【SS】松浦「…」諏訪「…」【ラブライブ！サンシャイン!!】

諏訪「…」

松浦「…」

諏訪「…」

松浦「…ねぇ」

諏訪「…」

諏訪「んー」

松浦「久しぶりにこっち来たのに、テラスでラノベ読んでるだけでいいの？」

諏訪「…」
　

諏訪「んー」

松浦「…」

松浦「ねぇ」

諏訪「うむ」

松浦「ほんと、のんびりでインドアだよねぇ」

諏訪「ゔーん」

松浦「…」
　

松浦「休みの日にどこか出かけたりしないの？」

諏訪「んー」

松浦「船に乗ったり、ダイビングしたり、浜辺で貝殻拾ったり」

諏訪「全部海じゃん」

松浦「…」

諏訪「…」

諏訪「去年グアム行ったよ」

松浦「え？！グアム！！？？」
　

松浦「仕事？」

諏訪「んーん」

松浦「プライベートで？！」

松浦「ななかのくせに？！」

諏訪「ん"あ？」

松浦「…」

松浦「海行った？」
　

諏訪「行ったよ」

松浦「良いなぁー、私も海外の海泳ぎたーい」

諏訪「もうすぐ行くじゃん」

松浦「一応ダイビングの勉強の為なんだけど」

諏訪「…」

諏訪「毎日泳ぐんでしょ？」

松浦「それはそうだけど」
　

諏訪「…」

松浦「…」

松浦「ねぇ、もうすぐ卒業なんだけど」

諏訪「…」

諏訪「ん、知ってる」

松浦「…」
　

松浦「…」

松浦「…三津のセブンの前にさ」

諏訪「……」

松浦「パンケーキカフェができたの」

諏訪「……」

松浦「ななか、好きでしょ？」

諏訪「……」
　

松浦「だから、その…」

松浦「久しぶりに会えたんだし、もうすぐ会えなくなっちゃうし…」

松浦「…」

松浦「一緒に…行かない？」

諏訪「…」

諏訪「行こっか」ﾊﾟﾀﾝ

松浦「…ななか」
　

松浦「…」

松浦「なに、パンケーキそんなに食べたいのー？」

諏訪「違うよ」

諏訪「果南が行きたいって言ったから」

松浦「わ、私は別に」

諏訪「果南が私と一緒に行きたいって言ってくれたから」

諏訪「行く」
　

松浦「ななか…」

諏訪「ん」

松浦「やだ、恥ずかしい」

諏訪「うむうむ」

松浦「もー」

諏訪「ちょうど定期船来てるから、乗ろ」

松浦「動くって決めたら速いんだから」

松浦「いつもは漬物石みたいなのに」

諏訪「ん"あ"？」
　

松浦「なんでもありません」

諏訪「うむ」

諏訪「アイスも食べたい」

松浦「たしかプレートセットならアイス付いてたと思うよ」

諏訪「！」

松浦「いこっか！」

諏訪「うん！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

店員「すみませーん、売り切れです」

松浦「ありゃりゃ、残念」

諏訪「ん"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
　

鞠莉「アイナ、シャイニー☆！！」

愛奈「マリー、シャイニー☆！！」

愛奈「ウッハッwww鞠莉さん元気wwwつーか今日暖かすぎwww冬なのにwww」

愛奈「ガッハッハッハッwwwピャーッwww」

鞠莉「oh…」

鞠莉「（これがななかが言ってた手を叩くおもちゃ状態）」

鞠莉「そんなことよりアイナー？今日は何か話があるんじゃなかったの？」
　

愛奈「…」

愛奈「ワイとしたことがwww」

愛奈「まぁ先ずはお買い物でもしようやwwwマリーの好きそうなお店、見つけたんやw」

鞠莉「oh！！それは楽しみね！」

鞠莉「パンクでロックなマリーの趣向をアイナが満たせるのか拝見させて頂きマース！」

愛奈「どんと来いwwwまかせんしゃいwww」

鞠莉「ふふっ、それじゃあ！！」

2人「let's go！！」

鞠莉「……」

鞠莉「（まぁ、時間はあるし。ゆっくり付き合うとしますか…アイナとのショッピング楽しみましょう）」
　

愛奈「ふぃー、買った買った」

鞠莉「もう、マリーのお買い物のはずがアイナの方がいっぱい買ってるじゃない」

愛奈「ごめンゴwww」

愛奈「少し休憩しよっか」

鞠莉「そうね」
　

愛奈「どっこいしょ」

鞠莉「おばさん臭いわ、アイナ」

愛奈「ガッハッハッwww気にしない気にしない」

愛奈「すみませーん」

愛奈「ハーブティーとアメリカン１つずつ、お願いします」

愛奈「で、良かったよね？」

鞠莉「ええ、ありがと」

店員「かしこまりました」
　

店員「ご注文の品になります、ごゆっくりどうぞ」

鞠莉「thank you!」

鞠莉「で？」

愛奈「へ？」

鞠莉「話ってなぁに？」

愛奈「あー、……忘れちゃったwwwマリーとお買い物してたら飛んでっちゃったwwwワイとしたことがwww」

鞠莉「有紗」
　

愛奈「ッ！！」

鞠莉「有紗のこと、でしょう？」

愛奈「…！…！！」

鞠莉「ふふっ、なんでわかったの～？って顔してる」

鞠莉「愛奈のことだもん」

鞠莉「わかるよ…親友の気持ちくらい」

愛奈「…鞠莉……」

愛奈「……分からないの」

愛奈「自分でも、よく分かんないんだ…」

愛奈「ありしゃのこと、ただ綺麗な人だなって思ってただけだったはずなのに」

愛奈「はずだったのに…」
　

愛奈「ついね、目で追っちゃうの…」

愛奈「気になっちゃうの…」

愛奈「収録してても、生放送やってても、リハやってても」

鞠莉「…（さっきまでおばさんだったのに…“有紗"の一言で…）」

愛奈「ははっ、おかしいかな…おかしいよね…」

鞠莉「…（こんな顔になるのね…）」

鞠莉「…」
　

鞠莉「有紗のこと…好きなの？」

愛奈「えっ！！いや！！そういうんじゃなくて！！」

愛奈「えーっ、でもそうなのかな…！でもでも！！」

鞠莉「落ち着いて愛奈」

愛奈「あぁぁあぁ！！ごめん！」

愛奈「そのね、ありしゃは綺麗で、芯が通ってて、かっこいいの」

愛奈「ありしゃは、強いんだ」

愛奈「憧れちゃうよ」

鞠莉「…」

鞠莉「それなんじゃない？」

愛奈「えっ」
　

鞠莉「憧れなんでしょ？」

愛奈「う、うん」

鞠莉「伝えてみたら？」

愛奈「憧れてます、って？な、なんか変じゃない？」

鞠莉「貴方は十分変よ」

愛奈「ヒドイ！」

鞠莉「ジョークよジョーク」

鞠莉「でもね」

鞠莉「貴方がもっともっと前に進むにはそれがいいんじゃないかしら」

鞠莉「“貴方に憧れてます、貴方が目標です”」

鞠莉「いいじゃない、変わった告白の仕方があったって」
　

愛奈「鞠莉…」

愛奈「ありがと、聞いてもらえてよかった」

愛奈「親身に答えてくれて嬉しい…」

鞠莉「当たり前デース、私は小原鞠莉よ、貴方の親友なんだから」

鞠莉「そして貴方は鈴木愛奈、小宮有紗じゃないわ」

鞠莉「憧れるだけではダメよ、有紗を乗り越えて、有紗よりももっと、もっともっと先を目指さなくちゃ」

鞠莉「…あなたの為だもの、なんでも協力するわ」
　

愛奈「鞠莉…！うん！！なんか元気出てきた！」

愛奈「早速ありしゃのとこいってくる！」

鞠莉「oh!!善は急げ、ね」

愛奈「あっ、マリー！」

鞠莉「？」

愛奈「親友の気持ち、分かるって言ったでしょ？私もだよ！せっかく元に戻れたんだから！」

愛奈「次はマリーの番だよ！じゃあね！」ダッ

鞠莉「……もう、恥ずかしい。お店の中で大声出しすぎよ、困った子ね」

鞠莉「…」

鞠莉「私の番…か」


鞠莉「……ダイヤ」
　

おわり
　

描いてみた


　

|c||^.- ^|| おつですわ