【SS】しずく「彼方さん…起きないと、キス…しちゃいますよ？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

しずく「彼方さーん」

彼方「…」

しずく「あ、やっぱりここにいたんですね」

彼方「…」

しずく「彼方さん、起きてください」

彼方「…」

しずく「練習、始まっちゃいますよ」

彼方「…」

しずく「彼方さん？」

彼方「…」

しずく「彼方さーん！」

彼方「…」

しずく「大丈夫ですか？」

彼方「…」

しずく「もしかして何か病気だったり…」

彼方「…」

しずく「ちょっと失礼します…」

彼方「…」

しずく「呼吸は…普通」

彼方「…」

しずく「脈拍も正常」

彼方「…」

しずく「体温も…異常なし」

彼方「…」

しずく「よかった…」

彼方「…」

しずく「やっぱり、寝てるだけですよね…？」

彼方「…」

しずく「いつ見ても綺麗な寝顔…」

彼方「…」

しずく「まるで眠り姫みたい…」

彼方「…」

しずく「…じゃなくて」

彼方「…」

しずく「彼方さん、起きてください」

彼方「…」

しずく「部活の時間ですよー」

彼方「…」

しずく「起きてくれないんですか…？」

彼方「…」

しずく「起きないなら私にも考えがありますよ？」

彼方「…」

しずく「何すると思います？」

彼方「…」

しずく「知りたいですか？」

彼方「…」

しずく「教えてあげましょうか？」

彼方「…」

しずく「それは…」

彼方「…」

しずく「彼方さんが起きないと…」

彼方「…」

しずく「起きないと、キス…しちゃいますよ？」

彼方「…」

しずく「いいんですか？」

彼方「…」

しずく「キスですよ？」

彼方「…」

しずく「接吻のことですよ？」

彼方「…」

しずく「眠り姫を起こす定番のアレ、ですよ？」

彼方「…」

しずく「彼方さんも知ってますよね？」

彼方「…」

しずく「ほんとにしちゃいますよ？」

彼方「…」

しずく「冗談じゃないですからね？」

彼方「…」

しずく「されたくなかったら早く起きたほうがいいですよ？」

彼方「…」

しずく「いいんですね？」

彼方「…」

しずく「しちゃいますからね？」

彼方「…」

しずく「起きないんですか？」

彼方「…」

しずく「彼方さんにですよ？」

彼方「…」

しずく「キス、しちゃいますよ？」

彼方「…」

しずく「私、ファーストキスですからね？」

彼方「…」

しずく「ファーストキスを捧げちゃうんですよ？」

彼方「…」

しずく「彼方さんはキスしたことあるんですか？」

彼方「…」

しずく「なかったら、彼方さんのファーストキス奪っちゃうんですよ？」

彼方「…」

しずく「ファーストキスの相手が私になっちゃうんですよ？」

彼方「…」

しずく「嫌なら早く起きたほうがいいですよ？」

彼方「…」

しずく「しちゃいますからね？」

彼方「…」

しずく「私は本気ですよ？」

彼方「…」

しずく「ほら、私の唇が彼方さんの唇に近づいちゃってますよ」

彼方「…」

しずく「もう彼方さんの顔の真上です」

彼方「…」

しずく「このまま私が顔を下ろしたらキスしちゃいますからね？」

彼方「…」

しずく「いいんですか？」

彼方「…」

しずく「キスしますからね？」

彼方「…」

しずく「あと数センチですよ？」

彼方「…」

しずく「ほら、キスしちゃいますからね？」

彼方「…」

しずく「彼方さんが起きないせいですよ？」

彼方「…」

しずく「あとちょっとで唇が触っちゃいますよ？」

彼方「…」

しずく「キスになっちゃいますよ？」

彼方「…」

しずく「いっちゃいますよ？」

彼方「…」

しずく「キスしちゃいますからね？」

彼方「…」

しずく「まだ間に合いますよ？」

彼方「…」

しずく「このままキスしちゃいますからね？」

彼方「…」

しずく「…」

彼方「…」

しずく「……」

彼方「…」

しずく「だめ、やっぱりできない！」

彼方「…はぁ」

しずく「！？」

彼方「しずくちゃんさ～…」

しずく「かかかか彼方さん！？」

しずく「いいいつから起きて…？」

彼方「しずくちゃんが練習始まっちゃいますよって言ったあたりからだけど」

しずく「それって…」

彼方「それよりさ」

彼方「何でちゅーしてくれないの？」

彼方「あそこまでいったんだよ？」

彼方「あれだけ近づいたら普通ちゅーするよねぇ？」

彼方「もう口が触れる直前じゃん」

彼方「ちゅーする気がなくてもちゅーしちゃう距離だよ」

彼方「どうしてあそこから引き下がれるの」

彼方「逆にビックリだよ」

彼方「しかも今日だけじゃないよね？」

彼方「昨日も一昨日もさ」

彼方「もう3回目だよね？」

彼方「確かに少しずつ近づいてたよ？」

彼方「昨日はもっと離れてたのに」

彼方「今日はしずくちゃんの吐息を感じられるくらいには」

彼方「ついにきたと思ったよ」

彼方「それなのにさ～」

彼方「彼方ちゃんは待ってるんだよ？」

彼方「しずくちゃんがちゅーしてくれるのを」

彼方「最初は寝たふりしてみたいたずらだったよ」

彼方「そしたらしずくちゃんがちゅーするって言いだしたからさ」

彼方「楽しみに思って3日間ずっと待ってたんだよ」

彼方「まさか3日たってもちゅーしてくれないとは思わなかったよ」

彼方「しずくちゃんがこんなヘタレだったとは…」

しずく「すみません…」

彼方「それじゃあしずくちゃん」

しずく「彼方さん？」

しずく「何でまた横になるんですか？」

彼方「おやすみなさい」

彼方「彼方ちゃんは眠りにつきました」

彼方「しずくちゃんのちゅーがないと目覚めません」

しずく「ちょ、彼方さん！？」

彼方「…」

しずく「…」

しずく「そういうことなんですね」

しずく「わかりました」

しずく「彼方さんがそのつもりなら…」

しずく「私も覚悟を決めます」

しずく「眠りの彼方姫を目覚めさせるために」

しずく「今度こそ…」

しずく「キスしてみせます！」

しずく「ふぅ…」

しずく「いきます」

しずく「いきますよ？」

しずく「キスしますからね？」

しずく「止めないでくださいよ？」

しずく「彼方さんにキスしちゃいますからね？」

彼方「…」

彼方「…もぉっ！」

おしまい

━━ﾉﾚcｲ´='ω=)━━!!


ﾉﾚcｲ´=ω=)zzz

かなしず良い...