【SS】四季「出来た。素直になる薬」可可「でかしマシタ！」【ラブライブ！スーパースター!!】

クゥすみ
　

四季「ついでに媚薬効果も付け加えた。これはクワガタのメス同士が交尾する際にフェロモンを(うんぬんかんぬん)」

可可「くくく…これであのグソクムシもイチコロに決まってマス！」

可可「思い立ったが吉日デス！待ってやがれ、デス！」ﾀﾞｯ

四季「くれぐれも悪用しないで…あ、行っちゃった……」

メイ「よぉー四季、どうしたんだー？さっきの可可先輩だろ？」

きな子「なんだか悪い顔してたっすね？」

四季「素直になる薬を作ってくれ、って」

メイ「……あ～、なるほど」ﾊﾊ

夏美「どういうことですの？」

きな子「すみれ先輩のとこに行ったっすよ」
　

～～～
可可「やい！グソクムシ！そのおマヌケなツラを貸しやがれ！デス！！」

すみれ「一体どこでそんな言葉覚えてくるのよ…で、今日は何の用？」

可可「この前、アナタはククとの待ち合わせに遅れてキマシタよね？お詫びとしてフラペチーノを奢りやがれデス！覚えてないとは言わせマセンよ？！」

すみれ「あー、あの服選びに付き合え、ってやつね。いいわよ、早速行きましょうか」ｽｸｯ

可可(ふふん……今から薬を仕込まれるとも知らずに呑気なものデス……ぷぷっ笑いが止まりマセンねww)ﾆﾏﾆﾏ
　

-某コーヒー店-

可可「ほわっ♡期間限定のチョコバナナフラペチーノではないデスか？！」ﾊﾟｱｱｱ

すみれ「へぇー、期間限定なのね。私もそれにしようかしら。あ、期間限定の2つお願いしまーす」ﾆｺｯ

店員「今ならカップル割引が適用されますが」ﾆｺｯ

可可「んなっ？！///ククとこのすっとこどっこいがカップル？！///」ｶｱｧ

すみれ(あら、20%も安くなるのね、使わない手はないわ)

すみれ「それでお願いします」ﾆｺｯ
　

～～～
すみれ「なーに怒ってるのよ」

可可「ククはあなたとカップルになった覚えはアリマセン……」ﾑｽｯ

すみれ「安くなるってんだからしょうがないじゃない。まったく、悪かったわよ」ﾔﾚﾔﾚ

すみれ(そんなに私とカップルだと思われるのが嫌なのかしら…普通に傷つくわね)ｽﾞｷ

可可(あんな、人の前でカップルだなんて…///もぉ～恥ずかしいデス///)

店員<期間限定バナナフラペチーノお２つのお客様ー

可可「あ、ククが運びマスので、すみれは席確保しに行ってクダサイ」
　

すみれ「あら、そう？じゃあよろしくね」ｽﾀｽﾀ

可可(すみれが席を取りに行ってる間にククは…)ﾆﾍﾗ

店員「どうぞ。彼女さんと一緒にお召し上がりください」ﾆｺｯ

可可「～～～！！だからカップルではアリマセン！！///」

可可(飲み物を手に入れました。すみれの見えないところで…)ｻｰｯ!

可可(くっふふ、これを飲めばグソクムシもちょっとは素直に……)ﾎﾜﾜﾝ
　

～可可妄想劇場～

すみれ「実はね、アンタのことが前から好きだったのよ！」

可可「そ、そうなのデスか…///」

すみれ「アンタはどうなの？」

可可「ク、ククは別に……///」

すみれ「素直になりなさいよ！」ｶﾞｼｯ

可可(手首を掴まれて、壁に押さえつけられて///)

すみれ「ちょ、暴れるんじゃないわよ！」

可可「痛いデスよ！ちょっとは優しくしやがれデス！」

すみれ「優しく、ならいいの？」ｱｺﾞｸｲ

可可「……いいデスよ」ﾒﾂﾑﾘ

～2人は幸せなキスをして終了～
　

可可(おほっ♡それに媚薬効果アリということはヌレヌレグソクムシが泣いてせがみ倒すところも見れそうデスw)

可可(薬を入れた方はトレーには置かず、自然に渡せるように持っておけば間違えたりもしないデス…我ながら完璧デスね…)ﾌﾌｯ

可可「すみれ、お待たせしマシタ」

すみれ「ああ、ありがとう」ﾋｮｲ

可可「ふぁっ！？」

すみれ「ん？何よ」

可可(ト、トレーの方を先に持っていかれマシタっ…！！)ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
　

可可「すみれ？こ、こっちの方が量が多く見えなくもない…デスよ？」ｸﾞｲ

すみれ「あんたチョコバナナ好きじゃない、じゃあ尚更こっちでいいわよ」ﾁｭｰ

可可(まずいデス…非常にまずいデスよ！ククの持ってる方のドリンクには薬が…)ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

すみれ「んー、あ、美味しい。最近イチゴばっかりだったからバナナって新鮮よねー」ｽﾞｿﾞｿﾞ

可可「…………」

すみれ「あら、飲まないの？あんなに飲みたがってたのに」

可可「い、いえ、あまりにも感動して(棒)…」

可可(薬を入れたから、なんて言えるわけもアリマセン…ここは飲むしか………)

可可(の、飲んでしまったら、クク、どうなってしまうのデショウ？)ﾄﾞｷﾝﾄﾞｷﾝ
　

～可可妄想劇場第2章～

可可「クク、ずっとアナタのことが…///」

すみれ「っ、可可！」ｶﾞﾊﾞｯ

可可「だ、ダメデス！ククの感度は今3000倍！」

すみれ「えっ？！」ｷﾞｭｯ

可可「抱きしめられただけで…♡悔しい…けど感じちゃいマスっっ♡♡♡」ﾋﾞｸｯ♡

可可「あ、あいやぁ～～♡♡♡」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ♡

～～～
可可(なんてコトに！！！)ｶﾞｸｶﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸﾝ

すみれ(なんか顔色が悪いわね…2日目なのかしら)
　

可可(な、南無三デス！！)ｽﾞｿﾞｿﾞ

可可「………！！」ｺﾞｸﾝ

可可「あ、あ………！！」ｶﾞｸｶﾞｸｯ!!

すみれ「ク、クゥクゥ？？」

可可「～～～っっ！好喝！とお～っても美味しいデス！！！」ﾊﾟｱｱｱ

すみれ「……フッ、良かったじゃない」

可可「チョコバナナわたるシミ……」ﾎﾜｧ

可可(美味しいデス。薬の効果にビクビクしてマシタが……遅効性なのデショウか、今のところ何ともないデスね)ｽﾞｿﾞｿﾞ
　

～～～
可可「はぁー美味しかったデス。ごちそうさまデシタ」

すみれ「どうも。これでチャラだからね」

可可(あれから30分以上経ちましたが何ともありませんね…もしかして失敗作だったのデショウか？？)

ﾌﾟｧｧﾝ!!
すみれ「あ、電車来た」

可可「……ｱｲﾔｰ、なんだかとても人が多いデスね….」ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

すみれ「あ、ちょっと、はぐれるんじゃないわよ」ｶﾞｼｯ

可可「！！」ﾄﾞｷｯ
　

すみれ「ほら、こっち壁だから。アンタはここに立ってなさい」

可可(っ……掴まれた所が…熱いデス！)ﾄﾞｷﾝﾄﾞｷﾝ

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ
可可(人が密集してマスが、すみれが立ち塞いでくれてマス……態勢がなんだか壁ドンみたいで………♡)ｷｭﾝｷｭﾝ

可可(もしや、もう効果が出てきて……？？)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

車内アナウンス<次、澁谷、澁谷です

ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ
すみれ「わっ！！」ﾄﾞｻｯ

可可「！！！」ﾋﾞｸｯ!!!
　

すみれ「ご、ごめん、人がなだれ込んできたものだから…！」ｺｿｺｿ

可可「い、いえ」ｺｿｯ

可可(わぁ…///今まで経験したことのないくらい身体が密着してマス！！！)ﾋﾞｸｯ

ﾕﾗﾕﾗ
すみれ「……！」ｸﾞｯ

可可「……♡！！」

可可(電車が揺れるたび、身体同士の密着と擦れが……♡♡)ﾋﾞｸｯ

可可(揺れに対してでしょうが、しゅみれの耐えるかのような表情がまたたまりマセン…♡)ﾎｧｧ

可可(んん、なんだかボーっとしてきマシタ……これが薬の効果…♡？？)ﾋﾞｸｯ♡
　

車内アナウンス<原宿～原宿～

ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ
クゥすみ「「はぁ…はぁ…」」

可可(危なかったデス…あのまま密着していたら、トブところデシタ…)ﾊｧﾊｧ

千砂都「あれ？可可ちゃんにすみれちゃん？おーい！」

すみれ「千砂都にかのん、それに恋まで？！」

千砂都「今日は練習休みだからってお2人でデートですか？このこのっw」ﾆﾔﾆﾔ

すみれ「なっ！違うわよ！///」ｶｧｧ
　

恋「1年生からお2人が一緒に出かけた、とは聞いていましたが…」

かのん「あれ？可可ちゃん、顔が真っ赤だよ？！大丈夫？？」

可可「アェ？？？」ﾎﾟｰ

千砂都「本当だ、熱でもあるんじゃない？」

可可「ク、ククは大丈夫デス」ﾌﾗｯ

すみれ「危ないっ！！」ﾀﾞｷｯ

すみれ「本当に大丈夫なの？家まで送りましょうか？」

可可(わわわわっ？！！近いデス！抱くなデス！オデコ触るなデス！///)ﾎﾞﾌﾝ!!!
　

恋(可可さんが余計真っ赤に…)

千砂都(なーるほど？)ﾌﾑﾌﾑ

かのん(あー…すみれちゃんのせいかー…)

すみれ「とりあえずこの子送るから、じゃまた」

かのちぃれん「「「…………」」」

千砂都「……送らせて大丈夫だったのかな？」ﾎﾞｿ
　

-部室-

四季「あっ……あれ？可可先輩、薬忘れてる……」

メイ「でも部室出る時持っていったんだろ？なんでここにあるんだよ？」

夏美「なっ？！私のオニサプリ(スムージー開発用粉末X)がないですの？！！」

きな子「夏美ちゃんのと取り違えた、ってことっすか？」

メイ「取り違えたところで逆パターンじゃないんだから、問題にはならないだろ」

夏美「イエ、こ、これは……マニーの匂いが致しますの！！バズりネタがすぐそこにある匂いが！！」ﾜﾅﾜﾅ
　

～～～
すみれ「ほら、着いたわよ」

可可「かたじけないデス…」

すみれ「熱は無さそうだし、安静にしてれば治ると思うわ。それじゃあ私は帰るから」ｽｯ

可可(あっ、帰ってしまいマス……嫌デス)ｷﾞｭｯ

すみれ「っ…可可？」

可可(これは薬のせい、薬のせいなのデス…)

可可「………帰っちゃヤデス」ﾎﾞｿ

すみれ(っっっギャラクシー？！後ろから抱きつかれて…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

すみれ(おかしいわね、どうしちゃったのかしら…何か変なものでも食べた？？)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

可可「もっと…一緒に居たいデス…」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

すみれ「」
　

ｷﾞｨ ﾊﾞﾀﾝ
すみれ(あの流れで上がっちゃったったら上がっちゃったわよ……この子どういうつもりなのかしら……)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

すみれ(もしかして…可可にも気がある、とか……イヤイヤ、あの可可よ？そんな素振り今までだって見せたこと)

可可「………」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

すみれ「な、何……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　

可可「クク、今日はすみれとお出かけ出来て楽しかったデス…」ﾎﾞｿ

可可「すみれと飲むフラペチーノはとても美味しかったデス…カ、カップル割引はその、本当は嫌じゃないというか……」

可可「やぶさかではないというか……///」

可可「だから、その…すみれがよければ、ククと………///」ｶｧｧ

すみれ「っ！可可！！」ｶﾞﾊﾞｯ

可可「あっ……ああっ……♡」ﾋﾞｸｯﾋﾞｸｯ

可可(ギュッてされるの、気持ちいいデス…)ｳｯﾄﾘ

すみれ「可可、実は私……！」
　

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
クゥすみ「「…………」」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
すみれ「………出なくていいの？」

可可「……ちょっと見てきます」ﾑｽｯ

可可(いい雰囲気が台無しデス……一体どなたが…)ｽﾀｽﾀ

可可「はい、どちら様デショウか？」ｶﾞﾁｬ

夏美「可可先輩！！」ｾﾞｰｾﾞｰ
　

可可「夏美？何か用でも…」

メイ「ダメだって言ってんだろ！おい、暴れんな！」ﾊｶﾞｲｼﾞﾒ

きな子「そうっすよ！可可先輩は今絶対プライベートな時間を…！！」ｱｾｱｾ

すみれ「騒がしいわね、何か聞き覚えのある声が」ﾋｮｲ

可可メイきな子「「「あっ……」」」

すみれ「げっ……あんた達…」

夏美「や～っぱり可可先輩の所にいらしたんですのね！可可先輩、薬を届けに来ました！」●REC
　

可可「アェ？薬？」ｷｮﾄﾝ

四季「先輩、コレ」ﾎﾟﾝ

可可「この薬……え？でもククはちゃんと…」

夏美「私のオニサプリと取り違えたんですの！さあ！このお薬を使って早速…！」

可可(取り違えた……！？いつ？どこで？それより、薬でもないものを飲んで可可はあんな恥ずかしいコトを………！！？///)ﾜﾅﾜﾅ

すみれ「話が一向に見えてこないのだけれど？可可、ちょっと説明…」

可可「うがぁあああああ！！！(怒泣)」

1年生「ひぃっっ？！」

メイ「ほら！激おこだろ！ずらかるぞ！！先輩方ごめんなさい！！」ﾀﾞｯ

夏美「あーん、バズりネタが～」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
　

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
ｼｰﾝ…
すみれ「……嵐が過ぎ去ったかのようね」ﾊﾊ

可可「……」

すみれ「………」

すみれ「…可可、聞いていいかしら、薬って何？」

可可「……実は………」

～～～
すみれ「素直になる薬？」

可可「すみれの気持ちが知りたくて…///」枕ｷﾞｭｯ
　

すみれ「へー、すごいもん作るわね、あの子。一見ただのクリープにしか見えないじゃない」ｼﾞｨｰ

可可(媚薬の効果は伏せておきマショウ…うぅ、それにしても恥ずかしくて死にそうデス！///)

すみれ「……で、アンタはコレを使って私の気持ちを引き出したかったと」

可可「怒るのも無理ありマセンよね…ごめんなさい」ｷﾞｭ

すみれ「可可、顔上げて」ｷﾞｼｯ

可可「…？」
　

すみれ「確かに私は怒ってる、可可がこんな薬に頼らないといけないくらい待たせていた自分の不甲斐無さにね」

すみれ「こんな薬無くてもちゃんと私の気持ち、教えてあげる」

可可「………」

すみれ「私ね、ずっと可可のことが好きだった。もし可可がよければ、っ、わっ？！」

可可「ぐすっ、うぁっ…！！」ｷﾞｭｰ

すみれ「ちょ、話の途中ったら途中よ？！」

可可「クク、ククもすみれが好きデス！好きなんデス！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

すみれ「……もう、私が今までどれだけやきもきしたと思って」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
　

すみれ(そ、それにしてもベッドの上で抱き合ってるのって、なんだか〇靡よね……)

すみれ「ね、可可……」ｱｺﾞｸｲ

可可「……？！ん、ダ、ダメデス！！///」ｵｼﾉｹ

すみれ「え、何で」

可可「告白してすぐにキスだなんて節操なさすぎデス！このスケベグソクムシ！！」

すみれ「ギャラっ？！…スケベって……」

可可「そういうのはお付き合いして1ヶ月くらい経ってからにしてクダサイ！！」

すみれ(え、1ヶ月は長くない……？待ちくたびれそう…)ｽﾞｰﾝ
　

可可「………もう、クク喉乾いたので飲み物持ってきマス。コーヒーでいいデスか？」

すみれ「ん、お願い」

すみれ(そっか、今日から恋人同士なのよね…ということは、お互いの部屋でこんな風に過ごすことも…)ﾆﾍﾗ

可可「うわ、何ニヤニヤしてやがるデスか。キモいデス」ｺﾄｯ

すみれ「別に…」ﾆﾔﾆﾔ

可可「すみれは砂糖とか要らないのデスよね？」

すみれ「そうね、そのままでいいわ。ありがとう」ｽﾞｽﾞ

可可「まったく…浮かれグソクムシにならなければいいのデスが…」ｽﾞｽﾞ
　

すみれ「まだグソクムシって……あれ、アンタそれ…」

可可「どうしマシタ？」ｽﾞｽﾞ

すみれ「え、その空けた方のクリープ、薬の方なんじゃ…」

可可「えっ？！あっ！！」

すみれ「ちょっとは学習しなさいよっ？！！アレ、可可？顔が真っ赤に…大丈夫？」

可可(やってしまいマシタ！！なんだか身体が熱く…！まさかの速効性！！)ﾊﾞｸﾝﾊﾞｸﾝ

すみれ「横になる？今冷えピタを…っとおおお？！！」ﾄﾞｻｯ

すみれ「ちょ、私を横にしてどうすんのよ？！」
　

可可「………」ﾊｧﾊｧ

すみれ「え、可可…？？」

可可「しゅみれ…♡好き♡好きデス♡」ｽﾘｽﾘ

すみれ(これが薬の効果？！四季…恐ろしい子！！)ｺﾞｸﾘ

可可「はぁ、はぁ、クク、身体が熱くて…♡♡」ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ ｽﾙｯ

すみれ「え？！え？！何事？！！！」ｱｾｱｾ

可可「しゅみれ～ちゅー♡」ﾁｭｰ

すみれ「どっちがスケベよ！さっき自分で言った言葉を思い出しなさいよっ？！アッー！！」


おしまい