【SS】可可「すみれ……夜に一人だと寂しいデス」すみれ「えっ？」【ラブライブ！スーパースター!!】

ﾌﾟﾙﾙﾙ…

すみれ（電話？）

ﾋﾟｯ!

すみれ「もしもし？」

可可『すみれ』

すみれ「可可？」

可可『……』

すみれ「どうしたのよ。こんなに夜遅くに」

可可『……』

すみれ「もしかして何か大事な用事？」

可可『……』

すみれ「可可？」

可可「……寂しい」

すみれ（えっ？）
　

可可『あのねすみれ』

すみれ「いま家にいるの？」

可可『えっ？』

すみれ「一人？」

可可『はいデス』

すみれ「あっそ。じゃあちょこっとだけ待ってなさい」

可可『すみれ？』

すみれ「いったん電話切るわね」

可可『あっ！』

ﾋﾟｯ!

すみれ「……」

すみれ（ったく。しょうがないわね）
　

＊＊＊

すみれ（で、勢いで来ちゃったわけだけど）

すみれ（可可はどんな顔するのかしら？ま、どーせあいつのことだから、ホームシックになって毛布にでもくるまってる……）

ｶﾞﾁｬﾝ!

すみれ「おじゃましまーす」

かのん「すみれちゃんやっほー！」

すみれ「っ！？」

千砂都「あ、ちょうどいいところに！すみれちゃんもウノやらない？恋ちゃんすっごく弱くて面白いんだよ！」

恋「なっ！？わ、私はようやくルールを覚えてきた頃合いなのですっ！次は絶対に負けません！」

すみれ「え……」
　

すみれ「……なんであんたたちが可可の家にいるのよ」

かのん「なんでって

可可「かのん～！紅茶入れて来マシ……あっ、すみれも来たのデスね」

すみれ「……」

可可「ふぅ……急にお客さんが増えると大変デス。えっと、すみれのマグカップは……」

ｸﾞｲｯ!

可可「いて！」

すみれ「……」ｸﾞﾆﾆﾆ

可可「ちょっとすみれ！何するのデス！放して！」

すみれ「うっさいバカ。こっちの気持ちも少しは考えなさいよ」

可可「何を言ってるのか意味がわかりマセン！すみれ！放して！」

すみれ「……」
　

すみれ「はぁ……って言うかあんた、一人でいるって言ってなかった？」

可可「はいデス。さっきまで可可は一人デシタ」

かのん「私たちもさっき来たところだよ。ね～！」

千砂都「ね～！」

恋「私たちの方がすみれさんより家が近いですし」

すみれ「……」

可可「すみれ？」

すみれ「帰る」

可可「えっ？」
　

千砂都「もう帰っちゃうの？」

すみれ「私は可可が一人で寂しいんじゃないかって思って来ただけよ。あんたたちが相手してくれてるのならいる理由がないでしょう？」

千砂都「ふーん、そっか」

かのん「あ、じゃあ私ももう帰ろ～っと」

恋「そうですね。明日の朝も早いですし」

可可「もう帰ってしまうのデスか？」

かのん「ごめんね、可可ちゃん」

可可「あぅ……」ｼｭﾝ

すみれ（……）

すみれ「……じゃ、私はもう少しだけ残ることにするわ」
　

千砂都「えっ、すみれちゃんさっき帰るって言ってなかった？」

すみれ「気が変わったの」

かのん「じゃあ私ももうちょっとだけいちゃおっかな～」

すみれ「はぁ？」

恋「では私も」

すみれ「はぁぁ！！？」
　

すみれ「ちょっと！あんたさっき帰るって言ってたでしょ！」

かのん「うん、言ったよ。でもやっぱり残ろっかな～って」

すみれ「かのんが残るなら私は帰るわよ」

かのん「そう？じゃあ私も帰ろっかな～」

すみれ「あーもう！だからー！帰るか残るかどっちかにしなさいよ！いい加減にして！」

かのん「すみれちゃん、私にそんなこと言える立場だと思ってるの？」

すみれ「なによ！」

かのん「私、その気になればすみれちゃんの恋路を邪魔したっていいんだよ？」

すみれ「……」

かのん「すみれちゃん？」

すみれ「……」

かのん（むふ～♪）

すみれ（こ、こいつ……！）
　

＊＊＊

ﾊﾞﾀﾝ

可可「すみれ？かのんたちは？」

すみれ「帰ったわよ」

すみれ（というか帰らせたんだけど）

可可「あぇ、せっかくみんなでゲームできると思ったのに……」

すみれ「もう夜遅いんだからそんなことしてる余裕ないでしょ？ほら、寝るわよ」

可可「あっ、ちょっと！可可のお布団に勝手に！」

すみれ「ほーら、一緒に寝る。寂しかったんでしょ？」

可可「……」

すみれ「……」

可可「……」

すみれ「……おやすみ」ｺﾞﾛﾝ

可可（むぅ、可可のお気に入りのお布団だったのにー）
　

～次の日～

きな子「……で、昨日は二人で同じお布団に入ってたってわけなんすね」

すみれ「ん、まあそんな感じね」

きななつ「……」

すみれ「ちょっと、絶対変な妄想してるでしょ。違うわよったら違うわよ」

夏美「すみれ先輩も案外寂しがり屋さんですの」

すみれ「だーかーらー、私じゃなくて可可の方からお願いしてきたって言ってるでしょ？私はただ

ﾊﾟﾀﾝ!!

可可「黙って聞いてれば！！昨日はすみれの方からさんざん甘えてきたクセに！！」

すみれ「可可！！？」
　

可可「勝手に可可のお布団に入ってきて！！可可のこと抱き枕にしようとして！！挙句の果てに……ん！！」

可可「可可のキレイな体にキズをつけたこと！！可可は一生許さないデス！！しかもこんな胸元に！！ほら！！」ﾊﾞｯ!

すみれ（んなぁ！！！？/////）

きな子「それって……」

夏美「キスマークですの」

きな子「キスマークっす」

きななつ「……」

すみれ「うぐっ！！？/////」

可可「マークだかなんだか知りマセンが！！寝ようとしてる可可のこと起こしてきたかと思ったら！！いきなり！！」

すみれ「っ、くぅくぅ～～～っ！！！！/////」

可可「もがっ！？」
　

すみれ「～～～～っ！！！/////」

すみれ（そういうこと人前で言うんじゃないわよばかぁぁぁぁ～～～～！！！//////）

きななつ「……」

すみれ「ちょっと！絶対変な妄想してるでしょ！！違うのよったら違うのよ～～～！！！//////」

夏美「うるさいですの」

きな子「とりあえずかのん先輩に報告するっす」

夏美「報告ですの」

すみれ「あ、ちょっと！！？かのんだけはダメ！！ダメなんだからぁぁぁ～～～！！！///////」



この後学校中に広まった
　

～その夜～

可可「……」

【キスマークとは：唇で肌を強く吸って内出血をさせた赤いあざのこと。愛情表現の一つ】

可可（愛情表現の、ひとつ……）

可可「……」

ﾎﾟﾌﾝ

可可「…………っ/////」

可可（うぅぅぅぅ～～～♡♡♡）

ｽｯｽｯ

可可：すみれ

可可：すみれ

可可：すーみれ

すみれ：なによ。どうしたの？

可可：可可がスタンプを送信しました

すみれ：暇なの？

すみれ：意味わかんないんだけど

可可：好き

すみれ：は？
　

可可：ちゅっ♡

可可：可可がスタンプを送信しました

すみれ：ちょっと、急になに！？

すみれ：なんなのよったらなんなのよ！

すみれ：反応して！

すみれ：既読無視するな！

すみれ：ねえってば！

すみれ：不在着信

すみれ：不在着信


可可（～～～～～っ////////）ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ

この後しばらく幸せだった
　

終わりです。お読みいただきありがとうございました
　

クゥすみ助かる
　

たすかる
　

素晴らしい
　

相変わらずLINEが可愛すぎる
　

自分だけじゃなくて拗ねるすみれの面倒くさい感じがとても良い
　

クゥすみは毎秒書いて欲しい
　

クゥすみありがとう😭また書いてくれると嬉しい😂
　

良いね
　

たまんね～
　

おつ
尊かった