果林「あら、実家から電話だわ」【SS】

りなかりです

代行して頂きました

<スクールアイドル同好会部室>

璃奈「……」

璃奈「……早く来すぎた…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

果林「あら、璃奈ちゃんだけ？」

璃奈「あ、果林さん」

璃奈「こんにちは、璃奈ちゃん」

璃奈「こんにちは。誰も来なくて寂しかった、果林さん、すき」

果林「うふふ、何言ってるのよ」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

果林「私の携帯だわ」

璃奈「出ても大丈夫」

果林「ありがとう、失礼するわ」

果林「実家からなんて珍しいわね」

璃奈「…」ｽﾏﾎﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

果林「もしもし母っちゃ？」

璃奈「！？」

果林「ううん、今授業ば終わったっけ」

璃奈「…」

果林「え、ライブ見でくれだの？」

璃奈（訛ってる）

果林「うれしぇ～」

璃奈（かわいい）

果林「あぁ、わりがったで～」

璃奈「…わりがったで～…」

果林「ん」

璃奈「…」ｿﾜｿﾜ

果林「元気でやってらがら大丈夫～」

璃奈「…」ﾁﾗﾁﾗ

果林「へばな～」

ﾌﾟﾂﾘ

璃奈「…果林さん…訛ってた」

果林「えっ？！？！！///」

璃奈「ゴリゴリに訛ってた」

果林「や、やだ…お母さん相手だからつい…じゃなくて…えっとなんのことかしら」

璃奈「え？」

果林「あれは訛りじゃないのよ」

璃奈「そうなの？」

果林「あれは…そう、スイス語よ」

璃奈「スイス…語…」

果林「ええ」

璃奈「それは無理あるんじゃ…」

果林「無理？なんの事？電話の相手はエマのお母さんよ」

璃奈「えっ」

果林「ならスイス語を使うのは普通じゃないかしら」

璃奈「えっと…スイス語は存在…」

果林「何か言った？というかみんな遅いわねー！！！」

璃奈「そ、そうだね」

果林（ふぅ…なんとか威厳を保てたんじゃないかしら）

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

エマ「お疲れ様ー！」

果林「あっエマ！」

璃奈「あ、母っちゃ」

果林「！？」

璃奈「じゃなかったママ」

エマ「もう、私はママじゃないよ～」

璃奈「つい、溢れ出る母性のせいで間違えた」

エマ「ところで母っちゃって何～？」

璃奈「あれ、スイス語でお母さ…」ﾑｸﾞｯ

果林「ちょ、ちょっと璃奈ちゃん！？」

エマ「？」

果林「ダメよ、それ以上はいけないわ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

璃奈「ぷはっ…ど、どうして？」ｺｿｺｿ

果林「えっと…へ、下手なスイス語はエマを怒らせるわ」ｺｿｺｿ

璃奈「わ、わかった」ｺｸｺｸ

エマ「なんの話ー？」

果林「ううん、こっちの話だから大丈夫よ」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

愛「こんちはー！」

璃奈「愛さん」

果林「愛は今日も元気いっぱいね」

愛「あれー、愛さんが一番だと思ったのにみんな早いねー！」

エマ「私は今来たところだよ～」

果林「今日は璃奈ちゃんが一番乗りだったわね」

愛「そうなんだー！やるねーりなりー！うりうり～」

璃奈「うれしぇ～」

果林「！？！！？！！」

愛「？w」

果林「璃奈ちゃん！ちょっとこっち！」

璃奈「あわわわわ」

果林「さっきスイス語はダメって言ったじゃない！」ｺｿｺｿ

璃奈「いや、愛さんだからいいかなって…」ｺｿｺｿ

果林「ダ　メ　よ」ｺｿｺｿ

璃奈「わ、わかった」ｺｸｺｸ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

かすみ「りな子ぉ！！！」

璃奈「！」

果林「！」

エマ「！」

愛「！」

かすみ「またかすみんBOXに変な機能つけたでしょ！！！」

璃奈「うん」

かすみ「かすみんBOXのお尻からタピオカミルクティーが出たんですけど！？」

愛「えー！めっちゃいいじゃん！」

璃奈「かすみちゃん、よろこぶかなって」

かすみ「いや、ミルクティーは…やっぱりダメ！」

果林「流石にお尻から出るのはね。口からならいいんじゃないかしら」

かすみ「よくないです！！！」

璃奈「わりがったで～」

かすみ「え？りな子なんて？」

果林「ちょちょちょ！！！璃奈ちゃん！！！」

璃奈「あわわわわわわわわ」

エマ「今日は二人仲良しさんだね～」

愛「あはは、たしかにりなりー、楽しそうかも！」

璃奈「ちがうの、つい出ちゃった」

果林「ついは出ないでしょ！」

璃奈「ごめんなさい…」

果林「ぐっ…わかった…白状するわ…」

璃奈「え？」

果林「さっきのはスイス語じゃないの」

璃奈「なんだって」

果林「あれは私の地元の方言。恥ずかしいから隠してたのよ…」

璃奈「そうだったんだ…」

果林「だからこれは絶対に秘密」

璃奈「わかった」

～～～～～～～～

侑「じゃあ今日の練習はおしまい、お疲れ様でした！」

一同「お疲れ様でしたー！」

果林「璃奈ちゃん、ちょっとだけいいかしら」

璃奈「もしかしてボコボコに？」

果林「しないわよ！」

～～～～

璃奈「どうしたのこんな所で

果林「いや…その、みんなに黙っていてくれてありがとう…って」

璃奈「そんなの当たり前」

果林「璃奈ちゃんのそういうところ好きよ」

璃奈「…果林さんだけ秘密を知られてるのは不公平。私の秘密も教えてあげる」

果林「えっ、そんな無理に教えなくていいのよ？」

璃奈「ううん、私の秘密はね…」

果林「う、うん」

璃奈「おちゃめでつい方言が出ちゃうような果林さんのそんな所が好きって思ってる事」

果林「…？えっ？」

璃奈「…///璃奈ちゃんボード『大好き』」

果林「…えええっ///」

璃奈「へ、へばな～」ﾀｯﾀｯﾀ

果林「ちょ、ちょっと！…もう///」

おしまい

朝起きたら方言果林先輩とひょうきんりなりーを書けと天啓が降りたので短いですが書きました

方言は秋田ですが秋田県民じゃないので間違っていても多めに見てください…！

面白かった。りなりーが果林を無表情でいじってると思うとなおおもしろい

いがったど
果林ちゃんは能代出身だべがな

ひょうきんりなりーかわいい

角館あたりの出身であってほしい

果林ちゃんが秋田出身なのはみんな共通認識なのか

ええやん…こういうSSもっと増え　

みゆたんは埼玉やったっけ

素直に好きです

最近りなかり増えてきてるな
嬉しい