【SS】千歌「新人ハンターのチカです!」

AqoursーSS


1: 2019/10/29(火) 00:15:58.98 ID:1d5+OIKY
episode1

千歌「ハンターギルド…ここだね」

千歌(今日から私もハンターデビュー)

千歌(この扉を開ければいよいよハンター生活が始まるのだ!)

ギィー

千歌「すみませ~ん…」

梨子「いらっしゃいませ。クエストの依頼ですか?」

千歌「あ、えっと…」

ダイヤ「梨子ちゃん、その子は依頼者じゃなくて新しく入ったハンターよ」

梨子「あ、ごめんなさい」

千歌「ダイヤ教官!」

ダイヤ「ふふ、もう卒業したんだから教官はやめて」

千歌「あ…じゃあ、ダイヤちゃん?」

ダイヤ「いいでしょう」

梨子「はじめまして。私はここの受付をしている梨子です」

梨子「クエストの依頼や受注があればお声がけください」

千歌「私は千歌!よろしくね!」

2: 2019/10/29(火) 00:16:43.39 ID:1d5+OIKY
ダイヤ「いよいよあなたもハンターデビューね」

ダイヤ「ただいきなり1人で出すのも不安だからまずは先輩ハンターとコンビを組んで実戦で学んでもらうわ」

千歌「先輩って果南ちゃんや曜ちゃん?」

ダイヤ「あの2人じゃ教育にならないでしょう…」

千歌「それってどういう…」

モム

千歌「ひゃあっ」

鞠莉「ん~なかなかのものを持ってるわね」

千歌「なな何!?」

ダイヤ「いきなりはやめなさい、鞠莉」

鞠莉「ハーイ♪私は鞠莉。気軽にマリーって呼んでね♪」

千歌「えっと…」

ダイヤ「この人があなたの組む相手よ…」

鞠莉「えーと千歌だっけ?」

千歌「は、はい」

鞠莉「期待の新人と聞いてるわ。よろしくね」

千歌「よろしくお願いします!鞠莉先輩」

鞠莉「先輩禁止」

鞠莉「マリーって呼んで♪」

千歌「はい…マリー…ちゃん?」

3: 2019/10/29(火) 00:17:09.50 ID:1d5+OIKY
鞠莉「ダイヤ、初心者向けのいいクエストある?」

ダイヤ「この辺かしらね」ピラ

鞠莉「ふむふむ…これにしましょう」

鞠莉「梨子、お願い」

梨子「はーい、手続きしてきます」

千歌「どんなクエストなの?」

鞠莉「メイリッコの毛皮の納品よ」

千歌「メイリッコ…って草食動物だっけ?」

鞠莉「そうだけど…そこ疑問形なの?」

ダイヤ「残念ながらこの子は座学のほうはあんまり…」

ダイヤ「だからその辺も現場で教えてあげてちょうだいね」

鞠莉「Oh my God…」

4: 2019/10/29(火) 00:17:46.77 ID:1d5+OIKY
―――

鞠莉「さて準備はいいかしら?」

千歌「回復薬、携帯食料、砥石…」

千歌「準備OK!」

鞠莉「千歌の武器は片手剣ね」

千歌「うん、攻撃も防御もできて使いやすいんだ」

千歌「鞠莉…ちゃんは太刀?」

鞠莉「ええ、鋭い一閃で断ち切るわ」

鞠莉「よーしそれじゃあ出発~」

千歌「おー!」

鞠莉「の前に食事していきましょう」

千歌「」ガクッ

鞠莉「腹がへってはなんとやら。食事は大事よ」

鞠莉「まあ食べ過ぎても問題だけど」

5: 2019/10/29(火) 00:18:19.86 ID:1d5+OIKY
鞠莉「ルビィいる?」

ルビィ「呼んだ?鞠莉ちゃん」

鞠莉「今日のお勧めは何かしら?」

ルビィ「んー今はメイリッコシチューがいい感じかな」

鞠莉「じゃあそれをお願い」

ルビィ「はーい♪」トテトテ

千歌「今の子は?」

鞠莉「厨房メイドのルビィよ」

鞠莉「ダイヤの妹」

千歌「え、ダイヤちゃん妹居たの!?」

鞠莉「そう、あんまり似てないでしょう?」

千歌「確かに…ダイヤちゃんはキリっとした感じなのにあの子はふんわりした感じだったね」

ダイヤ「私の名前が聞こえたようだけど…」

鞠莉「別にー、ダイヤの妹可愛いねって話してただけ」

ダイヤ「あら、ありがとう」

6: 2019/10/29(火) 00:18:59.38 ID:1d5+OIKY
鞠莉「よし、今度こそ出発しましょうか」

梨子「いってらっしゃい。無事に帰ってきてね」

千歌「まかせてよ、チカの武勇伝聞かせてあげるんだから」

ダイヤ「このクエストで武勇伝も何もないのだけど…」

7: 2019/10/29(火) 00:19:35.49 ID:1d5+OIKY
―――

鞠莉「千歌はモンスターと戦ったことはないんだっけ?」

千歌「うん。武器の使い方はダイヤちゃんからいろいろ教えてもらったけど、本物は初めてだからもうドキドキだよ」

鞠莉「当然メイリッコのことは知ってるわよね?」

千歌「草食系の小型モンスターだよね?飼ってる人見たことあるよ」

鞠莉「そう。おとなしめの草食獣で基本的に群れて行動するの」

鞠莉「危害を加えなければ向こうから襲ってくることもそうそうないし、単純な攻撃しかしてこないからから初めてにはちょうどいい相手ね」

8: 2019/10/29(火) 00:20:04.95 ID:1d5+OIKY
メイ*σ ᴗσリ ピョコ
メイ*σ ᴗσリ ピョコピョコ

鞠莉「いたわね」

千歌「やっぱりかわいいなあ」

鞠莉「1,2,3…あれだけいれば素材は十分ね」

鞠莉「さあ、行ってきなさい!」

千歌「よーっし」

メイ*σ ᴗσリ

千歌「…あれ斬るの?」

鞠莉「もちろん」

メイ*σ ᴗσリ

千歌「可愛そうじゃない?」

鞠莉「今更何言ってるの」

9: 2019/10/29(火) 00:20:44.49 ID:1d5+OIKY
鞠莉「クエストを受けてモンスターを狩るのが私たちの仕事」

鞠莉「あなたもわかったうえでハンターになったんでしょう?」

鞠莉「そもそも出る前にメイリッコの肉食べてきたばっかじゃない」

千歌「確かにそうだけど…」

鞠莉「千歌がやらないならマリーが倒してくるわよ」

鞠莉「あなたはハンターとしての経験を積めない」

鞠莉「それでいいの?」

千歌「うぅ…いってきます」

10: 2019/10/29(火) 00:21:15.92 ID:1d5+OIKY
千歌(一番近くの敵を狙って…)

千歌(背後から近づく…)

千歌「たぁーー」

メイ*σ ᴗσリ ?

ザシュ

メイ*×_ ×リ キュー

千歌「…やった」

千歌「鞠莉ちゃん、倒せたよ!」

鞠莉「油断しないで!来るわよ」

千歌「え?」

メイ#*σ ◇ σリ メイ#*σ ◇ σリ メイ#*σ ◇ σリ

千歌「わー何か一斉に向かってきたよー」

鞠莉「そりゃあ仲間がやられたんだから反撃するわよ」

11: 2019/10/29(火) 00:21:52.54 ID:1d5+OIKY
鞠莉「落ち着いて1匹ずつ倒しなさい」

千歌「って言われても」

メイ#*σ ◇ σリ ドン

千歌「った」

メイ#*σ ◇ σリ ガブ

千歌「ぎゃー噛まれたー」

メイ#*σ ◇ σリ ドシン

千歌「ぎゅぅ」

鞠莉「ちょっと、大丈夫?」

千歌「助け…て」

メイ#*σ ◇ σリ メイ#*σ ◇ σリ メイ#*σ ◇ σリ

鞠莉「しょうがないわね」シュッ

ズバン

メイ*×_ ×リ メイ*×_ ×リ メイ*×_ ×リ

千歌「ったた…」

鞠莉「大きなけがはしてないようね」

鞠莉「はい、回復薬飲んで」

千歌「はーい…」

12: 2019/10/29(火) 00:22:33.32 ID:1d5+OIKY
鞠莉「最初の1撃はよかったわよ」

千歌「ほんと!?」

鞠莉「ただ気を抜いちゃダメ。敵は1体とは限らないんだから」

鞠莉「草食獣だからよかったものの、肉食のやつが相手だと今頃腕の1本持ってかれてたかもしれないよ」

千歌「ひえぇ…」

鞠莉「まあ当然そんな敵ならマリーがすぐ加勢するけど」

鞠莉「実戦では一瞬の油断が命取りになるんだから」

千歌「気を付けます…」

13: 2019/10/29(火) 00:23:02.47 ID:1d5+OIKY
鞠莉「うん、毛皮も必要数集まったし、ついでに肉もゲット♪」

千歌「これでクエスト終わりなの?」

鞠莉「ええ、これを納品すれば完了よ」

千歌「意外とあっさりだね」

鞠莉「やられそうになったくせに言うわね~」

千歌「う…」

鞠莉「まあ簡単なクエストだからね」

14: 2019/10/29(火) 00:23:33.63 ID:1d5+OIKY
千歌「ねえ、もうちょっと狩っていってもいいかな?」

千歌「チカやられただけだし実戦経験を積むためにも」

鞠莉「だーめ」

鞠莉「不必要な狩りは生態系を壊すリスクがあるんだから」

鞠莉「クエスト達成したらすぐ戻る」

鞠莉「余計な〇生してるとギルド追放されちゃうわよ?」

千歌「そういえばそんなことをダイヤちゃんが言ってたような…」

鞠莉「一応ハンターの基本なんだからしっかり覚えておきなさい」

15: 2019/10/29(火) 00:24:12.37 ID:1d5+OIKY
メイリッコ
メイ*σ _ σリ
群れで暮らす小型の草食獣。積極的に人を襲うことはなく、危険性は低い。肉や乳は程よくおいしく、毛皮は程よく丈夫。
まれに角が生えている個体もあり、角は高く売れる。
参考:ケルビ

16: 2019/10/29(火) 00:24:56.60 ID:1d5+OIKY
episode2

梨子「千歌ちゃん、ハンター生活には慣れた?」

千歌「うん、鞠莉ちゃんからいろんなこと教えてもらってるよ!」

千歌「おとなしいモンスター狩ったり、草やキノコ集めたりばっかりであんまハンターっぽくないんだよね」

梨子「危険が少ないならそれはそれでいいんじゃないかな」

千歌「そうだけどさぁ…」

鞠莉「自分の腕を試したい。そんなあなたに」

千歌「わっ、鞠莉ちゃん」

鞠莉「ウユピギィ討伐のクエストがあるわ」

鞠莉「いつもより数が多くて草食獣が脅かされてるそうなの」

鞠莉「小型だけど肉食竜だしそれなりに手ごわいわよ」

17: 2019/10/29(火) 00:25:26.07 ID:1d5+OIKY
梨子「あ、そのクエスト…」

鞠莉「なにかあるの?」

梨子「ダイヤちゃんから伝言があって」

梨子「ドスピギィの目撃情報があったらしいです」

千歌「ドスピギィ?」

梨子「うん、ウユピギィのボスで他より大きいの」

梨子「ドスピギィは遭遇したら逃げても狩っても構わないそうです」

鞠莉「まあその程度なら私がどうにかできるし」

鞠莉「どう、千歌。やってみる気ある?」

千歌「やるよ!」

鞠莉「決まりね。準備してきなさい」

18: 2019/10/29(火) 00:26:06.56 ID:1d5+OIKY
―――

⌒°( ・ω・)°⌒⌒°( ・ω・)°⌒ ウュウュ

鞠莉「いるわねーウユピギィ」

千歌「いるねー」

⌒°( ・ω・)°⌒⌒°( ・ω・)°⌒ ウュウュ

鞠莉「ドスピギィは…いないみたいだけど」

鞠莉「ボスがいないうちに片付けちゃいましょう」

鞠莉「マリーがアシストするからなるべく1人で戦ってみて」

千歌「1人で!?」

鞠莉「そう、あなたの訓練でもあるんだから」

千歌「う…うん」

19: 2019/10/29(火) 00:26:44.81 ID:1d5+OIKY
⌒°( ・ω・)°⌒ !

⌒°( ・ω・)°⌒ ピギー

千歌「っ!もう気づかれた!」

⌒°( `ω´)°⌒ ダダ

鞠莉「まず2匹、来るよ!」

20: 2019/10/29(火) 00:27:14.59 ID:1d5+OIKY
鞠莉(1匹目をシールドバッシュで弾いて、2匹目を攻撃)

鞠莉(そのまま背後に回り込んでとどめを刺す)

鞠莉(さらに体勢を立て直した1匹目に転がり込んで背後から足を斬りつけ)

鞠莉(バランスを崩したところに急所を攻撃)

鞠莉(あ、狙いは外した!)

鞠莉(でも敵の攻撃を落ち着いてガードして今度こそとどめ)

鞠莉(やっぱり吸収が早いわね…)

鞠莉(順調に成長してる)

21: 2019/10/29(火) 00:27:47.06 ID:1d5+OIKY
鞠莉「…っ!」

鞠莉「後ろ!」

シュパ

⌒°( ´×ω×)°⌒ ウュゥ

千歌「え、あ、ありがとう」

鞠莉「突っ込みすぎよ」

鞠莉「もっとポジショニング考えて」

⌒°( `ω´)°⌒⌒°( `ω´)°⌒⌒°( `ω´)°⌒ ピギギ

鞠莉「って言ってるうちに囲まれちゃったね」

千歌「ごめん、チカのせいで…」

鞠莉「別にこのくらい突破できるから問題ないわ」

22: 2019/10/29(火) 00:28:19.52 ID:1d5+OIKY
ピギーー

千歌「なに!?この声!」

鞠莉「くっ…」

鞠莉「まずいわね…」

鞠莉(突破するなら…ここ!)ブゥン

⌒°( ´×ω×)°⌒ ピギィ…

鞠莉「千歌、こっち!」

千歌「うん!」

23: 2019/10/29(火) 00:28:53.15 ID:1d5+OIKY
千歌「さっきの声は…」

鞠莉「ボスのお出ましのようね」

⌒°(#`ω´)°⌒ ピギッ
⌒°( ・ω・)°⌒⌒°( ・ω・)°⌒ ウユウユ

千歌「他のより…大きい…!」

鞠莉「あれがドスピギィよ」

鞠莉(出来れば雑魚を片付けてから千歌と2人で当たりたかったけど…)

鞠莉(ここは…)

鞠莉「千歌」

鞠莉「ウユピギィは任せるわ」

鞠莉「私はドスピギィと戦う」

鞠莉「悪いけどそっちの援護してあげられないかも」

24: 2019/10/29(火) 00:29:24.65 ID:1d5+OIKY
鞠莉「さて…」

⌒°(#`ω´)°⌒

鞠莉(出来れば千歌にも相手をさせてあげたいけど)

鞠莉(そうもいかない状況ね)

⌒°(#`ω´)°⌒ ピギギ

鞠莉「悪いけどさっさと片付けさせてもらうわよ」

⌒°(#`ω´)°⌒ ピギャァ

鞠莉(右腕での攻撃…!)

鞠莉(かわしてすれ違いざまに斬りつける!)シュパ

鞠莉(続けて斬り上げ…)

25: 2019/10/29(火) 00:29:56.38 ID:1d5+OIKY
⌒°(#`ω´)°⌒ ピギィ

鞠莉(尻尾!)

鞠莉「っち」

鞠莉(距離取られた!)

鞠莉(一気に詰めて上段から!)

バシッ

⌒°(#`ω´)°⌒ ピギィィィ

鞠莉(浅いかっ)

26: 2019/10/29(火) 00:30:25.12 ID:1d5+OIKY
⌒°(#`ω´)°⌒ ピィィィ

スタタタ

鞠莉「逃がさない!」

⌒°( `ω´)°⌒ ウユッ

鞠莉「邪魔!」ザン

⌒°( ×ω×)°⌒

鞠莉(逃げられたか…)

鞠莉「千歌の方は!?」

28: 2019/10/29(火) 00:30:54.50 ID:1d5+OIKY
千歌「はぁっ…はっ…」

鞠莉「平気!?」

千歌「大丈夫!」

鞠莉(あと2匹…問題なさそうね)

千歌「たぁっ」シュパッ

⌒°( ×ω×)°⌒

千歌「ふぅ…」

鞠莉「やったわね」

千歌「うん、ドスピギィは?」

鞠莉「ごめん、逃げられた」

鞠莉「傷は負ってるから追いかければ倒せると思うわ」

鞠莉「どうする?クエストの目的は達成してるけど」

29: 2019/10/29(火) 00:31:26.18 ID:1d5+OIKY
千歌「ほうっておいたらどうなるの?」

鞠莉「わからないわ」

鞠莉「別のところに逃げるかもしれないし、この辺でまた群れるかもしれない」

千歌「そうしたらまた危険になるかもしれないよね?」

鞠莉「まああいつらも人生かかってるからね」

鞠莉「私としてはどっちでもいいから決断はあなたに任せるわ」

千歌「…見逃そう」

千歌「遠くに行くならそれでいいし、街の危険になりそうならその時はちゃんと倒すよ」

鞠莉「言うようになったね~」

千歌「も、もちろん鞠莉ちゃんの力も借りるけど」

31: 2019/10/29(火) 00:32:03.11 ID:1d5+OIKY
―――

梨子「おかえりなさい♪」

千歌「ただいま~」

鞠莉「あら、あそこにいるのは有名人のおふたりさんじゃない」

千歌「果南ちゃん!曜ちゃん!」

鞠莉「あれ、あなたあの2人と知り合いなの?」

千歌「うん、幼馴染なんだ」

千歌「あの2人、有名人…なの?」

鞠莉「幼馴染なのに知らないの!?」

鞠莉「この辺で知らない人はいないレベルのハンターよ?」

32: 2019/10/29(火) 00:32:38.54 ID:1d5+OIKY
ルビィ「必〇の一撃にて打ち砕く『破砕』大剣使いの果南」

ルビィ「神速の連撃にて切り刻む『疾風』双剣使いの曜」

ルビィ「その刃を目にして生き残った者はいないとモンスターの間でうわさされていると言われる最強のコンビだよ!」

千歌「ル、ルビィちゃん!?急にどうしたの?」

梨子「この子いろんなハンターの噂を聞くのが好きなの…」

千歌「ていうかモンスターってうわさばなしするの?」

鞠莉「さあねぇ…大型モンスターが群れるって話はあんまり聞いたことないけど」

33: 2019/10/29(火) 00:33:06.32 ID:1d5+OIKY
果南「お、千歌じゃん」

千歌「果南ちゃん!」

果南「ハンターになったとは聞いたけどやっと会えたね」

曜「ずっとすれ違ってばっかだもんね」

千歌「曜ちゃんも」

曜「せっかくみんなハンターになったんだからさ」

曜「今度3人で狩りにいこーよ♪」

果南「いいね、千歌がどんくらい強くなったかも見てみたいし」

千歌「楽しそう!」

千歌「子供のころ3人で冒険したよね」

曜「そうそう、街から離れてさ」

果南「親に怒られたりもしたなあ」

ルビィ「昔話はこちらでどうぞ♪」

ルビィ「おいしいご飯も用意してるよぉ」

34: 2019/10/29(火) 00:33:33.76 ID:1d5+OIKY
ウユピギィ
⌒°( ・ω・)°⌒
肉食の小型竜種。人や動物を襲うことは珍しくなく、モンスターの死体を食べることも。1匹ではそれほど強くなく、一般人でも太刀打ちできるが、基本的に群れて行動するため危険度は上がる。
ドスピギィ
⌒°(#`ω´)°⌒
ウユピギィを束ねるボス。他より一回り大きく、格段に強い。
参考:ジャギィ、ドスジャギィ

35: 2019/10/29(火) 00:34:06.35 ID:1d5+OIKY
つづく

39: 2019/10/29(火) 01:38:07.90 ID:1d5+OIKY
episode3

鞠莉「採掘に行きましょう」

千歌「さいくつ?」

鞠莉「そろそろあなたの武器も強化しておくべきだと思うの」

鞠莉「で、強化には鉄鉱石他諸々の素材が必要」

千歌「それを集めに行くってこと?」

鞠莉「That's Right」

鞠莉「ただ素材集めだけってのもつまらないから…」

鞠莉「梨子、何かついでにできるクエストある?」

梨子「え~っと…ちょうど燃石炭の納品クエストがあります」

鞠莉「んー…危険なモンスターもいなさそうね」

鞠莉「おっけー。じゃあこれにするわ」

40: 2019/10/29(火) 01:38:37.31 ID:1d5+OIKY
―――

鞠莉「ピッケルは持ったわね?」

千歌「うん!ちゃんと予備も持ってきたよ」

鞠莉「あそこ見て」

鞠莉「岩の中から素材が見えてることがあるから、それを取ってくること」

鞠莉「まずこの近くから行くわよ」

鞠莉「私はあっちから探してくから千歌はそっちからお願いね」

千歌「いえっさー!」

41: 2019/10/29(火) 01:39:11.54 ID:1d5+OIKY
千歌「たー」カーン

千歌「おーいいのが取れた」

ノシ

千歌「ん?」

千歌「鞠莉ちゃんもうこっちまで来たの?」クル

|c||σ.-σ| 

千歌「…」

|c||σ.-σ| ジー

千歌「わーー!」

42: 2019/10/29(火) 01:39:44.67 ID:1d5+OIKY
鞠莉「どうしたの!?千歌!?」

千歌「モ、モンスター!」

鞠莉「ああ、ブッブルトね」

鞠莉「んー出てきちゃったかー」

|c||^.- ^|| カジカジ

千歌「あー千歌が掘ってたのにー」

鞠莉「しょうがない、違うところから探しましょう」

千歌「えっ、でも…」

|c||^.- ^|| カジカジ

鞠莉「食事や睡眠の邪魔しなければ人のことなんか気にしない奴だから刺激しないほうがいいわよ」

43: 2019/10/29(火) 01:40:20.76 ID:1d5+OIKY
―――

千歌「一通り回ったねー」

鞠莉「十分な量は取れたし」

鞠莉「最後に最初のエリア見て戻りましょうか」

千歌「ブッブルトいなくなってるといいなあ…」

44: 2019/10/29(火) 01:41:20.60 ID:1d5+OIKY
千歌「あ、あそこにまだあった」ダッ

鞠莉「そんな焦らなくても…」

鞠莉(あれ…あんなところに岩なんてあったっけ…?)

鞠莉「千歌、待って!」

千歌「え?」カーン

|c||`.- ´|| ザバッ

千歌「ひゃあっ」

鞠莉「言い忘れてたけど奴は岩に擬態して眠るのよ」

鞠莉「今の一撃で起こしちゃったわね…」

鞠莉「つまり今マリーたちはあれを怒らせた…」

45: 2019/10/29(火) 01:42:03.53 ID:1d5+OIKY
|c||`.- ´|| ブッブー

ダダダッ

千歌「突進してきたー」

鞠莉「攻撃は直線的だから落ち着いて避けて!」

千歌(えぇっと…右に回避!)

|c||`.- ´|| ズサァ

鞠莉「逃げるわよ!」

千歌「戦わないの?」

鞠莉「今回のターゲットじゃないし、何より私たちじゃ相性が悪いの」

鞠莉「見ての通り岩の体で斬撃はろくに通らないわ」

鞠莉「クエストの目的は達成してるし、引くのも重要よ」

46: 2019/10/29(火) 01:42:41.44 ID:1d5+OIKY
―――

鞠莉「武器を強化してもらったけど、使い心地はどう?」

千歌「おお、なんか強くなった気がする♪」ブンブン

千歌「うー…どんくらい強くなったか早く試してみたいな」

曜「だったら私たちとクエストに行く?」

千歌「曜ちゃん!」

果南「ちょうどこの近くでドスピギィが2体縄張り争いしてるから2体とも倒してくれって急ぎの依頼があるんだよね」

千歌「2体…」

千歌「チカが行っても大丈夫なのかなぁ…」

鞠莉「あの2人と一緒なら平気よ」

鞠莉「あなたのためになるかはともかくとして」

千歌「え?」

曜「よし、じゃあ行こう、千歌ちゃん!」

果南「鞠莉は?どうする?」

鞠莉「私はいいわ。ちょっと休んどく」

47: 2019/10/29(火) 01:43:22.63 ID:1d5+OIKY
―――

千歌「何もできなかったのだ…」

鞠莉「…でしょうね」

千歌「果南ちゃんは向かってくる敵を1撃で倒しちゃうし、曜ちゃんは一瞬で間合いを詰めたかと思うと何回斬ったかわかんないうちに敵が倒れてるし…」

果南「ごめんって、千歌」

曜「この村の近くだし逃がさないようにって思ったらつい…」

鞠莉「この2人手加減できないのよね」

鞠莉「勝負の世界ではそれが正しいんだけど」

鞠莉「ま、試し斬りは次の機会ね」

48: 2019/10/29(火) 01:43:56.09 ID:1d5+OIKY
ブッブルト
|c||σ.-σ|
岩石地帯にいる飛竜。翼はあるが退化しているため飛ぶことはできない。頭や背中は岩石のように固く、攻撃を通さない。
寝るときは岩に擬態し、かつ鉱石が体についていることもあるので、間違えたハンターにピッケルを振るわれることもしばしば。
温厚な性質で積極的に人を襲うことはないが、食事と睡眠の邪魔をされると怒り狂う。
参考:バサルモス

49: 2019/10/29(火) 01:44:28.38 ID:1d5+OIKY
つづく

63: 2019/10/29(火) 23:48:48.77 ID:1d5+OIKY
花丸(前略、おばあちゃん)

花丸(マルの人生最大のピンチです)

(^8^)

花丸(目の前にはカルムトッリ)

花丸(どうする?逃げる?)

花丸(でもマルの足じゃすぐ追いつかれるだろうし…)

花丸(マルの人生はここで終わっちゃうのかな…)

花丸(こわい)

花丸(死にたくない)

(^8^) チュン

花丸「た…たすけてーーー」

64: 2019/10/29(火) 23:49:18.47 ID:1d5+OIKY
果南「はぁっ」シュバッ

(・8・) ヂュン!

果南(仕留め損ねたっ…)

果南「そこのキミ、大丈夫!?」

花丸(誰?)

花丸(マルを助けてくれた…の)

花丸「」フラッ

パタリ

果南「え…倒れちゃった!」

果南(もしかしてすでにモンスターの攻撃受けてた!?)

果南(ここは一旦引こうか…?)

65: 2019/10/29(火) 23:50:03.66 ID:1d5+OIKY
(#`8´#) チュチュッ

ボォ

果南(火球!?)

果南(かわしっ…)

果南(たらこの子に当たる…!)

ジュッ

果南「くっ…」

66: 2019/10/29(火) 23:50:49.79 ID:1d5+OIKY
果南「…あっついなぁ!」

果南「先に仕留めてあげるよ」

果南「はぁぁっ」タタタッ

(・8・) チュン!?

ダダダ

果南「逃がさ、ないっ」

ズバン

(×8×)

67: 2019/10/29(火) 23:51:28.21 ID:1d5+OIKY
―――

花丸「…ん」パチ

ルビィ「マルちゃん!」

花丸「ルビィ…ちゃん?」

ルビィ「よかったぁ…目が覚めて」

花丸「…えっと…ここは?」

ルビィ「ギルドだよ」

ルビィ「マルちゃん、森でモンスターに襲われてたところを果南ちゃんに助けてもらったんだ」

花丸「あっ…モンスターは?」

68: 2019/10/29(火) 23:52:00.48 ID:1d5+OIKY
果南「私が倒したよ」

ダイヤ「ちょうど果南がクエストに行ってて幸いだったわね」

花丸「ダイヤちゃん…とさっきの…」

果南「果南だよ」

果南「ここのハンターなんだ」

花丸「あ、おr…私は花丸です」

花丸「あの、助けてくれてありがとうございます」

果南「気にしないで。モンスターからみんなを守るのもハンターの仕事だからね」

果南「ま、カルムトッリのとさかは取り損ねちゃったけど」

花丸「え…ごめんさい、マルのせいで…」

果南「ああ、君のせいじゃないって」

果南「私が単に忘れただけだし」

69: 2019/10/29(火) 23:52:45.42 ID:1d5+OIKY
果南「ところでなんで1人であんなところにいたの?」

ルビィ「こっちに戻ってるって聞いてたけど…」

花丸「それが…行商の馬車に乗せてもらうことになったんだけど」

花丸「こっちのほうが近道って道から外れて」

花丸「道に迷ったところでモンスターに襲われて、マルを置いて逃げちゃったずら…」

果南「逃げた…って許せないね」

ダイヤ「ええ。その行商人の名前を教えてちょうだい」

ダイヤ「ギルドとして注意しておくから」

70: 2019/10/29(火) 23:53:11.93 ID:1d5+OIKY
ルビィ「マルちゃんは生態調査官になったんだよね?」

花丸「うん!ここのギルドにお世話になることになったずら」

果南「そうなの?」

ダイヤ「ええ。前任者が辞めてから私が兼任してたけどさすがに無理があってね」

ダイヤ「ちょうどマルちゃんが学校を卒業したっていうから来てもらったの」

果南「へー…これからよろしくね♪」

花丸「よろしくお願いします!」

花丸(一時はどうなるかと思ったけど、マルの人生はまだ続くようです)

花丸(ダイヤちゃんとルビィちゃんがいるからお仕事も頑張れそうずら)

花丸(それに…あんなかっこいいハンターのお姉さんもいるなんて♪)

71: 2019/10/29(火) 23:53:46.03 ID:1d5+OIKY
カルムトッリ
(・8・)
普段は綺麗な顔をしているが、獲物を見つけると豹変する鳥竜。
鳥だが戦闘スタイルは飛竜と近く、初心者を抜け出そうとするハンターの壁となるためトッリ先生と呼ばれることも。
参考:イャンクック


episode4

72: 2019/10/29(火) 23:54:30.38 ID:1d5+OIKY
episode5

ダイヤ「あら…」

梨子「どうしたの?」

ダイヤ「この書類…」

ダイヤ「この間向こうのギルドの人が来た時に渡し忘れてたのね」

ダイヤ「私としたことが…」

梨子「ダイヤちゃんにしては珍しいね」

ダイヤ「すぐに持って行かないと…」

ダイヤ「でも私は…」チラ

梨子「?」

74: 2019/10/29(火) 23:55:11.24 ID:1d5+OIKY
ダイヤ「梨子ちゃん、悪いけどこれを持って行ってもらえる?」

梨子「わ、私が!?」

ダイヤ「私は今別件が立て込んでいるので…」

梨子「でもあそこって船じゃなきゃ行けないよね?」

ダイヤ「最近あの航路でモンスター襲撃の報告もないし大丈夫だと思うわよ」

ダイヤ「何ならハンターの誰かにクエストとして護衛を依頼するわよ?」

梨子「お願いします!」

75: 2019/10/29(火) 23:55:49.71 ID:1d5+OIKY
梨子「で、曜ちゃんが受注者なんだね」

曜「ちょうどあっちの街でほしいものがあったからね」

曜「それに私海って好きなんだよ」

梨子「えっと、護衛よろしくお願いします」

曜「任せるであります!」

76: 2019/10/29(火) 23:56:38.89 ID:1d5+OIKY
―――

梨子「はぁ~…大事な書類も渡し終わったし、気も楽になったよ…」

曜「帰るまでがクエストだし何が起こるかわからないよー」

梨子「曜ちゃん…不吉なこと言わないでよ…」

ドン

梨子「な、なに!?」

曜「何かにぶつかったのかな?」

梨子「ここ海の真ん中だよね…まさか…」

曜「んー」キョロキョロ

曜「そのまさかっぽいね」

77: 2019/10/29(火) 23:57:26.77 ID:1d5+OIKY
/cVσ_VσV スィ~

梨子「あれってもしかしてウミスレイ!?」

曜「そうみたい」

梨子「曜ちゃんどうしよう…」

曜「落ち着いて梨子ちゃん」

曜「静かに刺激しなければそのままどっか行っちゃうはずだから」

曜「繁殖期以外は…」

ドン

ドシン

梨子「ひゃん!」

曜「んっと、今ってウミスレイの繁殖期だっけ…?」

78: 2019/10/29(火) 23:58:14.26 ID:1d5+OIKY
梨子「わかんないよぉ…」

梨子「どうにかできないの?」

曜「うーん…陸でなら倒せるんだけど」

曜「水の中だと届かないし…」ブンブン

/cVσ_VσV ピュー

曜(ブレス!)

曜「伏せて!」ドサ

梨子「きゃあ!」

曜「まずいなあ…本格的に攻撃してくる…」

79: 2019/10/29(火) 23:58:53.67 ID:1d5+OIKY
曜「…届かないなら私が行けばいいんだ」

梨子「何するつもりなの?」

曜「待ってて。あいつ倒してくるから」

梨子「まさか水中で戦うつもり!?」

梨子「無茶だよ!」

曜「なんとかなるよっ」ピョン

梨子「曜ちゃん!!」

80: 2019/10/29(火) 23:59:19.81 ID:1d5+OIKY
曜「着地!」トン

/cVσ_VσV !

曜(このまましがみついて急所を攻めれば…!)

/cVσ_VσV バシャバシャ

/cVσ_VσV グルグル

ブクブクブク

/cV×_V×V プカァ

曜「…ぷはっ」

梨子「曜ちゃん!」

梨子「よかったぁ…」

曜「梨子ちゃん、ちょっと引き上げてもらえる?」

81: 2019/10/29(火) 23:59:47.81 ID:1d5+OIKY
梨子「ばかぁ…戻ってこないかと思ったじゃない…」

曜「心配かけてごめんね…」

曜「でもああしないと梨子ちゃんまで危ない目にあうし」

曜「曜はハンターだからあれくらいじゃ平気だって♪」

曜「船も梨子ちゃんも無事でよかったよ」

梨子「曜ちゃんもね…」

82: 2019/10/30(水) 00:00:30.03 ID:u21xswdT
ウミスレイ
/cVσ_VσV
大型の魚竜。普段はあまり好戦的ではなく主に魚を食べるが、繁殖期は気がたっているため船や人を襲うこともある。
魚のようだが肺呼吸なので陸地で活動も可能。
参考:ガノトトス

83: 2019/10/30(水) 00:01:13.82 ID:u21xswdT
つづく

87: 2019/10/30(水) 23:39:13.11 ID:u21xswdT
episode6

鞠莉「そろそろ大型モンスターを相手にしても大丈夫かな」

千歌「おお!」

鞠莉「というわけでターゲットはこのクエスト!」

千歌「チカレッタ…?」

千歌「どんなモンスターなの?」

鞠莉「大型の鳥竜よ」

鞠莉「飛んだり走ったりと飛竜と近い動きはするけど」

鞠莉「厄介なのは尻尾とアホ毛ね」

鞠莉「伸びるから射程には気を付けること」

88: 2019/10/30(水) 23:39:45.68 ID:u21xswdT
―――

从c*・ヮ・§

鞠莉「先手必勝!一気に突っ込むわよ!」

千歌「うん!」

从c*・ヮ・§ !

从c*・ヮ・§ ピョン

鞠莉「ちっ気づかれて距離取られちゃったね」

89: 2019/10/30(水) 23:40:19.23 ID:u21xswdT
从c*・ヮ・§ ダダダッ

千歌「突進!?こんなの避けて…」

从c*・ヮ・§ ブン

千歌(頭の毛!?)

千歌「った!」

鞠莉「千歌!」

千歌「平気っ」

90: 2019/10/30(水) 23:40:49.90 ID:u21xswdT
千歌「確かにあのアホ毛伸びるね」

鞠莉「だから言ったでしょ」

从c*・ヮ・§ ブーン

千歌「くっ」

鞠莉「そう、避けて」

鞠莉「大型モンスターと戦うときは敵の攻撃を避けながら隙を見つけて攻撃するのが基本よ」

91: 2019/10/30(水) 23:41:29.46 ID:u21xswdT
从c*・ヮ・§ ブンブン

千歌「ああ、もう。近寄れない」

鞠莉「一瞬の隙を見逃さないことね」タタタッ

シュッ

从c*`□´§ チー!

鞠莉「こんなふうに」

千歌「え、すごっ」

鞠莉「あなたなら盾をうまく使えば行けるんじゃない?」

千歌「盾…そっか!」

92: 2019/10/30(水) 23:41:58.58 ID:u21xswdT
从c*`□´§ カー

ブーン

千歌「はっ」バシ

千歌(しっぽ弾いた!このままふところにっ)

从c*`□´§ チッ

千歌「ひゃっ」コロン

千歌「くちばしまであるの!?」

鞠莉「そりゃそうよ」

鞠莉「でも惜しいわ。もう一息♪」

93: 2019/10/30(水) 23:42:38.59 ID:u21xswdT
千歌「次こそっ」

千歌(アホ毛をガードして)バン

千歌(しっぽを受け流すっ)バシ

千歌(そのまま胴体に!)ザシュ

从c*`□´§ チチッ

鞠莉「ナイス!」

鞠莉(続けて足元!)シュパ

从c*`□´§ カ――

94: 2019/10/30(水) 23:43:07.18 ID:u21xswdT
从c*・ヮ・§ ヨロヨロ

千歌「逃げてく!?」

鞠莉「一気に決めるわよ!」

95: 2019/10/30(水) 23:43:39.92 ID:u21xswdT
从c*×ヮק

千歌「倒…した?」

鞠莉「うん、討伐完了よ♪」

千歌「はぁ~…疲れた…」

千歌「鞠莉ちゃんの最後の一撃すごかったね」

鞠莉「千歌が引き付けてくれたからね」

鞠莉「あなたも最初のころと比べると格段に動きがよくなってるわ」

96: 2019/10/30(水) 23:44:10.18 ID:u21xswdT
鞠莉「おめでとう。一人前のハンターの仲間入りよ」

千歌「一人前…なの?」

鞠莉「大型モンスターの討伐してこそハンターとして認められるの」

鞠莉「これからは1人でクエストに行ってもいいわよ」

千歌「え、鞠莉ちゃんと離れちゃうの!?」

鞠莉「まさか。まだ教えることはたくさんあるし、あなたが歯が立たない敵もたくさんいるんだから」

鞠莉「まだまだコンビを解消する気はないわ」

千歌「なんだーよかった…」

鞠莉「ただマリーも違う用事が入ることもあるからね」

鞠莉「その時にただ待ってるだけにならないようにってこと」

鞠莉「もちろん自分の力量を理解したうえでクエストに行くことね」

97: 2019/10/30(水) 23:44:49.60 ID:u21xswdT
チカレッタ
从c*・ヮ・§
伸びるアホ毛と尻尾を鞭のようにしならせ戦う鳥竜。
鳥だけど空を飛ぶより地面を走るほうが好き。
敵を見失うと自分が何をしていたか割とすぐ忘れる鳥頭。
参考:ゲリョス

98: 2019/10/30(水) 23:45:21.74 ID:u21xswdT
つづく

103: 2019/11/01(金) 00:31:39.30 ID:6Jn9emtO
episode7

ダイヤ「千歌ちゃん。ちょうどよかったわ」

千歌「ほぇ?」

ダイヤ「あなたに頼みたいことがあるの」

千歌「なに、ダイヤちゃん」

ダイヤ「この子なんだけど」

花丸「あ、あの」

千歌「わっ、かわいい♪」

千歌「この子がどうしたの?」

104: 2019/11/01(金) 00:32:12.61 ID:6Jn9emtO
花丸「は、初めまして」

花丸「おら…じゃなかった、マルはこないだからここで働いてる生態調査官の花丸です」

千歌「生態調査官?」

ダイヤ「森などのフィールドを調査して動植物の数や大型モンスターの動向をチェックする仕事よ」

ダイヤ「ギルドはその報告をもとにクエストを受けているの」

千歌「そうなの?」

ダイヤ「ええ。やみくもに受けていては生態系を壊しかねないもの」

ダイヤ「人間もこの世界を作る部品の1つ」

ダイヤ「勝手にバランスを崩したらやがて自分たちに返ってくるのよ」

千歌「へー…そうなんだ」

ダイヤ「これも座学で教えたことなんだけどねえ…」

千歌「あぅ…ごめんなさい」

105: 2019/11/01(金) 00:32:51.13 ID:6Jn9emtO
ダイヤ「まあいいわ」

ダイヤ「それでこの子、マルちゃんも調査をすることになるんだけど」

ダイヤ「さすがに戦闘の方はできないから護衛が必要なのよ」

千歌「それをチカに?」

ダイヤ「ええ。鞠莉の了承は取っているわ」

ダイヤ「本人が望むなら好きにすればいいって」

ダイヤ「あなたも大型モンスターと戦えるくらいには成長しているんだし問題はないでしょう」

千歌「調査ってこの近くなの?」

ダイヤ「いいえ。この辺りは先日私が案内がてら同伴したので」

ダイヤ「今回は少し離れたところに行ってもらうわ」

106: 2019/11/01(金) 00:33:36.28 ID:6Jn9emtO
千歌「うん、やるよ」

ダイヤ「ありがとう。即答なのね」

千歌「だって普段とは違う場所なんでしょ?いろんなモンスターとか見れるかもしれないじゃん♪」

ダイヤ「ふふ…いい好奇心ね」

ダイヤ「というわけで」

花丸「はい。千歌さんよろしくお願いします」

千歌「よろしく!えーと…マルちゃん?」

花丸「はい」

千歌「かたいよ。もっと気楽にしていいから」

千歌「護衛はこのチカにどーんとまかせて!」

107: 2019/11/01(金) 00:34:13.84 ID:6Jn9emtO
―――

千歌「初めての護衛クエスト」

千歌「頑張るぞ~」

千歌「どんなモンスターでもかかってこい、だよ」

花丸「モンスターに襲われないにこしたことはないずら…」

リ`・ヮ・) ノシノシ

千歌「わっ、でっか!」

千歌「どうしよう…いきなり勝てないよ…」

千歌「逃げよう、マルちゃん」

花丸「大丈夫だと思うよ」

花丸「あれはホノサルス」

花丸「大きいけどおとなしいから」

リ`・ヮ・) ノシノシ

千歌「行っちゃった…」

花丸「ね」

108: 2019/11/01(金) 00:34:46.19 ID:6Jn9emtO
花丸「わあ…きれいな花畑」

千歌「ほんとだね。特にあの中央の大きな花なんかすごくきれい…」ソロー

从*´ ヮ`ル

花丸「あ、待って!」

千歌「え?…ったぁ」

花丸「あれはパナヨってモンスターずら…」

花丸「近づく虫とかを餌にするために毒を持ってるんだ」

花丸「確かこの草が…」カサカサ

花丸「はい、これで消毒して」

千歌「ありがとう、マルちゃん…」ヒリヒリ

109: 2019/11/01(金) 00:35:17.51 ID:6Jn9emtO
(>ω<) ニャー

千歌「あ、猫だ。かわいー♪」

花丸「…」ススッ

千歌「マルちゃん猫苦手なの?」

花丸「千歌ちゃん、それ蹴っ飛ばしたほうがいいって聞くよ」

千歌「えーなんでさ。かわいいのに」

千歌「ねー」

(>ω<) ニャー

シュ

(>ω<) シュタタタ

千歌「あ、逃げちゃった…」

110: 2019/11/01(金) 00:35:48.26 ID:6Jn9emtO
花丸「何か道具盗られてない?」

千歌「何かって…」

千歌「あー!回復薬がー」

花丸「やっぱり…」

花丸「リーニャっていって人から物を盗むモンスターなんだ」

千歌「知ってたの!?」

千歌「だったら言ってよ…」

花丸「ごめんなさい…」

花丸「マルも話に聞いただけでほんとにそうなのかわからなかったから…」

千歌「あ、ごめん。マルちゃんが悪いわけじゃないの」

千歌「何も知らない私が悪いんだから」

111: 2019/11/01(金) 00:36:21.85 ID:6Jn9emtO
千歌「マルちゃん大丈夫?」

千歌「この辺で少し休もうか」

花丸「そうだね…歩き回って結構疲れたかも」

千歌「お、ちょうど座るのによさそうな岩が…」ストン

从廿 _ 廿从 ヴェェ

千歌「ひゃぁっ」

千歌「なに!今の声?」

花丸「これはまさか…」

花丸「マキチャンだ!」

千歌「マキチャン?」

花丸「千歌ちゃん。急いで離れよう」

千歌「何で?危険なの?」

花丸「うん」

112: 2019/11/01(金) 00:36:58.37 ID:6Jn9emtO
千歌「遠くから見ててもそんな危険そうには見えないけどなあ…」

花丸「マキチャンを探しに行って帰って来る者はいない」

花丸「こう言われてるほどずら」

千歌「みんなやられちゃうの?」

花丸「うーん…ある意味やられてるのかな…」

花丸「マキチャン自身はほとんど動けないんだけど…」

花丸「あ、ほら見て」

113: 2019/11/01(金) 00:37:36.26 ID:6Jn9emtO
(>ω<) ニャー

千歌「ん?リーニャが食べ物を置いてる?」

花丸「あんな風に他の動物が食べ物を持ってきてくれるんだ」

花丸「時には人間が食べ物を備えてることもあって」

花丸「何らかの洗脳効果があるんじゃないかって言われてるんだ」

千歌「なにそれ、意味わかんない」

花丸「だから近くにいると危ないずら」

114: 2019/11/01(金) 00:38:16.71 ID:6Jn9emtO
―――

花丸「ふう…調査はこんな感じかな」

千歌「このエリアの状態はどうだったの?」

花丸「うん、問題はなく平和だよ」

花丸「ちょっと草食動物が多いかなって程度」

花丸「多分じきにバランスも取れるずら」

花丸「千歌ちゃん、今日はありがとう」

花丸「おかげでいろんなことが調べられたずら」

千歌「ううん、チカこそ見たことないモンスターとか見れて楽しかったよ」

千歌「まだまだ世界には知らないことがたくさんあるんだなって」

115: 2019/11/01(金) 00:38:50.61 ID:6Jn9emtO
ホノサルス
リ`・ヮ・)
飛竜をも超える巨大な草食竜。性格は温厚で争いを好まず、その巨体ゆえに敵も少ない。
参考:リモセトス


パナヨ
从*´ ヮ`ル
綺麗な花の食虫植物。触れたものを毒に侵して仕留める。
米を撒いておくと夜中に動き回るといううわさも。


リーニャ
(>ω<)
猫型の小型モンスター。人間に近づいては物を盗む手癖の悪さを持つ。
参考:メラルー


マキチャン
从廿 _ 廿从
ほとんど動かない岩のようなモンスター。他の生物を洗脳する能力があり、貢物で生活している。
「まきちゃん」としか話さない人がいたら刺激を与えて正気に戻してあげましょう。

116: 2019/11/01(金) 00:39:18.41 ID:6Jn9emtO
つづく

123: 2019/11/02(土) 00:37:57.98 ID:o4Sgh7uP
episode8

梨子「あ、千歌ちゃん」

梨子「鞠莉ちゃんは別のクエスト行ってるから簡単なクエスト1人で行っててって伝言があるんだけど…」

千歌「え、鞠莉ちゃんいないの!?」

千歌「うーん…どうしようかな」

善子「そこのあなた」

千歌「ほぇ?」

善子「暇なら私と一緒に行かない?」

千歌「…誰?」

善子「私はヨハネ」

善子「漆黒のスナイパーよ」

千歌「ヨハネ…?」

梨子「この子、善子ちゃんっていうんだけど、ヨハネクルスが好きで自分のあだ名にしちゃったの」

千歌「あだな…」

善子「かっこいいでしょう?」

千歌「う、うん…」

124: 2019/11/02(土) 00:38:26.76 ID:o4Sgh7uP
善子「で、どうする?」

善子「行くのはズラレスク討伐だけど」

千歌「いいの?私まだ初心者だけど」

善子「あなたが自分の身を守れるなら問題はないわ」

善子「私ひとりでも倒せる相手だもの」

千歌「う~ん…」

ダイヤ「別に同行してもいいわよ」

千歌「ダイヤちゃん」

ダイヤ「腕は確かだし、人柄も…」

ダイヤ「…少なくとも仲間を危険にさらすようなことはないし」

ダイヤ「違う相手と組むのもあなたの経験になるでしょう」

千歌「それならいってみようかな…」

善子「決まりね」

125: 2019/11/02(土) 00:39:00.36 ID:o4Sgh7uP
―――

善子「一応持ち物を確認しておこうかしら」

善子「私が持ってきてるのはこれくらいだけど」ズラァ

千歌「わぁ…善子ちゃんたくさん持ってるね」

善子「ヨハネだってば」

千歌「えぇ…ヨハ…よし…よっちゃん?」

善子「…」

126: 2019/11/02(土) 00:39:45.97 ID:o4Sgh7uP
善子「あなたのほうだけど」

善子「音爆弾は?」

千歌「持ってません」

善子「シビレ罠」

千歌「持ってません」

善子「落とし罠」

千歌「持ってません」

善子「タル爆弾」

千歌「持ってません」

127: 2019/11/02(土) 00:40:19.86 ID:o4Sgh7uP
善子「…あなた肉弾戦しかできないの?」

千歌「…はい」

善子「確かに鞠莉ちゃんは武器のテクニックで戦うタイプだけど…」

千歌「果南ちゃんや曜ちゃんに戦い方聞いても接近しておもいっきり斬りつければいいみたいなことしか言ってくれないし…」

善子「あの脳筋ども…」

善子「まあいいわ」

善子「いい機会だし、道具を使った戦い方を教えてあげましょう」

128: 2019/11/02(土) 00:40:55.78 ID:o4Sgh7uP
ノcノ,,-o-,,ノレ

善子「ちょうど眠ってるわね」

千歌「どうするの?」

千歌「不意を突いて一気に攻撃?」

善子「そうね」

善子「ただし音爆弾でひるませてから」

善子「私は麻痺弾で援護するからあなたは攻撃に集中しなさい」

千歌「よっちゃんは後ろから撃つんだよね…?」

千歌「チカに当たったりしない?」

善子「それは私の腕を信じて、としか」

善子「少なくとも味方に誤射したことは今までにはないわよ」

129: 2019/11/02(土) 00:41:29.05 ID:o4Sgh7uP
善子「じゃあ音爆弾投げるわよ」

善子「爆発の瞬間はちゃんと耳ふさいでよね」

善子「あなたまでモンスターと一緒にひるむなんて間抜けなことにならないように」

千歌「大丈夫。わかってるよ」

善子「はいっ」シュッ

キーーーン

ノcノ,,゜o゜,,ノレ ズラ!

千歌「今だっ!」シュババン

善子「その調子よ」パンパン

130: 2019/11/02(土) 00:41:55.12 ID:o4Sgh7uP
ノcノ,,゜o゜,,ノレ ピキーン

善子「麻痺ったわ!攻撃続けて」

千歌「はっ」バシ

千歌(すごい…こんなに動きを止めるなんて)

ノcノ,,`・○・´,,ノレ ズラァァ

善子「一旦距離取って」

ノcノ,,`・○・´,,ノレ ズゥゥ

善子「ブレス来るわよ!正面から逃げて」

千歌「はいっ」ヒラ

ノcノ,,`・○・´,,ノレ ラァ

ブォン

千歌「わ、今のなに!」

善子「サンドブレスよ」

善子「圧縮した空気を吐き出してるの」

善子「まともに食らうとやばいわよ」

千歌「ひぇぇ」

131: 2019/11/02(土) 00:42:37.58 ID:o4Sgh7uP
ノcノ,,`・○・´,,ノレ ズラララ

千歌「わー突進してきたー」タタタ

千歌「助けてー」

善子「こっち!ズラレスク誘導して!」

千歌「えっ?」

千歌「よっちゃんの方…爆弾!?」

善子「タル爆避けてジャンプ!」

千歌「はひっ」ピョン

132: 2019/11/02(土) 00:43:59.31 ID:o4Sgh7uP
ノcノ,,`・○・´,,ノレ パク

ノcノ,,・o・,,ノレ !?

ボムッ

ノcノ,,゜o゜,,ノレ

千歌「爆発!?」

善子「あいつはあの大きな口でなんでも食べるからね。こういうトラップが効くのよ」パシュ

パァン

善子「ついでに徹甲榴弾もお見舞いして…っと」

ノcノ,,`・○・´,,ノレ ズラッ

133: 2019/11/02(土) 00:44:33.37 ID:o4Sgh7uP
ノcノ,,´・○・`,,ノレ ズリズリ

千歌「あ、逃げてくよ。追わなきゃ」

善子「ほっときなさい」

千歌「え、何で?」

善子「奴はこの後巣に戻って体を休めるはず」

善子「そのタイミングで仕留めるのよ」

善子「私たちも体力回復するわよ」

千歌「でも巣の場所なんてわかるの?」

善子「それはこのヨハネの千里眼に任せなさい♪」

134: 2019/11/02(土) 00:45:05.28 ID:o4Sgh7uP
善子「ここね…」

ノcノ,,-o-,,ノレ スヤァ

千歌「おぉ…ほんとにいた」

善子「ちょうど見下ろす位置。いいポジションね」

千歌「それで、どうやって倒すの?」

善子「ここから爆弾を落として爆発」

善子「目覚めたところをあなたが急所めがけて飛び降りる」

善子「で、どう?」

135: 2019/11/02(土) 00:45:37.23 ID:o4Sgh7uP
千歌「ここから!?チカにできるかなぁ…」

善子「自信がないなら別にいいわよ」

善子「私が散弾ばらまくから」

千歌「ううん、やってみる」

善子「もし失敗したら一旦離れなさい」

善子「私がどうにかするから」

136: 2019/11/02(土) 00:46:11.68 ID:o4Sgh7uP
善子「ほいっ」シュ

ヒューー

ドカンッ

ノcノ,,゜o゜,,ノレ ズラッ

千歌(急所…見えた!)

千歌「はぁっ」ピョン

ドシュ

千歌「ぎゃんっ」ドシ

千歌「いてて…」

千歌「あ、チカの剣!」

千歌(刺したとき離しちゃった…!?)

137: 2019/11/02(土) 00:46:42.66 ID:o4Sgh7uP
千歌「あ…」

ノcノ,,×o×,,ノレ

善子「やったわね」

善子「討伐完了よ」

善子「見事にあなたの一撃が決まったわ」

千歌「…チカが」

千歌「やったー」

千歌「ついにチカの手で大型モンスター倒せたよ」

千歌「よっちゃんありがとう!」

善子「別に。私も欲しい素材があっただけだし…」

138: 2019/11/02(土) 00:47:14.33 ID:o4Sgh7uP
千歌「こんなに狩りの役に立つアイテムがあるんだね」

善子「今回は過剰に使っちゃたけどね」

善子「結構材料とかお金とかかかるから使いすぎると大変よ」

善子「特に私みたいなガンナーは弾のコストもかかるしね」

千歌「あ…ごめん。チカが何も用意してないせいで…」

善子「ま、今回はその分報酬多めに取らせてもらうわ」

139: 2019/11/02(土) 00:47:51.30 ID:o4Sgh7uP
ズラレスク
ノcノ,,・o・,,ノレ
地面の上を泳ぐように進む大型モンスター。大きな口はなんでも食べてしまい、一度目を付けられると見失うまで追いかけられる。
参考:ハプルボッカ+ロアルドロス

140: 2019/11/02(土) 00:48:23.45 ID:o4Sgh7uP
つづく

142: 2019/11/02(土) 07:40:05.88 ID:qQfs3nvj
モンハンやったことないけど面白い
モンハンだよね?

144: 2019/11/03(日) 00:02:32.53 ID:x7ElPref
>>142
モンハンです

145: 2019/11/03(日) 00:03:00.77 ID:x7ElPref
episode9

鞠莉「うぇ…このクエストかぁ…」

千歌「どうしたの?」

千歌「飛竜の卵の納品…?」

千歌「ただの納品クエストだよね?」

鞠莉「あなた、飛竜の卵見たことある?」

千歌「ないけど…」

鞠莉「あれってこーんなにおっきいの」

鞠莉「そして石のように重いわ」

千歌「えっ…そんなの持ち運べるの?」

鞠莉「持ったまままともに走るのはまず無理ね」

鞠莉「…果南ならともかく」

千歌「あー…確かに果南ちゃんならできるかも」

146: 2019/11/03(日) 00:03:33.11 ID:x7ElPref
鞠莉「そして卵があるということは当然その親もいるわけ」

千歌「親…」

鞠莉「炎竜シャイニーガ」

鞠莉「空のクイーンと呼ばれる強力な飛竜よ」

鞠莉「高い飛行能力と炎ブレスの使い手で」

鞠莉「まあ、まともに戦うのはきついわね」

147: 2019/11/03(日) 00:04:08.34 ID:x7ElPref
鞠莉「ともかくで重い卵を運びつつ、シャイニーガから逃げきる」

鞠莉「という非常に面倒なクエストなのよ」

鞠莉「マリーも進んでやろうとは思わないね」

千歌「ええ…じゃあやめようかな…」

鞠莉「残念ながら上のランクに上がるための必須クエストなのよね」

鞠莉「まったく、だれが考えたのかしら」

148: 2019/11/03(日) 00:04:45.32 ID:x7ElPref
鞠莉「さて、ルートの確認ね」

鞠莉「まず片方がシャイニーガを巣からおびき出す」

鞠莉「これはマリーがやるわ」

鞠莉「その間に千歌が卵を持ち出して」

鞠莉「まずはこの岩の裂け目の通路を目指して」

鞠莉「ここに入っちゃえばあいつは追ってこれないわ」

千歌「この間の距離…大丈夫かな?」

鞠莉「う~ん…私がどこまでおびきだせるかにかかってるかもね」

鞠莉「でもここでつまずくようじゃクエストクリアはできないわよ」

149: 2019/11/03(日) 00:05:15.58 ID:x7ElPref
鞠莉「問題は最後の平原ね」

鞠莉「一旦私たちを見失ったシャイニーガは空から警戒すると思うの」

鞠莉「ここを走ってたら遮るものがないからすぐ見つかるわ」

鞠莉「通り抜ければ敵の入ってこれないベースキャンプにたどり着けるんだけど」

千歌「またどっちかがおとりになって別のところにひきつけるとかは…」

鞠莉「多分無理」

鞠莉「卵を持ってない人を相手にはしないかな」

鞠莉「ここまで来たら協力してかわしながら行くしかないね」

千歌「モンスターと直接戦わないのに難しそう…」

150: 2019/11/03(日) 00:05:47.77 ID:x7ElPref
―――

鞠莉「ここが巣だけど…」

ノξソ - ω -ハ6

鞠莉「まあ当然いるよね…」

鞠莉「じゃあ打ち合わせ通りに」

千歌「おーけー」

151: 2019/11/03(日) 00:06:23.90 ID:x7ElPref
鞠莉「シャイニーガ覚悟ー!」ダダダ

ノξソ - ω ・ハ6 パチ

ノξソ・ω・ハ6 シャイニー!!

ビリビリ

千歌(うわっすごい咆哮…)

鞠莉「撤退っ」タタタッ

ノξソ`ω´ハ6 バサッ

152: 2019/11/03(日) 00:07:02.97 ID:x7ElPref
千歌「行っちゃった…」

千歌「鞠莉ちゃん大丈夫かなぁ…」

千歌「って他人の心配してる場合じゃないよね」

千歌「卵は…っと」

千歌「ほんとにでかっ!」

千歌「よいしょ…」ズシッ

千歌(鞠莉ちゃんが時間を稼いでくれてる間にっ…)

153: 2019/11/03(日) 00:07:46.95 ID:x7ElPref
千歌(岩の裂け目までもう少しっ…)

ノξソ`ω´ハ6 シャイニー

千歌「げっ、戻ってきた!?」

千歌(でもこの距離ならチカのほうが先に着ける…)

ノξソ`ω´ハ6 ボォッ

千歌(火、ふいた!?)

千歌(でも、間に合う…!)

154: 2019/11/03(日) 00:08:15.39 ID:x7ElPref
千歌「ふ~…」

千歌「ここなら安全…」

ノξソ`ω´ハ6 ガリガリ

千歌「なんだよね…?」

千歌(思いっきりすき間こじ開けようとしてて怖いんだけど…)ドキドキ

ノξソ`ω´ハ6 バサバサッ

千歌「どっか行ってくれた…」

155: 2019/11/03(日) 00:08:52.46 ID:x7ElPref
千歌「はっ…鞠莉ちゃんは!?」

鞠莉「マリーはここよ」

千歌「よかった~無事だったんだね」

鞠莉「あいつ途中から私のこと見向きもしないんだもん」

鞠莉「千歌のほうが心配だったわよ」

鞠莉「卵も無事運べてるようね」

156: 2019/11/03(日) 00:09:22.25 ID:x7ElPref
鞠莉「さてここまではうまく見つからずに来れたけど」

千歌「最後の難関、平原コースだね…」

鞠莉「体力は平気?」

鞠莉「一気に行くわよ!」

157: 2019/11/03(日) 00:10:01.07 ID:x7ElPref
ノξソ`ω´ハ6 シャイニー!

千歌「わっ、もう見つかったの!?」

鞠莉「思ったより早い…」

鞠莉(滑空攻撃…!)

鞠莉(それなら…)

鞠莉「千歌!少し目つぶって!」

千歌「え!えぇ~」

鞠莉(閃光玉っ)シュッ

ピカッ

ノξソ・ω・ハ6 シャイ!?

ドサ

158: 2019/11/03(日) 00:10:36.58 ID:x7ElPref
千歌「え、え?何が起きてるのー!?」

鞠莉「もう目開けてもいいわよ」

鞠莉「閃光玉でひるませただけだから」

千歌「じゃあ時間稼ぎも」

鞠莉「残念ながら長くは持たないけどね」

ノξソ`ω´ハ6 ダダダダ

鞠莉(突進…)

鞠莉「千歌!卵!パス!」

千歌「え!?うん!」

鞠莉「右に避けて!」

千歌「はっ」コロン

鞠莉(私は左にっ)

ノξソ`ω´ハ6 ズサァー

159: 2019/11/03(日) 00:11:06.15 ID:x7ElPref
鞠莉(さてここからどうくるか…)

ノξソ`ω´ハ6 バサッ

鞠莉「飛んだ!?」

鞠莉「上からの攻撃…!」

ノξソ`ω´ハ6 ボォッ

鞠莉(ブレスっ…)

鞠莉(避けられなっ…)

千歌「たぁっ」ボシュ

鞠莉「千歌!?」

鞠莉(ブレスをシールドで弾くなんて…)

鞠莉「やるわねっ…」

160: 2019/11/03(日) 00:11:44.19 ID:x7ElPref
千歌「閃光玉、投げるね」

鞠莉「OK」

千歌「えいっ」ピカッ

ノξソ`ω´ハ6 シャイニ?

千歌「あれ?」

鞠莉「しっかり相手の目の前狙って!」

千歌「もう1回!」ピカッ

ノξソ・ω・ハ6 シャイ!

千歌「やった!効いた!」

鞠莉「ナイス!」

鞠莉(もう少しで安全地帯…)

千歌「こっちだよ!」ザシュ

ノξソ`ω´ハ6 シャー

鞠莉(千歌が注意を引いてくれてる?)

鞠莉(間に合う…!)

161: 2019/11/03(日) 00:12:20.68 ID:x7ElPref
鞠莉「卵は一旦ベースキャンプに置いといて…」

鞠莉「千歌!平気?」

千歌「平気っ、じゃ、ないよ!」

鞠莉(私に逃げられたからかシャイニーガに狙われてる…!)

鞠莉(うまく避けられてるけど防戦一方ね…)

162: 2019/11/03(日) 00:12:49.68 ID:x7ElPref
千歌(う…隙を見て鞠莉ちゃんのところに行きたいのに…)

千歌(近接攻撃ばっかりで逃げられない…!)

ノξソ`ω´ハ6 シャ

ブォン

千歌「わっ」

千歌(すごい風圧!)

ノξソ`ω´ハ6 イ

千歌(少し浮いただけ…?)

千歌(何を…)

ノξソ`ω´ハ6 ニー!

ブン

千歌「!?」

千歌「くはっ」ドン

163: 2019/11/03(日) 00:13:29.68 ID:x7ElPref
鞠莉「千歌!」

鞠莉(サマーソルト…!)

鞠莉(かろうじてガードして直撃は避けたみたいだけど…)

鞠莉(最後の閃光玉っ)ピカッ

鞠莉「千歌大丈夫!?」

鞠莉「今のうちに逃げるわよ!」

164: 2019/11/03(日) 00:13:57.35 ID:x7ElPref
千歌「逃げ切れたぁ…」

鞠莉「2人とも無事でよかったわ…」

千歌「最後のあれ…何だったの?」

鞠莉「サマーソルト」

鞠莉「ファイアブレスと並ぶシャイニーガの必〇技よ」

鞠莉「よく初めてで防げたわね」

千歌「なんか、とっさに動いてて…」

鞠莉「危機を察知する」

鞠莉「ハンターとしていい感じね」

165: 2019/11/03(日) 00:14:36.67 ID:x7ElPref
シャイニーガ
ノξソ・ω・ハ6
空の女王とも呼ばれる飛竜。飛行能力が高く、炎ブレスを扱う。
参考:リオレウス

166: 2019/11/03(日) 00:15:09.91 ID:x7ElPref
つづく

168: 2019/11/03(日) 01:15:05.42 ID:jgKMGCv0
レイアでなくて?

175: 2019/11/03(日) 21:37:57.98 ID:x7ElPref
>>168
雌火竜要素より空の王要素強めなのでレウスモデルです

176: 2019/11/03(日) 21:38:28.79 ID:x7ElPref
episode10

果南「おー千歌じゃん」

果南「今日はどんなクエスト行くの?」

千歌「果南ちゃん♪」

千歌「このヨソローンの捕獲?にしようかなって」

果南「あー…私苦手な奴だ…」

千歌「え、果南ちゃんにも苦手なモンスターいるんだ」

果南「ん、違う違う」

果南「私が苦手なのは捕獲のほうだよ」

果南「やりすぎないようにするのがなかなか難しいんだよね」

千歌「やりすぎない?」

千歌「ってどういう…」

曜「果南ちゃーん」

果南「おっとごめん」

果南「今ちょっとダイヤから臨時のクエストがあるみたいでさ」

果南「また今度ね」

177: 2019/11/03(日) 21:39:06.51 ID:x7ElPref
千歌「行っちゃった…」

鞠莉「千歌ーいいクエストあった?」

千歌「あ、鞠莉ちゃん」

鞠莉「あら、今回は捕獲クエスト?」

千歌「うん、果南ちゃんは苦手って言ってたけど、捕獲ってどうやるの?」

鞠莉「うーん…捕獲には3ステップ必要でね」

鞠莉「1、弱らせる」

鞠莉「2、罠にかける」

鞠莉「3、麻酔玉を投げる」

178: 2019/11/03(日) 21:39:54.88 ID:x7ElPref
鞠莉「この中で弱らせるのが難しいの」

鞠莉「元気な状態じゃ麻酔にかかってくれないし」

鞠莉「かといって攻撃しすぎて倒しちゃっても生け捕りにならない」

鞠莉「うまく加減を付けてダメージを与えるのがハードね」

鞠莉「特に果南みたいに攻撃力が高い人はね…」

鞠莉「ヨハネなんかはその辺の見極めが絶妙なんだけど」

鞠莉「逆に何でわかるんでしょうね」

鞠莉「聞いても私には見えてるとしか言ってくれないし…」

179: 2019/11/03(日) 21:40:21.57 ID:x7ElPref
―――

(*> ᴗ ・*)ゞ ヨーソロ!

ズサー

千歌「いきなり来たっ!」

鞠莉「でも」ヒラリ

(*> _ ・*)ゞ キュッ

ズサー

鞠莉「もういっちょ!」ヒラ

千歌「きれいにかわしてる…」

鞠莉「突進のスピードはあるけど直線的だから落ち着いてよければ大丈夫!」

鞠莉「ブレーキから連発もあるから避けて安心しないように」

千歌「わかった!」

180: 2019/11/03(日) 21:40:53.99 ID:x7ElPref
千歌(とは言ったものの…)

千歌(かわしてばっかじゃ攻撃できないし…)

千歌(突進の後追いかけようにもすぐ次の突進が来ちゃうし…)

千歌「ねえ、鞠莉ちゃん、これどうやって攻撃すればいいの!?」

鞠莉「こっち!誘導して!」

(*> _ ・*)ゞ ヨーソロー

ズサー

鞠莉「壁際で」

鞠莉「避ければっ」

ガン

(*> _ ・*)ゞ ソロッ

鞠莉「壁にぶつかってくれるってわけ」ガキン

千歌「なるほど」

鞠莉「しっかし硬いわねー」

181: 2019/11/03(日) 21:41:46.90 ID:x7ElPref
―――

千歌「結構攻撃できたけど…」

(*> _ ・*)ゞ フラフラ

(*> _ ・*)ゞ ソロー

千歌「逃げた!?」

鞠莉「弱ったってことかしら?」

千歌「追いかけよう」

182: 2019/11/03(日) 21:42:21.11 ID:x7ElPref
鞠莉「よし、捕獲チャンスね」

千歌「しびれ罠置けばいいんだよね?」

鞠莉「うん。その間マリーが引き付けるわ」

(*> _ ・*)ゞ ソロッ

183: 2019/11/03(日) 21:42:57.08 ID:x7ElPref
千歌「鞠莉ちゃん!設置完了!」

鞠莉「OK。そっちに誘導するわ」

(*> _ ・*)ゞ ヨソロ

ズサー

千歌「あれ…?」

鞠莉「また逃げたわね…」

鞠莉「はー…追いかけましょう」

千歌「あー…せっかくの罠が…」

184: 2019/11/03(日) 21:43:41.07 ID:x7ElPref
(;*- _ -*)ゞ

千歌「寝てる寝てる」

鞠莉「今度こそ逃がさないわよ」

鞠莉「こっそり近づいて罠を置く」

鞠莉「引っかかったらすぐ麻酔玉ね」

千歌「うん、行ってくる」

185: 2019/11/03(日) 21:44:08.15 ID:x7ElPref
千歌(そーっと…)

千歌(でもこんな近くにいるのに意外と起きないもんなんだね)

千歌(それほど弱ってるってことかな?)

千歌(しびれ罠…っと)

(;*・ _ ・*)ゞ ヨソロ!?

鞠莉「今よ!」

千歌「えいっ」シュ

(;*- _ -*)ゞ スヤァ

186: 2019/11/03(日) 21:44:38.11 ID:x7ElPref
千歌「うまくいった…の?」

鞠莉「ちゃんと麻酔が効いてくれたようね」

千歌「ふ~…捕獲って大変だね」

千歌「チカは普通に戦うほうが楽かも」

鞠莉「ダメージの見極めができる人なら倒すより早いから好む人もいる見たいだけどね」

187: 2019/11/03(日) 21:45:40.70 ID:x7ElPref
ヨソローン
(*> ᴗ ・*)ゞ
硬い殻を持ち、地面を滑って高速で突進してくるモンスター。
動きは直線的だが、ブレーキやターンの技術もありハンターを振りまわす。
参考:ウルクスス+ラングロトラ

188: 2019/11/03(日) 21:46:17.82 ID:x7ElPref
つづく

189: 2019/11/04(月) 01:05:23.31 ID:Kz4st/kD
episode11

果南「モンスターが共闘?」

曜「そんなことってあるの?」

ダイヤ「珍しいケースではあるけれど稀にありえるそうよ」

ダイヤ「今回はニコニードとノンタス」

ダイヤ「うちの担当エリアからは離れているけれど、向こうのハンターでは勝てずにあなたたちに依頼が来たってわけなの」

ダイヤ「どうかしら?」

曜「2体かあ…」

果南「腕が鳴るね♪」

190: 2019/11/04(月) 01:06:00.61 ID:Kz4st/kD
果南「でも何であの2体が一緒にいるんだろう?」

曜「そうだね…見た目も正反対なのにね」

果南「正反対?…ってほど違ったっけ」

曜「ほら、ニコニードは体が平べったいじゃん?」

曜「で、ノンタスは丸いし」

果南「確かに…デコボコだ」

曜「あはは、デコボココンビだね♪」

191: 2019/11/04(月) 01:06:33.19 ID:Kz4st/kD
―――

曜「さてこの辺に…っと」

╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮

果南「いたいた」

╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮ ヤン

ポヨンポヨン

曜「いきなり逃げた!?」

果南「あっちは…洞窟か」

果南「あいつら自分たちの得意なエリアで戦う気だね…」

192: 2019/11/04(月) 01:07:06.08 ID:Kz4st/kD
╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮ デーン

曜「洞窟の奥で…待ち構えてる?」

果南「多分入口のとこでもう1匹が潜んでるんだろうなあ」

曜「一気に突っ込もう!」タタッ

果南「え、ちょ、曜…」

果南「はぁ…」

193: 2019/11/04(月) 01:07:33.71 ID:Kz4st/kD
曜(上…やっぱりはりついてる…)

J(*’ヮ’)し プシュ

曜(加速してかけぬける!)ヒュン

J(*’ヮ’)し ニコッ!?

曜「いっけぇー」シュタタ

╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮ !

╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮ ポヨ-ン

194: 2019/11/04(月) 01:08:19.48 ID:Kz4st/kD
J(*’ヮ’)し ニコー

グサッ

J(*・ヮ・)し ニゴッ!

ドサ

果南「天井に張り付いてたら当たらないと思った?」

果南「剣は投げることもできるんだよ」

果南「あんたの相手は私だよ」

195: 2019/11/04(月) 01:09:24.07 ID:Kz4st/kD
J(*×ヮ×)し

╭*( ๑×ᴗ×๑ )*╮

曜「よし、しゅーりょー」

果南「1対1に持ち込めればなんてことなかったね」

果南「しかし、相変わらず強引に突っ込むんだから…」

曜「だって後ろは果南ちゃんが守ってくれるでしょ?」

果南「そうだけどさあ…」

曜「果南ちゃんがいるから曜は安心してつっこめるのであります!」

196: 2019/11/04(月) 01:10:00.91 ID:Kz4st/kD
ニコニード
J(*’ヮ’)し
平たい体で壁や天井に張り付き、3次元的に攻撃してくるモンスター。糸をはいて敵を絡めとる。

ノンタス
╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮
丸い体で壁や天井で跳ねながら、3次元的に攻撃してくるモンスター。やわらかい体表は打撃を通しにくい。

199: 2019/11/04(月) 11:34:17.54 ID:Kz4st/kD
書き忘れてた

>>196
ニコニード
J(*’ヮ’)し
平たい体で壁や天井に張り付き、3次元的に攻撃してくるモンスター。糸をはいて敵を絡めとる。
参考:ネルスキュラ

ノンタス
╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮
丸い体で壁や天井で跳ねながら、3次元的に攻撃してくるモンスター。やわらかい体表は打撃を通しにくい。
参考:ザボアザギル

197: 2019/11/04(月) 01:10:30.51 ID:Kz4st/kD
つづく

198: 2019/11/04(月) 10:33:52.08 ID:qQ8b8Sjg
ニコニードがギギネブラ+ネルスキュラ?
ノンタスは強いて言うならラングロトラっぽいけど分からん

201: 2019/11/05(火) 00:08:14.75 ID:mMpLAtCM
episode12

鞠莉「ヨハネと行く、ナイトハントー」

千歌「いえーい!」

善子「あんたたちテンション高すぎでしょ!」

善子「わかってるの?」

善子「夜は周りが見えにくいし」

善子「夜行性のモンスターは的確にこっちに位置を把握してくるんだから」

善子「昼より断然危険なの」

202: 2019/11/05(火) 00:08:41.06 ID:mMpLAtCM
鞠莉「もちろんそんなことくらいわかってるよ」

鞠莉「だからあなたに頼んだんじゃない」

鞠莉「千歌にナイトハントの経験をさせてあげたい」

鞠莉「だけどマリーは夜は苦手」

鞠莉「だから特別講師を付けたってわけ」

鞠莉「頼りにしてるわよ。ヨハネ先生♪」

善子「ま、まあ闇の世界こそこのヨハネの舞台」

善子「我が力、見せてあげるわ!」

203: 2019/11/05(火) 00:09:21.61 ID:mMpLAtCM
千歌「ところで今回のクエストの相手はヨハネクルスだけど」

千歌「よっちゃんのあだなのもとだよね?」

千歌「倒しちゃっていいの?」

善子「別にヨハネはあのカッコよさに憧れてるだけで崇拝とかはないし」

善子「倒すのにも躊躇はないわ」

鞠莉「案外ドライなのね…」

204: 2019/11/05(火) 00:10:08.49 ID:mMpLAtCM
善子「今回は3人いるんだし正攻法で行こうと思うわ」

善子「1人じゃまずやらないけどね」

鞠莉「普段はどうやって倒してるの?」

善子「主に閃光ハメね」

千歌「閃光ハメ?」

善子「閃光玉で目をくらませて一気に攻撃し、ダウンを奪う」

善子「それの繰り返し」

善子「夜目が利く相手だからこそ光が効果的なのよ」

205: 2019/11/05(火) 00:10:50.85 ID:mMpLAtCM
鞠莉「今回もそれでいいんじゃないの?」

善子「あれは下手すると見方も巻き込むからね」

善子「鞠莉ちゃんはタイミング計れるだろうけど…」

善子「そこの新人ちゃんはね…」

千歌「むう…チカだってできるよ」

善子「あなた閃光玉が投げれられてどのくらい後に炸裂するか知ってるの?」

千歌「う…」

善子「戦場で視界を奪われることはかなり危険なの」

善子「しっかり連携をとれる関係ならともかく私たちはまだ日が浅いんだから」

千歌「はい…」

206: 2019/11/05(火) 00:11:35.77 ID:mMpLAtCM
善子「というわけでヨハネは援護に回るから2人で攻撃してちょうだい」

善子「闇に紛れやすいから敵から目を切らず」

善子「動きは素早いけど隙は多いからそこを見逃さないように」

鞠莉「オーケィ」

千歌「わかった」

207: 2019/11/05(火) 00:12:11.28 ID:mMpLAtCM
―――

鞠莉「こう暗いと敵が近くにいてもわからなそうね」

善子「ヨハネの千里眼が告げている…あそこにいるわね」

千歌「どこ?チカには何も見えないけど」

善子「私にだって見えないわ」

善子「でもいるの」

鞠莉「忍び寄って攻撃でもする?」

善子「無駄よ」

208: 2019/11/05(火) 00:12:45.06 ID:mMpLAtCM
善子「先手必勝!」パシュン

`¶cリ˘ヮ˚)| ギラン!

鞠莉「いいの?敵に気づかれちゃったけど」

善子「どうせ近づくまでに気づかれるわ」

善子「だったら向こうから出てきてもらったほうが戦いやすい」

`¶cリ˘ヮ˚)| シュタッ

千歌「見えた!」

千歌「黒っ」

善子「あれこそ闇に生きる漆黒の狩人」

善子「見失わないように注意してね」

209: 2019/11/05(火) 00:13:34.46 ID:mMpLAtCM
`¶cリ˘ヮ˚)| シュンッ

千歌(来るっ!)ヒラッ

千歌(かわせた!…次は!?)

千歌「あれ…?」

千歌「いない?どこ行ったの!?」

善子「右から来るわよ!」

千歌「え!?」

`¶cリ˘ヮ˚)| シュッ

千歌「ひゃあっ」

210: 2019/11/05(火) 00:14:19.29 ID:mMpLAtCM
鞠莉(くっ…)

鞠莉(私でも攻撃を避けてそのすきに一撃与えるのが精一杯…)

鞠莉(千歌じゃきついかしら…?)

鞠莉(うかつに近寄れば狙われやすくなるから千歌を守るのも難しいし…)

鞠莉(…ってそんな心配もしなくてよさそうね)

211: 2019/11/05(火) 00:15:04.31 ID:mMpLAtCM
善子(鞠莉ちゃんはさすがに対応できてるけど)

善子(千歌ちゃんも徐々に相手の動きについていけてる)

善子(なかなかやるわね…)

善子(一撃は軽くても3人がかりで蓄積させたダメージは…)

善子「2人とも、もう一息よ!」

善子(そしてそろそろ麻痺らせられるタイミングっ)パン

212: 2019/11/05(火) 00:15:54.25 ID:mMpLAtCM
千歌(だんだん敵の動きが見えてきた…)

千歌(慣れれば確かに攻撃のチャンスはある)

千歌(でもチカたちの攻撃がどこまできいてるのかな…)

千歌(どこかで急所をつければ…)

`¶cリ・ヮ・)| ピキ!

千歌(動きが止まった!?)

千歌(あっ…よっちゃんの麻痺弾!)

千歌「…見えた」

千歌「ここだぁ!」ザシュ

`¶cリ × ヮ ×) ギラン…

213: 2019/11/05(火) 00:16:33.79 ID:mMpLAtCM
鞠莉「Excellent!」

鞠莉「よくあそこから一撃で決めたわね」

千歌「いや~よっちゃんが麻痺らせてくれたからだよ」

善子「しかし驚いたわ」

善子「初めての夜狩りとは思えない動きね」

善子「鞠莉ちゃんも抜かれちゃうんじゃないの?」

鞠莉「ノンノン。マリーに追いつくにはまだ早いわ♪」

214: 2019/11/05(火) 00:17:03.79 ID:mMpLAtCM
ヨハネクルス
`¶cリ˘ヮ˚)|
暗闇に紛れ、鋭い一撃を繰り出してくる夜行性の飛竜。頭の羽はしかり手入れをしているのでいつも綺麗。
参考:ナルガクルガ

215: 2019/11/05(火) 00:17:48.29 ID:mMpLAtCM
episode13

千歌「あれ、このクエスト…」

鞠莉「何か気になるものでもあったの?」

千歌「うん…目的がメイリッコの肉の納品なんだけど…」

鞠莉「このレベルにきてこのクエスト…」

鞠莉「怪しいわね…」

千歌「何かの間違い?」

鞠莉「わからないけど何かありそうね」

216: 2019/11/05(火) 00:18:20.89 ID:mMpLAtCM
梨子「考えすぎじゃないかな…?」

梨子「確かにズラレスクの目撃情報はあるみたいだけど、基本的にメイリッコと生活圏はかぶってないし」

梨子「それに2人ならズラレスクと会っちゃても大丈夫でしょ?」

鞠莉「それはそうなんだけど…」

鞠莉「ハンターの勘が何か言ってるの」

千歌「うーん…まあ、気をつけてればいいんじゃないかな」

217: 2019/11/05(火) 00:18:49.18 ID:mMpLAtCM
千歌「無事に集め終わったね」

鞠莉「後は帰るだけ…ね」

千歌「まだ心配してるの?」

鞠莉「なんとなくこのまま終わるはずがないって思っちゃうのよね」

千歌「何もないと思うけどなあ…」

ノcノ,,・o・,,ノレ

千歌「あ…」

鞠莉「おっと、こいつのエリアに入っちゃったみたい」

鞠莉「相手にしないで逃げるわよ」

218: 2019/11/05(火) 00:19:29.73 ID:mMpLAtCM
ノcノ,,・o・,,ノレ !

ノcノ,,・o・,,ノレ ズイズイ

千歌「向こうから逃げてく…?」

鞠莉(逃げる…?)

鞠莉(あいつより強いモンスターがいるってこと?)

…ーン

鞠莉「隠れて!」ムズ

千歌「わわっ」

219: 2019/11/05(火) 00:20:02.65 ID:mMpLAtCM
ナーン

∫∫( c||^ヮ^|| ドーン

∫∫( c||^ヮ^|| キョロキョロ

ノcノ,,・o・,,ノレ

∫∫( c||^ヮ^|| ハグゥ

ノcノ,,×o×,,ノレ ギィヤァァ~

∫∫( c||^ヮ^|| ピョーン

220: 2019/11/05(火) 00:20:37.46 ID:mMpLAtCM
千歌「何あれ…」

千歌「ズラレスクを抱きしめたかと思うと抱えて跳んでっちゃった…」

鞠莉「…」

千歌「ねえ、鞠莉ちゃん」

千歌「あのモンスターって何なの?」

鞠莉「…」

千歌「鞠莉ちゃん?」

鞠莉「帰るわよ」

千歌「え、どうしたの?」

鞠莉「後で話すわ」

221: 2019/11/05(火) 00:21:24.89 ID:mMpLAtCM
―――

鞠莉「ダイヤ!あいつが出たわ!」

ダイヤ「戻ってきていきなり騒々しいわね」

ダイヤ「あいつとは誰のことなの?」

鞠莉「忘れたわけじゃないでしょ」

鞠莉「ラグナーンよ」

ダイヤ「っ…ラグナーン…」

鞠莉「右腕に傷があったからあの時のもののはず」

鞠莉「狩猟許可を頂戴。倒してくる」

222: 2019/11/05(火) 00:22:08.53 ID:mMpLAtCM
ダイヤ「…目撃したというだけでしょう?」

ダイヤ「それだけで狩猟許可を出すことはできないわ」

鞠莉「ズラレスクを一撃で倒してた」

ダイヤ「ただのモンスター同士の縄張り争い…」

ダイヤ「いえ、ラグナーンにとっては争ってるわけではないのかもしれないけれど」

鞠莉「ダイヤはあの時の仇をうちたくないの!?」

ダイヤ「私は別に恨んでなどいないわ」

ダイヤ「あれは自身の力不足」

ダイヤ「ただそれだけよ」

ダイヤ「とにかく。クエストの依頼がない限りラグナーンの狩猟許可は出せません」

ダイヤ「…仕事があるので私はこれで」スタスタ

223: 2019/11/05(火) 00:22:43.05 ID:mMpLAtCM
ラグナーン
∫∫( c||^ヮ^||
怪力を誇る獣のモンスター。強靭な腕による一撃は岩をも砕き、ハグは飛竜をも壊す。
行動範囲が広く、他の大型モンスターと戦っているところを目撃されることも多いが、本人は遊んでいるだけという説もある。
抱き心地がいいのだろうか、ハグのお気に入りはズラレスクらしい。
参考:ラージャン

224: 2019/11/05(火) 00:23:16.25 ID:mMpLAtCM
つづく

232: 2019/11/06(水) 00:29:35.98 ID:obrbilAy
episode14

千歌「…鞠莉ちゃんとダイヤちゃんって昔何かあったの?」

鞠莉「私がまだ駆け出しのハンターだった時にダイヤと組んでたの」

鞠莉「今の千歌とマリーみたいな関係ね」

鞠莉「それである時ラグナーンのクエストに行ったんだけど…」

233: 2019/11/06(水) 00:30:30.06 ID:obrbilAy
===

鞠莉「さ~て、ラグナーンもとっととやっつけちゃいましょうか♪」

ダイヤ「何度も言っているでしょう」

ダイヤ「慢心は禁物だと」

ダイヤ「ラグナーンは最強の魔獣と名高いモンスターなのだから」

鞠莉「て言っても獣でしょ?」

鞠莉「マリーのハンマーでぶっ飛ばしてあげるわよ」

234: 2019/11/06(水) 00:31:11.01 ID:obrbilAy
―――

∫∫( c||^ヮ^|| ナーン

鞠莉「ターゲットはっけーん♪」

ダイヤ「鞠莉。最初は敵の様子を見ながら機会をうかがうのよ」

鞠莉「わかってるってばそんくらい!」

∫∫( c||^ヮ^|| ブルン

鞠莉(速い!)

ドコン

鞠莉「っわ、パンチで地面をえぐるなんて…」

鞠莉(こりゃくらったらひとたまりもないかも)

鞠莉(…けど)

鞠莉「当たらなければどうってことないわねっ」

235: 2019/11/06(水) 00:31:43.59 ID:obrbilAy
鞠莉(かわして、かわして…)

鞠莉「ここだぁっ」ブン

バシン

∫∫( c||^ヮ^|| ナン?

鞠莉(そんな…ほとんど効いてない!?)

∫∫( c||^ヮ^|| グイッ

鞠莉「あっ」

∫∫( c||^ヮ^|| ポイ

鞠莉「私のハンマー!」

鞠莉(まずい…武器が…)

236: 2019/11/06(水) 00:32:18.34 ID:obrbilAy
∫∫( c||^ヮ^|| ナーン

ズボッ

鞠莉「え…ちょ、そんな大きな岩持てるの…?」

鞠莉(投げた瞬間にかわせば…)

鞠莉「あっ!」コケ

鞠莉(さっきのパンチでえぐられた場所っ)

鞠莉(やば、まっt…)

237: 2019/11/06(水) 00:32:57.28 ID:obrbilAy
ダイヤ「はっ!」ザクッ

∬( c||・_-|| ナンンッ

ピョン

ダイヤ(ラグナーンが持ってた岩が!)

ズン

ダイヤ「あ゛ぁっ」

鞠莉「ダイヤっ!」

鞠莉(岩の下敷きに!)

∬( c||・_-|| ナン…

ピョーン

鞠莉(逃げた…)

鞠莉(それより…)

238: 2019/11/06(水) 00:33:37.74 ID:obrbilAy
鞠莉「ダイヤ!しっかりして!ダイヤ!」

ダイヤ「うるさい…わね」

鞠莉「ダイヤ!大丈夫なの!?」

ダイヤ「だい、じょうぶ…ではないけれど」

ダイヤ「ラグナーン、は?」

鞠莉「逃げたみたい」

鞠莉「ダイヤの右腕への攻撃が効いたのかも」

ダイヤ「そう、よかった…」

鞠莉「動ける?」

ダイヤ「残念ながら、左足が挟まれていて…」

鞠莉「待ってて、今どかすから」

239: 2019/11/06(水) 00:34:20.43 ID:obrbilAy
―――

鞠莉「ダイヤ、足のほうは…」

ダイヤ「…」

ダイヤ「日常生活に支障がない程度には回復するけれど、ハンターとしての負荷のかかる動きは以前のようにはいかないかもしれないそうよ…」

鞠莉「そんな…」

鞠莉「私のせいだ」

鞠莉「私が転ばなければダイヤが強引な攻めをする必要もなかった…」

ダイヤ「いいえ。私が未熟だっただけ」

ダイヤ「鞠莉のフォローをしなきゃいけない立場だったのにそれができなかった」

鞠莉「そんな!自分の身を守るのはハンターの自己責任でしょ!」

ダイヤ「そう、自己責任」

ダイヤ「だから私の怪我も自己責任よ」

240: 2019/11/06(水) 00:34:54.56 ID:obrbilAy
ダイヤ「それにちょうどいい機会かもしれないの」

ダイヤ「ハンターとしての引退も考えていたところだから」

鞠莉「引退…!?」

鞠莉「何で…足だって元通りに治る可能性もあるんでしょ!?」

鞠莉「たとえ治らなくてもダイヤのテクニックなら…」

ダイヤ「あなたの腕前はじきに私を超える」

ダイヤ「果南だってとっくに手の届かないところまで行ってるし」

ダイヤ「自分の才能の限界を感じてたわ」

ダイヤ「ただでさえ身体能力の低さを小手先の技でごまかしていたのに」

ダイヤ「足まで動かなくなったらもう強力なモンスターに太刀打ちできない」

241: 2019/11/06(水) 00:35:39.58 ID:obrbilAy
―――

鞠莉「ギルドマネージャーとしての姿も様になってるわね」

ダイヤ「ふふ、もともとこういう仕事のほうが性に合っているのかもしれないわね」

鞠莉「ねえ、もうハンターに戻る気はないの?」

ダイヤ「結局足は完全には戻らなかったもの」

ダイヤ「もう諦めはついたわ」

鞠莉「あの太刀は…」

ダイヤ「使う予定もないから家に置いてあるけれど…それがどうかしたの?」

鞠莉「貰ってもいいかしら…?」

ダイヤ「なぜ?ハンマー使いのあなたが持っていても意味がないでしょうに」

鞠莉「私が使うから」

鞠莉「これから太刀使いに転向しようと思う」

ダイヤ「今から!?」

ダイヤ「戦闘スタイルをある程度確立したあなたが武器を変えるのは相当リスクがあるわよ」

鞠莉「それでも」

鞠莉「私はあの太刀でダイヤと一緒に」

鞠莉「ダイヤの分まで戦いたい」

242: 2019/11/06(水) 00:36:17.33 ID:obrbilAy
===

千歌「そんなことが…」

千歌「って鞠莉ちゃん途中から太刀使い始めてあの強さなの!?」

鞠莉「途中からったってここまでの千歌よりよっぽど長い期間使ってるし」

鞠莉「ともかく、あのラグナーンはマリーとダイヤの仇なの」

鞠莉「ダイヤだって自分の引退の原因なんだから思うところもあるんじゃないの?」

ルビィ「それは違うと思うよ」

鞠莉「ルビィ…聞いてたの」

ルビィ「あ…ごめんなさい。お姉ちゃんの話が聞こえたので」

243: 2019/11/06(水) 00:36:49.46 ID:obrbilAy
ルビィ「お姉ちゃん、前からハンターを続けるかどうか悩んでるみたいだったの」

ルビィ「後輩がどんどん強くなっていくのに自分は変われないって」

ルビィ「そのときギルド側からも誘いが来てたみたいで」

ルビィ「鞠莉ちゃんに知識と技術を教え終わったら引退しようかなってルビィに相談したこともあったの」

ルビィ「だから足のけがはきっかけの1つで」

ルビィ「普通に動く分には問題ないから、けがをさせたモンスターを恨んではないと思う」

千歌「あー…ダイヤ教官の実技訓練厳しかったし」

千歌「チカが弱いだけかもしれないけど、足のけがなんて全然気づかなかったもん」

鞠莉「まあハンターとしての瞬時の動きに影響する程度らしいからね…」

244: 2019/11/06(水) 00:37:28.82 ID:obrbilAy
鞠莉「ダイヤに未練がないとしても」

鞠莉「それでも」

鞠莉「私個人としては、あの時果たせなかったことを今度こそやりたい」

鞠莉「ダイヤの太刀と共に」

245: 2019/11/06(水) 00:38:13.43 ID:obrbilAy
鞠莉「それにはどうすればいいんだろうね…」

ルビィ「ハンターはクエストがなければ動けないんだもんね…」

千歌「誰かラグナーンを倒してくれって依頼する人がいてくれればいいのにね」

鞠莉「!」

鞠莉「そうよ、それよ!」

鞠莉「討伐依頼があればいいのよ!」

246: 2019/11/06(水) 00:38:45.58 ID:obrbilAy
つづく

251: 2019/11/07(木) 01:19:57.44 ID:gL8vuTEk
episode15

鞠莉「ダイヤ、ラグナーンの討伐クエストよ」

ダイヤ「だから先ほど言った通り依頼がなければ許可は出せないと」

鞠莉「依頼者は私」

ダイヤ「はい?」

鞠莉「ラグナーンを目撃した。道を安心して通れなくなるので退治してほしい」

鞠莉「もちろん報酬も用意したわ」

鞠莉「これでどうかしら?」

ダイヤ「…確かにラグナーンの討伐によって生態系に影響が出るとは考えづらいのでこの依頼は通るでしょう」

鞠莉「そしてそのクエストを私が受注する」

ダイヤ「っそんなこと…」

鞠莉「できるよね?依頼者が受注者になっちゃいけない決まりはないんだから」

ダイヤ「それはそうだけど…」

鞠莉「ダイヤがギルドマネージャーとしての立場にこだわるのなら、私も正式なクエストとして行くまで」

252: 2019/11/07(木) 01:20:23.29 ID:gL8vuTEk
ダイヤ「メンバーは誰がいるの?」

鞠莉「私ひとりで行くわ」

鞠莉「こんなの他人を巻き込めないもの」

千歌「待ってよ!チカも行くよ」

鞠莉「でも最強クラスの敵なのよ」

千歌「だからこそ、鞠莉ちゃんを1人で行かせられないよ」

千歌「チカだってこれまでの戦いで強くなってる」

千歌「それとも鞠莉ちゃんはまだチカが信用できない?」

鞠莉「千歌…」

鞠莉「そうね。2人で行きましょう」

ダイヤ「まって。せめて果南か曜と一緒には…」

鞠莉「あの2人って今ちょっと遠くのクエスト行ってるでしょ?」

鞠莉「待ってる間にあいつがどっか行っちゃうかもしれないし」

鞠莉「それに、私の手でやらないと意味ないの」

ダイヤ「…」

ダイヤ「わかりました。クエストを認めましょう」

253: 2019/11/07(木) 01:20:51.86 ID:gL8vuTEk
ダイヤ「これは友人としてのお願いです」

ダイヤ「無事に…帰ってきなさい」

鞠莉「もちろん!」

千歌「わかってるよ!」

254: 2019/11/07(木) 01:21:23.73 ID:gL8vuTEk
―――

千歌「って言ったけど…」

千歌「どうやって倒せばいいのさ~」ヒラヒラリ

鞠莉(幸い回避に専念すれば避けることはできるけど)

鞠莉(相手の攻撃をかわしながらわずかな隙をつく攻撃だと体の毛や筋肉のせいでたいしたダメージにはなってないし)

鞠莉(かといって深い一撃のために踏み込めば反撃を食らいかねない…)

鞠莉(このままじゃ私たちの体力のほうが先になくなりそうね)

255: 2019/11/07(木) 01:22:04.01 ID:gL8vuTEk
鞠莉(私たちが勝つとしたら)

鞠莉(一撃で倒せるほどの攻撃をしなければ…)

鞠莉(とはいえどうしたものかしらね)

鞠莉(あいつの弱点が喉元ってのはわかってるんだけど…)

鞠莉(正面からまともに狙わせてくれるわけもないし)

鞠莉(落とし穴やしびれ罠はすぐに壊され)

鞠莉(音爆弾は効かない)

鞠莉(閃光玉で目をくらまそうものなら狙いもつけずに暴れだす)

鞠莉(う~ん…)

256: 2019/11/07(木) 01:22:42.21 ID:gL8vuTEk
鞠莉(あれ…?)

鞠莉「千歌、何でいつも右回りに避けてるの?」

千歌「え!そんなことしてた?」

千歌「当たらないようにって考えてるだけだけど」

257: 2019/11/07(木) 01:23:09.31 ID:gL8vuTEk
鞠莉(そういえば)

鞠莉(ラグナーンは私たちに対して左半身を前にした構えが多い)

鞠莉(前はそんなことなかったような気がするけど…)

鞠莉(もしかして右腕への攻撃を避けてる?)

鞠莉(前にダイヤが傷をつけたところ…おんなじ攻撃を食らいたくないからだとしたら…)

258: 2019/11/07(木) 01:23:53.45 ID:gL8vuTEk
鞠莉(作戦思いついちゃった…)

鞠莉(でも…しくじったら私もやばいだろうなあ…)

鞠莉(ダイヤにあんなこと言った手前リスクが高いことは…)

鞠莉(って何言ってんの)

鞠莉(ラグナーンに挑もうってこと自体ハイリスクなんだから今更リスクなんて)

鞠莉「うん、私ならできる!」

259: 2019/11/07(木) 01:24:24.22 ID:gL8vuTEk
鞠莉「千歌、次のラグナーンの攻撃直後にあいつの顔めがけてその盾投げて!」

千歌「盾を!?何で!?」

鞠莉「お願い!」

千歌(よくわかんないけど)

千歌(どうせ今はガードなんてできないし)

千歌(鞠莉ちゃんならなんか考えがあるんだろうね)

∫∫( c||^ヮ^|| ナン

ブルン

鞠莉(かわして、このタイミングでっ)

千歌(いっけぇ)ヒュン

260: 2019/11/07(木) 01:24:49.74 ID:gL8vuTEk
∫∫( c||^ヮ^|| ナン?

バシッ

鞠莉(予想通り左腕で盾をはね上げた)

鞠莉(正面が開く!)

鞠莉(ここにこの一撃をっ!)

グサッ

∬( c||・ヮ・|| ナ゙ン゙ン゙

鞠莉(決まっ…)

パキン

鞠莉(え…折れ…)

∬( c||・ヮ・|| ブン

ドゴッ

鞠莉「かはっ…」

千歌「鞠莉ちゃん!!」

鞠莉(やばい…食らった…)

鞠莉(上…どっち…)

ドサ

261: 2019/11/07(木) 01:25:31.51 ID:gL8vuTEk
―――

ダイヤ「鞠莉!」バタン

鞠莉「ハローダイヤ。どうしたの、そんなにあわてて?」

ダイヤ「あなたが…ラグナーンと相打ちになって運ばれたと聞いたので…」

ダイヤ「元気そうね…」

鞠莉「見ての通り。すぐ動けるようになるわよ♪」

千歌「すごい運がよかったんだと思う」

千歌「あんだけ吹っ飛ばされて軽傷で済んだのは奇跡だよ」

鞠莉「きっとマリーの日ごろの行いがよかったのね」

ダイヤ「よかった…」ギュ

ダイヤ「あなたたちが無事で…」

鞠莉「ダ、ダイヤ!?」

鞠莉「どうしたのよ、もー」

鞠莉「ダイヤにそんなしおらしくされると調子狂うなぁ」

262: 2019/11/07(木) 01:26:07.98 ID:gL8vuTEk
鞠莉「あ、そういえば」

鞠莉「ごめん…あなたの太刀、折れちゃった…」

ダイヤ「…その太刀はあなたにあげたもの」

ダイヤ「私が謝られる理由はないわ」

ダイヤ「それにラグナーンを倒せたのでしょう?」

鞠莉「それがさ、聞いてよ」

鞠莉「私の一撃じゃ武器が折れたせいで浅かったみたいで」

鞠莉「とどめを刺したのは千歌らしいの」

鞠莉「結局いいとこ取られちゃって」

千歌「鞠莉ちゃんが瀕死にしてくれたからだって言ったでしょ」

263: 2019/11/07(木) 01:26:41.70 ID:gL8vuTEk
鞠莉「あーあ…この太刀気に入ってたのに」

ダイヤ「別に武器くらい作り直せば…」

ダイヤ「そういえば、その太刀をベースにラグナーンの素材で強化できたはず…」

鞠莉「え、そうだっけ?」

ダイヤ「鍛冶屋に確認してみましょう」

264: 2019/11/07(木) 01:27:23.46 ID:gL8vuTEk
鞠莉「新たな太刀完成~」

千歌「おお、かっこいい」

鞠莉「これでまたガンガン戦えるわよ♪」

千歌「じゃあ次はどのクエスト行こうか?」

鞠莉(私がやられても冷静に目の前の敵を倒すことを優先する判断力までついたとは)

鞠莉(そろそろ千歌とのこの関係も終わりかもね)

265: 2019/11/07(木) 01:27:54.44 ID:gL8vuTEk
つづく

270: 2019/11/08(金) 00:15:18.35 ID:2ZvLw8k2
episode16

ダイヤ「何ですって!」

花丸「何かあったの?」

ダイヤ「大型モンスターの目撃情報があったそうよ」

ダイヤ「どうやら不自然なやられ方をしていたみたいで…」

ダイヤ「マルちゃんに調査をお願いしてもいいかしら?」

花丸「マルはいいけど…」

花丸「えっと、護衛はどうするずら?」

ダイヤ「それは…」

ダイヤ「ちょうどあそこにいる2人に」

271: 2019/11/08(金) 00:15:45.25 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「ハーイ、ダイヤ。どうしたの?」

ダイヤ「クエストの依頼です」

ダイヤ「内容は調査官花丸の護衛」

ダイヤ「現場の状況は不明で、強敵がいる可能性もあり」

ダイヤ「急な話だけど頼めるかしら?」

鞠莉「うーん…マリーは別にいいけど」

鞠莉「千歌は?」

千歌「チカも平気だよ」

千歌「今日はどのクエストにしようか考えてたところだし」

ダイヤ「じゃあ、お願いね」

花丸「お願いします」

272: 2019/11/08(金) 00:16:16.70 ID:2ZvLw8k2
―――

鞠莉「そのモンスターの名前ってわかってるの?」

花丸「ううん。見つけた人が見たことなかったモンスターだったみたい」

花丸「もしかしたらこの辺じゃあんまり見かけない相手かも」

鞠莉「不自然な状況ってのはどんなかわかる?」

花丸「マルもダイヤちゃんから話を聞いただけなんだけど、眠ってるかのようにきれいな状態だったらしくて…」

千歌「うーん…全然わかんないや」

花丸「百聞は一見に如かず」

花丸「多分実際に見てみるのが一番いいずら」

273: 2019/11/08(金) 00:16:49.87 ID:2ZvLw8k2
花丸「確かこの辺だったけど…」

千歌「ねえ、あれ!」

∬cV- _-v

鞠莉「寝てる…?」

鞠莉「いや、まさか」

千歌「近づいてみる?」

鞠莉「念のため私ひとりで行ってくる」

鞠莉「もし襲い掛かってくるようならマルを安全なところに避難させて」

千歌「わかった」

274: 2019/11/08(金) 00:17:20.63 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「…」ソロ

∬cV- _-v

鞠莉「これは…」

鞠莉「2人とも来ていいわよ」

花丸「てことはやっぱり…」

鞠莉「うん、もうだめね」

花丸「本当に眠ったように…」

275: 2019/11/08(金) 00:18:14.12 ID:2ZvLw8k2
千歌「チカこのモンスター見たことないけど」

鞠莉「エリーザ」

鞠莉「氷のクイーンよ」

鞠莉「確かにこの辺じゃあんまり見ない顔だね」

花丸「シャイニーガと並ぶ空の女王だよ」

花丸「シャイニーガが炎竜と呼ばれるのとは対象にこのモンスターは氷竜と呼ばれるずら」

千歌「ってことは強いんだよね?」

鞠莉「そう、簡単にやられるような奴じゃないのよ」

花丸「それがこんな無傷で…」

276: 2019/11/08(金) 00:18:47.39 ID:2ZvLw8k2
千歌「寿命とか?」

花丸「寿命を迎えた飛竜は普通人知れず最期を迎えるよ」

花丸「こんな目立つところで倒れるなんてまずない」

千歌「じゃあ、エサが食べられなくておなかがすいてたとか…」

花丸「ここらは草食動物とかもそれなりにいるはずだし、エリーザほどのモンスターが狩りに苦戦するとも思えないけど…」

鞠莉「あるいは…毒?」

花丸「毒…その可能性はあるかも」

花丸「衰弱してるみたいだし」

花丸「ただ、毒だとすると、エリーザを倒せるほど」

花丸「つまりマルたちが知らない成分かもしれないずら」

鞠莉「その可能性を考えると迂闊に解体するのも危険ね…」

277: 2019/11/08(金) 00:19:15.90 ID:2ZvLw8k2
花丸「ちょっと周辺から調べて見よう」

鞠莉「!」

鞠莉「こっち、他の動物も倒れてるわ!」

千歌「ほんとだ!」

千歌「花も散らばってるし…」

花丸「動植物がやられてる…」

花丸「やっぱり毒物なのかな…?」

千歌「でも普通に咲いてる花もあるよね?」

鞠莉「確かに…毒なら全滅でもおかしくないわね…」

278: 2019/11/08(金) 00:19:43.09 ID:2ZvLw8k2
花丸「この花は…割とどこでも咲いてる普通の雄花だね」

花丸「そこに落ちてるのは雌花だし…」

花丸「!」

花丸「鞠莉ちゃん、あそこで草を食べてる動物の性別を確かめてもらえるかな」

鞠莉「性別…?」

鞠莉「別にいいけど」

279: 2019/11/08(金) 00:20:15.33 ID:2ZvLw8k2
花丸「やっぱり…」

千歌「何がやっぱりなの?」

花丸「ここで倒れてる動物は全部メスずら」

鞠莉「おーい、あっちのはオスだったわよ」

千歌「やられてるのはメスだけってこと?」

花丸「そうなるね…」

鞠莉「メスだけ狙う…そんなことあるの?」

花丸「メスだけ…どこかで見たことあったような…何か…」

千歌「マルちゃん!がんばって」

280: 2019/11/08(金) 00:20:47.59 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「!」

鞠莉「千歌!この音聞こえる?」

千歌「どの音?」

鞠莉「モンスターの足音のようなっ…」

ズシン…

千歌「聞こえた!」

千歌「え、誰の足音!?」

鞠莉「わからない…」

鞠莉「一旦隠れましょう」

281: 2019/11/08(金) 00:21:15.95 ID:2ZvLw8k2
メノ^ノ。^リ

鞠莉「!」

千歌「!」

花丸「!」

メノ^ノ。^リ メノォ
メメ´- ントメメ´- ント

千歌「なに…これ…」

鞠莉「私も見たことないわ…」

282: 2019/11/08(金) 00:21:48.95 ID:2ZvLw8k2
花丸「メノノリス…」

花丸「思い出した…!」

鞠莉「知ってるの?」

花丸「昔…本で読んだことがある」

花丸「伝説の百合竜メノノリス…」

花丸「その巨体はあらゆるモンスターを食らいつくし」

花丸「メノノリスが通った後はメス1匹残らない…」

千歌「メスだけ?」

花丸「マルが見たことある本にはそう書いてあったずら」

鞠莉「確かにメスだけがやられてるこの状況と合うわね…」

283: 2019/11/08(金) 00:22:21.91 ID:2ZvLw8k2
千歌「でも飛竜を食べられるほど大きいかな?」

鞠莉「確かに、エリーザより一回りは大きいけど、これじゃ食べるなんて…」

花丸「うーん…マルが読んだ本だとシャイニーガを丸呑みしてたんだけど…」

鞠莉「もしかしてこれはまだ子供サイズとか?」

花丸「その可能性はあるかも…」

千歌「これより大きいのがいるの~!?」

284: 2019/11/08(金) 00:22:56.42 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「メメントスもいるみたいだけどマルは何か知ってる?」

花丸「そこまでは書いてなかったずら…」

千歌「メメントス?」

鞠莉「そこの弱そうなやつよ」

メメ´- ント

千歌「確かに弱そう…」

鞠莉「私も一度しか戦ったことないけど、実際弱かったね」

鞠莉「多分マルでも倒せるんじゃないかな」

花丸「さすがにマルじゃ無理だと思う…」

285: 2019/11/08(金) 00:23:26.61 ID:2ZvLw8k2
花丸「メメントスは小型の草食竜だよ」

花丸「隠れて生活しているのか目撃情報は少なく、生態も謎が多い」

花丸「人に害を与えることもなく、素材集めの依頼もないからギルドでもなかなか情報が集まらないんだよね」

鞠莉「皮や骨に利用価値はなく、お肉もまずいっていうんじゃハンターや他のモンスターから狙われることも少ないしね」

千歌「でもなんでそんなモンスターがメノノリスと一緒に?」

鞠莉「さあね」

鞠莉「とりあえず私たちはギルドに報告に戻りましょう」

286: 2019/11/08(金) 00:24:02.21 ID:2ZvLw8k2
メノ^ノ。^リ !

メノ^ノ。^リ ノシノシ

千歌「気づかれた…!?」

鞠莉「大丈夫。あの体じゃはここに入ってこれないからっ…」

メノ^ノ。^リ ベロン

花丸「舌が伸びてきたずらー!」

鞠莉「くっ」シュッ

メノ・ノ。・リ ヒュン

千歌「斬りつけたら引っ込んでくれた…」

287: 2019/11/08(金) 00:24:29.01 ID:2ZvLw8k2
メノ^ノ。^リ ジー

花丸「ずっとこっち見てるよ…」

鞠莉「引いてくれる気はないようね…」

鞠莉「私たちはロックオンされちゃってるみたい」

千歌「どうするの!?このまま隠れてる?」

鞠莉「メノノリスがどんなモンスターかはわからないけど、モンスター相手に忍耐戦は分が悪いわ」

288: 2019/11/08(金) 00:24:59.13 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「私がおとりになって引き付けるから、2人はそのすきにギルドへ戻って応援要請を」

千歌「そんな!危険だよ!」

鞠莉「幸いこの辺りは隠れられるスペースはたくさんあるから」

鞠莉「私ひとりなら何とかなるはずよ」

千歌「でも…」

鞠莉「あら?師匠のことが信用できない?」

千歌「そういうわけじゃ…」

鞠莉「それにあなただってマルを送り届けるっていう重要な任務があるんだから」

289: 2019/11/08(金) 00:25:31.97 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「それじゃあ行ってくるわね」

鞠莉(3、2、1…Go!)タタタッ

メノ^ノ。^リ メノォ

ドスドス

千歌「鞠莉ちゃん!」

290: 2019/11/08(金) 00:26:03.07 ID:2ZvLw8k2
花丸「メノノリスは鞠莉ちゃんを追いかけて行っちゃったね」

花丸「メメントスもついていったし」

花丸「千歌ちゃん、今のうちにギルドに戻ろう」

千歌「うん…」

291: 2019/11/08(金) 00:26:37.02 ID:2ZvLw8k2
エリーザ
∬cVσ _σv
氷竜とも呼ばれる空の女王。シャイニーガと似ているが全くの別物で生息地もかぶらない。
参考:リオレウス+ベリオロス

292: 2019/11/08(金) 00:27:06.97 ID:2ZvLw8k2
つづく

298: 2019/11/08(金) 22:25:40.15 ID:2ZvLw8k2
episode17

ダイヤ「メノノリス…!?」

花丸「うん、マルも本物を見たことはないから確信はないけど…」

花丸「でも伝承通りのモンスターだったよ」

ダイヤ「まさか本当にいたなんて…」

ダイヤ「だとすると生態系に大きな影響がある危険性があるので早急に手を打たないと…」

299: 2019/11/08(金) 22:26:10.06 ID:2ZvLw8k2
ダイヤ「ハンターの皆さんに緊急クエストを依頼します」

ダイヤ「百合竜メノノリスの討伐もしくは撃退」

ダイヤ「未知の情報も多い伝説のモンスターなので心してかかるように」

善子「伝説…!」

善子「まさかそんなのにお目にかかれる日が来るとは…」

善子「ヨハネの魔弾の出番ね♪」

曜「何かすごそうな相手が出てきたね」

果南「どんな敵でも依頼があれば倒しに行く」

果南「それが私たちハンターなんだし」

曜「曜たちなら…ううんよっちゃんや千歌ちゃんたちもいるからどんな敵でも勝てるよね」

300: 2019/11/08(金) 22:26:44.40 ID:2ZvLw8k2
―――

千歌「さっきはこっちの方に…」

千歌「いたっ…」

メノ^ノ。^リ

千歌「鞠莉ちゃんは…」

千歌「鞠莉ちゃーん!どこにいるのー!」

鞠莉「千歌!みんなも」

千歌「よかった無事で…」

301: 2019/11/08(金) 22:27:17.76 ID:2ZvLw8k2
善子「あれがメノノリス…」

鞠莉「動きはあんまり早くないけど正面にいると危険よ」

鞠莉「すべてを吸い込んでくるから」

曜「よくわかんないけど横から攻撃すればいいんだね」シュババン

果南「体は柔らかそうだし勝てるんじゃないの?」ザシュン

メノ^ノ。^リ

メノ^ノ。^リ シュゥゥ

善子「傷口が一瞬でふさがった!?」

果南「そんなばかな…」

曜「もう1回!」

メノ^ノ。^リ シュゥゥ

鞠莉「ひるむ様子もないなんて…」

鞠莉「こいつには痛覚もないの?」

千歌「攻撃が効かない相手なんてどうやって倒せばいいの!?」

メノ^ノ〇^リ スゥーー

鞠莉「みんな離れて!飲み込まれるわ!」

302: 2019/11/08(金) 22:28:04.71 ID:2ZvLw8k2
千歌「目の前のものがどんどん吸い込まれてく…」

鞠莉「メメントスも食べられてるね…」

善子「今あいつ自ら食べられに行かなかった!?」

曜「あ、大きな木まで吸い寄せられてる」

メノ^ノ。^リ ゴクン

果南「え、あんな大きなのどうやって口に入ったの」

善子「まるでブラックホールね…」

メノ^ノ。^リ スポーン

千歌「何か後ろから出てきたよ!」

果南「あれは…さっき吸い込んだ木やメメントス!?」

善子「でも葉っぱが全部しおれてるわ」

鞠莉「そう、あいつが食べたものは全部ああなるの」

鞠莉「エネルギーを吸い取られたかのように」

千歌「…ならもしかしてエリーザも!」

鞠莉「その可能性は高いわ」

303: 2019/11/08(金) 22:28:34.95 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「ただ…」

メメ´- ント ヒョコ

曜「動いた!?」

鞠莉「メメントスだけはなぜか元気に動き出すのよね…」

善子「謎は深まるばかりね…」

304: 2019/11/08(金) 22:29:05.86 ID:2ZvLw8k2
善子「ともかく、回復するといっても生物なら限界はあるはず!」

善子「攻撃しつつ攻略法を探しましょう!」

千歌「生物じゃなかったら?」

善子「お手上げね…逃げ帰るわ」

305: 2019/11/08(金) 22:29:41.75 ID:2ZvLw8k2
―――

曜「果南ちゃんと同じとこを2人で攻撃し続けてもダメ…」

果南「尻尾を切ろうとしてもダメ…」

善子「顔を狙ってもあまり効いてなさそうだし…」

鞠莉「爆弾食べさせても不発で後ろから出てくるし…」

千歌「勝つ方法なんてあるのかな…」

306: 2019/11/08(金) 22:30:15.61 ID:2ZvLw8k2
千歌「ねえ鞠莉ちゃん」

千歌「メノノリスの顔の真ん中に変な毛があるよね」

鞠莉「前髪みたいな毛が不自然にあるね」

鞠莉「それがどうかしたの?」

千歌「あれ切ったらなんか起こったりしないかな」

鞠莉「…変なこと思いつくわね」

鞠莉「何か試すって考え自体はいいと思うけど、あんな高いところ果南でも届かないわよ」

千歌「よっちゃんの銃なら届くんじゃない?」

鞠莉「銃弾じゃ切るのは無理でしょ」

鞠莉「当たった直後に回復しちゃうんだし」

千歌「メノノリスが頭を下げる動き…吸い込むとき?」

鞠莉「そんな時に顔の前に行くなんて自〇行為よ」

千歌「だよねえ…」

千歌「あっ、あの高台から飛び降りればいけるかも!」

千歌「チカ行ってくるから鞠莉ちゃん敵を連れてきて!」ダッ

鞠莉「ちょっと!」

鞠莉「…勝手なんだから」

307: 2019/11/08(金) 22:30:52.47 ID:2ZvLw8k2
千歌(あの毛を切ったら何が起こるかなんて全然わからないけど)

千歌(なんとなく何かが起こる気がする)

千歌「よいしょっと…」

千歌(この高さなら届く!)

メノ^ノ。^リ メノォ

千歌(鞠莉ちゃんもこっちに引き付けてくれてるみたいだし)

千歌(もう少し…もう少し…)

千歌(今だっ)ピョン

308: 2019/11/08(金) 22:31:24.92 ID:2ZvLw8k2
千歌「たーっ」グサッ

メノº 。 ºリ メノッ



千歌「きゃぁっ」

果南「おっと」キャッチ

千歌「あ、ありがとう果南ちゃん」

果南「しかし無茶するねー」

果南「着地どうするつもりだったの」

千歌「果南ちゃんが助けてくれるかなー…って」

果南「私がいないほうに飛ばされたらだめじゃん…」

309: 2019/11/08(金) 22:32:03.86 ID:2ZvLw8k2
メノ*º 。 ºリ ジタバタ

メノ*º 。 ºリ メノノノ

バサッ

善子「見てっメノノリスが!」

メノ*º 。 ºリ パタパタ

果南「飛んでった…」

曜「撃退成功ってこと!?」

鞠莉「まさかほんとに前髪切って勝っちゃうなんてね…」

曜「千歌ちゃんすごいよ!」

善子「ほんと、普通あんなこと思いつかないわよ」

果南「何であの毛を切ろうって思ったの?」

千歌「うーん…よくわかんないけどなんか思いついたから」

鞠莉「とりあえずみんなでギルドに戻りましょう」

310: 2019/11/08(金) 22:32:40.28 ID:2ZvLw8k2
千歌「あれ…チカの剣は?」

善子「メノノリスに刺さったまま飛んでったわね…」

千歌「え゙…」

311: 2019/11/08(金) 22:33:13.38 ID:2ZvLw8k2
―――

ダイヤ「今のあなたなら…」

千歌「ん?」

ダイヤ「このギルドの奥の部屋に片手剣が飾られているのは知っているでしょう?」

ダイヤ「それを差し上げるわ」

ダイヤ「あの剣はかつて英雄と呼ばれた人が使っていたもので」

ダイヤ「ギルドが認めた人にしか使わせちゃいけないと言われているの」

ダイヤ「先日武器を失ったあなたにちょうどいいと思って」

千歌「そんなすごい剣もらっちゃっていいの?」

ダイヤ「メノノリスを撃退した千歌ちゃんなら資格は十分よ」

312: 2019/11/08(金) 22:33:46.67 ID:2ZvLw8k2
鞠莉「いいもの貰ったわね」

千歌「すごい使いやすいけどいいのかなあって感じ」

鞠莉「ふふ、今の千歌なら大丈夫よ」

鞠莉「そしてあなたとの師弟関係もこれで終わりね」

千歌「どういうこと?」

鞠莉「もう私が教えることはないもの」

千歌「そんな!やだよ。鞠莉ちゃんと離れるなんて!」

鞠莉「だから」

鞠莉「これからは対等なパートナーとして」

鞠莉「私と組んでくれないかしら?」

千歌「え…」

千歌「うん!もちろん!」

千歌(私たちのハンター生活はまだまだこれからです♪)

313: 2019/11/08(金) 22:34:13.69 ID:2ZvLw8k2
メノノリス
メノ^ノ。^リ
伝説にもなっているモンスター。道行くすべてのメスを食らい、精力を吸いつくす。
体表は軟らかく、傷をつけるのは容易だが、瞬時に回復する治癒能力を持つ。

メメントス
メメ´- ント
あまり見られることのない小型の草食竜。一般人でも勝てるほど弱いが、素材に利用価値がないため狙われることは少ない。
メノノリスに食べられても平気な唯一かもしれない存在。

314: 2019/11/08(金) 22:34:43.72 ID:2ZvLw8k2
おしまい

読んでくれた人ありがとう

315: 2019/11/08(金) 22:37:25.93 ID:4l34jEWB

モンハン初期の頃しかやったことないけど面白かった

316: 2019/11/08(金) 22:40:23.80 ID:Ow18dy1Q
メノノリスはオドガロンみたいな見た目かと思ってた

317: 2019/11/08(金) 22:41:19.23 ID:2oWmzkH5
乙でした

323: 2019/11/10(日) 02:53:51.70 ID:wVzoAZ0A
完結おつ、面白かった
ラグナーンのとかいい話で好き

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1572275758/

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