【SS】せつ菜「歩夢さんが倒れて！！！！？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

ギャグより

せつ菜「なっなっ！！！！！？」

せつ菜（いきなりの事で理解が追い付きません）

せつ菜（私の目の前に……私の大切な仲間が……）

せつ菜「歩夢さん！！！どうしたんですか！！？」

せつ菜（気がついたら歩夢さんが倒れてました）

せつ菜「歩夢さん！歩夢さん！！！」ﾕｻﾕｻ

歩夢「」

せつ菜「歩夢さああああん！！！！！！！！！！！！！」

歩夢「」

せつ菜「そんな……」

せつ菜「呼吸は！？」

せつ菜「……」

せつ菜「あります！よかった！」

歩夢「」

せつ菜「これは……いわゆる気絶というものでしょう……」

せつ菜「！！！」

歩夢「」

せつ菜（よく見ると歩夢さんの人差し指の先に何か数字があります！）

せつ菜（こ、これは誰かにやられてダイイングメッセージを残したんですね！……死んでませんけど）

せつ菜「と、とりあえず保健室に！」

・・・
・・
・

数十分後

せつ菜（さて……歩夢さんを保健室に寝かせました）

せつ菜（状況を整理しましょう）

せつ菜（信じられませんが歩夢さんの状況を見る限り、誰かに襲われたと考えるのが普通でしょう）

せつ菜（しかし……いつでしょうか？）

せつ菜（私と歩夢さんは、今日は一緒に居る事が多かったのですが……）

せつ菜（まず、今日は合宿で学校にお泊りしています）

せつ菜（ライブに向けて皆で練習をしていました）

せつ菜（そしてお腹が空いたので）



せつ菜（私の特性料理を作って歩夢さんに食べてもらって）



せつ菜（気がついたら歩夢さんが倒れてました！！）

せつ菜「全くわかりません……」

せつ菜「とにかく調理室に戻ってみましょう」

・・・
・・
・
せつ菜「ここが歩夢さんが倒れた場所」

せつ菜「歩夢さんのメッセージには……」

せつ菜「７という文字が……これは……」

　

せつ菜「多分関係ないのでしょう！！」

　
せつ菜「こういった推理系漫画やアニメでは犯人に繋がるヒントがあるものなんですが」

せつ菜「私は現実とアニメの区別はできてます！」

せつ菜「犯人がこの様なメッセージを残しとくはずありません！！」

せつ菜「これは多分……歩夢さんが書いたとみせかけた偽のメッセージに違いありません！」

彼方「どうしたの？」

果林「すごい匂いがするんだけど」

せつ菜「あ！彼方さんに果林さん！実は……」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ

彼方「なるほど……」

彼方「これは……なかなか難しいね」

果林（いや、どうみても、せつ菜が犯人よね？）

果林「ねぇ、これってせ」

彼方「確かにそのメッセージは偽造の可能性が高いよね」

彼方「それに……犯人は残念だけど」

彼方「同好会のメンバー内かもしれない」

せつ菜「なっっ！！！」

果林「いや、だからせつ菜が」

彼方「まず、そもそもこの合宿は急に決まったもの」

彼方「部外者の人がそれを知って、この調理室に計画を練れる時間はないと思うな」

彼方「ただ……彼方ちゃん達はもちろん、ここで合宿をするのは知ってるから計画を練れる」

せつ菜「なるほど……」

果林「あの……せつ菜が」

彼方「一旦、皆を集めるのがいいかもね」

彼方「それで、彼方ちゃん達の中に怪しい反応をした人を探していく方がいいかも」

せつ菜「そうですね！皆さんを集めてきます！」

・・・・
・・・
・・
・

数十分後

せつ菜「っと！いうことがありました！！！」

璃奈「ふむ……」

愛「これは……」

璃奈「難解……」

愛「確かにカナちゃんの言う通り残念だけど同好会の中に犯人がいるかな」

かすみ（え？せつ菜先輩が犯人じゃ？）

しずく（せつ菜さんだと思ったけど……頭のいい愛さんや彼方さんが言わないのなら違うのかな？）


かすみ「あの……歩夢さんのメッセージにもある通り７は菜々で」

かすみ「菜々はせつ菜さんで」

愛「いや、やっぱり偽造だと思うよ」

璃奈「私もそう思う」

璃奈「そのメッセージだとせつ菜さんを疑うように仕向けてる」

璃奈「犯人がせつ菜さんに罪を擦り付けようとしてるんだと思う」

愛「私もそう思う」

愛「だから多分せっつー以外の愛さん達の中に……犯人がいる」

せつ菜「一体誰がやったんですか！！！！？」

彼方「まず、アリバイ確認だね」

彼方「歩夢ちゃんが倒れた時間は皆は何処に居たのかな？」

かすみ「かすみ達一緒にカードゲームしてたじゃないですか」

璃奈「私、かすみちゃん、しずくちゃん、愛さん、彼方さんでやってた」

エマ「私と果林ちゃんは近くでファッション雑誌読んでたよ」

果林「ええ」

璃奈「うん。私も近くにいたのを知っている」

彼方「全員にアリバイがあるんだ」

せつ菜「私と歩夢さんは調理室でご飯を作ってました！！！」

彼方「なるほど……」

彼方「一体いつ、歩夢ちゃんを襲ったんだろ？全員がある意味監視している状態で……」

果林（料理作ってるタイミングでしょ）

愛「集団催眠」

エマ「え？」

愛「疑いたくない……だけどあの状況で可能性があるのは……」

愛「りなりー……だけなんだよ」

璃奈「え？」

愛「私はあの時勝負でカードに注目していた」

愛「私達の視点はカードにいく」

愛「そこで……催眠をかけてそれぞれの認識を薄くした」

かすみ「え？どいうことですか？」

彼方「成程……私達が居たという認識か」

彼方「人がその人の認識するのはその人の特徴」

彼方「声色だったり、髪型だったり、部分の場所の特徴とその人物の特徴を脳内で一致することで「その人」だと認識する」

愛「だけど、普通は髪型や顔の特徴で認識するから」

愛「多少の認識を薄くした所で「居た」と錯覚させれない」

愛「そこで……」

彼方「！！」

彼方「璃奈ちゃん……ボート」

愛「そう……私達はライブに使っている璃奈ちゃんボードを「りなりー」と認識してしまった」

愛「だから……りなりーなら……歩夢を襲うことが可能だと思う」



しずく（何言ってるんだろこの人達）

璃奈「ち、ちが……私じゃ……」

せつ菜「それは違います！！！！！」

愛「どうしてそう思うの？」

せつ菜「仮に催眠術でそこに居たと認識させたとしましょう」

せつ菜「しかし！！！」

せつ菜「勝負の内容はどうでしょうか！！？」

愛「あ！」

彼方「そうか……うん、覚えている」

彼方「璃奈ちゃんが参加して、ちゃんと勝ったり負けたりした内容を覚えている」

彼方「認識を薄くして離れたら勝負に参加すらできないよね」

愛「ご、ごめんりなり……疑って……」

璃奈「ううん。」

璃奈「これは難しい問題だから……正直、今ので何かヒントになりそう」

璃奈「多分、何らかの方法で私達の中から抜け出した……これはいい線いってると思う」

せつ菜「誰が！！やったんですかあああああ！！！！！？」



歩夢「あの……」

一同「！！！！！！！？」

せつ菜「歩夢さん！！！！？」

せつ菜「生きて！！！？」

歩夢「勝手に〇さないでよ……」

愛「大丈夫？誰にやられたか覚えてる？」

歩夢「多分、せつ菜ちゃんの料理食べて倒れちゃったけど……もうやめようよ」

歩夢「私……同好会の皆が疑い合うなんて嫌だよ」

歩夢「私なら大丈夫だから……」

せつ菜「歩夢さん！！！！」

せつ菜「歩夢さんが言うなら……犯人捜しはやめましょう」

せつ菜「まぁ、私達がどれだけ知恵をだしても犯人に辿り着けそうもないですが……」

せつ菜「それほど……難解な事件です。正直誰が犯人かモヤモヤしますが」

果林「だから貴女でしょ」

かすみ「歩夢先輩も言ってるし」

歩夢「そうだね犯人捜しはやめようよ」

歩夢「犯人はせつ菜ちゃんだけど、皆で仲良くしたい！」

せつ菜「歩夢さん！！」ﾀﾞｷ

歩夢「せつ菜ちゃん！！」ﾀﾞｷ

果林（深く考えるのはやめよう）

終わり

有難うございました

ワロタ
テンポよくてすき