【SS】夏美「にゃはーっ！グﾉﾚーポンでおせちを注文しましたの！」【グ〇注意】【ラブライブ！スーパースター!!】

　
かのん「新年」

🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀「あけましておめでとうございます！」🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀

すみれ「Liella!も9人になったし、今年も賑やかなお正月になりそうね」

可可「日本の着物は華やかデス！ すみれも…馬子にも衣装というやつデスね！」ﾌﾌﾝ

四季「そう言いながら頬を染めてる可可先輩…素敵」💞

きな子「四季ちゃんも着物似合っててカッコイイっす！ スタイルいい人が羨ましい…」

夏美「きな子も十分スタイルいいですの！ 着物が艶やかで粋ですのぉ💘」😘

恋「夏美さん、着物を褒める時は『艶やか』『粋』といった表現より『似合いますね』『上品ですね』が良いですよ」

千砂都「恋ちゃんも似合ってるよ！ 長い黒髪とマッチして思わず見惚れちゃうよ！」
メイ「いい…」👁👁ｼﾞ~ｯ

かのん「着物、いいよね…」

かのん・メイ「日本のお正月が好きだあああああああああああああ！」DIVE!
　
　

　
千砂都「…というわけで、Liella!の新年会を行っていきたいと思います！」

🎧🍧🪐☕🦊🐈🧪🥤「イェーイ！」

千砂都「初詣…は昨晩のうちにすみれちゃんのとこに行ったからいいとして…」

かのん「まずは新年の抱負だね。ラブライブ本戦前に意気込みを語ろう！」

四季「新年の抱負は動画に撮って配信する予定…真面目にやらないとね」

すみれ「で、それが終わった後は…」ﾁﾗｯ

恋「はい！ 余興の時間ですね！ たくさん練習したので楽しみにしていてください！」ﾜｸﾜｸ

きな子「えっ！ 恋先輩が何かしてくれるんすか？ 楽しみっす～～！」

可可「…」

夏美「そうして場が温まった後は…いよいよおせち料理の出番ですの～！！」😆

夏美「この敏腕LTuberの鬼塚夏美がネットで見つけた超豪華おせちを注文してますのー！！」😉

🎧🍧🪐🍑☕🦊🐈🧪「おおーーー！！！」👐ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
　
　

　
メイ「おせちかぁ…最近のおせちって豪華なものが沢山入ってるんだよな」

きな子「すっごく楽しみっすぅ～！」ｼﾞｭﾙﾘ

すみれ「けど費用は大丈夫なの？ 高かったんじゃない？」

千砂都「足りなかったならこっそり部費から出すけど…」

夏美「ぐっふっふー！ そこはマニー繰り上手のオニナッツ、ちゃんとお手頃価格で手に入れてますの」😁

夏美「なんと！ このクオリティのおせち料理が～～」ｽﾏｽﾏ

(ＦＩＳＨ)ノルウェースモークサーモン／才巻き海老の白ワイン蒸し／キャビア／〆鯖の棒寿司／鮑の冷製作／海老のテリーヌ／田舎作り／フカヒレのにこごり／帆立の瞬間スモーク／牡蠣のエスカベッシュ／いくらの醤油煮／鰊の昆布巻き/焼き蛤
(ＶＥＧＥＴＡＢＬＥ)海老芋と京人参、小堂院大根の炊き合わせ／紅白なます／くわいのバルサミコ風味／数の子の冷製／筍のグリエ／栗金団／蓮根の甘酢漬け／彩野菜のピクルス 黒酢風味／紅白嘉蒲鉾／伊達巻／丹波の黒豆
(ＭＥＡＴ)手羽中の醤油煮／フランス産シャラン鴨のロースト／国産和牛ロースト／名古屋コーチンもも肉の燻製／砂肝のコンフィー マスタードソース／鹿児島産黒豚の京味噌漬け／蟹爪のフリット／生ハムとカマンベールチーズ／肉巻きのロースト

恋「わぁ～！ とても豪華ですね！ 33品も入っていてフカヒレやキャビアまで…！！」

可可「スマホの画面でじゃなくて早く実物が見たいデスっ！」

夏美「21,000円…からさらにお安くなって～～～～！」🤑

四季「ええっ！？ そこからさらに安くなるの！？」

夏美「なんと半額の10,500円～～～～！ とってもお得だったんですのぉ～～！」🤩

かのん「半額！？ 凄いね夏美ちゃん！ 夏美ちゃんに任せて本当に良かったよ～～！」
　
　

　
きな子「こんな素敵なおせちを用意してくれるなんて…！ 流石夏美ちゃんっす！」ﾁｭｯ

メイ「お金のことは夏美に任せるに限るな」

四季「やっぱり夏美ちゃんは頼りになる…。次期部長は決まりだね」

かのん「北海道まで行って夏美ちゃんのこと誘って本当に良かったよ…！」

可可「ｽﾊﾞﾗｼｲｵｾﾁﾉﾋﾄ…」

恋「この学校に相応しいですっ！」

すみれ「アンタこそが本当のスーパースターよ…」👍

千砂都「あまりにもマルすぎるよ！ お年玉あげちゃうね」💴ｽｯ

夏美「えっ！？ お年玉があるんですの！？」😍

千砂都「本当は余興担当の恋ちゃんに渡す予定だったんだけど…いいよね？」

恋「もちろんです！」

夏美「にゃっはーー！ ありがとうございますのぉ～💞💞💞！」🤣
　
　

※もうしばらく本題までお待ちください
　
かのん「夏美ちゃんのお陰で本当にいいお正月になりそうだね」

すみれ「そうね。これなら私が作ってきたおせちは出さなくていいかもね」

かのん「すみれちゃんのおせちも美味しいんだけどね」

かのん「…また来年も食べたいなぁ」ﾎﾟﾂﾘ

すみれ「褒めてくれてありがとう。カフェの娘のアンタに美味しいって言われたら嬉しいわ」

すみれ「けど、来年は作らないかもね。受験だってあるし…」

かのん「そっかぁ…。おせち作るのって結構手間だもんね」

かのん「そうだ！ それなら来年は私も一緒に手伝うよ！」

すみれ「はぁ？ アンタそこまでして私の作ったおせちが食べたいって言うの？」

すみれ「…じゃあ来年は勉強もおせちも私の家に泊まり込みでやる？ それなら間に合うかもだけど…///」
　
　

　
可可「千砂都ー！ 先におせちを食べるように順番を変えたらダメですか？」ｼﾞｭﾙﾘ

千砂都「よだれたらしてる可可ちゃん激写📷！ 可愛い♪」

可可「🤤涎！？ もぉー！ 撮らないでくだサイ千砂都ぉ～」ﾎﾟｺﾎﾟｺ

千砂都「あはは。おせちの写真すっごく豪華だったし早く食べたいよね」

千砂都「けど可可ちゃん、ちゃんと今朝もご飯食べて来たんだよね？」

可可「ハイ！ 千砂都の作り置いてくれたご飯を食べました！」

可可「お正月は休業するお店が多いと聞いておいて良かったデス…。千砂都の料理のお陰で可可は食いはぐれなくて済んでマス！」

可可「もう毎日千砂都のお味噌汁が飲みたいデス…」ｼﾐｼﾞﾐ

千砂都「！？」ﾄﾞｷｯ

千砂都「あ、そっか…。可可ちゃんは意味知らないよね…」

可可「どーかしましタカ？」

千砂都「ううん、なんでもないYo! 」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　
　

　
きな子「…ということで、来年はセンターになるつもりで頑張るっす！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

四季「きな子ちゃんの抱負、とってもいいこと言ってるね」

メイ「そうだな。来年も先輩たちはいるけど…後輩も入ってくるんだもんな」

メイ「いつまでも『後輩』じゃいられないよな。追いついて追い越さないと」

四季「…うん。まずは今年の本戦…だけど、未来を見据えて練習していこう」

四季「千砂都先輩みたいな練習メニュー作れるか分かんないけど考えてみるね」

メイ「ああ、私がチェックするから心配すんな」

四季「…メイ」

メイ「…四季…」

きな子「2人で盛り上がってるところ悪いっすけど、私たちも一緒に頑張るんすからね…」

四季・メイ「…///」
　
　

　
千砂都「はい。じゃあ新年の抱負も語ったところで余興の時間に入ります…」

可可「…」

四季「えっ、なんで盛り下がってるんすか？」

メイ「そんなしんみりするような内容なんですか？」

すみれ「…いや、そういうんじゃないのよ」

かのん「ほらみんな、タンバリンとか鈴とか配るから盛り上げてね」

かのん「恋ちゃんは真面目に頑張るから…」

きな子「え、はい…」

ʃt(c◜･ ᴗ ･)「いよいよ余興の時間ですね！ みなさん盛り上がってますか～！？」

ʃt(c◜> ᴗ <)「ミュージックスタートですっ！ 私の歌を聴けぇぇ～～！！」

　
　

※特にこのパートに意味はありません

ʃt(c◜> ᴗ <)🎤「たたけボーンゴ～ひびけサーンバ～」

ʃt(c◜> ᴗ <)🎤「おどれ南の～カルナバ～ル」

きな子「…」

メイ「…」

ʃt(c◜･ ᴗ ･)🎤「誰も彼～も～浮かれさっわ～ぎ～」

ʃt(c◜> ᴗ <)🎤「光る汗が～は～じけっとぶ～～！！」

四季「…」

夏美「…」

ʃt(c◜･ ᴗ ･)🎤「サ～ンバ！ ビ～バサ～ンバ～～マ・ツ・ケ・ン・サ～ンバ～～～～！」

ʃt(c◜> ᴗ <)🎤「オ・レェィ！！」💃ﾋﾞｼｯ

かのん「イイゾレンチャンカッコイイー」ｼｬｶｼｬｶ

可可「キレッキレデース」ﾌﾘﾌﾘ

すみれ「コレゾニホンノブンカヨネー」ｼｬﾝｼｬﾝ
　
　

※そろそろ本題に入ります
　
恋「みなさんありがとうございました！ 大盛り上がりでしたね！」ﾆｺﾆｺ

四季「そ、そうですね…」

四季（早くおせちが食べたい…）

メイ「ああ、たくさん練習したんだろうなってのが伝わってきたよ…」

メイ（そんなことよりおせちが食べたいぞ…）

きな子「そんなことよりおせちが食べたいっす…」

きな子（そんなことよりおせちが食べたいっす…）

千砂都「声に出てるよきな子ちゃん…」

すみれ「ま、まぁこの空気をこれから豪華なおせちで払拭出来るんだからいいわよね！」

可可「そうデス！ 早く食べましょう！」

かのん「夏美ちゃん、持ってきてくれた？」

夏美「もっちろんですの～！」😉ｺﾄｯ
　
　

メイ「むぅっはぁ～！ しゅごい～～！ これが高級おせちの箱かぁ」

四季「この質素な感じの箱がいいね」

きな子「中には豪華な食べ物がぎゅうぎゅう詰めになってるに違いないっす～」ｼﾞｭﾙﾘ

恋「あ、開けてもいいですか！？」ﾜｸﾜｸ

すみれ「まぁ待ちなさいよ、今お茶ついでるから」🍵

可可「くぅ～～！ 早くしてくだサイしゅみれぇ～！」

かのん「そうそう、それに今日のメインコンテンツだよ。開けるのは部長のちぃちゃんでしょ？」

千砂都「え？ 私～？ それならセンターのかのんちゃんが開けるのが良いんじゃないの～？」

かのん「そうかな？ 去年一番頑張ってきたちぃちゃんにこそ相応しい役割だと思うんだよね」ｲﾁｬ

千砂都「それを言うならかのんちゃんは毎年頑張った大賞だよぉ～」ｲﾁｬ

きな子「イチャイチャしてないで早く開けて欲しいっす～！」
　
　

　
メイ「まぁ待てよ。これだけ豪華なおせちなんだ…。美味しく食べたいもんな」

四季「メイ…？」

メイ「恋先輩以外はまだ運動し足りないだろ？ だからさ…」

千砂都「え？ 今から走っちゃう？ ダンスの練習しちゃう？」ﾜｸﾜｸ

可可「お正月からやる気マンマンすぎマス…」

メイ「いや、そういうんじゃない。……今日のMVPの夏美を先に胴上げしちゃおうぜ」

夏美「えっ」😙

かのん「それいいね！ 丁度いい感じに体動かせるんじゃない？」

四季「賛成…」

きな子「りょーかいっすー！ さぁ夏美ちゃん、宙を舞う準備をするっすよー！」ｸﾞｲｯ

夏美「えっ！？ きゃああああっ！」ｶﾞｼｨｯ🙃

🎧🍧🪐🍑☕🦊🐈🧪「わーっしょい！ わーっしょい！ わーっしょい！」↑🥤↓
　
　

　
夏美「人生で始めて胴上げなんてされましたの…」ｸﾞｽﾝ

夏美「それにMVPだなんて…人生で初めての一等賞ですの」🤣

きな子「良かったっすね、夏美ちゃん…」

メイ「泣くのは早いぞ、夏美」

四季「そうそう、夏美ちゃんのことは凄く信頼してるんだから」

夏美「みんな…！」

すみれ「そうね。最初の出会いは好印象じゃなかったけど、今じゃ大事な仲間だものね」

夏美「すみれ先輩…！」

すみれ「夏美、貴女のひらめきや行動力は今年のLiella!の躍進に必ず繋がるって信じてるわ」

すみれ「それに根性だってある。きっと来年入ってくる新入生たちにも貴女の姿は格好良く映るわよ」

可可「すみれがここまで褒めるなんて珍しいデス」

すみれ「それだけ夏美のことを評価してるのよ♪」

夏美「すみれ先輩ぃぃ……！ ありがとうございますのぉぉ～～～！！」ｸﾞｽﾝ
　
　

　
千砂都「…これはもう決まりだね」

かのん「うん。夏美ちゃんには敵わないや」

千砂都「夏美ちゃん、このおせちの蓋を開ける役…夏美ちゃんにお願いしてもいい？」

夏美「えっ…！？ 私がですの？」

千砂都「夏美ちゃんに開けて欲しいんだ。部長として、嵐千砂都として」

千砂都「私も、夏美ちゃんのことすっごくいい後輩だと思ってるよ♪」

千砂都「今年も、夏美ちゃんとディープトークで組みたいなぁ…」

夏美「千砂都先輩…！」😂

夏美「分かりましたの！ その大役…仰せつかりましたの！」😊ﾋﾞｼｯ

きな子「夏美ちゃん」👍

メイ「夏美…」👍

四季「夏美ちゃん…」👍

夏美「それじゃあみなさん！ いつものやつで開けますの！」
　
　

　
かのん「１！」

可可「２！」

すみれ「３！」

千砂都「４！」

恋「５！」

きな子「６！」

メイ「７！」

四季「８！」

夏美「９！」

夏美「結ヶ丘スクールアイドル部…Liella!」

夏美「今年も私たちの歌をたくさんの人に届けますの！ ラブライブ本戦！絶対優勝ですのぉー！」

夏美「Song for me! Song for you!」

🎧🍧🪐🍑☕🦊🐈🧪🥤「Song for ALL!!!!」
　
　

　
🍱ﾊﾟｶｯ

かのん「…」

可可「…」

すみれ「…」

千砂都「…」

恋「…」

メイ「…」

四季「…」

夏美「…」

きな子「なっ…」

きな子「なんじゃこりゃあああああああ～～～～～～！？」😱
　
　

　
かのん「え…？ 何コレ…！？ これはあんまりなんじゃない！？」

四季「冗談…だよね？」

きな子「なんだか臭いっす…」👃ﾑｸﾞｸﾞ

夏美「え…ええっ…！？ こ、これって…」😨ｱﾀﾌﾀ

可可「どう見ても写真の物と違いマスよね！？」

すみれ「仕切り方が雑過ぎるしホイル皿とかもないしごちゃまぜになりすぎでしょ…」

メイ「っていうかこれ品数足りなくないか？」

恋「これはお正月に相応しくありませんね…」

千砂都「…夏美ちゃん？ どういうことなの？」

夏美「い、今確認しますのぉー！」😨TEL

夏美「うぅ、繋がらない…！！」😰trrrrrrrr…

夏美「も、もう少し待って欲しいですのぉっ…！」😱trrrrrrr…
　
　

　
🎧🍧🪐🍑☕🦊🐈🧪「…」

夏美「よ、ようやく繋がりましたの！ もしもし…？」😥

…………

夏美「…と、いうわけで…届けられたものは食べていいそうですの」😥

夏美「けど、他にも同じクレームが来てるから後日返金対応とします、とのことですの…」😥

四季「えっ！？ まぁこれは返金対応モノだとは思うけど…」

すみれ「食べていいわけないでしょ？ どう見ても腐ってるものがあるわよ」

かのん「そもそもなんでこれ常温なの？ 普通冷蔵保存するよね？」

夏美「そ、それは最初から常温で届けられたから…」😨

夏美「ご…ごめんなさい…！ 私が届いたときにまず確認しなかったから…」😣

千砂都「………」

恋「ま、まぁまぁ。夏美さんが悪いのではなくグﾉﾚーポンとﾉ＼"ードカフェが悪いのですから、ね？」

恋「それに意外と食べられるかもしれませんよ」💦

きな子「そうっすそうっす！」💦
　
　

　
恋「…」ﾊﾟｸｯ●

きな子「…」ﾊﾟｸｯ🧀

きな子「ほ、ほら！ 食べられるっすよ！」

可可「きなきな、チーズは安パイデスよ…。それよりレンレン！ 大丈夫なのデスか！？」

恋「～～～～～～～～～～～～っ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

かのん「恋ちゃん！？ うわわわ…！ 袋！ ビニール袋！」ｻｽｻｽ

恋「～～～～～～～～～～～～」✨✨✨

すみれ「これは…ダメね」

千砂都「うん。ものすごく残念だけどこれはもう食べられない。捨てよう…」

夏美「あ…あああ…あああああああ…！」

夏美「ああああっ………！！！」
　
　

　
夏美「本当に本当に…申し訳ないですの……」

🎧🍧🪐🍑☕🦊🐈🧪「…」

きな子「そ、そんなに落ち込まなくたっていいっすよ！ 夏美ちゃんが悪いんじゃないし…」ｸﾞｷﾞｭﾙ~

きな子「///！！」ｸﾞｷﾞｭﾙ~

メイ「別におせちに拘らなくても何かしら食べるものくらいあるから、な！」

四季「そうそう、スーパーとかは開いてないかもだけどコンビニは開いてるから」

夏美「でも…」

恋「…はぁ、はぁ…もう大丈夫です」🍵ｺﾞｸｺﾞｸ

可可「レンレン…」

すみれ「…」

千砂都「…」

夏美「………おせちの代わり…買ってきますの…」😸

夏美「にゃはにゃはっ！ すぐ買ってくるからみなさんは待ってて～」😺

かのん「っ…！ 夏美ちゃん！」
　
　

　
夏美「ひっく…えくぅっ」ｼｮﾎﾞﾝ

夏美「あんなに期待してもらったのに…いっぱい調べてこれだ！ って思ったのにぃ…！」😢

夏美「私の人生なんて…いっつもこんな感じなんですの…」😭

夏美「きっと戻ったら…」💭


すみれ『もしかしておせちを安く買ってその分のお金を横領したんじゃないでしょうね？』

可可『すみれでもしまセンよそんなこと！』

恋『誰ですかこんなおせちを買ってきたのは！ 我が校に相応しくありません！』

メイ『前々から根性の曲がったやつだとは思ってたんだよな』

千砂都『マルじゃないね。お年玉は返してもらうね』

かのん『あーあ、北海道まで勧誘しに行くんじゃなかった』

四季『食べ物を粗末にするのはダメ…それ全部食べてね？ 責任は取るべきなんでしょ？』

きな子『夏美ちゃん…きらいっす』
　
　

　
夏美「あ…」

夏美「そういえば…おせちを買うのにお金を使ったからあんまり手持ちが残ってないんでしたの…」

夏美「…さっき貰ったお年玉は…」つ【たこ焼き無料券】

夏美「…やっぱり私の人生はこんななんですの……」ｸﾞｽﾝ


かのん「そうかな！？」ｼｭﾊﾞｯ…

　
夏美「っ！？ かのん先輩！？ 追いかけてきて…くれたんですの？」

かのん「夏美ちゃんは頑張ってるよ！ 今回の件だって悪くない！」

かのん「私は夏美ちゃんのこと信じてる！ だって…」ﾀﾞｰｲｽｷｯﾃｰｲｰﾏｰｻｰｹﾎﾞｰｳ


かのん「私は…夏美ちゃんのことが好きだ！」ﾕﾒﾐﾙｼｶﾅｲﾃﾞｼｮｰ
　
　

　
夏美「え…？」

かのん「あ、もちろんその…恋愛とかじゃなくってね？」ｶｱｱｱｱｱ

かのん「先輩後輩としてというか人間としてっていうか…///」ﾓﾆｮﾓﾆｮ

かのん「とにかく！ 夏美ちゃんには『私の人生はこんな』なんて言って欲しくないんだよ…」

夏美「かのん先輩…」

かのん「以前ね、私もこんなこと言われたんだ」


『自分の事を悪く言わないでください。かのんさんに心を奪われた私も可哀そうになっちゃいます』


かのん「って…。その人が信頼してくれたから、私は今頑張れてるんだと思う」

かのん「だからさ…夏美ちゃんも今回の心配でヤケにならないで？」

かのん「私は…ううん、みんな夏美ちゃんのことが大好きなんだから」ｷﾞｭｯ…

夏美「かのん先輩…かのん先輩ぃぃ……っっ！！！」ｷﾞｭｩｯ…😭
　
　

　
夏美「みんな…怒ってはいませんの？」😢

夏美「あんなに期待してたのに…私の確認ミスでこんなことになって」😢

かのん「怒ってなんかないよ。悪いのはおせちを販売した業者の方なんだから」

かのん「今頃きっと、おせちの代わりの料理を用意してると思うよ」

夏美「みんなぁ…！！」😢

かのん「だからみんなのところに戻ろう？ まだ涙が止まらないんなら少し散歩してからでもいいからさ」

夏美「はいっ…！」😢ｷｭｯ…

かのん「ゴメンね？ 迎えに来たのが私で。きな子ちゃんとかの方が良かったでしょ？」

かのん「私、こういう時すぐｼｭﾊﾞｯちゃうんだよね…」

夏美「そんなことないですの！ かのん先輩が来てくれて…私…！」😣

かのん「本当？ それなら一つ…お願いしてもいい？」

かのん「今年は私ともディープトーク組んでよ♪ 夏美ちゃんが私のことどう思ってるか知りたいな」

夏美「かのん、先輩ぃぃ…！！」😂
　
　

　
きな子「先輩！ 夏美ちゃんは…」ｸﾞｷﾞｭﾙ~

千砂都「分かってるよ。夏美ちゃんは悪くない」

恋「悪いのはグﾉﾚーポンとﾉ＼"ードカフェです。…確認を怠ったことは確かにミスかもしれませんが」

すみれ「夏美が予算をケチって安いおせちにしたのが悪いとかは思ってないわ。あの子のことはもう信用してるもの」

メイ「なら…」

可可「ナッツは可可たちのために頑張ってくれました…。結果は伴いませんでしたが」

可可「だからその頑張りに可可たちも応え、返してあげるべきデショウ」

可可「『Song for me, Song for you, Song for ALL.』今こそLiella!の底力を見せてあげましょう！」

🍧🪐🍑☕🦊🐈🧪「おー！」

可可「すみれと千砂都はキッチンに入ってくだサイ！」

可可「残りのメンバーは…可可が纏めマス！」

すみれ「可可…分かったわ！」
　
　

　
可可「今度のおせちで1万円なくなりました…返金はあるそうですがこれ以上お金は出せまセン」

可可「なのでみんな、1品ずつでいいので家から何かしら料理を持ってこれませんか？」

メイ「可可先輩…！ 分かった！」

メイ「前に三重県に行ったときに買った松坂牛のローストビーフ！ ここで開けてやるっ！」🐮

きな子「私も…北海道からカニが届いてるっす！ 冷凍したもの持ってくるっすよ！」🦀

恋「しいたけなら任せて下さい！ カボスとしいたけは大分県の名産なのですっ！」🍄

四季「栗の甘露煮ならあるけど栗金団の代わりにできるかな？」🌰

可可「みんな…！」

可可「すみれたちと作れるものの相談はしておきマス！ 何かあれば連絡してくだサイ！」

可可「では一時解散デス！」
　
　

　
すみれ「可可…」ﾑｷﾑｷ

千砂都「気になる？ 纏め役なんて可可ちゃんが率先してするの珍しいもんね」ｶﾞｻｶﾞｻ

すみれ「そうね…。それだけあの子も夏美のことが好きでじっとしてられないってことよね」

千砂都「うん。きっとそうだよ」

千砂都「…そして、すみれちゃんのこともね♪」

すみれ「！！」

すみれ「…やっぱり年末年始かのんをウチに寄越したのはアンタだったのね？」🔪ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

千砂都「マルだよっ♪ 可可ちゃんのとこには私が行ったんだから」

千砂都「だから今日の新年会の前に仲直りできたでしょ？」

すみれ「…まぁね」

すみれ「年末年始だって言うのに喧嘩なんてするもんじゃないわね」

千砂都「その通り、みーんなマルなのが一番だよね」🍳ｼﾞｬｰｼﾞｬｰ
　
　

　
すみれ「はぁ…。アンタとかのんが羨ましいわよ。喧嘩なんてするの？」

千砂都「うーん、確かにあんまりしないかも」🧂ﾌﾘﾌﾘ

すみれ「そうよねぇ」🔪ｽﾊﾟｽﾊﾟ

千砂都「けど…喧嘩しないことが絶対いいことじゃないとも思うよ」

千砂都「現に、私はスクールアイドル部に入るまでのかのんちゃんを助けられなかったから…」

千砂都「甘やかすだけじゃなく、喧嘩できるような間柄だったら今とは違ったかもしれないよ」

すみれ「なるほどね…」ﾏｾﾞﾏｾﾞ

すみれ「まぁでも、かのんについてはこれで良かったんじゃない？」

千砂都「え…？」

すみれ「沢山『出来ない』を経験したからこそ今、夏美を追いかけることが出来てるんだと思うわ」

すみれ「アンタが沢山甘やかして、時に優しく突き放してあげたから今のあの子があるんでしょ」

すみれ「こういう『優しいかのん』だからこそ千砂都は好きなんでしょ？」

千砂都「すみれちゃん…！」🍳ｼﾞｬｰｼﾞｬｰ
　
　

　
千砂都「…そう言って貰えて嬉しいよ」🍳ｼﾞｬｰｼﾞｬｰ

千砂都「けどぉ、すみれちゃんがかのんちゃんのこと分かってるみたいでちょっと嫉妬しちゃうな」

すみれ「しなくていいわよ。千砂都と立場が違うから見えることもあるってだけよ」

千砂都「そうかなぁ～？ 年末年始一緒にいて仲良くなったとかじゃないの？」

すみれ「そういうアンタこそ可可とは何もなかったの？」ﾏｷﾏｷ

すみれ「可可は口の悪さだけなんとかしたら良い子なんだから」

千砂都「うーん、実際可可ちゃんは私にない可愛さを持ってて羨ましいな～って思うよ」

千砂都「年末年始に料理作ってあげたりしながら話すの楽しかったよ♪ 惚れ直しちゃったかも」

すみれ「…」ﾑｽｯ

千砂都「もー、すみれちゃんの方こそ嫉妬してるじゃん」

すみれ「うっさいわね。まったく…」

すみれ「はい出来上がり。……こうして千砂都と料理作りながら話すも楽しいわよ」

千砂都「それはどうも♪ こんな時間が出来たのも夏美ちゃんのお陰だよね」
　
　

　
夏美「え…？ これは…！？」

かのん「凄いねこれ…」

✨🐮✨🦀✨🌰✨🦐✨🍄✨🐙✨🐟✨🥕✨

可可「すみれと千砂都がありあわせの材料で簡易おせちを合作してくれました！」

すみれ・千砂都「ﾄﾞﾔｧ」

メイ「それに私たちが持ってきたものな。メインはこの松坂牛ローストビーフと」

きな子「北海道産のゆで蟹っす！」

恋「大分の名産品カボスもありますよっ！ これをかければ何でも美味しく食べられますっ！」

恋「今年も…私はカボスが好きですっ💗！」

四季「あのおせちほど品数はないけど、これなら動画配信出来るくらいのものになってると思う」

可可「ナッツ、席に座ってくだサイ。今日のMVPはナッツなんデスよ？」

夏美「え…！？」
　
　

　
夏美「私…私がまだMVPなんですの！？」

夏美「っていうか蟹とかローストビーフとか…高いんじゃないですの！？ ありあわせの材料だって…」

メイ「いいんだよ。元々これはみんなで食べるつもりだったんだしな」

きな子「そうっすそうっす。美味しいものはみんなで食べないとっすよ」

四季「夏美ちゃんがMVPなのは変わらないよ。頑張ってくれたのは間違いないし」

四季「こうしてみんなでおせち料理を用意できたのは…夏美ちゃんの頑張りに応えたかったからだよ」

可可「そうデス！ みんなナッツのことが大好きなのデス」

夏美「みん、な…」

かのん「ほらね、言った通りだったでしょ？」

かのん「みんな夏美ちゃんのことが大好きなんだよ。だから夏美ちゃんを応援したいって頑張れる」

🎧🍧🪐🍑☕🦊🐈🧪「今日はありがとう、夏美（ちゃん・さん）」

夏美「みんな…！」ｳﾙｳﾙ

夏美「こっちの方が有難うですのぉ…！」ｸﾞｽﾞﾝ
　
　
　
　

epilogue

夏美「にゃっは～～～！ この前の新年会の動画の再生が伸びに伸びてますの～！」

🍚5時間前　おせち美味しそうだね！ すみれちゃんも千砂都ちゃんも凄い！
🍊2時間前　松坂牛のローストビーフに北海道の蟹…！？ 都会の人は羨ましすぎるのだ
🎹2時間前　着物姿もいいわね。姫ﾘﾘｰしたいわ
⚓2時間前　恋ちゃんと四季ちゃん着物なのに揺らぐわが大きいの分かるの凄いよね…
☺　1時間前　↑着物なのに揺らぐわが目立つなんて着方が悪いわ
☆　1時間目　↑哀れにゃ

四季「コメントもたくさん…」

メイ「サニパを倒したウィーンを倒して東京予選突破したグループだからな。注目されるのは当然だろ」

きな子「メイちゃん、そこは嘘でも夏美ちゃんの編集が良かったって言ってあげるべきっすよ」

メイ「いやもう十分褒めただろ…」

四季「そうだね。あんまり調子に乗ると…」

夏美「そういえば新年会と言えば抱負とおせちを食べてるシーンだけ配信してましたの…」

夏美「あの余興も配信したらもっと再生数を伸ばせるんじゃないですの…？」💭ʃt(c◜> ᴗ <)🎤

メイ・四季「それはやめよう」ｶﾞｼｯ
　
　

　
夏美「余興は置いておくとして…本戦前に投稿する内容をもっと考えますの！」

夏美「屋上でコタツに入って配信とかどうですの？」

四季「めちゃくちゃ寒そう…だけどいいかも」

メイ「普段の練習場所を見せられるしな」

きな子「恋先輩もコタツが気になるって言ってたっすね！」

四季「…夏美ちゃんは色々楽しいことを思いついて凄いね」

夏美「こんなのはまだまだ思いついたうちに入りませんの！ もっと詳しく練らないと」

メイ「夏美…」

きな子「どうしても思いつかない時や失敗しそうな時は、私たちが手助けするっすよ」

夏美「その時はよろしくお願い！」

夏美「みんなが手助けしてくれるから、失敗を恐れずに企画を考えることが出来ますの！」
　
　

　
夏美（ひらめき、企画を練る力をずっと出し続けるのは難しい）

夏美（これに予算・時間・人・場所……現実的な壁がたくさん立ちはだかる）

夏美（だけどみんなから期待されているうちは頑張って頭も足も動かして考えたいんですの）

夏美（『失敗してもいい』これはきっと小さなころの私になかったもの）

夏美（だって私は失敗したら諦めて来たから…）

夏美（今は失敗しても諦めない。諦められない大好きなものが…大好きな人たちが出来たから）

夏美（私のことを大好きだと言ってくれる人たちが出来たから）

夏美（だから私たちはそんな人たちを笑顔にするために…これからも頭を回していくんですの）


夏美「にゃっはー！ いっそのことみんなでマツケンサンバを踊るのはどうですの？」

☕「それは良い考e」

🎧🍧🪐🍑🦊🐈🧪「ないです」


完
　
　

何やかんやでいい話だった
乙！
　

乙
懐かしくてよかった
　

カボスは草
　

素晴らしいのだ
　

グルーポン日本法人消滅してたのか
　

いいSSだった
こういうの好きだわ
　

グロおせちを動画にしたらめっちゃ稼げそう
　

グロくは見えない
ただそれだけ
　

Starry☆Sky
君に届け 2ND SEASON
みつどもえ 増量中！
これはゾンビですか？
フラクタル
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お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!
フリージング
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ルパン三世 血の刻印 ～永遠のMermaid～

懐かしすぎて草
　

かのすみ、ちさくう、かのちい、くうすみ、クーカー、ちさすみ、きななつ、かのなつ、ちさなつ、すみなつ
にカボれんまで盛り込まれてるおせち料理みたいなssだったze