【SS】|c||^.- ^||「１人を選ぶことなんて出来ませんわ」【ラブライブ！サンシャイン!!】

ダイヤ「私は後悔しておりますの」

鞠莉「え？」ｽﾘｽﾘ

ダイヤ「だって…」

果南「ん？」ｽﾘｽﾘ

ダイヤ「だーっ！うっとおしい！」ｶﾞﾀﾝ

かなまり ﾋﾞｸｯ

ダイヤ（なんで私はいつの間にハーレムを形成してしまっていたのでしょうか）
　

～１週間前～

ダイヤ「さて…皆さん！」

「は、はいっ！」

ダイヤ「今日はなんの日かお分かりですかっ！？」

曜「はいはーい！」

ダイヤ「はい、曜さん！」

曜「ドイツ海軍のビスマルクが進水した日でーす！」

ダイヤ「…え、は、はい」

曜「え？そうですよね？」

ダイヤ「は、はい……」ﾁﾗｯ

ちかりこ ｷｮﾄﾝ

ダイヤ（Oh…）
　

ダイヤ「ほ、他に誰か…」

鞠莉「ハーイ！」

ダイヤ「あ、どうぞ」

鞠莉「今日は2月14日！ヴァレンタインドゥエィデースッ！！」

ダイヤ「その通りッ！」

ダイヤ（やっと出ましたわ）ﾎｯ
　

善子「で、それが？」

善子（リア充死ね死ね死ね死ね）

ダイヤ「バレンタインデーっていうのは、愛情をチョコレートという形で伝える物だと聞きましたんです」

「ほうほう」

ダイヤ「だから、皆さんに作ってきましたの♡」

ダイヤ以外全員（えっ…///）
　

梨子「え…その…ほ、本気なんですか！？」

ダイヤ「本気ですわよ？」

梨子「あの…あ、愛(情)を私たちに伝えたんですよッ！？」

ダイヤ「はい。(敬)愛を伝えましたわ」

ルビィ「お、おねぇちゃあ///」

ダイヤ「ど、どうしましたの？顔なんか赤らめて……熱でもございますの？」ﾋﾟﾄｯ

ルビィ「あっ…///ふみゅぅ…」ﾀﾞﾗ-

花丸（ルビィちゃんが溶けたずら）
　

～そして、現在～

ダイヤ（やはりアレに原因が…？でも…別に何もしてませんが…）

千歌「だっ、ダイヤさん！！」

ダイヤ「わっ！ど、どうしましたの！？」

千歌「れ、練習が始まる前に言っておこうと思いまして！」

ダイヤ「は、はぁ…」

千歌「わっ、私と…！付きあっtｺﾞｼｬｱ

善子「あ、ゴメンなさーい千歌さん。みかん嫌いすぎて、みかんみたいな頭してる千歌さんにみかん投げちゃった」

ダイヤ（うへぇ……）

千歌 ｲﾗｯ
　

千歌「善子ちゃん～！？」ﾄﾞﾀﾀﾀ

善子「よしこ言うな！って……こ、来ないでよ～！？」ﾄﾞﾀﾀﾀ

ダイヤ（賑やかなのですね……）

花丸「あ、ダイヤさん！」

ダイヤ「あら、花丸さんではありませんか」

花丸「こ、これからお暇ずら！？」

ダイヤ「え…この後はダンス練習ですけど…？」

花丸「あっ…」

ダイヤ「ま、まさか…忘れてたんですの…？」

花丸「わ、悪気はないんです///」

ダイヤ「まぁ…」ﾌﾌﾌ
　

花丸「お、怒ってるずら？」

ダイヤ「まさか。誰でも失敗は付き物です。この程度で怒ったりはしませんわ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

花丸「あっ…///」

ダイヤ「さぁ、皆さんの所に行きましょう？」

花丸「ふ、ふぁい…」ﾎﾞ-ｯ
　

ダイヤ「お待たせ致しましたわ」

花丸「ふみゅぅ…///」

ダイまる以外全員（溶けてやがる…）

ダイヤ「それでは今日のメニューですが…まずは、準備運動からですわね。最初に柔軟運動を…「ダイヤ！私とやろう！？」「ダイヤさん！私、私！」「ヨハネでしょ！？ねぇ！？」

ダイヤ「え…えと…」

曜「千歌ちゃん！今くらいは譲ってよ！」

千歌「やだ！」

梨子「今のうちに…」

果南「おい、桜内」

梨子 ﾋｴｯ
　

ダイヤ「あ、あの…」

ルビィ「お姉ちゃんはルビィだけの物なの！」

鞠莉「What！？Are you crazy！？ルビィは何馬鹿なこと言ってるの！？」

ダイヤ「み、皆さん…」

千歌「もう怒ったッ！いくら曜ちゃんでも許さないよッ！？ババ抜きで勝負！」

曜「やだ、ポーカーがいい」

千歌「トランプ１組しか無いから出来ないんだよぉ！お願い！ババ抜きを！」

曜「神経衰弱」

千歌「ぐぁぁ！絶対負けるよぉぉ！」

ダイヤ「だ、だから…」

果南「ねぇ？何？なんでそんな横取りしようとすんの？梨子ちゃんはたかが転校生だよね？」

梨子「愛に期間は関係ありません！」

果南「うるさーい！」

梨子「ひ、ひぇっ…！」

ダイヤ「…」
　

ダイヤ「ひっく…ひっく」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ダイヤ以外全員（あ）

ダイヤ「なんで…皆話を聞いてくれないの…ぐすっ…ですか？…ひっく…」

鞠莉「あ…その…な、泣かないで！」ｱｾｱｾ

果南「そ、そうだよ！」ｱｾｱｾ

ダイヤ「もういいですわ！言い争いなら勝手にどうぞ！！」ﾊﾞﾀﾝ

曜「あっ、ちょっ！」

花丸「だ、ダイヤさん…」

千歌「どうしよー！これじゃあ、ダイヤさんに嫌われちゃったよー！」

曜「元はと言えば千歌ちゃんのせいでしょ！？」

千歌「ち、違うもん！」
　

ルビィ「お…おねぇちゃぁ……」

梨子「や、やっぱり……果南さんのせいじゃ…」

果南「え！？」ｲﾗｯ

梨子「ひえぇ」

果南「だいたい梨子ちゃんが悪いんじゃん！」

梨子「そっ、そんなこと！」


善子「…アンタたち…不毛な争いはよしなさいよ…」


曜「善子ちゃん…」

善子「ヨハネ」ｲﾗｯ

曜「ヨハネちゃん…」
　

善子「アンタたちがこんなことで争うからダイヤが嫌気差して出ていったんでしょ？なんで学習しないわけ？」

鞠莉「そ、それは……」

善子「はぁ……行ってくるわ」

千歌「え、ど、どこに？」

善子「決まってるでしよ？」


善子「生徒会室」
　

ダイヤ「ひっく…ぐすっ…」

ｺﾝｺﾝ

ダイヤ（あ、誰か来ましたわ）ｺﾞｼｺﾞｼ

ダイヤ「は、はい！どなたですk「赤い目腫らして…いつもの凛とした姿勢は皆無ね」

ダイヤ「…っ！？」

ダイヤ「よし…こ…さん…」

善子「ヨハネ」ｲﾗｯ

ダイヤ「善子…さん」

善子「…」
　

ダイヤ「そ、それで…なんの用ですの…？」

善子「別に？ただ、お話しに来ただけよ」

ダイヤ「そう…ですか……」

善子「…」

ダイヤ「…」

ダイよし「あ、あの…」

ダイヤ「あ、お先に」

善子「わ、私は後でいいわよ」

ダイヤ「い、いえ私の方が…」

善子「……キリが無さそうだから、私から話すわね？」
　

ダイヤ「ど、どうぞ」

善子「じゃあ、単純な質問をいくつか」

善子「まず１つ。さっき逃げ出したのは……やっぱり皆の態度が気に食わなかったから？」

ダイヤ「そ、そういう訳ではございませんが…その……」

善子「なによ」

ダイヤ「いつもと違って…血気盛んというか…なんというか…」

善子「まぁ、言いたいことはだいたいわかるけど」

善子「端的にいったら、バトってた皆を見るのが嫌だった……ってわけでしょ？」

ダイヤ「まぁ……はい」

善子「まぁって何よ」
　

ダイヤ「皆さんの言い争いがただの対決に発展しそうになったのを……止められない私にも嫌気が差したんですの」

善子「…」

ダイヤ「けれど…あんな出て生き方をしてしまったら……誰だって皆さんに嫌気が差しただけのように思われるでしょうね」

ダイヤ「けれど、違うんですの」

善子「……なるほどね」

ダイヤ「…」

善子（そうとうヘコんでるなぁ…）

善子「じゃあ、次の質問」

ダイヤ「は、はい」

善子「皆がダイヤにあんなに積極的になってる理由……わかる？」
　

ダイヤ「それは……」

善子「…」

ダイヤ「えと……」

善子「はぁ……だろうと思ったわ」

ダイヤ「え？」

善子「いい？１週間前のこと…思い出して？」

ダイヤ「……ビスマルク？」

善子「なんでやねん」

ダイヤ「バレンタインデーですか？」

善子「そう、それよ」
　

善子「さて、ここで問題です」

ダイヤ「は、はい」

善子「ダイヤは皆にチョコを渡しました」

ダイヤ「えぇ」

善子「さて、それは……どんな気持ちを込めたチョコですか？」

ダイヤ「…え？」

善子「その１、義理のチョコ」

善子「その２、友情の友チョコ」

善子「その３、愛情の本命チョコ」

善子「ど～れだ？」

ダイヤ「２ですわ」

善子「即答ね…」

善子（やっぱりね……）
　

善子「誤解を産んだ末の結果ね、今回の騒動は」

ダイヤ「…と、いいますと？」

善子「はぁ……」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ

ダイヤ「ほぉ…へぇ………」


ダイヤ「/////」ﾏｯｶｯｶ


善子「ね？アンタがどれだけ重大なミスをしたか分かったでしょ？」

ダイヤ「はぃ……///」

善子「で……今回のことが理解できたところで……どうするわけ？」

ダイヤ「……皆さんに謝ってきますわ」

善子「ふふ…」

善子（大正解）
　

ダイヤ「みっ、皆さん！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

果南「ダイヤ！？」

ダイヤ「皆さんに……その……謝らないといけないことが……」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ



ダイよし以外全員「えーーーっ！？」

千歌「あれ、本気じゃあなかったんですか！？」

ダイヤ「当たり前じゃないですか！」

曜「うっそ…」

ダイヤ「嘘ではありませんわ」

梨子「…」ｽﾞ-ﾝ

果南「り、梨子ちゃん…」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

梨子「ぅぅ…かなぁんさぁん！」ｷﾞｭｯ

果南「あっ……///」

ダイヤ（……え？）
　

ルビィ「まりさぁん…」ｸﾞｽｯ

鞠莉「ふふ…おいで？」

ルビィ「ぅん…！」ｷﾞｭﾂ

鞠莉「うふふ///」

ダイヤ（…は？）

曜「千歌ちゃん……ぐすっ」

千歌「曜ちゃぁん…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ようちか「うぅぅ…」ｷﾞｭｯ

千歌（ありがとね…慰めてくれて）

曜（ありがとう千歌ちゃん…嬉しいよ…）

千歌（優しいね…曜ちゃん…さっきまでは意地張っちゃってゴメンね？）

曜（いつも優しい千歌ちゃん。最終的には絶対に味方になってくれる千歌ちゃん……ありがとうだよ…）

千歌（あれ…？なんだろ…この気持ち…）

曜（ん…？あれ…？もしかして…）

千歌（もしかして…！）

ようちか「/////」

ダイヤ（……はえ？）
　

ダイヤ「なんですのこれ」

善子「…」

ダイヤ「ちょ、ちょっと！」

善子「ほら……戦いを終えて、お互いの力を分かりあった仲って…良好な関係になる時…あるじゃん？」

ダイヤ「そういうものなんですの！？」

善子「そういうものなの！」

善子（多分）
　

ダイヤ（なんだか腑に落ちない終結の仕方ですわね……）

ダイヤ（でも……）ﾁﾗｯ

ｳﾌﾌ ｷｬｯｷｬ

ダイヤ（ま…いいですわ）
　

～下校時～

ダイヤ「それではみなさん、夜道にお気をつけて帰りましょう」

「はーい！！」

ダイヤ（はぁ…今日は本当に疲れましたわ……）ﾃｸﾃｸ

「ねぇ…」ﾋｿﾋｿ

ダイヤ「ん？」ﾁﾗｯ

善子「私よ」ﾋｿﾋｿ

ダイヤ「ど、どうしましたの？」ﾋｿﾋｿ

善子「ちょっと、ちゃんとこっち向いて？」ﾋｿﾋｿ

ダイヤ「は、はぁ…」ﾋｿﾋｿ

善子「ふふ…」


ﾁｭｯ


ダイヤ「え……///」

善子「わ、私は…その…バレンタインよりも前から…好きだった…から……その……な、なんでもないー///！！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ダイヤ「えっ、ちょっ！えぇ///！？」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

善子（やった！やっと伝えられたーっ！！）

ダイヤ（どういうつもりなのですか！？善子さんはッ！）

果南「２人とも仲いいねー」

梨子「そうですね」

曜「微笑ましいね」

鞠莉「そうね！」

ルビィ「お姉ちゃん、楽しそう」ﾌﾌ

千歌「良かった良かった！」




花丸「……マルは？」
　

終

タイトル詐欺になってしまったがすまない

こんな駄文に付き合ってくれてサンクス