【SS】かすみ「し、しず子？どうしちゃったの…？」 しずく「・・・・」【ラブライブ！虹ヶ咲】

部室

かすみ「それで～やっぱりりな子がかすみん的には強敵で～」

しずく「もう、かすみさんってばまたその話？」

かすみ「だって～りな子って投票毎に順位の変動がすごいんだもん！」

かすみ「しず子だってりな子さえいなければーとか思わない？ひひっ♪りな子にする新しいイタズラを…」

しずく「かすみさん？…そういうこというのは良くないと思うよ？」

かすみ「なっ…か、かすみんはただ…しず子も上にいきたいだろうな～って思って…」

しずく「もう…かすみさんだって璃奈ちゃんのこと可愛いって思ってるでしょ？」

かすみ「ふ、ふん！かすみんの方がりな子としず子よりも可愛いもん！」

しずく「うん♪かすみさんは可愛いもんね♡」

かすみ「わ、分かってるなら良いけど///あっ…」

しずく「？」

かすみ (にひひ…りな子にしかける最高のいたずら思いついちゃいましたぁ…♡これが成功すればりな子もライブでパフォーマンスがうまくいかなくなって…相対的にかすみんの人気がうなぎ登り…♪)ﾆﾔﾆﾔ

しずく (・・・かすみさん…またなにか悪いこと考えてるんだろうな。はぁ…もう少しポーカーフェイスうまくできないのかな)

かすみ「あっ！もうこんな時間！！それじゃしず子まったね～♪」

しずく「また明日♪」

中須家

かすみ「にひひ…しず子は気がついてなかったと思うけどかすみんの計画はこう…」

___
_____

かすみ「こ～んにちわ～♡」ｶﾞﾁｬ

かすみ「にひひ…なんて言っても誰もいませんよね♪今日はかすみんが一番乗りなんですから♪」

かすみ「よいしょ…っとりな子のライブ用のボード…これ割と重たいんだけど…これつけながらライブするりな子ってもしかしてすごい…？ 」

かすみ「でも！そんなりな子の快進撃もここまでです！」

かすみ「このボードをかすみんの鞄の中に隠しちゃいま～す…♡」

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かすみ「そうすればりな子は…」

璃奈「あれ…？」

果林「どうしたの璃奈ちゃん？」

璃奈「ライブで使う璃奈ちゃんボードがない…」ｶﾞｻｺﾞｿ…

愛「ボードがなくなるなんていただけないね～ボードだけに♪」

歩夢「あ、愛ちゃん今は言ってる場合じゃないよ！？璃奈ちゃん、どこに置いたか覚えてないかな？」

璃奈「・・・多分棚の上に置いていたはずなの」璃奈ちゃんボード『エーン』

エマ「うーん…見つからないね～？」

彼方「・・もしかして～璃奈ちゃんがお家に持って帰っちゃったとか～？」

果林「そういえば、メンテナンスのために璃奈ちゃんのお家に持って帰っちゃうことはあったわよね？」

せつ菜「一度璃奈さんの家に帰るのは難しいと思うので璃奈さんは今日は見学にしましょう♪」

璃奈「みんな、ごめんなさい。」ﾍﾟｺﾘ

果林「璃奈ちゃんは悪くないわ？誰だって忘れ物はあるもの♪」

エマ「そうだよ♪果林ちゃんなんてこの前寮に筆箱を忘れちゃって～♪」

果林「え、エマぁ///その話は内緒にって…言ったのに…///」

歩夢「…果林さん可愛いです♪」

せつ菜「はいっ！果林さんはとても可愛いです！！」

彼方「璃奈ちゃ～ん分からないステップとかがあったら彼方ちゃんを頼ってくれてもいいのだよ～♪」

しずく「もちろん私も協力するよ♪璃奈さん？遠慮なく言ってね」

愛「りなりー♪見つからなかったら探すの愛さんも手伝うからさ♪今日は集中して練習見学しよ？」

璃奈「みんな…ありがとう」璃奈ちゃんボード『ペコリ』

___
_____

かすみ (・・・？何か話しが変な方向に進んでたような…ま、まあ気のせいですよね！とにかく…こうすればりな子は練習に参加できる回数が減って…ライブでのパフォーマンスをミスして…かすみんの人気アップ間違いなしですよ♪)

翌日

かすみ (ふっふっふ♪昨日は完璧な作戦を考えたせいであんまり寝られませんでした…でもでも！授業は完璧に受けて、打倒りな子の作戦を遂行しちゃいますよ～♪)

ﾄﾝﾄﾝ

かすみ「？」

しずく「かすみさん、おはよう♪」

璃奈「おはよう。少し眠たそう？」璃奈ちゃんボード『？』

かすみ「お、おはよ～しず子にりな子」ｱﾀﾌﾀ

しずく「・・・かすみさん何か企んでる？」

かすみ「や、やだな～しず子ってばひどーい！かすみん昨日はあまり眠れなかったからちょっとナイーブなの！」

璃奈「だから眠たそうだったの。かすみちゃん大変だったね」璃奈ちゃんボード『ナデナデ』

かすみ「ありがとりな子♪あっ、ところでりな子～？？」

璃奈「何？」

かすみ「りな子のライブで使うボードって今棚の上に置いてあったよね～？」

璃奈「そうだけど、どうかした？」

かすみ「ううん！！なんでも～？ただ地震で落ちてきたらしたら心配だな～って」

愛「棚だけにってね♪あっははは！！」

璃奈「あっ、愛さん♪おはよう♪」

しずく「おはようございます♪」

かすみ「愛先輩おはようございます…あ～！かすみんってば今日は日直だから早く行かないといけなかったのに～それじゃあ愛先輩、しず子、りな子また放課後～♪」

愛「いってらっしゃいかすかす～♪」

かすみ「かすみんです！」

しずく (・・・)

璃奈「しずくちゃんどうかした？」璃奈ちゃんボード『?』

しずく「あっ、ううん！なんでもないよ？」

かすみ「ふぅ…なんとか、かすみんの作戦はバレなかった…あとはお昼を待つだけですね♪にひひっ…♪」

昼休憩
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

ﾀｯﾀｯﾀｯ…

かすみ「ふっふ～ん♪かすみんの手にかかればチャイムと同時に部室までダッシュなんて造作もないことです♪」

かすみ「こ～んにちわぁ～♡」ｶﾞﾁｬ

そこでかすみんが見たのは

しずく「・・・・」

璃奈「」

黒い髪を靡かせながら手に持った赤く染まった包丁をうっとりと見つめるしずくと

その小さな身体を広げピクリとも動かず床に横たわる璃奈だった

かすみ「し、しず子？何してるの…？」

しずく「あっ、かすみさん♪なにって……それは………かすみさんの邪魔になる璃奈さんを葬ってあげたんです♪」ﾆｺｯ

かすみ「ど、どうしてそんな…」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

しずく「・・・かすみさんがいけないんだよ？」

かすみ「えっ、か、かすみんが…？？」

しずく「私はかすみさんは努力したらきっとすごいスクールアイドルになれるんだろうなって思ってた…でもかすみさんは他の人を蹴落とすことばかりで…努力してる私のことなんて全然見てないんだもん…だからぁ…♪」

かすみ「ひっ…！」

しずく「私がかすみさんの邪魔者を排除してあげたの…///」

かすみ (し、しず子の顔笑ってない…本気だ…)ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

かすみ「し、しず子…どうしちゃったの…？こんなのいつものしず子じゃないよ…」

しずく「・・・そっか…かすみさんは私の愛を受け取ってくれないんだね」

しずく「いや…まだ足りないのかな…そうだよねかすみさんがこれくらいで満足するはずなんてないもん…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

かすみ「し、しず子…りな子を病院に……」

しずく「ふふっ♪それはできないよ♪だって璃奈さんはー」

かすみ「えっ…」

しずく「もう死んじゃってますから…♪」

かすみ「う、嘘だよね！？しず子！？りな子が死んだなんて…そんな……」

しずく「喜んでくれないの？」

かすみ「だ、だって…りな子が……」

しずく「？」

かすみ「し、しず子おかしいよ！なんでこんなこと…」

しずく「変なかすみさん…言ってたでしょ？璃奈さんさえいなければーって…」

かすみ「あっ…あぁぁぁ…」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

しずく「ねぇ～かすみさん？」

かすみ (か、かすみんがあんなこと言ったからしず子はあんな風になっちゃったの…？嘘…嘘、うそ…こんなのなにかの…)

しずく「次は誰を排除すれば良い？」ﾆｺｯ

かすみ「あ…！ あっ…ご、ごめんなさ…」ｼﾞﾜ

しずく「どうして謝るの？私は胸がスッとしたよ？さあかすみさんの望みを言って♡」

かすみ「──ぁ あぁあっ うぅぅ！」 ﾊﾞﾀﾝ

ﾀｯﾀｯﾀｯ

かすみ (ど、どうしようどうしよう…かすみのせいでりな子が…りな子がぁ…しず子も…)

ﾄﾞｻｯ

かすみ「うぅ…ここは…？」

歩夢「保健室だよ？大丈夫？かすみちゃん？」

かすみ「あ、歩夢先輩！どうして…？」

歩夢「かすみちゃんが廊下で倒れてたから保健室まで連れてきたんだ♪なんともなくて良かったぁ…♪」

かすみ (さ、さっきのは…夢だよね…？？う、うん♪しず子があんなことするはずないもん♪)

歩夢「かすみちゃん…どうかした？」

かすみ「ふぇ！？な、なんでもないですよぉー♪」

ﾋﾟﾛﾝ♪

かすみ「！」ﾋﾞｸｯ

歩夢「あれ？かすみちゃんスマホ鳴ってるよ？」

かすみ「ほ、本当ですね～♪」ﾁﾗｯ

しず子

しずく:かすみさん？

しずく:もし見たなら

しずく:放課後早くに部室に来て？

しずく:それと、このことは私とかすみさん2人の

しずく:秘密だよ？

りな子

璃奈:かすみさんがもし来なかったら…

璃奈:どうなるかはお楽しみに…♪

かすみ「～～～～～！！！」

歩夢「か、かすみちゃん？本当に大丈夫！？」

かすみ (し、しず子が…りな子のスマホを使って……やっぱりりな子は…)ｶﾞｸｶﾞｸ

かすみ「な、なんでもないですからぁ…もうすぐ授業はじまっちゃいます…から」

歩夢「そ、そうだね…ごめんね？お大事にね♪また放課後♪」

かすみ (か、かすみのせいで…しず子が……どうすれば…だれか…だれか助けてよぉ……)ｶﾞｸｯ

璃奈「・・かすみちゃん」

かすみ「り、りな子！よかった…無事…」

璃奈「かすみちゃんのせいで、私死んじゃった。」

かすみ「えっ…」

璃奈「背中刺されてすごく痛かった。」

かすみ「ち、ちがっ…それ、かすみの…」

璃奈「違わないよ？」

璃奈「かすみちゃんがいつも私のこと言うからしずくちゃんが溜め込んじゃっただからしずくちゃんがあんなこと」

璃奈「私はかすみちゃんに〇されたも同然だよ？」

かすみ「り、りな子…ご、ごめなさっい…りな子ぉ……」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

璃奈「かすみちゃんのせいで私もうなにもできなくなっちゃった」

璃奈「まだまだみんなといっしょに踊りたかった。」

璃奈「素顔で一緒に笑いたかった…」

璃奈「でも、もう叶わない…」

かすみ「………っう、…っく……ごめんなさい…ごめんなさいぃぃ……」

璃奈「…どんなに謝っても。もう私は何もできないよ…」

かすみ「ごめ…なさい……ごめん…なさいっ……！｣ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

ｶﾞﾊﾞｯ！

かすみ「はぁ…はぁ………ゆ、夢…？」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

かすみ「じ、時間は…！？」ﾊﾞｯ

かすみ「そんな…あと5分で授業が全部終わっちゃう…！」

かすみ「は、早く部室に行かないと…！」

ﾀｯﾀｯﾀｯ
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

かすみ「はぁ…はぁ…着いた…」

かすみ (・・・でもかすみんどうすれば………)

かすみ (…ううん、今はしず子を止めたい…止めなきゃ…みなさんをりな子みたいにしたくない…)

ｶﾞﾁｬ

しずく「あっ、約束通り来てくれた♪さすがかすみさんだね♡」

かすみ「し、しず子ぉ…」ｶﾞｸｶﾞｸ

しずく「なに？」

かすみ「か、かすみんが悪かったから…だから……こ、こんなこともうやめよ？」

しずく「・・・・どうして？」

かすみ「かすみん…この同好会みんなのことがだ、大好きだから…誰もいなくなって欲しくない…からそれで…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずく「・・・・」

かすみ「だ、だから…しず子にも誰も傷つけてほしくないよぉ…」

ｶﾞﾊﾞｯ

かすみ「！！！！？」

璃奈「もう、遅いよ？」 璃奈ちゃんボード『スン』

かすみ「り、りな子ぉ！？どうして…ゆ、幽霊…？」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

璃奈「幽霊じゃないよ？ほら、触れるよ」ﾂﾝﾂﾝ

かすみ「ほ、本当だ…でも、どうして…？」

しずく「全部かすみさんへのお芝居だったんだよ？」

かすみ「し、しず子…でも…包丁が…」

しずく「あれは演劇部で使う小道具、それで赤は血糊とまではいかないから…ちょっとケチャップを…///」

璃奈「わ、私が刺されたところ見えないようにしずくちゃんが注意を引いてくれた」

かすみ「そ、そういえば…りな子が血が出てたかは見てなかった…かも。でもなんでこんなこと！？」

しずく「むぅ…かすみさん？」

かすみ「な、何！？」

しずく「かすみさん…璃奈さんのボードにいたずらしようとしたでしょ？」

かすみ「な、なんで！？かすみんまだ何も…」

璃奈「まだ？」

かすみ「あっ…」

しずく「はぁ…やっぱり。かすみさんが璃奈さんのボードの心配なんて突然だったし何より…溢れ出る笑顔だったから何かあるな～と思って…逆に仕掛けさせてもらったの」

かすみ「し、しず子ひどい！！！」

しずく「かすみさん？」

かすみ「は、はい・・・」

しずく「かすみさんは可愛いし、努力してると思う。でも、だからこそかすみさんがほかのメンバーのことを邪険にするのはダメだと思う。言ってるだけでもいつしか本当に…」ｸﾞｽｯ

璃奈「かすみちゃん」

かすみ「な、なにりな子？」

璃奈「私がいなくなって…嬉しかった？」

かすみ「ううん…もう会えないんだって辛かった…それに…しず子に申し訳ないなって思った…」

かすみ「2人ともごめん！！！」

かすみ「かすみん…りな子としず子が…同好会のみなさんがどんなに大切かよ～く分かった…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しずりな「かすみさん(ちゃん)・・・」

かすみ「もうあんなこと言わないから…だから…」

しずく「かすみさん？」

璃奈「頭を上げて欲しいの」

かすみ「・・・？」

ﾀﾞｷｯ

しずく「私たちこそごめんなさい！かすみさんを懲らしめるだけだったのに…怖かったよね…辛かったよね…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「かすみちゃん、怖がらせちゃってごめんなさい。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

かすみ「……っう…り、りな子ぉ…しず子…」

璃奈「かすみちゃん…」

しずく「……大丈夫だよ♪大丈夫だから♡」

かすみ「かすみん…みんなのこと大好き…だから、これからも友達でいてくれる…？」

しずく「もちろんだよ♪」

璃奈「私もかすみちゃんのこと好き♪」 璃奈ちゃんボード『キラリーン』

かすみ「ぐすっ…ありがとう…」

しずく「ううん…こっちこそありがとう…♪」

璃奈「かすみちゃん、練習しよ♪」

かすみ「……うん…♪」

かすみ「かすみんが～いっちばん可愛いってことこの練習ではっきり見せちゃうから♪」ﾀﾞｯ

しずく「ふふっ♪いつものかすみさんが戻ってきたね♪」

璃奈「うん♪良かった♡」璃奈ちゃんボード『ワーイ』

かすみ (もう絶対に・・・大好きなみなさんのことは…悪く言わない♪)

かすみ (・・でも大好きだからこそ…たまはイタズラ…許してくださぁい♪)

終わり 虹学1年'sは良いぞ

かすみ「・・・それにしてもしず子…」

しずく「何？かすみさん？」

かすみ「す、すごい演技力だったよね…りな子も全然動いてなくて本当に死んじゃったかと思った！」

璃奈「・・・私、少し動いてた…」

かすみ「ええ！？」

璃奈「ボードの下から床の埃が舞ってきて…くすぐったかった」璃奈ちゃんボード『しょんぼり』

しずく「そうだね♪でも、全然気にならなかったよ？即興であそこまでできるなんて演劇部にスカウトしたいくらい♪」

璃奈「えへへ…♪」

しずく「かすみさんもすごいと思ったよね♪」ﾆｺｯ

かすみ「～～～～！！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

かすみ「う、うん…すごいと思った…ま、まあ？かすみんの方がすごいけどー♪」

しずく「・・・・」ｿﾞｸｿﾞｸ

しずくちゃんの笑顔が軽くトラウマになってるかすみちゃんと、言葉とは裏腹にビクビクするかすみちゃんに軽い嗜虐心を憶えたしずくちゃん。みたいなね？

ｿﾞｸｿﾞｸしず子の再来

ブラックしずくちゃんほんとすこ

お疲れさん！

おつ

おつおつ！
最後に救いがあって良かった…

虹1年悪くないな