ラブライブ！スーパースター！！ーSS

小林「んん…まだ朝5時か…zzz」 せつ菜「ようやく起きましたか小林！！！ショートヘアにしてイメチェンですか！！？」 小林「うわあ！！？せ、せつ菜ちゃん！？なんで小林家に…」 せつ菜「ここは小林の家ではありませんよ！」 小林「は？何言って…って芝生！？外！？」 せつ菜「小林が寝ている間に移動させていただきました！ご両親とライラちゃんには許可を得ています！！」 小林「いや許可すんなって小林家！ていうかここどこ！？」 せつ菜「雨降れ！ともりフェスティバルの特設会場です！！」 小林「ともりフェスティバル！？」 　

千砂都「かのんちゃ?ん！」ｷﾞｭｯ かのん「ん、ちぃちゃん。どうしたの？」 千砂都「見て見て、飴貰っちゃった！」 かのん「…なんで？」 千砂都「道端でお婆さんが困ってたから助けたの。そのお礼！」 かのん「そっかぁ。ふふ、ちぃちゃんは優しいんだね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ かのん(…なんだか小さい子みたい、とは絶対言えない)

千砂都「～♪」ｼｬｶｼｬｶ 恋「失礼しま～す…あれ、千砂都さんお一人ですか？」 千砂都「あ、恋ちゃん！うん、なんか今日は早起きしちゃって」 恋「ふふっ、そうでしたか。今は何をされて？」 千砂都「音楽聴いてるの～、最近クラスで流行ってるんだって！」 恋「そうなんですね…よろしければ、聞かせてもらっても？」 千砂都「もちろん！」 千砂都（あ…ちょっといいこと思いついたかも）

かのん「当てたらいちごミルクをプレゼントするよ！」 恋「いちごミルク...や、やります！」ｺﾞｫｫｫ かのん「でもハズレたら罰を受けてもらうからね」ﾆｺｯ 恋「望むところです！ちなみに罰というのは具体的に何するのつもりですか？」 かのん「それは外れてからのお楽しみだよ♪」 恋「ふむ...まぁいいでしょう。当ててしまえば罰を受けなくて済みますからね」 かのん「そうそう。頑張って当ててねー」

恋「かのんさん、かのんさん」 かのん「ん、どしたの恋ちゃん？」 恋「見て下さい。私、最近スマホゲームというものを始めてみたのです！」ﾋｮｺｯ かのん「ゲーム……？」 恋「ほらっ！」ｽﾞｲｯ! かのん（わっ！？） 恋「これです！これっ！リズムに合わせてしゃんしゃんをするゲームです！｣ ﾑｷﾞｭｯ! かのん「う、うん」 ｽﾞｲｽﾞｲ かのん（うっ。ち、近いなぁ。恋ちゃん……）

かのん（それはいつも通りの放課後のことだった） 可可「違います！　ここでターンした方が可愛いデス！」 すみれ「ターンしたら一拍遅れるじゃない！　可愛さよりも確実性を取るべきよ！」 かのん（可可ちゃんとすみれちゃんは言い合いを、恋ちゃんはレズAVの研究を、ちーちゃんは丸をしてる。ここまでは普段通りの光景だったんだけど……） 可可「これだからグッソクムシは……」 すみれ「……っ！」 かのん（久しぶりに可可ちゃんが溢したグソクムシという言葉に、頭に血がのぼってしまったんだろうね） すみれ「グソクムシって……言わないで！！」 かのん（すみれちゃんが、金で可可ちゃんの顔を叩いちゃったんだ） かのん（すみれちゃんの金は長さ凡そ2m、玉本体の重さは120kgほどある。そんなものに殴られたらひとたまりもない） かのん（可可ちゃんの身体は吹き飛び、壁に叩きつけられた。すみれちゃんはそれを見て、勝利を確信した──筈だった。立ち上がってきた可可ちゃんの顔には青痣も無ければ、鼻血の一つも出ていなかったんだ） かのん（すみれちゃんが金を出したのを見て瞬時に動いたんだろうね、可可ちゃんの手にもまた金が握られていたよ。それで顔へのインパクトを防いだのは、火を見るよりも明らかだった）

きな子「やるっすよぉ...一度やると決心したきな子はもう止まれない...絶対やるっす」 四季「うん」 きな子「.....」 四季「....」 きな子「........」 四季「きな子？」 きな子「うあぁぁぁやっぱダメっす！四季ちゃんにそんなこと出来ない！」 四季「意気地無し、だね」ﾎﾞｿｯ 　

かのん「ちぃちゃ〜ん、コーヒー淹れたよ」ｺﾄｯ 千砂都「ありがとっ。かのんちゃんの淹れたコーヒー、私大好きだな」 かのん「えへへ。ちぃちゃんが美味しく飲んでくれるから、私も淹れ甲斐があるよ」 千砂都「ねぇねぇ、かのんちゃん。隣座って？」 かのん「は〜い」ﾎﾟｽｯ 千砂都「かのんちゃんもコーヒー、飲む？」 かのん「うん、自分でもどんな味か気になるし」 千砂都「ちょっと待っててね…ごくっ…ごくっ…」 かのん「…ちぃちゃん、準備できた？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

四季「めんどくさい」 夏美「お願いしますの！私どうしても有名になりたいんですのー！」 四季「...」 四季(どうしたら諦めてくれるかな...そうだ) 四季「出てもいいけど、条件がある」 夏美「...条件？」