【SS】慈「私、好きなんだよね……梢のこと」【ラブライブ！蓮ノ空】

慈「驚いた？」

慈「……なにその顔。もしかしていつもみたいにからかってるだけだと思ってる？」

慈「違うって、ほんとにほんと」

慈「……ほんとだよ？」

慈「確かに今まで秘密にしてたけどさ、それじゃ鈍感な誰かさんは一生気づかないなって思って」

慈「むっ、まだ信じてくれないの？……なら手、出して」

ﾑﾆｭｯ

慈「あはは、何慌ててんの。そうじゃなくて、ほら」

慈「分かるでしょ？私の鼓動」

慈「これでも、凄くドキドキしてるんだよ？心臓バクバクで、脚もちょっと震えてて……ホントは今すぐにでも逃げ出しちゃいたいくらい」

慈「他の人相手じゃ、こうはならないよ。梢だからだよ」

慈「だからさ、梢」


慈「……私の気持ち、受け取ってくれる？」
　

みたいなの好き
　

⁽ƪ𖡡ﾙ ᵒ ᷅ᴗᵒ ᷅ﾙ 慈、続けなさい
　

期待なのだけれど
　

寝る前に書ききりなさい
　

慈「……まだ本当かどうか分からないって？」

慈「ほんと用心深いなぁ……」

慈「じゃあ……これはどうだっ」

ｷﾞｭｯ

慈「真正面からのハグだよ？流石にこれで本気だって分かったでしょ？」

慈「……はぁ？」

慈「『このくらい友達同士でも普通にやってること』って……」

慈「いやまぁ、確かにこのくらいスキンシップ激しい子達もいるけどさ……」

慈「…………ん？」

慈「梢、なんか顔赤くない？」

慈「暑いだけ？」

慈「ふ～ん……」

慈「ま、そういうことにしといたげる」
　

慈「わかったわかった、わかりました」

慈「ほんっと～に頑固だね、梢」

慈「……梢が悪いんだからね？」

慈「とりゃあ！！」

ﾄﾞｻｯ

慈「ふっふっふ……油断したね、梢」

慈「そんなだから突然ベッドに押し倒されちゃうんだよ」

慈「……どこか打ってない？大丈夫？そう、よかった」

慈「流石の梢も、これなら認めざるをえないでしょ？」

慈「……は？」

慈「『東京のスクールアイドルはこのくらい普通にやってる、むしろ密かなブーム』？」

慈「……いやいや」

慈「いやいやいや、それはないでしょ。それがほんとだったら、東京の子ら進みすぎだよ」

慈「……ていうか、梢」

慈「にやけそうなのすごく我慢してない？」

慈「そんなわけないって……いやでも」

慈「……え？思い出し笑いを堪えてるだけ？」

慈「………………ふ～ん……」

慈「ま、そういうことにしといたげる」
　

慈「ってそんなわけないでしょ！」

慈「まったくもう……」

慈「……ここまで来たら次はあれだよ？」

慈「分かってるんでしょ？」

慈「これが最後のチャンスだかんね？」

慈「…………………………」

慈「…………本当に」




慈「………………………本当に、いいの？」




慈「……そう」

慈「分かった」


ﾁｭｯ
　

慈「……………………………」

慈「……え、えへへ」

慈「…………し、しちゃった……ね」

慈「………………………」

慈「……ぷっ、ふふふっ、あはははは！」

慈「梢、顔真っ赤……動揺しすぎ……っ」

慈「あはははっ、そうだね、それはお互い様だね」

慈「……それで、梢？」

慈「流石にもう、分かったよね」

慈「……そうだよ」

慈「じゃあほら、返事は？」

慈「梢の口から聞きたいんだけどな～？」

慈「………………うん」

慈「……嬉しい」
　

慈「……それで、この後はどうしよっか？」

慈「まだ消灯までは、時間あるよねえ」

慈「ねえ、梢は何がしたい？言ってみてよ」

慈「えーなに？聞こえないよ？」

慈「まぁ、奥手な梢には、ちょ～っと難しかったかな？」

慈「……きゃっ……！？」

ﾄﾞｻｯ

慈「…………へ、へぇ……やるじゃん」

慈「それで……えっ！？」

慈「ちょ、ちょっと！？」

慈「わ、分かったって、脱ぐのは自分でするから……！！」

慈「『もうどうなっても知らないわよ』……？」

慈「……何言ってんの、いまさら」

慈「こちとら最初から、そのつもりですよーだ！！」
　

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

慈「………………………」ﾊﾟﾁｯ

慈「…………ふぁぁ……」

慈「……梢？起きてる？」

慈「……ほんと、幸せそうな顔で寝ちゃって……」

慈「………………いてて」

慈「うー……ハードすぎだよ、この体力バカ」

慈「梢の想いを受け止めるのも……楽じゃないなぁ」

慈「私も、筋トレしないとかなぁ……」
　

おわり
　

お目汚し失礼しました
突発的に思い浮かんだので書きました
こずめぐSSもっと増えて……
　

花丸よ！
　

最高ね、貴方
　

最近のしたらばの蓮は爛れまくりなのだけれど
　

っぱこずめぐよ
　

花丸よ