【SS】かのん「か◯ん会…?」【ラブライブ!スーパースター!!】

SS


1: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 21:50:41.62 ID:eVH7DKlQ
ー数日前 結ヶ丘
かのん「えっとその…か◯ん会…って何?」

可可「かのんは以前、スクールアイドルをもっと知りたいと言ってマシタ!」

かのん「まぁ、そうだね。作曲する上で私もスクールアイドルの曲は調べてるけど、そもそもどんなスクールアイドルが人気とかはまだよく知らないし…」

可可「そこデ!ククはかのんがスクールアイドルをより深く知るための作戦を考えマシタ…」

かのん「なるほど、それがか◯ん会…」

可可「そうデス!」エッヘン

かのん「…だからそれ、どういう会なの~~!?」

2: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 21:51:25.67 ID:eVH7DKlQ
ー当日 お台場

かのん「はぁ…結局クゥクゥちゃんに聞いても要領を得ないし、とにかく練習着を持って週末ここへ行って欲しいの一点張りだし…」

かのん「…でも、お台場なんて久しぶりに来たなぁ……小学校の遠足以来かなー…」

かのん「すぅー…はぁー……んーっ!風が気持ちいい!」ノビー

???「………」

かのん(わ!…なんか凄い美女が東京湾を見つめて黄昏てる…?)

???「…………ふぅ…」

かのん(服装もなんていうかこう…セクシー?って感じで大人だなぁ……大学生とか、かな?)ジーッ…

???「……?」

かのん(うわ!思わず眺めてたら目ぇ合っちゃった…!やば…!)

???「………」ニコッ

かのん(あ…笑った顔すっごく美人……)

???「………」ツカツカ

かのん(…ってこっち来た!?なんでなんでなんで!?)

3: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 21:52:40.09 ID:eVH7DKlQ
???「あなたが澁谷かのんちゃん、ね?」

かのん「は、はひっ!?ソウデスケド…」

果林「私は朝香果林。か◯ん会の参加者よ、よろしくね」ニコッ

かのん「あ、はぁ…よろしくお願いします…澁谷かのんです…」

果林「もう1人もそろそろ来るはずなんだけれど…」キョロキョロ

かのん(もう1人…?というか、来るとしたらあっちの駅の方からでしょ…?さっきからなんで海をずっと…)

???「おーい!」

かのん(うぇぇ!?海の上を人が…!?いや、何かに乗ってる…?)ジーッ…

???「こっちこっちー!」

かのん(水上バイク…?いや違う!!…イルカ!?もしかしてイルカに乗ってるの、あの人!?)

果林「あら、噂をすれば……えーっと…なんだったかしら?」

かのん「噂をすれば影…ですかね…ってあの人!?最後の参加者、あの人なんですか!?」

???「ふぅ…お待たせー」ザパーン

4: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 21:54:34.80 ID:eVH7DKlQ
果林「長旅お疲れ様、果南ちゃん」

果南「いやいやー!それがね、この子のおかげで全然疲れてないんだよ!電車を乗り継ぐより楽だったくらいかなん?」

果林「果南ちゃんくらいね、そんな事言えるのは」クスッ

果南「でもほら、この子達なら渋滞も関係無いし、自転車で下田あたりまで出ればそこからは最短距離で来られるし…何より免許とか要らないしね~」

かのん「………」ボーゼン

果南「ん?この子が例の新人さん?」

果林「えぇ、澁谷かのんちゃんよ」

かのん「…はっ!えっ…と澁谷かのんです…」

果南「初めまして、私は松浦果南。よろしくね!」ウィンク

かのん「よろしくお願いします……ってこの子、本物のイルカですか…?」

果南「んむ!」

かのん「ひえぇぇ……あ、でも可愛い…」

果林「それにしても、果南ちゃん今日はなんだかオシャレじゃない?」

果南「えへへ…モデルの果林ちゃんにそう言ってもらえると嬉しいなー」

果林「白いワンピースの果南ちゃんは、なかなかレアな気がするわね」

果南「これMVで着た衣装なんだけど…おすわから『デザイン可愛いし生地もしっかりしてるし、お出かけ着にも使いなよ』って言われてさぁ~!せっかくの東京だしって思って着てきちゃったんだ」ヒラリン

5: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 21:55:34.13 ID:eVH7DKlQ
果林「ふふっ。相変わらず仲が良さそうでなによりだわ。…とりあえず、ヴィーナスフォートへ行ってお茶にしましょうか?」ツカツカ

果南「さんせーい!いこいこ!」

かのん「あ、あの…朝香さん…っ!」

果林「そんなにかしこまらないで、果林でいいわよ?同じ高校生なんだもの」クスッ

かのん「えぇ!?大学生かと…ってそうじゃなくて!」

果南「?」

かのん「果林さん…ヴィーナスフォートは、あっちです…」ユビサシー

果林「……そうね!そっちよね!///」

果南「あははっ!もう、果林ちゃんってばしっかりしてよー!」ケラケラ

かのん(…大丈夫かな、この人達…)

6: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 21:56:30.75 ID:eVH7DKlQ
ーヴィーナスフォート・春水堂

果南「なんかアジアンって感じでいい雰囲気のお店だね~」

果林「ここはタピオカミルクティーが有名だけれど…私は東方美人にするわ。2人は?」

果南「それじゃあ私は、名物のタピオカミルクティーにしよっかなん?…かのんちゃんは?」

かのん「…春水堂の季節限定ドリンクは…なるほどフルーツティーかぁ…うちの近くの春水堂との違いは…」ブツブツ

果林「…かのんちゃん?」

かのん「…はっ!ご、ごめんなさい!…実家も喫茶店なもので、つい…」アハハ…

果南「あー、なんかわかるかも!」

果林「2人とも研究熱心で偉いわねぇ…」

果南「果林ちゃんだって、カ口りーを気にしてお砂糖の入ってないお茶にしたんでしょ?さすが、読モは違うね~」

果林「あら、バレちゃってたのね」フフッ

かのん「果林さん、モデルさんなんですか!?」

果林「ええ…ってほら、そろそろ注文しないと…」

店員「……ごゆっくりお選び下さいね」クスッ

かのん「あわわ!…じゃあこの、今月限定のフルーツティーをお願いします!///」

7: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 21:59:51.14 ID:eVH7DKlQ
果林「…では、改めまして…か◯ん会を始めましょうか」

果南「んむ!」ウデクミー

かのん「あの…1ついいですか…?」

果林「えぇ、どうぞ」

かのん「そもそもこれ、何の集まりなんですか…?」

果南「んー…説明が難しいけど……かりん、かのん、かなん…似てるよね?」

かのん「確かに、違うのは真ん中一文字だけですね」

果南「それで、3人ともスクールアイドル!これはその集まりってわけ」

かのん「説明になってるようで全然なってない!?…というか、二人ともスクールアイドルなんですか!?」

果林「あら、言ってなかったかしら?」

果南「私達もまだまだ知名度が足りないね~」

かのん(なんとなく読めてきたかな…。可可ちゃんの目的は、私を他の学校のスクールアイドルと交流させる事、かな…?)

かのん「あー…趣旨はなんとなくわかったんですが、具体的にこの後は何を…?」

果林「このまま女子会を続けてもいいのだけれど…お茶も飲み終えた事だし、とりあえず走りましょうか?」

果南「いいねー!やっぱりスクールアイドルは体力が一番大事!実は私も…ほらっ!」バサッ

かのん「あわわわわわわ///」

果林「なるほど。ワンピースの下は練習着なのね」

果南「変えの下着も持って来たよ!」

果林「果南ちゃんらしくていいわね。…さ、水分も補給したし、まずはレインボーブリッジを渡るわよ!」

かのん(レインボーブリッジまでかぁ~…ここからだと少し距離があるけど…)

果南「潮風を浴びながらのランニングは得意だけど──東京の潮風はどんなもんかなん?」

果林「お会計終わったら少し待っててくれないかしら?かのんちゃんと着替えてくるわ。」

果南「おっけー!」

8: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 22:01:42.19 ID:eVH7DKlQ
ー台場公園

かのん「ぜーっ…はーっ…橋っ…何回渡っ…ぜーっ…速っ…はーっ…」

果南「かなりの絶景だし、レインボーブリッジ往復って気持ちいいね~!」ノビー

果林「とりあえず3往復はしたかしら?ウォーミングアップにはちょうど良い感じね」

かのん「ウォーミングアップ…?」

果南「さ、これから何しよっか?」

かのん「終わりじゃないの!?」

果林「そうね…せっかく果南ちゃんが来てくれたのだから…何かダンスの技でも教えてもらおうかしら?」

かのん「技…?」

果南「よーし!じゃあ今日は2人とも、ロンダートバク転ができるようになるまで特訓しよっか!」

果林「ふふっ…望むところよ!」

かのん「バク転!?そんなの無理だよぉ~~~!」

9: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 22:03:16.57 ID:eVH7DKlQ
ー数時間後

果林「…よっ、と!」タッタッタッ…トンッ

クルンッ…ストンッ

果林「……こんな感じかしら?」

果南「おお~!果林ちゃんはもう完璧だね!」パチパチパチ

かのん「よっ…ほっ…」タッタッタッ…トンッ

クルッ…ビターン!

かのん「ぐえーっ!」バタン

果南「かのんちゃんは…あと一歩って感じかなん?」

果林「もうちょっと頑張ればできそうじゃない?」

果南「んむ!ほんと、コツさえ掴んじゃえばすぐできそうなんだけどね~」

果林「応援してるわ、頑張って」

かのん「…あーもう!!よっしゃ!もう一回!」タッタッタッ…トンッ

クルッ…ビターン

かのん「あだーっ!」

14: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 22:05:40.77 ID:eVH7DKlQ
果南「…かのんちゃんの頑張ってる姿を見ると、なんだか千歌が練習してた時を思い出すな~」

果林「あら、千歌ちゃんのバク転も果南ちゃん仕込みだったのね」

果南「ん~……なんというか、千歌の時は見守ってただけだけどね~」

かのん(よく知らないけど、チカさんって人も苦労したんだろうな…)ホロリ

かのん「というか、バク転ってスクールアイドルの必須技能だったりするんですか…?」

果南「…いや?」

果林「そんな事ないと思うわよ?」

かのん「え!?じゃあなんで私こんな痛い思いをしながらバク転の練習してるんですか!?」

果南「…なんでも出来ないよりは出来た方がいいと思うな~!」

果林「ほらほら、あともう少しで出来そうなんだから、頑張らないともったいないわよ?」

かのん「ご、誤魔化された…」

かのん(…でも、せっかくこうしてつきっきりで練習を見てもらえてるわけだし…私も歌以外の何かが出来るようになるのもいいかな…?)

かのん「もう一回、やってみます!」キリッ

果南「んむ!」

果林「もう少しよ、頑張って!」

かのん「うぉぉー…っりゃぁぁぁぁぁあ!!!」タッタッタッ…トンッ

クルッ…ストンッ

果南「おぉ!」

果林「やったわ!できたじゃない!」

かのん「で…出来た…!!」

ハイタッーチ

16: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 22:08:02.41 ID:eVH7DKlQ
─夕刻

果南「もうこんな時間かぁ~…そろそろ帰るかなん?」

果林「久しぶりに会えて嬉しかったわ、また来て頂戴ね?」

果南「んむ!かのんちゃんも、今日は楽しかったよ~!」

かのん「こちらこそ、バク転教えていただきありがとうございました!!…結局、あの一回しか成功しませんでしたけど」テヘッ

果南「一回出来ちゃえば後は練習あるのみ!かのんちゃんのステージ、楽しみにしてるからね~」

かのん「いや~…ステージで出来るまでにはまだまだ練習が…」アハハ…

果南「2人とも、よかったら今度は沼津においでよ~!」

果林「そうね…次のか◯ん会は、沼津でやるのもいいかもしれないわね」

かのん「いいですね!果林さん、一緒に行きましょう!」

かのん(…果林さん1人じゃ絶対たどり着けないだろうし…)

17: (もんじゃ) 2021/10/03(日) 22:11:25.74 ID:eVH7DKlQ
果林「さて…私は寮だし、かのんちゃんは電車だし、果南ちゃんはイルカだから…今日はここで解散かしら?」

果南「そうだね~…あ!」

かのん「あれ?どうかしましたか?」

果南「せっかくだからさ…さよならのハグ、しよ?」

果林「ふふっいいわね」

かのん「えぇ!?」

果南「はい、ハグ~」ハグー

果林「ぎゅーっ」ハグー

かのん(うぅ…なんか恥ずかしい…///)ハグー

果南「んむ、満足!……じゃ、またね~!」

果林「気をつけてね?」

かのん「さよーならーっ!」

果南「ばいばーい!」


………
…………

果林「かのんちゃん、改めて本当に今日は楽しかったわ。また会いましょう?」

かのん「はい!またぜひお願いします!次は沼津で!」

果林「ふふっそうね…それじゃ、また」スタスタ…

かのん「あの!果林さん!」

果林「…?」

かのん「…虹ヶ咲学園 学生寮はあちら…って看板と逆方向ですけど…」

果林「そ、そうだったわね!///」



19: (とばーがー) 2021/10/03(日) 22:24:07.71 ID:tHCyk69O
面白かったからか○ん会は定期的に開催していけ

22: (光) 2021/10/03(日) 23:09:13.62 ID:+Vrdhxi5
かよちんは?

21: (えびふりゃー) 2021/10/03(日) 22:51:45.41 ID:l8p1nq3c

気が向いたらまたか〇ん会開いてくれ

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1633265441/

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