【SS】かのん「三重県にやってきたよ！ お腹すいたし何か食べようか」メイ「おっほ～↑↑↑↑↑↑」【ラブライブ！スーパースター!!】

　
………🚃ﾉcﾉﾉσﾉᴗ σb・c*„ჾ˰ჾ*ໃ

かのん・メイ「とばーがーが好きだああああああああああ！」DIVE!


メイ「伊勢神宮と天岩戸、良かったな…心が洗われるようだ」ｷﾗｷﾗｷﾗ

メイ「なぁかのん先輩、次はどこ行くんだ？」ｷｮﾛｷｮﾛ

メイ「赤福・『一升びん』の松坂牛・『あじへい』のラーメンも食べたいなぁ…」ﾜｸﾜｸ

メイ「おっ！ 地元のスーパー発見！『マルヤス』だって…千砂都先輩が見たら喜びそうだな！」ｳｷｳｷ

かのん「浮かれてるねぇメイちゃん、この旅の目的分かってる？」ﾊｧｰ

メイ「え…？ ただの観光じゃないのか？」


かのん「風俗島だよ」

メイ「！？」

メイ「風俗島…！？」
　
　

　
………🚢ﾉcﾉﾉσﾉᴗ σb・c*„ჾ˰ჾ*ໃ


メイ（連絡船に乗りその地へと向かう――――

――かつて『風俗島』『売春島』と呼ばれた夢の国…船乗り (*＞ᴗ・*)たちを誘う肉欲の楽園があった

――把針兼と呼ばれた水上遊女が集まり『女護ヵ島』とも呼ばれていたその島の名前は………）ｽﾏｽﾏ


かのん「三重県って日本の中心に位置しているでしょ？ だから交通の要所だったんだよ」

かのん「西へ東への『道』が交わる場所。まさしくChance Day,Chance Way!だったわけだね」ﾌﾌﾝ

メイ「別に何も上手いこと言ってないぞ？」

かのん「多くの道が交わるから様々な文化が集まる場所でもあった」

かのん「今はもうないけど『元祖国際秘宝館』も三重にあったんだよね…」

メイ「秘宝館？ なんだそれ…」

かのん「あとでスマホで検索してみなよ。――そろそろ着くよ」


かのん「風俗島に―――！」
　
　

　
………🏝ﾉcﾉﾉσﾉᴗ σb・c*„ჾ˰ჾ*ໃ

メイ（風俗島！ その響きだけで心躍るなぁ～！）ｳｷｳｷ

メイ「おっほ……………んん？」

ｶﾞﾗｰｰﾝ

メイ「なんか…想像してたような雰囲気じゃないんだけど」ﾋｭｰ

かのん「そうだね。もうここは風俗島と呼ばれたあの輝きは失われてるから」

メイ「え…どういうことだ？」

かのん「残念なことに、警察の摘発やらなんやらでお店やホテルの大半はもうないんだよ」

かのん「2022年の現在ではあんまり人もいないし廃墟が立ち並んでいるんだよね」

メイ「じゃあもう風俗島でもなんでもないじゃねえか」😅

かのん「そう。だからこそ私の手で復活させるんだ――――」


かのん「このタイムマシンを使ってね！」ﾊﾟﾝﾊﾟｶﾊﾟｰﾝ
nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1671191723/
メイ「オーバーテクノロジーすぎる！？」ｶﾞｰﾝ
　
　

　
………c*„ჾ˰ჾ*ໃ・ﾉcﾉﾉಡﾉᴗ ಡb☛🔘ﾎﾟﾁｯ

ﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝ…………

メイ「っ！？ あれ？ ここは…！？」


ザワザワリ`・ヮ・) (・8・)/cVσ_VσVザワザワ ᶘｲ^⇁^ﾅ川ዖ⦇d ò ヮ óﾘየ


メイ「さっきまで誰もいなかったのに人がいっぱい…！？」ﾆｷﾞ…

メイ「それにどこかレトロチックな看板に明かりがついていて…！？」ﾆｷﾞ…

かのん「成功したみたいだね」ﾌｩｰ

かのん「これが昭和末期～平成初期頃の風俗島だよ！」ﾊﾞﾊﾞｧｰﾝ

メイ（目の前にあったのは夢の世界…）

メイ（まるでおとぎ話、イロトリドリの世界が私たちを迎えてくれる）

メイ「ここがDreamLand! DreamWorld!かぁ…」ﾊﾟｱｱｱｧｧｧｧ

かのん「今夜ははっちゃけちゃっていいんだからね！ やんちゃモード発動しちゃおう！」👍ｸﾞｯ

メイ「かのん先輩…！」ﾀﾞｰｲｽｷｯﾃｰｲｰﾏｰｻｰｹﾎﾞｰｳ


かのん・メイ「風俗が好きだあああああああああ！！」ﾕﾒﾐﾙｼｶﾅｲﾃﾞｼｮｰ
　
　

　
从廿_廿从J(*‘ヮ‘*)しザワザワﾉξｿ＞ω＜ﾊ6∬(_c||^ヮ^||ワイワイ
※一部見知った顔が見られますがタイムマシンで1990年くらいまで戻っているので他人だと思います

メイ「むぅっは～！ メインの通りなのにストリップ劇場がありゅ～～！」ﾊｧﾊｧ

かのん「あの建物が『置屋』って呼ばれてる斡旋所。裏カジノなんかもあったみたいだね」

メイ「しゅごいなぁ…。昔の日本ってこんなんだったんだなぁ」💥ﾊﾞｼｯ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞

メイ「おっと…肩が当たったな。悪い」

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「いえいえ、人多いんで仕方ないですよ」

かのん「メイちゃーん、こっちだよー！」

メイ「悪いかのん先輩！ 本当凄い人の数だな…」ｼｭﾀﾀｯ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「…」

かのん（あの人…）

かのん「メイちゃん気を付けてね？ ここは危ない人たちもたくさんいるんだからね」

メイ「お！？ お、おう…」

メイ（そうだよな…。売春島なんて言われてるんだし反社な人間もいっぱいいるんだよな…）
　
　

　
メイ「それで？ まずはどこに行くんだ？」ﾜｸﾜｸ

かのん「とりあえず旅館で食事かな」

メイ「えー…？ ここまで来て食事なのか？ 確かに腹が減っては戦（意味深）は出来ないけどよぉ」

メイ「その……早く遊びたいんだけど///」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

かのん「ふっふっふ。甘いなぁメイちゃんは」

メイ「あ？」

かのん「来なよ…。メイちゃんに見せたい景色があるんだ」

………

メイ「なんだよここ…？ 宴会場か？ 料理は海の幸がたくさんで美味しそうだけど…」🐟

かのん「ほら、入ってくるよ」


,,(d!.•ヮ•..)「こんにちは～。お飲み物お注ぎしますね～」ﾎﾞｲﾝﾎﾞｲﾝﾎﾞｲﾝﾎﾞｲﾝ

从||＞ᴗ＜||从「たくさん楽しんでいって欲しい…」↓ｽｯﾄｰﾝ

メイ「っほ～～～～～！？」ﾄﾞｷﾘ
　
　

　
,,(d!.•ヮ•..)「たくさん飲んでいって下さいね」ﾋﾟﾄｯ
　
メイ（外人さんか！？ でっかいおっπが当たってりゅ～～～！？ 服も露出多くてえッろ！！）

メイ「こ、これは一体～～～！？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん「ピンクコンパニオンだよ」ﾋﾟﾄｯ从||＞ᴗ＜||从

メイ「ピンクコンパニオン！？」🥤ﾄｸﾄｸ,,(d!.•ヮ•..)

かのん「こういう旅館なんかでお酌してくれたり話し相手になってくれる人たちだよ」

かのん「でもって…衣装を見て分かる通り、楽しい『遊び』もしてくれるんだよね」ﾆﾔﾘ

メイ「楽しい遊びィ！？ こ、こんなおっπデカくて綺麗な人がか！？」

,,(d!.•ヮ•..)「やだぁ～。お客さんったら綺麗なんて///」ﾋﾟﾄｯ

,,(d!.•ヮ•..)「おっπも…大きいのが好きなの…？」ﾓｷﾞｭｯ

メイ「おほっほぁ～～～～～～～～💘！！！！」ﾄﾞｷﾄﾞｷｳｨﾝｳｨﾝ

かのん「私は小さいのが好きだな（ｲｹﾎﾞ）」ｷﾗﾘ✨

从||＞ᴗ＜||从「お姉さんなかなかのマニアですね…」🥤ｽｯ
　
　

　
,,(d!.•ヮ•..)「アウト！ セーフ！ よよいのよい！」✌

メイ「勝った…！」✊

,,(d!.•ヮ•..)「あ～ん💗負けちゃった。しょうがないなぁ…」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

メイ「っほ～～～～！？ あと一枚脱いだら…」ﾊｧﾊｧ

メイ（広大なアルプス山脈の頂上に辿り着いちゃう～～～～！！）🏔🏔

,,(d!.•ヮ•..)「そんなに見られたら恥ずかしいよぉ…///」

メイ「早く次の勝負しようぜ！」ｳｽﾞｳｽﾞ

,,(d!.•ヮ•..)「もー、そんなに急がないの」ﾋﾟﾄｯ

,,(d!.•ヮ•..)「ほらほら、メイちゃんもいっぱい脱いで寒いでしょ？ もっとくっつこう？」ﾓｷﾞｭﾓｷﾞｭｯ💗

メイ「おほほっはっほ～～～～💞💞💞！」ｽﾞｯｷｭｰﾝ


かのん「メイちゃんが楽しそうで良かった」ﾆﾔﾆﾔ

从||＞ᴗ＜||从「お姉さんもう一杯飲む…？」ﾋﾟﾄｯ

かのん「もちろんだよ（ｲｹﾎﾞ）」
　
　

　
メイ「心が洗われるようだ…」ｷﾗｷﾗｷﾗ

メイ（アルプスの山頂には綺麗な桜が咲いてるんだなぁ…💘）ﾆｺﾆｺ

かのん「心キラララだったみたいだね」ﾆｯｺﾘ

かのん「どうする？ このまま夜までご指名しちゃう？」

メイ「夜までご指名！？ それって…」ﾄﾞｷｯ

かのん「ショート2万円、ロング4万円。ロングなら朝までしっぽり楽しめるよ」ﾆｯｺﾘ

メイ「うおおおおお！ やっぱりそういうことか！」DOKI💞DOKI

メイ（こういうの初めてだし綺麗なお姉さん,,(d!.•ヮ•..)に手解きしてもらいたいなぁ…///）

メイ「是非ともロングで頼む！」💴💴💴💴

,,(d!.•ヮ•..)「本当？ ありがと～～！」ｷﾞｭﾑｯ

メイ「おほ～～～～！！」

かのん「私もあなたに決めたよ。ロングで（ｲｹﾎﾞ）」✨

从||＞ᴗ＜||从「ありがとう…///」💴💴💴💴
　
　

　
,,(d!.•ヮ•..)「じゃあ、私の家に行こうか」

メイ「ええっ！？ お姉さんの家に！？」ﾄﾞｷｯ

メイ（そんなのアリなのか！？ ま、まぁ自由恋愛なわけだし…///）

かのん「ゴメンね。私たちの取った部屋は私とこの子で使うから」ｷﾞｭｯ从||＞ᴗ＜||从

かのん「さぁ、それじゃあ部屋に行こっか…。大丈夫大丈夫、怖いこととかしないから…純粋な気持ちで一緒にお風呂に入って洗いっこしてベッドにくるまってピロートークしたいだけで決していやらしい気持ちとかないから」ﾊｧﾊｧ

从||＞ᴗ＜||从「」

……………

,,(d!.•ヮ•..)「はぐれるといけないから手を繋いで行こう？」ｷﾞｭｯ

メイ「あ、ああ…///」ﾄﾞｷﾘ

メイ（なんかこういうのもいいな…！ 本当の恋人と歩いてるみたいで…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

メイ（こんな綺麗で巨乳なお姉さんと…）

メイ「…」💭🧪

メイ（い、今はアイツのことは関係ないだろ！ 今夜はこのお姉さんにオトナにしてもらうんだから…）
　
　

　
メイ「本当に活気のある島だな…」ﾜｸﾜｸ

,,(d!.•ヮ•..)「そうだね…」ｷｭｯ

メイ（現代ではなかなか見られないストリップ劇場からは音楽が流れてくる）

メイ（スナックや置屋の奥からはあられもない声が聞こえてくる）

メイ（飲み屋・飲食店・雑貨店なども活気に釣られて灯りをともしている）

メイ（売春は違法。近くの島でサミットなんかもあったから多くの店は摘発され現代にはこの光景はもうない）

メイ（それは当然のことなんだけど…この輝きを見るとなんだか寂しくなるな…）ﾃｸﾃｸﾄｺﾄｺ

🔫ﾊﾞｷｭｰﾝ

メイ「！？」

メイ「い、今の音なんだ…！？ すぐ近くだったよな！？」ﾀﾞｯ
　
　

　
ザッ…

⚓(*＞ᴗ・*)「はぁ、はぁ…」

|c||^.- ^||「ぶっぶーですわ船乗りさん。ウチの女の子に手を出そうとするなんて」

|c||^.- ^||「慰謝料が払えないなら…分かってますわね？」

🔫⌒°(・ω・)°⌒「ころしゅぞ！」

从c*・ヮ・§「ゴメンね、船乗りさん…」

⚓(*＞ᴗ・*)「そんなぁ…！ 私騙されちゃったの！？ 私は…私はただ」

⚓(*＞ᴗ・*)「童●を捨てたかっただけなのに…！！」


メイ「あれは…明らかにヤ○ザだよな」柱||

メイ（見たとこ美人局みたいなのに当たった感じか……それで銃を向けられるって本当にヤバいなこの島）

メイ「可哀想だけど、ここは見なかったことにして逃げるしか…」ｺﾂｯ

🔫⌒°(・ω・)°⌒「そこに誰かいりゅの！？」

メイ「！！」
　
　

　
🔫⌒°(・ω・)°⌒「……？ 誰もいない？ 確かに物音がしたと思ったんだけど…」

……………

メイ「っ…………！！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ

,,(d!.•ヮ•..)「静かにして。見つかったら撃たれちゃう」

メイ「っ……ぷはぁ………悪い。助かったよ」

,,(d!.•ヮ•..)「あれは水組の若頭とヒットマンだね…。この島でもかなり危険な人たちなの」

メイ「みたいだな…」ﾌﾞﾙｯ

メイ（令和になった今では銃犯罪なんかまずないしヤ○ザだって撲滅されてそうはいない…）

メイ（だけどここでは普通にいるんだ…！ この人に助けてもらえてなかったら私は……！！）

,,(d!.•ヮ•..)「ああいう人たちがいるから…私たちは…」

メイ「…？？」
　
　

　
,,(d!.•ヮ•..)「ここが私の家だよ」ｶﾞﾁｬｯ

メイ「お、おお…！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

メイ（本当にこの人の家でするんだ…！）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

メイ（この人の物っぽい私物がたくさんあって生活感満載じゃねえか…っはぁ～！ 興奮しゅるぅ～）

,,(d!.•ヮ•..)「もー、そんなにジロジロお部屋の中見られたら恥ずかしいよぉ///」

メイ「そ、そうだな！ 悪い…」ﾎﾟﾄｯ

,,(d!.•ヮ•..)「あ…」

メイ「うおおおお！ 悪い悪い！ 写真立てが落ちちゃったな 」つ[[,,(d!.•ヮ•..)(ζﾙ ˘ ᴗ ˚ ﾙﾍ]]

メイ「……この写真の人、綺麗な人だな…」(ζﾙ ˘ ᴗ ˚ ﾙﾍ

,,(d!.•ヮ•..)「…」

メイ「見たとこ日本人だよな？ この島の友だちか何かか？」

,,(d!.•ヮ•..)「…その人はね、私の婚約者だった人なの…」

メイ「えっ…！？」
　
　

　
,,(d!.•ヮ•..)「…私ね、元々この島の住人じゃないんだ…」

,,(d!.•ヮ•..)「その写真の人と結婚する為に乗った船が流されて…辿り着いたのがこの島だったの」

,,(d!.•ヮ•..)「服に入れてたその写真以外全部流されちゃったから…なかなか島から出られなくて」

,,(d!.•ヮ•..)「気が付いた時にはこの島を仕切っている組の人に買われてこの仕事をすることになったの…」

,,(d!.•ヮ•..)「まだ待っててくれるかな……(ζﾙ ˘ ᴗ ˚ ﾙﾍちゃん…」ｸﾞｽﾝ

メイ「そ、そうなのか…」

メイ（重っ！！！）

,,(d!.•ヮ•..)「ゴメンね！ こんな話したらやる気なくなっちゃうよね…」

,,(d!.•ヮ•..)「先にシャワー浴びてきて？ その間にお布団の準備しておくから…///」

メイ「あ、ああ…」

メイ「…」

メイ「いつか帰れるといいな…」

,,(d!.•ヮ•..)「っ！！」

,,(d!.•ヮ•..)「うん…！」ｸﾞｽﾝ
　
　

　
メイ（綺麗なお姉さんの家でシャワーを浴びる

――知らない家の知らない風呂。おまけに90年代のものとあって設備も古い

――宴会場で遊んだ時の彼女の豊満な肢体を思い出す。今からアレを自由に出来るんだ…

――さっきの彼女の話を思い出す。ゴメンな、婚約者さん…今夜の彼女は私のものなんだ

――動悸が止まらない。悪い、四季――私は今日ここで大人に…！）ｶﾞﾗﾗｯ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「」

メイ「え」

,,(d!.•ヮ•..)「この人です…。この人に襲われそうになったんです…」☛ﾋﾞｼｯ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「いけないねえお姉さん。売春は犯罪だって知ってる？」

メイ「えっ…！？」

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「現行犯で逮捕するね」ｶﾞﾁｬｯ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「いやー、今日もたくさん逮捕しちゃったYo! 褒章貰えちゃうんじゃないかな」

,,(d!.•ヮ•..)「ゴメン、なさい…」ﾌﾙﾌﾙ

メイ「嘘、だろ……！？ まさか…私もあの船乗りみたいに騙されたってのか！！？？」
　
　

　
メイ（現代では闇に葬られてしまった『風俗島』その何がヤバいって…

――ヤ○ザがたくさんいたこともその一つだけど…警○もグルになってたってことだ

――旅館の女将が警○を抱き込み、違法な風俗営業をしていたなんて話だってある…）

メイ「まさか私が逮捕されるなんて…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「はい、キリキリ歩いてねー」

メイ「っ……！ お姉さん！ なんでこんなことするんだよ…！？」

,,(d!.•ヮ•..)「ゴメンね…」

,,(d!.•ヮ•..)「私だって本当は、こんなことしたくないんだよ…」ﾎﾟﾛ…

メイ「！！」

メイ（こういう経験のない女子高生の私に、波乱万丈を生きるこの島の大人の心は分からない

――だけど…彼女の流した涙から婚約者の話が本当であること

――この島から出る為に、権力者に逆らわずに生きていかなければならないことは伝わってきた…）

メイ「っ…！！！！」
　
　

　
かのん「メイちゃん！ こっち！」ｼｭﾊﾞﾊﾞｯ

メイ「！？ かのん先輩！？ 旅館でお楽しみだったはずじゃ！？」

かのん「彼女が寝ちゃったから散歩しに来たんだよ！」

メイ「あ……あああああああ！ ああ！」ｽｯ

かのん「タイムマシン…起動っ！」ﾎﾟﾁｯ☛🔘

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「仲間！？ させないよっ…！？」

,,(d!.•ヮ•..)「何？ この光…！？？」


ﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「！！ 消えた…！？」

,,(d!.•ヮ•..)「なんだかよく分からないけど…」

,,(d!.•ヮ•..)（逃げられたんだね…。良かった…！）
　
　

　
………現代⌛ﾉcﾉﾉσﾉᴗ σb・c*„ჾ˰ჾ*ໃ

メイ「助かったよ、かのん先輩…」

かのん「いいってこと！ 危険な島に連れてったのは私の趣味のせいだしね」

かのん「ま、逮捕されるなんて私はそんなヘマやらかさないけどね！」ﾆﾔﾘ

メイ「…」

かのん「…辛い思いをしたんだね」

メイ「ああ…」

メイ「あのお姉さんは私を騙してヤ○ザ紛いの警○に売ろうとした…。だけどそれも仕方なくのことで」

メイ「お姉さんはあれから先も、あの島で婚約者と会えないまま過ごさないといけないんだ…」

メイ「そんなことを思うと…私は…！！」ｷｭｯ…

かのん「…風俗は楽しいことばかりじゃない。裏にはそういった闇もあるんだよ」

かのん「闇に触れずに楽しみたければ風俗みたいなところじゃなくて…」

かのん「ちゃんと信頼できる恋人を作って、その人と幸せになるしかないんだよ…」

メイ「かのん、先輩…！！」
　
　

　
―――1月1日

四季「初日の出…綺麗だね」

メイ「ああ…。心が洗われるようだな」

メイ（あの日の…海の向こうにあの島もあるんだよな）

メイ（観光地化を目指すあの島にはもうかつての闇はなく、廃墟が立ち並んでいる）

メイ（だけどこの世界全体を見れば…彼女のような悩みを抱える人たちはまだたくさんいるんだろう）

メイ「初日の出って凄いよな…世界中の誰もがこの光景を見て新年を祝うんだから」

四季「どうしたの？ 急に…」

メイ「私も…この初日の出のように、世界中の人に笑顔を届けたい」

メイ「今年もスクールアイドル、頑張るぞーーー！」

四季「メイ…！ そうだね、頑張ろう！」


メイ（そして…一番信頼できる四季と、幸せになれたらな……）
　
　

　
かのん「…」

○平成×年×月×日のニュース〇
三重県某島で管理売春を行っていた経営者とこれを手助けしていたとみられる警○官が逮捕された。島を取り仕切っていた暴力団も摘発が進められ、組員・関係者の逮捕が進んでいる。
島に住んでいた女性からの通報により明らかになった本件だが、通報した女性が興味深い話をしている。「未来から来たというお姉さんからお金をもらい、どこの誰に通報すれば良いか教えられた。あのお姉さんには感謝しかない。お陰で一緒に暮らしていたたくさんのお友だちがあの島から解放された」
通報した女性の友人の一人は暴力団の手を離れ、東京都・八丈島に住む婚約者の下へようやく渡航できるそうだ。『売春島』と呼ばれた島から解放された女性たちの今後の幸せを願いたい。

かのん「…そっか。あの子が頑張ってくれたんだね」

かのん「メイちゃんといた子も…最終的には幸せになれたのかな」

かのん「…」

かのん「…」

かのん「さ、私も頑張らないとね！」

かのん「原宿に秘宝館を建てるために！」ｳｷｳｷ
　
　

　
　
恋「…」

すみれ「…」

可可「…」


〇本日のニュース〇
東京都原宿にて無許可で秘宝館を経営し、『我が秘密の生涯編』と題されたアルバムに収録された12660冊もの同人誌や児ポ写真を展示したとして人気スクールアイドルLiella!センター(未成年の為名前は未公表)が逮捕された。所持していたアルバムに綴じられていた写真は数十年前にまで遡るもので、撮られていたそのうちの一人は三重県某所の島に住んでいたという女性のものだった。女性は容疑者からお金をもらい、島から出て生活が出来るようになったと容疑者に感謝をしていた。このような女性が他にも多く、通報がなされなかった為に容疑の発覚が遅れたものと見られている。
なお、同容疑者は家宅捜査の結果、無許可で女性向け風俗店を経営し店員に性的サービスをさせていた疑いも持たれている。東京都原宿の自身の通う高校の更衣室等に仕掛けられたスマートフォンを破壊し器物破損の件でも立件されており、盗撮の罪もないか確認されている。同家宅で経営しているカフェでの食中毒事件にも関与している疑いがあり、これらの件も事実確認が急がれている。
今後もさらなる余罪等がないか追及される予定だ。



千砂都「…」

千砂都「練習、はじめるよっ！」


完
　
　

みなさんよいお年を～
シリーズ作の紹介は割愛します。お口直しに関連作でもどうぞ↓

千砂都「大分県にやってきたよ！」恋「お腹がすきましたね…鳴門うどんに行きましょう」

【SS】千砂都「大分県にやってきたよ！」恋「お腹がすきましたね…鳴門うどんに行きましょう」【ラブライブ！スーパースター!!】

■約10000文字■………🚘၄(cʸ„ò ᴗ óﾘ၃ʃt(c◜･ ᴗ ･) 　 千砂都「え？ うどん？ 大分まで来たのに？」 千砂都「しかも鳴門って徳島とかじゃなくて？ 大分なのに？」 恋「鳴門うどんは大分県民のソウルフードなのです」 恋「有名な唐揚げや鶏天も捨てがたいですが、まずは県民の味を楽しみましょう！」 千砂都「ソウルフード…！ なるほど！」 千砂都「確かに郷土料理って感じのものは明日も食べられるもんね」 恋「はい！ 是非是非！」 恋「そこの土手から行けますよ。細い道ですが千砂都さんのテクニックなら通れますよね？」 千砂都「勿論通れるけど…こんな道知ってることに驚きだよ」ﾊﾝﾄﾞﾙｸｲｯ 恋「普通に大通りからもいけますがこの道からの方が入りやすいのです♪」

lovelive-petitsoku.com

2022年12月14日 23:10

　

いい逮捕だった乙
　

おつおつ
今回も面白かった💖
　

うーんこの様式美
乙