった。

でも、多分願いが叶う確率は低いと思う。

璃奈「まあ、そんなことは、あんまり関係ない」

璃奈「帰ろう」

言えただけでも嬉しいし、綺麗なものもたくさん見れた。

流れ星さんにはありがとう、って言わないとね。









「あれ？りなりー！！」

「さっきすごい流れ星がきたね！何かお願いした？」

「うん、したよ」

「しかもたった今、叶った」

本当にありがとう。いつまでもお空で私たちを繋けていって欲しいな。

おしまい
　

今日なんかの流星群らしいんで書いてみました
最後まで読んでくれてありがとうございました、流星群見に行くならめちゃくちゃ厚い格好してね