せつ菜「まあ、侑さんは幼いところがありますからね」侑「いや、せつ菜ちゃんの方が子供でしょ?」【ラブライブ!SS】

ゆうせつ SS


1: 2021/01/24(日) 18:54:24.02 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「え?」

侑「は?」

せつ菜「いやいや、何を言ってるんですか」

せつ菜「同好会の4人目の1年生といえば、侑さんじゃないですか!」

侑「何それ!? 初耳なんだけど!」ガーン!

せつ菜「いっそのこと、しずくさんと学年を交換してもいいくらいですよ?」

侑「……まあ、しずくちゃんが1年生にしては大人っぽいことは認める」

侑「それに、歩夢と一緒にいると年下に間違われることがあるのも確かだよ」

せつ菜「でしょう?」

侑「それでも、せつ菜ちゃんよりはまだ私の方が大人だから」

侑「仮に私が1年生だとしても、せつ菜ちゃんは中学生だもん」

せつ菜「お?」

侑「あ?」

3: 2021/01/24(日) 18:56:37.72 ID:Rr+kvU4A
侑「ねえ、せつ菜ちゃんの身長は154センチだよね?」

侑「私は156センチなんだよ? 高いってわけじゃないけど、せつ菜ちゃんと比べちゃうとねえ」フフーン

せつ菜「それは本当にそうでしょうか?」

侑「え? 何が?」

せつ菜「そもそも身長の高低と大人っぽさは比例するわけではありませんが、今はそれはいいでしょう」

せつ菜「私が言いたいのは、侑さんは本当に私よりも身長が高いのかということです」

侑「いや、156と154のどっちが大きいかなんて誰にでも分かることでしょ?」

せつ菜「はい、確かにそれはそうですね」

せつ菜「まあ、『その数字が正しいのなら』ですが」

侑「え、どういうこと?」ン?

侑「あ! せつ菜ちゃん、プロフィールに嘘を書いたの? 小さい方が可愛いからって」

侑「もう、ダメだよ。アイドルだからって身長をごまかしちゃ――」

せつ菜「侑さん」

せつ菜「分かってますよね? 私の言いたいことがそうじゃないって」

侑「ぐっ」

10: 2021/01/24(日) 19:06:36.26 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「侑さん、あなた156センチもありませんよね?」

せつ菜「証拠だって上がってるんですよ!」ババーン!

no title


侑「いや、これは証拠にならないよ!」

侑「ほら、足の位置が違うじゃん! せつ菜ちゃんが私より奥にいるから、そう見えるだけで――」

せつ菜「そうですか? これなんかは、足の位置も揃っているようですが……」

no title


侑「ぐぬぬ」

せつ菜「というか、これ下手すると璃奈さんよりも小さいんじゃ――」

侑「ま、待って! そっちがその気なら、こっちだって遠慮はしないよ!」

せつ菜「悪あがきするのは、みっともないですよ?」

侑「違うもん! ほら、これを見てよ」バーン!

no title


せつ菜「これは……」

侑「ね、やっぱり私の方が大きいよね」

11: 2021/01/24(日) 19:08:18.33 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「でも、これ足の位置が違うとかいう以前に、足元が見えてませんよね」

侑「うっ」

せつ菜「それに、私が154で侑さんが156だとしたら、159のはずの歩夢さんが大きすぎるんじゃ……」

侑「違うの! このとき歩夢は背伸びしてたの!」

せつ菜「その言い訳はさすがに苦しいでしょう!?」

侑「せつ菜ちゃんは、絶対に歩夢が背伸びしてなかったって言い切れるの? 命かけられる!?」

せつ菜「いや、命はかけませけど……」

侑「でしょ!? 歩夢が来たら、私から質問してもいいんだよ?」

侑「『このとき歩夢は背伸びしてたよね? 私たち、幼馴染だよね?』って」

侑「『もし違うって言ったら、どっちの質問の答えも違うってことになるからね!』って」

せつ菜「そういうのは質問じゃなくて強要って呼ぶんですよ!?」

侑「私は156センチなんだ。誰が何を言おうと156センチなんだ」ブツブツ

せつ菜「侑さん!?」ガーン!

15: 2021/01/24(日) 19:11:30.26 ID:Rr+kvU4A
侑「というか、今は私とせつ菜ちゃんのどっちが大人っぽいかって話だったじゃん!」

侑「別に背が高いからって大人っぽいとは限らないでしょ。なんで身長の話なんかしてるの!」プンプン

せつ菜「それ、私が最初に言いましたよね?」

侑「ということで、こちらをご覧ください」スッ

no title


せつ菜「なんかテンションおかしくなってませんか? それに、これはさっき見ましたけど」

侑「違うよ。身長じゃなくて、服装を見て」

せつ菜「服装を?」

侑「そう、せつ菜ちゃんの服をよく見て!」

せつ菜「……私の服が何か?」

侑「中学生だよね? 服が」

せつ菜「服が中学生!?」ガーン!

18: 2021/01/24(日) 19:13:45.06 ID:Rr+kvU4A
侑「そうだよ! これは明らかに中学生だよ」

せつ菜「くっ、確かに私の服装が子供っぽいことは否定しませんが……」

侑「ほら、果林さんのおしゃれで大人な服との差を見てよ」

せつ菜「いや、でも、果林さんは年上ですし……」ボソボソ

侑「歩夢のファンシーな服にも注目して欲しいな」

せつ菜「あ、それは私もあのとき思いました」

せつ菜「歩夢さんは可愛らしい格好をしていることが多いですが、ここまでのは珍しいですよね?」

侑「これ、私が薦めたんだ。最初は恥ずかしがってたんだけど、何度も可愛いって言ったら着てくれてさ」

せつ菜「ふふっ、歩夢さんらしいですね」

侑「本当に歩夢はちょろくて可愛いよね」ウンウン

せつ菜「侑さん、もうちょっと言葉を選んでください?」

侑「というわけで、こちら左から、モデル、プリンセス、男子大学生、女子中学生となっております」

せつ菜「どんなパーティーですか!?」

19: 2021/01/24(日) 19:15:10.30 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「ラノベでも見たことのない組み合わせですよ! 何を倒しに行くつもりですか?」

侑「あれだよ、スーツを着た魔王とかだよ。追い詰めると着物になるんだ。最期は全裸だけど」

せつ菜「なるほど! って、何がなるほどですか! 意味が分からないにもほどがあるでしょう!?」

侑「まあ、それは冗談だけどさ。私の着てる服の方が大人っぽいのは間違いないよね?」

せつ菜「侑さんの服装は大人っぽいというか、何というか……」

せつ菜「確かに女子中学生よりも、男子大学生の方が年上ではあるんでしょうけど……」

侑「ね? 私の方が大人でしょ?」

せつ菜「……あ、待ってください! この服は母が買ったんです!」

せつ菜「つまり、私ではなく母のセンスが子供っぽいんですよ。いやあ、私は悪くなかったんですねえ」

侑「いやいや、高校生にもなって母親が買った服を着てるなんて、それこそ子供なんじゃ――」

せつ菜「私の母は悪い人じゃないんですが、ちょっと過保護というか過干渉なところがありまして……」

せつ菜「母を怒らせるのは本意ではありませんので、大人な私は素直に買ってくれた服を着てるんです」

せつ菜「こればっかりは家庭の事情ですので、攻撃しないでいただけると助かりますねえ」

侑「それずるいなあ」ブーブー

21: 2021/01/24(日) 19:17:10.35 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「これは、璃奈さんに教わった防御法なんです!」

侑「璃奈ちゃんに?」

せつ菜「はい、そうなんです! この前、璃奈さんがかすみさんをからかっていたんですが……」

せつ菜「かすみさんが怒ったら、『ごめんなさい、反省してる。ほら、顔を見れば分かるでしょ?』って」

侑「うわあ」

せつ菜「それを見た私は思ったんです。『これだ!』って」

侑「いや、『これだ!』じゃないよね?」

せつ菜「えへへ、恐縮です!」ペカー

侑「くそぉ、可愛いなあ」

侑「んー、まあ今回は見逃すよ。でも、それあんまり使っちゃダメだよ?」

せつ菜「ええ、分かってます! 璃奈さんも、かすみさんにしか使用していないみたいですし」

侑「ふふっ、かすみちゃんは優しいからね」

せつ菜「そうですね。璃奈さんも、かすみさんに甘えているということなのかもしれませんね」

23: 2021/01/24(日) 19:23:00.84 ID:Rr+kvU4A
侑「それに、まだ手札はあるしね。さあ、次はこれだよ!」バーン!

no title


せつ菜「これは、部室で撮った私ですか?」

侑「笑顔が中学生――。いや、小学生だよね?」

せつ菜「笑顔が小学生!?」ガーン!

侑「そうだよ! この世のみんなを幸せにするペカペカな笑顔!」

侑「ネットのファンの間で話題になってる、ペカ菜ちゃんことペカペカせつ菜ちゃんだよ!」

せつ菜「ファンの間で話題になってるんですか!?」

侑「うん!」ウン!

せつ菜「びっくりするくらいに、いい返事ですね……」

せつ菜「あの、私はエゴサの類はしないんですが、そんなに話題になってるんですか?」

侑「うん、色んなとこに書き込んだ甲斐があったよ」

せつ菜「侑さんが流行らせたんですか!?」ガーン!

侑「そうだよ。私は同好会のマネージャーだからね! みんなの知名度アップのためにがんばらないと」

せつ菜「……本当のところは?」

侑「自分が思いついた言葉が流行るのって、すっごく気分いいよね!」ペカー

せつ菜「できれば私と関係のない言葉を思いついて欲しかったですね」

26: 2021/01/24(日) 19:25:29.77 ID:Rr+kvU4A
侑「そしてこちらが、ペカ菜ちゃんの最高傑作になります!」ババーン!

no title


せつ菜「あっ! これは、先月に2人でお出かけしたときの……」

侑「そう、デートしたときに撮った写真だよ。すっごく可愛いよね!」

せつ菜「そ、そんな……。それにデートって」テレテレ

侑「笑顔も服も小学生だね」

せつ菜「結局はそれですか!? って、服まで小学生になってる!? さっきは中学生だったのに!」

侑「デートしてるときもさ、途中で何度か思っちゃったもん」

侑「『あれ? このとっても可愛い子は、実は小学生だな? 私、捕まるな』って」

せつ菜「そんなこと考えてたんですか!?」

侑「そりゃあ、こんなに可愛い子が目の前にいたら誰だって混乱するよ」

侑「まさに天真爛漫という概念の擬人化だよね」ウンウン

せつ菜「も、もうっ! からかうか褒めるかのどっちかにしてくださいよ!」テレテレ

28: 2021/01/24(日) 19:27:21.78 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「ですが、そういう路線で来るなら、こっちにも考えがあります!」

せつ菜「これで一気に逆転です!」ドン!

no title


侑「これ、いつの写真だっけ? 場所は部室だよね?」

せつ菜「もうすぐ10歳になるお子さんと保護者の方の写真です」

せつ菜「若くて綺麗なお母さんですね。優しい笑顔です。後ろの金髪の方は近所のお姉さんでしょうか?」

侑「若いお母さん!? 近所のお姉さん!? 3人とも同じ年齢だよね!?」

侑「歩夢の妹に間違われたことは何度かあるけど、さすがに娘は初めてなんだけど!?」

侑「というか私もうすぐ10歳ってことは、今は9歳なの!? ついに年齢1桁になっちゃった!?」

侑「それと関係ないけど、ちらっと写ってる璃奈ちゃんには触れてあげないの!?」

せつ菜「ツッコミが大変そうですね? 大丈夫ですか?」

侑「誰のせいかな!?」ハーハー

31: 2021/01/24(日) 19:30:02.86 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「侑さんもお疲れのようですから、そろそろ終わりにしましょうか。止めを刺してあげます!」ドンッ!

no title


侑「遥ちゃんが来てくれたときの写真だけど……」

せつ菜「高校生のお姉さんのところに遊びに来た、まだ幼い妹さんです」

せつ菜「ドヤ顔が可愛いですね。1人で来れたことを自慢しているんでしょうか?」

せつ菜「きっと褒めて欲しいんでしょう。微笑ましい光景です」フフッ

侑「お姉さんのところに来た妹の写真ってのだけは合ってるんだけどなあ」

せつ菜「ここで注目すべきは、最も左に写っているこの人です」

せつ菜「年下の小さな子供を見守るような優しい笑顔をしているこの少女は誰でしょう?」

せつ菜「――そう、私です。あなたのアイドル、優木せつ菜です」

せつ菜「では、ドヤ顔がとっても可愛い、どう見ても私より幼いこの少女は誰でしょう?」

せつ菜「――そう、あなたです。私のアイドル、高咲侑です」

32: 2021/01/24(日) 19:32:15.65 ID:Rr+kvU4A
侑「ぐぬぬぬぬー、なんか上手いこと言っちゃって! どうせアニメの台詞とかでしょ!」

せつ菜「そ、それはどうでもいいでしょう!」アセアセ

侑「とにかく、まだ私は諦めないよ! せつ菜ちゃんの方が子供なの!」

せつ菜「でしたら、次に部室に来た人に聞いてみましょうか? いざ尋常に勝負です!」

侑「いいよ! やったろうじゃん! まあ、結果は見えてるけどね」

せつ菜「はい、そうですね。侑さんに勝てるなんて、日曜日に練習に来た甲斐がありました!」

誰が部室に来る? ※直下レスのコンマ
00 - 11:歩夢
12 - 23:かすみ
24 - 35:愛
36 - 47:エマ
48 - 59:璃奈
60 - 71:彼方
72 - 83:しずく
84 - 95:果林
96 - 99:栞子

33: 2021/01/24(日) 19:32:39.91 ID:Bs1Y7Xuf
あなたのアイドルと私のアイドル
やるねせつ菜

38: 2021/01/24(日) 19:43:11.62 ID:Rr+kvU4A
果林「お疲れ様。みんな来てるかしら?」ガラッ

侑「お疲れ様、果林さん。せつ菜ちゃんってこういう格好すると、小さな子供みたいで可愛いよね?」

no title


果林「ふふっ、いきなりなあに?」

果林「まあ、確かにこういう服装は、せつ菜の元気いっぱいなところに合ってるかもしれないわね」

せつ菜「侑さん! 服のことは見逃すと言ってくれたでしょう!?」

侑「いやいや、こういう格好だとせつ菜ちゃんの天真爛漫なとこが引き立つなって話だよ」

侑「別に服のこと自体を子供っぽいって言ってるわけじゃないからセーフだよね!」ネ?

せつ菜「屁理屈だからなんだと言わんばかりの強引な論理はやめてください!」

侑「絶対に負けたくないという執念がこうさせるんだ。こうなった私は簡単な相手じゃないよ!」

せつ菜「だったら、こっちも遠慮は無用のようですね!」

no title


せつ菜「果林さん、この真ん中の子は侑さんの従妹らしいんですけど、いくつくらいに見えますか?」

果林「あら、こんな可愛い子が来てたの? 私にも教えなさいよ」

果林「うーん、10歳くらいかしら? でも最近の小学生は大人っぽい子が多いし、もっと下かもしれないわ」

侑「果林さん!?」ガーン!

果林「ごめんなさい、冗談よ。でも、侑はびっくりするくらい幼く見えるときがあるわね」

せつ菜「そうですよね! 侑さんの方が、私よりもよっぽど幼いですよね?」

侑「そんなわけないじゃん! ねえ、果林さん? せつ菜ちゃんの方がずっと子供だよね?」

果林「あら、そういう話だったの? 私が決めていいんなら――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

46: 2021/01/24(日) 20:09:07.59 ID:Rr+kvU4A
果林「子供なのは、せつ菜かしらね」

せつ菜「そんな!」

侑「さすが果林さん、分かってるね! 伊達にお姉さんキャラで売ってないよ!」

果林「ただの読者モデルとはいえファッションに関わる仕事をしている身としては、あの服はさすがに……」

せつ菜「私の服、そんなにダメですか?」ズーン

果林「別にダメじゃないわ。ただ、背伸びした小学生っていうか、女子高生としてはあれっていうか……」

果林「ごめんなさいね。侑の従妹の写真も、なかなかにインパクトが大きかったんだけど」

侑「従妹じゃないよ? 私だよ?」ン?

果林「あら、ごめんなさい」フフッ

侑「もうっ! ……まあ、私の方が大人だって言ってくれたからいいけど」

侑「ねえ、せつ菜ちゃん。これで身の程を知ったかな? 『ごめんなさい』は?」

せつ菜「ま、待ってください! まだ終わってません!」

侑「え? でも、果林さんがせつ菜ちゃんは赤ちゃんだって――」

せつ菜「そこまでは言ってないでしょう!? それに、まだ果林さんだけじゃないですか!」

侑「……つまり、他のみんなにも聞くってこと?」

せつ菜「そうです! これは極めてプライオリティの高いイシューじゃないですか!」

せつ菜「だからこそ、全員のコンセンサスを取る必要があるんです! それが私たちのマターですよ!」

侑「ふふっ、生徒会だとそういうふうにしゃべってるの?」

侑「まあ、いいよ。大人な私が譲歩してあげる。みんなに聞いてみようか」

誰が部室に来る? ※直下レスのコンマ
00 - 13:歩夢
14 - 27:かすみ
28 - 41:愛
42 - 55:エマ
56 - 69:璃奈
70 - 83:彼方
84 - 97:しずく
98 - 99:栞子

47: 2021/01/24(日) 20:11:24.47 ID:sknM2C2b
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

49: 2021/01/24(日) 20:19:06.48 ID:Rr+kvU4A
エマ「お疲れ様です。遅くなっちゃったかな?」ガラッ

せつ菜「いえ、まったく問題ありませんよ。よく来てくれました!」

侑「ねえ、エマさん。エマさんって、妹さんと弟さんがたくさんいるんだよね?」

エマ「うん! 8人きょうだいの長女だよ。みんな可愛いんだ~」

侑「そんな姉の王たるエマさんから見て、せつ菜ちゃんと私はどっちが妹っぽい?」

せつ菜「姉なんだから、王ではなく女王なのでは?」

エマ「んー? 2人ともすっごく可愛いし、妹っぽいと思うよ?」

侑「そういうことじゃなくて、私が聞きたいのは、えっと……」ンート

侑「そうだ! 仮に私たちが3姉妹だとしたら、長女は当然エマさんだけど……」

せつ菜「なるほど! 私と侑さんの、どちらが次女でどちらが三女かということですか。いい質問です!」

エマ「2人とも2年生なんだから、双子なんじゃないの?」

侑「一旦、実際の学年は忘れてください! 一旦ね、一旦!」ネ!

侑「エマお姉ちゃんは、どっちが末っ子だと思う? ねえ、エマお姉ちゃん!」デサアナア!

果林(侑って、エマが絡むと少しだけ気持ち悪い感じになっちゃうのよねえ)

エマ「えっと、そうだなあ。どっちかに決めないといけないなら、私は――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

50: 2021/01/24(日) 20:20:42.34 ID:JjOqaTDU
ここは侑ちゃん

53: 2021/01/24(日) 20:35:12.10 ID:Rr+kvU4A
エマ「侑ちゃんが末っ子だと思うな」

せつ菜「やりました! やっぱり、さっきのは何かおかしかったんですよ!」

侑「エ、エマさん! なんで!?」

エマ「前に5人で同好会をやってたとき、せつ菜ちゃんが私たちを引っ張ってくれてたんだ」

エマ「すっごく頼りになるなあって思ってたの。侑ちゃんも頼れるけど、あのときの印象が強くって」

せつ菜「そうですか! そう言ってもらえると、すごく嬉しいですね!」ペカー

せつ菜「……おや、侑さん? どうしました、その顔は?」

せつ菜「先ほどまでの余裕が、すっかりなくなってしまったようですが」ン?

侑「……別に、これで同点になったってだけでしょ?」

侑「私も完封で勝てるとまでは思ってないよ。それだと、さすがにかわいそうだしね」

侑「果林さんとエマさんの大人コンビが終わったから、ここからが本当の勝負だよ!」

せつ菜「……なるほど、確かに私も油断はできませんね。全力で相手をさせていただきます!」

誰が部室に来る? ※直下レスのコンマ
00 - 15:歩夢
16 - 31:かすみ
32 - 47:愛
48 - 63:璃奈
64 - 79:彼方
80 - 95:しずく
96 - 99:栞子

54: 2021/01/24(日) 20:35:45.55 ID:Xl2IdoQS
すやぴ

56: 2021/01/24(日) 20:43:35.40 ID:Rr+kvU4A
璃奈「こんにちは」ガラッ

エマ「こんにちは、璃奈ちゃん。あれ? ちょっと汗かいちゃってるみたいだよ?」

璃奈「うん、少し寝坊しちゃって。遅れそうだったから走って来たの」

せつ菜「どうぞ璃奈さん! 冷たいジュースです! 私は大人だから、気が利くんですよ!」

璃奈「ありがとう、せつ菜さん。……大人?」ゴクゴク

侑「璃奈ちゃん、私が拭いてあげるよ! お姉ちゃんな私に、もっと頼ってね!」

璃奈「侑さんも、ありがとう。……お姉ちゃん?」フカレフカレ

侑「そう、お姉ちゃん! もし姉にするなら、せつ菜ちゃんより私だよね?」

せつ菜「それは違います! むしろ侑さんは妹にすべきです!」

侑「さすがに璃奈ちゃんの妹はないでしょ!?」ガーン!

璃奈「どういうことなの? 璃奈ちゃんボード『イミワカンナイ!』」

果林「まあ、あまり深く考えなくていいと思うわ。年下の妹っぽいなって思う方を教えてあげて?」

璃奈「そうなの? だったら、私は――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

57: 2021/01/24(日) 20:44:38.80 ID:qtuLkqjO

58: 2021/01/24(日) 20:59:17.30 ID:Rr+kvU4A
璃奈「侑さんの方が、妹みたいだって思うかな」

せつ菜「ですよねえ! ほら、ジュースだけでなく、クッキーもどうぞ!」

璃奈「侑さんは私と背が同じくらいだから、妹にできるかなって。せつ菜さんは、ちょっと大きいし」

璃奈「私は頭をなでられることが多いけど、たまにはなでてみたいの」

侑「身長のこと言うなら私は156だから、璃奈ちゃんはもちろんせつ菜ちゃんよりも大きいんだけど!」

璃奈「え? 156? 璃奈ちゃんボード『単位はmmかな?』」

侑「単位がmmだったら、もはや妖精じゃん! そんなわけないでしょ!」プンプン

せつ菜「ふふっ、やっぱり頭のいい人には、この世界の真実が見えてるんですねえ」

侑「くそぉ。……まあ、璃奈ちゃんの妹っていうのは、ちょっと魅力的かもだけどさ」

璃奈「侑さんだけじゃなくて、せつ菜さんも妹になってくれると嬉しい」

璃奈「ちょっと失礼かもだけど、せつ菜さんの笑顔が小さな子みたいで可愛いなって思うことがあるの」

璃奈「いつも元気な2人が妹だったら、家でもさみしいことなんてないのかなって」

せつ菜「璃奈さん……。ええ、分かりました。私が上の妹になります!」

侑「そういうことなら、私は末っ子でもいいよ。よろしくね、璃奈お姉ちゃん!」

璃奈「私、すごく嬉しい。2人とも、すき」ナデナデナデナデ

誰が部室に来る? ※直下レスのコンマ
00 - 19:歩夢
20 - 39:かすみ
40 - 59:愛
60 - 79:彼方
80 - 99:しずく

59: 2021/01/24(日) 20:59:44.24 ID:8J+nAs8n
ほい

61: 2021/01/24(日) 21:05:57.78 ID:Rr+kvU4A
かすみ「お待たせしました! みんなのアイドル、かすみんの登場ですよ~」ガラッ

侑「かすみちゃん、待ってたよ!」

せつ菜「私たち、かすみさんに選んで欲しいんです!」

かすみ「おおっ! かすみんったら、モテ期が来ちゃいましたか? 仕方ないですねえ~」フフーン

侑「お願い、かすみちゃん! せつ菜ちゃんを選んで!」

せつ菜「私を選んじゃダメですよ! 侑さんにすべきです!」

かすみ「え゛っ!? モテ期じゃない!?」ガーン!

侑「せつ菜ちゃんの方が背も低いし、子供っぽいって思うでしょ!?」

かすみ「な、何の話ですか!?」

璃奈「侑さんとせつ菜さんで、どっちが幼いところがあるかを争ってるみたいなの」

果林「そんなことで争ってる時点で、2人とも子供なんじゃないかと思うんだけどね」

かすみ「ああ、そういうことですか。やっと、かすみんにも理解できました」

かすみ「そうですねえ、かすみんの答えは――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

62: 2021/01/24(日) 21:07:10.16 ID:NknUDM9w
侑ちゃん

64: 2021/01/24(日) 21:22:09.25 ID:Rr+kvU4A
かすみ「侑先輩の方が、子供っぽいです!」

侑「嘘だ!」

かすみ「侑先輩ったら、2年生なのに1年生のかすみんより背が低いんですもん」

かすみ「ちっちゃくて可愛いなって、前から思ってたんです!」

侑「くそっ、また背の話か! っていうか、せつ菜ちゃんだって、かすみちゃんより小さいじゃん!」

侑「だったら、せつ菜ちゃんだって子供でしょ!?」ネエ!

かすみ「いっつも元気いっぱいに動き回ってるとことか、確かにちっちゃい子みたいですけど……」

かすみ「どっちがより子供っぽいかって聞かれたら、それは侑先輩です」

侑「そ、そんな……」ガーン!

せつ菜「少し引っかかりますが、まあいいでしょう」

せつ菜「かすみさん、よくやりました!」ペカー

せつ菜「……それで、侑さん? まだ続けますか? ここまで私の3勝1敗ですけど」

侑「当たり前だよ! 1%でも可能性がある限り、私は諦めない!」

せつ菜「その意気やよし! 全力で叩き潰してあげましょう!」

誰が部室に来る? ※直下レスのコンマ
00 - 24:歩夢
25 - 49:愛
50 - 74:彼方
75 - 99:しずく

65: 2021/01/24(日) 21:22:53.08 ID:CokRuPSq
あいさんさんさん

68: 2021/01/24(日) 21:29:43.27 ID:Rr+kvU4A
歩夢「お疲れ様です」ガラッ

侑「歩夢!」ガシッ!

歩夢「わっ! 侑ちゃん、どうしたの?」

侑「歩夢は私の味方だよね? 私の言うこと、信じてくれるよね?」

歩夢「う、うん。いつだって私は侑ちゃんの味方だよ?」ニコッ

侑「さすが歩夢! さすが私の幼馴染だよ!」

侑「……せつ菜ちゃん、聞いた? これで私の2勝3敗だね」

せつ菜「さすがに今のは卑怯すぎるでしょう!?」ガーン!

歩夢「えっと、何の話なの?」

せつ菜「私と侑さんのどちらが子供っぽいかという議論をしていたんです」

侑「せつ菜ちゃんの方が子供だよね? 歩夢は分かってくれるよね?」

せつ菜「そういう聞き方はずるいですよ! 歩夢さん、侑さんは幼くて可愛いですよね?」

侑「ああっ、せつ菜ちゃんこそずるいよ!」

かすみ「2人とも完全になりふり構わなくなってますね」

歩夢「そうだなぁ、私は――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

69: 2021/01/24(日) 21:30:27.09 ID:Wl6iTtB4
せつ菜

78: 2021/01/24(日) 21:48:00.81 ID:Rr+kvU4A
歩夢「せつ菜ちゃんの方が、子供っぽいと思うかな」

侑「やった! やっぱり、持つべきものは幼馴染なんだよなあ」

歩夢「確かに侑ちゃんは小さくて可愛いけど、かっこいいところもあるって私は知ってるから」

歩夢「ねぇ、覚えてる? 幼稚園の年少さんの遠足のとき、転んじゃった私をかっこよく助けてくれたよね」

侑「え? 年少さん? そんなことあったっけ?」

歩夢「え?」

侑「……」

歩夢「……」

歩夢「やっぱり、侑ちゃんは笑いのレベル以外もすべてが赤ちゃんだから――」

侑「待って待って待って! 思い出した! 今、ちょうど思い出したから!」

歩夢「もー、侑ちゃんったらあ」フフッ

せつ菜「本当に覚えてるんですか?」

侑「覚えてるよ! この状態の歩夢を刺激しないで!」

せつ菜「……まあ、武士の情けです。ここは見逃しましょう」

誰が部室に来る? ※直下レスのコンマ
00 - 32:愛
33 - 65:彼方
66 - 98:しずく
99 - 99:栞子 ※栞子ちゃんは、綺麗に割り切れないときの余りを担当してくれています。

79: 2021/01/24(日) 21:48:31.70 ID:cyvUsN6Q
んほ~この栞子たまんねぇ~

82: 2021/01/24(日) 21:59:42.46 ID:Rr+kvU4A
しずく「お疲れ様です。あら、私が8番目ですか?」ガラッ

せつ菜「しずく、遅かったじゃないか。どこで道草を食ってたんだい?」カベドンッ!

しずく「せ、せつ菜さん!? いえ、その、私は道草なんて……。というか、顔が近い……」ドキドキ

せつ菜「このまま逃がすと、どこかに行きそうで心配になるな。……なあ、俺のものになれよ」グッ

しずく「あ、あうぅ……。ち、近いですよぉ……」ドキドキドキドキ

侑「ちょっと、せつ菜ちゃん! 私のしずくを取らないでよ!」グイッ!

しずく「きゃっ、侑さん!? わ、私のって、さっきから何がどうなって……」ドキドキ

侑「ほら、可愛い顔を見せてごらん? 私のしずく」アゴクイッ

しずく「あ、あの、何を……。わ、私は、その……」ドキドキドキドキ

歩夢「大人っぽいって、こういうことだっけ?」

果林「今回はこう攻めることにしたんでしょ。手を変え品を変えって感じね。……明らかに迷走してるけど」

しずく「2人とも見てないで助けてください! 何が起こってるんですか!?」

エマ「どっちが子供っぽいかを答えてあげたら、とりあえず落ち着くと思うよ?」

せつ菜「当然、子供っぽいのは侑さんですよね。 あんな壁ドンができる私が、子供なわけがありません!」

侑「いやいや、それは甘いんじゃないかなあ。私の大人な顎クイに、しずくちゃんもメロメロだったしさ!」

しずく「……なるほど、そういうことですか。ようやく事態を把握できました。それだったら、私は――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

83: 2021/01/24(日) 22:00:17.65 ID:hR2fks/F
せつ菜

87: 2021/01/24(日) 22:19:14.36 ID:Rr+kvU4A
しずく「せつ菜さんの方が、少し子供っぽいかなって思います」

侑「よしっ! これで追いついたよ!」

せつ菜「どうしてですか!? さっきは私の壁ドンで、あんなにときめいていたでしょう!?」

しずく「いえ、先ほどは不意打ちだったので動揺してしまいましたが、いざ冷静になってみると……」ウーン

しずく「壁ドンや顎クイって、自分より身長が高い人からされないと、あまり……」

しずく「よく考えると、壁ドンされても小さなせつ菜さんからなら逃げ出せそうで……。可愛いなあって」

せつ菜「だったら、今度は背伸びして壁ドンしますから! ほら、もう1度だけチャンスを!」ネ?

かすみ「背伸びして壁ドンって、それもう逆に可愛さしかないでしょ」

侑「ほらほら、みっともないよ? 私みたいに、かっこよく顎クイをしてから言ってね?」

しずく「まあ、顎クイしたのに上目遣いになってる侑さんを今になって思い出してみると……」

しずく「それこそ背伸びしてる中学生みたいで、可愛いなあって感想しか出てこないかも?」

せつ菜「ほら! やっぱり今のは引き分けにしましょうよ!」

侑「ダメダメ! どんな人にだって捻じ曲げられないの。自分が死ぬことと、安価の結果は!」

侑「さあ、次に行くよ!」

誰が部室に来る? ※直下レスのコンマ
00 - 49:愛
50 - 99:彼方

88: 2021/01/24(日) 22:19:52.88 ID:u7kToED4
ζ㎗òヮóリ!

91: 2021/01/24(日) 22:30:37.76 ID:Rr+kvU4A
彼方「お疲れ~。今日もがんばって、いっぱいすやぴしようね~」ガラッ

せつ菜「彼方さん! ついに真打が来てくれましたね!」

侑「ん? どういうこと?」

せつ菜「分かりませんか? 彼方さんには、遥さんがいるんですよ?」

彼方「おっ、世界で一番に可愛い遥ちゃんがどうかしたの?」

せつ菜「はい! お姉さんである彼方さんなら、誰が子供かなんてすぐに分かりますよね?」

彼方「ん? どういうこと?」

侑「でも、お姉さんだって言うなら、エマさんだってそうでしょ?」

せつ菜「いや、エマさんは姉というより母って呼ぶべきじゃないですか?」

侑「確かに! あの母性はまさにエママ! エマさんからすれば、私たちなんてどっちも等しく赤ちゃんか」

せつ菜「それに対して遥さんは高校1年生だから、私たちの幼さと比べるのにちょうどいいんですよ!」ドヤァ

彼方「お~い! 彼方ちゃんを置いてかないで、ちゃんと説明しておくれよ」

しずく「この2人、どっちが子供っぽいかで勝負してるみたいなんです」

果林「同好会のみんなに聞いて、決着をつけるんですって」

彼方「なるほどねえ、そういうことか~。う~ん、彼方ちゃんに言わせると、子供なのは――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

92: 2021/01/24(日) 22:31:27.51 ID:AX4G/x2r

94: 2021/01/24(日) 22:53:14.86 ID:Rr+kvU4A
彼方「侑ちゃんってとこかな~」

侑「嘘でしょ!? 明らかに私に流れが来てたじゃん!」

せつ菜「流れなんて人の印象に過ぎません! 世界はすべて調和と秩序で成り立っているんです!」

彼方「もちろん侑ちゃんにも大人なとこはたくさんあるし、彼方ちゃんも頼りにしてるんだよ?」

彼方「でも、せつ菜ちゃんには前の同好会のときから色々とお世話になってるからねえ」

せつ菜「エマさんもそう言ってくださいましたが、すごく嬉しいものですね」テレテレ

彼方「しずくちゃんとかすみちゃんも、そう思ってるはずだよ~」

侑「うー、そういう過去の積み重ねには勝てないなあ」

せつ菜「これで私の4勝! いよいよ後がなくなりましたね、侑さん!」

侑「まだだ! まだ終わっていない! まだ愛ちゃんが残ってる!」

せつ菜「いいでしょう! ならば、最大の試練をくれてやります!」

95: 2021/01/24(日) 23:00:02.74 ID:Rr+kvU4A
愛「ちーっす! 太陽が燦々と輝くSundayに、愛さんが部室に参上したよ! なんつって!」ガラッ

侑「ぷひょっ!」プヒョッwwwwwwwwww

せつ菜「愛さん、お聞きしたいことがあるんですが構いませんか?」

愛「お、何? もちろんいいよー」

せつ菜「こうやって笑ってる侑さんは、幼い感じで可愛いですよね?」

愛「そうだねー! 笑いのレベルが赤ちゃんだって歩夢が言ってたけど、確かに可愛い――」

侑「ま、待って! それは、ちょ、ずる――」プヒョッwwwww

愛「ゆうゆ、どったの?」

侑「だ、だから! ちょっと、待って欲し――」プヒョッ

せつ菜「侑さん! さっきの愛さんのダジャレ、太陽はSunだからそこもかかってるんですよ!」

侑「ぷひょっ! ぷひょひょひょひょひょひょ!」プヒョッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

愛「ダジャレを解説されるのは恥ずいなあ。……それで、何がどうなってるの?」

彼方「せつ菜ちゃんと侑ちゃんで、どっちが子供っぽいかっていう勝負をしてるんだって」

せつ菜「侑さんは笑いのレベルだけでなく、そのすべてが赤ちゃんですよね!」

愛「そんな楽しそうなことしてるの? そうだなー、愛さんが思うに――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

96: 2021/01/24(日) 23:00:46.86 ID:7D0VKIQx
せっつー

98: 2021/01/24(日) 23:18:04.41 ID:Rr+kvU4A
愛「つーか子供なのは、せっつーかな。なんつって!」ツーカダケニ

侑「ぷひょひょひょひょひょひょ!」プヒョッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

せつ菜「なぜです!? 侑さんは、あんなに笑ってるのに!」

愛「いやいや、愛さんのダジャレって、むしろばあちゃんたちに評判いいんだよ?」

愛「だから、ゆうゆは子供じゃなくておばあちゃんだね!」

せつ菜「侑さんは、老婆だった!?」

愛「それにさあ、ゆうゆの笑いのレベルが赤ちゃんってことになるとさ」

愛「愛さんのダジャレも、赤ちゃんレベルってことになっちゃうじゃん」プンプン

せつ菜「しまった! 攻めるべきところを間違えた!」

侑「こひゅー、こひゅー」ゼエゼエ

歩夢「侑ちゃん! 大丈夫!?」

しずく「笑いすぎで死んだりしたら、お葬式がすごい雰囲気になっちゃいますね」

愛「これで死んだら、愛さん捕まっちゃう?」

璃奈「問題ない。さすがに死にそうではないから」

侑「……うん、大丈夫だよ。心配かけて、ごめんね」フー

せつ菜「それはそうとして、勝負は引き分けですか? こんなすっきりしない結末なんて――」

??「私に任せてください!」

105: 2021/01/24(日) 23:27:22.85 ID:Rr+kvU4A
栞子「安価で選ばれるのは初めてです」ガラッ

せつ菜「いや、それはさすがに嘘でしょう!? というか、選ばれてませんよね!?」

侑「開幕から飛ばすなあ」

栞子「他の方々とは違って、私は選ばれなければ登場しない予定でしたからね」

栞子「最後まで私の安価が出ない確率は90%弱あったので、選ばれなかったのは仕方ありません」

栞子「ですが、4勝4敗の引き分けになることで、私にお鉢が回ってくるとは……」

栞子「さすが私は持ってますね」フンス!

侑「おい、これ本当に栞子ちゃんか?」

栞子「それで質問は、『2人のどちらが幼稚園児か?』でしたっけ?」

せつ菜「まだ何も聞いてないのに話が早い」

侑「幼稚園児じゃないよ? 小学生だよ?」

せつ菜「いえ、小学生でもありませんよね?」

栞子「生徒会長たる私の答えは――」

子供なのはどっち? ※直下レス・無効は安価下
侑 or せつ菜

109: 2021/01/24(日) 23:43:13.19 ID:Rr+kvU4A
栞子「せつ菜さんには、幼稚園児の適性があります!」ババーン!

侑「やったー!」

せつ菜「う、嘘です! これは何かの間違いです!」

栞子「私は神託に従うのみです」

エマ「ぶっちゃけすぎだよ?」

栞子「それに、せつ菜さんは小さくて可愛らしくて抱きしめたくなるというか……」テレテレ

彼方「ほう、せつしおですか……。たいしたものだねえ」

侑「それはともかく、これで私の勝ちだね!」ヤッター!

歩夢「よかったね、侑ちゃん」

侑「うん!」ウン!

侑「というか、今さらだけど私と栞子ちゃんが一緒にいていいの? 世界線的にさ」

かすみ「別に構わないでしょう? ここはそういう世界だというだけですから」

せつ菜「あっ! 栞子さんがいるということは、つまり私は元生徒会長なんですね!」

せつ菜「ここまでの文章で生徒会長アピールをしなくてよかったです!」ペカー

侑「そこでペカ菜ちゃんになれるメンタルは、見習いたいような気がしないでもないこともないよ」

栞子「せつ菜さんには、何か特別な適性がありそうですね」

111: 2021/01/24(日) 23:52:45.25 ID:Rr+kvU4A
せつ菜「そ、そんな……。この私が、優木せつ菜が負けた?」

侑「まあ、こんなとこかな。ちょっとだけ危なかったけど、結局は当然の結果になったね」

侑「それじゃあ、せつ菜ちゃん。敗者の義務を果たしてもらえるかな?」

せつ菜「……え? 何のことですか?」

侑「しらばっくれても無駄だよ。どんなに嘘をついたって、自分の心だけは騙せないんだから!」

せつ菜「くそぉ、そういう台詞を言うのは、私の管轄じゃないですかぁ……」グヌヌ

しずく「何か賭けでもしてたんですか?」

侑「賭けというか、私たちはあることを決めるために戦ってたんだよ」

侑「せつ菜ちゃんの方が子供だってことになったから、そのあることにも決着がついたんだ」

果林「あること?」

侑「それについては、せつ菜ちゃんの口から語ってもらおうかな」フフーン

侑「さあ、せつ菜ちゃん! 自らの敗北を宣言してね!」

せつ菜「…………お」

かすみ「お?」

112: 2021/01/25(月) 00:00:56.88 ID:DktzGWad
せつ菜「……お姉ちゃん。私が妹です」

侑「はい! よくできました!」パチパチパチパチ

璃奈「妹?」

侑「私たちが姉妹になるとしたら、自分の方が姉だって言って聞かなくてさ」ヤレヤレ

侑「どう考えても、姉は私だっていうのに!」ドヤァ

せつ菜「ああっ、もうヤケです!」

せつ菜「お姉ちゃーん、私のこと可愛がって?」ウルウル

侑「うん、もちろんだよ。せつ菜ちゃんは可愛いね!」ナデナデ

せつ菜「もうっ、違うでしょう! 私のことは、せつ菜って呼ばないと!」

せつ菜「お姉ちゃんなんだから、呼び捨てにしてください!」モー

侑「いや、でも、彼方さんは遥ちゃんって呼んでるし――」

せつ菜「よそはよそ、うちはうちです! 私は呼び捨てにされたい系の妹なんです!」プンプン

侑「そ、そうなんだ。……せつ菜は可愛いね」ナデナデ

せつ菜「わーい、お姉ちゃん大好きー!」ギュッ!

侑「なんなの、これ? 可愛すぎるんだけど!」ナデナデナデナデ

歩夢「ちょっと!」

113: 2021/01/25(月) 00:05:10.25 ID:DktzGWad
歩夢「ほら、もういいでしょ! そろそろ練習しないと!」

侑「練習は大事だけど、姉妹で仲良くするより大切なことなんてないし……」ナデナデナデナデ

せつ菜「そうですよ! この世で一番に大切なことです! そう決まってるんですから!」ギューッ!

歩夢「そんなこと誰が決めたの! 姉妹が仲良くなくたって、別にいいでしょ!」

歩夢「いつまでもくっついてないで、いい加減に離れて――」

彼方「お~っと、歩夢ちゃん? 今のは聞き捨てならないなあ」ガシッ!

歩夢「彼方さん!?」

彼方「姉妹は仲良くなきゃダメなんだぜ?」

エマ「その通りだよ。神様がそうお決めになったの」ガシッ!

歩夢「エマさんまで!?」

エマ「姉妹が仲良くしてるのを邪魔する者は地獄の業火で焼かれるべきだって、聖書にも書いてあるから」

歩夢「どこの聖書ですか!?」ガーン!

116: 2021/01/25(月) 00:13:44.05 ID:DktzGWad
歩夢「そもそも、あの2人は姉妹でも何でもないですよね?」

歩夢「血が繋がってないのに、姉妹だなんておかしいで――」

愛「歩夢、それはちょっと違うんじゃないかな?」ガシッ!

歩夢「今度は愛ちゃん!?」

愛「姉妹っていうのは、血の繋がりのみを言うものなの?」

歩夢「それは義理の姉妹とかもあるかもだけど、基本はそうなんじゃ……」

愛「私はそうは思わない。慈しみ合う心が人を姉妹たらしめるんだ。血はその助けに過ぎないの」

愛「愛だよ。愛なんだよ、歩夢。それに家族って、他人同士が出会い築き上げるものでしょ? 愛だけにね」

歩夢「何が愛なの! 幼馴染の想いを、こんなふうにしていい理由なんて! あってたまるか!」ジタバタ

彼方「ダメだよ~、歩夢ちゃん。姉妹の何たるかを、じっくり教えてあげるからね~」

エマ「聖書の姉妹について書いてあるところを、たっぷり読み聞かせてあげるね?」

愛「はいはい、暴れちゃダメだよ。3人に勝てるわけないでしょ」

せつ菜「お姉ちゃん、もっとなでなでして?」イチャイチャ

侑「ふふっ、せつ菜は可愛いね」イチャイチャ

歩夢「侑ちゃん、私も妹にしてー!」

117: 2021/01/25(月) 00:14:04.29 ID:DktzGWad
終わりです

118: 2021/01/25(月) 00:16:14.99 ID:oDP+Cb2D
₍₍ ง/⁄*イ`^ᗜ^リว ⁾⁾ 乙でした!!!!

119: 2021/01/25(月) 00:18:58.82 ID:UAKjOk0X
乙!

121: 2021/01/25(月) 00:19:43.48 ID:Kuohzgq5
おつおつ

123: 2021/01/25(月) 00:24:29.57 ID:wc0M1o02
バカップルに巻き込まれた9人

124: 2021/01/25(月) 00:28:07.34 ID:SQA3i4ST
ゆうせつに同好会が振り回された感じか…
いいな!乙

127: 2021/01/25(月) 00:35:48.02 ID:vZ281ulN
いいオチだった

131: 2021/01/25(月) 01:57:51.70 ID:Kwcr7nFY
乙!
個人的には侑ちゃんの方が妹だと思うけどわがまませっつーも可愛いよ!

133: 2021/01/25(月) 02:39:25.73 ID:CaGVrG2Q
僅差で侑ちゃんがの方が子どもかなぁ

135: 2021/01/25(月) 03:24:46.30 ID:o8JSGlO3
わちゃわちゃ感も台詞回しもくっそかわいくて笑ったし癒されたわありがとう

139: 2021/01/25(月) 11:00:53.17 ID:S6mO7VT+
/⁄*イ`^ᗜ^リ 大勝利です!!!!

140: 2021/01/25(月) 11:39:15.78 ID:h4TvA06M
おつ
ニヤニヤした

142: 2021/01/25(月) 13:18:22.93 ID:WZ0zTNcT
せつながこれを出していたら勝てたに違いない
no title

136: 2021/01/25(月) 07:43:55.95 ID:l4tiPeVH

良かった 言い争うけど結局はイチャイチャするのがまたよし

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1611482064/

おすすめ記事(外部)

ラブライブ! おすすめ記事(外部)    
タイトルとURLをコピーしました