【SS】夏美「手を繋ぎますの」きな子「は、はいっす！」【ラブライブ！スーパースター!!】

夏美「ほら、はやく」

きな子「はいっす」ｷﾞｭｯ

夏美「そうじゃなくて」ｼﾞﾄｯ

きな子「へ？」

夏美「繋ぎ方」

きな子「……」

夏美「……」

きな子「……あ、分かったっす！」ｷﾞｭｯ
　

きな子「夏美ちゃんって」

夏美「なんですの？」

きな子「好きなんすか？手を繋ぐの」

夏美「好きですの」

きな子「そうなんすね」

夏美「とても」

きな子「とても、っすか」
　

きな子「冬毬ちゃんとよく手を繋いでたんすか？」

夏美「今もよく繋ぎますの」

きな子「あ、そうっすよね。仲良いっすね～」

夏美「冬毬は、意外と体温が高くて」

きな子「へ～」

夏美「でも今のきな子はもっと熱いですの」

きな子「あはは」ﾃﾚﾃﾚ
　

夏美「昔はよく迷子になってて、冬毬がはぐれないようにって手を繋いでくれて」

きな子「なんかイメージ通りっす」

夏美「ほんと、よくできた妹ですの」

きな子「かわいいお姉ちゃんでもあるっすよ」

夏美「きな子にとっては？」

きな子「かわいい彼女っす！」
　

夏美「にゃははｗ」

きな子「なんすかー？」

夏美「なんというか、すらすら言葉が出てきますの」

きな子「いつも思ってることっすから」

夏美「それはそれは」

きな子「褒め足りないっすか？」

夏美「いやそういうことではなく」

きな子「そういうことではなく？」
　

夏美「単純に、きな子の……」

きな子「きな子の？」

夏美「……」

きな子「……」

夏美「やっぱりなんでもないですのー！」

きな子「分かったっす！照れ隠しっす！」

夏美「違いますのぉー！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

きな子「引っ張られても離さないっす！」
　

夏美「きな子も好きなんですの？手を繋ぐのは」

きな子「嫌いな人いるんすか？」

夏美「うっ、なんか嫌な解答」

きな子「え」

夏美「冗談ですの」

きな子「なんだー。冗談っすか」

夏美「ええ」
　

きな子「……」

夏美「……」

きな子「……あ！」

夏美「……」ﾋﾞｸｯ

きな子「夏美ちゃんとー」

夏美「？」

きな子「夏美ちゃんと！な、つ、み、ちゃ、ん、と！手を繋ぐのが好きっすけど！」

夏美「……」
　

きな子「きな子はもっとくっつくのも好きっす！」

夏美「というと？」

きな子「というと……ハグっす！抱擁っす！」

夏美「なーるほど……」

きな子「抱きしめていいっすか？」

夏美「うーん……」

きな子「え、ダメっすか？」

夏美「……」
　

きな子「……」ｷﾞｭｰｯ

夏美「ふふ」ｷﾞｭｰｯ

きな子「今日は、駅まで送るっす」

夏美「ありがとうですの」

きな子「はいっす！」

夏美「夜、連絡してもいいですの？」

きな子「もちろん！待ってるっす！」
　

・
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・

半年後

きな子「夏美ちゃん、おまたせっす」

夏美「いえいえ、夏美も今来たところですの」

きな子「そうっすか」ｷﾞｭｯ

夏美「ええ」ｷﾞｭｯ

きな子「じゃあ、帰るっすよ」

夏美「そうしますの」ﾆｺｯ

きな子「うん……あ、そういえば夏美ちゃん！聞いてほしいことがあって──」
　

おわり
　

一年か二年ぶりくらいにSS書いた
言わせたがりやらせたがりの姫属性ナッツは存在する
　

素晴らしかったっす
　

きなCやんけ！！たすかる！！
しかも視点も好きありがとうまた見たい
　

いいっすねえ
　

アグリーです
　

神っすね
次回作にも期待してるっす