1: 2014/03/04(火) 16:28:38.02 ID:5bimCZMJ0
4: 2014/03/04(火) 16:59:51.37 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「お姉ちゃん、相談したいことがあるの」
絵里「?言ってみて?」
亜里沙「・・・亜里沙がレズだっていうのは、この前打ち明けたでしょ?」
絵里「ええ。聞いたわ」
亜里沙「そ、それでね・・・」
亜里沙「亜里沙、海未さんのことが好きなんだ」
絵里「・・・(やっぱりね)」
7: 2014/03/04(火) 17:07:39.05 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「それで、お姉ちゃんは海未さんがレズかどうか知ってるかな―って思って」
絵里「え、えーっと・・・ごめんなさい、知らないわ」
亜里沙「そ、そうだよね」シュン
絵里「あ、でも!明日、海未に直接聞いてみるわ」
亜里沙「え?いいの?」
絵里「ちょっと難しいかもしれないけど、亜里沙のためだもの。大丈夫よ」
亜里沙「お姉ちゃん・・・!ありがとう!」
絵里「まかせなさいっ」
8: 2014/03/04(火) 17:22:29.70 ID:5bimCZMJ0
翌日、練習が終わって・・・
絵里「ごめんね、急に呼び出しちゃって」
海未「いえ、いいんです。それより、2人で話したいことというのは?」
絵里「!そ、それはね・・・」
絵里(しまった!さりげなく聞き出す方法を考えてなかった!どうしたら・・・)
海未「・・・絵里?」
絵里「え、えーっとー・・・」
絵里(ええい!こうなったらもう直球で!)
絵里「うううう海未は、同性愛、とか、興味あるの!?」
海未「は、はい??」
10: 2014/03/04(火) 17:36:45.57 ID:5bimCZMJ0
海未「い、いきなり何を言い出すんですかっ!」
絵里「だから、あなたが、その、レズかどうかが知りたいって言ってるのよ。」
絵里「で、どうなの?」
海未「・・・わたしは・・・」
海未「レズ、ではありません」
絵里「・・・そうよね」
海未「・・・あの、もういいですか?帰っても」
絵里「え、ええ!明日は休みだから、また来週ね」
海未「はい!ごきげんよう」
絵里「・・・」
14: 2014/03/04(火) 17:55:57.77 ID:5bimCZMJ0
絢瀬宅
亜里沙「・・・じゃあ海未さんは・・・」
絵里「ええ、そういうことよ」
亜里沙「・・・・・・」
絵里「あ、亜里沙、大丈
亜里沙「亜里沙、今日はもう寝るね!おやすみ!」ダッ
絵里「あ・・・・」バタン
絵里「・・・・・そりゃ落ち込むわよね・・・・・」
15: 2014/03/04(火) 18:01:56.35 ID:5bimCZMJ0
翌日、商店街
亜里沙「・・・はあ」
亜里沙(気分をよくするためになんとなくここに来てみたけど)
亜里沙(やっぱりショックだったなあ・・・)
亜里沙「海未さん・・・・」
亜里沙「・・・・・はあ」
海未「・・・亜里沙?」
亜里沙「・・・・えっ?」
海未「ああ、やっぱり亜里沙でしたか」
亜里沙「」
海未「どうしたのですか?ため息なんか・・・・って」
亜里沙「」フラッ
海未「!危ない!!」
ドサッ
16: 2014/03/04(火) 18:13:34.42 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「・・・・う、うーん・・・・」
海未「亜里沙!気が付きましたか?」
亜里沙「えっ?海未さん!?」ガバッ
亜里沙「わ、わたし、いったい・・・・・」
海未「急に気を失って、倒れそうになったんです。
それで、救急車を呼ぼうかと思ったんですが・・・大丈夫ですか?」
亜里沙「は、はい!平気です!
それより・・・海未さんが助けてくれたんですよね?」
海未「はい。と、いっても体を支えただけなのですが」
亜里沙「ごめんなさい!迷惑をかけてしまって・・・・」
海未「そんな、迷惑だなんて思っていませんよ。
亜里沙が無事で何よりです」ニコッ
亜里沙「海未さん・・・///」
17: 2014/03/04(火) 18:28:27.06 ID:5bimCZMJ0
亜里沙(海未さん、かっこいいなあ・・・)
亜里沙(わたし、やっぱり海未さんが・・・・)
亜里沙(・・・・でも海未さんはレズじゃないし・・・・)
海未「あの・・・・亜里沙?」
亜里沙「!は、はいっ!」
海未「本当に大丈夫ですか?またぼーっとしていたみたいですが」
亜里沙「だ、大丈夫です!ちょっと考え事してただけなので・・・・」
海未「そうですか・・・・ならいいのですが」
亜里沙「・・・あ、そうだ!お礼をしたいので、これからお昼ご飯を食べにいきませんか?」
海未「いいですけど、お金は私が払いますからね?」
亜里沙「えーそこはおごらせてくださいよー」ブー
海未「ふふっ。分かりました。そこまで言うならご厚意にあずかりますね」
亜里沙「は、はい!」
亜里沙(海未さんが笑った・・・かわいい///)
19: 2014/03/04(火) 18:34:01.24 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「着きました!ここです!」カランカラン
海未「おお、きれいなお店ですね」
店員「2名様ですね、こちらへどうぞ」
亜里沙「この前、雪穂ちゃんと来たんですけど、ここのナポリタンおいしいんですよ」
海未「そうなんですか。じゃあ私もナポリタンにします」
亜里沙「わかりました!」ピンポーン
店員「ご注文をどうぞ」
亜里沙「ナポリタンを2つください」
店員「ナポリタンを2つですね。かしこまりました」
20: 2014/03/04(火) 18:41:27.84 ID:5bimCZMJ0
海未「ふう。おいしかったですね」
亜里沙「はい!亜里沙、おなかいっぱいです」
海未「それでは、行きましょうか」
亜里沙「はい!お金払ってきます・・・ってあれ?伝票がない・・・」
海未「ああ。お金なら私が払っておきましたよ」
亜里沙「え、ええ!?もしかして、亜里沙がトイレに行ってる間に?」
海未「はい。おいしいお店を紹介してくれたお礼ですので、気にしないでください」ニコッ
亜里沙「ハラショー・・・・」
海未「さて、これからどうしますか?」
亜里沙「え?えーっと・・・・」
海未「・・・・亜里沙さえよければ、いっしょに服を見に行きませんか?」
亜里沙「は、はい!いいですよ」
21: 2014/03/04(火) 18:47:21.53 ID:5bimCZMJ0
海未「これはどうですか?」
亜里沙「わあっ!とっても似合います!」
海未「・・・・あの、亜里沙」
亜里沙「はい?」
海未「さきほどからそれしか言ってませんが、本当に似合ってるんでしょうか・・・」
亜里沙「もちろんですよ!だって海未さん、きれいだから何でも似合うし・・・・」
海未「そ、そんなこと言わないでください・・・///」
亜里沙(照れてる海未さんもかわいいなあ・・・)
22: 2014/03/04(火) 18:52:33.80 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「あ!でも、これも合わせるとすごくかわいいかも!」
海未「・・・おお、確かにいい感じですね」
亜里沙「あと、これをこれに替えてみてくださいっ」
海未「わかりました」
海未「どうですか?」
亜里沙「わあっ!こっちも似合いますねー!じゃあ次はこれを・・・」
海未(あ、遊んでますね・・・私で)
海未(・・・楽しいからいいのですが)
24: 2014/03/04(火) 18:57:35.03 ID:5bimCZMJ0
海未「予定より多く買ってしまいました・・・」
亜里沙「ご、ごめんなさい・・・」
海未「いえ、亜里沙が謝ることでは・・・
それより、亜里沙は何か買わないのですか?」
亜里沙「うーん、亜里沙は特に・・・・あ!」
海未「?」
亜里沙「ちょっと、アイドルショップまで行ってもいいですか?」
海未「はい、いいですよ」
25: 2014/03/04(火) 18:59:30.42 ID:5bimCZMJ0
見てくれてる方ありがとうございます!
27: 2014/03/04(火) 19:05:53.55 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「えーっと・・・あ、あった!」
海未「そ、それは・・・・?」
亜里沙「μ'sのポスターですっ!」
海未「・・・なぜこんなものが・・・」
亜里沙「じゃあ亜里沙、買ってきますね!」ダッ
海未「・・・私たちもそれなりに有名になったということですよね・・・」
にこ「その通りよ!」バン
花陽「その通りです!」ババン
穂乃果「その通りだよ海未ちゃん!」バババン
海未「ええ!?なんであなたたちが!?」
28: 2014/03/04(火) 19:14:29.94 ID:5bimCZMJ0
にこ「穂乃果のアイドルに対する知識を花陽と2人で深めようと思ってね」
花陽「穂乃果ちゃんはアイドルを知らなすぎます!」
穂乃果「うう・・・がんばります」
海未「にこと花陽がすごすぎるだけだと思うのですが・・・」
亜里沙「海未さーん!お待たせしました・・・って」
花陽「あ、亜里沙ちゃん。久しぶり」
亜里沙「お久しぶりです!みなさん!」
穂乃果「海未ちゃん、亜里沙ちゃんとデートしてたんだ!」
海未「えっ」
亜里沙「」
29: 2014/03/04(火) 19:24:04.81 ID:5bimCZMJ0
にこ「なんですって!アイドルが恋愛なんて例え女の子どうしでもダメなんだから!」
海未「ち、違いま
亜里沙「デートなんかじゃありません!!」
穂乃果「へっ?」
海未「・・・あ、亜里沙?」
亜里沙「これは・・・デートじゃ・・・!」ダッ
海未「ちょ、ちょっと亜里沙!待ってください!」ダッ
花陽「行っちゃった・・・」
にこ「ど、どうしたの?あの2人」
穂乃果「さあ・・・穂乃果は本当にデートかと思ったんだけど・・・違ったのかな」
にこ「いやいや、女の子どうしよ?」
穂乃果「あ、そ、そうだよね・・・あははは」
にこ「?」
穂乃果(でも、海未ちゃんは・・・)
31: 2014/03/04(火) 19:33:28.52 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「はあ、はあ・・・」
亜里沙(わたし、バカだなあ・・・)
亜里沙(最初はただお礼がしたかっただけなのに)
亜里沙(途中から、デートみたいだなあとか思って)
亜里沙(海未さんが私なんか興味ないことも忘れて・・・)
亜里沙(1人で勝手に、浮かれてた・・・)
亜里沙「うう・・・どうして、こんな・・・!」ポロポロ
海未「亜里沙!」ガシッ
亜里沙「!!」
海未「やっと追いつきました・・・!どうして急に走ったり・・・」
亜里沙「海未、さん・・・」グス
海未「・・・どうして、泣いているんです?」
32: 2014/03/04(火) 19:38:41.93 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「う、海未さんには、関係ないんです・・・!
放っておいてくださいっ!」
海未「放っておけるわけないでしょう!!」
亜里沙「え・・・?」ビク
海未「亜里沙が泣いているのに・・・放っておけるはずがありません」
亜里沙「・・・・!」ポロポロ
38: 2014/03/04(火) 20:29:47.21 ID:5bimCZMJ0
海未「さあ、話してくれますね?どうして今、こんなことになっているのか」
亜里沙「・・・・・」
海未「穂乃果たちが気に障るようなことを言ったのですか?」
亜里沙「・・・違います」
海未「じゃあ、どうして」
亜里沙「・・・海未さんはレズじゃないんでしょう?」
海未「えっ?」
亜里沙「お姉ちゃんに頼んだんです。海未さんがレズかどうか聞いてほしいって」
海未「あ・・・・」
亜里沙「気持ち悪いですよね。そんなことを頼むなんて」
亜里沙「わたし、海未さんのことが好きなんです。
はじめて見たときからずっと」ポロポロ
39: 2014/03/04(火) 20:31:08.00 ID:5bimCZMJ0
海未「さあ、話してくれますね?どうして今、こんなことになっているのか」
亜里沙「・・・・・」
海未「穂乃果たちが気に障るようなことを言ったのですか?」
亜里沙「・・・違います」
海未「じゃあ、どうして」
亜里沙「・・・海未さんはレズじゃないんでしょう?」
海未「えっ?」
亜里沙「お姉ちゃんに頼んだんです。海未さんがレズかどうか聞いてほしいって」
海未「あ・・・・」
亜里沙「気持ち悪いですよね。そんなことを頼むなんて」
亜里沙「わたし、海未さんのことが好きなんです。
はじめて見たときからずっと」ポロポロ
40: 2014/03/04(火) 20:32:36.64 ID:5bimCZMJ0
あ なんか同じのが2つあるけど気にしないでください
41: 2014/03/04(火) 20:38:34.65 ID:5bimCZMJ0
亜里沙(さようなら・・・海未さん)
ギュッ
亜里沙「・・・え?」
海未「・・・・・」
亜里沙(う、海未さんに抱き付かれてる!?///)
海未「亜里沙・・・まさか同じ気持ちだとは思いませんでした・・・」
亜里沙「え・・・今なんて・・・」
海未「私もあなたが好きです。どうか、付き合ってください///」
亜里沙「え
ええええええええええええ!!?」
43: 2014/03/04(火) 20:45:57.69 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「で、でも、海未さんはレズじゃないって・・・」
海未「だって、絵里に言えるわけないでしょう?
私はレズで、亜里沙のことが好きだなんて・・・」
亜里沙「そ、そんな・・・」ヘナヘナ
海未「まあ、余計な心配だったようですけど・・・あ、亜里s
亜里沙「海未さんのバカーーーーーー!!」ダキッ
海未「!!ちょっと!急に抱き付かないでください!///」
亜里沙「どの口が言うんですか!まったく!」ギュー
海未「す、すいません・・・」ヨシヨシ
44: 2014/03/04(火) 20:53:28.12 ID:5bimCZMJ0
亜里沙「・・・・」
海未「・・・亜里沙」
亜里沙「なんですか?」
海未「そろそろ離れてほしいんですけど・・・周りの人もけっこう見てますし」
亜里沙「嫌ですっ」ギュー
海未「う、うう///」
亜里沙「・・・・海未さん」
海未「はい?」
亜里沙「これからもよろしくお願いしますね///」
海未「・・・・こちらこそ///」
45: 2014/03/04(火) 21:05:39.65 ID:5bimCZMJ0
ありうみがアイドルショップを出てから後を追っていた3人は・・・
にこ「な、何よ!あの2人、ガチじゃないのよ!」
花陽「うわあ・・・・すごい///」
穂乃果「海未ちゃん・・・本当によかったねえ」グス
にこ「穂乃果・・・あんたもしかして知ってたの?」
穂乃果「え?な、何のことかな」
にこ「海未は亜里沙ちゃんのことが好きだってことよ」
穂乃果「う・・・うん。私とことりちゃんが相談に乗ってたから」
花陽「シッテタノオ!?」
46: 2014/03/04(火) 21:16:33.30 ID:5bimCZMJ0
にこ「まったく・・・アイドルの自覚が足りないったらありゃしないわ」
穂乃果「で、でも・・・あの2人に恋愛しちゃダメだなんて・・・」
花陽「言えるわけないです」
にこ「そ、そうね・・・これは部長のにこも許さざるを得ないようね」
穂乃果「じゃあ、海未ちゃんたちは付き合っててもいいよね、にこちゃん!」
にこ「で、でも!あんたたちはそういうのダメなんだからねっ!!」
穂乃果「えー穂乃果も恋したいよー」ブー
花陽「う、海未ちゃんたちだけっていうのは、ズルいと思いますっ!」
にこ「うぐっ・・・海未ぃ・・・責任とりなさいよねぇ・・・!」
穂乃果「に、にこちゃん・・・目が怖いよ」
こうしてアイドル研究部は恋愛OKとなったのであった。
おわり
49: 2014/03/04(火) 21:27:57.43 ID:5bimCZMJ0
最後までお付き合いくださった方々ありがとうございました!
51: 2014/03/04(火) 21:32:21.14 ID:JP7lQqxS0
乙!
実にハラショーなSSだった
実にハラショーなSSだった
54: 2014/03/05(水) 00:54:21.43 ID:rk1y0qdOo
うみたそが口りコンという風潮
55: 2014/03/05(水) 18:28:08.02 ID:jc+uYH4Z0
後輩からモテるからしゃーない
引用元: http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1393/13939/1393918117.html