【SS】にこ「誕生日の真姫ちゃんと十千万にお泊り」

SS


1: 2017/04/19(水) 10:53:46.72 ID:jv3ZsATb.net
にこ「にっこにっこにー! 今日にこは、親友の真姫ちゃんと静岡にやってきたにこ☆」

真姫「プライベートなのにそのノリやめてくれる?」

にこ「いや〜職業病でね? ほらにこにーって、根っからのアイドルだから」

真姫「キモチワルイ」

にこ「真姫ちゃん照れないの♡」

真姫(…アイドルデビューして仕事の調子も出てきて、ますますウザさに磨きがかかってきたわね…)

真姫(なんでこんなウザい人が好きなんだろう…)ハァ

にこ「なんとかいいなさいよー」ツンツン

真姫「…最初の一言、一つ訂正して」

にこ「? …にこっ!?」チュッ

にこ「んっ、あっ…真姫ちゃん、駄目…誰かに見られちゃう…」

真姫「『親友』じゃないでしょ? 私達」

にこ「…うん」

真姫「ちゃんと何なのか、言ってご覧なさい?」

にこ「にこは、真姫ちゃんの……恋人です//」カアア

真姫「よろしい」

真姫(私だってもう大学生。ちょろいなんて言わせないんだから。にこちゃんを常にリードし続けるのよ)

にこ「……// あ、あっ! 宿が見えてきたにこ!」

真姫「えっと…『十千万』?」

5: 2017/04/19(水) 11:07:29.55 ID:jv3ZsATb.net
千歌「こんにちは! ご予約の方ですか?」

にこ「はい、予約してた西澤です」

真姫(偽名使ってる…有名人ぶっちゃって)

曜「千歌ちゃん二階の掃除終わったよー! あっ、いらしゃいませ」

千歌「曜ちゃんご予約のお客様をご案内してくれる?」

曜「うん! こちらにどうぞ!」

にこまき「はーい」



にこ「結構いいところね〜温泉楽しみ♪」

真姫「温泉に豊胸効果は無いわよ」

にこ「そんなこと言ってないじゃない!」プンスコ

曜(この人たちの声…どこかで聞いたことあるような)

曜「こちらのお部屋どうぞ!」

にこ「ありがとうにこ☆」

曜「にこ?」

真姫「あ、ありがとうねって言ったのよ!」

真姫(にこちゃんのバカ! 貧乳! バスト71!)

曜「あ、ああ…ごゆっくりどうぞ! お食事は18時頃にお持ちします」

6: 2017/04/19(水) 11:17:19.75 ID:jv3ZsATb.net
〜部屋の中〜

真姫「にこちゃんのバカ! 貧乳! バスト71!」

にこ「…なんか二回言われた気がする」

真姫「バレたらどうするのよ!」

にこ「東京じゃないし、大丈夫よ…たぶん」

真姫「反省してないわね」

にこ「にこの辞書に反省という単語はないにこ☆」

真姫「おしおきが必要ね」トサッ

真姫はにこを押し倒す。

にこ「まっ、真姫ちゃん、まだ昼」

真姫「『真姫ちゃん誕生日おめでとう〜今日一日は、にこを好きにしていいにこ☆』」

真姫「『超人気アイドルのプライベートを独り占めだなんて、世界最高のプレゼントだね☆』」

真姫「って言ったのは誰だったかしら?」

にこ「…プッ」

真姫「なにわろてんねん!」

にこ「だって、真姫ちゃん、全然にてない」プクク

真姫「もう怒った。にこちゃん、覚悟しなさい」チュッ

にこ「あっ♡ 首にキス、だめっ♡」

7: 2017/04/19(水) 11:29:05.56 ID:jv3ZsATb.net
曜「にこ…にこ…」ブツブツ

曜「あのお客さんは…西澤……」

にこ『にっこにっこにー! あなたのハートに(ry』

曜「あっ!! 矢澤にこ!!!」

曜「間違いない!! こうしちゃいられないよ!!!!」ドタタタ



〜部屋の前〜

アッ、マキチャンダメ

曜「あの、お客さんもしかして!!」ガラッ

曜「やざわにこ……」

にこ「」←服がはだけて押し倒されている

真姫「」←にこの71センチバストを揉みしだいている

曜「よ、ようそろ……」パタン

曜(なになになにあれ!! なんでえ ちなことしてるの!!! 女の子同士なんだよ!?)

曜(女の子同士…)

千歌『曜ちゃん…チカのおっ〇〇、揉んで♡』

曜「うはっ! いやいやいやいや!! 千歌ちゃんとはそういうのじゃないし!!!」

9: 2017/04/19(水) 11:33:24.06 ID:jv3ZsATb.net
〜部屋の中〜

にこ(なんか外で叫んでるにこ…!)

真姫(あの子、矢澤にこって言ってたわよ! どうするのよ、完全にバレてるじゃない!!!)

にこ(スキャンダル間違いないにこ……)ガクガク

真姫(…西木野財閥の力で消すしか)

にこ(あんたのとこ病院でしょ!!)

曜「ようそろ…」ススッ

にこ「……」

真姫「……覗いてないで、こっちに来てくれる? 何もしないから」

にこ(さっきまで消すとか言ってたのに…)

10: 2017/04/19(水) 11:44:26.43 ID:jv3ZsATb.net
一通り説明したにこ☆

にこ「…というわけで、にこは恋人の真姫ちゃんのために休みを取ったの」

真姫「東京だと色々と面倒だから、都会の喧騒から離れて静岡にやってきたわけ」

曜「確かにμ’s知ってる人、ここではそこまで多くないですからね」

真姫「でもあなたにはバレた」

曜「私、スクールアイドルやってるんです」

にこ「ああ、だから知ってるのね。にこは偉大な先人だから」

真姫「にこちゃんがじゃなくて、μ’sがでしょ」

曜「千歌ちゃんが大好きで…あ、千歌ちゃんって娘が私達のリーダーなんです」

にこ「へえ、あなたも女の子が好きなのね」

曜「えっ!? あっ、いやっ、今のは千歌ちゃんがμ’sが大好きって意味で、私の話じゃ//」

にこ「顔見たらわかるわよ。にこの話をするときの真姫ちゃんそっくりだし」

真姫「ニテナイ! ていうか、どこで見たのよ! にこちゃんの前では話してないわよ!」

にこ「希が動画取ってくれてて(盗撮でないとは言ってない)」

真姫「トラナイデ!」

曜「あうう…//」モジモジ

千歌「曜ちゃーん! 早く戻ってきてよー!!」ガラッ

にこ「」←胸は隠したがまだ上半身はだけたまま

真姫「」←乱れた服装

曜「」←顔を赤らめている

千歌「え…あ……」

千歌(なにこれ…曜ちゃんが赤くて…お客さんがえ ちくて……)

千歌「」ポクポクポクポクポクポクチーン

千歌「曜ちゃんの変態!!!」パシーン

曜「ようそろっ!?」

千歌「さいてい! もう知らない!」ダッ

曜「あっ、千歌ちゃん、待って、誤解だよーーーっ!!!」



にこ「…あんまり心配なさそうね」

真姫「何を想像されたんだろう…」

11: 2017/04/19(水) 11:45:03.43 ID:jv3ZsATb.net
仕事でしばらく抜けます
ニーズあれば保守お願いします

44: 2017/04/19(水) 17:00:08.08 ID:Dj47H8np.net
〜夜、にこまき部屋〜

にこ「いや〜料理もおいしいし、海も綺麗だし、最高だわー」

プルルル

真姫「ん…電話? 海未から?」ピッ

海未『海未は私ですが?』ピッ

真姫「…切れた」

にこ「真姫ちゃんとこうやって二人でゆっくりするの、久しぶりね」

真姫「そうね…にこちゃんが高校卒業してから、ふたりとも忙しかったから」

にこ「真姫ちゃんも無事医学部に合格したし、にこもレギュラー番組持てたし。ふたりとも順調ね」

真姫「でも…」

にこ「なによー。何か不満でもあるの?」

真姫「パパになんていえばいいんだろう」

にこ「……」

にこ「真姫ちゃん」ギュッ

真姫「なに? 急に手なんて握っちゃって」

にこ「にこ、絶対トップアイドルになるから」

にこ「真姫ちゃんのパパとママも認めてくれるように、成功するから」

にこ「にこを信じて待っていてくれる?」

真姫「…//」

真姫「と、当然でしょ! 私はそんなに安い女じゃないんだから」

真姫「仕方がないからにこちゃんが偉くなるまで待っててあげる」

にこ「久々にツンツン真姫ちゃん見たにこ♪」

真姫「うるさい!」

にこ「真姫ちゃん!」チュッ

真姫「んっ…」

にこ「真姫ちゃん大好き。愛してる」

真姫「…私も…」

にこ「真姫ちゃん…」

真姫「にこちゃん…」

トントン

45: 2017/04/19(水) 17:13:21.88 ID:Dj47H8np.net
『あのーすいません…』

にこ(ぐっ。いいところだったのに)

真姫「…どうぞ」

千歌「こんばんわ」

にこ「なんの用よ。今にこはプライベートだから、サインはお断りよ」

真姫「まあいいじゃない。私達のこと他の人に内緒にしてくれてるんだし」

千歌「はい、昼は曜ちゃんがご迷惑おかけしました」

千歌「…あの、昼曜ちゃんと何を話してたんですか?」

にこ(めんどくさいわねこいつら…)

にこ「んーっとねえ、曜ちゃんは千歌ちゃんがだーいすきって言ってたにこ☆」

千歌「なっ//」カァ

真姫「ちょっとにこちゃん!」

にこ「なによー別に間違ってないでしょ」

真姫「こういうのは順序があるの!」

にこ「そんなことだとどっかのツンデレお嬢様みたいに、卒業式まで告白できないわよ?」

真姫「なっ// 私は関係ないでしょ!」

にこ「誰も真姫ちゃんのことだなんて言ってないにこ〜〜」

真姫「フザケナイデ!」

にこ「話を戻すにこ。その、千歌だっけ? は、曜のことについて相談しに来たんだよね?」

千歌「はい。今日会ったばっかりの人に聞くことじゃないかもと思ったんですけど」

千歌「Aqoursってμ'sと人数が同じで…あっ、別に狙ったわけじゃなくてたまたまそうなって…」

千歌「一年から三年の人数も同じだし、その…なんだか親近感が湧いちゃって。変ですよねこういうの」

にこ「御託はいいわよ。あんたが心に感じてることを、そのまま話しなさい」

千歌「は、はいっ。あの…曜ちゃんって、素敵な人なんです」

にこ「何よ、のろけ?」

千歌「そうじゃなくて。曜ちゃんは昔からなんでもできるんです」

千歌「スポーツ万能だし、器用だし…あっ、Aqoursの衣装も全部曜ちゃんが作ってます」

千歌「高飛び込みで優勝したことも何度もあって」

千歌「人付き合いも上手で、友達もたくさんいるんです」

千歌「とにかく要領がよくて、なんでもぱぱっとやっちゃうような人なんです」

46: 2017/04/19(水) 17:33:25.91 ID:Dj47H8np.net
にこ「へー男の子だったらすごくモテそうね」

真姫「女の子でもモテるんじゃない? 人懐っこくて器用な海未みたいなもんでしょう?」

千歌「はい、すごくモテます! 海未さんは音ノ木で女遊びをしまくったあげく、全生徒の半分に手を出した上で、卒業後に幼馴染二人をちゃっかり頂いたって噂がありますけど、曜ちゃんもそれぐらいできそうな勢いなんです!」

真姫(実際は海未に寄ってくる女子を片っ端から穂乃果とことりが排除して、卒業後に満を持した二人においしくいただかれた(意味深)んだけど…)

にこ(噂って怖いわね。プレイガール園田ってあだ名があるぐらいだし)

千歌「でも…曜ちゃんは、こんな私なんかとスクールアイドルやってくれてて」

千歌「もちろん、それはとっても嬉しいんです。曜ちゃんと何か一緒にやるのは、私の夢だったから」

千歌「でも、曜ちゃんの貴重な時間をとっちゃってるんじゃないかという不安もあって…」

千歌「曜ちゃんがもっと輝けることがあるんじゃないかって思っちゃって」

にこ「…あんた、どんだけ曜のこと好きなのよ」

千歌「えっ! そ、そんなこと言ってないじゃないですか!」

にこ「…はあ。逆にそれで好きじゃないって言い張れるのが不思議だわ」

真姫「にこちゃん、あんまりからかっちゃだめよ」

真姫「千歌ちゃん、少し私のことを話してもいい?」

千歌「はい。聞きたいです」

真姫「にこちゃんって、素敵な娘なの」

にこ「ちょっとちょっと! なんであんたまでのろけてるのよ!//」

真姫「真面目な話だから、にこちゃんも聞いてくれる?」

にこ「わ、わかったわよ…」

真姫「にこちゃんは、家の事情でね、小さいときから歳の離れた弟や妹の面倒見てたの」

真姫「そんな中でも、自分の夢を諦めずに、ずっと行動し続けてきた」

真姫「そして、今はちゃんと夢を叶えて、自立してる」

にこ(そりゃにこは人一倍努力してきたつもりだけど…面と向かって言われると照れるわね)

真姫「…にこちゃんが、お給料の少なくない部分を、お母さんに送ってるのも知ってるんだから」

にこ「えっどうして! 誰にも言ってないのに!」

真姫「こころちゃんにLINEで聞いた」

にこ「にごぉ…」

真姫「…私はそんなのなかったから。自分の夢に向かって、どんな障害も蹴散らして頑張ろうっていうにこちゃんの情熱が眩しかった」

真姫「輝いて見えた」

千歌「!」

47: 2017/04/19(水) 17:45:39.92 ID:Dj47H8np.net
真姫「…だからこそ、にこちゃんに気持ちをずっと伝えられなかったの」

真姫「私みたいな中途半端な人間と一緒にいたら、にこちゃんを縛っちゃうんじゃないかって」

千歌(…曜ちゃん…)

真姫「でもね、付き合った後にびっくりすることがわかったの」

千歌「?」

にこ「ま、真姫ちゃん、それは言わなくていいんじゃないかな〜」タラタラ

真姫「にこちゃんも自分が私に釣り合わないって思ってたんだって」

にこ「スルー!?」

真姫「挙句の果てに、『真姫ちゃんって口りコンなの?』って聞いてくるし…」プププ
参考:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491720200/

にこ「ちょっとお!! やめなさいよ!」ポカポカ

真姫「そんな小学生みたいな力じゃこの真姫ちゃんは倒せないわ」

真姫「えーっと、なんだっけ。確か『真姫ちゃんはお金持ちで、音楽の才能もあって、医大を目指せるぐらい成績もいい』」

にこ「やーめーてー!!」バタバタ

真姫「『にこが真姫ちゃんの重荷になってるんじゃないかって心配なの』(目をウルウルさせたにこの真似をする)」

にこ「いーやーーー!!!」

真姫「『にこ、絶対トップアイドルになるから』」

にこ「!」ピタッ

真姫「『真姫ちゃんのパパとママも認めてくれるように、成功するから」』

真姫「『にこを信じて待っていてくれる?』」

にこ「それは今日言ったことじゃない…ばか」

真姫「ねえ、千歌ちゃん。人ってね、仲が良くても、いや仲がいいからこそすれ違ってしまうことがあるの」

真姫「気を使って、同じようなことで悩んでしまうことがあるの」

真姫「でもね、お互いを想い合う気持ちは本来素敵なもの」

真姫「大事なのはそれを言葉にして伝え合うことなんだと思う」

千歌「……あっ!」

にこ「な、何よ突然」

千歌「私、歌詞担当なんです!」

千歌「伝えるための言葉を、輝けるための言葉を紡ぐのが私の仕事でした!」

千歌「一番近しい人、大切な人に対して、それができてませんでした」

48: 2017/04/19(水) 17:54:08.24 ID:Dj47H8np.net
真姫「いま何をすればいいか、わかる?」

千歌「曜ちゃんのところに行ってきます!」タッタッタ

にこ「あーあ…慌ただしいわね。あれ絶対勢い余って告白するわよ」

真姫「いいじゃない。気持ちを伝えるのに早いに越したことはないわ」

にこ「自己反省かな?」

真姫「うるさい!」トサッ

にこ「ま、真姫ちゃんいきなりは」チュッ

真姫「にこちゃん…んっ」チュッチュッ

にこ「あっ…んっ…♡」

にこ「にこぉ…♡」トローン

真姫「今日は寝かさないわよ…♡」


ーー
ーーー

ーーー
ーー


〜いわゆるピロートーク〜

真姫「にこちゃん、私、最近歳を取るのが嬉しくてしょうがないの」

にこ「それはうらやましいわね。どうして?」

真姫「大人になってるって自覚できるから」

真姫「にこちゃんと対等に向き合える、大人にね」

にこ「…」

にこ「はあ〜でも真姫ちゃんはまだまだお子様だからな〜〜にこみたいな大人の女性になれるのは、まだまだ先よね〜〜」

真姫「んっ」チュッ

にこ「あっ…」

にこ「…言い返せなくなったらキスするのやめてよ…//」

真姫「ふふ…顔を赤らめて、どっちがお子様なんだか」

にこ「うるさい!」

真姫「このままだと私がにこちゃんを養うようになるのもすぐね」

にこ「なによ! その頃にはにこがトップアイドルになって、真姫ちゃんなんて下僕だし!」

真姫「らちがあかないわね。手っ取り早く決着つけましょう。ベッドの上でね♡」

49: 2017/04/19(水) 17:57:47.07 ID:Dj47H8np.net
にこ「えっ、もう3回目だしにこ体力があっちょっとまってうわなにをするやめにこーーーーーーーーーーっっっ!!」



おわり

真姫ちゃん誕生日おめでとう
やっぱり"にこまき"なんだよちゅんなあ…(^8^)

50: 2017/04/19(水) 17:59:45.19 ID:Dj47H8np.net
"ようちか"もおつなんだちゅんなあ(^8^)
"よしりこ" "かなまり" "のぞえり" "りんぱな" "ほのうみ" "ことうみ" "ほの→うみ←こと"もよいものなんだよちゅんなあ(^8^)

52: 2017/04/19(水) 20:02:26.03 ID:o7pWYUgj.net
ちゅんなぁ…

53: 2017/04/19(水) 20:26:59.85 ID:xnmi3TON.net
乙ちゅんなぁ…

54: 2017/04/19(水) 21:39:42.89 ID:xCo6ckpu.net
乙ちゅん

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1492566826/

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