0
【反省文(※はじめに)】
このSSは三船栞子のセンシティブ、かつ可哀想な描写が、お話の中盤に存在します。
不愉快な表現は極力控えたつもりですが、栞子が好きな方には辛い展開に感じられるかもしれません。
あらかじめご了承の上、最後までお楽しみいただけますと嬉しく思います。
時期は『えいがさき』における、『スクールアイドルGPX』の開催直前。
初日六位に躍り出た三船栞子、彼女の活躍の原動力となった『出来事』を空想しながら描いた物語です。
*
1: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:07:57 ID:???00
【反省文(※はじめに)】
このSSは三船栞子のセンシティブ、かつ可哀想な描写が、お話の中盤に存在します。
不愉快な表現は極力控えたつもりですが、栞子が好きな方には辛い展開に感じられるかもしれません。
あらかじめご了承の上、最後までお楽しみいただけますと嬉しく思います。
時期は『えいがさき』における、『スクールアイドルGPX』の開催直前。
初日六位に躍り出た三船栞子、彼女の活躍の原動力となった『出来事』を空想しながら描いた物語です。
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栞子「彼方さん、私はっ……!」
栞子「私は結局、何一つ、何一つ上手にできませんでしたっ……!!」
彼方「よしよし、栞子ちゃん。たまにはそういうコトもあるよ~」
栞子「彼方さんっ、彼方さあんっ……!!」
*
彼方(彼方ちゃんに抱き付いて、ワンワンと泣き続ける栞子ちゃん)
彼方(彼方ちゃんは、そんな栞子ちゃんを抱きしめながら、頭を優しく『ナデナデ』して慰めていたのでした)
2: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:08:37 ID:???00
栞子「彼方さん、私はっ……!」
栞子「私は結局、何一つ、何一つ上手にできませんでしたっ……!!」
彼方「よしよし、栞子ちゃん。たまにはそういうコトもあるよ~」
栞子「彼方さんっ、彼方さあんっ……!!」
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彼方(彼方ちゃんに抱き付いて、ワンワンと泣き続ける栞子ちゃん)
彼方(彼方ちゃんは、そんな栞子ちゃんを抱きしめながら、頭を優しく『ナデナデ』して慰めていたのでした)
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彼方(……ん? どうして栞子ちゃんが、彼方ちゃんの胸の中で泣いてるのか、って?)
彼方(それはね……)
彼方(時期は『スクールアイドルGPX』が開催される、ほんの少し前)
彼方(彼方ちゃんが生徒会室にお邪魔したときから、すべてをお話しましょう……)
*
彼方「お邪魔いたす~♪」
彼方「彼方ちゃんが、生徒会室で『すやぴ』をして進ぜよう~」
彼方「有り難く思うが良い~♪」
栞子「…………」
彼方「……ん? ありゃ?」
3: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:09:56 ID:???00
彼方(……ん? どうして栞子ちゃんが、彼方ちゃんの胸の中で泣いてるのか、って?)
彼方(それはね……)
彼方(時期は『スクールアイドルGPX』が開催される、ほんの少し前)
彼方(彼方ちゃんが生徒会室にお邪魔したときから、すべてをお話しましょう……)
*
彼方「お邪魔いたす~♪」
彼方「彼方ちゃんが、生徒会室で『すやぴ』をして進ぜよう~」
彼方「有り難く思うが良い~♪」
栞子「…………」
彼方「……ん? ありゃ?」
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彼方(栞子ちゃん、大きなヘッドフォンを掛けて、PCの画面をジッと見つめてる)
彼方(何の動画を観てるのかな?)
彼方(……まぁいいや。今のうちに、生徒会室のフカフカなソファーをお借りしちゃお、っと~)
彼方(……おや?)
彼方(テーブルの上に、分厚い大学ノートが広げて置いてある)
彼方(なになに、『児童館ボランティア』計画書……?)
栞子「えっ!? うっ、うわあああっ、彼方さんっ!!!?」
4: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:11:26 ID:???00
彼方(栞子ちゃん、大きなヘッドフォンを掛けて、PCの画面をジッと見つめてる)
彼方(何の動画を観てるのかな?)
彼方(……まぁいいや。今のうちに、生徒会室のフカフカなソファーをお借りしちゃお、っと~)
彼方(……おや?)
彼方(テーブルの上に、分厚い大学ノートが広げて置いてある)
彼方(なになに、『児童館ボランティア』計画書……?)
栞子「えっ!? うっ、うわあああっ、彼方さんっ!!!?」
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5: ◆42AgWNQr★ 2025/10/05(日) 10:12:19 ID:???00
ノレcイ´=ω=)
0
彼方「おおう、ビックリしたあ~☆」
彼方「お邪魔してるよ、栞子ちゃん。入ったときに、一応挨拶はしたからね~」
栞子「あっ、いえ、それは問題ありませんが……!」
栞子「あの、その……彼方さん、このノート、ご覧になってしまいましたか?」
彼方「ご覧になってしまいましたっ。まあ、チョコッとだけだけどね~」
栞子「そっ、そうですか……」
6: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:13:08 ID:???00
彼方「おおう、ビックリしたあ~☆」
彼方「お邪魔してるよ、栞子ちゃん。入ったときに、一応挨拶はしたからね~」
栞子「あっ、いえ、それは問題ありませんが……!」
栞子「あの、その……彼方さん、このノート、ご覧になってしまいましたか?」
彼方「ご覧になってしまいましたっ。まあ、チョコッとだけだけどね~」
栞子「そっ、そうですか……」
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栞子「あの、すみません、このノートの内容については、どうか他の方には伏せておいていただけないでしょうか?」
彼方「伏せて、おく?」
栞子「はい。あの、すみません、ぶしつけなお願いで申し訳ないのですが……」
彼方「…………」
彼方「エマちゃん~、児童館ボランティアって、栞子ちゃんが……」
栞子「止めてください!!!!」
7: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:15:08 ID:???00
栞子「あの、すみません、このノートの内容については、どうか他の方には伏せておいていただけないでしょうか?」
彼方「伏せて、おく?」
栞子「はい。あの、すみません、ぶしつけなお願いで申し訳ないのですが……」
彼方「…………」
彼方「エマちゃん~、児童館ボランティアって、栞子ちゃんが……」
栞子「止めてください!!!!」
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彼方「うわあ、またしてもビックリしたあ!」
彼方「そんなに真剣な声で、どうしたの? ……もしかして栞子ちゃん、エマちゃんのこと嫌い?」
栞子「ちっ、違います!! そんなことは断じてありませんっ!!」
栞子「でっ、ですが……その、エマさんは……」
栞子「とても『お口が軽い』傾向がある、と思いまして」
栞子「昨日も、果林さんが久々に『お寝坊』されかけて、エマさんにそのことを『口止めして欲しい』とお願いされていたのに……」
栞子「エマさんはそれを皆の前で、とても嬉しそうに話していらっしゃいました!」
彼方「ああ~、そういうことか~」
8: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:17:08 ID:???00
彼方「うわあ、またしてもビックリしたあ!」
彼方「そんなに真剣な声で、どうしたの? ……もしかして栞子ちゃん、エマちゃんのこと嫌い?」
栞子「ちっ、違います!! そんなことは断じてありませんっ!!」
栞子「でっ、ですが……その、エマさんは……」
栞子「とても『お口が軽い』傾向がある、と思いまして」
栞子「昨日も、果林さんが久々に『お寝坊』されかけて、エマさんにそのことを『口止めして欲しい』とお願いされていたのに……」
栞子「エマさんはそれを皆の前で、とても嬉しそうに話していらっしゃいました!」
彼方「ああ~、そういうことか~」
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彼方「エマちゃんはね、果林ちゃんのことが、本当~に大好きなんだ」
彼方「それこそ、果林ちゃんのネガティブなところも含めて、ぜ~んぶが大好きなの」
彼方「んで、エマちゃんは果林ちゃんの大好きなところを、い~っぱいお話ししたくって、み~んなに広めたくって……」
彼方「結果的に、そういう風に見えちゃう……って感じになるのかな~♪」
栞子「なっ、なるほど……!」
栞子「そのような事情でしたら、とても良く分かります」
栞子「ネガティブなところも含めて、果林さんの全部が大好き。とてもエマさんらしいです!」
栞子「私にとっての、ランジュのようなものですねっ!」
9: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:19:15 ID:???00
彼方「エマちゃんはね、果林ちゃんのことが、本当~に大好きなんだ」
彼方「それこそ、果林ちゃんのネガティブなところも含めて、ぜ~んぶが大好きなの」
彼方「んで、エマちゃんは果林ちゃんの大好きなところを、い~っぱいお話ししたくって、み~んなに広めたくって……」
彼方「結果的に、そういう風に見えちゃう……って感じになるのかな~♪」
栞子「なっ、なるほど……!」
栞子「そのような事情でしたら、とても良く分かります」
栞子「ネガティブなところも含めて、果林さんの全部が大好き。とてもエマさんらしいです!」
栞子「私にとっての、ランジュのようなものですねっ!」
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栞子「……ああ、でもすみません、彼方さん」
栞子「やはりエマさんにも、同好会の皆さんにも、このことは秘密にしていただけないでしょうか?」
彼方「ありゃ、やっぱダメかね?」
栞子「はい。皆さんに来ていただくのは、やぶさかではないのですが……」
10: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:21:07 ID:???00
栞子「……ああ、でもすみません、彼方さん」
栞子「やはりエマさんにも、同好会の皆さんにも、このことは秘密にしていただけないでしょうか?」
彼方「ありゃ、やっぱダメかね?」
栞子「はい。皆さんに来ていただくのは、やぶさかではないのですが……」
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栞子「この『児童館ボランティア』は、私がスクールアイドルになる前に、よくやらせていただいていたものなのです」
栞子「ですが、スクールアイドルや生徒会長になってからは、ご無沙汰になってしまっていて……」
栞子「GPXの前に時間が取れそうでしたので、久々にやらせていただこうと計画していたのです」
栞子「ただ……虹ヶ咲のスクールアイドル全員で参加すると、大騒ぎになってしまいそうですので……」
栞子「今回は、私一人でコッソリ行こうと決めていたのです」
11: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:23:06 ID:???00
栞子「この『児童館ボランティア』は、私がスクールアイドルになる前に、よくやらせていただいていたものなのです」
栞子「ですが、スクールアイドルや生徒会長になってからは、ご無沙汰になってしまっていて……」
栞子「GPXの前に時間が取れそうでしたので、久々にやらせていただこうと計画していたのです」
栞子「ただ……虹ヶ咲のスクールアイドル全員で参加すると、大騒ぎになってしまいそうですので……」
栞子「今回は、私一人でコッソリ行こうと決めていたのです」
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彼方「そうだったんだね~。ゴメンね、栞子ちゃん。彼方ちゃん、すごいイジワルしちゃったね」
栞子「いえ、そのようなことは……」
栞子「あっ、ですが、もしよろしければ、今回は彼方さんだけになりますが、ご一緒にいかがでしょうか?」
栞子「同好会の皆さんをお誘いする前の、デモンストレーションという形になりますが……」
彼方「いいの? うんうん、行く行く! ありがとう、栞子ちゃん~♪」
12: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:25:09 ID:???00
彼方「そうだったんだね~。ゴメンね、栞子ちゃん。彼方ちゃん、すごいイジワルしちゃったね」
栞子「いえ、そのようなことは……」
栞子「あっ、ですが、もしよろしければ、今回は彼方さんだけになりますが、ご一緒にいかがでしょうか?」
栞子「同好会の皆さんをお誘いする前の、デモンストレーションという形になりますが……」
彼方「いいの? うんうん、行く行く! ありがとう、栞子ちゃん~♪」
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彼方(……このような過程で、彼方ちゃんは栞子ちゃんのお誘いをお受けしちゃったのでした☆)
*
彼方(ちなみに『児童館』というのは……)
彼方(『様々な理由で昼間留守になる家庭の児童を安全に保護して、健やかに育成するための施設』のこと)
彼方(ボランティアの内容は、手芸や工作、本の読み聞かせ……)
彼方(あと、劇とかもやる感じかな~)
彼方(まさに『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』にピッタリのボランティアだね!)
彼方(今回は彼方ちゃんが特別参加する、デモンストレーションということで……)
彼方(スタッフの皆さんのお手伝いをメインにしよう、ってコトになりました♪)
*
彼方(そして、児童館ボランティアの当日……)
13: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:27:07 ID:???00
彼方(……このような過程で、彼方ちゃんは栞子ちゃんのお誘いをお受けしちゃったのでした☆)
*
彼方(ちなみに『児童館』というのは……)
彼方(『様々な理由で昼間留守になる家庭の児童を安全に保護して、健やかに育成するための施設』のこと)
彼方(ボランティアの内容は、手芸や工作、本の読み聞かせ……)
彼方(あと、劇とかもやる感じかな~)
彼方(まさに『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』にピッタリのボランティアだね!)
彼方(今回は彼方ちゃんが特別参加する、デモンストレーションということで……)
彼方(スタッフの皆さんのお手伝いをメインにしよう、ってコトになりました♪)
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彼方(そして、児童館ボランティアの当日……)
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彼方「いやあ~ん、もおう、彼方ちゃん恥ずかしい~☆」
子供達「おねーちゃん、かくご~!」
彼方「おおぅ、モーレツぅ~♪」
子供達「ええっ、なにそれ、おもしろい~!!」
彼方「へへっ、コレは彼方ちゃんが生まれる前のネタだから、さすがに分っかんないか~」
彼方(彼方ちゃんは、児童館の子供達から『スカートめくり』の総攻撃を受けていたのでした)
彼方(虹ヶ咲の制服はスカートが短いのと、敵は多勢に無勢なので、か弱い彼方ちゃんはされるがままです)
彼方(まあ今日の子供達は、み~んな女の子だったから、スカートを捲り上げられても別に良っか、ってことで……)
栞子「よっ、良くありませんっ!!」
栞子「皆さんっ、そのような『はしたない』遊びは止めてくださいっ!!」
15: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:37:19 ID:???00
彼方「いやあ~ん、もおう、彼方ちゃん恥ずかしい~☆」
子供達「おねーちゃん、かくご~!」
彼方「おおぅ、モーレツぅ~♪」
子供達「ええっ、なにそれ、おもしろい~!!」
彼方「へへっ、コレは彼方ちゃんが生まれる前のネタだから、さすがに分っかんないか~」
彼方(彼方ちゃんは、児童館の子供達から『スカートめくり』の総攻撃を受けていたのでした)
彼方(虹ヶ咲の制服はスカートが短いのと、敵は多勢に無勢なので、か弱い彼方ちゃんはされるがままです)
彼方(まあ今日の子供達は、み~んな女の子だったから、スカートを捲り上げられても別に良っか、ってことで……)
栞子「よっ、良くありませんっ!!」
栞子「皆さんっ、そのような『はしたない』遊びは止めてくださいっ!!」
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彼方「彼方ちゃんは大丈夫だよ、栞子ちゃん。み~んな女の子ばっかりだし」
栞子「そっ、そういう問題では……」
栞子「その遊びは、何というか……せっ、センシティブですっ!!」
彼方「ああ~、そっちについても、彼方ちゃんは大丈夫だから……」
栞子「そういう訳にはいきません! 彼方さん、今お助けしますっ!!」
栞子「……さあ、皆さんっ!!」
彼方&子供達「……!!!!」
子供達「……おっ、おねえちゃ、ん……!?」
16: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:39:07 ID:???00
彼方「彼方ちゃんは大丈夫だよ、栞子ちゃん。み~んな女の子ばっかりだし」
栞子「そっ、そういう問題では……」
栞子「その遊びは、何というか……せっ、センシティブですっ!!」
彼方「ああ~、そっちについても、彼方ちゃんは大丈夫だから……」
栞子「そういう訳にはいきません! 彼方さん、今お助けしますっ!!」
栞子「……さあ、皆さんっ!!」
彼方&子供達「……!!!!」
子供達「……おっ、おねえちゃ、ん……!?」
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彼方(栞子ちゃんは、彼方ちゃん達に背中を向けると……)
彼方(制服のスカートを両手で捲り上げて、その……)
彼方(スパッツやペチパンなどでガードされていない、セミビキニのショーツを、彼方ちゃん達の眼前に晒したのです!!)
彼方(こりゃ『パ〇〇ラ』っていうより、もはや『パンモロ』って感じかな~)
彼方(彼方ちゃんも子供達も、栞子ちゃんが晒したそれに、完全に釘付けになってしまったのでした)
彼方(……おおっと、センシティブが過ぎるので、これ以上の解説は勘弁してくれたまえ、諸君!)
栞子「私は三船栞子……いえ、今は『三船おしり子』です!」
栞子「お尻のプロポーションについては、姉さんに褒められたことがあるのですよ!」
栞子「さあ、どうぞ皆さん、遠慮なく私のスカートを捲り上げてくださいっ!!」
17: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:41:07 ID:???00
彼方(栞子ちゃんは、彼方ちゃん達に背中を向けると……)
彼方(制服のスカートを両手で捲り上げて、その……)
彼方(スパッツやペチパンなどでガードされていない、セミビキニのショーツを、彼方ちゃん達の眼前に晒したのです!!)
彼方(こりゃ『パ〇〇ラ』っていうより、もはや『パンモロ』って感じかな~)
彼方(彼方ちゃんも子供達も、栞子ちゃんが晒したそれに、完全に釘付けになってしまったのでした)
彼方(……おおっと、センシティブが過ぎるので、これ以上の解説は勘弁してくれたまえ、諸君!)
栞子「私は三船栞子……いえ、今は『三船おしり子』です!」
栞子「お尻のプロポーションについては、姉さんに褒められたことがあるのですよ!」
栞子「さあ、どうぞ皆さん、遠慮なく私のスカートを捲り上げてくださいっ!!」
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子供達「……」
子供達「…………」
子供達「おねえちゃん、それは……すっ、すごくハズかしいよぉ……」
栞子「えっ!? どっ、どうして皆さん、そこで素に戻られるのですか!?」
栞子「私のお尻に、スカートを捲り上げたくなる『適正』がないからですか!?」
18: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:50:12 ID:???00
子供達「……」
子供達「…………」
子供達「おねえちゃん、それは……すっ、すごくハズかしいよぉ……」
栞子「えっ!? どっ、どうして皆さん、そこで素に戻られるのですか!?」
栞子「私のお尻に、スカートを捲り上げたくなる『適正』がないからですか!?」
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彼方「あっ、ああ~、栞子ちゃん、そうじゃなくてね……」
彼方「彼方ちゃんのスカートの中はこうなってるから、問題なかったんだよ~」
栞子「あっ!! ……そっ、それは……!!」
彼方(彼方ちゃんはスカートを捲り上げて、その中の『仕組み』を栞子ちゃんに見てもらいました)
彼方(彼方ちゃんがスカートの中に身に付けていたのは……)
彼方(たっぷりのフリルで装飾された、『ドロワーズ』だったのです~!)
彼方(わんぱくな子もいるだろうな~、ってコトで、果林ちゃんから色々アドバイスをもらって、コレを身に付けていたのでした)
彼方(ちなみにコレは『チラリズム』の具合や、動きやすさとかの検証も兼ねていて……)
彼方(GPXで披露する『Daydream Mermaid』の衣装作りにも役立ったんだよ~♪)
19: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:51:07 ID:???00
彼方「あっ、ああ~、栞子ちゃん、そうじゃなくてね……」
彼方「彼方ちゃんのスカートの中はこうなってるから、問題なかったんだよ~」
栞子「あっ!! ……そっ、それは……!!」
彼方(彼方ちゃんはスカートを捲り上げて、その中の『仕組み』を栞子ちゃんに見てもらいました)
彼方(彼方ちゃんがスカートの中に身に付けていたのは……)
彼方(たっぷりのフリルで装飾された、『ドロワーズ』だったのです~!)
彼方(わんぱくな子もいるだろうな~、ってコトで、果林ちゃんから色々アドバイスをもらって、コレを身に付けていたのでした)
彼方(ちなみにコレは『チラリズム』の具合や、動きやすさとかの検証も兼ねていて……)
彼方(GPXで披露する『Daydream Mermaid』の衣装作りにも役立ったんだよ~♪)
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彼方「という訳で彼方ちゃんは大丈夫だから……」
彼方「とりあえず栞子ちゃんは、スカートを元に戻してくれるかな?」
栞子「えっ……でっ、ではその、私は……」
栞子「皆さんの前で『はしたない』姿を晒しただけ、になるのでしょうか……!?」
彼方「そっ、そういうことに、なっちゃうのかなぁ……」
栞子「うっ……ううう……」
栞子「うわああああああああんっ!!!!」
彼方&子供達「!!!!」
21: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:53:08 ID:???00
彼方「という訳で彼方ちゃんは大丈夫だから……」
彼方「とりあえず栞子ちゃんは、スカートを元に戻してくれるかな?」
栞子「えっ……でっ、ではその、私は……」
栞子「皆さんの前で『はしたない』姿を晒しただけ、になるのでしょうか……!?」
彼方「そっ、そういうことに、なっちゃうのかなぁ……」
栞子「うっ……ううう……」
栞子「うわああああああああんっ!!!!」
彼方&子供達「!!!!」
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栞子「私は皆さんの視界に、その……!!」
栞子「とても不快なものを晒してしまいましたっ!!!!」
栞子「本当にごめんなさい、ごめんなさいっ……!!!!」
彼方&子供達「…………」
彼方(栞子ちゃんはその場にペタンを座り込むと……)
彼方(両手で顔を塞いで、大声で号泣してしまいました)
彼方(深い海の底に沈んでいく、聞いている方も息が詰まりそうな、栞子ちゃんの悲しそうな泣き声……)
彼方(彼方ちゃんも子供達も、無言で栞子ちゃんを見守ることしかできません)
22: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:55:10 ID:???00
栞子「私は皆さんの視界に、その……!!」
栞子「とても不快なものを晒してしまいましたっ!!!!」
栞子「本当にごめんなさい、ごめんなさいっ……!!!!」
彼方&子供達「…………」
彼方(栞子ちゃんはその場にペタンを座り込むと……)
彼方(両手で顔を塞いで、大声で号泣してしまいました)
彼方(深い海の底に沈んでいく、聞いている方も息が詰まりそうな、栞子ちゃんの悲しそうな泣き声……)
彼方(彼方ちゃんも子供達も、無言で栞子ちゃんを見守ることしかできません)
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子供達「……おねえちゃん」
子供達「おねえちゃん、だいじょうぶだよ、おねえちゃんっ」
彼方(今日この児童館に来ていた子供達は、み~んな良い子達ばかりでした)
彼方(泣いている栞子ちゃんに、ギュッと身体を抱き寄せたり……)
彼方(頭を『ナデナデ』している子もいたり……)
彼方(彼方ちゃんもその光景を見て、子供達と一緒に、栞子ちゃんの頭を『ナデナデ』してあげたのです)
23: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:57:09 ID:???00
子供達「……おねえちゃん」
子供達「おねえちゃん、だいじょうぶだよ、おねえちゃんっ」
彼方(今日この児童館に来ていた子供達は、み~んな良い子達ばかりでした)
彼方(泣いている栞子ちゃんに、ギュッと身体を抱き寄せたり……)
彼方(頭を『ナデナデ』している子もいたり……)
彼方(彼方ちゃんもその光景を見て、子供達と一緒に、栞子ちゃんの頭を『ナデナデ』してあげたのです)
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女の子「おねえちゃん、泣かないでっ」
女の子「ほら、『あゆとん』も、おねえちゃんに『泣かないで』って言ってるよっ」
彼方(栞子ちゃんを慰めてた子供達のひとりが、両手で抱きかかえていた『お人形』を、栞子ちゃんの前に差し出します)
彼方(これは……歩夢ちゃん、だねっ)
彼方(ニッコリ笑顔な歩夢ちゃんのお人形に、『ピンク色のパーカー』が着せられてるみたい)
彼方(歩夢ちゃんのお人形は、スクールアイドル専門のショップで販売されている、既製品みたいだけど……?)
彼方「おおう、可愛い歩夢ちゃんだねっ。このパーカー、もしかして手作り?」
女の子「うん! ママが作ってくれたの~!!」
彼方「そっかぁ~、真ん丸なお耳とか、クルンと巻かれたシッポが可愛いねぇ~♪」
栞子「…………あゆ、とん?」
25: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 10:59:07 ID:???00
女の子「おねえちゃん、泣かないでっ」
女の子「ほら、『あゆとん』も、おねえちゃんに『泣かないで』って言ってるよっ」
彼方(栞子ちゃんを慰めてた子供達のひとりが、両手で抱きかかえていた『お人形』を、栞子ちゃんの前に差し出します)
彼方(これは……歩夢ちゃん、だねっ)
彼方(ニッコリ笑顔な歩夢ちゃんのお人形に、『ピンク色のパーカー』が着せられてるみたい)
彼方(歩夢ちゃんのお人形は、スクールアイドル専門のショップで販売されている、既製品みたいだけど……?)
彼方「おおう、可愛い歩夢ちゃんだねっ。このパーカー、もしかして手作り?」
女の子「うん! ママが作ってくれたの~!!」
彼方「そっかぁ~、真ん丸なお耳とか、クルンと巻かれたシッポが可愛いねぇ~♪」
栞子「…………あゆ、とん?」
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女の子「あっ、おねえちゃん、元気になったっ」
栞子「私は大丈夫です、まったく問題ありませんっ。そっ、それよりも……」
栞子「あっ、『あゆとん』とは、一体全体、何の略なのでしょうか?」
栞子「特に『とん』……そう、『とん』です! 『とん』がとても気になりますっ!」
栞子「申し訳ありませんが、差し支えなければ『とん』の意味を教えていただけますと……!」
女の子「とん? もちろんブタさんだよ~」
栞子「ぶ、豚っ!? あっ、歩夢さんが豚ですかっ!!!?」
彼方(栞子ちゃんは、やにわに怒号を上げると……)
彼方(『あゆとん』のぬいぐるみを持っている女の子に対して、仏頂面なお顔をグイッと近付けたのでした!)
彼方(栞子ちゃんの突然の行動に、女の子はもちろんのこと、彼方ちゃん達も驚きでまったく対応することができません……)
26: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:01:17 ID:???00
女の子「あっ、おねえちゃん、元気になったっ」
栞子「私は大丈夫です、まったく問題ありませんっ。そっ、それよりも……」
栞子「あっ、『あゆとん』とは、一体全体、何の略なのでしょうか?」
栞子「特に『とん』……そう、『とん』です! 『とん』がとても気になりますっ!」
栞子「申し訳ありませんが、差し支えなければ『とん』の意味を教えていただけますと……!」
女の子「とん? もちろんブタさんだよ~」
栞子「ぶ、豚っ!? あっ、歩夢さんが豚ですかっ!!!?」
彼方(栞子ちゃんは、やにわに怒号を上げると……)
彼方(『あゆとん』のぬいぐるみを持っている女の子に対して、仏頂面なお顔をグイッと近付けたのでした!)
彼方(栞子ちゃんの突然の行動に、女の子はもちろんのこと、彼方ちゃん達も驚きでまったく対応することができません……)
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栞子「あっ、歩夢さんは確かに、やや太って……!」
栞子「いえ! その、『ふっくら』していらっしゃる感じはあります!!」
栞子「最近は体重をとても気にされているようですが……」
栞子「ですが、あの、歩夢さんは太ってなどいませんし……!!」
栞子「そうです、私は断じて、歩夢さんは『おデブ』ではないと思うのですっ!!!!」
27: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:03:07 ID:???00
栞子「あっ、歩夢さんは確かに、やや太って……!」
栞子「いえ! その、『ふっくら』していらっしゃる感じはあります!!」
栞子「最近は体重をとても気にされているようですが……」
栞子「ですが、あの、歩夢さんは太ってなどいませんし……!!」
栞子「そうです、私は断じて、歩夢さんは『おデブ』ではないと思うのですっ!!!!」
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女の子「おっ、おねえちゃん、『あゆとん』のこと……ひっ、ひどいよお~!!」
栞子「えっ!? なっ、何故あなたが泣くのですか!!」
栞子「そもそも『あゆとん』は、あなたが先におっしゃったことではありませんかっ……!!」
彼方「栞子ちゃん、落ち着いて! この子は歩夢ちゃんが『太ってる』なんて、一言も言ってない!!」
栞子「えっ!? でっ、でもっ、ですが……!!」
彼方「『ですが』じゃない! この子にとってブタさんは、『可愛い』以外の『意味は持ってない』んだよっ!!」
栞子「えっ!!!? そっ、そんな、そんなあっ……!!」
28: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:05:08 ID:???00
女の子「おっ、おねえちゃん、『あゆとん』のこと……ひっ、ひどいよお~!!」
栞子「えっ!? なっ、何故あなたが泣くのですか!!」
栞子「そもそも『あゆとん』は、あなたが先におっしゃったことではありませんかっ……!!」
彼方「栞子ちゃん、落ち着いて! この子は歩夢ちゃんが『太ってる』なんて、一言も言ってない!!」
栞子「えっ!? でっ、でもっ、ですが……!!」
彼方「『ですが』じゃない! この子にとってブタさんは、『可愛い』以外の『意味は持ってない』んだよっ!!」
栞子「えっ!!!? そっ、そんな、そんなあっ……!!」
0
彼方(狼狽えた表情で、辺りを見回す栞子ちゃん)
彼方(栞子ちゃんの視界に入っているのは、怒ってる表情をしている彼方ちゃんと……)
彼方(『あゆとん』のぬいぐるみを抱えて、泣き出してしまった女の子)
彼方(そして、それらの様子を無言で見守っている、子供達でしょう……)
彼方(彼方ちゃんは泣き出してしまった女の子を慰めるために、彼女の身体を抱き寄せて、頭を『ナデナデ』してあげたのでした)
29: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:07:08 ID:???00
彼方(狼狽えた表情で、辺りを見回す栞子ちゃん)
彼方(栞子ちゃんの視界に入っているのは、怒ってる表情をしている彼方ちゃんと……)
彼方(『あゆとん』のぬいぐるみを抱えて、泣き出してしまった女の子)
彼方(そして、それらの様子を無言で見守っている、子供達でしょう……)
彼方(彼方ちゃんは泣き出してしまった女の子を慰めるために、彼女の身体を抱き寄せて、頭を『ナデナデ』してあげたのでした)
0
彼方「おお~、よしよしっ、泣き止んで~」
彼方「栞子ちゃんは『あゆとん』のこと、誤解してるだけだから、ねっ」
栞子「ごっ、誤解……!?」
栞子「あっ、ああっ、もっ、もしかして……」
栞子「私は、そのっ、まっ、またしても……!?」
栞子「うっ、あぅ……あううっ……!!」
栞子「うっ……うううぅ……」
栞子「うわああああああああんっ!!!!」
彼方&子供達「!!!!」
30: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:09:07 ID:???00
彼方「おお~、よしよしっ、泣き止んで~」
彼方「栞子ちゃんは『あゆとん』のこと、誤解してるだけだから、ねっ」
栞子「ごっ、誤解……!?」
栞子「あっ、ああっ、もっ、もしかして……」
栞子「私は、そのっ、まっ、またしても……!?」
栞子「うっ、あぅ……あううっ……!!」
栞子「うっ……うううぅ……」
栞子「うわああああああああんっ!!!!」
彼方&子供達「!!!!」
0
32: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:11:07 ID:???00
彼方(栞子ちゃんは凄まじい悲鳴と共に、すっくと立ち上がると……)
彼方(部屋の隅っこに向かって、全力ダッシュを始めたのでした!)
彼方(一応、子供達や彼方ちゃんを蹴り飛ばさないように、気を遣ってくれてたんだけどね~)
彼方(でも栞子ちゃんは、それらに気を取られすぎてしまったことで……)
栞子「あっ、しまっ……!!」
栞子「ぷっ、ぷぎゃあああああああああっ!!!!」
子供達「!!!!」
彼方「しっ、栞子ちゃ~~んっ!!!?」
彼方(栞子ちゃんは、大きなサイコロのぬいぐるみに足を引っ掛けてしまって……)
彼方(柔らかいプレイマットの上に、うつ伏せ体勢で豪快にダイブしてしまったのです!!)
彼方(部屋の隅っこに向かって、全力ダッシュを始めたのでした!)
彼方(一応、子供達や彼方ちゃんを蹴り飛ばさないように、気を遣ってくれてたんだけどね~)
彼方(でも栞子ちゃんは、それらに気を取られすぎてしまったことで……)
栞子「あっ、しまっ……!!」
栞子「ぷっ、ぷぎゃあああああああああっ!!!!」
子供達「!!!!」
彼方「しっ、栞子ちゃ~~んっ!!!?」
彼方(栞子ちゃんは、大きなサイコロのぬいぐるみに足を引っ掛けてしまって……)
彼方(柔らかいプレイマットの上に、うつ伏せ体勢で豪快にダイブしてしまったのです!!)
0
栞子「……いっ、痛くない、っ……」
栞子「全然痛くないのに……」
栞子「どうしてでしょう、とても、とても胸が痛いですっ……!」
栞子「うっ、うううううっ……!!」
栞子「うわああああああああん~~っ!!!!」
彼方(うつ伏せの状態の栞子ちゃんは、プレイマットに顔を埋めたまま、大声で泣き出してしまいました)
彼方(お尻を突き出して、スカートが捲れ上がって、とても恥ずかしい姿になってるけど……)
彼方(栞子ちゃんにとっては、もうそんなことはどうでも良くって)
彼方(『あゆとん』のお人形を持っていた女の子を傷付けてしまった事実に、耐えられなかったんだね……)
33: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:13:07 ID:???00
栞子「……いっ、痛くない、っ……」
栞子「全然痛くないのに……」
栞子「どうしてでしょう、とても、とても胸が痛いですっ……!」
栞子「うっ、うううううっ……!!」
栞子「うわああああああああん~~っ!!!!」
彼方(うつ伏せの状態の栞子ちゃんは、プレイマットに顔を埋めたまま、大声で泣き出してしまいました)
彼方(お尻を突き出して、スカートが捲れ上がって、とても恥ずかしい姿になってるけど……)
彼方(栞子ちゃんにとっては、もうそんなことはどうでも良くって)
彼方(『あゆとん』のお人形を持っていた女の子を傷付けてしまった事実に、耐えられなかったんだね……)
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子供達「……おねえちゃん、毛布持ってきたよっ」
彼方「すまないね~。さすがに丸見えのまんまだと、恥ずかしいもんねっ」
彼方(ずっとうつ伏せのまま、大声で泣き続けている栞子ちゃん)
彼方(お尻に毛布を掛けて、スカートの中が見えないようにした後で……)
彼方(彼方ちゃんと子供達み~んなで、栞子ちゃんの側に寄り添って、入れ替わりで頭を『ナデナデ』してあげたのでした)
女の子「おねえちゃん……」
彼方(『あゆとん』のぬいぐるみを持っていた女の子は、すでに泣き止んでいて……)
彼方(彼方ちゃん達と一緒に、栞子ちゃんの頭を『ナデナデ』してくれています)
彼方(そうしてしばらくして、栞子ちゃんはようやく泣き止むと……)
彼方(泣き疲れてしまったのか、そのまま優しい寝息を立てて、眠ってしまったのでした)
34: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:15:07 ID:???00
子供達「……おねえちゃん、毛布持ってきたよっ」
彼方「すまないね~。さすがに丸見えのまんまだと、恥ずかしいもんねっ」
彼方(ずっとうつ伏せのまま、大声で泣き続けている栞子ちゃん)
彼方(お尻に毛布を掛けて、スカートの中が見えないようにした後で……)
彼方(彼方ちゃんと子供達み~んなで、栞子ちゃんの側に寄り添って、入れ替わりで頭を『ナデナデ』してあげたのでした)
女の子「おねえちゃん……」
彼方(『あゆとん』のぬいぐるみを持っていた女の子は、すでに泣き止んでいて……)
彼方(彼方ちゃん達と一緒に、栞子ちゃんの頭を『ナデナデ』してくれています)
彼方(そうしてしばらくして、栞子ちゃんはようやく泣き止むと……)
彼方(泣き疲れてしまったのか、そのまま優しい寝息を立てて、眠ってしまったのでした)
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彼方(そして…………)
*
栞子「……うっ、ううん……」
彼方「あっ、栞子ちゃん、おはよ~♪」
彼方「今回は彼方ちゃんが『膝枕』担当だよっ。極上の寝心地、体験していただけたかな~?」
栞子「あっ、ありがとうございます、彼方さん。とても快適でした……」
35: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:17:07 ID:???00
彼方(そして…………)
*
栞子「……うっ、ううん……」
彼方「あっ、栞子ちゃん、おはよ~♪」
彼方「今回は彼方ちゃんが『膝枕』担当だよっ。極上の寝心地、体験していただけたかな~?」
栞子「あっ、ありがとうございます、彼方さん。とても快適でした……」
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栞子「……あっ!」
栞子「彼方さん、あの子達は、あの子達はどうされましたかっ!?」
彼方「家族の人がお迎えに来てくれて、み~んな帰ったよっ」
彼方「もう残ってるのはスタッフさんと、彼方ちゃん達だけかな~」
栞子「そっ、そんなぁっ……!!」
栞子「ああっ、私は何てことを!!」
栞子「とても酷いことをしてしまったのに、あの子達に謝罪することができませんでしたっ……!!」
37: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:19:07 ID:???00
栞子「……あっ!」
栞子「彼方さん、あの子達は、あの子達はどうされましたかっ!?」
彼方「家族の人がお迎えに来てくれて、み~んな帰ったよっ」
彼方「もう残ってるのはスタッフさんと、彼方ちゃん達だけかな~」
栞子「そっ、そんなぁっ……!!」
栞子「ああっ、私は何てことを!!」
栞子「とても酷いことをしてしまったのに、あの子達に謝罪することができませんでしたっ……!!」
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彼方「大丈夫だよ、栞子ちゃん。あの子達み~んな、栞子ちゃんのこと全然怒ってないよっ」
栞子「えっ、でっ、でも私は……!」
彼方(困り顔でググっと迫ってくる栞子ちゃん)
彼方(彼方ちゃんは、そんな栞子ちゃんのほっぺを、右手の人差し指で『プニっ』と突っつきます)
彼方(おおう、こりゃあ柔らかい~♪)
彼方(果林ちゃんや愛ちゃんが、何かある度に栞子ちゃんのほっぺを突っつきたがる訳だっ)
栞子「かっ、彼方さん……?」
38: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:21:06 ID:???00
彼方「大丈夫だよ、栞子ちゃん。あの子達み~んな、栞子ちゃんのこと全然怒ってないよっ」
栞子「えっ、でっ、でも私は……!」
彼方(困り顔でググっと迫ってくる栞子ちゃん)
彼方(彼方ちゃんは、そんな栞子ちゃんのほっぺを、右手の人差し指で『プニっ』と突っつきます)
彼方(おおう、こりゃあ柔らかい~♪)
彼方(果林ちゃんや愛ちゃんが、何かある度に栞子ちゃんのほっぺを突っつきたがる訳だっ)
栞子「かっ、彼方さん……?」
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彼方「栞子ちゃんが眠った後にね……」
彼方「彼方ちゃんがみ~んなに、栞子ちゃんのことをお話したの」
彼方「三船栞子ちゃんはとってもマジメで、とっても真っ直ぐな女の子」
彼方「でも真っ直ぐすぎて、時々カーブを曲がらずに……」
彼方「そのまま真っ直ぐ、全力で突っ込んでいっちゃうトコロがあるんだ、って」
40: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:23:18 ID:???00
彼方「栞子ちゃんが眠った後にね……」
彼方「彼方ちゃんがみ~んなに、栞子ちゃんのことをお話したの」
彼方「三船栞子ちゃんはとってもマジメで、とっても真っ直ぐな女の子」
彼方「でも真っ直ぐすぎて、時々カーブを曲がらずに……」
彼方「そのまま真っ直ぐ、全力で突っ込んでいっちゃうトコロがあるんだ、って」
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栞子「突っ込んでいっちゃう……そっ、そうですね。彼方さんのおっしゃるとおりです」
栞子「私は変なところで完璧主義で、頑固なところがありますので……」
栞子「私の姉にも度々指摘されて、よくからかわれています」
彼方「薫子先生に? さっすが栞子ちゃんのお姉ちゃん、よく見てるね~♪」
彼方「っと、まあそれは、そのとおりかもしれないけど……」
41: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:25:08 ID:???00
栞子「突っ込んでいっちゃう……そっ、そうですね。彼方さんのおっしゃるとおりです」
栞子「私は変なところで完璧主義で、頑固なところがありますので……」
栞子「私の姉にも度々指摘されて、よくからかわれています」
彼方「薫子先生に? さっすが栞子ちゃんのお姉ちゃん、よく見てるね~♪」
彼方「っと、まあそれは、そのとおりかもしれないけど……」
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彼方「キョトンとしている子供達に、彼方ちゃんは続けてこう言ったの」
彼方「……彼方ちゃんは、そんな真っ直ぐな栞子ちゃんのことが、すご~く大好きなんだっ」
彼方「真っ直ぐで、真っ直ぐすぎて、そのまま真っ直ぐ突っ込んでいっちゃって……」
彼方「その先に、新しい道を作って、見ているみんなを元気に、幸せにしちゃうの!」
彼方「そんなすご~いパワーを持っている、素敵な女の子なんだよ……って!!」
栞子「わっ、私に、そんな……その、恐縮ですっ……」
彼方「ホントのことだよ~♪」
42: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:27:07 ID:???00
彼方「キョトンとしている子供達に、彼方ちゃんは続けてこう言ったの」
彼方「……彼方ちゃんは、そんな真っ直ぐな栞子ちゃんのことが、すご~く大好きなんだっ」
彼方「真っ直ぐで、真っ直ぐすぎて、そのまま真っ直ぐ突っ込んでいっちゃって……」
彼方「その先に、新しい道を作って、見ているみんなを元気に、幸せにしちゃうの!」
彼方「そんなすご~いパワーを持っている、素敵な女の子なんだよ……って!!」
栞子「わっ、私に、そんな……その、恐縮ですっ……」
彼方「ホントのことだよ~♪」
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彼方「そしたらね、み~んな、栞子ちゃんのこと許してくれたよっ」
彼方「というよりも……」
彼方「あの子達は最初っから最後まで、栞子ちゃんのことを『とってもマジメなおねえちゃん』って思ってくれてたみたい」
彼方「ビックリはしてたみたいだけど、怒ったり嫌ったりは、してない感じかな~♪」
栞子「そっ、そうなのですか!?」
栞子「何だか、その……とても、嬉しいですっ……」
43: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:29:07 ID:???00
彼方「そしたらね、み~んな、栞子ちゃんのこと許してくれたよっ」
彼方「というよりも……」
彼方「あの子達は最初っから最後まで、栞子ちゃんのことを『とってもマジメなおねえちゃん』って思ってくれてたみたい」
彼方「ビックリはしてたみたいだけど、怒ったり嫌ったりは、してない感じかな~♪」
栞子「そっ、そうなのですか!?」
栞子「何だか、その……とても、嬉しいですっ……」
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彼方「それから、あの『あゆとん』のぬいぐるみを持っていた子はね……」
彼方「栞子ちゃんのぬいぐるみをお迎えして、ブタさんのパーカーを着せてあげたい、って言ってたよ!」
栞子「えっ!? どっ、どうしてそのようなことになるのですか!?」
彼方「えっ!? こっ、これは嫌だった、栞子ちゃん!?」
栞子「トンでもありません! 私には、とても勿体ない話ですっ!」
彼方「おおう、栞子ちゃん、愛ちゃんみたいに上手なダジャレだねっ♪」
栞子「あっ、いえ、そのつもりでは……」
栞子「でも侑さんでしたら、きっと楽しそうに笑ってくださるのでしょうね」
栞子「それに……あの子に嫌われていないなんて、とても申し訳ない……」
栞子「いいえ、とても嬉しいですっ! 本当に幸せすぎて、もう……!!」
44: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:31:07 ID:???00
彼方「それから、あの『あゆとん』のぬいぐるみを持っていた子はね……」
彼方「栞子ちゃんのぬいぐるみをお迎えして、ブタさんのパーカーを着せてあげたい、って言ってたよ!」
栞子「えっ!? どっ、どうしてそのようなことになるのですか!?」
彼方「えっ!? こっ、これは嫌だった、栞子ちゃん!?」
栞子「トンでもありません! 私には、とても勿体ない話ですっ!」
彼方「おおう、栞子ちゃん、愛ちゃんみたいに上手なダジャレだねっ♪」
栞子「あっ、いえ、そのつもりでは……」
栞子「でも侑さんでしたら、きっと楽しそうに笑ってくださるのでしょうね」
栞子「それに……あの子に嫌われていないなんて、とても申し訳ない……」
栞子「いいえ、とても嬉しいですっ! 本当に幸せすぎて、もう……!!」
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栞子「…………」
栞子「……あの、彼方さんっ」
彼方「なんどす?」
栞子「どうして京都弁なのでしょう? ……ああ、いえ、失礼しましたっ」
彼方「ううん、『はんなり』とした感じを出したいと、彼方ちゃんは日夜研究しているのだっ☆」
栞子「そうなのですね。華やかで、上品で、彼方さんにとても合っていらっしゃると思います」
彼方「そうかい? おおう、おおきに~♪」
彼方「……って、すごい脱線しちゃったね。改めて、どうしたの栞子ちゃん?」
栞子「はい、では、私も改めて……」
45: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:33:07 ID:???00
栞子「…………」
栞子「……あの、彼方さんっ」
彼方「なんどす?」
栞子「どうして京都弁なのでしょう? ……ああ、いえ、失礼しましたっ」
彼方「ううん、『はんなり』とした感じを出したいと、彼方ちゃんは日夜研究しているのだっ☆」
栞子「そうなのですね。華やかで、上品で、彼方さんにとても合っていらっしゃると思います」
彼方「そうかい? おおう、おおきに~♪」
彼方「……って、すごい脱線しちゃったね。改めて、どうしたの栞子ちゃん?」
栞子「はい、では、私も改めて……」
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栞子「お願いが……ひとつだけ、お願いがありますっ」
栞子「少しだけで結構です。彼方さんの胸を、お借りしてもよろしいでしょうか?」
彼方「おっけ~、いくらでも貸してあげるよ。ドーンと、彼方ちゃんの胸に飛び込んで来たまえっ!」
栞子「ありがとうございます。……では、お言葉に甘えまして……」
彼方(栞子ちゃんは、彼方ちゃんの胸の中にうずくまります)
彼方(二人とも座っている状態なので、ちょっと窮屈だけれど……まぁ、そんなことはどうでもいっか)
彼方(やがて栞子ちゃんの身体が、弱々しく震えると……)
栞子「……彼方さんっ」
46: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:35:07 ID:???00
栞子「お願いが……ひとつだけ、お願いがありますっ」
栞子「少しだけで結構です。彼方さんの胸を、お借りしてもよろしいでしょうか?」
彼方「おっけ~、いくらでも貸してあげるよ。ドーンと、彼方ちゃんの胸に飛び込んで来たまえっ!」
栞子「ありがとうございます。……では、お言葉に甘えまして……」
彼方(栞子ちゃんは、彼方ちゃんの胸の中にうずくまります)
彼方(二人とも座っている状態なので、ちょっと窮屈だけれど……まぁ、そんなことはどうでもいっか)
彼方(やがて栞子ちゃんの身体が、弱々しく震えると……)
栞子「……彼方さんっ」
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栞子「彼方さん、私はっ……!」
栞子「私は結局、何一つ、何一つ上手にできませんでしたっ……!!」
彼方「よしよし、栞子ちゃん。たまにはそういうコトもあるよ~」
栞子「彼方さんっ、彼方さあんっ……!!」
*
彼方(彼方ちゃんに抱き付いて、ワンワンと泣き続ける栞子ちゃん)
彼方(彼方ちゃんは、そんな栞子ちゃんを抱きしめながら、頭を優しく『ナデナデ』して慰めていたのでした)
47: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:35:56 ID:???00
栞子「彼方さん、私はっ……!」
栞子「私は結局、何一つ、何一つ上手にできませんでしたっ……!!」
彼方「よしよし、栞子ちゃん。たまにはそういうコトもあるよ~」
栞子「彼方さんっ、彼方さあんっ……!!」
*
彼方(彼方ちゃんに抱き付いて、ワンワンと泣き続ける栞子ちゃん)
彼方(彼方ちゃんは、そんな栞子ちゃんを抱きしめながら、頭を優しく『ナデナデ』して慰めていたのでした)
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彼方(……と、これが >>2 の、栞子ちゃんが彼方ちゃんの胸の中で泣いていた理由、というワケなのです)
彼方(まあこの時点で、結果論もあるけど問題はほとんど解決していて……)
彼方(後は栞子ちゃんが泣き止めばハッピーエンド、ってトコロだったんだよね~♪)
*
彼方(しばらくして、栞子ちゃんが泣き止んだ後……)
彼方(スタッフさん達にお礼を言って、彼方ちゃん達は児童館を後にしました)
彼方(すでに夜の帳は下りていて、色鮮やかなイルミネーション達をクッキリ彩らせています)
49: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:37:08 ID:???00
彼方(……と、これが >>2 の、栞子ちゃんが彼方ちゃんの胸の中で泣いていた理由、というワケなのです)
彼方(まあこの時点で、結果論もあるけど問題はほとんど解決していて……)
彼方(後は栞子ちゃんが泣き止めばハッピーエンド、ってトコロだったんだよね~♪)
*
彼方(しばらくして、栞子ちゃんが泣き止んだ後……)
彼方(スタッフさん達にお礼を言って、彼方ちゃん達は児童館を後にしました)
彼方(すでに夜の帳は下りていて、色鮮やかなイルミネーション達をクッキリ彩らせています)
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栞子「彼方さん、今日は本当に、色々とありがとうございましたっ」
栞子「もしよろしければ……今晩私と、夕食をご一緒していただいても、よろしいでしょうか?」
彼方「うん、もちろん良いよっ!」
彼方「『ボランティアが終わった後に、反省会をしたい』……って、事前にお願いされてたもんね~」
栞子「ありがとうございますっ!」
栞子「……今回のボランティアは、私にとって色々と勉強になりました」
栞子「今晩はご飯を食べながら、彼方さんに色々、ご相談させてくださいっ!」
彼方「りょ~かい。ドーンと、彼方ちゃんにご相談しておくれやす~!」
50: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:39:07 ID:???00
栞子「彼方さん、今日は本当に、色々とありがとうございましたっ」
栞子「もしよろしければ……今晩私と、夕食をご一緒していただいても、よろしいでしょうか?」
彼方「うん、もちろん良いよっ!」
彼方「『ボランティアが終わった後に、反省会をしたい』……って、事前にお願いされてたもんね~」
栞子「ありがとうございますっ!」
栞子「……今回のボランティアは、私にとって色々と勉強になりました」
栞子「今晩はご飯を食べながら、彼方さんに色々、ご相談させてくださいっ!」
彼方「りょ~かい。ドーンと、彼方ちゃんにご相談しておくれやす~!」
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彼方「……んじゃあ取りあえず、何食べに行こっか?」
栞子「はい、それはもちろん……」
栞子「しゃぶしゃぶを……『国産豚』の、『しゃぶしゃぶ』を食べに行きましょう!」
栞子「この近くに、リーズナブルな価格で、『国産豚のしゃぶしゃぶ』を食べ放題できるお店があるのですっ!」
彼方「おおう、ものすごい推しっぷりだけど……」
彼方「何故に『国産豚のしゃぶしゃぶ』? その心は……?」
51: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:41:07 ID:???00
彼方「……んじゃあ取りあえず、何食べに行こっか?」
栞子「はい、それはもちろん……」
栞子「しゃぶしゃぶを……『国産豚』の、『しゃぶしゃぶ』を食べに行きましょう!」
栞子「この近くに、リーズナブルな価格で、『国産豚のしゃぶしゃぶ』を食べ放題できるお店があるのですっ!」
彼方「おおう、ものすごい推しっぷりだけど……」
彼方「何故に『国産豚のしゃぶしゃぶ』? その心は……?」
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栞子「はいっ、それはもちろん……」
栞子「あの『あゆとん』のお人形を持っていた……」
栞子「そして私のことを『しおとん』にしてくださる、あの女の子の期待に応えたいからですっ!!」
彼方「『もしかして』と思ってたけど、やっぱりか!!」
栞子「はいっ! さすが彼方さん、私の気持ちはお見通し、という訳ですねっ!」
彼方「いや、そんなに自信満々じゃなかったけど……」
52: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:43:07 ID:???00
栞子「はいっ、それはもちろん……」
栞子「あの『あゆとん』のお人形を持っていた……」
栞子「そして私のことを『しおとん』にしてくださる、あの女の子の期待に応えたいからですっ!!」
彼方「『もしかして』と思ってたけど、やっぱりか!!」
栞子「はいっ! さすが彼方さん、私の気持ちはお見通し、という訳ですねっ!」
彼方「いや、そんなに自信満々じゃなかったけど……」
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彼方「……ってか、『しおとん』? 『しおとん』とは、一体なんどす?」
栞子「はい、それはもちろん……!」
栞子「歩夢さんが『あゆとん』ですから、私はもちろん『しおとん』がふさわしいだろう、と!!」
彼方「『もしかして』と思ってたけど、やっぱりそれか!!」
栞子「はいっ!! さすが彼方さん、私の気持ちは何もかもお見通し、という訳ですねっ!」
彼方「いや、そんなに自信満々……って、このやり取り、さっきもやったね」
栞子「そうですね。『ギャグは繰り返しが基本』と、璃奈さんも力説されていました!」
彼方「お、おう……(璃奈ちゃんと、どんな話題で盛り上がったんだろ?)」
53: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:45:07 ID:???00
彼方「……ってか、『しおとん』? 『しおとん』とは、一体なんどす?」
栞子「はい、それはもちろん……!」
栞子「歩夢さんが『あゆとん』ですから、私はもちろん『しおとん』がふさわしいだろう、と!!」
彼方「『もしかして』と思ってたけど、やっぱりそれか!!」
栞子「はいっ!! さすが彼方さん、私の気持ちは何もかもお見通し、という訳ですねっ!」
彼方「いや、そんなに自信満々……って、このやり取り、さっきもやったね」
栞子「そうですね。『ギャグは繰り返しが基本』と、璃奈さんも力説されていました!」
彼方「お、おう……(璃奈ちゃんと、どんな話題で盛り上がったんだろ?)」
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栞子「あの子が私を『しおとん』にしてくださるのでしたら……」
栞子「私もそれにふさわしい、愛される存在にならなければ!」
栞子「私も国産豚、もとい、国産スクールアイドルの端くれとして……」
栞子「もっと皆さんに『しゃぶり尽くして』いただけるように、頑張らなければいけませんっ!!」
彼方「何だかヒワイな表現が飛び出してないかい、栞子ちゃん!?」
54: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:46:07 ID:???00
栞子「あの子が私を『しおとん』にしてくださるのでしたら……」
栞子「私もそれにふさわしい、愛される存在にならなければ!」
栞子「私も国産豚、もとい、国産スクールアイドルの端くれとして……」
栞子「もっと皆さんに『しゃぶり尽くして』いただけるように、頑張らなければいけませんっ!!」
彼方「何だかヒワイな表現が飛び出してないかい、栞子ちゃん!?」
0
栞子「ですが……ただ食べるだけでは、単に太ってしまうだけですので……」
栞子「それは私を『しおとん』にしてくださる、あの子を失望させてしまう恐れがあります」
栞子「ですので練習量もしっかり増やして、体型バランスの維持に努めましょう!」
栞子「ロールモデルは……ズバリ『あゆとん』こと、歩夢さんっ!!」
栞子「歩夢さんの、あのふっくらとした、思わず触りたくなってしまう、マシュマロのような柔らかボディに対抗して……」
栞子「姉さんに褒められた、お尻の『適正』を強化する、名付けて『三船おしり子』モデルを目指しますっ!!」
彼方「ソッチ側もアピールするの!? 欲張りさんだなあ!!」
55: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:48:07 ID:???00
栞子「ですが……ただ食べるだけでは、単に太ってしまうだけですので……」
栞子「それは私を『しおとん』にしてくださる、あの子を失望させてしまう恐れがあります」
栞子「ですので練習量もしっかり増やして、体型バランスの維持に努めましょう!」
栞子「ロールモデルは……ズバリ『あゆとん』こと、歩夢さんっ!!」
栞子「歩夢さんの、あのふっくらとした、思わず触りたくなってしまう、マシュマロのような柔らかボディに対抗して……」
栞子「姉さんに褒められた、お尻の『適正』を強化する、名付けて『三船おしり子』モデルを目指しますっ!!」
彼方「ソッチ側もアピールするの!? 欲張りさんだなあ!!」
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栞子「早速行きましょう、彼方さん! 予約は今先程、隙を見てスマートフォンで済ませてあります!」
彼方「はや!!」
栞子「お出汁の種類も先程調べたのですが……何と『塩とんこつ味』がありました!」
栞子「まさに『しおとん』! まるで私のために存在しているお出汁ですっ!!」
彼方「すっ、すごいねっ。そりゃあまさに『運命』ってヤツなのかな……?」
栞子「はいっ!! 『しおとん』……まさに私が目指す、理想のスクールアイドルの姿ですっ!!」
彼方「そこまで言うかね!?」
栞子「GPXで私が直接対決する、全国の、そして数多のスクールアイドルの皆さん……」
栞子「彼女達に挑むためにも、今晩は沢山食べて、ファンの皆さんに『しゃぶり尽くして』いただけるように頑張りますっ!!!!」
彼方「また出たよ、『しゃぶり尽くして』!!」
56: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:50:07 ID:???00
栞子「早速行きましょう、彼方さん! 予約は今先程、隙を見てスマートフォンで済ませてあります!」
彼方「はや!!」
栞子「お出汁の種類も先程調べたのですが……何と『塩とんこつ味』がありました!」
栞子「まさに『しおとん』! まるで私のために存在しているお出汁ですっ!!」
彼方「すっ、すごいねっ。そりゃあまさに『運命』ってヤツなのかな……?」
栞子「はいっ!! 『しおとん』……まさに私が目指す、理想のスクールアイドルの姿ですっ!!」
彼方「そこまで言うかね!?」
栞子「GPXで私が直接対決する、全国の、そして数多のスクールアイドルの皆さん……」
栞子「彼女達に挑むためにも、今晩は沢山食べて、ファンの皆さんに『しゃぶり尽くして』いただけるように頑張りますっ!!!!」
彼方「また出たよ、『しゃぶり尽くして』!!」
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栞子「さあ彼方さん、今晩は一杯『おしゃぶり』しましょうっ!!」
彼方「そりゃ『おしゃべり』だよ、トンでもない言い間違いだよっ!!」
彼方「……って、おお~い栞子ちゃん、待っておくれやす~!!!!」
彼方(慣れないツッコミでスタミナ切れの彼方ちゃんを置き去りにして、しゃぶしゃぶのお店に全力ダッシュする栞子ちゃん!)
彼方(彼方ちゃんは置いて行かれないように、慣れない京都弁で呼びかけながら、栞子ちゃんの後を必死で追いかけたのです……)
59: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:53:07 ID:???00
栞子「さあ彼方さん、今晩は一杯『おしゃぶり』しましょうっ!!」
彼方「そりゃ『おしゃべり』だよ、トンでもない言い間違いだよっ!!」
彼方「……って、おお~い栞子ちゃん、待っておくれやす~!!!!」
彼方(慣れないツッコミでスタミナ切れの彼方ちゃんを置き去りにして、しゃぶしゃぶのお店に全力ダッシュする栞子ちゃん!)
彼方(彼方ちゃんは置いて行かれないように、慣れない京都弁で呼びかけながら、栞子ちゃんの後を必死で追いかけたのです……)
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彼方(……こうして、児童館ボランティアは一応? 成功裏に終わり)
彼方(彼方ちゃんと栞子ちゃんは、国産豚のしゃぶしゃぶをお腹いっぱい楽しんだのでした~♪)
*
彼方(三船栞子ちゃんはとってもマジメで、とっても真っ直ぐな女の子)
彼方(でも真っ直ぐすぎて、時々カーブを曲がらずに……)
彼方(そのまま真っ直ぐ、全力で突っ込んでいっちゃう女の子!)
彼方(今回みたいにある程度は、軌道修正のお手伝いが必要かもしれない……)
彼方(いやラストは、全然アシストし切れてないけどね!!)
彼方(……まぁ、そんなことはどうでもいっか♪)
彼方(そう、彼方ちゃんは……)
彼方(彼方ちゃんは、そんな真っ直ぐな栞子ちゃんの、ぜ~んぶが大好きなのですっ!!)
【おしまい~♪】
60: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:55:08 ID:???00
彼方(……こうして、児童館ボランティアは一応? 成功裏に終わり)
彼方(彼方ちゃんと栞子ちゃんは、国産豚のしゃぶしゃぶをお腹いっぱい楽しんだのでした~♪)
*
彼方(三船栞子ちゃんはとってもマジメで、とっても真っ直ぐな女の子)
彼方(でも真っ直ぐすぎて、時々カーブを曲がらずに……)
彼方(そのまま真っ直ぐ、全力で突っ込んでいっちゃう女の子!)
彼方(今回みたいにある程度は、軌道修正のお手伝いが必要かもしれない……)
彼方(いやラストは、全然アシストし切れてないけどね!!)
彼方(……まぁ、そんなことはどうでもいっか♪)
彼方(そう、彼方ちゃんは……)
彼方(彼方ちゃんは、そんな真っ直ぐな栞子ちゃんの、ぜ~んぶが大好きなのですっ!!)
【おしまい~♪】
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62: ◆swhNKzRK★ 2025/10/05(日) 11:57:56 ID:???00
【反省文(※過去の投稿作品)】
果林「『応援する覚悟』はある?」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/11177/1709386089/
しずく「ミアさん、カモ~ン☆」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/11224/1743673821/
*
『NEXT SKY』で限界を超えた、栞子を主人公としたSSを過去に発表したことがありましたが……。
今回は彼方の視点から、GPXに向けて頑張る栞子の物語を描いてみました。
『完結編 第2章』公開が待ち遠しいですね!
最後までお読みくださいまして、誠にありがとうございました~。
果林「『応援する覚悟』はある?」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/11177/1709386089/
しずく「ミアさん、カモ~ン☆」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/11224/1743673821/
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『NEXT SKY』で限界を超えた、栞子を主人公としたSSを過去に発表したことがありましたが……。
今回は彼方の視点から、GPXに向けて頑張る栞子の物語を描いてみました。
『完結編 第2章』公開が待ち遠しいですね!
最後までお読みくださいまして、誠にありがとうございました~。
引用元: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11224/1759626477/