璃奈「できた。クリスマスプレゼント・シミュレーター」【ラブライブ！SS】

璃奈「プレゼントをあげたときの相手の反応をシミュレートできる。プレゼント決めに最適」

侑「steamゲームみたいな名前だ…」

璃奈「…文句言うなら貸してあげない」

侑「わー！うそうそ！ありがとう！使わせてもらいます！」

璃奈「シミュレートするのは歩夢さん？」

侑「う…///そうだけど…」

璃奈「なんでも喜んでくれると思うけど」

侑「せっかくだから一番喜んでもらえるものをあげたいんだ！」

侑「まずは↓3をあげてみようかな」

バイブ

歩夢『わあ、プレゼント？ありがとう！』

侑「バイブ、と」ｶﾀｶﾀ

璃奈「は？」璃奈ちゃんボード『は？』

歩夢『ふぇっ！？な、なにこれ…///』

歩夢『へ、へんな形…だね…///きゃっ！動いた！』

歩夢『…ねえ…こ、これってやっぱり…うぅ〜〜…///』

歩夢『……ゆ、侑ちゃんが、その…使ってみたいなら…私は……』

侑「ふへっ、ふへへへひひひひwww」

歩夢『…侑ちゃ

ﾌﾞﾂﾝ

侑「あれ！？」

璃奈「人の発明品をセクハラに使わないでほしい」璃奈ちゃんボード『じとっ』

侑「いやいやどのくらいの精度があるのかまずは極端な例で検証してみないといけないと思っただけで決してやましい

璃奈「璃奈ちゃんボード『般若』」

侑「ごめんなさい…つい魔が差して…」

璃奈「言い訳が犯罪者のそれ。次はまともなやつにしてね」

侑「う、うん…じゃあ↓3にしようかな…」

札束

侑「札束、と」

璃奈「えぇ…」

歩夢『えぇっ！？な…え、ほ、本物…！？』

歩夢『どうしたのこんなに…へ、変なことしてないよね！？』

歩夢『こんなの貰えないよ…！き、気持ちだけで…』

歩夢『…相談ならいつでも乗るから…なんでも私に話してね？約束だよ？』

侑「うひょw大金を前にうろたえる歩夢もいいなあ…」ﾆﾁｬ

璃奈「セクハラに次ぐモラハラ。どうかと思う」璃奈ちゃんボード『ドン引き』

侑「現実じゃできないから、試してみたくて…」

璃奈「…ある意味正しい使い方と言えるのかも？」

侑「でもなんか安心したよ。これで歩夢に大喜びされてもね…」

璃奈「…私もそれは見たくない」璃奈ちゃんボード『＄ｖ＄』

侑「よし、じゃあ次は↓3かな！」

ローダンセ

侑「ローダンセ！」

璃奈「璃奈ちゃんボード『ごくり』」

歩夢『わあ…！これ、あのときの花だよね。こんなにいっぱい…！』

歩夢『…ふふ、1本じゃ伝えきれなかった、なんて…嬉しい』

歩夢『…すっごく嬉しいよ…』ｸﾞｽﾝ

歩夢『ご、ごめんね！泣くつもりなんて、なかったん…だけど…』ｸﾞｽｸﾞｽ

歩夢『あはは…だめだね、私…///』

侑「そういうところがかわいいよぉおおお！！！」

侑「うんうん、かなりの好感触！いまんとこ一番かな」

璃奈「バイブと札束に比べたらそれはそう。でも私もちょっと感動した」璃奈ちゃんボード『うるうる』

侑「あれ、璃奈ちゃんこの花のこと知ってたっけ？」

璃奈「アニメで見た」

侑「？？」

璃奈「もとい、歩夢さんが嬉しそうに話してたよ」璃奈ちゃんボード『にまにま』

侑「そ、そうなんだ…///」

璃奈「次のプレゼントは↓3とかどう？」

手錠

侑「て、手錠…？」

璃奈「ぴぽぱ」ｶﾀｶﾀ

歩夢『へー…すごいね、こうなってるんだ…』

歩夢『…えっと、それで…これは…』

歩夢『あっ！ちょっと侑ちゃんっ…あ、すごい、ほんとに取れない…ねえこれ…』

歩夢『………あ……』

歩夢『……つ、捕まっちゃった……ね？///』

侑「えっろ」

侑「なるほど…なるほどね〜…なるほど…」

璃奈「可能性を感じたね」璃奈ちゃんボード『キラキラ』

侑「そのボード合ってる？」

璃奈「合ってる」

侑「ほんと？」

璃奈「……」

璃奈「璃奈ちゃんボード『ムラムラ』」

侑「よし」

璃奈「次は↓3でどう？」

露骨な待機
4℃のアクセで

侑「おー、定番だね」

璃奈（というより、時事なんだけど…）ｶﾀｶﾀ

歩夢『わあ、すごい…！かわいい！ありがとう！』

歩夢『…に、似合うかな？…ふふっ、嬉しい』

歩夢『ずっと着けてたいけど…うー…なんだかもったいないなあ…』

歩夢『…侑ちゃんとふたりで出かけるときだけは着けてもいいってことにしようかな？』

歩夢『うん！いっぱいお出かけしようね。ふふっ』

侑「は？かわい…」

侑「さすが王道というか、反応も上々だね」

璃奈「ごめんなさい」璃奈ちゃんボード『涙だばー』

侑「おわっ！？どうしたの璃奈ちゃん」

璃奈「私、汚れてた…世俗に染まりすぎてたみたい」

侑「よくわかんないけど、璃奈ちゃんは汚れてなんかないよ」

璃奈「でもたった一度だけ、ちらと歩夢さんを疑った。どうか私を殴ってほしい」璃奈ちゃんボード『セリヌン』

侑「うーん…？じゃあ…」ﾍﾟﾁ

璃奈「…ありがとう」

侑「次で最後、↓3にしてみよっと」

プレゼントは私

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵三*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

勝った(確信

https://i.imgur.com/CFjGkD0.gif

璃奈「プレゼントは私…それはつまり、そういうこと？」

侑「…う、うん…」

璃奈「大胆」璃奈ちゃんボード『きゃっ』

侑「……あー…！！…緊張する…」

璃奈「…はじめからこれが本命だったの？」

侑「ん…まあ…」

璃奈「それならわざわざシミュレーターを使いたがったのも納得」

侑「う…///」

璃奈「このシミュレーターはかなりの精度を待ってる。…侑さんと歩夢さんなら、大丈夫だとは思うけど…やるの？」

侑「……うん」

璃奈「了解」

侑「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ｶﾀｶﾀ…

歩夢「えっ？……それって……」

歩夢「…………」

歩夢「…あ、あはは…冗談だよね？もう、侑ちゃんってば…」

歩夢「……」

歩夢「……ほんと？」

歩夢「…ほんとにほんと？…私、信じちゃうよ…？」

侑「本当だよ。私、…私、歩夢のことが好き！ずっとずっと好きだったんだ」

侑「だから…私のこと、貰ってくださいっ！」

歩夢「……」

侑「……っ」

歩夢「…侑ちゃんっ！」ｷﾞｭｯ

侑「わっ…歩夢…！」

歩夢「嬉しい…嬉しいよ…！私、すっごく嬉しい！」ｷﾞｭｳｳ

歩夢「こんなに嬉しいの…こんな気持ちになるの初めて…！私…私も侑ちゃんが好き！大好き！」

歩夢「こんなの…ぐすっ…うぅ…」

侑「あ、歩夢…」ｸﾞｽﾝ

歩夢「…ありがとう、侑ちゃん。私いますごく幸せ。どんなプレゼントよりも嬉しいよ」

侑「…なんか…あはは…私のほうがプレゼント貰ったみたいな感じだよ」ｸﾞｽﾝ

侑「…これからもよろしくね、歩夢」

歩夢「うんっ！」


璃奈「めでたしめでたし」璃奈ちゃんボード『ちゃんちゃん』



おわり

?cﾒ*˶˘ ᴗ ˘˵ﾘ　最高だったよ

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ最高のクリスマスプレゼントだね

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ ゆうぽむこそ正義、この世の真理

璃奈「これは前回のゆうぽむ安価ss」璃奈ちゃんボード『@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ』

侑「なんでも言うことを聞いてくれる上原歩夢？」
http://itest.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1604920090/

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

天才作家だったか…
ゆうぽむSSって傑作多すぎません？
公式でも二次でも強いのは反則ですよ（大満足）

初手がバイブだった時は璃奈ちゃんボード『終わった…』って感じだったけど終わりよければ何とやらですね
乙でした

神スレ

@神スレだね

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ 素晴らしいSSだったよ！

最後の流れは素晴らしかった