1: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:28:54.97 ID:x+SRhHFl
ようまり。
2: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:31:05.87 ID:x+SRhHFl
ある休日の昼下がり――
曜「たまの休日。一人でいるのも退屈で、なんとなく家から出て来たものの、何しようかな」
「へーい、そこのとってもシャイニーな彼女ぉ」
曜「えっ?」
鞠莉「チャオ!暇ならマリーとお茶しない?」
曜「…ふっ、あはははっ!」
曜「たまの休日。一人でいるのも退屈で、なんとなく家から出て来たものの、何しようかな」
「へーい、そこのとってもシャイニーな彼女ぉ」
曜「えっ?」
鞠莉「チャオ!暇ならマリーとお茶しない?」
曜「…ふっ、あはははっ!」
3: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:33:01.89 ID:x+SRhHFl
鞠莉「あら、どうしたの?」
曜「なんで言うか、あまりにもコテコテなナンパの仕方だったからさ、あははっ。いつもそういう誘い方してるの?」
鞠莉「うふふっ、まさか。一人なの?」
曜「うん。家にいてもすることなくて、とりあえず出掛けてきたって感じかな。鞠莉ちゃんは?」
曜「なんで言うか、あまりにもコテコテなナンパの仕方だったからさ、あははっ。いつもそういう誘い方してるの?」
鞠莉「うふふっ、まさか。一人なの?」
曜「うん。家にいてもすることなくて、とりあえず出掛けてきたって感じかな。鞠莉ちゃんは?」
4: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:34:24.67 ID:x+SRhHFl
鞠莉「私も似たようなものよ。自由時間がありすぎるのって考えものね」
曜「暇を持て余しちゃうよね」
鞠莉「そうね。それで、曜の答えは?」
曜「お供しますよ。鞠莉ちゃんからのお誘いだからね」
鞠莉「そうこなくっちゃ!」
曜「暇を持て余しちゃうよね」
鞠莉「そうね。それで、曜の答えは?」
曜「お供しますよ。鞠莉ちゃんからのお誘いだからね」
鞠莉「そうこなくっちゃ!」
5: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:35:12.06 ID:x+SRhHFl
――――――――
鞠莉「偶然とはいえ、こうやって二人だけで出かけるって珍しいわね」
曜「どこかに遊びに行く場合、大抵は他の誰かと一緒だもんね」
鞠莉「今日は曜と久々のデートってところかしら」
曜「わーい!鞠莉ちゃんとデートだ!」
鞠莉「偶然とはいえ、こうやって二人だけで出かけるって珍しいわね」
曜「どこかに遊びに行く場合、大抵は他の誰かと一緒だもんね」
鞠莉「今日は曜と久々のデートってところかしら」
曜「わーい!鞠莉ちゃんとデートだ!」
6: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:36:00.72 ID:x+SRhHFl
鞠莉「うーん」
曜「ん、どしたの?」
鞠莉「なんか想定と違ったなって」
曜「想定?」
曜「ん、どしたの?」
鞠莉「なんか想定と違ったなって」
曜「想定?」
7: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:37:23.38 ID:x+SRhHFl
鞠莉「曜の場合、もっとこう『で、でーとぉ!?』みたいなリアクションが返ってくると思ってたから」
曜「ああ、そんなこと考えてたの?」
鞠莉「可愛らしく慌てふためく様子が見られると思ったのに」
曜「ナンパの相手を間違えたねー」
曜「ああ、そんなこと考えてたの?」
鞠莉「可愛らしく慌てふためく様子が見られると思ったのに」
曜「ナンパの相手を間違えたねー」
8: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:38:10.48 ID:x+SRhHFl
鞠莉「それか、声をかけずに後ろからぎゅっと抱きつけばよかったかも。こんな風に」
曜「こらこら、今やらないの」
鞠莉「抱き心地が良くていい感じよ?」
曜「歩きにくかったら元も子もないでしょ」
曜「こらこら、今やらないの」
鞠莉「抱き心地が良くていい感じよ?」
曜「歩きにくかったら元も子もないでしょ」
9: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:38:54.05 ID:x+SRhHFl
鞠莉「つれないわねぇ。ならば、このまま背後からわしわしと…」
曜「わわ、ストップストップ!」
鞠莉「やーっと慌ててくれたわね」
曜「いやいやいや、流石にこんなところでダメだよ!」
曜「わわ、ストップストップ!」
鞠莉「やーっと慌ててくれたわね」
曜「いやいやいや、流石にこんなところでダメだよ!」
10: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:39:38.51 ID:x+SRhHFl
鞠莉「ということは、他のところでならいいってことね!」
曜「いいわけないでしょ。どこであろうとダメです、絶対」
鞠莉「むぅ、曜のケチー」
曜「ケチじゃありません」
曜「いいわけないでしょ。どこであろうとダメです、絶対」
鞠莉「むぅ、曜のケチー」
曜「ケチじゃありません」
11: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:40:50.42 ID:x+SRhHFl
鞠莉「こうなったら、やはり隙を見て強襲するしかなさそうね、ふっふっふっ」
曜「犯行予告は良くないと思うよ」
鞠莉「あ、この前みたいなジュードーは無しよ?」
曜「鞠莉ちゃんの行動次第かな」
曜「犯行予告は良くないと思うよ」
鞠莉「あ、この前みたいなジュードーは無しよ?」
曜「鞠莉ちゃんの行動次第かな」
12: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:42:10.34 ID:x+SRhHFl
鞠莉「曜、なんだか警戒してない?」
曜「背中を見せたら危ないってわかったからね」
鞠莉「甘いわね。私は正面からのハグも大得意なのよ」
曜「うーむ、逃げ場無しか」
曜「背中を見せたら危ないってわかったからね」
鞠莉「甘いわね。私は正面からのハグも大得意なのよ」
曜「うーむ、逃げ場無しか」
13: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:43:05.86 ID:x+SRhHFl
鞠莉「観念してマリーにハグされるデース!」
曜「はいはい、また後でね」
鞠莉「言ったわね、後で絶対にハグさせてもらうから!」
曜「そのつもりだよ」
曜「はいはい、また後でね」
鞠莉「言ったわね、後で絶対にハグさせてもらうから!」
曜「そのつもりだよ」
14: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:44:09.52 ID:x+SRhHFl
鞠莉「今度は言質を取ったから逃がさな…えっ?」
曜「なんてね。ほらほら、先に行っちゃうよ」
鞠莉「あっ、ちょっと、待ってよ、曜ー!」
曜「なんてね。ほらほら、先に行っちゃうよ」
鞠莉「あっ、ちょっと、待ってよ、曜ー!」
15: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:45:04.20 ID:x+SRhHFl
――――――――
曜「でね、そのとき――むっ?」
鞠莉「どうかしたの?」
曜「なんか、雨が降りそうな気がして」
鞠莉「そう?よく晴れてるし、そんな予報じゃなかったはずだけど」
曜「でね、そのとき――むっ?」
鞠莉「どうかしたの?」
曜「なんか、雨が降りそうな気がして」
鞠莉「そう?よく晴れてるし、そんな予報じゃなかったはずだけど」
16: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:46:04.06 ID:x+SRhHFl
曜「うーん、私の気のせいかも。ごめんね、話を止めちゃって」
鞠莉「いえいえ」
曜「結構歩いたし、そろそろお茶にでもしようか」
鞠莉「近くにお気に入りのお店があるの、そこでいい?」
曜「うん!」
鞠莉「いえいえ」
曜「結構歩いたし、そろそろお茶にでもしようか」
鞠莉「近くにお気に入りのお店があるの、そこでいい?」
曜「うん!」
17: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:47:06.08 ID:x+SRhHFl
――――――――
曜「いい雰囲気だね、さすが鞠莉ちゃんの行きつけのお店。何にする?」
鞠莉「私はブレンドコーヒーにするわ」
曜「じゃあ、私も同じもので」
鞠莉「紅茶とか甘い物もあるけど、いいの?」
曜「いい雰囲気だね、さすが鞠莉ちゃんの行きつけのお店。何にする?」
鞠莉「私はブレンドコーヒーにするわ」
曜「じゃあ、私も同じもので」
鞠莉「紅茶とか甘い物もあるけど、いいの?」
18: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:47:54.07 ID:x+SRhHFl
曜「鞠莉ちゃんと同じのが飲みたいんだ」
鞠莉「あら可愛い」
曜「えへへっ、お揃いだね」
鞠莉「ここはケーキも美味しいの。せっかくだからセットにしましょう」
鞠莉「あら可愛い」
曜「えへへっ、お揃いだね」
鞠莉「ここはケーキも美味しいの。せっかくだからセットにしましょう」
19: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:48:58.94 ID:x+SRhHFl
曜「いいね、どれにしようかな。あ、マリトッツォがある!」
鞠莉「へぇ、なかなかお目が高いわね」
曜「最近コンビニとかでも見かけるから、気になってたんだ。挟むタイプのシュークリームがボリュームアップしたみたいな見た目だけど、鞠莉ちゃんは食べたことある?」
鞠莉「ええ。マリトッツォはイタリアのスイーツなの」
鞠莉「へぇ、なかなかお目が高いわね」
曜「最近コンビニとかでも見かけるから、気になってたんだ。挟むタイプのシュークリームがボリュームアップしたみたいな見た目だけど、鞠莉ちゃんは食べたことある?」
鞠莉「ええ。マリトッツォはイタリアのスイーツなの」
20: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:50:11.08 ID:x+SRhHFl
曜「えっ、そうだったんだ」
鞠莉「パンにたっぷりのクリームがサンドされて、コーヒーとの相性も抜群。小腹満たしにもってこいで、一目惚れすること間違いなし」
曜「決めた、これにする!」
鞠莉「きっと気に入ると思うわ。私はティラミスにするから、二人でシェアして食べましょう」
鞠莉「パンにたっぷりのクリームがサンドされて、コーヒーとの相性も抜群。小腹満たしにもってこいで、一目惚れすること間違いなし」
曜「決めた、これにする!」
鞠莉「きっと気に入ると思うわ。私はティラミスにするから、二人でシェアして食べましょう」
21: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:52:12.57 ID:x+SRhHFl
曜「賛成!それにしてもさ」
鞠莉「ん?」
曜「イタリアといい、コーヒーといい、名前といい、マリトッツォって鞠莉ちゃんにぴったりって感じのスイーツだね!」
鞠莉「ふふっ、確かに気の利いた取り合わせかもね。すみませーん、注文お願いします」
鞠莉「ん?」
曜「イタリアといい、コーヒーといい、名前といい、マリトッツォって鞠莉ちゃんにぴったりって感じのスイーツだね!」
鞠莉「ふふっ、確かに気の利いた取り合わせかもね。すみませーん、注文お願いします」
22: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:54:38.93 ID:x+SRhHFl
――――――――
「お待たせいたしました」
曜「わあ、クリームがもりもりだ!これがマリトッツォ…!」
鞠莉「ボリューム満点、圧巻の見栄えよね」
曜「すごいね!でも、これってどうやって食べればいいのかな」
「お待たせいたしました」
曜「わあ、クリームがもりもりだ!これがマリトッツォ…!」
鞠莉「ボリューム満点、圧巻の見栄えよね」
曜「すごいね!でも、これってどうやって食べればいいのかな」
23: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:56:27.49 ID:x+SRhHFl
鞠莉「ハンバーガーみたいに手掴みでパクッと行くのが定番だけど」
曜「で、できるかな…?」
鞠莉「その大きさとクリームの量だと上手に食べるのは難しそうね。カットしたり、フォークでクリームをすくったり、上下で分けたりと、食べ方は色々よ」
曜「なるほど、そこはシュークリームと同じだね。上下に分けてみようかな、シェアするのにもちょうど良さそうだし」
曜「で、できるかな…?」
鞠莉「その大きさとクリームの量だと上手に食べるのは難しそうね。カットしたり、フォークでクリームをすくったり、上下で分けたりと、食べ方は色々よ」
曜「なるほど、そこはシュークリームと同じだね。上下に分けてみようかな、シェアするのにもちょうど良さそうだし」
24: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:58:58.12 ID:x+SRhHFl
鞠莉「それが良いわ。ティラミスも半分こするわね」
曜「はい、鞠莉ちゃんはこっち。クリームが多い方ね」
鞠莉「じゃあ曜には大きくカットした方をお裾分け」
曜「ああ、それじゃ貰い過ぎだよ」
曜「はい、鞠莉ちゃんはこっち。クリームが多い方ね」
鞠莉「じゃあ曜には大きくカットした方をお裾分け」
曜「ああ、それじゃ貰い過ぎだよ」
25: (らっかせい) 2021/07/19(月) 20:59:47.26 ID:x+SRhHFl
鞠莉「このティラミスも絶品だからぜひ食べて欲しくて。でもその前に」
曜「マリトッツォを試してから、だね」
鞠莉「そういうこと。さ、召し上がれ」
曜「それじゃ、いただきまーす。わあ、ふわっふわ。んんっ」
曜「マリトッツォを試してから、だね」
鞠莉「そういうこと。さ、召し上がれ」
曜「それじゃ、いただきまーす。わあ、ふわっふわ。んんっ」
26: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:00:58.19 ID:x+SRhHFl
鞠莉「お味はいかが?」
曜「美味しい!クリームの程よく上品な甘さが広がって、それでいてさっぱりと食べれちゃう!」
鞠莉「気軽に食べられる上に可愛くて美味しい。そんなスイーツなのよね」
曜「鞠莉ちゃんのおすすめどおり、コーヒーとの相性バッチリだよ。ああ、たっぷりクリームでお口がしあわせ~」
曜「美味しい!クリームの程よく上品な甘さが広がって、それでいてさっぱりと食べれちゃう!」
鞠莉「気軽に食べられる上に可愛くて美味しい。そんなスイーツなのよね」
曜「鞠莉ちゃんのおすすめどおり、コーヒーとの相性バッチリだよ。ああ、たっぷりクリームでお口がしあわせ~」
27: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:02:08.19 ID:x+SRhHFl
鞠莉「うふふっ、喜んでもらえてなにより…あら」
曜「どうかした?」
鞠莉「外、雨降ってきた」
曜「わ、本当だ。さっきまで全然そんな前触れ無かったのに…すごい勢いで降り出したね」
曜「どうかした?」
鞠莉「外、雨降ってきた」
曜「わ、本当だ。さっきまで全然そんな前触れ無かったのに…すごい勢いで降り出したね」
28: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:03:39.15 ID:x+SRhHFl
鞠莉「曜の予報が当たったわね」
曜「当たっちゃったね。傘も無いし、これじゃ身動きが取れないよ、せっかくのお休みなのに…」
鞠莉「落ち込むのはまだ早いわ。ほら、天気予報は相変わらず晴れるって言ってるし、きっと通り雨よ」
曜「だと良いんだけど…」
曜「当たっちゃったね。傘も無いし、これじゃ身動きが取れないよ、せっかくのお休みなのに…」
鞠莉「落ち込むのはまだ早いわ。ほら、天気予報は相変わらず晴れるって言ってるし、きっと通り雨よ」
曜「だと良いんだけど…」
30: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:21:44.70 ID:x+SRhHFl
鞠莉「なら、曜の体感はなんて言ってる?天気予報が見過ごした通り雨を感じ取るほどの高性能センサーは」
曜「言われてみれば…少ししたら止みそうな気がする」
鞠莉「きっとまた予報が的中するわ。それにね、思ったんだけど、もしかしたらお天気の神様が気を利かせてくれたのかもしれないわ。もっとゆっくりしてなさいって、ね」
曜「…そうだね、鞠莉ちゃんが言うと、なんだかそんな気がしてきたよ!」
鞠莉「美味しいコーヒーと美味しいスイーツ、心許せる話し相手。人生を楽しむのに必要な物は揃っているわ。最高の午後のひとときを満喫しましょう」
曜「うん!」
曜「言われてみれば…少ししたら止みそうな気がする」
鞠莉「きっとまた予報が的中するわ。それにね、思ったんだけど、もしかしたらお天気の神様が気を利かせてくれたのかもしれないわ。もっとゆっくりしてなさいって、ね」
曜「…そうだね、鞠莉ちゃんが言うと、なんだかそんな気がしてきたよ!」
鞠莉「美味しいコーヒーと美味しいスイーツ、心許せる話し相手。人生を楽しむのに必要な物は揃っているわ。最高の午後のひとときを満喫しましょう」
曜「うん!」
31: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:22:55.42 ID:x+SRhHFl
――――――――
「ありがとうございましたー」
曜「すっかり長居しちゃったね」
鞠莉「おかげで雨も止んだし、まったりゆったりと過ごせたわ。今日は付き合ってくれてありがとう」
曜「こちらこそ、すごく楽しかったよ。鞠莉ちゃんに声をかけてもらったおかげだね」
「ありがとうございましたー」
曜「すっかり長居しちゃったね」
鞠莉「おかげで雨も止んだし、まったりゆったりと過ごせたわ。今日は付き合ってくれてありがとう」
曜「こちらこそ、すごく楽しかったよ。鞠莉ちゃんに声をかけてもらったおかげだね」
32: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:23:49.13 ID:x+SRhHFl
鞠莉「次もまたナンパしちゃうわよ?」
曜「えへへ、お待ちしてます。この後はどうするの?」
鞠莉「日も暮れちゃたし、迎えの車に来てもらうわ。曜も家まで送るわね」
曜「助かるよ、ありがとね」
曜「えへへ、お待ちしてます。この後はどうするの?」
鞠莉「日も暮れちゃたし、迎えの車に来てもらうわ。曜も家まで送るわね」
曜「助かるよ、ありがとね」
33: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:24:19.75 ID:x+SRhHFl
鞠莉「付き合ってくれたお礼よ。それと、ご家族にお土産とか用意した方がいいわよね」
曜「いいよ、そんなに気を遣わなくて。それに、今日は私一人だし」
鞠莉「えっ、そうなの?」
曜「お母さん、明日の夜まで親戚のところに行ってるんだ」
曜「いいよ、そんなに気を遣わなくて。それに、今日は私一人だし」
鞠莉「えっ、そうなの?」
曜「お母さん、明日の夜まで親戚のところに行ってるんだ」
34: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:24:58.04 ID:x+SRhHFl
鞠莉「あら、そうだったの」
曜「うん」
鞠莉「…」
曜「…」
ようまり「あ、あの」
曜「うん」
鞠莉「…」
曜「…」
ようまり「あ、あの」
35: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:25:39.44 ID:x+SRhHFl
曜「ま、鞠莉ちゃんからどうぞ」
鞠莉「い、いえ、曜からどうぞ」
曜「けど」
鞠莉「いいから、言って」
鞠莉「い、いえ、曜からどうぞ」
曜「けど」
鞠莉「いいから、言って」
36: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:26:31.88 ID:x+SRhHFl
曜「じゃあ、えっと、言うね?その…鞠莉ちゃんさえよかったらさ、うちに泊まっていかない?」
鞠莉「!」
曜「今日は楽しかった、本当に楽しかったんだ。だから、まだ終わりたくないな、もっと一緒にいたいなって…」
鞠莉「…曜」
曜「あっ、もちろん、無理なら遠慮なく断ってくれて――」
鞠莉「!」
曜「今日は楽しかった、本当に楽しかったんだ。だから、まだ終わりたくないな、もっと一緒にいたいなって…」
鞠莉「…曜」
曜「あっ、もちろん、無理なら遠慮なく断ってくれて――」
37: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:27:14.44 ID:x+SRhHFl
鞠莉「意見が合ったわね」
曜「うん、意見が…えっ?」
鞠莉「私も同じことを言おうとしてたの。よければ曜の家に泊めてもらえないかって」
曜「ほ、ほんと?」
曜「うん、意見が…えっ?」
鞠莉「私も同じことを言おうとしてたの。よければ曜の家に泊めてもらえないかって」
曜「ほ、ほんと?」
38: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:30:31.87 ID:x+SRhHFl
鞠莉「ええ。このまま帰ってもまた時間を持て余しちゃうだろうけど、二人ならそんなことにはならないわ。なにより、私ももっと曜と一緒にいたいしね」
曜「鞠莉ちゃん…!」
鞠莉「それに言うでしょ、家に帰るまでがデートだって」
曜「この場合は家に帰ってもデート、じゃない?」
鞠莉「そうね。ふふっ、曜をナンパしたつもりが、曜にナンパされちゃったかしら」
曜「鞠莉ちゃん…!」
鞠莉「それに言うでしょ、家に帰るまでがデートだって」
曜「この場合は家に帰ってもデート、じゃない?」
鞠莉「そうね。ふふっ、曜をナンパしたつもりが、曜にナンパされちゃったかしら」
39: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:31:20.22 ID:x+SRhHFl
曜「鞠莉ちゃん。お泊りついでにもう一つ提案なんだけど、手、繋いじゃおっか」
鞠莉「いいけど、いいの?」
曜「もちろん!だってさ、今日はデートなんだもん!」
鞠莉「そうね、なんと言っても、デートだものね!」
終わり
鞠莉「いいけど、いいの?」
曜「もちろん!だってさ、今日はデートなんだもん!」
鞠莉「そうね、なんと言っても、デートだものね!」
終わり
40: (らっかせい) 2021/07/19(月) 21:32:13.25 ID:x+SRhHFl
全弾撃ち尽くしました。偶然の休日デートようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
曜「天の川、空を染めあげて」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1625655340/
ありがとうございました。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
曜「天の川、空を染めあげて」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1625655340/
ありがとうございました。
41: (もんじゃ) 2021/07/19(月) 21:55:25.19 ID:rI6V6BFw
よーまりいいですゾォ^^
42: (もんじゃ) 2021/07/19(月) 22:31:23.67 ID:JGecr+mw
ライ板が終わるか死ぬまで描き続けろ
43: (しうまい) 2021/07/19(月) 22:47:50.15 ID:/rHmzZS2
阿蘭陀館行きたいな~
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1626694134/