【SS】梨子「友情ヨーリコー」【ラブライブ!サンシャイン!!】

ようりこyouriko SS


1: 2016/10/04(火) 18:21:44.61 ID:HRyp9SjV.net
パート1 お悩み相談 千歌ちゃん


梨子「む、無理無理!絶対無理だって!」

千歌「なんでそんなにヘタレてるの~!」

梨子「だって、私は曜ちゃんと違って地味だし・・・」

千歌「そんなの曜ちゃんは気にしないって!」

梨子「で、でも・・・」

千歌「ほらっ!曜ちゃんいるよ!行った行った!」グイッ

梨子「ちょっ、千歌ちゃん押さないで!」

2: 2016/10/04(火) 18:23:04.40 ID:HRyp9SjV.net
曜「あっ、梨子ちゃん。おはよっ!」ニッコリ

梨子「お、おはよう!よよ曜ちゃん!」

曜「よよ曜ちゃん?何だか「よ」が多いね」

梨子「あっ、えっと・・・//」

曜「今日の体育の授業、楽しみだなー!久しぶりの水泳だー!」

梨子「そ、そうだね・・・!」

曜「じゃあ着替えにいこっか!」

梨子「あっ、その・・・そうだ!私やることあるから先に行ってて!」

曜「そうなの?じゃあまた後でね!」ダダッ

梨子「・・・」


梨子「よかったぁ・・・」ホッ


千歌「いやよくないよ!せっかく私が邪魔しないように隠れてあげていたのに!」

梨子「で、でも一緒に着替えるなんて・・・そんなの無理だよ//」

千歌「梨子ちゃんは曜ちゃんが好きなんでしょ!?だったら無理とか言ってる場合じゃないって!」

梨子「だって私、曜ちゃんと違って地味な身体だし・・・」

千歌「あ~!もうイライラするなぁ!」

3: 2016/10/04(火) 18:24:13.73 ID:HRyp9SjV.net
曜「とりゃー!」ジャボン

千歌「ようちゃーん、プールで飛び込んだら怒られるよー」

曜「あははっ、つい高飛び込みの気分になっちゃった」

梨子「うぅっ・・・//」モジモジ

曜「梨子ちゃんも早く入ったら?」

梨子「う、ううん!私は日陰でゆっくりしているね・・・!」

曜「そう・・・?」

千歌「・・・ちょっと曜ちゃん、一人で泳いでて」ザバッ

曜「ヨーソロー!」

5: 2016/10/04(火) 18:25:58.51 ID:HRyp9SjV.net
梨子「・・・//」

千歌「何で入らないの?せっかく曜ちゃんと一緒に泳げるチャンスなのに」

梨子「だ、だって・・・//」

梨子「こんな地味な身体、曜ちゃんに見られたくないから・・・//」

千歌「なにそれ!?いいから早く入るんだってー!」グイッ

梨子「い、嫌よ!千歌ちゃんには好きな人に身体を見られる恥ずかしさがわかってないわ!」グググッ

千歌「曜ちゃんがそんなの気にするわけないでしょー!」

梨子「わ、私は入らないから!」ダダッ

千歌「あ~!もうイライラするなぁ!」

6: 2016/10/04(火) 18:27:18.41 ID:HRyp9SjV.net
2限目 数学のお時間


曜「う~ん・・・」

千歌「曜ちゃん、どうしたの?」

曜「今日の宿題でどーしてもわからない問題があったんだけどさ、先生に聞くのも何か恥ずかしいし」

千歌「どれどれ~?」

曜「千歌ちゃん、わかる?」

千歌「あ~その問題私もわからなかったなぁ・・・」

曜「そっか、まぁ仕方ないよね。空白で提出するよ」

梨子「・・・」ソワソワ

曜「梨子ちゃんはこの問題解けた?」

梨子「えっ?う、うん!解けたよ!」

曜「わ~すごいな!ねぇ、よかったら教えてくれないかな?」

8: 2016/10/04(火) 18:28:29.00 ID:HRyp9SjV.net
梨子「いいよ♪えっと・・・説明だけじゃ難しいから私のノートを見ながら・・・はっ!」

曜「梨子ちゃん?」

梨子「ご、ごめん!よく見たらその問題、私もわからなかったの!」

曜「そっか、まぁ難しいから仕方ないよね~」

千歌「・・・梨子ちゃん、ちょっとこっち来て」スタスタ

梨子「どうしたの?」

千歌「いやいや、梨子ちゃんさっきの問題、本当はわかっていたんでしょ?」

梨子「そ、それは・・・うん」

千歌「だったら教えてあげればよかったじゃん!何で嘘ついたの!?」

梨子「だ、だってぇ・・・ノートを見せないとたぶんわかってくれないから・・・」

千歌「いや、ノート見せればいいんじゃないの?」

梨子「む、無理無理!それは無理だよ!」

千歌「だから何で無理なの~!?」

梨子「わ、私の字ってすごく地味だし・・・ノートの柄も地味だし・・・曜ちゃんに笑われちゃうのが怖くて・・・」

千歌「あ~!もうイライラするなぁ!」

10: 2016/10/04(火) 18:29:40.51 ID:HRyp9SjV.net
昼休み 昼食


曜「わぁ~梨子ちゃんのサンドイッチ美味しそ~!」

梨子「そ、そうかな?ありがとう//」

曜「ねぇねぇ、ひとつもらってもいい?」

梨子「えっ!?えっと・・・」

千歌「梨子ちゃん」

梨子「ど、どどどどドードー!」

千歌「!?」

曜「あ、あははっ・・・やっぱりやめておくね!梨子ちゃんのお昼ご飯だし、もらうのも申し訳ないや!」

梨子「あっ、うん・・・」

曜「ん~!じゃあ私は身体でも動かしてくるとしますか!」ダダッ

千歌「・・・」

梨子「うぅっ・・・どーぞ!」

千歌「いやもう遅いからね!?」

梨子「だ、だってぇ・・・私のサンドイッチは地味な味なんだもん・・・」

千歌「地味な味って何なの!?」

梨子「曜ちゃんにはきっと合わない味だし・・・」

千歌「あ~!もうイライラするなぁ!」

11: 2016/10/04(火) 18:31:01.93 ID:HRyp9SjV.net
放課後 帰り道


千歌「あっ、今日は用事があるから先に帰るね!ばいばい!」

曜「うん、わかった。バイバイ」

梨子ちゃん「えぇっ!?ちょっと、そんなの聞いてないわよ!」

千歌「・・・」ササッ

曜「何だか二人で帰るのって珍しいね、初めてかも♪」

梨子「へっ?//そ、そそそそうね//」スイー

曜「梨子ちゃん?何か、すごく距離取られてる気がするんだけど」

梨子「えっ!?ご、ごごごめんね!私、右に歩いちゃうクセがあって・・・//」スイー

曜「今度は近くない!?そこまで近づかなくていいよ!?」

梨子「あっ、えっとごごごめん!私も用事あるから先に帰るね!」ダッ

曜「梨子ちゃん!・・・行っちゃった」

梨子「・・・」ササッ

12: 2016/10/04(火) 18:32:16.48 ID:HRyp9SjV.net
千歌「りーこーちゃーん?」ゴゴゴッ

梨子「こ、ここに隠れていたのね千歌ちゃん!」

千歌「せっかく二人っきりで帰らせてあげようとしたのに何してるの!」

梨子「怒りたいのはこっちよ!どうしていきなり二人っきりにするの!心臓が止まるかと思ったじゃない!」

千歌「あ~~~~~~~!!イライライライライライライライラ!!」

千歌「もう梨子ちゃんなんて知らない!一人で勝手にヘタレとけばいいじゃん!」プンプンッ

梨子「ちょっと待って!千歌ちゃん見捨てないで!」

千歌「もう私は手伝ってあげないからね!」プンスカ

梨子「みかんあげるから!」

千歌「・・・」


千歌「やっぱりダメ!!」

14: 2016/10/04(火) 18:33:29.40 ID:HRyp9SjV.net
パート2 お悩み相談 果南さん


梨子「千歌ちゃん、ひどいと思いませんか?」

果南「いやぁ、まぁ・・・うん。それでどうして私のところに?」

梨子「果南さん、お願いします!私と曜ちゃんの仲を深めるお手伝いをしてください!」

果南「う~ん、困ったなぁ・・・まぁ、がんばってみるよ」

果南「じゃあちょっと待ってて。あっ、機材にはあんまり触っちゃダメだからね?」

梨子「はい!」

梨子「ふん、千歌ちゃんに頼んだのが間違いだったわ。最初から果南さんに相談すれば・・・」


千歌「ここにいるんですけどぉ~」


梨子「うわぁっ!?千歌ちゃん!?」

千歌「果南ちゃんに梨子ちゃんはヘタレでイライラするって相談してたんだよ~」

15: 2016/10/04(火) 18:34:28.40 ID:HRyp9SjV.net
梨子「へ、ヘタレなんかじゃないわよ!」

千歌「それとね・・・たぶん果南ちゃんは千歌より強引だと思うから」

梨子「へっ?」

千歌「後で泣いて謝ってきても私は助けてあげないからねぇ~♪」

梨子「も、もう千歌ちゃんには頼まないわよ!いきなり二人にするような千歌ちゃんには!」

果南「梨子、じゃあ行くよ」

梨子「行くってどこにですか?」

果南「船を用意しているから、とりあえず乗って」

果南「千歌も行く?」

千歌「ううん、ここでかき氷食べて待っとくよ~」

果南「そっか」

16: 2016/10/04(火) 18:35:59.29 ID:HRyp9SjV.net
船上


梨子「あの、果南さん。船でどこに行くんですか?」

果南「ん?ダイビングだよ。ちゃんとウェットスーツに着替えて潜る準備もしといてね」

梨子「は、はぁ・・・」

曜「遅くなってごめん!」

果南「ううん、いきなり呼び出してごめんね?」

曜「全然大丈夫!ってあれ?梨子ちゃんも一緒に潜るの?」

梨子「・・・」


梨子「!?!?!?!?!?!?」


果南「梨子が曜と一緒に潜りたいって言っていたからさ、二人で潜っておいでよ。私が操縦してあげるから」

17: 2016/10/04(火) 18:37:09.74 ID:HRyp9SjV.net
梨子「か、果南さん!?これは一体どういう!?//」

曜「梨子ちゃんはそんなに経験ないよね?じゃあ曜ちゃんがエスコートしてあげるよ!」

梨子「あ、あああの!やっぱり私地味だしこういうのは!」

果南「ダイビングに地味なんて関係ないよ。さっ、発進!」ゴォォ

曜「全速前進!ヨーソロー!」

梨子「あぁぁっ!そういえば今日お母さんと一緒にお買い物に行く約束があったんだった!」

曜「えっ?そうなの?」

梨子「ごめんなさい!そういうことで私はお先に・・・」

果南「いや、もう陸から離れちゃったし」

梨子「失礼しますっ!」ザバーン

19: 2016/10/04(火) 18:38:10.10 ID:HRyp9SjV.net
曜「梨子ちゃん!?」

果南「ちょっと梨子!何飛び込んでるの!戻って!」

梨子「ガボガボガボッ(無理無理!いきなり曜ちゃんと二人で潜るなんて絶対無理!)」バシャバシャ

曜「泳いで陸まで帰っちゃった・・・」

果南「・・・はぁ、ヘタレってこういうことなんだね」ヤレヤレ


千歌「おいし~」キーン

梨子「はぁっ!はぁっ!」ガシャン

千歌「うわぁっびっくりしたぁ!って梨子ちゃん!?」

梨子「千歌ちゃん、このウェットスーツ後で返しといて!それじゃあ!」ダダッ

千歌「えっ?えぇぇっ!?」

22: 2016/10/04(火) 18:46:54.69 ID:HRyp9SjV.net
パート3 お悩み相談 よっちゃん


梨子「っということなのよ」

善子「いや、いきなりそんなこと言われてもどうしたらいいのよ」

梨子「お願い!よっちゃんなら何とかできると思うの!」

善子「いやいや!ヨハネと曜先輩はそもそも接点ないし協力なんてできないって!」

梨子「よっちゃん・・・」ウルウル

善子「・・・!!わ、わかったから泣くのはやめなさいってリリー!」

梨子「ありがとう♪」

善子「う~ん、とは言ったものの、仲を深める方法かぁ・・・」

善子「・・・いや、あるじゃない!っていうか今のリリーとヨハネみたいにすればいいのよ!」

梨子「どういうことかな・・・?」

善子「だから、その・・・あだ名で呼んでみる・・・とか?」

24: 2016/10/04(火) 18:48:08.29 ID:HRyp9SjV.net
梨子「い、いきなりそんなの無理無理!絶対無理だよ!私が考えても地味なあだ名しか思いつかないし・・・」

善子「とりあえずその地味って言うのはやめたほうがいいと思うけど?」

梨子「でも、地味なものは地味だから地味って言ってもおかしくないと思うの・・・私って地味だよね?」

善子「・・・」イラッ

梨子「それで、曜ちゃんのあだ名ってどうしたらいいかな・・・」

梨子「はっ!でももし私があだ名で呼んでも向こうは変わらず梨子ちゃんだったらどうしよう・・・」

梨子「だって私、名前も地味だし・・・曜ちゃんもこんな地味な名前にあだ名なんてつけられないかも・・・」

善子「あーもううるさいわよジミー!」

梨子「ジミー!?ひどいよよっちゃん!確かに私は地味だけどぉ・・・うぅっ・・・」

善子「・・・帰るわ」スタスタ

梨子「あぁっ!うそ!ごめんよっちゃん見捨てないで!」

善子「もぅ・・・じゃあヨハネがあだ名考えてあげるから、それで頑張ってみなさい」

梨子「うん!」

25: 2016/10/04(火) 18:49:46.49 ID:HRyp9SjV.net
お昼休み テイク2


曜「今日も授業疲れたね~」

千歌「午後から眠っちゃいそうだよぉ・・・」

梨子「よ、よし・・・今こそ言うのよ私・・・」

千歌「梨子ちゃん?何か考え事してるの?」

梨子「ごめん千歌ちゃん、邪魔しないで」

千歌「ひどっ!?」

曜「梨子ちゃん、どうかしたの?」

梨子「リ・・・」

梨子「リトルデーモンよーそろちゃん!今日も授業お疲れさま!」

千歌「えぇっ・・・」

曜「えっと・・・それって私のこと?」

梨子「も、もちろんそうだけど・・・!」

曜「あ、あははっ・・・善子ちゃんめ、何やらおかしなことを吹き込んだな・・・」

梨子「どうしてよっちゃんの考えたあだ名ってわかったの!?」

26: 2016/10/04(火) 18:50:58.39 ID:HRyp9SjV.net
曜「いや、そりゃあわかるよ・・・ね、千歌ちゃん」

千歌「むしろ梨子ちゃんが考えたあだ名だったら怒ってたよ・・・」

梨子「よ、よっちゃん・・・この場合はどうしたらいいの・・・?」

曜「えっと・・・梨子ちゃん?できればその呼び方はちょっと・・・恥ずかしいからやめてもらってもいいかな?」

梨子「あっ・・・う、うん・・・」


1年生教室


梨子「・・・」ガララッ

善子「あっ、リリー。どう?上手くいった?」

梨子「・・・耳貸して」

善子「何・・・?」

梨子「すぅっ・・・・・・」


梨子「よっちゃんのバカァーーーーー!」


善子「うへはぁっ!?!?」

36: 2016/10/04(火) 19:13:07.28 ID:HRyp9SjV.net
パート4 お悩み相談 ダイヤさん


梨子「っということなんです。よっちゃんってひどいですよね?」

ダイヤ「・・・まぁ善子さんの話は置いておきましょう」

梨子「千歌ちゃんもひどいと思いませんか?いきなり見捨てるんですよ?」

ダイヤ「・・・ひとまず千歌さんのことも置いておきましょう」

梨子「果南さんもいきなり二人で潜らせようとするなんて・・・ひどいと思いませんか?」

ダイヤ「・・・なるほど、わかりましたわ。梨子さんに足りないものが」

梨子「私に足りないもの・・・?」

ダイヤ「そうやって、他人の親切心を無下に扱うところがいけないのだとわたくしは思いますわね」

梨子「そ、そういうつもりじゃ・・・」

ダイヤ「いいですか?その三人は全員、梨子さんのお役に立とうと思って協力をしてくれたのですよ?」

ダイヤ「それを失敗したからとうじうじうじうじ・・・それだから地味な性格になってしまうのですわ」

梨子「た、確かに私は地味ですけどぉ・・・うぅっ・・・」

ダイヤ「曜さんが地味な方をどう思っているのかは知りませんが、お近づきになりたいのなら相手に合わせるのが一番早いのです」

37: 2016/10/04(火) 19:14:32.87 ID:HRyp9SjV.net
梨子「ど、どういうことですか・・・?」

ダイヤ「つまり、あなたも曜さんを見習って明るく振る舞えばいいのですよ」

梨子「そ、そんなの無理ですよ!だって私、地味ですし・・・」

ダイヤ「はぁ・・・あなた、また地味と言いましたね?」

ダイヤ「そんなに自分に自信がないのですか?」

梨子「で、でも本当に私は地味で・・・」

ダイヤ「そう思うなら、地味な自分を好きになればいいのです」

梨子「地味な私を・・・?」

ダイヤ「そうですわ、梨子さんは地味なことをコンプレックスのように吐き出していますが」

ダイヤ「自分を好きになれないような方が、他人との恋を成熟できると思うのですか?」

38: 2016/10/04(火) 19:16:05.71 ID:HRyp9SjV.net
梨子「そ、それは・・・」

ダイヤ「わたくしがお手伝いしてあげます。ですからまずは、自分自身を好きになってください」

梨子「ダイヤさん・・・」

ダイヤ「自分を好きになれば、きっと変わりますよ。頑張ってくださいな」フフッ

梨子「ありがとうございます・・・!私、頑張ります!」

ダイヤ「では、さっそく曜さんをわたくしのお部屋にお呼びしましょう」

梨子「えっ?で、でもそれは・・・」

ダイヤ「梨子さん、変わるためには踏み出す一歩は必要です」

梨子「で、でもまずは・・・自分を好きになることから始めようと思いますし・・・」

39: 2016/10/04(火) 19:17:08.75 ID:HRyp9SjV.net
ダイヤ「ですから、そのための協力者として曜さんを呼ぶのですよ?」

ダイヤ「曜さんとお話ししているときの自分は好きですよね?」

梨子「そ、それはもちろんそうです・・・!」

ダイヤ「曜さんに褒められている自分が好きですよね?」

梨子「当たり前です!こんな地味な私を褒めてくれる曜ちゃんは、本当に素敵で・・・」

梨子「あれ・・・?そういえば私、地味なのに褒められてるときがあったような・・・?」

ダイヤ「ふふっ、少しずつ気づいてきたようですね。梨子さん自身のことに」

ダイヤ「さっ、これ以上は好きな人に刺激をもらった方が得るものは大きいでしょう」

梨子「はい・・・!それじゃあ曜ちゃんを呼んでください!」

41: 2016/10/04(火) 19:20:09.96 ID:HRyp9SjV.net
ダイヤのお部屋


曜「お邪魔します、ダイヤさんの部屋は初めてだから緊張するなぁ・・・」

ダイヤ「ふふっ、ごゆっくりくつろいでいってくださいな」

曜「あっ、梨子ちゃんもいたんだ!」

梨子「こ、こんにちは!よよ曜ちゃん!」

曜「何だか嬉しそうだね、まさかダイヤさんと何かあったの?」ニヤニヤ

ダイヤ「な、何もありませんわよ!//」

梨子「え、えっとね・・・曜ちゃん、ちょっといいかな?」

曜「ん?どうしたの?」

梨子「じつは私・・・」

ダイヤ(がんばってください、梨子さん)

梨子「自分のことがもっと好きになりたいの!」

42: 2016/10/04(火) 19:21:52.62 ID:HRyp9SjV.net
曜「えっ?」

梨子「私、地味だけど!地味な私もとっても可愛いと思うの!曜ちゃんもそう思うよね!?」

曜「へっ!?あっ、うん!もちろん梨子ちゃんは可愛いよ!」

梨子「もっと褒めるところが私にはたくさんあると思うの!曜ちゃん、私の褒めれるところ、何かないかな?」

曜「え、えぇっと・・・うん?」

ダイヤ「梨子さん!微妙に違いますわよ!それではただのナルシストではありませんか!」

梨子(ナルシストって何だろう?・・・褒め言葉なのかな?よぅしっ!)


梨子「ねぇねぇ曜ちゃん!私ってね、とってもナルシストなの!」


ダイヤ「はぁぁっ!?」

44: 2016/10/04(火) 19:23:21.40 ID:HRyp9SjV.net
曜「あっ、そうなんだ・・・あははっ」ドンビキ

梨子「曜ちゃん、私のナルシストなところって・・・褒めてもらえるかな?//」

曜「あーうん・・・えっと、梨子ちゃんのそういうところ、好き・・・かな・・・あははっ」

梨子「・・・//」

曜「ご、ごめん!やっぱり今日は帰るね!じゃあまた明日!」ビューン

梨子「あっ、曜ちゃん!?ばいばい♪」

ダイヤ「・・・」

梨子「ダイヤさん、どうでしたか?」

ダイヤ「・・・ですわ」ボソッ

梨子「ダイヤさん・・・?」


ダイヤ「ぶっぶーーーーーーーですわ!!!!!!」

48: 2016/10/04(火) 19:48:43.03 ID:HRyp9SjV.net
パート5 お悩み相談 鞠莉さん


梨子「鞠莉さん、何とかしてください!」

鞠莉「って言われても、マリーも曜のことはいまいちわからないのよねぇ」

梨子「お願いします、もう鞠莉さんしか頼れる人がいなくて・・・」

鞠莉「う~ん、そこまで言われたら仕方ないわ!任せなさいりこっち!」

梨子「ありがとうございます!」

鞠莉「ストレートゥに聞くけど、りこっちは曜とどこまでやりたいの?」

梨子「えっと、それは・・・//」

鞠莉「まずはゴールを見据えるのが大事。そうでしょ?パパッと言っちゃいなさい☆」

梨子「て、手をつないで歩きたい・・・です//」

鞠莉「なるほどなるほど・・・」

鞠莉「だったら無理やりそういうシチュエーションをクリエイトすればいいのでぇす!」

梨子「クリエイト・・・作るってことですか?」

鞠莉「イエス!手をつなげれば満足なのよね?」

梨子「手をつないで、歩ければ満足です・・・//」

鞠莉「わかったわ、じゃあ明日の朝ここに集合よ!時間厳守で☆」

梨子「は、はい・・・!」

49: 2016/10/04(火) 19:53:36.98 ID:HRyp9SjV.net
登校時間 路上


鞠莉「チャオ~☆」

梨子「おはようございます!」

鞠莉「ちゃんと時間通りにきて偉いわね!」

梨子「それで・・・一体何をするんですか?」

鞠莉「ん~っとね、まずは手をつなぐ練習!」

梨子「練習・・・?」

鞠莉「イエス!私となら手をつないでも大丈夫でしょ?」

梨子「まぁ、そうですが・・・」

鞠莉「じゃあ・・・はい」

梨子「あっ、はい・・・」ギュッ

鞠莉「うんうん、ちゃんとしっかり手をつないでいてね」

梨子「あ、あの~もしかして、このまま登校するんですか?」

鞠莉「大丈夫!人込みのところまできたら練習は終わるから恥ずかしがる必要はないわ!」

梨子「わかりました・・・」

50: 2016/10/04(火) 19:54:45.68 ID:HRyp9SjV.net
鞠莉「あっ、ちょっと服がはだけそう//」

梨子「えぇっ!?な、なにしてるんですか!//」

鞠莉「ごめん、ちょっと服直すから手離していいかしら?」

梨子「それは大丈夫ですけど・・・」パッ

鞠莉「じゃあちょっと目をつむってて・・・恥ずかしいわ//」

梨子「わ、わかりました!//」目つむり

鞠莉「あ、あと・・・服のこすれる音とかも恥ずかしいから・・・耳も塞いでいてね//」

梨子「えっ?・・・えっと、遠くに行っておきましょうか?」

鞠莉「ノーノー!一人になると寂しくて死んじゃうわ!そこで待ってて☆」

梨子「それじゃあ・・・目と耳をふさいでおけばいいんですね?」

鞠莉「そうよ、絶対に見たり聞いたりしたらダメよ//」タタッ

梨子「はい・・・//」

51: 2016/10/04(火) 19:56:03.09 ID:HRyp9SjV.net
鞠莉「こっちこっち・・・」ボソッ

曜「ど、どうしたんですか。いきなり電話で呼ばれてびっくりしましたよ」ボソボソッ

鞠莉「シッー・・・しゃべらないで」

曜「・・・?」

鞠莉「あそこに梨子がいるから、無言で手をつないで」ボソッ

曜「・・・」コクリ

鞠莉「りこっち、まだ目はあけないでね?//」

梨子「わかりました・・・」

鞠莉「目はあけちゃダメだけど、耳はもういいから・・・はい、目をつむったまま練習開始よ!」

曜「・・・」ギュッ

梨子「目をつむったまま歩くのは怖いですよ!?」ギュッ

鞠莉「大丈夫、ちょっとだけだから。はい、前に歩いてみて?」

梨子「ほ、本当に大丈夫ですか?」テクテク

曜「・・・」テクテク

53: 2016/10/04(火) 19:57:53.91 ID:HRyp9SjV.net
鞠莉「もう少し歩いて大丈夫よ!」

梨子「それより、どうして目はあけたらダメなんですか?」テクテク

曜「・・・?」テクテク

鞠莉「ふふっ、じゃありこっち。目をあけていいわよ♪」

梨子「ふぅっ・・・目を閉じながら歩くのはこわ・・・えっ?」ギュッテクテク

曜「おはよう、梨子ちゃん♪」ギュッテクテク

梨子「よ、よよ曜ちゃん!?///えっ、えぇっ!?//」

梨子「ど、どうして曜ちゃんがここに!?//」

曜「いやぁ、鞠莉ちゃんに呼ばれて、梨子ちゃんと手をつないで歩いてってお願いされたんだ」

梨子「~~~~///」手離し

鞠莉「りこっち、願望が叶ってよかったじゃない♪」

曜「願望?」


梨子「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!////」ダダダッ


曜「梨子ちゃん!?ちょっ、はやっ!?」

鞠莉「せっかくだからもう少し楽しめばよかったのに・・・♪」

56: 2016/10/04(火) 20:13:09.64 ID:HRyp9SjV.net
パート6 お悩み相談 ルビィちゃん


梨子「ルビィちゃん、お願い・・・!」

ルビィ「うゅ・・・ルビィにはそういうの無理ですよぉ・・・」

梨子「何でもいいから!何か方法がないかな?」

ルビィ「そ、そう言われましても・・・ふゅぅ・・・」

ルビィ「あっ、曜ちゃんにプレゼントを贈るっていうのはどうですかぁ?」

梨子「なるほど、それはいいかもしれないわね・・・!」

ルビィ「問題は何を贈るかですけど・・・」

梨子「曜ちゃんがもらって喜びそうなもの・・・」

ルビィ「ルビィなら、アイスやお菓子がもらえたら嬉しいかな・・・えへへっ♪」

梨子「・・・わかった、ルビィちゃんを信じるわ!」

ルビィ「ピギッ!?」

梨子「ありがとうルビィちゃん!」ダッ

ルビィ「あっ・・・行っちゃった・・・」

58: 2016/10/04(火) 20:14:33.45 ID:HRyp9SjV.net
お昼休み 中庭


梨子「よ、よよ曜ちゃん!じつはね、今日は曜ちゃんにプレゼントを渡そうと思ったの//」

曜「えっ、私に?やったぁ♪何かな何かな♪」

ルビィ「気になったのでついてきてみました・・・」コソコソ

梨子「アイス・・・なんだけど、曜ちゃんのお口に合うと嬉しいな・・・//」

曜「おっ!梨子ちゃんさっすがだねぇ!曜ちゃんこれが食べたかったんだぁ♪」

梨子「よ、よかった・・・!地味な私が選んだから不安だったけど・・・!」

曜「全然嬉しいよ!じゃあいただきまーす♪」パカッ

ルビィ「うゅっ・・・?」コソコソ

梨子「あっ・・・」

59: 2016/10/04(火) 20:15:54.19 ID:HRyp9SjV.net
曜「・・・まぁ、今日は暑いから仕方ないよね!」

ルビィ(と、溶けています・・・ドロドロに)

梨子「ご、ごめんなさい・・・!ずっとカバンに入れていたから、えっと・・・」

曜「・・・」パクッ

梨子「曜ちゃん・・・!?」

曜「うん、美味しいよ!溶けていても梨子ちゃんがプレゼントしてくれたってだけで美味しい!」

梨子「曜ちゃん・・・ありがとう//」


曜「じゃあ・・・はい!梨子ちゃんも一緒に食べよ?」アーン


梨子「えっ!?///」ドキドキ

60: 2016/10/04(火) 20:17:18.24 ID:HRyp9SjV.net
曜「口開けて?食べさせてあげるから♪」

梨子「あっ、あぁぁっ・・・///」

ルビィ(うゅゅっ!すごいよ梨子ちゃん!上手くチャンスを引き出した梨子ちゃんの勝利です!)

曜「アーン・・・♪」

梨子「と、ととと・・・////」


梨子「溶けているアイスは食べたくないかな!!//ご、ごめん!//」ダダッ


ルビィ(えぇぇっ!?)

曜「ちょっ、梨子ちゃん!?行っちゃった・・・」

曜「自分がくれたアイスなのに・・・変な梨子ちゃん」

ルビィ(こ、これがヘタレって言われ続けてきた梨子ちゃんの正体だったんだ・・・ガッカリ)

61: 2016/10/04(火) 20:36:58.23 ID:HRyp9SjV.net
パート7 お悩み相談 花丸ちゃん


梨子「・・・」

花丸「ずらぁ・・・」

梨子「どうしたらいい・・・かな?」

花丸「えっと・・・オラに聞くのがそもそもの間違いなんじゃ・・・」

梨子「で、でももういないの!花丸ちゃん以外に頼れる人が!」

花丸「消去法で選ばれても困るずら~」

梨子「何でもいいから!お願い花丸ちゃん!」

花丸「う~ん・・・あっ、だったら教えてもらうのはどうですか?」

梨子「教えてもらう?」

花丸「そうずら!例えば・・・」

花丸「水泳を指導してもらうとか!」

梨子「無理無理!絶対無理よ!」

花丸「何でずら!?」

梨子「だ、だって曜ちゃんに私の地味な身体を見せるのなんて絶対無理だから!//」

花丸「えぇっ・・・」

梨子「そもそも曜ちゃんと二人っきりになるのは厳しいかもしれないわ・・・//」

花丸「それじゃあ・・・マルが教えてもらっているところを、梨子ちゃんも一緒に教えるとか?」

梨子「どういうことかな?」

花丸「つまり、こういうことずら!」

62: 2016/10/04(火) 20:38:18.73 ID:HRyp9SjV.net
放課後、パソコン室


花丸「二人とも、マルのためにわざわざありがとうございます」

曜「いいっていいって!可愛い後輩ちゃんを指導するのも先輩の役目だからね♪」

曜「じゃあ基本的なことは梨子ちゃんが教えてあげて?私はソフトの使い方とか教えるから♪」

梨子「わ、わかったわ!」

梨子「すごいよ花丸ちゃん!これよ!私が望んでいた展開は!」ボソッ

花丸「ふふん、オラだってたまには頭が回るずら♪」

梨子「私、花丸ちゃんに相談して本当によかった!ありがとう!」

花丸「お礼はいいずらよ」

花丸「さっ、後はスキをみてじっくり曜ちゃんと交流すればいいずら。自分のペースでね♪」

梨子「うん!」

曜「梨子ちゃん、大丈夫そう?」

梨子「へっ!?う、うん!今のところは大丈夫かな!」

63: 2016/10/04(火) 20:40:10.80 ID:HRyp9SjV.net
曜「あっ、ちなみに花丸ちゃん。ここはこーして・・・」テクテク

梨子「・・・」

梨子(曜ちゃんの髪・・・良い匂いがしそう・・・//)

梨子(ちょっとぐらい・・・嗅いでもいいよね・・・//)ソローリ


ガララッ


梨子「うわぁっ!?」ビクッ

花丸「扉が豪快に開いたずら!?」

梨子「わわっ!」ヨロヨロ

曜「ちょっ、梨子ちゃん驚きすぎ!大丈夫!?」

梨子「きゃっ!」ムニュ

善子「どーして堕天使ヨハネが掃除なんてしなくちゃいけないのよー!」

ルビィ「仕方ないよ、掃除当番なんだから」

64: 2016/10/04(火) 20:43:17.71 ID:HRyp9SjV.net
梨子「も、もぅ・・・いきなり扉開けないでよ!よっちゃん!」ムニュムニュ

花丸「あ、あの・・・」

善子「リリー?前見たほうがいいと思うけど・・・」

梨子「へっ・・・?」ムニュッ


曜「り、りこちゃ~ん・・・どこ触ってるのかなぁ・・・//」


梨子「あっ・・・あぁっ・・・///」ムニュッ


梨子「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!///////」ドンガラガッシャーン


花丸「がんばれ梨子ちゃん。負けるな梨子ちゃん。」


おわり(こちゃん)

83: 2016/10/08(土) 23:22:57.47
おまけ


梨子「ね、ねぇ・・・やっぱり謝ったほうがいいよね?」

千歌「あれ~?梨子ちゃんはもう千歌には相談しないって言ったよね?」

梨子「そんなこと言ってないわよ!」

千歌「いや言ったよ!?」

梨子「ごめんね千歌ちゃん。やっぱり私には千歌ちゃんの助けが必要なの・・・」

千歌「もう~仕方ないなぁ~・・・っで、何をそんなに困っているの~?」

梨子「その・・・昨日曜ちゃんのむ・・・胸を触っちゃって・・・//」

84: 2016/10/08(土) 23:26:16.66
千歌「おぉっ、梨子ちゃんもやっとヘタレを卒業したんだね!」

梨子「ち、ちがうの!あれは事故というか・・・」

千歌「触れてよかったね♪」

梨子「でもやっぱり、謝らないといけないかなって・・・でも何て謝ればいいのかわかんなくて!」

梨子「お願い千歌ちゃん!力を貸して!」

千歌「曜ちゃんは別に気にしていないと思うけど」

梨子「いいえ、きっと今頃私のことを、地味で気持ちの悪い女って思ってるに違いないわよ・・・」

85: 2016/10/08(土) 23:26:56.72
千歌「また地味って言ってる・・・そんなんだからいつまでたっても振り向いてもらえないんだよ?」

梨子「とにかく、あれは事故で触っちゃったからごめんってちゃんと謝りたいの!」

千歌「じゃあ謝れば?曜ちゃんならたぶん部室にいると思うけど」

梨子「一緒に来て!」

千歌「えぇっ~?めんどうだなぁ・・・」

梨子「お願い!」

千歌「はいはい・・・」

86: 2016/10/08(土) 23:27:28.90
~部室~

曜「あれ?二人ともどうしたの?」

千歌「やっほー!曜ちゃんの衣装作りしているところを見てみたいなーって思って♪」

曜「うん、いいよ!って言っても、今はアイデアを考えていたところだけどね」

梨子「あ、あああのよよ曜ちゃん!//」

曜「ん?どうしたの梨子ちゃん?」

梨子「あのね?えっと・・・千歌ちゃん!」

千歌「ほぇっ?」

梨子「ほらっ、あれよ千歌ちゃん!」

87: 2016/10/08(土) 23:27:59.19
千歌「あー・・・はぁっ・・・」

曜「千歌ちゃん、随分大きなため息だね」

千歌「あぁっ、ごめんごめん。気にしないでぇ?」

曜「悩みがあるならいつでも聞くからね!」

千歌「うん、ありがと~」

梨子「千歌ちゃん!お願い・・・//」

千歌「もぅ~自分で言えばいいのに・・・」

曜「何が?」

千歌「あのね曜ちゃん。梨子ちゃんが昨日のことごめんって謝りたいらしいよ」

88: 2016/10/08(土) 23:28:28.37
曜「昨日のこと?何かあったかな?」

千歌「梨子ちゃんが曜ちゃんのおっ〇〇触っちゃったこと気にしてるらしいよぉ~」

梨子「え、えっと!//あれは事故でその・・・//」

曜「あぁっ、なぁんだそんなこと気にしてたんだ!」

梨子「ご、ごめんね・・・?//」ボソボソッ

曜「いいよいいよ!私は全然気にしていないからさっ♪」

千歌「だから言ったのに~曜ちゃんはそういうこと気にしないって」

梨子「そ、それならよかった・・・かな//」

曜「おやおや?梨子ちゃんはまだ納得してないみたいですな?」

89: 2016/10/08(土) 23:28:55.50
梨子「だって、あんなことしちゃうなんていくら事故でもさすがに・・・」

曜「う~ん・・・じゃあ・・・」

曜「えいっ!」ムニュッ

梨子「へっ!?きゃぁぁっ!?//」

曜「はい!私も梨子ちゃんの胸を揉んだことだし、これでお互い様ってことにしようよ!」

梨子「あっ・・・あっ・・・///」

梨子「っ~~~~~~//////」ダダッ

曜「あれ!?梨子ちゃん!?おーい!」

千歌「曜ちゃん、もうちょっと梨子ちゃんにはデリケートに接してあげたほうがいいと思う」

曜「え?私、変なことしたかなぁ・・・」

90: 2016/10/08(土) 23:29:48.29
~空き教室~

梨子「ねぇ・・・ルビィちゃん。私の胸って地味だよね・・・?」

ルビィ「え、えぇっと・・・」

梨子「よっちゃんも思うよね?私の胸が地味だって・・・」

善子「・・・ねぇ、ヨハネとルビィにそれ言うのって嫌味?」

梨子「うぅっ・・・曜ちゃんに私の胸が地味だってばれたに違いないわ・・・もう無理よ・・・」

善子「ルビィ、帰るわよ」スタスタ

ルビィ「あっ、待ってぇ~善子ちゃん!」ダダッ

梨子「二人とも待って!見捨てないで!」

91: 2016/10/08(土) 23:30:23.00
梨子「・・・」ポツーン

梨子「・・・」

梨子「はぁっ・・・」トボトボ

千歌「そもそも一年生に相談するのってどうなの?」

梨子「うわぁっ!千歌ちゃん!?いつの間にいたの!?」

千歌「まぁ・・・ヘタレの梨子ちゃん見るとすっごくイライラするけど・・・」

千歌「千歌が協力してあげるからもう少し頑張ってみよっ?」

梨子「千歌ちゃん・・・!」ウルウル

千歌「地味な子と幼馴染を結ぶために私もがんばるよ!」

梨子「ありがとう!」

92: 2016/10/08(土) 23:30:46.35
千歌「あっ、ちなみに今のは地味とおさなな”じみ”をかけたんだよぉ♪」

梨子「・・・」

千歌「・・・あれ?」

梨子「はぁ~~~」

千歌「えぇ~!?そんなに大きなため息つかなくてもいいじゃん!」

梨子「やっぱり一人で頑張ろうかな」

千歌「あっ、そう。じゃあ一人で頑張ってね」スタスタ

梨子「わぁぁっ!嘘だから見捨てないで~!」

93: 2016/10/08(土) 23:31:20.28
一方その頃、曜ちゃんは


曜「ん~~こうかな?」ムニュムニュ

果南「・・・何してるの」

曜「じつはさ、千歌ちゃんにもっとデリケートに接しろって怒られちゃって・・・」

曜「だからデリケートに胸を触る練習だよ!」ムニュッ

果南「曜、そろそろやめないと訴えるよ?」

94: 2016/10/08(土) 23:32:07.11
梨子(結局一人になっちゃった・・・)トボトボ

梨子(あれ?あそこにいるのは曜ちゃんと果南さん・・・?)

梨子「・・・!?」

花丸「あっ、梨子ちゃん!こんにち・・・ずら?」

梨子「よ、曜ちゃんが果南さんのむ、胸を・・・///」

梨子「そ、そんなの・・・・・・・」

梨子「いやぁぁぁぁぁぁ!/////」ドンガラガッシャーン

花丸「がんばれ梨子ちゃん。負けるな梨子ちゃん。」


おわり(こちゃん)

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1475572904/

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