【SS】曜「梨子ちゃんってレズなの？」梨子「違うよ？」【ラブライブ！サンシャイン!!】

曜「……」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「………」ｶｷｶｷｶｷ

曜「ねぇ梨子ちゃん」

梨子「どうしたの？」

曜「梨子ちゃんってレズなの？」

梨子「違うよ？」

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「……」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「えっ」

曜「？」

梨子「ううん、何でもないよ」

曜「そっか」

曜「……ねぇ梨子ちゃん」

梨子「ん？」

曜「なんで梨子ちゃんの部屋には女の子同士がイチャイチャする本があるの？」

梨子「それは、デッサンの練習に使うのよ」

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「ルビィちゃんの中の人も女の人の乳　をよく調べてみるそうよ」

曜「中の人？」

梨子「なんでもないよ」

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「曜ちゃんはレズなの？」

曜「違うよ？」

梨子「………」ｶｷｶｷｶｷ

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「じゃあ何で曜ちゃんの家には千歌ちゃんの写真が沢山あるの？」

曜「友達だからだよ」

梨子「………」ｶｷｶｷｶｷ

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「私は友達じゃないの？」

曜「どうして？」

梨子「私の写真は飾ってくれないじゃん」

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「………」ｶｷｶｷｶｷ

曜「梨子ちゃん写真撮らせてくれないから」

梨子「いいよ、撮らせてあげる」

曜「はいチーズ」

ﾊﾟｼｬ

梨子「曜ちゃんも写真撮らせてよ」

曜「いいけど、何に使うの？」

梨子「曜ちゃんって夜寂しくなる時あるでしょ？」

曜「うん」

梨子「はいチーズ」

曜「ちょっと待ってよ」

梨子「どうしたの？」

曜「どうしたの？じゃないよ、理由になってないよ」

梨子「うん、だから夜寂しくなった時に曜ちゃんの写真にキスするためだよ」

曜「……梨子ちゃんってレズなの？」

梨子「違うよ？」

曜「じゃあなんでそういうこと言うの？」

梨子「友達だからだよ」

曜「友達でもそんなことしないよ」

梨子「東京では普通だよ」

曜「東京の人ちょっと軽蔑するかも」

梨子「千歌ちゃんは写真撮らせてくれたけどね」

曜「ちょうだい」

梨子「写真撮らせてくれたらね」

曜「ん」

梨子「笑ってよ」

曜「はい」

梨子「はいチーズ」

曜「ほら、千歌ちゃんの写真はやく」

梨子「曜ちゃんってレズなの？」

曜「……」

梨子「レズなんだ」

曜「いいじゃん別に」

梨子「へぇ～」ﾆﾔﾆﾔ

曜「何さ、梨子ちゃんの事だって可愛いと思ってるよ」

梨子「ありがとう」

曜「でもさ、私絶対レズだと思うな
梨子ちゃん」

梨子「うん」

曜「うん、て」

梨子「女の子同士の恋愛なんて普通だよね」

曜「やっぱり」

梨子「ほら、千歌ちゃんの写真」

曜「ありがとう」

梨子「ねぇ」

曜「ん？」

梨子「キス、してみる？」

曜「しない」

梨子「………」ｶｷｶｷｶｷ

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「いや、なんでよ」

曜「だってファーストキスは好きな人とって決めてるもん」

梨子「あー傷付いた、私は曜ちゃんから好かれてないんだ」

曜「や、そうじゃないけどさ」

梨子「千歌ちゃんはさせてくれたのになー」

曜「は？」

梨子「待って、曜ちゃん怖い」

曜「今なんて？」

梨子「千歌ちゃんにね…」

曜「あ、これ回想入るの？」


………

梨子「ねぇ千歌ちゃん、ファーストキスってみかんの味がするんだって」

千歌「へ～っ！そうなんだ～
梨子ちゃんちゅーしようよ！」

………

曜「絶対嘘だろ」

梨子「その喋り方やめて、何かちょっと曜ちゃんじゃないから」

曜「うん、それで本当は？」

梨子「曜ちゃんとキスがしたい」

曜「ダメ」

梨子「どうしても？」

曜「うん」

梨子「そっかぁー……」

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「………」ｼﾞｰｯ

曜「こっち見てる？」

梨子「こっち見ないで」

曜「見てないよ」

梨子「………」

梨子「自由研究 ファーストキスの味
2年 桜内梨子」

曜「なんか始まった」

梨子「私の自由研究のテーマはファーストキスの味についてです。
協力者は渡辺曜さんです。」

曜「拒否します」

梨子「拒否権はないんだよ」

曜「それは大変だあ」

梨子「はい、キスしよー」ｽﾞｲｯ

曜「顔が近いです」

梨子「おいおい、これキスしちゃうんじゃねーの？」

梨子「やべーよ、おいやべーよ」

曜「梨子ちゃん」

梨子「キース！キース！キース！」

曜「桜内さん？」

梨子「…ごめんなさい」

曜「………」ｶｷｶｷｶｷ

梨子「……やばいと思ったが性欲が抑えきれなかった」

曜「古いなー…」

曜「そんなにちゅーしたいの？」

梨子「ええ、それはもう、もちろん、イエス」

曜「しいたけ連れてきてあげよっか」

梨子「もう作曲しない」

曜「冗談だよ」

梨子「曜ちゃんがキスさせてくれればいいだけの話なんだけどなーっ！」

曜「梨子ちゃんの部屋の窓全開にして話す話題じゃないよね」

梨子「千歌ちゃんに聞かせてるつもりだから大丈夫だよ」

曜「うわぁ…」

梨子「二人は幸せなキスをして終了」

曜「なにそれ」

梨子「ハッピーエンド」

曜「へぇ」

梨子「はやくキスさせてよ」

曜「……はぁ」

梨子「………」

曜「１回だけだよ？」

梨子「キター！」

曜「……本当は千歌ちゃんとがよかったんだけどなぁ」

梨子「罪悪感」

曜「ほら、目瞑ってよ」

梨子「曜ちゃんのキス顔みたい」

曜「ダメ、早く」

梨子「んっ」

曜「………っ…///」ﾁｭｯ

梨子「ひゅ…ひゅーっ！ひゅーっ！」

曜「あーもう、うるさいなぁ！///」

梨子「えへへ…曜ちゃんのファーストキス貰っちゃった♪」

曜「……///」

梨子「曜ちゃん、大好きだよ」

曜「………はやく曲作ってよ」

梨子「………」



梨子「おしまいよ」

梨子「千歌ちゃんから電話だ」

曜「スピーカーにして」

ﾋﾟｯ

千歌「ねぇ梨子ちゃん」

梨子「どうしたの？」

千歌「曜ちゃんと衣装と作曲のイメージ合わせするって言ってたよね？」

梨子「言ってたね」

曜「言ってた言ってた」

千歌「色々とうるさいんだけど！」

曜「ごめんね」

千歌「曜ちゃん嫌い！」

梨子「ごめんね、曜ちゃん
やっぱりちかりこだから」

千歌「梨子ちゃんも嫌いだよ！！」

梨子「………」

千歌「それじゃあ」

ﾋﾟｯ

曜「……もう梨子ちゃんが責任取ってよ」

梨子「じゃあ付き合おっか」

曜「うん」




梨子「何か始まる可能性を感じたけど、そんなことは無かったわ
おしまいよ」

ようりこすこなんだ⚓����