千歌「ダイヤちゃん、ポッキーゲームって知ってる？」【SS】

千歌「ダーイーヤーちゃーん」ｶﾞﾁｬ

ダイヤ「あら、また来たの？」

ダイヤ「わたくしだけだからいいものの、生徒会室に入るときはノックをしなさいと何度も言ったでしょう？」

千歌「はーい。ごめんなさーい」

ダイヤ「それで、何か用かしら？」

千歌「用ってほどじゃないけど…一緒に帰りたいなーって」

ダイヤ「別にかまわないわよ」

ダイヤ「少し作業が残っているから待っててね」

千歌「うん♪」

千歌「あれ、ポッキー？」

千歌「ダイヤちゃんがお菓子持ってくるなんて珍しいね」

ダイヤ「ああ、それは鞠莉がくれたのよ」

ダイヤ「今日はポッキーの日みたいね」

千歌「11月11日…そういえば！」

千歌「ポッキーかぁ…」

ダイヤ「欲しければ食べてもいいわよ？」

千歌「え、そういうつもりじゃ…」

千歌「あっ！」

ダイヤ「どうかしたの？」

千歌「ねえ、ポッキーゲームって知ってる？」

ダイヤ「2人でポッキーの両端から食べていって先に離した方が負けというゲームでしょう？聞いたことくらいはあるわ」

千歌「やってみようよ！」

ダイヤ「お断りします」

千歌「えー、何でー」

ダイヤ「食べ物で遊ぶのはよくないと思うの」

千歌「負けるのが怖いんだ」

ダイヤ「はい？」

千歌「黒澤家の長女として何回も負けるわけにはいかないもんね」

千歌「勝てない戦いはしない。さすが賢い」

ダイヤ「…いいでしょう」

ダイヤ「安い挑発だけど、乗ってあげるわ」

千歌(にしし…我ながら名案だよ♪)

千歌(ダイヤちゃんは恥ずかしがってすぐ離しちゃいそうだもんね)

千歌(恥ずかしがりながら、チカに負けて悔しそうにするダイヤちゃん)

千歌(かわいいだろうなー)

千歌「じゃーいくよー」ﾊﾑ

千歌「んー」

ダイヤ「これを…反対側から咥えればいいのよね」ﾌｧｻ

千歌(わゎ…髪をかき上げて食べに行く姿が…なんか…セクシー///)

ダイヤ「あ…む」

千歌(え…近い！近くない！？)

千歌(こんなに近いの？千歌だけに)

千歌(ってダジャレ行ってる場合じゃないよ！)

千歌(ダイヤちゃんの綺麗な顔が目の前に！)

千歌(やばいよ、そんなに見つめられたら///)

ダイヤ「いいかしら？」

千歌「あー…うん」

ダイヤ「…」ｶﾘｯ

千歌(えー…目つぶるの？)

千歌(確かにそれならあんまり恥ずかしくないかもだけど)

千歌(でもダイヤちゃんすでに顔まっかだからすぐに勝負ついちゃうねこれは)

ダイヤ「…」ﾊﾟﾘ

千歌(あれ…どんどんダイヤちゃんの顔が近づいてるよ！)

千歌(こんな近くで見たことなかったけど、やっぱりすごくかわいい…)

千歌(やばい…チカも顔熱くなってきた///)

千歌(…ダイヤちゃんの顔から目が離せないよ///)

ダイヤ「…」ﾎﾟﾘ

千歌(もう目の前だよ！)

千歌(ピンクでつやつやなダイヤちゃんの唇が！///)

千歌(息まで感じちゃうよ、この距離じゃ！)

千歌(そういえばポッキーゲームって2人とも離さなかったら…)

千歌(どうしよう！このままじゃ…)

千歌(ダイヤちゃん止まる気ないの！？)

千歌(目つぶってるからわからないとか！？いやでも見えなくても近いのはわかるよね！？)

ダイヤ「ん…」

ﾁｭ

千歌(～＃％！？)

千歌(え、今当たった！？)

千歌(チカの唇に？ダイヤちゃんの唇が？)

千歌(これって、ききき…キスじゃ///)

千歌(わわわー…)

ダイヤ「ぁむ…」ｺｸﾝ

ダイヤ「これは…引き分けかしら？」

千歌「だだだ、ダイヤちゃん！」

千歌「今、当たったよね！？チカの口とダイヤちゃんの口が！」

ダイヤ「…ええ、そうね」

千歌「き、キスしちゃったよね！？」

ダイヤ「…そうね///」

千歌「チカ初めてだったのに…」

千歌「…もしかしてダイヤちゃん、キス慣れてるの？」

ダイヤ「もちろんわたくしも初めてよ」

ダイヤ「でも…あなたとなら初めてをささげてもいいかな…と///」

ダイヤ「ううん。むしろ初めては千歌ちゃんとがいいと思っていたわ」

千歌「それって…」

ダイヤ「こんなゲームでなんて…とも思ったけれど、こうでもなければ想いは秘めたままだっただろうし…///」

ダイヤ「あなたは…わたくしとじゃ嫌だったかしら？」

千歌「そんなことないよ！」

千歌「チカもダイヤちゃんとキスしたいと思ってたし！」

千歌「ただ…いきなりだったからびっくりして…」

千歌「ずるい…」

千歌「再戦を要求する！」

千歌「もう1回ポッキーゲームだよ」

ダイヤ「ええ、いくらでも受けて立つわ」

ダイヤ「…と言いたいところだけど」

千歌「ん？」

ダイヤ「さすがにこれ以上学校ではちょっと…///」

千歌「あ…」

ダイヤ「よかったら…わたくしの家に来ないかしら」

千歌「いいの？」

ダイヤ「今日はルビィはマルちゃんと一緒にヨハネの家に泊まると言ってたし、両親も地域の集まりで遅くなるの」

ダイヤ「だから…ね///」

千歌「…うん///」

千歌(初めてのキスはポッキーの味でした)

千歌(2回目のキスもポッキーの味でした)

千歌(10回目、20回目くらいのキスもポッキーの味でした)

おしまい

ダイヤさんつよい。そして可愛い。最高だった！

良かった
だいちかには無限の可能性がある

ほう、G’sダイチカですか…

|c||^.- ^|| 素晴らしいですわ

ダイちかss何気に多くて良い

G's世界線のちかダイ好き