【SS】花帆「雨に唄えば」【ラブライブ!蓮ノ空】

SS


2: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:08:08.34 ID:eTGNt57E
>>1
代行ありがとうございます。
蓮短編です。ヤマなしオチなし
 
3: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:10:27.11 ID:eTGNt57E
『今日一番良い運勢なのは、双子座のあなたです!素敵な出会いがあるかも?ラッキーアイテムは――』

花帆「……」モグモグ

花帆「……」ボーッ…

さやか「おはようございます、花帆さん」

花帆「あ、おはよ〜」

さやか「なんだか眠そうですね?」

花帆「あたし、朝はあんまり強くないから……さやかちゃんはいつもおめめぱっちりで羨ましいねえ」
 
4: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:14:35.12 ID:eTGNt57E
さやか「わたしは早めに起きて、綴理先輩のお弁当作ったりしてますからね」

花帆「お休みなのに、大変じゃない?」

さやか「好きでやってますから。でも花帆さん、そんなに眠いならもう少し寝てても良かったんじゃないですか?今日は朝練もありませんし」

花帆「う〜ん、でも今日は街に降りて買い物しようと思ってたから。あんまり寝過ぎるとなにかする気もなくなっちゃうし。それに、朝ごはん食べられなくなっちゃうからね」

さやか「ですね。美味しいごはんは本当に、蓮ノ空の良いところですよね。わたしも正直、期待以上でした」

花帆「それに、基本ごはんだから嬉しいんだよね。大盛りにもしてもらえるし。そのおかげで、スクールアイドルの練習があっても大丈夫!」
 
5: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:16:12.21 ID:eTGNt57E
さやか「動くときはやっぱり、お米が一番ですよね。花帆さんも朝はごはん派ですか?」

花帆「そうだよ!ウチでずっとごはんだったからかなぁ。それにお花のお世話をする時とかは、ごはんじゃないと力出ないからね」

さやか「なるほど…わたしも、実家ではずっとごはんでしたね。今思うと、家庭がそもそも和食に偏ってた気がします」

花帆「へぇ〜、さやかちゃんのお母さんも料理上手そうだねえ」

さやか「上手ですよ。わたし、料理は母に習ったんです。まさかこれほど役に立つとは思いませんでしたけどね……」

さやか「毎度美味しそうに食べて貰えるので嬉しいんですが……なんだかお母さんになった気分ですよ」

花帆「あ、あはは……」
 
7: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:17:17.24 ID:eTGNt57E
『続いてのニュースです、兼六園ではツツジの花が満開になり、大勢の観光客が――』


花帆「朝夕のニュースしかやってないけど、食堂にテレビがあるのは嬉しいよね。ニュースしかやってないけど」

さやか「あんまり時事と隔離するのも良くないということなんでしょうね」

花帆「スクールアイドルは毎日楽しいけどさ、それはそれとして娯楽が少なすぎるよねえ」

さやか「ま、まぁ、確かに……それこそ休みに街へ繰り出すくらいですからね。申請は案外簡単に通るとはいえ、窮屈なことに変わりないとは思いますよ」
 
8: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:19:47.67 ID:eTGNt57E
さやか「花帆さんは今日どちらへ?」

花帆「何か目的がある訳じゃないんだけどね。取り敢えず、お散歩の延長って感じで……強いて言えば本屋さんかな。購買部でも取り寄せはできるけど、本屋さんに行って色々探すのが好きなんだ。さやかちゃんは本って読む方?」

さやか「人並みには読むと思いますけど……最近はレシピ本が多いですね。お弁当のレパートリーを増やしたくて……図書館にあるものをよく読んでいます」

花帆「真面目さんだねえ」
 
9: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:22:51.72 ID:eTGNt57E
さやか「新しいレシピを覚えるのは結構楽しいですよ。花帆さんも、今度ご一緒にどうですか?」

花帆「あたしも一緒に食べていいの?」

さやか「わたしと一緒に作るんですよ!」

花帆「あはは、だよね〜。まぁでも、さやかちゃんとお料理するのも楽しそう!えっへっへ……こう見えて、あたしもちゃーんとお料理できるんだよ?さやかちゃんびっくりしちゃうかもね」

さやか「そうなんですか?なら花帆さんもお弁当作れば良いのに」

花帆「それは、えっと…朝はゆっくり寝ていたいといいますか……」

さやか「やっぱり。なんとなく想像はしてましたが……花帆さんらしいですね」
 
10: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:28:47.70 ID:eTGNt57E
花帆「んんっ。さやかちゃんは今日どうするの?」

さやか「わたしですか?そうですね……先輩方にも、今日は休息と言い付けられていますし、ゆっくりしていようと思います。映画を見たり、スクールアイドルの映像を見たりして過ごそうかなと」

花帆「へぇ〜……映画なんて見れたっけ?」

さやか「図書館でDVDを借りられますし、今の時代スマホで見れる配信も多いですからね」

花帆「最近映画とかなんて、あんまり見てなかったかも。受験勉強で忙しかったし、このへんは映画館も無いし…」

花帆「あっ!そしたら、さやかちゃんのおすすめ教えてよ。それあたしも見てみたい!」

さやか「わかりました。いくつか考えておきますね。好みのジャンルはありますか?」

花帆「そうだなぁ……冒険とかファンタジーは大好きだけど……楽しい映画なら何でも見たい!」

さやか「ふふっ、楽しい映画ですね。覚えておきます」
 
11: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:32:31.08 ID:eTGNt57E
花帆「う〜ん……」

さやか「花帆さん?」

花帆「良く考えたらさ。あたしとさやかちゃんって、まだ全然一緒にやってないことが多いんだなって」

さやか「それは…そうですね。まだ知り合って一月なので仕方ないとは思いますけど……わたしも、花帆さんとずっと一緒にいる気がしてました」

花帆「えへへ…」

花帆「じゃあ、これから思い付いたことはいっぱいやろうよ!あたし、さやかちゃんとなら何でもやりたい!」

さやか「わたしも…わたしも花帆さんと、色々やってみたいです!」

花帆「うん!約束だよ!」

さやか「はい。約束、ですね」
 
12: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:34:13.86 ID:eTGNt57E
花帆「さてと……ごはんも食べて、外出届も出したし。バスの時間ももうすぐ…そろそろ行こうかな」

綴理「あれ、かほ?」

花帆「綴理センパイ!おはようございます。何してたんですか?」

綴理「ボクは雲を見てたよ」

花帆「えっと……?」

綴理「ほら。あれは……ドーナツ。あっちは……かに。むこうにあるのは、まるさんかくしかく」
 
13: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:35:38.12 ID:eTGNt57E
花帆「綴理センパイ、お腹空いてます?」

綴理「今は空いてないよ。でも、さやのお弁当は楽しみかな」

花帆「良いな〜、さやかちゃんのお弁当!」

綴理「ふふ、あげないよ」

花帆「えぇ〜!?ずるいですよ!」

綴理「さやはボクのだから。かほもダメだ」

花帆「むぅ…あっ!でもでも、あたしは今度さやかちゃんと一緒にお料理する約束しましたから!」

綴理「えっ」
 
14: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:39:25.63 ID:eTGNt57E
花帆「それに、一緒に映画を観る約束もしました!さやかちゃんと一緒に作って〜映画観て〜、お弁当を一緒に食べるんです!ピクニックとかにしても良いな〜」

綴理「そんな、さや……」

綴理「ボクは、料理ができない。……さやが作ってくれるから良いと思ってたけど。これは、辛いね……」

花帆「そ、そんなに落ち込まないでください!ちょっと自慢したかっただけなんです!ホラ、綴理センパイも一緒にやりましょう!ね?あたしも教えますから!」

綴理「ほんと?それなら楽しみだ」
 
15: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:41:41.08 ID:eTGNt57E
花帆「あはは……あっ、もうこんな時間!バスが出ちゃう!」

綴理「かほ、街へ行くの?」

花帆「はい!せっかくの休みですし、色々見ようかなと」

綴理「そっか。でも気を付けてね。あの雲、しらたきだったから」

花帆「?しらたき?」

綴理「しらたき?…くずきりだったっけ。……あっ、違う。春雨だ」

花帆「???良くわかんないですけど……ありがとうございます?いってきます!」

綴理「いってらっしゃい」
 
16: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:46:41.15 ID:eTGNt57E
花帆「ん〜っ!学校を出ると、なんか開放された気になるなぁ。あたし、自由になれてる〜!」

花帆「学校の方も空気はキレイなんだけど、山だからねえ……こっちの方が新鮮だよ」

花帆「えっと、帰りのバスが……この時間だから……」

花帆「……まぁいっか!とにかく街に来たんだし、色々見て回ろーっと!」

花帆「取り敢えず本屋さんと……あっ、雑貨と服も見たいし……あそこのパン屋さんも覗いておこうかな!」
 
17: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:48:59.09 ID:eTGNt57E
花帆「へ〜……これ新刊出てたんだ……」

花帆「あとこれとこれで……わっ、面白そう……」

花帆「……よし!これに決めた!本屋さんって選ぶだけでも時間を忘れちゃうよねえ。色々読んじゃうんだもん。楽しいけど」

花帆「確か、お金は確か足りてるはず……あれ?」

花帆「…………やば。あたし……もしかして、お財布忘れちゃった!?」
 
18: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:53:06.75 ID:eTGNt57E
花帆「嘘……もしかして、あたしの楽しい休日ってこれでおしまい……?学校に戻って寂しく過ごすしかないの〜!?」

花帆「はぁ……楽しいお休みだったのに、一気に気分が急直下だよ。喫茶店で何か食べたあとに気付く、とかじゃなかったのは不幸中の幸いと思うべきかなぁ……」

ポツポツ…

花帆「ん?え、いつの間にか雨降ってきてる!?さっきまで天気良かったのに!?」

花帆「と、取り敢えずどこかで雨宿りを……すぐ収まると良いんだけど……」

花帆「そう言えば……さやかちゃんが言ってたっけ。『弁当忘れても傘忘れるな』って。金沢の天気ってすごく変わりやすいんだった……失敗したなぁ」
 
19: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:54:21.46 ID:eTGNt57E
ザアァァァ…


花帆「心なしか雨脚、強まってる気がするんだけど…!?」

花帆「これ、帰れなくなったらどうしよう……怒られちゃうかなぁ」

花帆「今朝の天気予報もちゃんと見ておけば良かったぁ……双子座、占いで一位だったんじゃないの!?これじゃあ最下位もいいとこだよ〜」

花帆「バスの時間もそんなにないし……よ、よ〜し。こうなったら、バス停のところまで……」

梢「あら?花帆さん?」

花帆「ダッシュ!……って、え?梢センパイ?」
 
21: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:56:14.69 ID:eTGNt57E
梢「奇遇ね。こんなところで会うなんて」

花帆「は、はい。あたしもびっくりです」

梢「それにしても……大方、晴れていたから傘を持ってこなかったというところかしら」

花帆「当たりです……」

梢「こんな土砂降りよ?コンビニで買っても良かったんじゃない?」

花帆「お財布、忘れちゃって……」

梢「せわしない子ねえ……仕方ないわ。花帆さん、私の傘にお入りなさい」

花帆「い、良いんですか!?」
 
22: (しまむら) 2023/04/26(水) 20:58:37.21 ID:eTGNt57E
梢「もちろん。雨の中に大事な後輩を置いて帰る程白状ではないつもりよ。これ以上酷くならないうちに帰りましょう?」

花帆「ありがとうございます!ホント、助かりました〜!」

花帆「……って、梢センパイはどうしてこっちに?幼児の途中なんじゃ」

梢「目当ての買い物は済んでいたから、心配しないで。今日は衣装の素材を買いに来ていたの。購買部でも多少の取り扱いはあるけれど、もっと色々な種類を吟味したいし、直に触らないとわからないことも多いから」

花帆「専門のお店があるんですか?」

梢「ええ。私はいつもそこで揃えているの。良かったら今度、花帆さんにも案内しましょうか」

花帆「はい!行きたいです!」
 
24: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:04:48.66 ID:eTGNt57E
梢「にしても、今日は災難だったわね。お財布も無いならあまり楽しめなかったんじゃない?」

花帆「そうなんです…欲しい本もあったんですけど、泣く泣く諦めることになって……」

花帆「それにこの雨じゃないですか。せっかくの休日だったのに……」

梢「ふふ、そうね。花帆さんはやっぱり雨は嫌い?」

花帆「そうですね……雨だと気分もどんよりするし、ライブもできないし。あ、それに実家の方だとあんまり降らなかったってのもあるかもしれません」

梢「実家……長野の方だったかしら?」

花帆「はい。内陸ですし、あたしの家が生産してる花……ラナンキュラスって言うんですけど、湿度に弱いんです。だから雨自体少ない場所に農地を構えてるんですよ。ハウス栽培とはいえ降りすぎると悪影響が出ちゃうし、お母さんたちも雨は好きじゃないんじゃないかなぁ」

梢「そういう事情もあるのねえ」
 
25: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:07:04.21 ID:eTGNt57E
梢「私はね、梅雨生まれなの」

花帆「6月ですか?」

梢「ええ。私の生まれた日も雨が降っていたらしくて……だからかしらね。雨は嫌いではないの」

花帆「へぇ…確かに、梢センパイって雨が似合いますよね……あっ、今のは別に雨女とかそういうことではなくて…!」

梢「ふふふ、わかってるわ。褒めてくれているのよね」

花帆「なんだかこう、お淑やかというか……落ち着いた感じが似合ってると思って。本当ですよ?」
 
26: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:08:42.82 ID:eTGNt57E
梢「疑ってなんかいないわ。それで、雨が好きな理由がもう一つあってね……音楽が聴こえるからなの」

花帆「音楽?」

梢「湿度が高いと、音が良く響くようになるの。湿気は楽器の天敵だけれど、同時に音の友人でもあるのよ。花帆さんも、お風呂で歌うと良く響くでしょう?」

花帆「確かに!自分の声が綺麗に聴こえて楽しいですよね」

梢「そうでしょう?だから、楽器の音が良く聴こえて……しかも、雨の音も聴くことができる。雨は音に溢れてる、素敵な天気だと思うわ」

花帆「雨の音、ですか?あんまり意識したこと無いかも…」
 
27: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:12:19.22 ID:eTGNt57E
梢「じゃあ少し聴いてみない?目を閉じて、耳を澄ませてみて」

花帆「?わかりました…」

梢「人が雨音を意識しないのは、そこに調和があるからよ。耳にとって嫌な音ではないから、逆に自然と無視してしまうの。だから、今からそれをひとつずつ拾っていくのよ。さて、何が聴こえるかしら?」

花帆「……傘に雨が当たって……鈍い音がしますね。ザーっていう地面に落ちる雨の音と……ちょっと高い、屋根を叩く音……?木の葉っぱからも聴こえてきます」

梢「そうね。良い調子よ。流石花帆さんね」

花帆「……後は、車が水たまりを跳ねる音、人の足が雨を蹴る音もします……」

こす
 
28: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:13:33.16 ID:eTGNt57E
>>27
最後のはミスなので無視して大丈夫です。
 
29: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:16:51.14 ID:eTGNt57E
花帆「それに、なんだか遠くの音まで聴こえるみたいな気がするんですけど……これって気のせいですか?」

梢「いいえ。湿気は音を良く響かせるし、気温が低いと音が遅くなって、空に散っていかないのよ。だからいつもより鮮明に、遠くまで聴こえるの。遠近の微妙な音の違いを耳が感じ取っているせいもあるけれどね」

花帆「そうだったんだ……あっ、そうだ!なら梢センパイ、ちょっとだけ歌ってみてくれませんか?」

梢「えっ、ここでかしら?それはちょっと、恥ずかしいわねえ…」

花帆「今は人通りもないですし、ちょっとだけ!お願いします!」

梢「……仕方ないわね。ちょっとだけよ?」

花帆「やったぁ!」

梢「じゃあ、失礼して……」
 
30: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:21:14.20 ID:eTGNt57E
梢「ラララ〜♪……こほん、どうだったかしら?」

花帆「素敵…!すっごく綺麗でした!」

梢「そ、そうかしら…ありがとう」

花帆「梢センパイの声はいっつも綺麗なんですけど、今日改めて聴いたらなんか…感動しちゃいました」

梢「花帆さん、そのくらいにしてもらえるかしら……流石に、照れてしまうわ」

花帆「えへへ……ふんふ〜ん、ふふふ〜ん♪ラララ〜ララララ〜♪」

梢「あまりはしゃぐと傘から出てしまうわよ……ふふふっ」

花帆「?」
 
31: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:23:59.62 ID:eTGNt57E
梢「ごめんなさい。今の花帆さんが、映画みたいに思えてしまって」

花帆「映画ですか?」

梢「昔の、ハリウッド映画なのだけれど……土砂降りの中、傘もささずに歌いながら踊るシーンがあるのよ。正に喜びの絶頂、雨すらも祝福だと言うように」

花帆「へぇ……すごい映画ですね」

梢「私、その映画がとても好きでね……小さい頃からよく観ていたわ。あんな風に歌って踊ったら、どれだけ楽しいだろう……って」

梢「そうだわ。もし良ければ……帰ったら、その映画を一緒に観てみない?花帆さんもきっと気に入ると思うの」

花帆「観たいです!あたし、梢センパイの好きなもの…もっと知りたいです!」

梢「ありがとう。じゃあ帰ったら暖かい紅茶を淹れて、一緒に観ましょうか」
 
32: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:25:52.02 ID:eTGNt57E
花帆「映画と言えば…あたし、梢センパイのこと……物語の世界にいるみたいだなってずっと思ってたんですよ」

梢「物語……私が?」

花帆「梢センパイって、あたしが困ってる時にいっつも助けてくれるじゃないですか。入学して学校で迷ってた時も、周りの環境に失望してた時も……今日だって、傘が無くて困ってた時に梢センパイが助けてくれました」

梢「そうね……偶然とはいえ、そういうことが多いかもしれないわ」

花帆「だから……梢センパイはあたしにとって、お話の主人公みたいな……運命で繋がってるみたいな。そんな存在なんです」

梢「花帆さん……」
 
33: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:29:08.17 ID:eTGNt57E
梢「……私もね。貴女と出会ったのは思いがけない遭遇だったけれど……今は、あれは偶然ではないって気もしているの」

梢「私と貴女は、何か特別な縁で結ばれてるような……なるべくしてスリーズブーケを結成できたような……なんだか不思議な気持だわ」

花帆「梢センパイ…!じゃああたしと梢センパイは、運命の相手同士ですね!」

梢「ふふっ、そうかもしれないわね」

梢「私も、貴女と出会えたことでスクールアイドルとして大きく成長して……花咲くことができたと実感しているわ。だから……貴女はもう、私に無くてはならない存在だと思ってるの

梢「花帆さん。これからもどうか、お願いね?」

花帆「はい!あたしこそ……学校に来たあの日、あたしが出会ったのが梢センパイで良かったです!」

梢「ありがとう。……丁度バスも来たみたい。一緒に帰りましょうか」

花帆「帰りましょう!帰ってからも、ずーっと一緒ですよ!」

梢「それは…ふふっ。そうね。私たち……一緒に。ね」
 
34: (しまむら) 2023/04/26(水) 21:33:57.20 ID:eTGNt57E
おわり

フォーチュンムービー、衝撃でした。梢先輩が星座占いで一番の時は花帆も一番らしいです。
 
35: (茸) 2023/04/26(水) 21:35:35.70 ID:PqRyh7QO
素晴らしかったわ
間違いなく結ばれるべくして結ばれた二人と言えるわね
 
36: (光) 2023/04/26(水) 21:42:46.03 ID:SZEGl8Yf
花帆さんが困っている時に颯爽と現れる、これでこそ運命の相手って感じがするわね
 
37: (茸) 2023/04/26(水) 22:09:59.78 ID:8GlIXrCJ
やっぱり梢かほなのよね
 
38: (たこやき) 2023/04/26(水) 22:11:50.41 ID:IoXEVfyb
とても良かったわ
またお願いね?
 
39: (かつお) 2023/04/26(水) 22:14:54.93 ID:IrDVCG91
何を食べたらこのような素晴らしい文章を書くことができるようになるのかしら不思議ね
 
40: (もんじゃ) 2023/04/26(水) 22:29:56.12 ID:USsHHm5e
三者三様のやり取りが見ていてとても楽しいSSでした
雨の音のくだりが実に詩的で素敵です
 
41: (SB-iPhone) 2023/04/26(水) 23:19:41.25 ID:hq2CigLu
相変わらず解像度が高くて素晴らしかったわ
 
42: (らっかせい) 2023/04/27(木) 01:36:15.33 ID:Tr5kQX5b
素敵で読み応えのある短編をありがとう
フォーチュンムービーの再生が止まらない
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1682507112/

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