【SS】しずく「うちの子が」梨子「一番」璃奈「可愛い」千歌「のだ!」

しずくオフィーリア SS


1: 2021/05/22(土) 18:04:56.69 ID:qG1RisBh
しずく「だから、何度も言ってるじゃないですか! 一番はうちのオフィーリアです!」

しずく「どうしてこんな簡単なことが理解できないの?」プンプン

千歌「分かってないのは、しずくちゃんの方じゃん。いい加減に認めなよ!」

梨子「千歌ちゃんの言う通りね。確かにオフィーリアちゃんは可愛いけど……」

梨子「私のプレリュードが負けてるなんて思えないわ」

璃奈「しずくちゃんの言ってることは、まったく論理的ではない」

璃奈「璃奈ちゃんボード『これだから文系は』」

しずく「は? 理系がそんなに偉いの?」

璃奈「文系ってあれでしょ? 要するに、数学ができない人ってことだよね?」

しずく「そんなわけないでしょ! 文学作品を通して人の心の機敏に触れる高尚な人たちだもん!」

しずく「それが理解できない璃奈さんには、何が可愛いのかも分からないんじゃないかなあ」

璃奈「可愛さを研究する感性工学は理系の範疇だよ? 文系の出る幕はない。演劇部だけにね」

璃奈「死ぬまで作者の気持ちでも考えてたら?」

しずく「ん? 摩擦のない平面を永遠に滑らせてあげようか?」

梨子「理系も文系も野蛮ねえ。芸術系の私からすると、致命的に優雅さが欠けてるわ」

千歌「チカは体育会系だから分かんないのだ」

2: 2021/05/22(土) 18:06:43.93 ID:ynOKgWJv
機敏じゃなくて機微では

7: 2021/05/22(土) 18:11:45.18 ID:qG1RisBh
>>2
その通りでした ありがとうございます

訂正:

×しずく「そんなわけないでしょ! 文学作品を通して人の心の機敏に触れる高尚な人たちだもん!」

〇しずく「そんなわけないでしょ! 文学作品を通して人の心の機微に触れる高尚な人たちだもん!」

8: 2021/05/22(土) 18:12:13.24 ID:qG1RisBh
璃奈「でも同好会のみんなに聞けば、はんぺんが一番だって言ってくれると思うんだけどなあ」

千歌「だったらAqoursはしいたけだよ! あんなに可愛いんだから!」

梨子「そんなわけないでしょ? 最低でもプレリュードに8票は入るわ」

千歌「え?」

梨子「ん?」

しずく「というか、同好会のみんなの意見を勝手に決めないでよ!」バンッ!

しずく「少なくとも侑さんとA・ZU・NAは絶対にオフィーリア派だもん! 私たちの絆を舐めないで!」

璃奈「侑さんはもちろんダメだけど、A・ZU・NAの2人だって計算には入れられないと思う」

璃奈「歩夢さんはともかく、せつ菜さんは最近ずっと同好会の練習に来てないでしょ?」

璃奈「学校も休んでるって聞いたし、しずくちゃんの味方をするのは難しいんじゃないかな」

しずく「最近ずっとって、ここ数日だけでしょ! 先週は元気に練習してたじゃない!」

しずく「お休みされてる理由は知らないけど、オフィーリアのためなら飛んできてくれるよ!」

しずく「絶対にそうだね! 間違いない!」

璃奈「絶対に? 間違いない? それ、何の根拠もないよね?」

璃奈「璃奈ちゃんボード『これだから文系は』」ヤレヤレ

しずく「あ?」

璃奈「お?」

12: 2021/05/22(土) 18:15:06.23 ID:qG1RisBh
千歌「まあ、理系とか文系とかは置いといてさ……」

千歌「しいたけって、すっごく可愛いんだよ? 全身モフモフで、抱きついたら気持ちいいの!」

しずく「分かります! 大型犬に抱きつくのって最高ですよね。命の温かさを感じます!」

しずく「千歌さんはAqoursのリーダーだけあって、なかなかに分かっている人のようですね」

しずく「それじゃあ、私たち2人で決勝戦を行いましょうか? 勝った方が一番ってことで――」

璃奈「ちょっと待って! 何を言ってるの!?」バンッ!

璃奈「まったく、油断も隙もないんだから……」

璃奈「ペットでも何でも、小さい方が可愛いに決まってるでしょ」

梨子「そうよ! あの子の小さな体を抱っこしてると、すごく幸せな気持ちになれるんだから」

璃奈「はんぺんもそうだよ。抱きかかえて頭をなでてると、可愛くって仕方ないの」

璃奈「オフィーリアやしいたけじゃ、そんなことできないよね?」

しずく「確かに抱っこは無理だけど、頭をなでなでするのはよくやるよ!」

千歌「私もしいたけをよくなでるよ。頭だけじゃなくて、全身をわしゃわしゃーってするの」

千歌「あの感じは、逆に大きくないと無理なんじゃないかなあ」

璃奈「はんぺんは小さいから、両手で包むように抱いて撫で回せるもん!」

千歌「それに、大きくないと絶対にできないことがあるんだよねえ」フフーン

梨子「……なによ? 教えてくれるかしら」

15: 2021/05/22(土) 18:17:43.66 ID:qG1RisBh
千歌「しいたけって、背中に乗れるんだよ? すっごい楽しいんだから!」

千歌「さすがに最近はやってないけど、チカが小さいときはよく乗ってたなあ」

梨子「え? 犬の背中に乗るの?」

千歌「うん。幼稚園の頃とかだけどね」

しずく「私も何度かオフィーリアに乗せてもらったことがあります」

しずく「そうだ! すっごくいい話があるんですよ!」キイテ! キイテ!

しずく「小学校に入学したばかりの私が、あの子と散歩をしていたときのことです」

しずく「小学生のお姉さんになったんだって調子に乗って、普段と違う道に行って迷っちゃったんですよね」

しずく「困った私が泣きそうになってたら、あの子が私の前で伏せたんです! 背中に乗れって」

しずく「それで私を背中に乗せて、家まで連れて帰ってくれたんですよ!」

しずく「すごくないですか! やっぱりオフィーリアは最高です!」キャッキャッ

17: 2021/05/22(土) 18:20:26.68 ID:qG1RisBh
璃奈「オフィーリア、かわいそう」

璃奈「大きなお尻で潰されそうで、重かっただろうね。尻軽のくせにデカケツだから」

璃奈「そもそも迷って疲れたから伏せたんじゃない? なんで乗れって意味だって勘違いしちゃったの?」

しずく「はい? 私には、あの子の言いたいことが分かるの。強い絆で繋がってるから」

しずく「あっちこっちと浅く繋がってる口りビ チには、私たちの絆は理解できないかな?」

しずく「ああ、それともオフィーリアの背中に乗れる私が羨ましいの?」

しずく「大丈夫だよ。薄くて貧しい体の璃奈さんなら、はんぺんの背中にだってきっと乗れるよ」ニコニコ

璃奈「あん?」

しずく「おん?」

千歌「あの2人って、すっごく仲がいいけど、色々とあれなとこあるよね」ヒソヒソ

梨子「いつもは甘々でイチャイチャなのに、ペットのことになると喧嘩ップルに早変わり」ブツブツ

梨子「一粒で二度おいしいってやつね。新しい可能性を感じるわ」ハアハア

千歌「うわあ」

18: 2021/05/22(土) 18:23:02.73 ID:qG1RisBh
千歌「まあ、とにかくさ! 乗れるしモフれるし、やっぱり大きい方がいいんだよ!」

千歌「ほら、大は小を兼ねるとか言うでしょ?」ネ?

しずく「そうです! 千歌さんの言う通りです!」

璃奈「でも、今はもう乗れないんだよね? だったら意味なくない?」

梨子「というか、乗れるからなんなの? それが売りなら自転車でも可愛がったら? そっちの方が速いし」

千歌「ぐぬぬ」

しずく「迷った私をオフィーリアが助けてくれたというエピソードが重要なんです!」

しずく「絆ですよ! 絆! ただ乗ってるだけの千歌さんと一緒にされては困ります!」

千歌「裏切るの早くないかな!?」ガーン!

しずく「愛するオフィーリアのためなら、私は修羅にもなりましょう」キリッ

璃奈「えー」

??「話は聞かせてもらったわ!」ガチャ!

千歌「誰なのだ!?」

19: 2021/05/22(土) 18:25:40.64 ID:qG1RisBh
鞠莉「面白そうな話をしてるじゃない。勝つのは私よ!」シャイニー!

千歌「鞠莉ちゃん!?」

鞠莉「千歌としずくは飼い犬に乗ってたみたいだけど、璃奈の言うように高校生の今じゃ無理よね?」

鞠莉「それに梨子も言ってたけど、たとえ子供でも人を乗せた状態じゃあスピードは出せないわ」

鞠莉「さらにさらに、しずくが言うところの絆が大切だっていうのも見逃せないポイントよ!」

鞠莉「でも、それらのすべてをクリアできるパーフェクトな存在がいるわよね?」

しずく「……何が言いたいんですか?」

鞠莉「あら、分からないの? だったら、マリーが教えてあげる❤︎」

鞠莉「そう、スターブライト号こそがヴィクトリーなのよ!」ババーン!

千歌「鞠莉ちゃんさあ、それは違うよね?」

璃奈「突然の馬で草」

梨子「ごめんね。うちの先輩が空気を読めてなくって」

しずく「これだから金持ちは」

鞠莉「クラウディ……」 ノξソ´・ω・`ハ6

20: 2021/05/22(土) 18:28:15.13 ID:qG1RisBh
鞠莉「いやいや、スターブライト号は高校3年生の私を乗せて牧場を駆け回るのよ?」

鞠莉「それどころか、大人が何人か乗っても余裕なんだから!」

千歌「いや、チカたちは普通のペットの話をしてるわけだし……」

璃奈「さすがにサラブレッドはレギュレーション違反」

鞠莉「でも、あの子はとっても速いのよ? 自転車になんか負けないわ」

鞠莉「それに、人馬一体って聞いたことない? 乗馬において、乗り手と馬には強い絆があるんだから!」

梨子「じゃあ、バイクでも可愛がってたらどうですか? そっちの方が速いですし」

梨子「というか、私たちがしてた話に詳しいですね。盗み聞きでもしてたんですか?」

しずく「鞠莉さんと愛馬の絆は否定しませんが、そもそも馬は一般的なペットではないと言っているんです」

しずく「これだから金持ちは」

鞠莉「待って待って! ここまでフルボッコなのは予想外デース!」

鞠莉「え? スターブライト号はダメ? すっごく可愛いのよ? ね?」

璃奈「スターブライト号がダメなんじゃなくて、猫や犬に混ざるのがダメかな」

千歌「鞠莉ちゃん、ごめんね。そっちで大人しくしてて」

梨子「他に馬の自慢をしたいって人が来たら、その人と戦ってください」

しずく「これだから金持ちは」

鞠莉「……レイニー」 ノξソ;ω;ハ6

21: 2021/05/22(土) 18:30:58.26 ID:qG1RisBh
しずく「話を戻しますけど、体は大きい方がいいんです。乗ること以外にも、できることが増えますからね」

しずく「例えばオフィーリアは、門扉まで行って新聞を取ってきてくれるんですよ」

しずく「他にも色々とお手伝いをしてくれて可愛いけど、小型犬や猫には難しいでしょう?」

千歌「そうだよ! しいたけだって、色んなことができてすごいんだから!」ヘヘーン

千歌「それに、番犬としても優秀なの! 悪い人が来ても、ワンワンって追い払っちゃうのだ!」

梨子「……確かに大きい子の方が、物理的に可能なことは多いかもしれないわ」

梨子「でも、あの子たちがしてくれることって、それだけじゃないでしょ?」

梨子「例えばプレリュードは、私が作曲に詰まってると甘えてきて癒してくれるの」

梨子「そういった精神的なものこそが大切なのよ」

梨子「本当に大切なものは、いつも目に見えないの」

23: 2021/05/22(土) 18:33:37.94 ID:qG1RisBh
しずく「作曲に詰まってるだなんて分かってるんですか? ただの偶然では?」

梨子「まあ、さすがに細かいことまでは分かってないでしょうね」

梨子「だけど、私の雰囲気がピリピリしてるのは分かると思うの。それを察して甘えてくれるのよ」

梨子「私の作曲活動に最も貢献してるのは、あの子の存在と言っても過言ではないわ」

千歌「えー、チカの書いた詞は役に立ってないの?」エー

千歌「ほら、インスピレーションが刺激されるみたいなさ!」

梨子「……千歌ちゃんの作詞が遅いせいで、最近は私が先に曲を書いてばっかりでしょ?」

梨子「ないものからどうやってインスピレーションを得ろって言うのよ!」

千歌「あー、そっかぁ。……じゃあ、次はがんばるよ! 最高の歌詞を真っ先に届けるから!」

梨子「もう、調子いいんだから。……期待しないで待ってるわ」

25: 2021/05/22(土) 18:36:11.95 ID:qG1RisBh
璃奈「でも、梨子さんの言うように、小さいからって役に立つことが少ないなんてことはない」

璃奈「それにさ、仮に役立たずだったとしても、それが何か問題なの?」

しずく「ん? どういうこと?」

璃奈「ねえ、しずくちゃん。怒らないで聞いて欲しいんだけどさ」

璃奈「もしオフィーリアが怪我をしてお手伝いができなくなったら、それで可愛くなくなるのかな?」

しずく「そ、そんなわけないでしょ! いくら璃奈さんでも、そういう言い方は――」

璃奈「ごめんなさい。やっぱり例えが悪かったね」ペコッ

璃奈「でも、私が言いたいことは理解できたんじゃないかな」

しずく「……実際に役に立ったという結果じゃなくて、役に立とうとする過程が可愛いんだね」

梨子「一生懸命にがんばってるのを見ると、上手くいったかなんてどうでもよくなっちゃうものね」

千歌「確かにしいたけも失敗しちゃうこともあるけど、それはそれで可愛いんだよねえ」

璃奈「そう。役に立つこと自体は、何も悪いことじゃない」

璃奈「だけど、それは可愛さとは関係がないの」

璃奈「そう考えたとき、可愛いかどうかと強い相関があるひとつの要素が存在する」

しずく「要素? なんなの?」

27: 2021/05/22(土) 18:38:46.49 ID:qG1RisBh
璃奈「小さいものは可愛い。清少納言もそう言ってる」

しずく「……なるほど。『うつくしきもの』だね」

千歌「美しいもの? 可愛いとは、ちょっと違くない?」

梨子「古語の『うつくしい』は、『可愛い』って意味なのよ」

璃奈「それに猫も可愛い。清少納言はそうも言ってる」

千歌「清少納言って色んなこと言ってるね。古文の授業に出てくる人だよね?」

しずく「はい。枕草子の作者で、中宮定子に仕えた女房ですね。枕草子に出てくる猫の名前は、確か――」

梨子「『命婦のおとど』ね。一条天皇の愛猫よ」

璃奈「枕草子は日本三大随筆のひとつで、世界最古の随筆でもある」

璃奈「よって、そこに書いてあることはすべて正しい。小さい猫が可愛い。つまり、はんぺんのこと」

璃奈「したがって、はんぺんが一番だということになる。証明終了。Q.E.D.」

千歌「ん? 言ってることが、なんかおかしくない? おかしいよね?」ネ?

梨子「論理の飛躍がはなはだしいわね。さすがに無理があるわ」

しずく「そんな無茶苦茶なこと言って、理系としての矜持はどこに行ったの?」

璃奈「そんなものは犬に食わせたよ。ちょうどいいことに3匹もいるしね」

28: 2021/05/22(土) 18:41:38.41 ID:qG1RisBh
璃奈「それに、小さい猫が可愛いっていう主張を補強する実例ならあるよ」

璃奈「同好会で一番に小さいのは私だよね? そして、私には猫のイメージがあるよね?」

璃奈「ゆえに、同好会でも群を抜いて可愛い私が何よりの証拠になる。証明終了。Q.E.D.」

しずく「へえ、さすがビリスタの常連さんは言うことが違うね」クスクス

璃奈「それを口にしたら、戦争だろうがっ!」

璃奈「……自分だってやったくせに。水色のボディコンなんて着ちゃってさ」

しずく「私はその1回だけだからねぇ。それにボディコンなら、璃奈さんも黄緑色のを着てたじゃない」ネエ?

千歌「これが噂のビリスタ。サンシャインにはなくてよかったよ」ヒソヒソ

梨子「空気がひりついてるのが分かるわね」ヒソヒソ

璃奈「しずくちゃんも私と同じビリスタ経験者でしょ。何が違うって言うの?」

しずく「回数でしょ? 4回もやっちゃうのは、少し問題があるんじゃないかなあ」

璃奈「あ、言ったね? 言っちゃったね?」

しずく「え? どういう――」

??「ねえ、ちょっといいかな?」ガチャ!

しずく「誰ですか!?」

29: 2021/05/22(土) 18:44:13.57 ID:qG1RisBh
エマ「すごく不愉快な企画の名前が聞こえてきたんだけど、どういうことかな?(低音)」

璃奈「しずくちゃんが、4回もビリスタをやるなんて問題だって言ったの」

エマ「へえ、そっかぁ」

しずく「いや、待って、待って。ちょっと待ってください。ち、違うんです!」

しずく「り、璃奈さん?w」アセアセ

璃奈「何?」

しずく「こうなることが分かって、あんな質問を……」

璃奈「あの企画のことを先に持ち出したのはそっちでしょ? 言いがかりはやめて」

しずく「だけど、私たちの何が違うかを聞いた目的は明らかに――」

エマ「ねえ、もういいでしょ?」ガシッ!

しずく「エ、エマさん?w」キョドキョド

エマ「4回やると何が問題なの? 早く教えてくれるかな?」

しずく「も、申し訳ありません。完全に私の失言でした」ゲザァ

30: 2021/05/22(土) 18:46:54.61 ID:qG1RisBh
エマ「……なんでそんなこと言っちゃったの? しずくちゃんはいい子なのに」

しずく「言い訳をさせてもらえるなら、オフィーリアを一番にしようとしたバカな私の勇み足なんです」

エマ「オフィーリアちゃん? しずくちゃんが飼ってるワンちゃんの名前だよね?」

しずく「はい、そうです。私の大切な家族です」

しずく「それで、私たち4人は世界で一番に可愛いペットを決める会議をしてるんですが……」

しずく「その話の流れで、つい、その、あの忌まわしい企画のことを口に出してしまって……」

しずく「本当にごめんなさい。エマさんをバカにするつもりはまったくなかったんです」ペコッ

エマ「そういうことだったんだね……」

エマ「うん、なら許すよ。しずくちゃんも私と同じ、あの企画の被害者だしね」

しずく「ありがとうございます! ……璃奈さんも、ひどいこと言ってごめんね」ペコッ

璃奈「ちゃんと反省してるみたいだし、私もいいよ」

エマ「でも、4人で会議をしてるって言ってたけど、あの隅っこにいる鞠莉ちゃんは?」

しずく「ああ、鞠莉さんは予選落ちしたので」

鞠莉「予選落ち!?」ガーン!

璃奈「予選落ちというか、エントリー資格がなくて参加できなかったって感じかな」

31: 2021/05/22(土) 18:49:53.62 ID:qG1RisBh
エマ「ふぅん、そうなんだ。そんな面白そうなことしてるんだったら、私も参加したいな」

しずく「もちろん構いませんが、エマさんってペットを飼ってましたか?」

しずく「学生寮はペット禁止ですよね?」

エマ「日本でじゃなくて、スイスにいたときに飼ってたやつだよ」

千歌「おー、スイスは外国だしすごいの飼ってそう! ほら、ライオンとか! そこら辺にいるの!」キラキラ

梨子「いや、スイスに野生のライオンはいないと思うわよ」

エマ「ふふっ、ライオンじゃないけど、とっても可愛いし役に立つんだよ?」

璃奈「どんなの飼ってたの?」

エマ「それはもちろん、ヤギのネーヴェちゃんだよ!」

梨子「いや、エマさん? それはちょっと違うんじゃ……」

璃奈「さすがにヤギは大草原」

しずく「ごめんなさい。うちの先輩も空気を読めてないみたいで……」

千歌「誰も家畜の話はしてねーのだ」

エマ「は?(重低音)」

32: 2021/05/22(土) 18:52:34.79 ID:qG1RisBh
エマ「千歌ちゃん、屋上へ行こう? 久しぶりにキレちゃったよ」ニコニコ

千歌「え? 待って、待ってよ! ヤギはペットじゃなくて家畜でしょ!?」

エマ「ほら、グダグダ言ってないで早く立って」ガシッ!

エマ「それとも、ここで殴り合いする? 私は1対4でもいいよ?」

千歌「チカは殴り合いなんてしねーのだ! いきなりなんなの!? 怖すぎでしょ!」

千歌「スイスってあれじゃん! 永遠に平和みたいのがあったでしょ!? 仲良くしようよ!」

梨子「永世中立国のこと?」

千歌「そう、それだよ!」

エマ「永世中立国ってね、永遠に平和ってことじゃないんだよ?」

エマ「喧嘩を売ってきたやつがいたら、他の国には頼らずに自分だけの力でぶち〇すって意味だから」

千歌「そんな意味だったの!?」ガーン!

璃奈「スイスは国民皆兵制度のある国だからね。ライフルと手榴弾が家庭に配給されてるらしいし」

しずく「国際交流学科としては、ノーコメントでお願いします」

33: 2021/05/22(土) 18:55:43.38 ID:qG1RisBh
しずく「まあ、スイスについてはいいとして、エマさんは落ち着いてください」

しずく「別に千歌さんは、ネーヴェちゃんをバカにしたわけではないんですから」

エマ「でも、家畜とか言ったよ?」

しずく「それは悪口じゃなくて、いい意味で家畜ってことですよ」

エマ「いい意味で家畜? 誤魔化そうとしてない?」

しずく「いえいえ、そんなことはありません。家畜だからといって、ペットに劣るなんて道理はないんです」

しずく「千歌さん、そうですよね?」ネッ?

千歌「え? あ、うん! そうだよ! 家畜も大事だよね!」

梨子「牛や豚や鶏なんかでも、畜産農家の人は愛情を持って育てるって聞くわね」

璃奈「ヤギは畜産動物だからね。今やってる私たちの戦いには参加できないってだけ」

エマ「そっかぁ……。ネーヴェちゃんも可愛いんだけどなあ」

エマ「ヤギのお乳って牛乳より濃厚だし、チーズやヨーグルトにしてもおいしいんだよ?」

エマ「お肉も野生の旨味に溢れてて、低カ口りーなのにとってもおいしいの」

梨子「ペットの可愛さの話をしてるはずなのに、おいしいって単語が連発されるのはおかしいでしょ……」

璃奈「やっぱり今回の話にヤギはカテゴリーエラー」

34: 2021/05/22(土) 18:58:18.82 ID:qG1RisBh
しずく「せっかくですから、エマさんは鞠莉さんと対決していてください」

千歌「仲間ができたよ! やったね、鞠莉ちゃん!」

エマ「えっと、よろしくね。鞠莉ちゃんも動物を飼ってるの?」

鞠莉「ええ、よろしく。私は馬を飼ってるのよ。ペットとは違うからダメだって言われちゃって……」

エマ「そうなんだぁ。お馬さんなんてすごいね! とっても速そう」

鞠莉「そうなのよ! すっごく速いんだから! それにね、賢いし優しいところもあるの」

鞠莉「エマの飼ってるのはヤギなのよね? うちの牧場にはいないけど、どんな感じなのかしら?」

エマ「ネーヴェちゃんは甘えんぼでね。私の後をついて歩いてきて可愛いんだあ」

鞠莉「へえ、そうなのね」

エマ「うん、そうなんだ」

鞠莉「…………」

エマ「…………」

鞠莉「あの子たちが、馬はダメだって言った理由が分かったかもしれないわ」

鞠莉「種類が違いすぎると、対決しろって言われても困るわね」

エマ「そうだね。ヤギと馬でも、どうしたらいいか分かんないもんね」

エマ「私たちの対決はやめて、あの子たちの戦いを見守ってようか」

35: 2021/05/22(土) 19:00:57.99 ID:qG1RisBh
しずく「少し怖かったですが、エマさんのおかげで簡単な解決方法を思いつきました」

璃奈「簡単な解決方法?」

しずく「やはり暴力、暴力はすべてを解決するということです!」グッ!

梨子「殴り合いで決めるつもり?」

しずく「ええ、そうです。最後まで頭の位置をより高きに置くもの。それが勝者です」

しずく「そもそもみなさんだって、いくら言葉を積み上げられたところで納得なんて無理でしょう?」

千歌「確かにそうだね。……でも、みんなはそれで大丈夫なの?」

千歌「こう見えてチカ、けっこう喧嘩は強いんだよ?」キシシw

千歌「果南ちゃんとか曜ちゃんには勝てないけど、そこら辺の女子高生ならワンパンなのだ」シュッシュッ

しずく「私も次に演じる予定の役が女騎士でしてね。本格的な〇陣もあるんで特訓したんです」

しずく「そこらの素人なんて相手にもなりませんよ?」

梨子「私の得意の寝技を味わわせてあげる。3人とも可愛いし楽しみね」フフッ

璃奈「私は喧嘩は苦手だから、自作のスタンガンを使おうかな」ゴソゴソ

鞠莉「ど、どうするのよ? 可愛い後輩たちが、バイオレンスな宴を開いちゃうわ!」

エマ「う、うぅ……。だ、誰か助けてー!」

??「ちょっと待っててー」ガチャ!

37: 2021/05/22(土) 19:04:16.33 ID:qG1RisBh
歩夢「もうっ、何やってるの! 喧嘩なんかしちゃダメでしょ?」

歩夢「エマさんと鞠莉さんまで困らせて、何がしたいの?」

しずく「あ、歩夢さん! いえ、これには事情が……」

璃奈「私にも絶対に譲れないことがある」

歩夢「でも、みんなが殴り合いするなんてイヤだよ! どうして喧嘩になっちゃったの?」

千歌「だって、しいたけが一番だって誰も分かってくれないし……」

梨子「どの子が一番に可愛いか、話し合いじゃ決められなかったから……」

歩夢「へぇ、誰のペットが可愛いかって話をしてたんだ?」

歩夢「ねえ、私も混ぜてよ。喧嘩するんじゃなくて、お互いに可愛いところを教え合おう?」

しずく「歩夢さんもペットを飼ってるんですか?」

璃奈「初耳」

歩夢「そうだよ。幼稚園に入る前から、ずっと飼ってるの」

千歌「歩夢ちゃんなら可愛いのが似合いそうだなあ。子犬とか子猫とかさ!」ネ?

梨子「そうね。ウサギなんかもいいかもしれないわね」

歩夢「子犬とかとはちょっと違うかもだけど、すっごく可愛い子だよ」

しずく「何の種類の動物なんですか?」

歩夢「ちょうど連れてきてるし、見せてあげるね」ニコッ

歩夢「普段は私の部屋にいるんだけど、一緒にお散歩してたんだ」

38: 2021/05/22(土) 19:06:50.65 ID:qG1RisBh
しずく「あ! ちょっと待ってください。少しイヤな予感がしますよ」

千歌「イヤな予感?」

しずく「首輪をつけた侑さんのリードを引いて、『私の可愛いペットだよ❤︎』とか言いませんよね?」

しずく「光景がありありと目に浮かぶようです!」

璃奈「ありそうすぎて笑えない」

梨子「へえ、なかなかいい趣味をしてるわね」 メノ^ノ。^リ

歩夢「そんなわけないでしょ! 私をなんだと思ってるの!?」ガーン!

しずく「いや、でも……」

璃奈「うん、だって……」

歩夢「もうっ、そんなことするはずないでしょ!」プンプン

歩夢「ほら、ちゃんと見てよ! サスケ、入っておいで」

サスケ「シャー!」ニョロニョロ

エマ「うわあ!」

鞠莉「ジーザス!」

39: 2021/05/22(土) 19:09:26.26 ID:qG1RisBh
千歌「うわっ、でっか!」

しずく「あ、歩夢さん! そんなすごいの飼ってたんですか!?」オロオロ

梨子「その大きさで女子高生のペットは無理があるでしょ」

璃奈「こわい」

歩夢「可愛いでしょ? サスケっていうの。私の大切な家族だよ」

千歌「可愛い? このチカよりずーっと大きいヘビが?」

梨子「大丈夫? 存在が何かの法律に触れたりしない?」

しずく「それを家から連れてきたんですか? パニックになりませんでした?」

璃奈「こわい」

歩夢「ちょっと大きいから初めはびっくりしちゃうかもしれないけど、大人しくて優しい子だよ」

歩夢「私の言うことをよく聞いてくれるいい子でもあるんだ。つぶらな瞳も可愛いよね」

しずく「爬虫類って、大体みんなつぶらな瞳をしてますよね。つぶらというか無機質というか……」

梨子「ヘビにはまぶたがないから、そりゃあ瞳も丸く見えるわよね」

璃奈「こわい」

千歌「チカも怖い」

41: 2021/05/22(土) 19:12:04.20 ID:qG1RisBh
梨子「それにしても大きいわね。余裕で10メートルはあるんじゃない?」

璃奈「世界最大のヘビとしてギネスに認定されてるのは、全長8メートルくらいのやつだったはず」

千歌「じゃあ、歩夢ちゃんのサスケは世界で一番ってこと!? 世界記録なの!?」

璃奈「ギネス記録は、あくまで公式に認められた記録の中で最大ってだけ」

璃奈「この広い世界には、もっと大きいヘビもいるだろうと言われている」

しずく「この広い世界にはって、アマゾンの奥地にはとかいう意味だよね?」

梨子「お台場の女子高生の自室にいていいようなもんじゃないでしょ」

璃奈「うん、そうだね……」

梨子「でも、本当に大きいわね。長さだけじゃなくて、太さもすごいわ」

千歌「普通に乗れそうだね。速いかもしれないよ」

しずく「あんまり乗りたくはないですけどね」

璃奈「こわい」

44: 2021/05/22(土) 19:14:59.97 ID:qG1RisBh
しずく「隣にいる歩夢さんのウエストより明らかに太いですよ」

千歌「でも、お尻よりは細かったりしない? 歩夢ちゃんって、お尻が大きいから」

しずく「ですよね! 私がデカケツだとか言われてますけど、真のデカケツは歩夢さんです!」

しずく「ほら、見てください! あの大きなお尻を!」

千歌「確か84センチだよね? Aqoursだったら一番なのだ」

千歌「果南ちゃんとか鞠莉ちゃんと同じなんだよ? あの2人は背も高いのにさ」

しずく「まさにムチムチという概念の擬人化! 無自覚ドスケベボディです!」キャッキャッ

千歌「ムチムチの実を食べた、全身ムチムチ人間! ムチムチのムチだよ!」キャッキャッ

ちかしず「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

歩夢「サスケ」

サスケ「シャー!!!」ニョロニョロ!

千歌「ぎいぃいいぃいやぁ~~!! 何するのだぁー!!! やめてよお!!! チカが何したって言うのぉー!!!!!!! 痛いのだぁー!!!!!!!」

しずく「スクールアイドルができなくなっちゃいます……。演劇もできなくなっちゃいますよぉー!! 璃奈さぁーん!!! 助けるずらぁー!!!!!!!」

45: 2021/05/22(土) 19:18:54.87 ID:qG1RisBh
歩夢「あんなこと言ったんだから、そう簡単には許さないよ!」プンプン

歩夢「2人とも、ちゃんと反省するまでサスケに――」

サスケ「キュー」チョンチョン

歩夢「サスケ、どうしたの? ……え? お腹すいた?」

歩夢「3日前に食べたばっかりじゃない。最近は10日に1人のペースで十分だったでしょ?」

サスケ「キュー! キュー!」

歩夢「今なら4人でもいける? えー、ホントに?」

歩夢「私から侑ちゃんの大好きを取っちゃう泥棒猫を食べさせたけど、その影響かな?」ボソボソ

歩夢「まったく、最期まで迷惑なんだから……」ボソッ

千歌「最初から最後までやべーことしか言ってねーのだ」

しずく「いっそのこと何も聞こえない方がよかったです」

歩夢「もう、しょうがないなあ。……いいよ♪」

サスケ「シャー♪」パクッ!

千歌「ぎいぃいいぃいやぁ~!」

しずく「ぎいぃいいぃいやぁ~!」

46: 2021/05/22(土) 19:21:56.03 ID:qG1RisBh
千歌「頭! チカの頭がパクッとされてるのだ! 怖い! 真っ暗だし、ヌメヌメしてるし! 怖い!」

千歌「あっ、顔を舐めてる! 舌がチロチロしてる! ああっ、歯が! 首に歯が! 本気で怖い!」ギャー!

歩夢「安心して? サスケは千歌ちゃんの首を食いちぎったりはしないよ。ヘビは獲物を丸呑みにするから」

歩夢「その小さくて可愛い歯はね、獲物の肉に食い込んで逃がさないようにするためにあるんだ」

歩夢「だから、内側の喉に向かって生えてるの。すごいでしょ!」

千歌「何を安心すればいいのか分かんないのは、チカがバカなせい!? 違うよね!?」

しずく「あっ、んっ! 全身の骨がミシミシいってます! 巻きつく力が、強いっ! あぁんっ、すごい!」

しずく「んんっ、すごいっ! すごいよぉ……。歩夢さぁん、許してぇ。私、ダメになっちゃいますぅ」アンッ!

歩夢「大丈夫だよ? ヘビが獲物に巻きつくのは、骨を砕いて飲み込みやすくするためだけじゃないの」

歩夢「獲物を窒息させたり血流を妨げたりして〇すためでもあるんだ。血圧よりも強い力で締めつけるの!」

歩夢「サスケなら、胸のところに巻きついて獲物の心臓を力ずくで止められるんだよ! すごいよね」

しずく「せめて大丈夫な要素を少しは入れてくれません!? 千歌さんへの台詞よりひどいですよ!?」

梨子「歩夢ちゃん、ずいぶん勉強したのね。まるでヘビ博士だわ」

璃奈「当たり前みたいに、あの2人のことを獲物って呼んでるね」

鞠莉「地獄絵図デース」

エマ「ど、どうするの!? 助ける? 逃げる?」

48: 2021/05/22(土) 19:24:39.67 ID:qG1RisBh
梨子「璃奈ちゃん、早く逃げるわよ! 2人の犠牲を無駄にしちゃダメ!」

璃奈「う、うん」

サスケ「シャー!」ニョロニョロ

梨子「嘘でしょ!? 2人に巻きついてるのに、まだこんなに体の長さが余ってるの!?」

璃奈「下手すると20メートルはある。こわい」

歩夢「ふふっ、サスケったら元気だなあ。週に2回もエサを食べたがるのは久しぶりだよ」

梨子「……ヘビってあんまりエサを食べないのね」

歩夢「種類にもよるけど、ヘビは成体なら数週間に一度のエサで十分なのが普通なんだ」

歩夢「一昨々日の同好会の活動前に、ちゃんとエサをあげたんだけどなあ」

璃奈「一昨々日? 3日前ってことだよね?」

歩夢「うん、そうだよ。せつ菜ちゃんの元気いっぱいなところを取り込んじゃったのかな?」フフッ

璃奈「ねえ、歩夢さん。せつ菜さんが同好会に来なくなったのは、いつからだっけ?」

歩夢「……3日前からだね」

璃奈「もひとつ質問いいかな。……3日前、サスケにどんなエサをあげたの?」

歩夢「璃奈ちゃんのような勘のいい後輩は嫌いだよ❤︎」

50: 2021/05/22(土) 19:27:35.88 ID:qG1RisBh
梨子「いや、さっきボソボソ言ってたのも聞こえてたし、これで気づかない方がおかしいでしょ!」

歩夢「まあ、お約束の台詞だからね」

璃奈「ごめんなさい。ちょっと言ってみたくなったの」

歩夢「ふふっ、璃奈ちゃんってば余裕あるね。こんな状況なのにさ」ネエ?

歩夢「でも、それは危機感の欠如なんじゃないかなあ?」

歩夢「秘密を知られちゃったからには、もう2人とも逃がさないよ」

歩夢「サスケのお腹の中でせつ菜ちゃんに会ったら、侑ちゃんのことは私に任せてねって伝言を――」

サスケ「キュー」クイクイ

歩夢「ん? なあに、サスケ? どうかしたの?」

歩夢「あれ? まだ食べてないの?」

千歌「ううぅ、顔がよだれでベタベタだよぉ。チカ、汚されちゃったのだ……」

しずく「ああぁ、この締めつけがクセになるぅ。私、細くなった気がします……」

サスケ「キュー!」ルンルン

歩夢「せっかく4人もいるんだから、食べ比べをしてみたいの?」

歩夢「別にいいけど、そんなに食べて本当にお腹を壊しちゃったりしない?」

サスケ「キュー♪」

歩夢「えー、可愛い女の子は別腹なの? もー、サスケったらあ」フフッ

51: 2021/05/22(土) 19:30:09.31 ID:qG1RisBh
歩夢「いつもおいしいご飯をありがとうって、そんなの飼い主なんだから当たり前だよ」

サスケ「キュー」スリスリ

歩夢「もうっ、またそんなこと言ってえ~」テレテレ

歩夢「うん、私も大好きだよ❤︎」

サスケ「キュー❤︎」

梨子「璃奈ちゃん、今のうちよ」ヒソヒソ

璃奈「うん、そうだね」コソコソ

梨子「あのクレイジーデカケツレズが、ヘビ畜生といちゃついてる間に逃げるわよ」

璃奈「歩夢さんのお尻は私より9センチも大きいんだから、きっと動きも鈍いはず」

歩夢「やっちゃえ、サスケ!」

サスケ「シャー!!!」ニョロニョロニョロニョロ!

梨子「ぎいぃいいぃいやぁ~!」

璃奈「ぎいぃいいぃいやぁ~!」

53: 2021/05/22(土) 19:33:43.68 ID:qG1RisBh
私たちを食べるというのは歩夢さんとサスケの冗談だったらしく、
しばらくすると全員が無事に解放されました。被害と呼べるのは
千歌さんの頭がサスケの唾液でベタベタになったことくらいで、
私に関してはむしろ締めつけられることによるダイエット効果が
あったようで嬉しい誤算でした。

ちなみに、せつ菜さんはサスケの下の穴から元気に出てきました。
怪我ひとつなくピンピンしており、せつ菜さん本人はいい経験を
したと嬉しそうでしたが、侑さん曰くスクールアイドルでなければ
死んでいたそうです。

スクールアイドルってすごい。改めてそう思いました。これからも
同好会での活動を精力的にがんばっていきたいです。

虹ヶ咲学園 国際交流学科 1年 桜坂しずく

54: 2021/05/22(土) 19:34:09.06 ID:qG1RisBh
終わりです

56: 2021/05/22(土) 19:43:28.90 ID:quCzU5uc
やっぱり1人食ってるじゃねえか!

58: 2021/05/22(土) 19:48:51.27 ID:G6V+iHba
せつ菜食われてるのも冗談かと思ったら本当に食われてた

59: 2021/05/22(土) 19:50:49.27 ID:gB10gmG7
おつです。冗談で言ってるのかと思ったら歩夢がわりとガチで酷かった

62: 2021/05/22(土) 20:16:03.84 ID:+wUalICJ
最後の大草原不可避www

61: 2021/05/22(土) 20:07:40.33 ID:mbXybVDJ
平和な争いだったのにどうしてこうなった

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1621674296/

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