1: (ふく) 2021/06/29(火) 20:59:33.01 ID:PmRBChGy
部室
果林「愛に呼び出されて部室に来たけど……」
シーン…
果林「誰もいないわ!?どうして!?」
プルルル…
果林「愛からだわ、ちょうどいいわね……問いただすわよ……!」
果林「もしもし、私だけど(怒)」
愛「あっ!カリン!げんき~!?」
果林「あのねぇ?」
愛「カリンのことだから、そわそわしながら部室に入ったでしょ!」
果林「してないわよ!堂々と入室したわよ!」
愛「あははっ!ところがどっこい!誰もいませんでした!あとで謝るね!」
果林「あとで、って……!それより愛!あなた、いまどこに――――!?」
愛「ふっふっふ……『愛』?さて、誰のことを言ってるのかな?」
果林「……はぁ?」
愛「アタシの名前は……『怪盗もんじゃ』だよ!」ドンッ
果林「かいとう……もんじゃ……ですって……!?」
果林「愛に呼び出されて部室に来たけど……」
シーン…
果林「誰もいないわ!?どうして!?」
プルルル…
果林「愛からだわ、ちょうどいいわね……問いただすわよ……!」
果林「もしもし、私だけど(怒)」
愛「あっ!カリン!げんき~!?」
果林「あのねぇ?」
愛「カリンのことだから、そわそわしながら部室に入ったでしょ!」
果林「してないわよ!堂々と入室したわよ!」
愛「あははっ!ところがどっこい!誰もいませんでした!あとで謝るね!」
果林「あとで、って……!それより愛!あなた、いまどこに――――!?」
愛「ふっふっふ……『愛』?さて、誰のことを言ってるのかな?」
果林「……はぁ?」
愛「アタシの名前は……『怪盗もんじゃ』だよ!」ドンッ
果林「かいとう……もんじゃ……ですって……!?」
4: (ふく) 2021/06/29(火) 21:01:49.25 ID:PmRBChGy
果林「解凍もんじゃ……あなたのところの新作メニュー?」
愛「ちがーう!解凍じゃなくて怪盗!か・い・と・う!ファントムシーフだよ!」
果林「うーん、分からないわ」
愛「トランプとか武器にしてるシルクハット被ってる泥棒だよ!」
果林「分かったわ!変装が得意な人たちでしょ!」
愛「そうそう!それそれ!」
果林「それそれ!じゃないわ!……これは一体なんの真似なの?教えてくれるかしら、怪盗もんじゃさん?」
愛「ふっふっふ……ようやく話を進められる……!この調子で大丈夫か……!?」
愛「ちがーう!解凍じゃなくて怪盗!か・い・と・う!ファントムシーフだよ!」
果林「うーん、分からないわ」
愛「トランプとか武器にしてるシルクハット被ってる泥棒だよ!」
果林「分かったわ!変装が得意な人たちでしょ!」
愛「そうそう!それそれ!」
果林「それそれ!じゃないわ!……これは一体なんの真似なの?教えてくれるかしら、怪盗もんじゃさん?」
愛「ふっふっふ……ようやく話を進められる……!この調子で大丈夫か……!?」
5: (ふく) 2021/06/29(火) 21:04:13.85 ID:PmRBChGy
愛「怪盗もんじゃから、名探偵カリンへの挑戦状だよ!」
果林「挑戦状?あれ?もらったかしら?」
愛「ふっふっふ……いまから送り付けるよ!送信ボタン、ポチっとな!」
ブー…ブー…
果林「届いたわよ。これを見ればいいのね?」
愛「そーう!察しの良いカリンのことだから、これがどういうイベントなのか、もうとっくに気付いてるよね!」
果林「まぁ大体ね。私は『探偵役』でしょ?」
愛「いえーす!探偵ムーブをいかんなく発揮して、パーティ会場までたどり着いてねー!」
果林「それは明かしちゃうのね……」
愛「健闘を祈るよ!アタシはゴールで待ってるから!」プツン
果林「まったく、やりたい放題しちゃってくれるわね……♪」
果林「挑戦状?あれ?もらったかしら?」
愛「ふっふっふ……いまから送り付けるよ!送信ボタン、ポチっとな!」
ブー…ブー…
果林「届いたわよ。これを見ればいいのね?」
愛「そーう!察しの良いカリンのことだから、これがどういうイベントなのか、もうとっくに気付いてるよね!」
果林「まぁ大体ね。私は『探偵役』でしょ?」
愛「いえーす!探偵ムーブをいかんなく発揮して、パーティ会場までたどり着いてねー!」
果林「それは明かしちゃうのね……」
愛「健闘を祈るよ!アタシはゴールで待ってるから!」プツン
果林「まったく、やりたい放題しちゃってくれるわね……♪」
6: (ふく) 2021/06/29(火) 21:06:31.29 ID:PmRBChGy
果林「まぁいいわ!こういうのは楽しんだもの勝ちよ!」
果林「まずは愛からのメールを確認しましょう。愛のことだから、パーティ会場までの地図をちゃっかり添付してくれてるはず――――」
愛からのメール『挑戦状だと思った?本当の挑戦状は『ちきう』にあるよ!がんばって探してね!』
果林「……」
果林「ちきう?地球のことかしら……?範囲が広すぎる……!?」
~数分後~
果林「やっと分かったわ……!答えは『つくえの上』……!ホワイトボードにひらがな表が書かれてて助かったわ……!」
果林「つくえの上……つくえの上……!あったわ!」
果林「洗練されたデザインの便箋……英語で『インヴィタチオン』って書かれてるわ、おそらく挑戦状って意味ね!」
果林「裏側に『怪盗もんじゃより♡』って書かれてるわ!間違いないわね!」
果林「どれどれ……?」
果林「まずは愛からのメールを確認しましょう。愛のことだから、パーティ会場までの地図をちゃっかり添付してくれてるはず――――」
愛からのメール『挑戦状だと思った?本当の挑戦状は『ちきう』にあるよ!がんばって探してね!』
果林「……」
果林「ちきう?地球のことかしら……?範囲が広すぎる……!?」
~数分後~
果林「やっと分かったわ……!答えは『つくえの上』……!ホワイトボードにひらがな表が書かれてて助かったわ……!」
果林「つくえの上……つくえの上……!あったわ!」
果林「洗練されたデザインの便箋……英語で『インヴィタチオン』って書かれてるわ、おそらく挑戦状って意味ね!」
果林「裏側に『怪盗もんじゃより♡』って書かれてるわ!間違いないわね!」
果林「どれどれ……?」
8: (ふく) 2021/06/29(火) 21:08:56.55 ID:PmRBChGy
迷宮へのINVITATION
探偵カリンへ♡
上質な夜にご招待!これはショータイムだよ!どうか付き合ってね!
ビビっと来たでしょ?そう!チュートリアルの答えは『つくえの上』だね!
おおっと!?破り棄てようとしないでね!いちおう最後まで読んでね!
メンバー8人が『問題文』と『正答証』を持ってるよ!ぜんぶ集めてね!
で?私はどこに行けばいいのよ?って思ったでしょ?思ったはず!思ったよね!
当然!『問題文』を解いてもらうよ!別紙に続く~!
探偵カリンへ♡
上質な夜にご招待!これはショータイムだよ!どうか付き合ってね!
ビビっと来たでしょ?そう!チュートリアルの答えは『つくえの上』だね!
おおっと!?破り棄てようとしないでね!いちおう最後まで読んでね!
メンバー8人が『問題文』と『正答証』を持ってるよ!ぜんぶ集めてね!
で?私はどこに行けばいいのよ?って思ったでしょ?思ったはず!思ったよね!
当然!『問題文』を解いてもらうよ!別紙に続く~!
10: (ふく) 2021/06/29(火) 21:12:20.45 ID:PmRBChGy
果林「……まぁいいわ。とりあえず従いましょうか」
果林「別紙を見ればいいのね?挑戦状に同封してるのは、地図じゃなくて問題文なのね」
問題文「みやし“た”あい、このえかな“た”」
果林「えっと、みやし……た?あいと、このえかな……た?って書かれてるわね」
果林「『た』の文字だけ白色で、逆向きに書かれてるわね?」
果林「『た』が白い……白い『た』……しろいた……」
果林「別紙を見ればいいのね?挑戦状に同封してるのは、地図じゃなくて問題文なのね」
問題文「みやし“た”あい、このえかな“た”」
果林「えっと、みやし……た?あいと、このえかな……た?って書かれてるわね」
果林「『た』の文字だけ白色で、逆向きに書かれてるわね?」
果林「『た』が白い……白い『た』……しろいた……」
11: (ふく) 2021/06/29(火) 21:16:08.42 ID:PmRBChGy
果林「答えは『ホワイトボードの裏側』!」クルッ
果林「やったわ!正解っぽいわ!『お』って書かれた紙が貼ってある!とりあえず取っておこうかしら!」
果林は 『お』を 手に入れた!
果林「それに、なにか書かれてるわね。えっと……」
ホワイトボードの裏側「EXIT→」
果林「……」
果林「ふふっ!読めるわ!イグジットでしょ!意味は……!」
果林「えっと、意味は……!!」
果林「出口!!」ガチャッ
果林「やったわ!正解っぽいわ!『お』って書かれた紙が貼ってある!とりあえず取っておこうかしら!」
果林は 『お』を 手に入れた!
果林「それに、なにか書かれてるわね。えっと……」
ホワイトボードの裏側「EXIT→」
果林「……」
果林「ふふっ!読めるわ!イグジットでしょ!意味は……!」
果林「えっと、意味は……!!」
果林「出口!!」ガチャッ
12: (ふく) 2021/06/29(火) 21:21:17.26 ID:PmRBChGy
部室棟
??「さすが名探偵……!第1の謎を難なくクリアですね……!」
果林「あなたは……!?」
かすみ「ふっふっふ……ようやくお出ましですね!探偵カリン先輩!」
果林「かすみちゃん……!あなたもその喋り方なのね……」
かすみ「違います!かすみちゃんじゃありません!『怪盗☆かすみん』です!」キュルン
果林「はいはい、かわいいわよ」
かすみ「ん゛も゛ぅ~!でもかわいいって言ってくれたので許します!」
果林「ねぇ、怪盗☆かすみんちゃん?問題文をもらえないかしら?」
かすみ「はい、問題文です!これが解けたら正答証をあげますね!」
問題文「ウルム心」
??「さすが名探偵……!第1の謎を難なくクリアですね……!」
果林「あなたは……!?」
かすみ「ふっふっふ……ようやくお出ましですね!探偵カリン先輩!」
果林「かすみちゃん……!あなたもその喋り方なのね……」
かすみ「違います!かすみちゃんじゃありません!『怪盗☆かすみん』です!」キュルン
果林「はいはい、かわいいわよ」
かすみ「ん゛も゛ぅ~!でもかわいいって言ってくれたので許します!」
果林「ねぇ、怪盗☆かすみんちゃん?問題文をもらえないかしら?」
かすみ「はい、問題文です!これが解けたら正答証をあげますね!」
問題文「ウルム心」
14: (ふく) 2021/06/29(火) 21:26:30.44 ID:PmRBChGy
かすみ「問題!怪盗☆かすみんがいたずらをした場所はどこでしょう?」
果林「ウルム心……?ここにあなたのいらずらの痕跡があるのね?」
かすみ「はい!がんばって探してくださいね!」
果林「うーん……」
かすみ「果林先輩!分かんないときは探偵ムーブですよ!」
果林「探偵ムーブ?」
かすみ「例えば聞き込み調査です!部室棟にいる人たちに話し掛けてみましょう!」
果林「なるほど!じゃあ、まずはあの子に……って、あれ?」
??「あっ!果林さん、こんにちは!」
果林「あなたは……?」
果林「ウルム心……?ここにあなたのいらずらの痕跡があるのね?」
かすみ「はい!がんばって探してくださいね!」
果林「うーん……」
かすみ「果林先輩!分かんないときは探偵ムーブですよ!」
果林「探偵ムーブ?」
かすみ「例えば聞き込み調査です!部室棟にいる人たちに話し掛けてみましょう!」
果林「なるほど!じゃあ、まずはあの子に……って、あれ?」
??「あっ!果林さん、こんにちは!」
果林「あなたは……?」
15: (ふく) 2021/06/29(火) 21:31:41.71 ID:PmRBChGy
果林「こんにちは……って、あなた、しずくちゃんじゃない?変装してるけど?」
しずく「違います!私はたまたまここを通り掛かったなんの変哲もない一般生徒Aです!桜坂しずくは他人の空似です!」
果林「そ、そう」
しずく「それより、なにかお探し物ですか?お力になりたいです!」
果林「ありがとう。聞き込み調査をしてるの。怪盗☆かすみんちゃんについて、知ってることを教えてほしいわ」
しずく「そうですね、かすみさ……怪盗☆かすみんさんなら、いたずらをしてましたよ!」
果林「いたずらって、どんな?」
しずく「器物損壊に当てはまらない落書きをしてました!」
果林「きぶつそんかいに当てはまらない落書き?」
しずく「はい!要するに、生徒会に執行されなくて済むような落書きです!」
果林「えっと、もう少し詳しく聞かせてくれないかしら?」
しずく「あーっ!ごめんなさい!次の場所を通り掛からなくてはならないので!失礼します!」
果林「行っちゃったわ……」
しずく「違います!私はたまたまここを通り掛かったなんの変哲もない一般生徒Aです!桜坂しずくは他人の空似です!」
果林「そ、そう」
しずく「それより、なにかお探し物ですか?お力になりたいです!」
果林「ありがとう。聞き込み調査をしてるの。怪盗☆かすみんちゃんについて、知ってることを教えてほしいわ」
しずく「そうですね、かすみさ……怪盗☆かすみんさんなら、いたずらをしてましたよ!」
果林「いたずらって、どんな?」
しずく「器物損壊に当てはまらない落書きをしてました!」
果林「きぶつそんかいに当てはまらない落書き?」
しずく「はい!要するに、生徒会に執行されなくて済むような落書きです!」
果林「えっと、もう少し詳しく聞かせてくれないかしら?」
しずく「あーっ!ごめんなさい!次の場所を通り掛からなくてはならないので!失礼します!」
果林「行っちゃったわ……」
16: (ふく) 2021/06/29(火) 21:37:02.56 ID:PmRBChGy
果林「うーん……ウルム心……潤む心……」
かすみ「果林先輩、ウルム心ですよ!」
果林「そうね……いまの私の心情にピッタリなことばね……」
かすみ「もぅ!先輩!ウェットにならないでください!」
果林「だって……!」
かすみ「先輩!ウルム心ですよ!
ウ
ル
ム
心ですよ!」
果林「……もしかして!?」
かすみ「果林先輩、ウルム心ですよ!」
果林「そうね……いまの私の心情にピッタリなことばね……」
かすみ「もぅ!先輩!ウェットにならないでください!」
果林「だって……!」
かすみ「先輩!ウルム心ですよ!
ウ
ル
ム
心ですよ!」
果林「……もしかして!?」
17: (ふく) 2021/06/29(火) 21:42:12.38 ID:PmRBChGy
果林「分かったわ!答えは『窓』ね!」
かすみ「ごうかく☆正答証をあげますね!」
果林「やったわ!」
かすみ「えーっと、たしかこっちのポケットに入れてたはず……」ゴソゴソ
果林「そもそも、正答証ってなにかしら?正答証明書って意味?」
かすみ「そんな仰々しいものじゃないですけど、役割は合ってます!問題文とセットになってて、全部で9枚あります!」
果林「スタンプラリーのスタンプみたいなものかしら?」
かすみ「はい!9枚集めるとメッセージが完成するようになってます!」
果林「メッセージが完成?じゃあ正答証には文字が書かれてるのかしら?」
かすみ「そうです!ハンドサイズの小さい紙に、文字と、かすみんたちのサインが書かれてます!」
果林「なるほど!この『お』は正答証だったのね!」
かすみ「そうですそうです!ちゃんと1問目の謎は解いたんですね!」
かすみ「ごうかく☆正答証をあげますね!」
果林「やったわ!」
かすみ「えーっと、たしかこっちのポケットに入れてたはず……」ゴソゴソ
果林「そもそも、正答証ってなにかしら?正答証明書って意味?」
かすみ「そんな仰々しいものじゃないですけど、役割は合ってます!問題文とセットになってて、全部で9枚あります!」
果林「スタンプラリーのスタンプみたいなものかしら?」
かすみ「はい!9枚集めるとメッセージが完成するようになってます!」
果林「メッセージが完成?じゃあ正答証には文字が書かれてるのかしら?」
かすみ「そうです!ハンドサイズの小さい紙に、文字と、かすみんたちのサインが書かれてます!」
果林「なるほど!この『お』は正答証だったのね!」
かすみ「そうですそうです!ちゃんと1問目の謎は解いたんですね!」
18: (ふく) 2021/06/29(火) 21:47:26.73 ID:PmRBChGy
かすみ「はい!正答証です!かすみんからは『誕』の文字です!」
果林は 『誕』を 手に入れた!
果林「『お』『誕』……ふふ。ありがとう、かすみちゃん」
かすみ「あと7枚ありますからね!いちおうぜんぶ集めてくださいね!」
果林「分かったわ!それで、次の行き先はどこかしら?」
かすみ「忘れてませんか?怪盗☆かすみんは窓にいたずらをしたんですよ!」
果林「そうだったわ!観念しなさい怪盗☆かすみんちゃん!あなたの犯行の物的証拠は掴ませてもらうわね!」
かすみ「ざーんねん!そのいたずらは校則違反に当てはまりませんから!かすみんを裁くことなんてできませんよ!それでは!」バヒューン
果林「行っちゃったわね。とりあえず窓を確認しましょうか」
果林「窓に文字が書かれてるわ。そうね、湿った窓ガラスには文字が書けるわね」
窓「食堂前ですよ先輩!」
果林は 『誕』を 手に入れた!
果林「『お』『誕』……ふふ。ありがとう、かすみちゃん」
かすみ「あと7枚ありますからね!いちおうぜんぶ集めてくださいね!」
果林「分かったわ!それで、次の行き先はどこかしら?」
かすみ「忘れてませんか?怪盗☆かすみんは窓にいたずらをしたんですよ!」
果林「そうだったわ!観念しなさい怪盗☆かすみんちゃん!あなたの犯行の物的証拠は掴ませてもらうわね!」
かすみ「ざーんねん!そのいたずらは校則違反に当てはまりませんから!かすみんを裁くことなんてできませんよ!それでは!」バヒューン
果林「行っちゃったわね。とりあえず窓を確認しましょうか」
果林「窓に文字が書かれてるわ。そうね、湿った窓ガラスには文字が書けるわね」
窓「食堂前ですよ先輩!」
20: (ふく) 2021/06/29(火) 21:57:30.46 ID:PmRBChGy
食堂前
璃奈「フフフ、きたね。怪盗カリンさん!」
果林「こんにちは、璃奈ちゃん」
璃奈「璃奈ちゃんに非ず!私の名は……『怪盗はんぺん』!」キラキラ
果林「璃奈ちゃんボードをアップデートしたのね。スタイリッシュなデザインね」
璃奈「うん、新機能を実装したの。その名も……怪盗モード!」
果林「怪盗モード?」
璃奈「例えば……ほら、モノクルを掛けてみたよ!」
果林「わぁ……!かわいいわね!」
璃奈「ほかにも、仮面を被ったり、20もの顔を使い分けたり……!」
果林「ねぇ、怪盗はんぺんちゃん?長くなりそう?問題文をお願いしてもいいかしら……?」
璃奈「そうだった。続きはパーティ会場で披露するね!」
璃奈「私からの出題はこれだよ。璃奈ちゃんボード……出題!」
果林「わっ!?璃奈ちゃんボードに問題文が!?」
璃奈ちゃんボード「日→?→金」
璃奈「フフフ、きたね。怪盗カリンさん!」
果林「こんにちは、璃奈ちゃん」
璃奈「璃奈ちゃんに非ず!私の名は……『怪盗はんぺん』!」キラキラ
果林「璃奈ちゃんボードをアップデートしたのね。スタイリッシュなデザインね」
璃奈「うん、新機能を実装したの。その名も……怪盗モード!」
果林「怪盗モード?」
璃奈「例えば……ほら、モノクルを掛けてみたよ!」
果林「わぁ……!かわいいわね!」
璃奈「ほかにも、仮面を被ったり、20もの顔を使い分けたり……!」
果林「ねぇ、怪盗はんぺんちゃん?長くなりそう?問題文をお願いしてもいいかしら……?」
璃奈「そうだった。続きはパーティ会場で披露するね!」
璃奈「私からの出題はこれだよ。璃奈ちゃんボード……出題!」
果林「わっ!?璃奈ちゃんボードに問題文が!?」
璃奈ちゃんボード「日→?→金」
21: (ふく) 2021/06/29(火) 22:02:44.66 ID:PmRBChGy
果林「さっそく聞き込み調査をしましょう。あそこに座ってる……」
ミア「やぁ、果林」
果林「こんにちは、ミア」
ミア「No!ボクはたまたまここで休憩してたスチューデントMだ!ミア・テイラーなんて世界的作曲家は知らないね!」
果林「そ、そう」
ミア「それより、困ってるみたいだね?ちょうどヒマしてたところだから、話くらいなら聞いてあげるよ」
果林「助かるわ。この問題文なんだけど……」
璃奈「璃奈ちゃんボード『出題』」
ミア「ふぅん、SundayとFridayの間に入る文字はなにか?だね」
果林「やっぱり、曜日で間違いないのね?でも、規則性が分からない……」
ミア「もしかしたら、璃奈のファミリーネームがヒントになるかもね」
果林「天王寺?」
ミア「ボクはいまいちピンとこないけど、君たちなら気付けるんじゃない?この並びがウィークじゃなくて、プラネットだってこと」
璃奈「ミアちゃ……スチューデントMさん、それ以上はダメ」
ミア「おっと、ごめんね璃n……怪盗はんぺん」
果林「日……金……天王寺……?」
ミア「やぁ、果林」
果林「こんにちは、ミア」
ミア「No!ボクはたまたまここで休憩してたスチューデントMだ!ミア・テイラーなんて世界的作曲家は知らないね!」
果林「そ、そう」
ミア「それより、困ってるみたいだね?ちょうどヒマしてたところだから、話くらいなら聞いてあげるよ」
果林「助かるわ。この問題文なんだけど……」
璃奈「璃奈ちゃんボード『出題』」
ミア「ふぅん、SundayとFridayの間に入る文字はなにか?だね」
果林「やっぱり、曜日で間違いないのね?でも、規則性が分からない……」
ミア「もしかしたら、璃奈のファミリーネームがヒントになるかもね」
果林「天王寺?」
ミア「ボクはいまいちピンとこないけど、君たちなら気付けるんじゃない?この並びがウィークじゃなくて、プラネットだってこと」
璃奈「ミアちゃ……スチューデントMさん、それ以上はダメ」
ミア「おっと、ごめんね璃n……怪盗はんぺん」
果林「日……金……天王寺……?」
22: (ふく) 2021/06/29(火) 22:07:48.60 ID:PmRBChGy
果林「そういえばミア、ヒントでプラネットって言ってたわね」
ミア「そうだね。ほぼ答えだけど」
果林「聞き覚えはあるのよね……よく遊園地やテーマパークで耳にする単語だと思うけど」
ミア「おいおい、Planetだよ?」
果林「テレビでも耳にしたことがあるわ。たしかお笑い芸人さんの……」
璃奈「璃奈ちゃんボード『どんだけ~』」
果林「あるのね……」
ミア「璃奈、なにそれ?」
璃奈「人差し指を振りながら4文字を言うシステムだよ。ミアちゃんもやってみて」
ミア「人差し指を振る……こうかな?」
璃奈「そうそう」
果林「ミアがやると絶妙に似合うわね。ある意味」
璃奈「なにか4文字のことばを言ってみて。なんでもいいから」
ミア「なんでも?じゃあ……」
ミア「すいせい~」
璃奈「あっ」
ミア「あっ」
ミア「そうだね。ほぼ答えだけど」
果林「聞き覚えはあるのよね……よく遊園地やテーマパークで耳にする単語だと思うけど」
ミア「おいおい、Planetだよ?」
果林「テレビでも耳にしたことがあるわ。たしかお笑い芸人さんの……」
璃奈「璃奈ちゃんボード『どんだけ~』」
果林「あるのね……」
ミア「璃奈、なにそれ?」
璃奈「人差し指を振りながら4文字を言うシステムだよ。ミアちゃんもやってみて」
ミア「人差し指を振る……こうかな?」
璃奈「そうそう」
果林「ミアがやると絶妙に似合うわね。ある意味」
璃奈「なにか4文字のことばを言ってみて。なんでもいいから」
ミア「なんでも?じゃあ……」
ミア「すいせい~」
璃奈「あっ」
ミア「あっ」
24: (ふく) 2021/06/29(火) 22:12:55.55 ID:PmRBChGy
果林「分かったわ!答えは『水』ね!」
璃奈「正解!はい、正答証だよ。私からは『生』だよ!」
果林は 『生』を 手に入れた!
ミア「じゃあ、ボクたちは行くから。またあとで会おう」
璃奈「問題文の答えは、次の行き先の手掛かりになるよ。がんばって見つけてね!」
果林「分かったわ!」
ミア「ところで、璃奈ちゃんボードの新機能をもっと見せてよ!興味ある!」
璃奈「もちろん!えっとね、ここがこうなってて……!」
果林「行っちゃったわね」
果林「『水』が答えってことは……学食前の水があるところ?……この水庭のことかしら!」
果林「なにか沈んでるわ。文字が書かれたプレートがあるわね」
プレート「校門」
璃奈「正解!はい、正答証だよ。私からは『生』だよ!」
果林は 『生』を 手に入れた!
ミア「じゃあ、ボクたちは行くから。またあとで会おう」
璃奈「問題文の答えは、次の行き先の手掛かりになるよ。がんばって見つけてね!」
果林「分かったわ!」
ミア「ところで、璃奈ちゃんボードの新機能をもっと見せてよ!興味ある!」
璃奈「もちろん!えっとね、ここがこうなってて……!」
果林「行っちゃったわね」
果林「『水』が答えってことは……学食前の水があるところ?……この水庭のことかしら!」
果林「なにか沈んでるわ。文字が書かれたプレートがあるわね」
プレート「校門」
25: (ふく) 2021/06/29(火) 22:18:07.10 ID:PmRBChGy
校門
歩夢「私は『怪盗サスケ』ですっ!探偵さんには絶対に負けないもんっ!」
果林「ふふ、探偵心がくすぐられる怪盗さんね」
歩夢「むぅ……!油断大敵ですよ、探偵カリンさん!」
果林「あら~?あなたのヒミツ、バラしちゃうわよ~?」
歩夢「ダメですっ!?ヒミツなんてありません!からかわないでください!」
果林「ごめんなさいね。公衆の面前でこんなことしてたら怒られちゃうわね。本題本題」
歩夢「問題文はこちらです!がんばってくださいね!」
問題文「
A…バスケ、バレー
?…吹奏楽、演劇
B…サッカー、野球」
果林「バスケ、バレー、吹奏楽……部活名が書かれた表ね。なんらかの規則性によって分類されてるみたいだけど……?」
??「……」トコトコ
果林「あら、あそこを歩いてるのは……!」
歩夢「私は『怪盗サスケ』ですっ!探偵さんには絶対に負けないもんっ!」
果林「ふふ、探偵心がくすぐられる怪盗さんね」
歩夢「むぅ……!油断大敵ですよ、探偵カリンさん!」
果林「あら~?あなたのヒミツ、バラしちゃうわよ~?」
歩夢「ダメですっ!?ヒミツなんてありません!からかわないでください!」
果林「ごめんなさいね。公衆の面前でこんなことしてたら怒られちゃうわね。本題本題」
歩夢「問題文はこちらです!がんばってくださいね!」
問題文「
A…バスケ、バレー
?…吹奏楽、演劇
B…サッカー、野球」
果林「バスケ、バレー、吹奏楽……部活名が書かれた表ね。なんらかの規則性によって分類されてるみたいだけど……?」
??「……」トコトコ
果林「あら、あそこを歩いてるのは……!」
26: (ふく) 2021/06/29(火) 22:21:10.07 ID:PmRBChGy
果林「ちょうどいいところに!おーい!栞子ちゃーん!」
栞子「いえ、私はたまたまここを通り掛かった生徒会役員Sです。三船栞子ではありません」
果林「くっ……あなたもなのね……!」
栞子「ところで、ちょうどいい、とおっしゃっていましたね。私にとって適性があることでしょうか?」
果林「そうなの!これを見て!」
栞子「ふむ……部活動のカテゴライズですね」
果林「なにか分からない?」
栞子「おそらくAは体育館のことでしょう。バスケ部やバレー部の方たちから、よく体育館の使用申請書をご提出いただきますから」
果林「じゃあ、表の1行目は活動場所を示してるのかしら?」
栞子「試合会場、の方が適切かもしれません。吹奏楽や演劇の場合、公演などがそれに当たりますね」
歩夢「あーっ!そこまでだよ栞子ちゃ……生徒会役員Sさん!」
栞子「すみません、歩夢さ……怪盗サスケさん」
果林「たぶんBはグラウンドで……?答えは吹奏楽部や演劇部が公演する場所……?」
果林「そういえば、この表にピックアップされてる部活は強豪ばかりね」
歩夢「愛ちゃんがよく助っ人に行ってる部活もありますね!」
栞子「相変わらず凄まじいスポーツ適性ですね」
果林「この“どでかい”垂れ幕に名前が載ってるわね。近くで見ると、本当に大きいわね……!」
栞子「えぇ、我が校の名物の1つです」
歩夢「見上げるほど大きく……!」
果林「『祝』の文字があんなに高いところにあるわよ……って、あっ!」
歩夢「どうかしましたか?」
果林「この上にあるわよね?吹奏楽部や演劇部の活動場所が……!」
栞子「いえ、私はたまたまここを通り掛かった生徒会役員Sです。三船栞子ではありません」
果林「くっ……あなたもなのね……!」
栞子「ところで、ちょうどいい、とおっしゃっていましたね。私にとって適性があることでしょうか?」
果林「そうなの!これを見て!」
栞子「ふむ……部活動のカテゴライズですね」
果林「なにか分からない?」
栞子「おそらくAは体育館のことでしょう。バスケ部やバレー部の方たちから、よく体育館の使用申請書をご提出いただきますから」
果林「じゃあ、表の1行目は活動場所を示してるのかしら?」
栞子「試合会場、の方が適切かもしれません。吹奏楽や演劇の場合、公演などがそれに当たりますね」
歩夢「あーっ!そこまでだよ栞子ちゃ……生徒会役員Sさん!」
栞子「すみません、歩夢さ……怪盗サスケさん」
果林「たぶんBはグラウンドで……?答えは吹奏楽部や演劇部が公演する場所……?」
果林「そういえば、この表にピックアップされてる部活は強豪ばかりね」
歩夢「愛ちゃんがよく助っ人に行ってる部活もありますね!」
栞子「相変わらず凄まじいスポーツ適性ですね」
果林「この“どでかい”垂れ幕に名前が載ってるわね。近くで見ると、本当に大きいわね……!」
栞子「えぇ、我が校の名物の1つです」
歩夢「見上げるほど大きく……!」
果林「『祝』の文字があんなに高いところにあるわよ……って、あっ!」
歩夢「どうかしましたか?」
果林「この上にあるわよね?吹奏楽部や演劇部の活動場所が……!」
27: (ふく) 2021/06/29(火) 22:24:15.20 ID:PmRBChGy
果林「分かったわ!答えは『講堂』ね!」
歩夢「正解です!はい、正答証です!」
果林は 『お』を 手に入れた!
栞子「では、私たちはパーティ会場でお待ちしています。ご武運を!」
歩夢「果林さん、ファイトです!」
果林「ありがとう。がんばるわね!」
歩夢「ところで、あの垂れ幕ってどうやって付けてるの?」
栞子「あれはですね、垂れ幕同好会の方たちにご協力いただいて……」
果林「行っちゃったわね」
果林「今回は答えの通り、講堂に向かえばいいのね」
歩夢「正解です!はい、正答証です!」
果林は 『お』を 手に入れた!
栞子「では、私たちはパーティ会場でお待ちしています。ご武運を!」
歩夢「果林さん、ファイトです!」
果林「ありがとう。がんばるわね!」
歩夢「ところで、あの垂れ幕ってどうやって付けてるの?」
栞子「あれはですね、垂れ幕同好会の方たちにご協力いただいて……」
果林「行っちゃったわね」
果林「今回は答えの通り、講堂に向かえばいいのね」
29: (ふく) 2021/06/29(火) 22:29:38.04 ID:PmRBChGy
講堂
しずく「ふーっはっはっは!遅かったね探偵カリン!待ちくたびれてしまったよ!」
果林「はまり役ね……」
しずく「君の快進撃もここまでだよ!なぜなら、君はここで『探偵』という名を奪われてしまうからッ!」
果林「どういうこと?しずくちゃん?」
しずく「笑止ッ!名前は正しく遣いなさい、探偵カリン!私の名は――――」
ドゥルルルルル…
果林「わっ!?急に音響が!?って、あれ!?しずくちゃんの姿が消えた!?」
しずく「ここだっ!」シュタッ
果林「しずくちゃんが舞台上に瞬間移動した……!?」
しずく「幻影の夜桜――――『怪盗オフィーリア』――――華麗に参上――――」
しずくのナレーション「それでは、演目『事件日の奇襲と靴裏』が始まります。観客の皆さまはご着席をお願いします……」
ブー…
果林「なにか始まるみたいね……」
しずく「ふーっはっはっは!遅かったね探偵カリン!待ちくたびれてしまったよ!」
果林「はまり役ね……」
しずく「君の快進撃もここまでだよ!なぜなら、君はここで『探偵』という名を奪われてしまうからッ!」
果林「どういうこと?しずくちゃん?」
しずく「笑止ッ!名前は正しく遣いなさい、探偵カリン!私の名は――――」
ドゥルルルルル…
果林「わっ!?急に音響が!?って、あれ!?しずくちゃんの姿が消えた!?」
しずく「ここだっ!」シュタッ
果林「しずくちゃんが舞台上に瞬間移動した……!?」
しずく「幻影の夜桜――――『怪盗オフィーリア』――――華麗に参上――――」
しずくのナレーション「それでは、演目『事件日の奇襲と靴裏』が始まります。観客の皆さまはご着席をお願いします……」
ブー…
果林「なにか始まるみたいね……」
30: (ふく) 2021/06/29(火) 22:34:54.14 ID:PmRBChGy
ランジュ「おーっほっほっほ!なんて薄っぺらい警備なのかしら!スイスイ進めるわ!」スイスイ
果林「あれ?ランジュじゃない?相変わらず高笑いが似合うわね」
ランジュ「侵入成功だわ!じゃあ宝石はいただくわね!……って、あれれー!?」
しずく「ふーっはっはっは!ずいぶん遅かったね!」
ランジュ「この高笑いは……!?」
しずく「残念だったね『怪盗ビッフェ』!君の狙ってた宝石はいただくよ!」
ランジュ「ぬぅ!?またあなたなのね!怪盗オフィーリア……!」
しずく「では、さらばだ――――!」
ランジュ「待ちなさい!理由を教えなさい!あなたが私を出し抜ける理由を!」
しずく「ふふ、理由?……知りたい?」
ランジュ「教えなさい!」
しずく「それは、君が犯行予告を行うからだよ!君が犯行前に靴を新調する癖があるから!そして私が……変装の達人であるからだよ!」ドンッ
ランジュ「変装だって……!?まさか、今朝に会った靴屋は……!?」
しずく「25.830cm。『前回』より1μm大きくなったね」
ランジュ「私の靴裏に……発信機を仕掛けて……!?」
しずく「そうだよ。それと同時に、君の足のサイズをマイクロ単位でチェックしてる」
ランジュ「そんな……!?」
しずく「今日は14回目の測定。君の足は『1、11、9、5、10、4、14、2、3、6、8、13、7、12』マイクロメートルの成長を遂げているッ!」
ランジュ「くっ……私の負けよ、怪盗オフィーリア……!最後に、私のお願いを聞いてくれないかしら……!」
しずく「うん、なにかな――――?」
しずくのナレーション「こうして、怪盗オフィーリアは怪盗ビッフェの専属靴職人になりました。めでたしめでたし」
果林「えーっと」
果林「あれ?ランジュじゃない?相変わらず高笑いが似合うわね」
ランジュ「侵入成功だわ!じゃあ宝石はいただくわね!……って、あれれー!?」
しずく「ふーっはっはっは!ずいぶん遅かったね!」
ランジュ「この高笑いは……!?」
しずく「残念だったね『怪盗ビッフェ』!君の狙ってた宝石はいただくよ!」
ランジュ「ぬぅ!?またあなたなのね!怪盗オフィーリア……!」
しずく「では、さらばだ――――!」
ランジュ「待ちなさい!理由を教えなさい!あなたが私を出し抜ける理由を!」
しずく「ふふ、理由?……知りたい?」
ランジュ「教えなさい!」
しずく「それは、君が犯行予告を行うからだよ!君が犯行前に靴を新調する癖があるから!そして私が……変装の達人であるからだよ!」ドンッ
ランジュ「変装だって……!?まさか、今朝に会った靴屋は……!?」
しずく「25.830cm。『前回』より1μm大きくなったね」
ランジュ「私の靴裏に……発信機を仕掛けて……!?」
しずく「そうだよ。それと同時に、君の足のサイズをマイクロ単位でチェックしてる」
ランジュ「そんな……!?」
しずく「今日は14回目の測定。君の足は『1、11、9、5、10、4、14、2、3、6、8、13、7、12』マイクロメートルの成長を遂げているッ!」
ランジュ「くっ……私の負けよ、怪盗オフィーリア……!最後に、私のお願いを聞いてくれないかしら……!」
しずく「うん、なにかな――――?」
しずくのナレーション「こうして、怪盗オフィーリアは怪盗ビッフェの専属靴職人になりました。めでたしめでたし」
果林「えーっと」
32: (ふく) 2021/06/29(火) 22:40:07.30 ID:PmRBChGy
しずく「どうでしたか果林さん!私たちの演技は!」
果林「まぁ、うん。素晴らしい高笑いだったわよ」
ランジュ「……!」ソワソワ
果林「ランジュもよかったわよ」
ランジュ「ランジュじゃないわ!私はたまたまここを通り掛かった超大物女優Rよ!」
果林「そうね。素晴らしい高笑いだったわよ。さすが超大物女優Rね」
ランジュ「当然よ!」
果林「で?問題文をいただけないかしら?」
ランジュ「なによう、もう!問題ならさっき出題したじゃない!」
果林「はぁ……?」
しずく「いちおう、紙でお渡ししますね。問題文です」
問題文『事件日の奇襲と靴裏
1、11、9、5、10、4、14、2、3、6、8、13、7、12』
果林「これは紙とペンがあれば楽に解けそうね!」
しずく「そう思って。はい、どうぞ」
果林「助かるわ。えっと……」カキカキ
果林「まぁ、うん。素晴らしい高笑いだったわよ」
ランジュ「……!」ソワソワ
果林「ランジュもよかったわよ」
ランジュ「ランジュじゃないわ!私はたまたまここを通り掛かった超大物女優Rよ!」
果林「そうね。素晴らしい高笑いだったわよ。さすが超大物女優Rね」
ランジュ「当然よ!」
果林「で?問題文をいただけないかしら?」
ランジュ「なによう、もう!問題ならさっき出題したじゃない!」
果林「はぁ……?」
しずく「いちおう、紙でお渡ししますね。問題文です」
問題文『事件日の奇襲と靴裏
1、11、9、5、10、4、14、2、3、6、8、13、7、12』
果林「これは紙とペンがあれば楽に解けそうね!」
しずく「そう思って。はい、どうぞ」
果林「助かるわ。えっと……」カキカキ
33: (庭) 2021/06/29(火) 22:44:32.14 ID:8h4WeUXi
じくうのとびらけんきゅうしつ
34: (ふく) 2021/06/29(火) 22:45:13.47 ID:PmRBChGy
果林「ところで、さっきの寸劇の内容はどういうものだったの?」
しずく「怪盗同士の宝石争奪戦です!私たちはライバルでしたが、最終的に靴愛好家として友達になります!」
果林「急展開すぎるわね……」
ランジュ「靴は大事よ!今日だって……ほら!」
果林「ハイヒールね」
しずく「女怪盗の定番アイテムです!」
果林「よくその足元であんな動きができたわね……ステージ上は暗かったのに……」
しずく「あぁ、それはですね!」
ランジュ「これよ!」スチャッ
果林「仮面?」
ランジュ「怪盗仮面よ!暗視機能が付いてるわ!」
しずく「璃奈さんの発明品なんです!」
果林「すごいわね……」
しずく「怪盗同士の宝石争奪戦です!私たちはライバルでしたが、最終的に靴愛好家として友達になります!」
果林「急展開すぎるわね……」
ランジュ「靴は大事よ!今日だって……ほら!」
果林「ハイヒールね」
しずく「女怪盗の定番アイテムです!」
果林「よくその足元であんな動きができたわね……ステージ上は暗かったのに……」
しずく「あぁ、それはですね!」
ランジュ「これよ!」スチャッ
果林「仮面?」
ランジュ「怪盗仮面よ!暗視機能が付いてるわ!」
しずく「璃奈さんの発明品なんです!」
果林「すごいわね……」
35: (ふく) 2021/06/29(火) 22:50:15.85 ID:PmRBChGy
果林「並び換えたわ!じくうのとびらけんきゅうしつ(>>33)……!」
果林「分かったわ!答えは『時空の扉研究室』ね!」
しずく「正解です!では、正答証をお渡ししますね!」
果林は 『め』を 手に入れた!
果林「それで、この時空の扉研究室とやらはどこにあるの?次の行き先よね?」
しずく「はい、そうです!」
果林「どうやって行くの?辿り着ける自信がまっっったくないけど」
ランジュ「無問題ラ!せつ菜が“召喚”してくれるはずよ!」
果林「召喚?なによそれ……?」
しずく「なにって、せつ菜さんの転移魔法ですよ!」
果林「てんいまほう」
ランジュ「だって、次の行き先は時空の扉研究室よ?打ってつけの移動手段ね!」
果林「はぁ……?」
しずく「あっ、せつ菜さんから“シグナル”がきましたよ!いきます!……さん……にー……!」
果林「えっ!?」
しずく・ランジュ「いち……!!」
果林「ちょっと待っ――――!?」ボンッ
果林「分かったわ!答えは『時空の扉研究室』ね!」
しずく「正解です!では、正答証をお渡ししますね!」
果林は 『め』を 手に入れた!
果林「それで、この時空の扉研究室とやらはどこにあるの?次の行き先よね?」
しずく「はい、そうです!」
果林「どうやって行くの?辿り着ける自信がまっっったくないけど」
ランジュ「無問題ラ!せつ菜が“召喚”してくれるはずよ!」
果林「召喚?なによそれ……?」
しずく「なにって、せつ菜さんの転移魔法ですよ!」
果林「てんいまほう」
ランジュ「だって、次の行き先は時空の扉研究室よ?打ってつけの移動手段ね!」
果林「はぁ……?」
しずく「あっ、せつ菜さんから“シグナル”がきましたよ!いきます!……さん……にー……!」
果林「えっ!?」
しずく・ランジュ「いち……!!」
果林「ちょっと待っ――――!?」ボンッ
36: (ふく) 2021/06/29(火) 23:00:44.42 ID:PmRBChGy
時空の扉研究室
果林「なにっ!?急に煙に包まれたと思ったら……ここはどこ!?」
せつ菜「やりました!召喚は成功です!」
果林「せつ菜!?」
せつ菜「違います!私は世紀の大泥棒!兼!世紀の発明家!兼!世紀の魔術師!兼……!」
果林「お名前は?」
せつ菜「『怪盗☆スカーレット』です!」
果林「えっと、ここはどこなの!?」
せつ菜「ここは時空の扉研究室です!」
果林「なにっ!?急に煙に包まれたと思ったら……ここはどこ!?」
せつ菜「やりました!召喚は成功です!」
果林「せつ菜!?」
せつ菜「違います!私は世紀の大泥棒!兼!世紀の発明家!兼!世紀の魔術師!兼……!」
果林「お名前は?」
せつ菜「『怪盗☆スカーレット』です!」
果林「えっと、ここはどこなの!?」
せつ菜「ここは時空の扉研究室です!」
37: (ふく) 2021/06/29(火) 23:06:00.93 ID:PmRBChGy
せつ菜「まずはこちらをご覧ください!」(17番)
果林「これは……?」
せつ菜「時空の扉メーターです!」
果林「時空の扉メーター」
せつ菜「要するに、転移可能な行き先を計測するためのメーターです!」
果林「はぁ……?」
せつ菜「あっ!浮かび上がってきましたよ!次の行き先が……!」
果林「5つのメーターに……あ、だ、か、ら、だの文字が浮かび上がったわね!」
せつ菜「そして……スイッチオン!!!」
機械「プシューッ!プシューッ!」
果林「わっ!?機械が動き始めたわよ!?」
せつ菜「えぇ!メーターの“針”をよくご覧ください!指し示されますよ……行き先が!」
メーターの針「!」ピタッ
せつ菜「これで出題完了です!さぁ、解答をどうぞ!」
果林「これは……?」
せつ菜「時空の扉メーターです!」
果林「時空の扉メーター」
せつ菜「要するに、転移可能な行き先を計測するためのメーターです!」
果林「はぁ……?」
せつ菜「あっ!浮かび上がってきましたよ!次の行き先が……!」
果林「5つのメーターに……あ、だ、か、ら、だの文字が浮かび上がったわね!」
せつ菜「そして……スイッチオン!!!」
機械「プシューッ!プシューッ!」
果林「わっ!?機械が動き始めたわよ!?」
せつ菜「えぇ!メーターの“針”をよくご覧ください!指し示されますよ……行き先が!」
メーターの針「!」ピタッ
せつ菜「これで出題完了です!さぁ、解答をどうぞ!」
38: (ふく) 2021/06/29(火) 23:11:14.60 ID:PmRBChGy
果林「うーん……」
機械「プシューッ!プシューッ!」
果林「ねぇ、この機械の音、どうにかならないの?気になるんだけど」
せつ菜「あぁ、それでは止めましょう……スイッチオフ!!!」
機械「……」
果林「そもそも、どうなってるのこの部屋?教室を魔改造してるわね?」
せつ菜「SF研究部やスチームパンク同好会などの方々が手掛けたロマン溢れる舞台セットです!」
果林「舞台セット……なのね?」
せつ菜「はい!私も前に使わせていただきました!」
果林「ずいぶん本格的ね。蒸気とか出てるわね」
せつ菜「くれぐれも触らないでくださいね!とても熱いですから!」
果林「熱いのね……何℃くらいなの?」
せつ菜「そうですね……ではこのメーターをご覧ください!」
果林「この煙突?に付いてるメーターね。どうやって読むの?」
せつ菜「針の示している数字が温度になります!つまり2兆℃ですね!!!」
果林「ヤバいわね。さすが時空の扉研究室だわ」
機械「プシューッ!プシューッ!」
果林「ねぇ、この機械の音、どうにかならないの?気になるんだけど」
せつ菜「あぁ、それでは止めましょう……スイッチオフ!!!」
機械「……」
果林「そもそも、どうなってるのこの部屋?教室を魔改造してるわね?」
せつ菜「SF研究部やスチームパンク同好会などの方々が手掛けたロマン溢れる舞台セットです!」
果林「舞台セット……なのね?」
せつ菜「はい!私も前に使わせていただきました!」
果林「ずいぶん本格的ね。蒸気とか出てるわね」
せつ菜「くれぐれも触らないでくださいね!とても熱いですから!」
果林「熱いのね……何℃くらいなの?」
せつ菜「そうですね……ではこのメーターをご覧ください!」
果林「この煙突?に付いてるメーターね。どうやって読むの?」
せつ菜「針の示している数字が温度になります!つまり2兆℃ですね!!!」
果林「ヤバいわね。さすが時空の扉研究室だわ」
39: (ふく) 2021/06/29(火) 23:16:22.02 ID:PmRBChGy
果林「さて、時空の扉メーターは……」
果林「1~5の数字が割り振られてるわね。これが目盛りでしょうね」
果林「『あ』の針は2を示してるわね?『あ』の2番目……『い』かしら?」
果林「この法則で読んでくと……い、ど、こ、ろ、だ……!」
果林「分かったわ!正解は『台所』ね!」
せつ菜「正解です!またの名を『キッチン』ですね!正答証を差し上げます!」
果林は 『で』を 手に入れた!
せつ菜「あっ!あと、これも差し上げます!」
果林は 謎の液体を 手に入れた!
果林「これはなにかしら?」
せつ菜「研究室の装置(18番)で調合したドリンクです!その名もせつ菜☆スペシャルミックスジュースですね!」
果林「わぁ……!」
せつ菜「どうかされましたか!?」
果林「いえ!なんでも!これはどうすればいいのかしら?」
せつ菜「もちろん!ぜひ召し上がってください!」
果林(わぁ……!どうしようかしら!?とりあえず彼方に相談しましょう……!)
果林「1~5の数字が割り振られてるわね。これが目盛りでしょうね」
果林「『あ』の針は2を示してるわね?『あ』の2番目……『い』かしら?」
果林「この法則で読んでくと……い、ど、こ、ろ、だ……!」
果林「分かったわ!正解は『台所』ね!」
せつ菜「正解です!またの名を『キッチン』ですね!正答証を差し上げます!」
果林は 『で』を 手に入れた!
せつ菜「あっ!あと、これも差し上げます!」
果林は 謎の液体を 手に入れた!
果林「これはなにかしら?」
せつ菜「研究室の装置(18番)で調合したドリンクです!その名もせつ菜☆スペシャルミックスジュースですね!」
果林「わぁ……!」
せつ菜「どうかされましたか!?」
果林「いえ!なんでも!これはどうすればいいのかしら?」
せつ菜「もちろん!ぜひ召し上がってください!」
果林(わぁ……!どうしようかしら!?とりあえず彼方に相談しましょう……!)
40: (ふく) 2021/06/29(火) 23:21:27.90 ID:PmRBChGy
果林「次の行き先は『キッチン』ね!」
せつ菜「はい!!!」ペカーッ
果林「まっ、まさか!?また転移魔法とやらで飛ばされて……!?」
せつ菜「あ、私がご案内しますね」
果林「はい」
せつ菜「あ、でも、目隠しをしてもらいますね!」
果林「どうして!?」
せつ菜「ふふ、いいじゃないですか!ぜひドキドキを味わってくださいね!」
果林「そういうことなら、楽しませてもらうわね……♪」
せつ菜(舞台セットとはその名の通りで……『時空の扉研究室』は講堂の『ステージ上』に出現させましたからね!瞬間移動のトリックです!タネを明かすわけにはいきません……♪)
せつ菜「はい!!!」ペカーッ
果林「まっ、まさか!?また転移魔法とやらで飛ばされて……!?」
せつ菜「あ、私がご案内しますね」
果林「はい」
せつ菜「あ、でも、目隠しをしてもらいますね!」
果林「どうして!?」
せつ菜「ふふ、いいじゃないですか!ぜひドキドキを味わってくださいね!」
果林「そういうことなら、楽しませてもらうわね……♪」
せつ菜(舞台セットとはその名の通りで……『時空の扉研究室』は講堂の『ステージ上』に出現させましたからね!瞬間移動のトリックです!タネを明かすわけにはいきません……♪)
41: (ふく) 2021/06/29(火) 23:26:54.83 ID:PmRBChGy
キッチン
彼方「やっほー!果林ちゃーん!待ってたよー!」
果林「あなたは……怪盗じゃないのね?」
彼方「うふふー、どうかなー?彼方ちゃんは怪盗かもしれないし、怪盗じゃないかもしれないー!」
果林「まぁいいわ。それにしても、良い匂いがするわね……!」
彼方「でしょー!彼方ちゃんのフルコース、絶賛鋭意調理中なのだよー!」
果林「ごくり……!」
彼方「ダメだよ!これはディナーなの!あとでいっぱい食べてねー!」
果林「そうね、楽しみにしておくわ。それより問題文ね!」
彼方「はーい!問題は……こちら!」
問題文「くゆりか、くたみゆ」
果林「くゆりか……?くたみゆ……?」
彼方「やっほー!果林ちゃーん!待ってたよー!」
果林「あなたは……怪盗じゃないのね?」
彼方「うふふー、どうかなー?彼方ちゃんは怪盗かもしれないし、怪盗じゃないかもしれないー!」
果林「まぁいいわ。それにしても、良い匂いがするわね……!」
彼方「でしょー!彼方ちゃんのフルコース、絶賛鋭意調理中なのだよー!」
果林「ごくり……!」
彼方「ダメだよ!これはディナーなの!あとでいっぱい食べてねー!」
果林「そうね、楽しみにしておくわ。それより問題文ね!」
彼方「はーい!問題は……こちら!」
問題文「くゆりか、くたみゆ」
果林「くゆりか……?くたみゆ……?」
42: (ふく) 2021/06/29(火) 23:32:22.85 ID:PmRBChGy
彼方「ちなみにー、彼方ちゃんの声は声優の鬼頭さんにすごく似てるみたいなのー!」
果林「うん?突然どうしたのよ?」
彼方「ヒントなのだよ!」
果林「そ、そう」
彼方「で、どうどう?彼方ちゃんのボイス!」
果林「鬼頭さん……知ってるわよ、この頃いちばん有名な妹キャラの声優さんよね?」
彼方「そうー!彼方ちゃんはお姉ちゃんだけどねー!」
果林「似てる、っていうより、同じに聞こえるわね……」
彼方「このことはせつ菜ちゃんに教えてもらったんだー!果林ちゃんはどう?」
果林「どう?……あぁ、そういえばせつ菜が言ってたような……?」
彼方「花陽ちゃんと果林ちゃんにはある共通点があるんだよ!さぁ!それは一体なんでしょう?」
果林「うん?突然どうしたのよ?」
彼方「ヒントなのだよ!」
果林「そ、そう」
彼方「で、どうどう?彼方ちゃんのボイス!」
果林「鬼頭さん……知ってるわよ、この頃いちばん有名な妹キャラの声優さんよね?」
彼方「そうー!彼方ちゃんはお姉ちゃんだけどねー!」
果林「似てる、っていうより、同じに聞こえるわね……」
彼方「このことはせつ菜ちゃんに教えてもらったんだー!果林ちゃんはどう?」
果林「どう?……あぁ、そういえばせつ菜が言ってたような……?」
彼方「花陽ちゃんと果林ちゃんにはある共通点があるんだよ!さぁ!それは一体なんでしょう?」
43: (ふく) 2021/06/29(火) 23:37:31.90 ID:PmRBChGy
果林「分かったわ!『ぼ』が抜けてるわね!ぼがない……ぼがとれてる……ぼとる……!」
果林「答えは『ボトル』よ!」
彼方「せいかーい!せいとーしょーをあげまーす!」
果林は 『と』を 手に入れた!
彼方「さてさてー!答えがボトルってことはー?」
果林「キッチンにあるボトルがなんらかの手掛かりになるのね!……これね!」(20番)
彼方「そう!ボトルはボトルでも……!」
果林「ボトルの中に船が入ってるわ!?ボトルシップね!」
彼方「まるで海を漂流してきたみたいだね!うーん、どこからやってきたんだろー?」
果林「よく見ると、中にメッセージが入ってるわね!なになに……」
ボトルシップ「お台場の海岸だよー!」
果林「答えは『ボトル』よ!」
彼方「せいかーい!せいとーしょーをあげまーす!」
果林は 『と』を 手に入れた!
彼方「さてさてー!答えがボトルってことはー?」
果林「キッチンにあるボトルがなんらかの手掛かりになるのね!……これね!」(20番)
彼方「そう!ボトルはボトルでも……!」
果林「ボトルの中に船が入ってるわ!?ボトルシップね!」
彼方「まるで海を漂流してきたみたいだね!うーん、どこからやってきたんだろー?」
果林「よく見ると、中にメッセージが入ってるわね!なになに……」
ボトルシップ「お台場の海岸だよー!」
44: (ふく) 2021/06/29(火) 23:42:42.55 ID:PmRBChGy
果林「あっ、そうだ!忘れてたわ!」
彼方「んー?なにをー?」
果林「せつ菜にもらったドリンクを彼方に見てもらいたくて……!って、あれ!?」
彼方「どうかした?果林ちゃん?」
果林「ないっ!?ちゃんと持ってたはずなのに……!」アセアセ
彼方「うふふー……」
果林「あのね彼方!せつ菜にスペシャルドリンクをもらったんだけど――――!」
彼方「それって【これ】のこと?」
果林「えっ……!?いつの間に!?」
彼方「『いつの間』に?……それは『あなたがこの部屋に入った瞬間』だよ」
果林「彼方……!?」
??「彼方?……はて?私の“変装先”はそんな名前だったかな?」
果林「まさかっ!?」
??「私の名前は『怪盗K』――――彼方って名前の女の子は、ベットの上で眠ってるよ」
果林「なっ……!?」
??「彼女の目を覚まさせるには、これくらいの刺激が必要でね。だから、盗ませてもらったよ」
果林「それはとても効きそうだけど……!?あなた、一体――――!?」
彼方「なーんてねっ!次はエマちゃんのところだよー!『お台場の海岸』までレッツゴー!」
果林「もう!ビックリさせないでよ……!」
彼方「んー?なにをー?」
果林「せつ菜にもらったドリンクを彼方に見てもらいたくて……!って、あれ!?」
彼方「どうかした?果林ちゃん?」
果林「ないっ!?ちゃんと持ってたはずなのに……!」アセアセ
彼方「うふふー……」
果林「あのね彼方!せつ菜にスペシャルドリンクをもらったんだけど――――!」
彼方「それって【これ】のこと?」
果林「えっ……!?いつの間に!?」
彼方「『いつの間』に?……それは『あなたがこの部屋に入った瞬間』だよ」
果林「彼方……!?」
??「彼方?……はて?私の“変装先”はそんな名前だったかな?」
果林「まさかっ!?」
??「私の名前は『怪盗K』――――彼方って名前の女の子は、ベットの上で眠ってるよ」
果林「なっ……!?」
??「彼女の目を覚まさせるには、これくらいの刺激が必要でね。だから、盗ませてもらったよ」
果林「それはとても効きそうだけど……!?あなた、一体――――!?」
彼方「なーんてねっ!次はエマちゃんのところだよー!『お台場の海岸』までレッツゴー!」
果林「もう!ビックリさせないでよ……!」
45: (ふく) 2021/06/29(火) 23:47:54.34 ID:PmRBChGy
お台場の海岸
エマ「チャオ~!待ってたよ~!」
果林「7人目の怪盗はエマね!」
エマ「そう!私の名前は『怪盗ネーヴェ』!郵便受けに眠ってるお手紙を盗む泥棒さんだよ~!読まずに食べて、代わりに返信しちゃうよ~!」
果林「ややこしいことするわね……」
エマ「ぜんぶラブレターに書き換えちゃうよ~!ラブアンドピース☆」
果林「それより、待ってるって言ってたけど、もしかして時間が押してるのかしら?」
エマ「ううん!待ち惚けの“待”じゃなくて、期待の“待”だから大丈夫だよ~!」
果林「そう?ならいいけど。じゃあ問題文をお願いするわ」
エマ「いくよ~!では問題!『いま、何問目?』!」
エマ「チャオ~!待ってたよ~!」
果林「7人目の怪盗はエマね!」
エマ「そう!私の名前は『怪盗ネーヴェ』!郵便受けに眠ってるお手紙を盗む泥棒さんだよ~!読まずに食べて、代わりに返信しちゃうよ~!」
果林「ややこしいことするわね……」
エマ「ぜんぶラブレターに書き換えちゃうよ~!ラブアンドピース☆」
果林「それより、待ってるって言ってたけど、もしかして時間が押してるのかしら?」
エマ「ううん!待ち惚けの“待”じゃなくて、期待の“待”だから大丈夫だよ~!」
果林「そう?ならいいけど。じゃあ問題文をお願いするわ」
エマ「いくよ~!では問題!『いま、何問目?』!」
47: (ふく) 2021/06/29(火) 23:53:06.27 ID:PmRBChGy
果林「うーん、何問目……?」
??「こんにちは、果林さん」
果林「あら?綾小路さんじゃない?」
姫乃「いいえ、私はたまたまここを通り掛かった一般藤黄学園生Hです。綾小路姫乃ではありません」
果林「そ、そう」
姫乃「それより、なにかお悩みのようですね?お話を伺っても?」
果林「そうなの。この問題なんだけど……」
エマ「問題文はこちら~!」ジャジャーン
姫乃「なるほど……」
果林「サービス問題のようなシンプルさがあるけど、それがかえって難しいのよね。これら一連の問題が『どこから始まってる』のか分からないの」
姫乃「果林さんは、1問目の答えが『つくえの上』なのか『ホワイトボードの裏』なのか、迷われてるのですね」
果林「えぇ、そうね」
姫乃「では私からヒントを……というより、ほぼ答えになってしまいますが」
果林「助かるわ、ありがとう」
姫乃「『問題文』と『正答証』はセットです」
??「こんにちは、果林さん」
果林「あら?綾小路さんじゃない?」
姫乃「いいえ、私はたまたまここを通り掛かった一般藤黄学園生Hです。綾小路姫乃ではありません」
果林「そ、そう」
姫乃「それより、なにかお悩みのようですね?お話を伺っても?」
果林「そうなの。この問題なんだけど……」
エマ「問題文はこちら~!」ジャジャーン
姫乃「なるほど……」
果林「サービス問題のようなシンプルさがあるけど、それがかえって難しいのよね。これら一連の問題が『どこから始まってる』のか分からないの」
姫乃「果林さんは、1問目の答えが『つくえの上』なのか『ホワイトボードの裏』なのか、迷われてるのですね」
果林「えぇ、そうね」
姫乃「では私からヒントを……というより、ほぼ答えになってしまいますが」
果林「助かるわ、ありがとう」
姫乃「『問題文』と『正答証』はセットです」
49: (ふく) 2021/06/29(火) 23:58:16.56 ID:PmRBChGy
果林「なるほど!つまり正答証の枚数が答えになるのね!」
姫乃「その通りです!」
果林「集めた正答証は……!」
『お』『誕』『生』『お』『め』『で』『と』
果林「7枚だから……この問題は『8問目』!どう!?エマ!」
エマ「正解~!8枚目の正答証、私からは『う』だよ~!」
果林は 『う』を 手に入れた!
エマ「うふふ~!どんなメッセージが完成するのかな~!楽しみだね~!」
果林「ふふ、そうね!」
姫乃「その通りです!」
果林「集めた正答証は……!」
『お』『誕』『生』『お』『め』『で』『と』
果林「7枚だから……この問題は『8問目』!どう!?エマ!」
エマ「正解~!8枚目の正答証、私からは『う』だよ~!」
果林は 『う』を 手に入れた!
エマ「うふふ~!どんなメッセージが完成するのかな~!楽しみだね~!」
果林「ふふ、そうね!」
50: (ふく) 2021/06/30(水) 00:00:06.32 ID:FvbI6htO
果林「さて、次の行き先は……パーティ会場ね!」
エマ「そうだよ!」
果林「その……案内してもらえるかしら?」
姫乃「えぇ、ぜひとも!ですが……」
エマ「愛ちゃんに『ここで時間稼ぎしてね!』って言われてるの!だから、もう少しここでのんびりしようね~!」
果林「構わないけど……時間稼ぎ?いつまでなの?」
エマ「あの夕日が沈むまでだよ!」
果林「ふぅん……?」
姫乃「あと数分ですね。ではお2人とも、少しよろしいですか?」
果林「なにかしら?」
姫乃「良い風景と、良い被写体さんたちが揃ってますので。1枚よろしいでしょうか?」
エマ「そうだよ!」
果林「その……案内してもらえるかしら?」
姫乃「えぇ、ぜひとも!ですが……」
エマ「愛ちゃんに『ここで時間稼ぎしてね!』って言われてるの!だから、もう少しここでのんびりしようね~!」
果林「構わないけど……時間稼ぎ?いつまでなの?」
エマ「あの夕日が沈むまでだよ!」
果林「ふぅん……?」
姫乃「あと数分ですね。ではお2人とも、少しよろしいですか?」
果林「なにかしら?」
姫乃「良い風景と、良い被写体さんたちが揃ってますので。1枚よろしいでしょうか?」
51: (ふく) 2021/06/30(水) 00:05:17.36 ID:FvbI6htO
パーティ会場
姫乃「着きました!ここがパーティ会場です!」
エマ「愛ちゃん!予定通り連れてきたよ!」
愛「サンキュー、2人とも!あとは愛さんに……じゃなくて怪盗もんじゃに任せてね!」
姫乃「はい、お願いします!」
エマ「果林ちゃん、またあとでね!」
果林「えぇ!?行っちゃったわ……」
果林「ねぇ、愛?あなただけなの?ほかに誰もいないけど?」キョロキョロ
愛「そーだよ!」
果林「ふーん……」ソワソワ
愛(そわそわしてる……かわいい……)
果林「てっきり、みんなは先に着いてると思ったんだけど?」
愛「そーだね!」
果林「どうして?」
愛「ふっふっふ……どうしてだと思う?」
果林「その喋り方……まさか!?」
愛「そのまさかだよ!いまから最終問題が始まるよ!」
姫乃「着きました!ここがパーティ会場です!」
エマ「愛ちゃん!予定通り連れてきたよ!」
愛「サンキュー、2人とも!あとは愛さんに……じゃなくて怪盗もんじゃに任せてね!」
姫乃「はい、お願いします!」
エマ「果林ちゃん、またあとでね!」
果林「えぇ!?行っちゃったわ……」
果林「ねぇ、愛?あなただけなの?ほかに誰もいないけど?」キョロキョロ
愛「そーだよ!」
果林「ふーん……」ソワソワ
愛(そわそわしてる……かわいい……)
果林「てっきり、みんなは先に着いてると思ったんだけど?」
愛「そーだね!」
果林「どうして?」
愛「ふっふっふ……どうしてだと思う?」
果林「その喋り方……まさか!?」
愛「そのまさかだよ!いまから最終問題が始まるよ!」
52: (ふく) 2021/06/30(水) 00:06:34.36 ID:FvbI6htO
愛「ふっふっふ……!よくぞここまで辿り着いたね……!」
果林「しょうがないわね……こほん」
果林「当たり前よ!なんたって名探偵ですもの!」ドンッ
愛「お~っ!いいね~!テンションあがる~!」
果林「やると決めたからにはやるのよ!それに、あなたと“対”になれるこの状況、けっこう興奮してるのよね……!」
愛「あははっ!やっぱカリンもなんだね!」
果林「えぇ!それは、あなたを“倒せる”ってことを意味してるからね!」
愛「負けないよ~!」
果林「必ず勝つ!」
愛「望むところ!快投された解凍不可意図を快刀の如く解答して怪盗と快闘してみせてね!」
果林「なに言ってるか分からないわね……」
果林「しょうがないわね……こほん」
果林「当たり前よ!なんたって名探偵ですもの!」ドンッ
愛「お~っ!いいね~!テンションあがる~!」
果林「やると決めたからにはやるのよ!それに、あなたと“対”になれるこの状況、けっこう興奮してるのよね……!」
愛「あははっ!やっぱカリンもなんだね!」
果林「えぇ!それは、あなたを“倒せる”ってことを意味してるからね!」
愛「負けないよ~!」
果林「必ず勝つ!」
愛「望むところ!快投された解凍不可意図を快刀の如く解答して怪盗と快闘してみせてね!」
果林「なに言ってるか分からないわね……」
53: (ふく) 2021/06/30(水) 00:07:36.87 ID:FvbI6htO
果林「さぁ、いつでもいいわよ!どんな難問でも解いてみせるわ!」
愛「あー……その前にちょっといい?」
果林「なによ!間がわるいわね!」
愛「バミリがあるんだよね。移動してもらってもいい?」
果林「立ち位置?いいけど……どう動けばいい?」
愛「もうちょい右」
果林「ここ?」
愛「もーちょい手前」
果林「この辺?」
愛「で、近くに29番の立て札が置いてるテーブルがあるじゃん?」
果林「このテーブルね」
愛「そうそう!そのテーブルに触れててね!」
果林「はぁ……?一体なにが始まるの?」
愛「招待するよ!ショータイムに、ね――――♪」
愛「――――指ぱっちん☆」パチンッ
愛「あー……その前にちょっといい?」
果林「なによ!間がわるいわね!」
愛「バミリがあるんだよね。移動してもらってもいい?」
果林「立ち位置?いいけど……どう動けばいい?」
愛「もうちょい右」
果林「ここ?」
愛「もーちょい手前」
果林「この辺?」
愛「で、近くに29番の立て札が置いてるテーブルがあるじゃん?」
果林「このテーブルね」
愛「そうそう!そのテーブルに触れててね!」
果林「はぁ……?一体なにが始まるの?」
愛「招待するよ!ショータイムに、ね――――♪」
愛「――――指ぱっちん☆」パチンッ
54: (ふく) 2021/06/30(水) 00:09:07.97 ID:FvbI6htO
果林「わっ!?急に真っ暗に!?」
愛「ふーっはっはっはっは!」
果林「ちょっと!?高笑いしてないで状況を説明しなさいよ!」
愛「おっと失礼!アタシの怪盗力があまりにも強すぎたみたいで!」
果林「かいとうりょく?なによそれ!?」
愛「それは《奪う能力》だよ!うっかりうっかり!【光】を奪ってしまったよ!」
果林「はぁ、すごいわね!」
愛「怪盗ネーヴェに時間稼ぎを頼んだ甲斐があったよ!おかげで、このパーティ会場は闇に包まれた!」
果林「ふぅん、確かになにも見えないわね!」
愛「どうする!?名探偵!!」
果林「どうするって言われてもね。スマホのライトを使うのは、おそらくナンセンスなんでしょうね?」
愛「ふっはっは!そんなに小さい光じゃあ会場を覆う暗闇には勝てんよ!」
果林「かといって、むやみに動くのもね。高そうなグラスの代金を払うのは勘弁だわ」
愛「安心してね!プラスチック製だよ!」
果林「そもそも、まだ『出題』されてないわね?問題文を寄越しなさいよ!」
愛「さぁて?問題文は既に“与えて”あるんだけどなー?キミの目は節穴かな?名探偵!」
果林「むぅ……意味が分からないわね……困ったわ……」
愛「ふーっはっはっはっは!」
果林「ちょっと!?高笑いしてないで状況を説明しなさいよ!」
愛「おっと失礼!アタシの怪盗力があまりにも強すぎたみたいで!」
果林「かいとうりょく?なによそれ!?」
愛「それは《奪う能力》だよ!うっかりうっかり!【光】を奪ってしまったよ!」
果林「はぁ、すごいわね!」
愛「怪盗ネーヴェに時間稼ぎを頼んだ甲斐があったよ!おかげで、このパーティ会場は闇に包まれた!」
果林「ふぅん、確かになにも見えないわね!」
愛「どうする!?名探偵!!」
果林「どうするって言われてもね。スマホのライトを使うのは、おそらくナンセンスなんでしょうね?」
愛「ふっはっは!そんなに小さい光じゃあ会場を覆う暗闇には勝てんよ!」
果林「かといって、むやみに動くのもね。高そうなグラスの代金を払うのは勘弁だわ」
愛「安心してね!プラスチック製だよ!」
果林「そもそも、まだ『出題』されてないわね?問題文を寄越しなさいよ!」
愛「さぁて?問題文は既に“与えて”あるんだけどなー?キミの目は節穴かな?名探偵!」
果林「むぅ……意味が分からないわね……困ったわ……」
55: (ふく) 2021/06/30(水) 00:10:20.24 ID:FvbI6htO
愛「さぁ!自分の姿をよく見てみて!問題文が隠されてるから!」
果林「自分の姿?うーん……それすらも見えにくいけど……」
キラキラ…
果林「……って、あれ?」
キラキラ…
果林「私の身体が光ってる……?いや、光ってるのは私の持ち物……!?」
果林「集めた正答証が光ってる……!?」
愛「さぁ!その正答証をテーブルの上に置いてもらおうか名探偵!」
果林「え、えぇ」
『お』『誕』『生』『お』『め』『で』『と』『う』
果林「けっこう光ってるわね……」
愛「マジカル蓄光だよ☆」
果林「自分の姿?うーん……それすらも見えにくいけど……」
キラキラ…
果林「……って、あれ?」
キラキラ…
果林「私の身体が光ってる……?いや、光ってるのは私の持ち物……!?」
果林「集めた正答証が光ってる……!?」
愛「さぁ!その正答証をテーブルの上に置いてもらおうか名探偵!」
果林「え、えぇ」
『お』『誕』『生』『お』『め』『で』『と』『う』
果林「けっこう光ってるわね……」
愛「マジカル蓄光だよ☆」
56: (ふく) 2021/06/30(水) 00:11:53.20 ID:FvbI6htO
愛「置き終わったね?どうやら未完成のメッセージが並んでるね!」
果林「ぶっちゃけ、ほぼ完成してるけどね」
愛「ううん!そのメッセージじゃあ不十分だよ!なぜなら365分の1に限定された『それ』が慈しみの対象だからね!」
果林「まぁ、そうね」
愛「さぁ!答えてもらおうか名探偵!これが最終問題だよ!」
愛『9枚目の正答証に書かれてる文字はなんでしょう?』
果林「9枚目……この問題が解けたらもらえる正答証だけど、それを当ててみろ、っていう問題ね」
愛「そうだよ!答えは~……!?」
果林「簡単!答えは『日』よ!太陽のようにまぶしい光で、この暗闇を照らし出してちょうだい!」
愛「ファイナルアンサ~?」
果林「ファイナルアンサーよ!!!」
果林「ぶっちゃけ、ほぼ完成してるけどね」
愛「ううん!そのメッセージじゃあ不十分だよ!なぜなら365分の1に限定された『それ』が慈しみの対象だからね!」
果林「まぁ、そうね」
愛「さぁ!答えてもらおうか名探偵!これが最終問題だよ!」
愛『9枚目の正答証に書かれてる文字はなんでしょう?』
果林「9枚目……この問題が解けたらもらえる正答証だけど、それを当ててみろ、っていう問題ね」
愛「そうだよ!答えは~……!?」
果林「簡単!答えは『日』よ!太陽のようにまぶしい光で、この暗闇を照らし出してちょうだい!」
愛「ファイナルアンサ~?」
果林「ファイナルアンサーよ!!!」
57: (ふく) 2021/06/30(水) 00:13:22.20 ID:FvbI6htO
愛「正解!!!そして照明……スイッチオン!!!」
キラキラ…
果林「わっ!?まぶしっ!?……って、えっ!?」
ランジュ「てってれー!ドッキリ大成功だわ!」
ミア「どう?ビックリした?」
果林「あなたたち!?どうして目の前に……!?」
栞子「ふふ。みなさん、お揃いですよ」
果林「みんな……いつの間に……!?」
愛「照明のトリックだよ!暗転と明転の間に、パーティ会場に配置してもらったよ!」
しずく「私が会場に貼り付けたバミリと!」
璃奈「私が開発した暗視仮面の合わせ技だよ!」
果林「……!!!」
愛「カリン?手で顔を隠してどうしたの?」
果林「まっ……まぶしいのっ!だから……もうちょっと待って!」
かすみ「いーですよぉ?果林先輩のいちばん綺麗なお顔、見せてくださいね!」
キラキラ…
果林「わっ!?まぶしっ!?……って、えっ!?」
ランジュ「てってれー!ドッキリ大成功だわ!」
ミア「どう?ビックリした?」
果林「あなたたち!?どうして目の前に……!?」
栞子「ふふ。みなさん、お揃いですよ」
果林「みんな……いつの間に……!?」
愛「照明のトリックだよ!暗転と明転の間に、パーティ会場に配置してもらったよ!」
しずく「私が会場に貼り付けたバミリと!」
璃奈「私が開発した暗視仮面の合わせ技だよ!」
果林「……!!!」
愛「カリン?手で顔を隠してどうしたの?」
果林「まっ……まぶしいのっ!だから……もうちょっと待って!」
かすみ「いーですよぉ?果林先輩のいちばん綺麗なお顔、見せてくださいね!」
58: (ふく) 2021/06/30(水) 00:14:46.28 ID:FvbI6htO
果林「……オッケーよ!もう、待ちくたびれたわ!早く始めましょうよ!」
愛「その前に!はい!9枚目の正答証!愛さんから『日』だよ!」
果林は 『日』を 手に入れた!
歩夢「これでメッセージが完成しましたね!」
姫乃「では果林さん!こちら、グラスです!」
彼方「パーティが始まるよ!彼方ちゃんたちが作ったお料理が待ってるよ!」
エマ「今日は特別な日だから!たくさん食べようね!」
果林「ふふ、そうね!」
せつ菜「それではみなさん!グラスは持たれましたか!?『せーの』で読み上げますよ!せーの……!!!」
おわり☆
愛「その前に!はい!9枚目の正答証!愛さんから『日』だよ!」
果林は 『日』を 手に入れた!
歩夢「これでメッセージが完成しましたね!」
姫乃「では果林さん!こちら、グラスです!」
彼方「パーティが始まるよ!彼方ちゃんたちが作ったお料理が待ってるよ!」
エマ「今日は特別な日だから!たくさん食べようね!」
果林「ふふ、そうね!」
せつ菜「それではみなさん!グラスは持たれましたか!?『せーの』で読み上げますよ!せーの……!!!」
おわり☆
62: (SB-iPhone) 2021/06/30(水) 00:30:41.52 ID:SRc763vB
乙、楽しませてもらった
SSで謎解きゲームが出来るとは
SSで謎解きゲームが出来るとは
60: (もんじゃ) 2021/06/30(水) 00:18:20.02 ID:/QeEo2vz
乙
そして果林さん誕生日おめでとう
そして果林さん誕生日おめでとう
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1624967973/