【SS】梢｢ふふっ優しいお姉様なのはお茶会まで、放課後は厳しい鬼コーチに変身するの｣←このセリフ【ラブライブ！蓮ノ空】

梢センパイはあたしに鬼のような回数の腹筋を要求してきたんです！
その数…8回×3セット！
　

花帆｢あのあの、梢センパイ？｣

梢｢あら？なにかしら？｣

花帆｢8回って…あんまり運動した事ないあたしでも普通に出来ちゃいますけど、ほんとにこんな回数でいいんですか？｣

梢｢ふふっ…良いのよ｣

花帆｢ほんとですか……？こういうのって、スポコン漫画とかだと｢腹筋100回だーっ！｣みたいな感じで限界まで追い込めー！的なの、あるじゃないですか？｣
　

梢｢そうねぇ…花帆さん？｣

花帆｢はい｣

梢｢例えば…だけどね？花帆さんが今から階段を登るとするでしょ？｣

花帆｢階段…ですか？｣

梢｢そう階段よ……今から花帆さんが階段で100階まで登ってきなさい、って言われたらどうなるかしら｣

花帆｢ええっ！？100階ですか！？｣

梢｢そう、100階…凄いでしょ？｣

花帆｢あの、あたし…100階なんて無理ですよ！？｣
　

梢｢でも花帆さんはわたくしに言われるまま100階登った……どうなるかしらね？｣

花帆｢そんなの、もうヘトヘトで他の事なんて出来ませんよ～｣

花帆｢……あ！そっか！｣

花帆｢ダンスの練習をしたり、衣装やステージの準備をしたり…歌を作ったりその練習をしたりしなくちゃいけないから、筋トレでヘトヘトになってちゃダメなんだ！｣

花帆｢梢先輩！そういう事ですか？｣

梢｢ふふっ…正解よ｣

花帆｢やったー！｣

梢｢正確には、半分だけ正確だけね｣

花帆｢えーっ！半分だけなんですかー！？｣
　

梢｢問題です｣

梢｢100階登ることが簡単になってしまったり、あるいは最初から簡単に100回登れてしまったり出来た｣

梢｢さて、この場合は何に問題があるのでしょうか｣
　

花帆｢えーっ！？最初から100階登れて、そのあとのダンスとかの練習が出来るなら問題ないんじゃ！？｣

花帆｢….…ん？｣

花帆｢あたしが最初から100階に……？｣ブツブツ

梢(ふふっ…考えてる考えてる)

梢(筋トレは他人から指導されるのではなく、自分でいかに効率的なトレーニングが出来るかに気付く事が大切なのよね……)
　

花帆｢あ！わかりました！｣

花帆｢最初から簡単に100階登れちゃうなんて、もう100階の建物そのものが東武ワールドスクウェアみたいなミニチュアなんですよ！｣

花帆｢途中からホイホイ100階登れちゃうとしたら、それはもうただのルーティンになってるだけ！ですよね！｣

梢｢まぁ……すごいわ花帆さん正解よ｣

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

花帆｢えへへ～｣

梢｢そうね、つまり｢100階を登る事で鍛えられるのが目的｣じゃなく｣

花帆｢｢100階を登ることそのものが目的｣になっちゃうって事ですよね！｣

花帆｢腹筋も、ただ100回こなすんじゃなくてしっかりと鍛える為にやる8回の方が効率的って事ですね！｣

梢｢あら、わたくしのセリフを取られてしまったわ｣ｸｽｯ
　

花帆｢あ…す、すいません…センパイの言いたいこと先回りしちゃって｣

梢｢良いのよ……優秀な後輩を持てて果報者ね、わたくしは｣

花帆｢梢センパイ……！｣
　

梢｢花帆さん｣

花帆｢はい！｣

梢｢筋トレというのはね、むやみやたらにすればいい、というものでは無いの｣

梢｢しっかりと考えて、知識を得て、よく休んでよく食べる｣

梢｢日常生活そのものが筋トレだ、ということを頭の片隅にでもおいておいてちょうだい？｣

花帆｢はい！｣
　

梢｢ふふっ…いい返事ね｣

梢｢それじゃ、まずは腹筋8回…脚を押さえてあげるからしっかりと｢鍛える為に｣という意識をもって、ね？｣

花帆｢はいっ！いきます！｣

いーちっ！
　

許せなかった…
TOUGH1巻でキー坊が減量中の選手みたいな食事をしていた事が！
筋肉モリモリにしたいならキー坊とは逆の食事をするべきなんだよね、凄くない？
　

許せなかった…タフスレかと思ったら割と面白いSSが書いてあった事が！
　

チイッ　なんだってSSなんか書いてあるんだよ(ｶｯｶｯ
　

気に触ったのなら謝ります、すいません

でも｢鬼コーチの割には花帆ちゃんの事を大事に扱い過ぎてます｣よね？
　

これタフ本編？
　

タフスレかと思ったら良SSスレ
ウソやろ… こ…こんなことが許されていいのか
　

◆このスレの目的は……？
　

これがタフの空ちゃんですか
　

偽装タフスレはルールで禁止スよね
　

タフ板でラブライブSSはルールで禁止スよね？
　

ラ板はルール無用だろ
　

やっぱし怖いスねラ板は
　

しゃあっ エス・エス！
　

ラ板のルールは
画像スレには適切な画像を速やかに貼るべし
これだけだぞ