【SS】璃奈「出来た、猫の言葉が分かる装置」【ラブライブ！虹ヶ咲】

璃奈「これではんぺんともっと仲良くなれる。えいっ」ﾎﾟﾁｯ

ｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｯ

璃奈「....？」

璃奈「ッ！まずい！」

ﾄﾞｶｰﾝｯ

ﾓｸﾓｸﾓｸ

璃奈「ケホッ、ケホッ」

璃奈「うぅ...どこか間違えちゃったのかな」

璃奈「もう一回作り直さないと....ん？」

ﾋﾟｮｺｯ　ﾌﾙﾌﾙ

璃奈（猫耳・尻尾）「えっ？」ﾆｬｰ

虹ヶ咲学園

璃奈（帽子・ズボン）「....」ｷｮﾛｷｮﾛ

璃奈（とりあえず隠すことは出来たけど今日はなるべく人と会わないようにしないと...）

かすみ「りな子見つけた！」

璃奈「ッ！」ﾋﾞｸｯ　　ﾋﾞﾋﾞｯ

璃奈「っ..かすみちゃんか。びっくりした」

かすみ「ん？りな子、その帽子どうしたの？それにズボンも履いてるなんて珍しい」

璃奈「...かすみちゃん。お願いがあるの？」

かすみ「お願い？」

璃奈「うん、...かすみちゃんの後ろに隠れていい？」

かすみ「え？」

スクールアイドル部

璃奈「...というわけで猫耳と尻尾が生えちゃったんだ」

璃奈「それでこの帽子をかぶってズボンを履いてたの」

ﾊﾞｻｯ

璃奈（猫耳・尻尾）「....」ﾆｬｰ

しずく「なるほど、そんなことがあったんだ...」

璃奈「...」ｺｸﾘｯ

スクールアイドル同好会

璃奈「...というわけで猫耳と尻尾が生えちゃったんだ」

璃奈「それでこの帽子をかぶってズボンを履いてたの」

ﾊﾞｻｯ

璃奈（猫耳・尻尾）「....」ﾆｬｰ

しずく「なるほど、そんなことがあったんだ...」

璃奈「...」ｺｸﾘｯ

かすみ「...」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙｯ

璃奈「かすみちゃん？」

かすみ「りな子ってばズルい！！」

璃奈「わわっ！」ﾋﾞｸｯ　ﾋﾞｰﾝ

かすみ「ただでさえかすみんに負けてないくらいかわいいのに」

かすみ「猫要素が加えるなんて反則じゃん！」

璃奈「...かわいい？」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ　ﾌﾙﾌﾙ

かすみ「そうだよ！りな子ってば自分がどれだけ可愛いかもっと自覚すべきだよ！かすみんみたいに！」

しずく「かすみさん...」ﾁｮﾝﾁｮﾝ

かすみ「なにしず子！今かすみんはりな子に対して」

しずく「璃奈さんを見て」ﾆｺﾆｺ

璃奈「...ﾃﾚﾃﾚ」ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝｯ

しずく「璃奈さんってば自分が尻尾を振ってるのに気づいてないみたい...」ｸｽｸｽｯ

かすみ「....やっぱり卑怯！！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「わぁぁ！」ﾜｼｬﾜｼｬ　

しずく「それで猫耳と尻尾は大丈夫なの？」

璃奈「んっ...そこは問題ない。本来の持続時間が経ったらちゃんと消えるはず」

璃奈「２４時間経ったら消えると思う」

しずく「それなら良かった」ﾆｺｯ　

璃奈「...ところでしずくちゃん」

しずく「ん？どうしたの璃奈さん」ﾆｺﾆｺ

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ　　ｻﾜｻﾜ

璃奈「耳と顎を撫でられるの恥ずかしい,,,」　

しずく「ごめんね、璃奈さんを見てると....なんだかオフィーリアみたいで、嫌だった？」　ｻﾜｻﾜ

璃奈「ううん...恥ずかしいけど嫌じゃない...」　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝ

しずく「...」ﾆｺﾆｺ


かすみ「しず子ズルい！かすみんにも撫でさせてー！」（拘束中）

しずく「駄ー目！かすみさんってば撫で方がすごく雑なんだもんっ」

しずく「璃奈さんの髪をくしゃくしゃにさせちゃうからそこで見て学ぶこと！」

かすみ「うぅぅ！卑怯だー！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

歩夢「あっ、しずくちゃん達はもう来てたん...だ」

侑「ん？歩夢入口で止まってどうした...の？」


しずく「ふふっ...」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「しずくちゃんの撫で方、すき」ﾆｬｰ

かすみ「かすみんもー！」ｺｳｿｸ


歩夢・侑「「どういう状況！？」」

歩夢「そっか...そんなことがあったんだ。」

しずく「驚かせてしまってすみません...」ｼｭﾝｯ

璃奈「ごめんなさい」ｼｭﾝｯ

かすみ（あっ、りな子の耳が垂れてる）

歩夢「ううんっ、気にしないで。ねっ侑ちゃん」

侑「...」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

歩夢「侑ちゃん？」

侑「ねぇ...璃奈ちゃん...ちょっと猫のポーズをとってニャーって言ってみて...」

璃奈「？...にゃー」猫のポーズ＋上目遣い（）

侑「すっっっっごくかわいい！！」ｶﾞﾀｯ

璃奈「わぁっ！」ﾋﾞﾋﾞﾝｯ

侑「璃奈ちゃん良いよ！すごく良い！もう最っ高！こんなときめきを私たちだけで独占するなんてもったいない！」

侑「今カメラ用意するからちょっと待ってて！最高にかわいい璃奈ちゃんを収めないと！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

歩夢「ちょっと侑ちゃん落ち着いて！」ｷﾞｭｰｯ

しずく「そうですよ！さすがに急すぎますって！」ｷﾞｭｰｯ

侑「離して歩夢！しずくちゃん！今私すごくときめいてるんだから！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ

しずく「うぅっ...しょうがありません！かすみさん！」

かすみ「了解！侑先輩覚悟ー！」

侑「わあああ！！」

侑「うぅ...」（拘束中）

歩夢「もう、璃奈ちゃんを困らせちゃだめだよ。」

侑「反省してます...」

歩夢「ごめんね璃奈ちゃん、侑ちゃんも悪気があったわけじゃないの。ただときめいちゃっただけで...」

璃奈「大丈夫、侑さんはいい人なのは分かってる。それに侑さんの考えいいかもしれない...」

歩夢「侑ちゃんの？」

璃奈（ただの事故で生えちゃった猫耳と尻尾...）

璃奈（誰にもばれないようにこっそりやり過ごそうと思ってたけど）

璃奈（弱点も武器に変えるのが一人前のスクールアイドル...だよね）

璃奈「私、今から配信してみる！」ﾆｬｰ!

【天王寺璃奈のツナガルラボ】

璃奈（帽子）「配信を見てくれているみんな、こんにちは」

ｷｮｳﾊボードﾂｹﾅｲﾝﾀﾞ　ﾎﾞｳｼｶﾜｲｲ　ﾘﾅﾘｰｶﾜｲｲ

璃奈「実は今日みんなに見てほしいものがあって緊急で生配信を行ってるの」

ﾐﾃﾎｼｲﾓﾉ?　ﾘﾅﾘｰｶﾜｲｲ　cute!

璃奈「...私が見てほしいもの...それは～」

璃奈（猫耳）「りにゃちゃんになっちゃった。にゃー」ﾆｬｰ

ﾘﾆｬﾁｬﾝ!　ﾘﾆｬﾘｰ　ｶﾜｲｲ　ｶﾜｲｲ　ﾊﾝｻﾞｲｷｭｳ　ﾘﾆｬﾘｰｶﾜｲｲ!

璃奈「わっ、すごいコメント量。」

璃奈「実は尻尾も生えてるの。どうかな」ﾌﾘﾌﾘ

ﾆｬｰ!　ｼｯﾎﾟｶﾞﾌﾘﾌﾘｼﾃﾙ　ｽｷ　ｶﾜｲｲ!

璃奈「実は昨日色々あって、猫耳と尻尾が生えちゃったんだ。」　ｼｭﾝｯ

璃奈「元々は耳や尻尾が消えるまでひっそりとしようと思ったんだ」

璃奈「だけど同好会のみんなが似合ってるって言ってくれて...」

璃奈「それで配信することにしたんだ」

璃奈「みんなはどう思う？似合ってる...かな？」

ﾆｬｰ!　ｼｯﾎﾟｶﾜｲｲ　ﾔﾊﾞｲｸﾗｲｶﾜｲｲ　ｷｭｰﾄｯ!　ｲﾛｲﾛﾄﾊ　ﾅｲｽｲﾛｲﾛ!　ﾘﾆｬﾘｰｽｷ　ｶﾜｲｲﾖ!　ｽｺﾞｸﾆｱｯﾃﾙ!　

璃奈「...っ、ありがとう。みんなのコメントとっても嬉しい！」

璃奈「エア璃奈ちゃんボード　にゃーにゃー♪」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ　ﾋﾟﾝｯ

ｴｱﾘﾅﾁｬﾝﾎﾞｰﾄﾞｷﾀｰ!! ｲｲｼﾞﾝｾｲﾀﾞｯﾀ　ｽｷ　ﾈｺﾐﾐｳｺﾞｲﾃﾙ　　ｼｯﾎﾟﾓｳｺﾞｲﾃﾙﾖ　ｶﾜｲｲ

璃奈「そうなんだ。実はこの耳と尻尾、私の感情に反応して動くの」

璃奈「私が今どう思ってるのかみんなに伝わってると嬉しいな」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

ﾄｯﾃﾓｳﾚｼｿｳ　ﾀﾉｼｿｳ　ｽｺｼﾃﾚﾃﾙ　ｷﾝﾁｮｳｼﾃﾙ　ｼｯﾎﾟﾕﾚﾃﾙｶﾜｲｲ

璃奈「みんな正解！」　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝ

しずく「璃奈さんの配信かなり好評な反応みたいですね」

かすみ「当然だよ！かすみんも思わずきゅんっってしちゃうんだから」

歩夢「璃奈ちゃんも楽しそうだし配信して良かったね侑ちゃん」ﾆｺｯ

侑「うぅっっうっ」ｼｸｼｸ

歩夢「ゆ...侑ちゃん、どうして泣いてるの？」

侑「私も配信のコメントに混ざりたかった...っ」

歩夢「あぁ..あはは...」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

愛「ふぅー、やっと来れたよー！」

しずく「あっ、愛さんお疲れ様です」

愛「おつかれ、あはは！部活の助っ人をしてたら来るのが遅くなっちゃった！」

愛「そしたらりなりーの配信が始まってびっくりしたよ！」

愛「っととそんなことより、いってこーい！」

ﾀｯﾀﾀｯ　ﾆｬｰ

璃奈「えっと、次のリクエストは」

ﾀｯﾀﾀｯ

璃奈「ん？」

はんぺん「にゃー！」

璃奈「わわっ、はんぺん！」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

ﾈｺｶﾞｷﾀ　ﾊﾝﾍﾟﾝﾀﾞ　ﾈｺ×ﾈｺ

はんぺん「にゃおん！」ｺｼｺｼ

璃奈「っ..っあはは！..くすぐったい！」

ﾐﾐｶﾞｳｺﾞｲﾃﾙ　ｳﾚｼｿｳ　ﾘﾆｬﾘｰｶﾜｲｲ!

愛「りにゃりーをはんぺんに見せたらさ」

愛「にゃーにゃーって愛さんのスマホ引っ掻こうとするくらい喜んでたから連れてきたんだ！」

愛「おかげで愛さんのケータイはこの通り」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

愛「でもその成果はちゃんと見れそうだね♪」

璃奈「はんぺん、この耳どうかな」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

はんぺん「にゃおー、にゃー！」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

璃奈「はんぺんも喜んでくれて嬉しい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ　ｺﾞｼｺﾞｼ

はんぺん「にゃにゃぁ！」ｼﾞﾀｼﾞﾀ

璃奈「さっきのくすぐったかったからお返し」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ　ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

はんぺん「ふにゃぁ！」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

璃奈「っ..ふふっ、手をなめるの禁止っ...っ」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

かすみ「むむむ...」

しずく「かすみさんどうしたの？」

かすみ「別に..っ、何でもないよしず子！」ﾌﾟｲｯ

愛「さてはかすかす、はんぺんに嫉妬してるな！」

かすみ「かすかすじゃなくてかすみんです！」

かすみ「そりゃ、ちょぉっと羨ましいなぁとは思ってますが嫉妬なんて！」

しずく「あっ、はんぺんが璃奈さんに抱かれてる」

かすみ「なっ！！」

愛「あはは！完全に反応しちゃってるじゃん！」



歩夢「璃奈ちゃん、はんぺんが来て増々楽しそうだね侑ちゃん♪」

侑「...っ」

歩夢「侑ちゃん？」

侑「....っ！はぁっ...！はぁっ...！」

歩夢「侑ちゃんどうしたの！？」

侑「ご..ごめんね歩夢...凄くときめいちゃって呼吸をするのを忘れてたよ」ﾊｧ...ﾊｧ...

歩夢「侑ちゃん....」

璃奈「こうやって抱けばはんぺんも抵抗できないよね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

はんぺん「にゃぁお」

璃奈「あっ、見ているみんな反応することできなかった。ごめんなさい」ﾍﾟｺﾘ

はんぺん「にゃぁ」

ﾃﾝｺﾞｸﾊｺｺﾀﾞｯﾀ　ﾑｼﾛﾂﾂﾞｹﾃ　ｲﾔｻﾚﾀ　ﾘﾆｬﾘｰｶﾜｲｲﾖ　ｽｷ　ｱﾔﾏﾘｶﾀｶﾜｲｲ　ﾈｺﾐﾐｶﾞﾖｸﾐｴﾙ

璃奈「今日の配信、色々と不安だったけどやって良かった」

璃奈「またみんなとつながることが出来るようにこれからも頑張るよ」ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝ

璃奈「それじゃあ、配信を見てくれたみんな、最後にひとつ...」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ　ﾅﾆｽﾙﾉｰ?　

璃奈「...」

璃奈「今日見てくれたみんなありがとにゃん」ﾆｬﾝﾆｬﾝﾎﾟｰｽﾞ

はんぺん「にゃー♪」

ｱｯｯ　ﾀﾞﾒ　ﾄﾂｾﾞﾝﾉﾆｬｰﾊﾊﾝｿｸ　ｼｼｬｽｳﾀｽｳ　ﾊﾟﾀﾘｯ

侑「...」ﾊﾟﾀﾘｯ

歩夢「侑ちゃん！？ねぇ、しっかりして！」

璃奈「また見てね。」　

璃奈「ふぅ」

愛「お疲れりなりー、配信すごく良かったよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「ありがとう愛さん」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

璃奈「それと私のせいで携帯が壊れちゃったみたいでごめんなさい、弁償するよ」ｼｭﾝｯ

愛「あはは！気にしないで大丈夫だよ！すごく良いものを見せてもらったんだし♪」

璃奈「でも」

愛「でもじゃなーい！そんなに弁償したいなら今後りなりーの手料理を振舞ってよ♪これ以上はダメ！」

璃奈「愛さん...分かった。愛さんに喜んでもらう料理作るから楽しみにしてて」

愛「おっ言ったね！愛さんの評価は辛口だからね」

璃奈「ほかのみんなもありがとう、皆のおかげで配信をやる勇気が出た。すごく感謝してる。」ﾍﾟｺﾘｯ

しずく「ううん、璃奈さんがとっても頑張り屋さんなだけだよ」

かすみ「そうだよしず子、周りじゃなくってもっと自分を褒めないと！」

歩夢「そうだね、配信中でも私たちのおかげで配信出来たって言ってたけど」

歩夢「璃奈ちゃんの勇気が一番配信を成功させた理由なんだから」

璃奈「しずくちゃん、かすみちゃん、歩夢さん...」

ｻｯ　

歩夢「...？璃奈ちゃん、そのボード何も表情書かれてないよ？」

璃奈「違うの、これはただ顔を隠してるだけ」

璃奈「今みんなの言葉が嬉しくて、恥ずかしくて...なんだか顔を合わせられない...///」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝ

しずく「璃奈さん、耳と尻尾がすごく反応してるよ」ﾌﾌｯ

歩夢「本当だ、頭隠して耳と尻尾隠さずだねっ」

璃奈「はんぺんもありがとね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

璃奈「今回は失敗しちゃったけど今度はちゃんと心が通じれる装置作れるように」

はんぺん「にゃあ！」ﾈｺﾊﾟﾝﾁ

璃奈「いたっ」



しずく「璃奈さんって案外鈍感ですね」ﾋｿﾋｿ

歩夢「そうだね」ﾋｿﾋｿ

かすみ「全くですよ、あんなに楽しんで、最後のそれには気づかないなんて」ﾋｿﾋｿ

愛「あはは、りなりーのかわいいところでもあるんだけどねっ」ﾋｿﾋｿ

愛「でもそろそろ気付いてくれないかな」


「もう会話をするまでもなく心が通じ合ってるってことにさ」

終わり

おまけ


璃奈「あれ？そういえば侑さんは？」

歩夢「侑ちゃんなら今日の璃奈さんを見たらときめいちゃってあそこで寝かせてるよ」ｱﾊﾊ...

侑「りにゃりー...あはは...」ｽﾔｽﾔ

おまけ２

翌日

かすみ「かすみんに見せたいものってなんなの？」

璃奈「かすみちゃん、このボタン押してみて」

かすみ「え”っ、なにこのボタン」

璃奈「それは押してからのお楽しみ、璃奈ちゃんボード【ニヤリ】」

かすみ「うぅっ...良く分かんないけど押せば良いんでしょ...えいっ！」

ﾎﾟﾝｯ

かすみ「うわぁっ！何今の音」

璃奈「かすみちゃん...」ｽｯ

かすみ「鏡？一体何が起きて...」

かすみ（猫耳・尻尾）「...え？」

璃奈「サプライズプレゼント」

璃奈「猫耳、尻尾すごく好評だったから作ったの。」

璃奈「それにかすみちゃんも猫耳付けたかったみたいだから」

璃奈「迷惑じゃなかったらかすみちゃんもどうかなって...」

かすみ「...っ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

璃奈「...かすみちゃん？」

かすみ「りな子ぉ..っ」

かすみ「ほんっとうにりな子ってそういうところあるよね！」

かすみ「こんなサプライズしてくれて...嬉しくないわけないじゃん...っ」ｷﾞｭｩｩ

璃奈「か..かすみちゃん...っ苦しい...！」

かすみ「知らない！りな子がどれだけ鈍いかわかるまでずっと抱きしめてるよ！分かった！？」

璃奈「分かった..っ分かったから離してぇ...！」ﾊﾞﾀﾝｷｭｰ


本当の終わり

以上で終了です。

りにゃりーの良さがもっと伝わってほしい気持ちで書きました。
一回ごとの更新が遅く、稚拙な文章だったと思いますが少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

癒された
乙

おつおつ
りにゃりーにめちゃくちゃ癒された……
マジで良かった