【SS】侑｢ちゃんと今日も履いてきた？｣ｻﾜｻﾜ しずく｢は、はい…////｣【ラブライブ！虹ヶ咲】

侑｢見せてみて？｣

しずく｢///｣ﾍﾟﾗｯ

侑｢ふふ♡えらいえらい♡｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

しずく｢んっ♡｣

侑｢しずくちゃん、毎日それ履いてるよね お気に入り？｣

しずく｢侑さんが毎日履いてこいって言ったんじゃないですか…///｣

侑｢そうだったっけ ていうか、ちゃんと洗ってる？｣

しずく｢洗ってます！｣

侑｢でも、なんだかここに染みがあるよ？｣ｸﾁｭ

しずく｢んあっ♡｣ﾋﾞｸｯ

侑｢普通におしゃべりしてるだけなのにこんなに濡らしちゃって…お仕置しなきゃね♡｣

しずく｢お仕置してください…っ♡｣

侑｢…やっぱやめた｣

しずく｢どうしてですか…｣

侑｢だってお仕置なのにしずくちゃん喜んでるじゃん｣

しずく｢よ、喜んでなんて…｣

侑｢さっきより顔赤いよ 期待してるんでしょ？｣

しずく｢そんなこと…///｣

侑｢お仕置はなし｣

しずく｢うう…｣

侑｢その代わり♡｣ｷﾞｭ

しずく｢っ///｣

侑｢イチャラブえ　ちしようか♡｣

しずく｢は、はいぃ…♡｣

ﾎﾜﾎﾜｰﾝ

しずく｢うーん、なんか全然だめですね｣

かすみ｢さっきから何考えてたの？｣

しずく｢侑先輩とどんな感じでえ　ちするかっていう妄想だよ｣

かすみ｢はあ！？頭おかしくなっちゃったの？！｣

しずく｢そうかも なんかインスピレーションがわかないの！｣

かすみ｢本当に頭おかしくなってる…｣

しずく｢はぁ｣

かすみ｢そもそもなんでそんなこと考えてるの？｣

しずく｢歩夢さんがいけないんだよ｣

かすみ｢歩夢先輩が？｣

しずく｢うん 部室でよくみんなでお菓子食べるでしょ？｣

かすみ｢食べるね｣

しずく｢それでね、わたしが食べようと思ってこっち側に避けてたお菓子を歩夢さんが間違えて食べちゃったの｣

かすみ｢うん｣

かすみ｢それが、侑先輩とえ、え　ちなことする妄想するのとどう繋がるの？｣

しずく｢わたし怒ってるの｣

かすみ｢お菓子食べられたこと？｣

しずく｢うん わざわざ避けてたのに食べられちゃって｣

かすみ｢でも歩夢先輩もわざとじゃないと思うよ？｣

しずく｢わかってるけど、わざとじゃないで済んだら警察はいらないの！｣

かすみ｢えー…ってもしず子って食べ物にはうるさいからなぁ｣

しずく｢だからわたし復讐しようと思ったの｣

かすみ｢ええ…ってか、それが妄想とどう繋がるのって！｣

しずく｢かすみさんはさ、自分の好きな人が自分じゃない人と仲良くしてたらどう思う？｣

かすみ｢…嫉妬するし、寂しくなるかな｣

しずく｢それだよそれ！｣

かすみ｢え？｣

しずく｢歩夢先輩の大好きな侑先輩とわたしがえ　ちしたら、歩夢先輩は嫌な気持ちになる｣

しずく｢それがわたしの復讐！｣

かすみ｢ええ…｣ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

履いてきたとは何？
ブルマ？

かすみ｢わ、悪いけどかすみんは聞かなかったことにするね…｣

しずく｢だめだよ？｣

かすみ｢なんで！？｣

しずく｢わたしの計画を聞いたからには、協力してもらうよ？｣

かすみ｢やだよ！｣

しずく｢…かすみさんはないの？歩夢さんから受けた酷い仕打ちとか｣

かすみ｢そんなこと…｣

かすみ｢…｣

かすみ｢まあ侑先輩とのイチャイチャタイムを邪魔されたりしたかも｣

しずく｢でしょ？！それならわたしに協力してよ！！｣

かすみ｢うー…わかった｣

しずく｢かすみさん！｣ﾊﾟｱｱ

かすみ｢でも限度ってものがあるから！かすみんがこれはだめ！って思ったことには協力しないからね！｣

しずく｢わかってるよ｣ﾆｯｺﾘ

しずく｢かすみさんにしてほしいのは、練習中にわたしたちと侑先輩の3人になる機会を作ってほしいだけ｣

かすみ｢それだけ？！｣

しずく｢うん！3人になったあとは、わたしと侑先輩がイチャイチャするから♡｣

かすみ｢それはだめ！かすみんも侑先輩とイチャイチャしたい！｣

しずく｢だめだよかすみさん｣

かすみ｢なんで？！｣

しずく｢かすみさんだと、いつもみたいに軽くあしらわれるだけだから｣

かすみ｢それならしず子だって｣

しずく｢わたしは違う 恐らく歩夢先輩の目に1番映ってないのがわたし そんなわたしが侑先輩とイチャイチャしてても、歩夢先輩にはどうこう出来ないよ｣

かすみ｢しず子怖いよ…｣

しずく｢とにかく、かすみさんはさっき言ったことをこなしてくれればいいから｣

かすみ｢わかったよ…今度パンケーキ奢ってよね｣

しずく｢うん♡｣

せつ菜｢それでは休憩にしましょう！｣

ﾊｰｲ

侑｢ふうー疲れた～｣


歩夢｢あ、侑ちゃ｣


かすみ｢侑先輩～♡｣ﾀﾞｷｯ

侑｢かすみちゃん！｣

かすみ｢かすみんと向こうでお話しませんか～♡｣

侑｢いいよ！｣


歩夢｢かすみちゃ｣


しずく｢わたしもご一緒していいですか？｣

侑｢もちろん！｣

しずく｢ありがとうございます♡｣ﾆｷﾞｯ

侑｢し、しずくちゃん？！//｣

しずく｢ふふ♡｣


歩夢｢ゆ、侑ちゃん…｣ｼｮﾎﾞﾝ


しずく(効果抜群ですね♡)

歩夢(とか思ってるんだろうなぁ)

歩夢(甘いよしずくちゃん)

歩夢(まるで侑ちゃんの唾液のように甘いよ)

歩夢(約束の花があるわたしにそんな低レベルな煽りが効くと思ってるのかな)

歩夢(まあ)


侑｢でさ～｣

かすみ｢あははっ｣

しずく｢面白いですねっ｣ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

侑｢し、しずくちゃんさっきから近いよ！///｣

しずく｢そんなことないですよぉ♡｣

しずく｢…｣ﾁﾗｯ

しずく｢…｣ﾆﾔﾆﾔ


歩夢(そう思ってるからこそのあの笑顔なんだろうなぁ…)

歩夢(でもわたしは優しいから、少しくらいは目を瞑ってしずくちゃんに付き合ってあげる♡)

しずく｢侑先輩はどんなスクールアイドルが好きなんですか？｣ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

侑｢わ、わたしはせつ菜ちゃんみたいな熱いスクールアイドルがす、好きかな！///｣

しずく｢…後輩系で演劇系なスクールアイドルは嫌いですか？｣ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

侑｢す、好き/////｣

しずく｢ふふ♡♡｣ﾓﾆｭﾓﾆｭ

侑｢/////｣ﾓｼﾞﾓｼﾞ

かすみ(うわぁ…)


歩夢(はぁ…なんでもかんでも過激なボディータッチ まるで中学生の知能)

歩夢(侑ちゃんが照れてるから、上手くいってると思ってるんでしょ？)

歩夢(ふふ、侑ちゃんは誰にでもそうだよ 侑ちゃんって、触り心地も抱き心地もいいから何かとボディータッチされるけど、その度に照れちゃうの)

歩夢(そんなところも可愛いの♡)

歩夢(だから別にしずくちゃんだから照れてるわけじゃないし、そんな攻撃がわたしに効くとでも思ってるのかなぁ…でも)

歩夢｢うう…｣ｼｮﾎﾞﾝ


しずく｢…♡♡｣ﾆﾔﾆﾔ

歩夢(効いてるフリをしといてあげる♡)

しずく(とか歩夢さんは思ってるんでしょうね♡ SIFの時から余裕が出たように見えますけど、その余裕が今からぶち壊されるんですよ♡)

しずく(わたしがこんなボディータッチ如きで歩夢さんに復讐できるだなんて本気で思ってると思いますか？)

しずく(甘いですよ♡歩夢さん♡♡)

しずく(わたしは大女優桜坂しずくですよ♡ わたしの復讐を効いてるフリをしてる歩夢さんに気付いてないフリをしているだけです♡♡)

しずく(ここからが本番なので、じっくりその目に焼き付けてください♡)

しずく(これがわたしの復讐です♡♡♡♡)


しずく｢かすみさん｣ｺｿｯ

かすみ｢…侑先輩！｣

侑｢うん？｣

かすみ｢コッペパン作ってきたんですけど食べますか？｣

侑｢食べるー！｣

かすみ｢今日はかすみん特製クリームたっぷりコッペパンです♡｣

侑｢わーい！｣

かすみ(まあしず子に作らされたんだけどね…この作戦はかすみんのクリームコッペパンにかかってるって言ってたけど、一体どうするつもりなんだろう)

侑｢もぐもぐ…うーん、やっぱかすみちゃんのコッペパンは世界一だよ！｣

かすみ｢ありがとうございます♡｣

かすみ(かすみん的には侑先輩が喜んでくれるからいいんだけど…)

しずく｢侑先輩はコッペパンが大好きなんですね？｣

侑｢うん！かすみちゃんのコッペパン最高！｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

かすみ｢でへへ～♡｣


歩夢(かすみちゃんのコッペパンに夢中の侑ちゃんも可愛いよ♡ わたしもかすみちゃんのコッペパン大好きだし♡)ﾆｺﾆｺ

しずく(ふふ♡全ては整いました♡ 全ては歩夢さん、あなたに復讐するため)

しずく(そのにこやかな顔を、今から絶望顔に変えてあげますよ♡♡)


歩夢(ふ、次は何を仕掛けてくるのかな？まあしずくちゃんの脳じゃ、わたしを動揺させるようなことは出来ないと思うけどね♡)


かすみ(ここから先の作戦は教えてもらってない つまり、かすみんの役割はここまで 一体どうするつもり？しず子)


侑｢あ～本当にかすみちゃんのコッペパンは美味しいなあ～♪｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

しずく｢あ、侑先輩！｣

侑｢どうしたの？｣

しずく｢ほっぺにクリームがついてますよ？｣

侑｢ほんと？！｣

しずく｢わたしが取ってあげますね♡｣

ﾍﾟﾛｯ

侑｢っ？？？！！！！！！！！？？////｣

かすみ(うっ…わぁ……///)

歩夢｢｣


侑｢し、しししし、しずくちゃん、なにを！！？///｣

しずく｢なにって、ほっぺについてたクリームを取っただけですが？｣

侑｢え、ええ？！で、でも今わたしのほっぺを舐め……ううん、そうだよね！うん！取ってくれてありがとう！！！///｣

しずく(ふふ♡可愛い反応ですね、侑先輩♡)

かすみ(これはやばいって////)

しずく(そして歩夢さんの反応は)ﾁﾗｯ


歩夢｢｣


しずく(♡♡♡)

しずく(その反応ですよ♡さっきまでのにこやかな顔が、絶望を帯びていく瞬間♡♡)

しずく(それが歩夢さんの罪ですよ♡♡♡)

しずく(でもこれで終わりだなんて思わないでください♡)


侑(うう…まだどきどきする…////)

しずく｢侑先輩｣

侑｢ひゃいっ///｣

しずく｢ふふ♡｣ﾋﾟﾄｯ

侑｢んっ///｣

しずく｢♡｣ﾇﾘﾇﾘ

侑｢んんっ/////｣

侑(どうしてわたしの唇にクリームを塗ってるの…！？////)

しずく｢ふふふ♡｣

侑｢し、しずくちゃん…？///｣

しずく｢侑先輩、唇にもクリームがついてますよ♡♡｣

侑｢っ！？///｣

しずく｢ん…れろぉ♡｣

侑｢んんんっ////｣

しずく｢ちゅるっ…れろれろ♡｣

侑｢んんー/////｣


かすみ(oh....../////)

歩夢｢｣


しずく｢れろぉ…♡｣

侑｢んんっ/////｣

侑(し、しずくちゃんの舌がわたしの唇を這って…///// ぞ、ゾワゾワして変なのにそれが気持ちがよくて…/////)

しずく｢れぇー…れろっ♡｣

侑(わたしも舌を出したくなっちゃう…っ/////)

ﾆｭﾙｯ

しずく｢んっ………♡♡♡｣

侑｢んちゅ…れろ……///｣

しずく｢れろぉ♡ちゅるるっ♡♡｣

侑｢んんっ////｣ﾋﾞｸｯ

侑(し、しずくちゃん激しい…////)

しずく｢ぷはっ…♡｣

侑｢はぁ…はぁ…///｣

しずく｢先輩…♡｣

侑｢うっ…///｣

侑(あれ…しずくちゃんってこんなに可愛かったっけ……///)

しずく｢はぁ♡はぁ♡｣

しずく(歩夢さんへの復讐に侑先輩を利用しているだけなのに…顔を真っ赤にして一生懸命舌を絡ませようとしてくる侑先輩に熱くなってるわたしがいます……////)


かすみ(こ、これは…/////)

歩夢｢｣


しずく｢侑先輩…♡｣ｿｯ

侑｢しずくちゃぁん…////｣


せつ菜｢はーい！休憩はそこまでで練習再開です！｣


しずく｢！｣ﾋﾞｸｯ

侑｢！！｣


ﾊｰｲ

しずく｢……残念ですがここまでですね｣

侑｢う、うん…｣

しずく｢今あったことは忘れてください｣

侑｢え？｣

しずく｢侑先輩と仲良くなりたくてスキンシップを取りましたが、すこしやりすぎちゃいました｣ﾃﾍｯ

侑｢そ、そっか…で、でも！わたしたちいい友達になれると思う！｣

しずく｢ありがとうございます♡｣

侑｢そ、それじゃあ後半の練習も頑張ろっか！！｣ｻｻｻｯ

しずく｢ふぅ…｣

しずく(残念でしたけどよかったかもしれませんね…あのまま続けてたらわたしも………)

しずく(それより歩夢さんは)ﾁﾗｯ


歩夢｢ゆ…ゆうちゃ………｣


しずく(♡♡♡♡♡♡♡♡♡)

しずく(その顔ですよ歩夢さん♡♡♡)

しずく(自分の大好きな人が、自分じゃない誰かとキスをしている瞬間を見ている)

しずく(今まで眼中にもなかった人に、自分の愛する人を取られている瞬間を見ているその顔♡♡♡♡♡♡♡)

しずく(はぁ…♡ 今すぐ歩夢さんに鏡を渡したい♡♡)

しずく(自分がものすごい顔をしていることを認識してほしい♡♡♡♡♡♡♡)

しずく(ふふ…ふふふふふふふ♡♡♡)

しずく(わたしの勝ちですよ歩夢さん♡♡♡)

しずく(歩夢さんのその顔を見て、この前のお菓子の復讐は果たせましたし、おまけに侑先輩と仲良くもなれました♡♡♡♡♡♡♡♡)

しずく(ありがとうございます♡♡♡♡♡)

しずく(せめてもの手向けとして、この前歩夢さんに食べられたチョコパイ和栗味をプレゼントしますよ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡)

しずく(あはは♡あははははははははははっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡)



歩夢(…このまま終わるだなんて思わないでね)ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

───

せつ菜｢それでは今日の練習は終わりです！気をつけて帰ってください！｣

ﾊｰｲ


しずく｢ふぅ～｣

かすみ｢今日も疲れたねぇ｣

しずく｢そうだねぇ でもわたしは計画が上手くいったからよかったよ｣

かすみ｢あー、上手くいったんだあれ｣

しずく｢うん♡｣

侑｢あの、しずくちゃん…｣

しずく｢あ、侑先輩｣

侑｢きょ、今日の夜さ、LINEしてもいい…？｣

しずく｢え/// もちろんいいですよ！｣

侑｢へへ、ありがとう♪｣

しずく｢うう…///｣

かすみ(わお…しず子完全に惚れてるじゃん…きっかけがだいぶ最低だけど、なんかいい感じの雰囲気になってるじゃん)

侑｢それじゃまたね！2人とも気をつけて帰ってね？｣

しずく＆かすみ｢はーい｣

侑｢じゃ！｣ﾌﾘﾌﾘ

しずく＆かすみ｢また明日です｣ﾌﾘﾌﾘ

かすみ｢しず子、侑先輩に惚れたね？｣

しずく｢はあ！？///｣

かすみ｢すっごい乙女の顔してたよ｣

しずく｢そ、そんなわけないでしょ！｣

かすみ｢はいはい かすみん優しいからそういうことにしといてあげる♪｣

しずく｢もう！…でも、侑先輩と仲良くなれそうで嬉しいかな｣

かすみ｢そうだね♪ それじゃわたしたちも帰ろっか｣

しずく｢うん｣

かすみ(そういえば歩夢先輩はどうしたんだろ 特に今日かすみんたちに接触はしてこなかったし)

かすみ(しず子と侑先輩のアレを見てしょぼくれてるのかな…でも、歩夢先輩はそれで終わるような人では…)

………

侑｢あれ、歩夢どこいっちゃったんだろ｣

侑｢あ、LINEきてるじゃん なになに、急用思い出して長引きそうだから先に帰ってて？ 別に待ってあげるのに｣

侑｢でもしずくちゃんといっぱいLINEしたいし、歩夢も先帰ってていいって言うならそうしようかな｣ﾃｸﾃｸ

………………

かすみ｢ていうかこのあとヴィーナスフォートでしょ！｣

しずく｢そういえばパフェ奢る約束してたもんね 計画は達成したし、好きなの頼んでいいよ？｣

かすみ｢やったー！いつも頼みたくても頼めないお高いのにしようかな～｣

しずく｢いいよ｣

かすみ｢ほんと？！｣

しずく｢うん 協力してくれたお礼だし｣

かすみ｢わーい！｣


歩夢｢…｣

ﾌﾜｯ

しずく｢え！？ ちょ、わたしを持ち上げてるのは誰ですか？！｣ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

かすみ｢あ、歩夢先輩！｣

歩夢｢練習お疲れ様♪｣

しずく｢は、離してください！！｣

歩夢｢ふふ、少しお話しよっか よいしょ｣

しずく｢！｣

(しずく、お姫様抱っこをされる)

歩夢｢さ、行こ？｣

しずく｢お、おろしてください！かすみさん助けて！｣

かすみ｢え、え｣ｵﾛｵﾛ

歩夢｢ふふ♪ かすみちゃんはわたしの邪魔をしないよね？｣

かすみ｢っ…｣

歩夢｢なんでわたしがしずくちゃんとお話ししたいか、今日ずっとしずくちゃんのそばにいたかすみちゃんならわかるよね？｣ﾆｺ

かすみ｢｣ｿﾞﾜｯ

しずく｢ちょ、かすみさん！？｣

かすみ｢………しず子、かすみん先に帰ってるね……｣

しずく｢なっ…｣

歩夢｢ふふ♪ かすみちゃんは素直でいい子だね♪ だから今日、しずくちゃんのサポートをしてたことは忘れてあげる♪｣

かすみ｢………｣

しずく｢かすみさん！｣

かすみ｢ごめんね…しず子……｣

しずく｢そんな…｣

歩夢｢さ、せつ菜ちゃんに部室の鍵を預かってるから、お話ししに行こっか♪｣

しずく｢嫌です！歩夢さんと話すことなんてありません！！今回の件のことはもう終わったんです！！｣ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

歩夢｢うるさいなぁ｣ﾁｭ

しずく｢んむっ？！｣

歩夢｢ん…ちゅ…ちゅぅ♡｣

しずく｢んんっ！｣

かすみ(oh....../////)

ﾆｭﾙｯ

しずく｢んんんっ？？！｣

歩夢｢ちゅ…れろ…ちゅるっ♡｣

しずく｢んあっ…ちゅ…｣

歩夢｢ぷは…はむっ♡れろれろっ♡｣

しずく｢んふぅ！？れろ…｣

歩夢｢ちゅぷっ♡れろぉ♡ちゅるるるるっ♡｣

しずく｢んあっ…ちゅるっ｣

歩夢｢れぇ♡はむ♡ちゅる…♡♡｣

しずく｢んっ…んんっ！！｣

しずく(な、長い…///)

歩夢｢ちゅ…ちゅ♡ちゅるるっ♡♡｣

しずく｢あんっ♡れろぉっ♡♡｣

かすみ(うあぁ…/////)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

歩夢｢ぷは…｣

しずく｢はぁ…っはあっ……｣

歩夢｢じゃ、お話ししに行こっか♪｣

しずく｢はぁ…はぁ……｣

歩夢｢ばいばい、かすみちゃん♪｣

かすみ｢え…あ、は、はい！さようなら！！｣

歩夢｢ふふ♪｣

しずく(ま、まずい……このままじゃ歩夢さんにヤラれる……っ どこかで隙を見て逃げないと……)

歩夢｢なにがまずいのかな？｣

しずく｢！！｣

歩夢｢ふふ、その反応 逃げようとか考えてた？無駄だよ♡｣ﾆｺｯ

しずく｢っ…！｣ｿﾞﾜｿﾞﾜｯ

歩夢｢ふふ♪｣ｽﾀｽﾀ

しずく(…これは勝てないかな わたしは、喧嘩を売る相手を間違えてしまったみたい)

しずく(いや、1度喧嘩には勝ったんだ 少なくとも、あの時の歩夢さんは相当動揺してたし、深いダメージを負わせることが出来ていた)

しずく(わたしの復讐は果たされていた)

しずく(でも、それが新たな喧嘩を生み出してしまった…歩夢さんの中に眠るモンスターを目覚めさせてしまった)

しずく(だからわたしは勝てない ううん、抵抗しようと思えばいくらでもできる でも、その歯向かう牙がわたしのプライドと一緒にズタボロに潰される)

しずく(今の歩夢さんからはそれくらいのオーラを感じる…)

しずく(だから、わたしへのダメージを最小限に抑えるには、悔しいけど降伏しかないんだよね……)

しずく｢あはは…｣

歩夢｢ふふ、どうしたの？｣

しずく｢わたしの負けです、歩夢さん｣

歩夢｢しずくちゃんが負けを認めても、わたしはとまらないよ？｣

しずく｢わかってます 降参するという意味です もう抵抗する気はありません｣

歩夢｢…｣

歩夢｢…嘘はついてないみたいだね｣

しずく｢嘘をついたところで、歩夢さんには通用しないと思いますから なのでおろしてください 歩夢さんも腕が辛いでしょうし、わたしも結構恥ずかしいんです｣

歩夢｢………仕方ないなぁ｣

ｽﾄ

しずく｢ふぅ…｣

歩夢｢…本当に逃げないんだ｣

しずく｢わたしは素直なんですよ 歩夢さんも、素直でいい子が好きなんでしょう？｣

歩夢｢ふふ でも…｣ﾆｷﾞ

しずく｢…｣

歩夢｢万が一を考えて手を繋いで行こうね？｣

しずく｢はい｣

ﾌﾞﾙｯ

しずく(はは、歩夢さんの手を握り返そうとするわたしの手が震えてるよ…)

しずく(でも、受け入れる準備は、覚悟はできたから大丈夫)ﾆｷﾞｯ

歩夢｢～♪｣ﾙﾝﾙﾝ

しずく(とはいえ、やはりこのまま歩夢さんになされるがままにされるのは、わたしのプライドが許さないよね)

しずく(………ならいっその事、この絶望的な状況すらも楽しんじゃえばいいんだ♡)

しずく(だって、こんなに怖いオーラ出してる歩夢さんも、可愛さなら同好会の中でもトップクラスだし、ファンだって沢山いるんだよ？)

しずく(でも、今の歩夢さんの目にはわたししか映ってないし、そんな人にめちゃくちゃにされちゃうんだもん♡ わたしはツイてるよ♡♡)

しずく(だから、これから起こることは全て───そんな歩夢さんと仲良しになるためのスキンシップ♡♡♡)

しずく(ふふ、わたしこれからどんな風にされちゃうんだろう♡♡♡♡)

しずく(楽しみだなぁ♡♡♡♡♡)

ﾆｷﾞﾆｷﾞ

歩夢｢しずくちゃん？｣

しずく｢…優しくしてくださいね♡｣

歩夢｢っ…｣

しずく｢ふふ♡｣

歩夢｢……あははっ！しずくちゃんは本当に悪い子だね♡｣

しずく｢悪い子は嫌いですか？｣

歩夢｢ううん、大好き♡｣

しずく｢それはよかったです♡｣

歩夢｢まあ、侑ちゃんに手を出しちゃうような悪い子にはしっかりお仕置しなきゃね？｣

しずく｢そうですね♡ もう歩夢さんのことしか考えられなくなるくらい、わたしを歩夢さんでいっぱいにしてください♡♡｣

歩夢｢ふふふ♡ 望み通り、たくさん愛してあげるね♡♡｣

しずく｢期待してます♡♡｣

歩夢｢…あっという間に部室についたね♡｣

しずく｢そうですね♡｣ｽﾙｽﾙ

歩夢｢っ…♡｣

しずく｢どうぞ♡めちゃくちゃにしてください♡♡｣

歩夢｢…♡｣ｶﾞﾊﾞｯ

しずく｢きゃっ♡｣

歩夢｢調子に乗りすぎっ♡｣ﾁｭ

しずく｢んむっ♡♡｣

──────

アルティメットレズたちの夜は長い

完

おまけ

侑｢…｣

侑｢……｣

侑｢………｣

侑｢しずくちゃんから返信が来ない?｣

完